JP2017170855A - 射出成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸方向が移動方向に対し垂直または斜めとされるボルトで締結された、第1可動部材と第2可動部材の移動方向のずれを抑制できる、射出成形機の提供。
【解決手段】所定方向に移動する第1可動部材および第2可動部材と、前記第1可動部材と前記第2可動部材とを締結するボルトとを有し、前記ボルトは、先端側から、ねじ軸部と、第1ストレート軸部と、第2ストレート軸部とをこの順で同軸に有し、前記第1可動部材および前記第2可動部材は、境界を挟んで少なくとも片側にねじ穴および第1ストレート穴を有し、前記境界を挟んで前記第1ストレート穴とは反対側に第2ストレート穴を有し、前記ねじ穴で前記ねじ軸部と螺合し、前記第1ストレート穴の壁面で前記第1ストレート軸部の外周面を受け、前記第2ストレート穴の壁面で前記第2ストレート軸部の外周面を受ける、射出成形機。
【選択図】図4

Description

本発明は、射出成形機に関する。
特許文献1に記載の射出成形機は、加熱筒と、加熱筒内に軸方向に進退自在に挿入して設けられた射出スクリュと、射出スクリュを延長軸に固着するカップリングとを有する。延長軸やカップリングなどは、射出スクリュをプッシャープレートに連結する連結部材を構成している。プッシャープレートを前進させることで、射出スクリュが前進し、射出スクリュの前方に貯えられた溶融樹脂が加熱筒から金型内に射出される。
特開2002−307516号公報
図5は、従来の射出スクリュと延長軸とを連結するカップリングの断面図である。図5において紙面垂直方向が、射出スクリュや延長軸の移動方向であって、カップリング100の移動方向である。
従来のカップリング100は、フランジを分割した複数の分割体101、102を有する。複数の分割体101、102は、ボルト103で締結される。ボルト103の軸方向は、分割体101、102の移動方向に対し垂直とされる。分割体101、102は、境界を挟んで両側にボルト103のねじ軸部103aが螺合するボルト穴104を有する。また、分割体101、102は、境界を挟んでボルト穴104とは反対側に、ストレート穴105を有する。ストレート穴105は、ボルト穴104の延長線上に配される。
ストレート穴105の壁面は、ボルト103のねじ軸部103aとの間に大きな隙間を形成する。この大きな隙間は分割体101、102の移動方向にも形成されている。そのため、移動と停止の繰り返しによる衝撃で、分割体101、102が移動方向にずれることがあった。この問題は、ボルト103の軸方向が分割体101、102の移動方向に対し斜めとされる場合にも生じうる。
射出成形機は、様々な場所に、軸方向が移動方向に対し垂直または斜めとされるボルトと、そのボルトで締結された第1可動部材および第2可動部材を有しており、同様の問題を有していた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、軸方向が移動方向に対し垂直または斜めとされるボルトで締結された、第1可動部材と第2可動部材の移動方向のずれを抑制できる、射出成形機の提供を主な目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、
所定方向に移動する第1可動部材および第2可動部材と、
前記第1可動部材と前記第2可動部材とを締結するボルトとを有し、
前記ボルトの軸方向は、前記所定方向に対し垂直または斜めとされ、
前記ボルトは、先端側から、ねじ軸部と、第1ストレート軸部と、第2ストレート軸部とをこの順で同軸に有し、
前記第1可動部材および前記第2可動部材は、境界を挟んで少なくとも片側にねじ穴および第1ストレート穴を有し、前記境界を挟んで前記第1ストレート穴とは反対側に第2ストレート穴を有し、前記ねじ穴で前記ねじ軸部と螺合し、前記第1ストレート穴の壁面で前記第1ストレート軸部の外周面を受け、前記第2ストレート穴の壁面で前記第2ストレート軸部の外周面を受ける、射出成形機が提供される。
本発明の一態様によれば、軸方向が移動方向に対し垂直または斜めとされるボルトで締結された、第1可動部材と第2可動部材の移動方向のずれを抑制できる、射出成形機が提供される。
一実施形態による射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。 一実施形態による射出成形機の型締時の状態を示す図である。 一実施形態によるスクリュと駆動軸とを連結する連結具の断面図である。 図3のIV-IV線に沿った断面図である。 従来の射出スクリュと延長軸とを連結するカップリングの断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明するが、各図面において、同一の又は対応する構成については同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。
図1は、一実施形態による射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。図2は、一実施形態による射出成形機の型締時の状態を示す図である。図1および図2に示すように、射出成形機は、フレームFrと、型締装置10と、射出装置40と、制御装置90とを有する。
先ず、型締装置10について説明する。型締装置10の説明では、型閉時の可動プラテン13の移動方向(図1および図2中右方向)を前方とし、型開時の可動プラテン13の移動方向(図1および図2中左方向)を後方として説明する。
型締装置10は、金型装置30の型閉、型締、型開を行う。型締装置10は、固定プラテン12、可動プラテン13、サポートプラテン15、タイバー16、トグル機構20、型締モータ21および運動変換機構25を有する。
固定プラテン12は、フレームFrに対し固定される。固定プラテン12における可動プラテン13との対向面に固定金型32が取り付けられる。
可動プラテン13は、可動ベースBaにボルト131などで固定される。可動ベースBaはフレームFr上に敷設されるガイド(例えばガイドレール)17に沿って移動自在とされ、可動プラテン13が固定プラテン12に対し進退自在とされる。可動プラテン13における固定プラテン12との対向面に可動金型33が取り付けられる。
固定プラテン12に対し可動プラテン13を進退させることにより、型閉、型締、型開が行われる。固定金型32と可動金型33とで金型装置30が構成される。
サポートプラテン15は、固定プラテン12と間隔をおいて連結され、フレームFr上に型開閉方向に移動自在に載置される。尚、サポートプラテン15は、フレームFr上に敷設されるガイドに沿って移動自在とされてもよい。サポートプラテン15のガイドは、可動プラテン13のガイド17と共通のものでもよい。
尚、本実施形態では、固定プラテン12がフレームFrに対し固定され、サポートプラテン15がフレームFrに対し型開閉方向に移動自在とされるが、サポートプラテン15がフレームFrに対し固定され、固定プラテン12がフレームFrに対し型開閉方向に移動自在とされてもよい。
タイバー16は、固定プラテン12とサポートプラテン15とを間隔をおいて連結する。タイバー16は、複数本用いられてよい。各タイバー16は、型開閉方向に平行とされ、型締力に応じて伸びる。少なくとも1本のタイバー16には型締力検出器18が設けられる。型締力検出器18は、タイバー16の歪みを検出することによって型締力を検出し、検出結果を示す信号を制御装置90に送る。
尚、型締力検出器18は、歪みゲージ式に限定されず、圧電式、容量式、油圧式、電磁式などでもよく、その取り付け位置もタイバー16に限定されない。
トグル機構20は、固定プラテン12に対し可動プラテン13を移動させる。トグル機構20は、可動プラテン13とサポートプラテン15との間に配設される。トグル機構20は、クロスヘッド20a、一対のリンク群などで構成される。各リンク群は、ピンなどで屈伸自在に連結される複数のリンク20b、20cを有する。一方のリンク20bは可動プラテン13に揺動自在に取付けられ、他方のリンク20cはサポートプラテン15に揺動自在に取付けられる。クロスヘッド20aを進退させると、複数のリンク20b、20cが屈伸し、サポートプラテン15に対し可動プラテン13が進退する。
型締モータ21は、サポートプラテン15に取付けられており、トグル機構20を作動させる。型締モータ21は、クロスヘッド20aを進退させることにより、リンク20b、20cを屈伸させ、可動プラテン13を進退させる。
運動変換機構25は、型締モータ21の回転運動を直線運動に変換してクロスヘッド20aに伝達する。運動変換機構25は、例えばボールねじ機構などで構成される。
型締装置10の動作は、制御装置90によって制御される。制御装置90は、型閉工程、型締工程、型開工程などを制御する。
型閉工程では、型締モータ21を駆動してクロスヘッド20aを設定速度で前進させることにより、可動プラテン13を前進させ、可動金型33を固定金型32に接触させる。クロスヘッド20aの位置や速度は、例えば型締モータ21のエンコーダ21aなどにより検出される。その検出結果を示す信号が、制御装置90に送られる。
型締工程では、型締モータ21をさらに駆動してクロスヘッド20aを設定位置までさらに前進させることで型締力を生じさせる。型締時に可動金型33と固定金型32との間にキャビティ空間34が形成され、キャビティ空間34に液状の成形材料が充填される。充填された成形材料が固化されることで、成形品が得られる。キャビティ空間34の数は複数でもよく、その場合、複数の成形品が同時に得られる。
型開工程では、型締モータ21を駆動してクロスヘッド20aを設定速度で後退させることにより、可動プラテン13を後退させ、可動金型33を固定金型32から離間させる。
尚、本実施形態の型締装置10は、駆動源として、型締モータ21を有するが、型締モータ21の代わりに、油圧シリンダを有してもよい。また、型締装置10は、型開閉用にリニアモータを有し、型締用に電磁石を有してもよい。
また、本実施形態の型締装置10は、型開閉方向が水平方向の横型であるが、型開閉方向が鉛直方向の竪型でもよい。
次に、射出装置40について説明する。射出装置40の説明では、型締装置10の説明と異なり、充填時のスクリュ43の移動方向(図1および図2中左方向)を前方とし、計量時のスクリュ43の移動方向(図1および図2中右方向)を後方として説明する。
射出装置40はスライドベースSbにボルト401などで固定され、スライドベースSbはフレームFr上に敷設されるガイドに沿って進退自在とされる。これにより、射出装置40は金型装置30に対し進退自在とされる。射出装置40は、金型装置30にタッチされ、金型装置30内に成形材料を充填する。
射出装置40は、例えば、シリンダ41、ノズル42、スクリュ43、冷却器44、計量モータ45、射出モータ46、圧力検出器47、加熱器48、および温度検出器49を有する。
シリンダ41は、供給口41aから内部に供給された成形材料を加熱する。供給口41aはシリンダ41の後部に形成される。シリンダ41の後部の外周には、水冷シリンダなどの冷却器44が設けられる。冷却器44よりも前方において、シリンダ41の外周には、バンドヒータなどの加熱器48と温度検出器49とが設けられる。
シリンダ41は、シリンダ41の軸方向(図1および図2中左右方向)に複数のゾーンに区分される。各ゾーンに加熱器48と温度検出器49とが設けられる。ゾーン毎に、温度検出器49の実測温度が設定温度になるように、制御装置90が加熱器48を制御する。
ノズル42は、シリンダ41の前端部に設けられ、金型装置30に対し押し付けられる。ノズル42の外周には、加熱器48と温度検出器49とが設けられる。ノズル42の実測温度が設定温度になるように、制御装置90が加熱器48を制御する。
スクリュ43は、シリンダ41内において回転自在に且つ進退自在に配設される。スクリュが特許請求の範囲に記載の射出部材に対応する。
計量モータ45は、スクリュ43を回転させることにより、スクリュ43の螺旋状の溝に沿って成形材料を前方に送る。成形材料は、前方に送られながら、シリンダ41からの熱によって徐々に溶融される。液状の成形材料がスクリュ43の前方に送られシリンダ41の前部に蓄積されるにつれ、スクリュ43が後退させられる。
射出モータ46は、スクリュ43を進退させる。射出モータ46は、スクリュ43を前進させることにより、スクリュ43の前方に蓄積された液状の成形材料をシリンダ41から射出し金型装置30内に充填させる。その後、射出モータ46は、スクリュ43を前方に押し、金型装置30内の成形材料に圧力をかける。不足分の成形材料が補充できる。射出モータ46とスクリュ43との間には、射出モータ46の回転運動をスクリュ43の直線運動に変換する運動変換機構が設けられる。この運動変換機構は、ボールねじ機構などで構成される。
圧力検出器47は、例えば射出モータ46とスクリュ43との間に配設され、スクリュ43が成形材料から受ける圧力、スクリュ43に対する背圧などを検出する。スクリュ43が成形材料から受ける圧力は、スクリュ43から成形材料に作用する圧力に対応する。圧力検出器47は、その検出結果を示す信号を制御装置90に送る。
射出装置40の動作は、制御装置90によって制御される。制御装置90は、充填工程、保圧工程、計量工程などを制御する。
充填工程では、射出モータ46を駆動してスクリュ43を設定速度で前進させ、スクリュ43の前方に蓄積された液状の成形材料を金型装置30内に充填させる。スクリュ43の位置や速度は、例えば射出モータ46のエンコーダ46aにより検出される。その検出結果を示す信号が制御装置90に送られる。スクリュ43の位置が設定位置に達すると、充填工程から保圧工程への切替(所謂、V/P切替)が行われる。スクリュ43の設定速度は、スクリュ43の位置や時間などに応じて変更されてよい。
尚、充填工程においてスクリュ43の位置が設定位置に達した後、その設定位置にスクリュ43を一時停止させ、その後にV/P切替が行われてもよい。V/P切替の直前において、スクリュ43の停止の代わりに、スクリュ43の微速前進または微速後退が行われてもよい。
保圧工程では、射出モータ46を駆動してスクリュ43を設定圧力で前方に押し、金型装置30内の成形材料に圧力をかける。不足分の成形材料が補充できる。成形材料の圧力は、例えば圧力検出器47により検出される。その検出結果を示す信号が制御装置90に送られる。
保圧工程では金型装置30内の成形材料が徐々に冷却され、保圧工程完了時にはキャビティ空間34の入口が固化した成形材料で塞がれる。この状態はゲートシールと呼ばれ、キャビティ空間34からの成形材料の逆流が防止される。保圧工程後、冷却工程が開始される。冷却工程では、キャビティ空間34内の成形材料の固化が行われる。成形サイクルの短縮のため、冷却工程中に計量工程が行われてよい。
計量工程では、計量モータ45を駆動してスクリュ43を設定回転数で回転させ、スクリュ43の螺旋状の溝に沿って成形材料を前方に送る。これに伴い、成形材料が徐々に溶融される。液状の成形材料がスクリュ43の前方に送られシリンダ41の前部に蓄積されるにつれ、スクリュ43が後退させられる。スクリュ43の回転数は、例えば計量モータ45のエンコーダ45aにより検出される。その検出結果を示す信号が制御装置90に送られる。
計量工程では、スクリュ43の急激な後退を制限すべく、射出モータ46を駆動してスクリュ43に対して設定背圧を加えてよい。スクリュ43に対する背圧は、例えば圧力検出器47により検出される。その検出結果を示す信号が制御装置90に送られる。スクリュ43が設定位置まで後退し、スクリュ43の前方に所定量の成形材料が蓄積されると、計量工程が終了する。
制御装置90は、図1や図2に示すようにCPU(Central Processing Unit)91と、メモリなどの記憶媒体92と、入力インターフェイス93と、出力インターフェイス94とを有する。制御装置90は、記憶媒体92に記憶されたプログラムをCPU91に実行させることにより、各種の制御を行う。また、制御装置90は、入力インターフェイス93で外部からの信号を受信し、出力インターフェイス94で外部に信号を送信する。
ところで、射出成形機は、様々な場所に、軸方向が移動方向に対し垂直または斜めとされるボルトと、該ボルトで締結された第1可動部材および第2可動部材を有する。以下、第1可動部材や第2可動部材、ボルトが、スクリュ43と駆動軸との連結に用いられる場合について説明する。
図3は、一実施形態によるスクリュと駆動軸とを連結する連結具の断面図である。図3において、スクリュ43や駆動軸50、連結具51の移動方向は左右方向である。図3に示すように、射出装置40は、スクリュ43および駆動軸50を連結する連結具51を有する。
スクリュ43は、前側から後側に向かって、スクリュねじ軸431、中間軸432、スプライン軸433をこの順で同軸に有する。スクリュねじ軸431は、シリンダ41内に挿入され、シリンダ41内に供給される成形材料を送る螺旋状の溝を形成する。中間軸432は、スクリュねじ軸431とスプライン軸433との間に形成され、スクリュねじ軸431やスプライン軸433よりも小さい外径を有する。スプライン軸433は、シリンダ41から後方に突出する。
駆動軸50は、スクリュ43を駆動する。例えば、駆動軸50は、計量モータ45(図1および図2参照)の駆動力、および射出モータ46(図1および図2参照)の駆動力をスクリュ43に伝達する。駆動軸50は、スクリュ43の後端部(より詳細にはスプライン軸433の後端部)を後方から押さえる。
連結具51は、スクリュ43と駆動軸50とを連結する。連結具51は、例えば、カップリング52と、カップリングボルト53と、押さえフランジ55と、押さえボルト56と、締結ボルト57(図4参照)とを有する。
カップリング52は、スプライン軸433に対応するスプライン穴を有する。スプライン軸433は、スプライン穴に挿入され、カップリング52に対してスプライン締結され、カップリング52と共に回転する。
カップリングボルト53は、カップリング52を駆動軸50に対し固定する。カップリングボルト53は、スクリュ43に対して平行とされ、スクリュ43の周りに間隔をおいて複数配設される。
尚、カップリング52は、図3では駆動軸50とは別に形成されるが、一体に形成されてもよい。
押さえフランジ55は、中央に貫通穴を有する。押さえフランジ55の内径は、中間軸432の外径よりも大きく、スプライン軸433の外径よりも小さい。一方、押さえフランジ55の外径は、スプライン軸433の外径よりも大きい。
押さえフランジ55は、スクリュねじ軸431とスプライン軸433との間に形成される溝434に嵌め込まれる。そのため、押さえフランジ55は、周方向に分割されており、複数の分割体551、552(図4参照)を有する。複数の分割体551、552の一方が特許請求の範囲に記載の第1可動部材に、複数の分割体551、552の他方が特許請求の範囲に記載の第2可動部材に対応する。
押さえボルト56は、押さえフランジ55をカップリング52に対し固定する。押さえボルト56は、スクリュ43に対して平行とされ、スクリュ43の周りに間隔をおいて複数配設される。
押さえボルト56を締めることで、押さえフランジ55がスプライン軸433を駆動軸50に押し付ける。これにより、駆動軸50とスクリュ43の間にクリアランスがなくなり、進退と停止を繰り返すことによる駆動軸50とスクリュ43との衝突が抑制でき、異常摩耗や異常変形などの故障が低減できる。
押さえフランジ55がスプライン軸433を駆動軸50に押し付けた状態で、押さえフランジ55とカップリング52との間には隙間が形成されてよい。隙間がない場合に比べて、押さえボルト56を締める力がスプライン軸433を駆動軸50に押し付ける力に効率良く変換できる。
図4は、図3のIV-IV線に沿った断面図である。図4において、連結具51の移動方向は紙面垂直方向である。
締結ボルト57は、複数の分割体551、552を締結する。締結ボルト57の軸方向は、複数の分割体551、552の移動方向に対し垂直とされる。締結ボルト57が特許請求の範囲に記載のボルトに対応する。尚、締結ボルト57の軸方向は、複数の分割体551、552の移動方向に対し斜めとされてもよい。
締結ボルト57は、先端側から、ねじ軸部571と、第1ストレート軸部572と、第2ストレート軸部573と、頭部574とをこの順で同軸に有する。第1ストレート軸部572と第2ストレート軸部573とは同一の軸径を有してよい。第1ストレート軸部572や第2ストレート軸部573は、ねじ軸部571とは異なり、外周にねじ溝を有しておらず、例えば円柱状に形成されている。
複数の分割体551、552は、境界を挟んで少なくとも片側(図4では両側)にねじ穴553および第1ストレート穴554を有し、境界を挟んで第1ストレート穴554とは反対側に第2ストレート穴555とを有する。第2ストレート穴555は、第1ストレート穴554の延長線上に配される。第1ストレート穴554や第2ストレート穴555は、ねじ穴553とは異なり、壁面にねじ溝を有していない。その壁面は、円柱面であってよい。
複数の分割体551、552は、ねじ穴553でねじ軸部571と螺合し、第1ストレート穴554の壁面で第1ストレート軸部572の外周面を受け、第2ストレート穴555の壁面で第2ストレート軸部573の外周面を受ける。
第1ストレート軸部572の軸径(直径)は、嵌め合いのため、第1ストレート穴554の穴径(直径)よりも僅かに小さい。第1ストレート軸部572の軸径は、例えば第1ストレート穴554の穴径の98%以上である。また、第1ストレート軸部572の軸径は、例えば第1ストレート穴554の穴径を基準として0.2mm以下の範囲で小さい。
同様に、第2ストレート軸部573の軸径は、嵌め合いのため、第2ストレート穴555の穴径よりも僅かに小さい。第2ストレート軸部573の軸径は、例えば第2ストレート穴555の穴径の98%以上である。また、第2ストレート軸部573の軸径は、例えば第2ストレート穴555の穴径を基準として0.2mm以下の範囲で小さい。
以上説明したように、本実施形態の分割体551、552は、第1ストレート穴554の壁面で第1ストレート軸部572の外周面を受けると共に、第2ストレート穴555の壁面で第2ストレート軸部573の外周面を受ける。よって、従来とは異なり、締結ボルト57と分割体551、552との間に移動方向に広がる隙間がほとんどなく、複数の分割体551、552の移動方向のずれを抑制できる。これにより、締結ボルト57の変形を抑制でき、締結ボルト57の耐久性を向上できる。
このように、本実施形態によれば、複数の分割体551、552の移動方向(図3中左右方向)のずれを抑制できるため、押さえフランジ55とカップリング52との間に形成される隙間を精度良く調整できる。よって、押さえボルト56の締め付け力によってスプライン軸433を駆動軸50に確実に押し付けることができ、進退と停止を繰り返すことによる駆動軸50とスクリュ43との衝突がより抑制でき、異常摩耗や異常変形などの故障がより低減できる。
また、本実施形態によれば、第1ストレート軸部572と第2ストレート軸部573とは、同一の軸径を有する。第1ストレート軸部572と第2ストレート軸部573との間に段差がなくなることで、その間の応力集中が抑制でき、締結ボルト57の耐久性が向上できる。特に、図5に示す従来のボルト103のようにねじ軸部103aが分割体101、102の境界を横切る場合とは異なり、境界付近にねじ山やねじ谷がないため、境界付近での応力集中が低減でき、締結ボルト57の折れが抑制できる。
以上、射出成形機の実施形態等について説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
例えば、上記実施形態では、スクリュ43および駆動軸50を連結する連結具51に本発明を適用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、特許請求の範囲に記載のボルトは、可動プラテン13と可動ベースBaとを締結するボルト131でもよいし、射出装置40とスライドベースSbとを締結するボルト401でもよい。
上記実施形態の射出装置40は、インライン・スクリュ方式であるが、プリプラ方式でもよい。プリプラ方式の射出装置は、可塑化シリンダ内で溶融された成形材料を射出シリンダに供給し、射出シリンダから金型装置内に成形材料を射出する。可塑化シリンダ内にはスクリュが回転自在にまたは回転自在に且つ進退自在に配設され、射出シリンダ内にはプランジャが進退自在に配設される。射出シリンダおよび可塑化シリンダの少なくとも一方が特許請求の範囲に記載のシリンダに対応し、スクリュおよびプランジャの少なくとも一方が特許請求の範囲に記載の射出部材に対応する。
10 型締装置
13 可動プラテン
40 射出装置
41 シリンダ
42 ノズル
43 スクリュ
45 計量モータ
46 射出モータ
50 駆動軸
51 連結具
52 カップリング
53 カップリングボルト
55 押さえフランジ
551 分割体
552 分割体
553 ねじ穴
554 第1ストレート穴
555 第2ストレート穴
56 押さえボルト
57 締結ボルト
571 ねじ軸部
572 第1ストレート軸部
573 第2ストレート軸部

Claims (3)

  1. 所定方向に移動する第1可動部材および第2可動部材と、
    前記第1可動部材と前記第2可動部材とを締結するボルトとを有し、
    前記ボルトの軸方向は、前記所定方向に対し垂直または斜めとされ、
    前記ボルトは、先端側から、ねじ軸部と、第1ストレート軸部と、第2ストレート軸部とをこの順で同軸に有し、
    前記第1可動部材および前記第2可動部材は、境界を挟んで少なくとも片側にねじ穴および第1ストレート穴を有し、前記境界を挟んで前記第1ストレート穴とは反対側に第2ストレート穴を有し、前記ねじ穴で前記ねじ軸部と螺合し、前記第1ストレート穴の壁面で前記第1ストレート軸部の外周面を受け、前記第2ストレート穴の壁面で前記第2ストレート軸部の外周面を受ける、射出成形機。
  2. 前記第1ストレート軸部と前記第2ストレート軸部とは、同一の軸径を有する、請求項1に記載の射出成形機。
  3. 内部に供給される成形材料を加熱するシリンダと、
    該シリンダ内において進退自在に配設される射出部材とを有し、
    前記第1可動部材、前記第2可動部材および前記ボルトは、前記射出部材と前記射出部材を駆動する駆動軸との連結に用いられる、請求項1または2に記載の射出成形機。
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