JP2017170343A - 殺菌容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】電力供給が不安定な場所でも使用可能な殺菌容器を提供する。【解決手段】殺菌容器は、内部に注液するための開口部11であって、飲用口を兼ねる開口部11を有し、かつ、液体が貯められる容器部10と、開口部11を塞ぐための、容器部10に着脱可能な蓋部20と、容器部10の内部に配置され、容器部10に貯められる液体に紫外線を照射することで、液体を殺菌する紫外線光源部30と、容器部10又は蓋部20に設けられた圧電素子60と、圧電素子60が発電した電力を用いて紫外線光源部30を点灯させる駆動回路部40とを備える。【選択図】図2
Description
本発明は、液体の殺菌機能を有する殺菌容器に関する。
従来、家庭に配水されている水道水などを、紫外線によって殺菌してから飲用水として用いるということが行われている。これは、たとえ水道水であっても、マイクロコッカス菌又は大腸菌などの細菌が混入している場合があるためである。特に、発展途上国などにおいては、家庭用の水道水であっても充分に殺菌処理が行われていない場合、あるいは、配水途中で細菌が混入する場合がある。
家庭でも使用できる水殺菌装置としては、水道からの原水を濾過フィルタに通した後、流れる濾過水に紫外線を照射して殺菌し、殺菌後の水をタンクなどに貯水する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。タンクには、給水口(蛇口)が取り付けられており、当該給水口から給水して飲用水又は料理用の水として利用することができる。
上記従来の水殺菌装置では、紫外線を照射するためには、電力供給を受ける必要がある。このため、電力供給が安定しない地域では、紫外線を照射することができず、水を殺菌することができない。
そこで、本発明は、電力供給の不安定な場所でも使用可能な殺菌容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る殺菌容器は、内部に注液するための開口部であって、飲用口を兼ねる開口部を有し、かつ、液体が貯められる容器部と、前記開口部を塞ぐための、前記容器部に着脱可能な蓋部と、前記容器部の内部に配置され、前記容器部に貯められる液体に紫外線を照射することで、前記液体を殺菌する紫外線光源部と、前記容器部又は前記蓋部に設けられた圧電素子と、前記圧電素子が発電した電力を用いて前記紫外線光源部を点灯させる駆動回路部とを備える。
本発明に係る殺菌容器によれば、電力供給の不安定な場所でも使用することができる。
以下では、本発明の実施の形態に係る殺菌容器について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
まず、本実施の形態に係る殺菌容器の一例である蓋付きマグの概要について、図1及び図2を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係る殺菌容器の一例である蓋付きマグの概要について、図1及び図2を用いて説明する。
図1は、本実施の形態に係る蓋付きマグ1の斜視図である。図2は、本実施の形態に係る蓋付きマグ1の蓋部20を取り外した状態を示す斜視図である。なお、各図において、蓋付きマグ1の上下方向をz軸方向とし、当該上下方向に交差する2つの互いに直交する方向をx軸方向及びy軸方向とする。
本実施の形態に係る蓋付きマグ1は、水などの液体を貯める容器(いわゆる水筒)であり、必要なタイミングで貯められた水を飲用水又は料理用水などとしてユーザに提供することができる。具体的には、蓋付きマグ1は、水道水、井戸水、湧き水、雨水などの水(以下、「未殺菌水」と記載する)に紫外線を照射することで殺菌する。蓋付きマグ1は、殺菌後の水(以下、「殺菌水」と記載する)を飲用水などとしてユーザに提供する。なお、未殺菌水とは、本実施の形態に係る蓋付きマグ1による殺菌を行う前の液体を意味し、他の手段によって殺菌済の液体も含む概念である。例えば、蓋付きマグ1には、市販のペットボトルの飲料水が入れられてもよい。
本実施の形態に係る蓋付きマグ1は、可搬性を有する。つまり、蓋付きマグ1は、小型、かつ、軽量であり、持ち運び可能である。蓋付きマグ1は、例えば、人が手で持てる大きさである。
図2に示すように、蓋付きマグ1は、注水口と飲用口とを兼ねた開口部11を有する容器部10と、開口部11を塞ぐための蓋部20とを備える。蓋部20は、容器部10に対して着脱可能である。
ユーザは、蓋付きマグ1の蓋部20を取り外して、開口部11を介して容器部10の内部に注水した後、蓋部20を取り付ける。蓋付きマグ1は、容器部10に貯められた水に紫外線を照射して、当該水を殺菌する。その後、ユーザは、蓋部20を取り外して、容器部10の内部に貯められた殺菌水を、開口部11を介して取り出し、飲用水などとして利用することができる。蓋付きマグ1の動作及び使用方法の詳細については、後で説明する。
図3は、本実施の形態に係る蓋付きマグ1の分解斜視図である。なお、図3には、容器部10を示していない。図4は、本実施の形態に係る蓋付きマグ1の部分断面斜視図である。具体的には、図4は、図1のIV−IV線における断面を示している。
図3に示すように、蓋付きマグ1は、さらに、紫外線光源部30と、駆動回路部40と、バッテリー部50と、圧電素子60と、表示部70と、スイッチ部80とを備える。
以下では、本実施の形態に係る蓋付きマグ1が備える各構成要素について、図1〜図4を適宜参照しながら詳細に説明する。
[容器部]
容器部10は、内部に液体が貯められる容器部である。容器部10は、内部に注液するための開口部11を有する。液体は、具体的には、水であるが、お茶又はジュースなどでもよい。
容器部10は、内部に液体が貯められる容器部である。容器部10は、内部に注液するための開口部11を有する。液体は、具体的には、水であるが、お茶又はジュースなどでもよい。
開口部11は、注水口と飲用口とを兼ねている。なお、飲用口とは、具体的にはユーザが水を飲む際に直接、口を付ける部分を意味するが、これに限定されない。飲用口は、ユーザが飲むための水が取り出される給水口を意味する。つまり、ユーザが直接、口を付けることができるか否かは問われず、開口部11は、内部への注水と外部への給水との双方に利用される開口である。
本実施の形態では、容器部10は、開口部11以外に、内部への注水及び外部への給水を行うための開口を備えない。開口部11は、容器部10の内部と外部とを連通する唯一の開口である。
容器部10の容量は、例えば500mLであるが、これに限定されない。容器部10は、例えば、人が片手又は両手で持てる程度の大きさである。
容器部10の形状は、図1及び図2に示すように有底略円筒形状であるが、これに限定されない。容器部10の形状は、有底角筒形状でもよく、あるいは、開口部11が底部より小さい形状(いわゆるボトル状)でもよい。
本実施の形態では、容器部10は、保温機能を有する。具体的には、容器部10は、内側容器と外側容器との二重構造を有する。内側容器と外側容器との間は、真空などの減圧された空間である。これにより、内側容器と外側容器との間で熱伝導が抑制され、内部に貯められる液体の温度を保つことができる。
容器部10の内側容器は、ステンレス又はアルミニウムなどの金属材料を用いて形成されている。これにより、容器部10の内面で紫外線光源部30が発する紫外線を反射させることができるので、効率良く水を殺菌することができる。なお、容器部10の外側容器は、例えば、ポリプロピレン(PP)などの樹脂材料から形成される。
なお、容器部10は、保温機能を有していなくてもよく、二重構造を有していなくてもよい。また、容器部10は、樹脂材料を用いて成形されて、その内面がめっき処理などによって金属材料で覆われていてもよい。
[蓋部]
蓋部20は、開口部11を塞ぐための、容器部10に着脱可能な蓋部である。蓋部20は、容器部10に取り付けられることで、開口部11を塞ぐことができる。
蓋部20は、開口部11を塞ぐための、容器部10に着脱可能な蓋部である。蓋部20は、容器部10に取り付けられることで、開口部11を塞ぐことができる。
蓋部20が容器部10に取り付けられた状態、すなわち、蓋部20が開口部11を塞いだ状態では、蓋部20と開口部11との間には隙間は形成されておらず、容器部10の内部から外部に光(紫外線)は漏れない。また、蓋部20が開口部11を塞いだ状態では、容器部10に貯められた水は、外部に漏れ出ない。
本実施の形態では、蓋部20は、ネジ式の蓋である。具体的には、蓋部20には雌ねじが設けられ、当該雌ねじに螺合する雄ねじが容器部10の開口部11の近傍に設けられている。蓋部20を容器部10に対して回動させることで、蓋部20は、容器部10に取り付けられて開口部11を塞ぐことができる。なお、蓋部20の回動軸は、円筒形状の蓋付きマグ1の中心軸(z軸方向)である。
なお、蓋部20は、押し込み式又はスライド式などの蓋でもよく、容器部10への取り付け方式は特に限定されない。例えば、蓋部20は、容器部10の開口部11に対して押し込むことで容器部10に取り付けられてもよい。
蓋部20の形状は、図1及び図2に示すように、両端が閉じられた略円筒形状であるが、これに限定されない。蓋部20の形状は、容器部10の開口部11の形状に対応し、開口部11を塞ぐことができる形状である。
図2及び図4に示される蓋部20の裏面20aは、容器部10の開口部11を塞ぐための面である。図3及び図4に示される蓋部20の表面20bは、裏面20aの反対側の面である。なお、本実施の形態では、蓋部20が容器部10に取り付けられた状態(図4参照)において裏面20aから表面20bに向かう方向、すなわち、z軸正方向を「上方」と記載し、その反対方向を「下方」と記載する場合がある。
図3に示すように、蓋部20は、蓋ベース21と、電池蓋22と、密閉パッキン23と、防水パッキン24とを備える。
蓋ベース21は、蓋部20の本体である。蓋ベース21の形状は、有底略円筒形状である。図2に示すように、蓋ベース21の底部211の外面が蓋部20の裏面20aである。蓋ベース21と電池蓋22とが組み合わされて略円筒形状の蓋部20の外郭が形成される。蓋ベース21は、例えば、ポリプロピレンなどの樹脂材料から形成される。
本実施の形態では、図4に示すように、底部211には、容器部10の開口部11に合わせて凹凸が設けられている。つまり、底部211は、凹部212と、凸部213とを有する。凹部212は、蓋ベース21の外周に沿って設けられた環状の凹部(溝)である。凸部213は、周囲を凹部212に囲まれた略円柱状の凸部であり、下方(z軸方向の負側)に向けて突出している。
凹部212には、容器部10の開口部11の縁が挿入される。本実施の形態では、凹部212には、雌ねじが設けられており、開口部11の縁の外側面に設けられた雄ねじと螺合する。
凸部213は、蓋部20が容器部10に取り付けられた場合に、開口部11を介して挿入されて容器部10の内方に位置する。本実施の形態では、図2に示すように、凸部213に紫外線光源部30が取り付けられている。
具体的には、図4に示すように、凸部213には、略中央部分にz軸方向に貫通する孔部214が設けられている。紫外線光源部30のUVランプ31が孔部214に挿入されて取り付けられている。孔部214の内面には、雌ねじが設けられており、UVランプ31の外周に設けられた雄ねじと螺合する。
なお、裏面20aは、例えば、金属面である。具体的には、凸部213の下面は、例えばアルミニウムなどの金属膜で覆われている。これにより、紫外線光源部30が発する紫外線を反射させることができるので、効率良く水を殺菌することができる。なお、蓋ベース21がステンレス又はアルミニウムなどの金属材料を用いて形成されてもよい。
電池蓋22は、蓋ベース21の開口を覆う蓋である。電池蓋22の形状は、扁平な有底略円筒形状である。図3に示すように、電池蓋22の底部221の外面が蓋部20の表面20bである。電池蓋22は、例えば、ポリプロピレンなどの樹脂材料から形成される。
本実施の形態では、図4に示すように、底部221の内面(表面20bの反対側の面)から突起部222が下方に向けて立設している。上面視において、突起部222の周囲には一部を除いてスリットが設けられており、突起部222は、z軸方向に移動可能である。図4に示すように、突起部222の上面にスイッチ部80が固定されている。突起部222は、スイッチ部80が押下(オン)されたときに下方に移動して、駆動回路部40のスイッチ素子42を押下する。
電池蓋22は、例えば、蓋ベース21に対して着脱可能でもよい。例えば、電池蓋22は、ネジ式の蓋である。これにより、電池蓋22を容易に蓋ベース21から取り外すことで、バッテリー部50(具体的には、電池51)の交換を行うことができる。
密閉パッキン23は、図4に示すように、蓋部20の裏面20a側に設けられている。具体的には、密閉パッキン23は、蓋ベース21の凸部213の外面に固定されている。図3に示すように、密閉パッキン23の形状は、略円筒形状である。密閉パッキン23は、例えば耐水性を有するゴムなどの樹脂材料から形成される。
密閉パッキン23は、蓋部20が容器部10に取り付けられた場合に、蓋部20と容器部10との間の隙間を塞ぐ。具体的には、密閉パッキン23は、開口部11と凸部213との間を塞ぐ。これにより、蓋部20が開口部11を完全に塞ぐことができ、容器部10の内部から水及び光が外部に漏れないようすることができる。
防水パッキン24は、図4に示すように、蓋ベース21と電池蓋22との間に設けられている。図3に示すように、防水パッキン24の形状は、略円環形状である。防水パッキン24は、例えば耐水性を有するゴムなどの樹脂材料から形成される。
防水パッキン24は、蓋ベース21と電池蓋22との間の隙間を介して水分が蓋ベース21の内部に進入するのを抑制する。これにより、蓋部20の内部に収容される駆動回路部40及びバッテリー部50などを水分から保護することができる。
[紫外線光源部]
紫外線光源部30は、容器部10の内部に配置される。本実施の形態では、紫外線光源部30は、蓋部20の裏面20a側に取り付けられている。このため、紫外線光源部30は、蓋部20が容器部10に取り付けられた場合に、容器部10の内部に配置される。また、図2に示すように、蓋部20が容器部10から取り外された場合に、蓋部20と紫外線光源部30とは一体的に容器部10から取り外される。
紫外線光源部30は、容器部10の内部に配置される。本実施の形態では、紫外線光源部30は、蓋部20の裏面20a側に取り付けられている。このため、紫外線光源部30は、蓋部20が容器部10に取り付けられた場合に、容器部10の内部に配置される。また、図2に示すように、蓋部20が容器部10から取り外された場合に、蓋部20と紫外線光源部30とは一体的に容器部10から取り外される。
紫外線光源部30は、容器部10に貯められる液体(具体的には、水)に紫外線を照射することで、当該液体を殺菌する。照射する紫外線は、例えば、200nm〜400nmの範囲にピーク波長を有する紫外線である。本実施の形態では、紫外線光源部30は、一例として、ピーク波長が253.7nmの紫外線を照射する。
図3に示すように、紫外線光源部30は、UVランプ31と、保護枠32と、ネジ33と、Oリング34とを備える。
UVランプ31は、駆動回路部40から電力を受けて紫外線を発する。UVランプ31としては、例えば、入力電力3Wのグロー電球(紫外線出力1W)を用いることができるが、これに限定されない。UVランプ31は、紫外線を発するLED(Light Emitting Diode)素子を用いてもよい。
UVランプ31は、裏面20aを貫通するように設けられている。具体的には、UVランプ31は、孔部214にねじ入れられて固定されている。なお、UVランプ31は、蓋ベース21に取り付けられた後、防水のために樹脂などを用いて固着されてもよい。
UVランプ31は、下面視において裏面20aの略中心に設けられている。これにより、容器部10に貯められた水に、略均等に紫外線を照射することができる。
UVランプ31及び保護枠32は、蓋部20が容器部10に取り付けられた場合に、図4に示すように、開口部11から挿入されて容器部10の内部に位置している。これにより、UVランプ31及び保護枠32は、容器部10に規定の水量(例えば500mL)の水が貯められた場合に、貯められた水に浸かる。
保護枠32は、UVランプ31の破損を防止するための立体格子状のカバーである。保護枠32は、UVランプ31を囲むように設けられている。保護枠32は、例えばステンレスなどの金属材料から形成される。
ネジ33は、保護枠32を蓋ベース21(具体的には、凸部213)に固定するためのネジであり、例えば、タッピンネジである。
Oリング34は、図4に示すように、UVランプ31と蓋部20(具体的には、孔部214)との間に設けられている。図3に示すように、Oリング34の形状は、略円環形状である。Oリング34は、例えば耐水性を有するゴムなどの樹脂材料から形成される。Oリング34は、UVランプ31と孔部214との間の隙間を介して水分が蓋部20の内部に進入するのを抑制する。これにより、蓋部20の内部に位置するUVランプ31の給電部分、駆動回路部40及びバッテリー部50などを水分から保護することができる。
[駆動回路部]
駆動回路部40は、蓋部20の内部に収納され、紫外線光源部30の点灯及び消灯を制御する。具体的には、駆動回路部40は、紫外線光源部30を点灯するタイミング及び消灯するタイミングを制御する。なお、駆動回路部40は、紫外線光源部30が出射する紫外線の強度、又は、紫外線を照射する期間を変更する制御を行ってもよい。
駆動回路部40は、蓋部20の内部に収納され、紫外線光源部30の点灯及び消灯を制御する。具体的には、駆動回路部40は、紫外線光源部30を点灯するタイミング及び消灯するタイミングを制御する。なお、駆動回路部40は、紫外線光源部30が出射する紫外線の強度、又は、紫外線を照射する期間を変更する制御を行ってもよい。
駆動回路部40は、圧電素子60が発電した電力を用いて紫外線光源部30を点灯させる。具体的には、駆動回路部40は、バッテリー部50に蓄積された電力を用いて紫外線光源部30を点灯させる。なお、圧電素子60が発電した電力は、バッテリー部50に蓄積される。
本実施の形態では、駆動回路部40は、紫外線光源部30の点灯が可能な点灯可能モードと、紫外線光源部30の点灯が禁止されている点灯禁止モードとを実行する。点灯可能モードでは、スイッチ部80がオンされたときに、駆動回路部40は、紫外線光源部30の点灯を行う。点灯禁止モードでは、スイッチ部80がオンされたとしても、駆動回路部40は、紫外線光源部30の点灯を行わない。
本実施の形態では、駆動回路部40は、図示しない開閉センサ又は水位センサなどに基づいて、点灯可能モードと点灯禁止モードとを切り替える。
例えば、開閉センサは、蓋部20が容器部10に正しく取り付けられているか否かを検知する。駆動回路部40は、蓋部20が容器部10に正しく取り付けられている場合、点灯可能モードを実行する。また、駆動回路部40は、蓋部20が容器部10から取り外されている場合、及び、蓋部20が容器部10に正しく取り付けられていない場合、点灯禁止モードを実行する。
また、例えば、水位センサは、容器部10の内部に液体(例えば、水)が所定量(例えば、500mL)貯められているか否かを検知する。駆動回路部40は、容器部10の内部に所定量の水が貯められている場合に、点灯可能モードを実行する。また、駆動回路部40は、容器部10の内部に所定量の水が貯められていない場合に、点灯禁止モードを実行する。
図3に示すように、駆動回路部40は、メイン回路基板41と、スイッチ素子42と、LED基板43と、ネジ44とを備える。
メイン回路基板41は、紫外線光源部30(具体的には、UVランプ31)の点灯及び消灯を制御する。つまり、メイン回路基板41は、バッテリー部50又は圧電素子60からUVランプ31への電力の供給の開始及び停止を制御するための回路基板である。メイン回路基板41は、例えば、マイコン(マイクロコントローラ)が実装された基板である。
メイン回路基板41は、スイッチ素子42からの制御信号に基づいて動作する。また、メイン回路基板41は、開閉センサ又は水位センサに基づいて、点灯可能モードと点灯禁止モードとを切り替える。
点灯可能モードの場合に、スイッチ部80がオンされたとき、メイン回路基板41は、予め定められた期間、紫外線光源部30を点灯させる。なお、当該期間は、容器部10に入れられた未殺菌水が殺菌されるのに十分な期間である。当該期間は、例えば、容器部10の容量と紫外線光源部30の紫外線の強度とに基づいて決定された期間である。
スイッチ素子42は、スイッチ部80の押下(オン)を検出し、制御信号をメイン回路基板41に出力する。スイッチ素子42は、例えば、LED基板43に実装されている。
本実施の形態では、スイッチ素子42は、スイッチ部80がオンされたことを検出した場合に、UVランプ31の点灯を開始するためのオン信号を制御信号としてメイン回路基板41に出力する。メイン回路基板41は、オン信号が入力された場合に、点灯可能モードであれば、UVランプ31を点灯させる。
LED基板43は、LED素子(図示せず)が実装された基板である。LED素子は、可視光を発する。LED素子が発した光は、表示部70を透過して外部に出射する。
本実施の形態では、LED基板43は、UVランプ31の点灯状態に応じてLED素子の点灯を制御する。具体的には、LED基板43は、UVランプ31の点灯中、すなわち、UVランプ31が紫外線を発している期間に、LED素子を点滅点灯させる。また、LED基板43は、UVランプ31の点灯終了後に、LED素子を連続点灯させる。
さらに、LED基板43は、UVランプ31の点灯終了後に蓋部20が容器部10から取り外された場合に、LED素子を消灯する。例えば、LED基板43は、開閉センサに電気的に接続されており、開閉センサによって蓋部20が容器部10から取り外されたことが検知されたときに、LED素子を消灯する。
ネジ44は、メイン回路基板41を蓋ベース21に固定するためのネジであり、例えば、タッピンネジである。なお、本実施の形態では、メイン回路基板41は、2つのネジ44と2つのネジ54とによって蓋ベース21の底部211に固定されている。LED基板43は、例えば、蓋ベース21の内部に設けられた突起(図示せず)に載置されている。
[バッテリー部]
バッテリー部50は、蓋部20の内部に収納され、紫外線光源部30に電力を供給するためのバッテリー部である。本実施の形態では、バッテリー部50は、駆動回路部40に電力を供給することで、紫外線光源部30だけでなく、表示部70のLED素子などにも電力を供給する。
バッテリー部50は、蓋部20の内部に収納され、紫外線光源部30に電力を供給するためのバッテリー部である。本実施の形態では、バッテリー部50は、駆動回路部40に電力を供給することで、紫外線光源部30だけでなく、表示部70のLED素子などにも電力を供給する。
図3に示すように、バッテリー部50は、電池51と、2つの電池端子52と、電池受け53と、ネジ54とを備える。
電池51は、駆動回路部40に電力を供給する電源の一例である。電池51は、例えば、圧電素子60が発電した電力を蓄積する蓄電池の一例である。電池51は、例えばリチウムイオン電池などの二次電池であるが、これに限定されない。なお、電池51は、圧電素子60からの電力だけでなく、蓋付きマグ1の外部から供給された電力を蓄積してもよい。例えば、蓋付きマグ1が電池51の充電用の端子などを備えていてもよく、当該端子を介して外部から供給された電力を電池51が蓄積してもよい。
2つの電池端子52は、一方が電池51の正極に接触し、他方が電池51の負極に接触するように配置されている。2つの電池端子52は、例えば、金属などの導電性材料を用いて形成されている。2つの電池端子52は、電池51の電力を駆動回路部40に供給する。
電池受け53は、電池51を支持するための部材である。電池受け53は、例えば、絶縁性の樹脂材料を用いて形成される。本実施の形態では、電池受け53は、電池51の約半分が収容される凹部を有している。電池51は、当該凹部に収容され、上部を電池蓋22に押さえられている。これにより、蓋部20の内部での電池51の移動が規制され、駆動回路部40への電力の供給の信頼性を高めることができる。
ネジ54は、電池受け53を蓋部20に固定するためのネジである。本実施の形態では、図4に示すように、ネジ54は、電池受け53と蓋ベース21との間にメイン回路基板41を挟んで固定している。ネジ54は、例えば、タッピンネジである。
なお、電池51は、着脱可能でもよい。すなわち、本実施の形態では、電池51を交換可能でもよい。これにより、電池51の容量が少なくなった(あるいは、なくなった)ときに、容量が少ない電池51を新しい電池51に取り替えることができる。例えば、電池蓋22を蓋ベース21から取り外すことで、電池51が外部に露出するので、容易に電池51の交換を行うことができる。
[圧電素子]
圧電素子(ピエゾ素子)60は、容器部10又は蓋部20に設けられている。本実施の形態では、圧電素子60は、容器部10の液体が貯められる空間に露出して配置されている。具体的には、図4に示すように、圧電素子60は、蓋部20の裏面20aに取り付けられている。
圧電素子(ピエゾ素子)60は、容器部10又は蓋部20に設けられている。本実施の形態では、圧電素子60は、容器部10の液体が貯められる空間に露出して配置されている。具体的には、図4に示すように、圧電素子60は、蓋部20の裏面20aに取り付けられている。
圧電素子60は、力が加えられたときに発電する素子である。本実施の形態では、圧電素子60は、蓋付きマグ1を振ったときに内部で移動する液体の力を利用して発電する。
図5は、本実施の形態に係る蓋付きマグ1を振ったときの内部の様子を模式的に示す断面図である。図5の(a)は、蓋付きマグ1が静止中(例えば、机の上などに置かれている場合)の内部の様子を示している。図5の(b)は、蓋付きマグ1を振ったときの内部の様子を示している。
図5の(b)に示すように、蓋付きマグ1を振ったときに、内部で液体2が移動する。圧電素子60は、容器部10の液体2が貯められる空間10aに露出しているので、蓋付きマグ1を振ったときに内部の液体2が圧電素子60に当たる。圧電素子60は、液体2が当たったときの力を利用して発電する。
これにより、液体2を撹拌させながら、圧電素子60による発電を行うことができる。つまり、液体2の撹拌と殺菌(紫外線光源部30からの紫外線の照射)とを同時に行うことができる。
図示しないが、圧電素子60は、リード線などの導線を介して、駆動回路部40に電気的に接続されている。圧電素子60は、発電した電力を駆動回路部40に供給する。駆動回路部40は、圧電素子60から供給された電力をUVランプ31に供給することで、紫外線を照射させる。あるいは、駆動回路部40は、圧電素子60から供給された電力を電池51に蓄積させてもよい。
[表示部]
表示部70は、紫外線光源部30の点灯状態を表示する。本実施の形態では、表示部70は、略円環状の樹脂部材である。具体的には、表示部70は、シリカなどの拡散材料が内部に拡散された透光性の樹脂材料を用いた射出成形により形成される。例えば、表示部70は、二色成形により電池蓋22と一体に形成される。
表示部70は、紫外線光源部30の点灯状態を表示する。本実施の形態では、表示部70は、略円環状の樹脂部材である。具体的には、表示部70は、シリカなどの拡散材料が内部に拡散された透光性の樹脂材料を用いた射出成形により形成される。例えば、表示部70は、二色成形により電池蓋22と一体に形成される。
表示部70は、LED基板43のLED素子が発した光を透過させ、かつ、拡散材料によって拡散(散乱)させる。紫外線光源部30(具体的にはUVランプ31)の点灯状態に応じてLED素子の点灯状態が変化するので、表示部70は、UVランプ31の点灯状態を表示することができる。
具体的には、表示部70は、紫外線光源部30の点灯中に点滅点灯し、紫外線光源部30の点灯終了後に連続点灯する。点滅点灯は、光量の増減を繰り返すことであり、例えば、点灯(100%)と消灯(0%)とを繰り返すことである。繰り返しの周期などは、特に限定されない。連続点灯は、一定の光量(例えば100%)の光を出射し続けることである。
このように、紫外線光源部30の点灯状態に応じて表示部70の点灯状態(表示状態)が変化するので、ユーザは、表示部70の点灯状態を確認することで、容器部10に入れられた水の状態を把握することができる。例えば、表示部70が点滅点灯している場合には、水の殺菌中であることが分かる。表示部70が連続点灯している場合には、水の殺菌が終了し、飲用水として利用できる状態にあることが分かる。すなわち、表示部70が連続点灯している場合には、ユーザは、蓋部20を取り外して、容器部10に貯められた水を飲むことができる。
また、表示部70は、蓋部20が容器部10から取り外された場合に消灯する。これにより、表示部70が消灯している場合には、蓋部20が少なくとも1回は容器部10から取り外されて、その後、紫外線の照射を行っていないことを意味する。つまり、容器部10に貯められた水は、未殺菌水である可能性がある。このため、水を飲む前に殺菌を行うように、ユーザに促すことができる。
[スイッチ部]
スイッチ部80は、駆動回路部40のオン及びオフを切り替える。本実施の形態では、スイッチ部80は、押下式の物理ボタンであるが、これに限定されない。スイッチ部80は、スライド式のボタンなどでもよい。
スイッチ部80は、駆動回路部40のオン及びオフを切り替える。本実施の形態では、スイッチ部80は、押下式の物理ボタンであるが、これに限定されない。スイッチ部80は、スライド式のボタンなどでもよい。
本実施の形態では、スイッチ部80が押下(オン)されたときに、電池蓋22の突起部222を介して、スイッチ素子42を押下する。これにより、スイッチ部80がオンされたことを駆動回路部40に伝えることができる。スイッチ部80がオンされたときに、点灯可能モードであれば、紫外線光源部30は、紫外線を出射することで水を殺菌する。
[動作及び使用方法]
続いて、本実施の形態に係る蓋付きマグ1の動作及び使用方法について、図6を用いて説明する。図6は、本実施の形態に係る蓋付きマグ1の動作及び使用方法を説明するための図である。
続いて、本実施の形態に係る蓋付きマグ1の動作及び使用方法について、図6を用いて説明する。図6は、本実施の形態に係る蓋付きマグ1の動作及び使用方法を説明するための図である。
まず、図6の(a)に示すように、ユーザ5((f)を参照)は、蓋付きマグ1の蓋部20を取り外して、開口部11を介して容器部10の内部に液体2を注入する。例えば、蛇口3から水道水を液体2として注入する。蛇口3は、例えば、家庭用の水道の蛇口であり、液体2は、水道水(未殺菌水)である。
次に、図6の(b)に示すように、ユーザ5は、容器部10に蓋部20を取り付けることで、開口部11を塞ぐ。蓋部20を容器部10に正しく取り付けることで、容器部10に入れられた液体2は、外に漏れ出ない。したがって、ユーザ5は、蓋付きマグ1を持ち運ぶことができる。また、蓋部20が容器部10に正しく取り付けられたことで、駆動回路部40は、点灯禁止モードから点灯可能モードに切り替わる。
次に、図6の(c)に示すように、ユーザ5は、例えば、指4でスイッチ部80を押下する。さらに、図6の(d)に示すように、ユーザ5は、蓋付きマグ1を持って上下に振動させる。なお、蓋付きマグ1の振動方向は、上下に限らず、左右、回転などでもよい。なお、紫外線の照射中(殺菌中)は、表示部70は点滅点灯する。
これにより、図5で示したように、液体2を撹拌させるとともに、圧電素子60を発電させることができる。したがって、発電した電力を用いて、紫外線光源部30は、紫外線を液体2に照射することができる。このように、液体2の撹拌と殺菌とを同時に行うことができる。
殺菌が完了すると、紫外線光源部30は消灯し、図6の(e)に示すように、表示部70が連続点灯する。
最後に、図6の(f)に示すように、ユーザ5の任意のタイミングで、蓋部20を容器部10から取り外して、開口部11を介して液体2を飲用水として利用する。このときの液体2は、殺菌水であり、飲用に適している。なお、蓋部20が容器部10から取り外されているので、表示部70は消灯している。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る蓋付きマグ1は、内部に注液するための開口部11であって、飲用口を兼ねる開口部11を有し、かつ、液体2が貯められる容器部10と、開口部11を塞ぐための、容器部10に着脱可能な蓋部20と、容器部10の内部に配置され、容器部10に貯められる液体2に紫外線を照射することで、液体2を殺菌する紫外線光源部30と、容器部10又は蓋部20に設けられた圧電素子60と、圧電素子60が発電した電力を用いて紫外線光源部30を点灯させる駆動回路部40とを備える。
以上のように、本実施の形態に係る蓋付きマグ1は、内部に注液するための開口部11であって、飲用口を兼ねる開口部11を有し、かつ、液体2が貯められる容器部10と、開口部11を塞ぐための、容器部10に着脱可能な蓋部20と、容器部10の内部に配置され、容器部10に貯められる液体2に紫外線を照射することで、液体2を殺菌する紫外線光源部30と、容器部10又は蓋部20に設けられた圧電素子60と、圧電素子60が発電した電力を用いて紫外線光源部30を点灯させる駆動回路部40とを備える。
これにより、圧電素子60が発電した電力を用いて紫外線光源部30を点灯させるので、電力供給が不安定な場所においても、圧電素子60に力を加えて圧電素子60を発電させることで、紫外線光源部30に電力が供給される。したがって、紫外線光源部30は紫外線を照射して、液体2を殺菌することができる。このように、本実施の形態に係る蓋付きマグ1は、電力供給が不安定な場所でも使用することができる。すなわち、蓋付きマグ1は、内部に貯めた液体2に紫外線を照射し、殺菌することができる。
また、例えば、圧電素子60は、容器部10の液体2が貯められる空間に露出して配置されている。
これにより、蓋付きマグ1を振ったときに、液体2が容器部10の内部で移動し、圧電素子60に当たる。すなわち、液体2が圧電素子60に力を加えるので、圧電素子60は発電することができる。したがって、圧電素子60が発電した電力によって紫外線光源部30が点灯し、液体2を殺菌することができる。また、蓋付きマグ1を振ることで、内部の液体2が撹拌される。このように、蓋付きマグ1を振ることで、液体2の殺菌と撹拌とが同時に行われる。したがって、液体2の全体を均一に殺菌することができ、殺菌効果を高めることができる。
また、例えば、蓋付きマグ1は、さらに、圧電素子60が発電した電力を蓄積する電池51を備え、駆動回路部40は、電池51に蓄積された電力を用いて紫外線光源部30を点灯させる。
これにより、圧電素子60が貯めた電力を電池51に蓄積させることができるので、発電した電力を効率良く利用することができる。
(その他)
以上、本発明に係る殺菌容器について、上記の実施の形態及びその変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
以上、本発明に係る殺菌容器について、上記の実施の形態及びその変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施の形態では、圧電素子60が発電した電力を電池51に蓄積させる例について示したが、これに限らない。駆動回路部40は、圧電素子60が発電した電力を直接、UVランプ31に供給してもよい。このように、上記の実施の形態に係る蓋付きマグ1は、蓄電池を備えていなくてもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、スイッチ部80が押下されたときに紫外線を照射して液体を殺菌する例について示したが、圧電素子60が発電している期間に、発電された電力を利用して紫外線を照射してもよい。具体的には、ユーザ5が蓋付きマグ1を振動させている期間に、UVランプ31は紫外線を照射して液体2を殺菌してもよい。すなわち、蓋付きマグ1を振ることが、殺菌開始のスイッチとして機能してもよい。
また、上記の実施の形態に係る蓋付きマグ1は、蓄電池の代わりに、又は、蓄電池に加えて、リチウム電池などの一次電池を備えてもよい。これにより、圧電素子60が発電した電力が不十分な場合でも、UVランプ31に紫外線を照射させて液体を殺菌することができる。
また、例えば、上記の実施の形態では、圧電素子60を蓋部20の裏面20aに取り付けたが、これに限らない。圧電素子60は、容器部10の内部に露出するように、容器部10の内側容器に取り付けられていてもよい。また、圧電素子60は、蓋部20又は容器部10の外壁に取り付けられていてもよい。これにより、人の手で圧電素子60に力を加えることで、圧電素子60に発電させることができる。
また、例えば、蓋部20を貫通し、飲用水を取り出すための貫通孔が設けられていてもよい。当該貫通孔は、容器部10の内部と外部空間とを連通し、外部空間側の開口には蓋が設けられていてもよい。これにより、蓋部20を取り外さなくても殺菌水を飲用に用いることができる。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 蓋付きマグ(殺菌容器)
2 液体
10 容器部
10a 空間
11 開口部
20 蓋部
30 紫外線光源部
40 駆動回路部
50 バッテリー部(蓄電池)
60 圧電素子
2 液体
10 容器部
10a 空間
11 開口部
20 蓋部
30 紫外線光源部
40 駆動回路部
50 バッテリー部(蓄電池)
60 圧電素子
Claims (3)
- 内部に注液するための開口部であって、飲用口を兼ねる開口部を有し、かつ、液体が貯められる容器部と、
前記開口部を塞ぐための、前記容器部に着脱可能な蓋部と、
前記容器部の内部に配置され、前記容器部に貯められる液体に紫外線を照射することで、前記液体を殺菌する紫外線光源部と、
前記容器部又は前記蓋部に設けられた圧電素子と、
前記圧電素子が発電した電力を用いて前記紫外線光源部を点灯させる駆動回路部とを備える
殺菌容器。 - 前記圧電素子は、前記容器部の前記液体が貯められる空間に露出して配置されている
請求項1に記載の殺菌容器。 - さらに、
前記圧電素子が発電した電力を蓄積する蓄電池を備え、
前記駆動回路部は、前記蓄電池に蓄積された電力を用いて前記紫外線光源部を点灯させる
請求項1又は2に記載の殺菌容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016059246A JP2017170343A (ja) | 2016-03-23 | 2016-03-23 | 殺菌容器 |
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JP (1) | JP2017170343A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019079977A1 (zh) * | 2017-10-25 | 2019-05-02 | 深圳前海小有技术有限公司 | 杀菌光源模块及表面消毒杀菌装置 |
-
2016
- 2016-03-23 JP JP2016059246A patent/JP2017170343A/ja active Pending
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