JP2017169810A - 殺菌容器 - Google Patents

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Tomoya Iwahashi
友也 岩橋
和繁 杉田
Kazushige Sugita
和繁 杉田
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Abstract

【課題】寿命をより長くする殺菌容器を提供する。
【解決手段】殺菌容器は、給水器1であって、内部に注液するための開口部11を有し、かつ、液体が貯められる容器部10と、開口部11を塞ぐための、容器部10に着脱可能な蓋部30と、容器部10の内部に配置され、容器部10に貯められる液体に紫外線を照射することで、液体を殺菌する紫外線光源部40と、紫外線光源部40からの紫外線が照射され得る樹脂部材であって、ユーザによる交換が可能な樹脂部材とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、液体の殺菌機能を有する殺菌容器に関する。
従来、家庭に配水されている水道水などを、紫外線によって殺菌してから飲用水として用いるということが行われている。これは、たとえ水道水であっても、マイクロコッカス菌又は大腸菌などの細菌が混入している場合があるためである。特に、発展途上国などにおいては、家庭用の水道水であっても充分に殺菌処理が行われていない場合、あるいは、配水途中で細菌が混入する場合がある。
家庭でも使用できる水殺菌装置としては、水道からの減衰を濾過フィルタに通した後、流れる濾過水に紫外線を照射して殺菌し、殺菌後の水をタンクなどに貯水する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。タンクには、給水口(蛇口)が取り付けられており、当該給水口から給水して飲用水又は料理用の水として利用することができる。
特開2005−211851号公報
ところで、一般に樹脂部材は、UV劣化、つまり、紫外線によって変色、変形、割れ、硬化等々の劣化を生じることが多い。そのため、樹脂部材を有する水殺菌装置では、UV劣化が製品寿命を短くするという問題がある。
そこで、本発明は、製品寿命をより長くする殺菌容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る殺菌容器は、内部に注液するための開口部を有し、かつ、液体が貯められる容器部と、前記開口部を塞ぐための、前記容器部に着脱可能な蓋部と、前記容器部の内部に配置され、前記容器部に貯められる液体に紫外線を照射することで、前記液体を殺菌する紫外線光源部と、前記紫外線光源から前記紫外線が照射され得る樹脂部材であって、ユーザによる交換が可能な樹脂部材とを備える。
本発明に係る殺菌容器によれば、殺菌容器の寿命をより長くすることができる。
実施の形態1に係る給水器の概観斜視図である。 実施の形態1に係る給水器の上面図である。 図2のIII−III線における実施の形態1に係る給水器の断面図である。 実施の形態1に係る容器部の概観斜視図である。 実施の形態1に係る蓋部の概観斜視図である。 実施の形態1に係る紫外線光源部の変形例を含む蓋部の概観斜視図である。 実施の形態1に係る紫外線光源部の変形例を含む蓋部の概観斜視図である。 実施の形態1に係る駆動回路部の概観斜視図である。 実施の形態1に係る駆動回路部の側面図である。 実施の形態1に係る駆動回路部の正面図である。 実施の形態2に係る蓋付きマグの概観斜視図である。 実施の形態2に係る蓋付きマグの蓋部を取り外した様子を示す概観斜視図である。
以下では、本発明の実施の形態に係る殺菌容器について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
[概要]
まず、本実施の形態に係る給水器の概要について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、本実施の形態に係る給水器1の概観斜視図である。図2は、本実施の形態に係る給水器1の上面図である。図3は、図2のIII−III線における本実施の形態に係る給水器1の断面図である。また、各図において、給水器1の左右方向をx軸方向、前後方向をy軸方向、上下方向をz軸方向とする。
本実施の形態に係る給水器1は、液体を殺菌し、殺菌した液体を貯める殺菌容器の一例である。給水器1は、例えば、飲用水又は料理用水などの水をユーザに提供(給水)する。具体的には、給水器1は、水道水、井戸水、湧き水、雨水などの水(以下、「未殺菌水」と記載する)に紫外線(UV光)を照射することで殺菌する。給水器1は、殺菌後の水(以下、「殺菌水」と記載する)を飲用水などとして提供する。
本実施の形態に係る給水器1は、図1に示すように、いわゆるウォータージャグと呼ばれる、小型、かつ、軽量であり、持ち運び可能な給水器である。給水器1は、例えば、家庭などに設置され、あるいは、屋外に運ばれて用いられてもよい。
図1〜図3に示すように、給水器1は、容器部10と、給水栓部20と、蓋部30と、紫外線光源部40と、開閉センサ部50(図4及び図5Aを参照)と、駆動回路部60と、インジケータ70と、窓部80と、表示パネル90とを備える。
以下では、本実施の形態に係る給水器1が備える構成要素について、図1〜図3を適宜参照しながら詳細に説明する。
[容器部]
図4は、本実施の形態に係る容器部10を示す概観斜視図である。
図4に示すように、容器部10は、内部に液体が貯められる容器部である。容器部10は、内部に注液するための開口部11を有する。液体は、具体的には、水道水などの水であるが、お茶又はジュースなどの飲料水でもよい。例えば、容器部10には、開口部11を介して未殺菌水が注入され、注入された未殺菌水が貯められる。貯められた未殺菌水は、図3に示す紫外線光源部40によって紫外線が照射された後、給水栓部20を介して外部に給水(排出)される。
図4に示すように、容器部10の底部近傍の側面には、孔部12が設けられている。孔部12には、給水栓部20が取り付けられる。給水栓部20が操作された場合に、容器部10に貯められた液体は、孔部12を介して外部に給水される。
容器部10の容量は、例えば、6L(リットル)〜10Lであるが、これに限らない。容器部10の形状は、図4に示すように、有底略円筒形状であるが、これに限らない。容器部10の形状は、有底角筒形状でもよく、あるいは、開口部11が底部より小さい形状(いわゆるボトル状)でもよい。
本実施の形態では、容器部10は、保温機能を有する。具体的には、容器部10は、内側容器と外側容器との二重構造を有する。内側容器と外側容器との間は、真空などの減圧された空間である。これにより、内側容器と外側容器との間で熱伝導が抑制され、内部に貯められる液体の温度を保つことができる。
容器部10の内面は、金属で覆われている。具体的には、容器部10の内側容器は、ステンレス又はアルミニウムなどの金属材料を用いて形成されている。これにより、容器部10の内面で紫外線光源部40が発する紫外線を反射させることができるので、効率良く液体を殺菌することができる。なお、容器部10の外側容器は、例えば、ポリプロピレン(PP)などの樹脂材料から形成される。
なお、容器部10は、保温機能を有していなくてもよく、二重構造を有していなくてもよい。また、容器部10は、樹脂材料を用いて形成されて、その内面がめっき処理などによって金属材料で覆われていてもよい。
本実施の形態では、開口部11は、図1に示すように、蓋部30によって塞がれる。開口部11の平面視形状(上面視形状)は、略円形である。これにより、蓋部30を回動させてねじ締めすることで、開口部11を蓋部30によって塞ぐことができる。容器部10の開口部11の近傍には、図4に示すように、容器側センサ52(開閉センサ部50)が設けられている。
なお、蓋部30が開口部11を塞ぐ方法は、ねじ式に限らない。例えば、開口部11及び蓋部30にそれぞれ係合する凹部又は凸部を設けてもよい。例えば、凹部を凸部にはめ込むことで、開口部11を蓋部30によって塞いでもよい。また、単に塞ぐだけであるならば、特にロックさせる機構を設けなくてもよい。
[給水栓部]
給水栓部20は、容器部10に貯められた液体を供給するための供給栓部の一例である。具体的には、給水栓部20は、操作レバー、給水管21、カバー部材22を含む。給水器1は、容器部10の内部で紫外線が照射され得る樹脂部材であって、ユーザによる交換が可能な樹脂部材を含んでいる。給水管21、カバー部材22はそれぞれ、樹脂部材の具体例である。カバー部材22は、容器部10の内側の給水栓部20(つまり給水管21)をカバーし、紫外線光源部40から給水栓部20へ向かう紫外線を遮光する。例えば、カバー部材22は筒状であり、カバー部材22の底部は、紫外線を遮光しかつ液体を流通させるメッシュ状またはスリット状になっている。スリットの長手方向は、容器部10の底面とほぼ平行である。これにより、カバー部材22は、容器部10の内側の給水栓部20(つまり給水管21)のUV劣化を抑制する。カバー部材22は、UV劣化し得るけれども、給水栓部20の交換よりも容易に交換可能である。また、給水栓部20自身もユーザによる交換可能および着脱可能である。ユーザは、給水栓部20を取り外して洗浄することができる。
操作レバーは、例えば、押下式、引上式、又は、回動式のレバーである。操作レバーが操作されたとき、給水栓部20は、容器部10に貯水された水を供給し、あるいは、給水を停止する。
給水栓部20は、例えば、容器部10の底部近傍の側面部に取り付けられている。具体的には、給水栓部20は、容器部10の孔部12に接続されている。給水栓部20は、例えば、ポリプロピレン(PP)などの樹脂材料から形成される。
なお、給水栓部20が設けられる位置は、容器部10の底部近傍に限らない。例えば、給水栓部20は、給湯ポットなどのように、容器部10の上部に設けられていてもよい。
また、カバー部材22は、樹脂製でなくてもよく、アルミニウム、ステンレスなどの金属製であってもよい。
[蓋部(蓋)]
図5Aは、本実施の形態に係る蓋部30の概観斜視図である。
蓋部30は、開口部11を塞ぐための着脱可能な蓋である。本実施の形態では、図5Aに示すように、蓋部30の裏面には、紫外線光源部40が取り付けられている。蓋部30の内部には、開閉センサ部50(蓋側センサ51)が配置されている。また、図3に示すように、蓋部30の内部には、駆動回路部60が配置されている。
図3及び図5Aに示すように、蓋部30は、表面部31と、裏面部32と、金属板33とを備える。
表面部31は、蓋部30の表(おもて)面側の部分であり、図3に示すように、蓋部30が閉じられた場合には、開口部11を覆う。表面部31は、例えば、裏面(下面)側が開放され、表面(上面)側が底に相当する扁平な有底略円筒形状の筐体である。表面部31の下面側には、内部に駆動回路部60を配置するための空間を形成するように、裏面部32が接続されている。表面部31は、例えば、ポリプロピレン(PP)などの樹脂材料から形成される。
裏面部32は、蓋部30の裏面側の部分であり、図3に示すように、蓋部30が閉じられた場合には、開口部11に蓋をする。裏面部32は、例えば、表面(上面)側が開放され、裏面(下面)側が底に相当する扁平な有底略円筒円板状の筐体である。本実施の形態では、裏面部32の裏面(下面)を貫通するように、紫外線光源部40が設けられている。裏面部32は、例えば、ポリプロピレン(PP)などの樹脂材料から形成されている。
金属板33は、蓋部30の裏面(下面)を覆うように設けられた金属部材である。金属板33は、例えば、ステンレスなどの金属材料から形成される。これにより、紫外線光源部40が発する紫外線を容器部10の内部に向けて反射することができる。
なお、裏面部32の下面に金属板33を設ける代わりに、裏面部32自体が、金属材料から形成されてもよい。
本実施の形態では、蓋部30は、ねじ式の蓋である。つまり、蓋部30を容器部10に対して回動させることで、蓋部30は、開口部11を塞ぐことができる。
蓋部30は、開口部11を塞ぐことで、容器部10の内部(水が貯められる空間)を密閉する。なお、本実施の形態では、蓋部30が開口部11を塞ぐことを、蓋部30を閉じると記載する場合がある。
具体的には、「蓋部30を閉じる」とは、容器部10の内部から光が直接漏れない状態にすることである。つまり、蓋部30が閉じられた状態では、蓋部30と容器部10との間には隙間が形成されておらず、容器部10の内部から外部に光が漏れない。なお、本実施の形態では、給水器1は、窓部80を備えており、窓部80を介して一部の光は容器部10の外部に放出される。また、蓋部30が閉じられた状態では、容器部10の内部に貯められた水が開口部11を介して外部に漏れ出ないことが好ましい。
蓋部30が「開けられた状態」とは、蓋部30が閉じられていない状態である。例えば、蓋部30が開けられた状態では、容器部10の内部から光が漏れ出る、すなわち、容器部10の内部を外部から視認可能な状態である。
なお、図示しないが、蓋部30には、プラグの差込口が設けられている。当該差込口にプラグが接続されることで、駆動回路部60には、紫外線光源部40及びインジケータ70を動作させるための電力が供給される。なお、蓋部30には、差込口の代わりに、又は、差込口に加えてバッテリーが設けられていてもよい。
[紫外線光源部]
紫外線光源部40は、容器部10の内部に配置され、容器部10に貯められる液体に紫外線を照射することで、当該液体を殺菌する。照射する紫外線は、例えば、200nm〜400nmの範囲にピーク波長を有する紫外線である。本実施の形態では、紫外線光源部40は、一例として、ピーク波長が253.7nmの紫外線を照射する。
紫外線光源部40は、蓋部30の裏面に取り付けられている。具体的には、紫外線光源部40は、蓋部30(裏面部32)の裏面を貫通するように設けられている。
紫外線光源部40は、図3及び図5Aに示すように、ランプ41と、保護部材42とを備える。
ランプ41は、外部から電力を受けて紫外線を発する。ランプ41は、例えば、紫外線を発する水銀灯である。例えば、ランプ41としては、内部に水銀蒸気などが封止されたガラス管を有する低圧水銀蒸気放電ランプを用いることができる。なお、ランプ41に替えて、紫外線を発するLED(Light Emitting Diode)を用いてもよい。図3に示すように、ランプ41の給電部は、裏面部32内に設けられており、駆動回路部60に接続されたコネクタ(図示せず)に接続されている。ランプ41は、例えば、6Wの消費電力で3分間照射することにより、約8Lの水を殺菌することができる。例えば、6Wの消費電力で紫外線を3分間照射することにより、8Lの水に含まれるマイクロコッカス菌を99.9%殺菌することができた。
図3及び図5Aに示すように、ランプ41の形状は、直管状である。ランプ41は、例えば、ランプ41の長軸方向が蓋部30の裏面に直交するように(すなわち、z軸方向に平行に)設けられている。具体的には、ランプ41は、蓋部30の裏面のうち、平面視における中心近傍に着脱可能に立設するように設けられている。ランプ41は、ユーザにより交換が可能であり、例えば、2本の電極を差込式に着脱可能、あるいはコネクタにより着脱可能になっている。ランプ41は、蓋部30の開け閉め際の回動の軸に沿って設けられている。ランプ41の先端(下方端)は、容器部10の底部の近傍に位置している。例えば、図3に示すように、ランプ41の先端と給水栓部20(孔部12)とは略同じ高さに位置する。これにより、容器部10に貯められた水に、直接、かつ、略均等に紫外線を照射することができる。
なお、ランプ41は、紫外線だけでなく、弱い青色光も発する。当該青色光は、窓部80を介して外部に出射される。これにより、給水器1のユーザは、窓部80を見ることで、紫外線が照射されているか否かを判断することができる。なお、紫外線を放射するLEDからの光も青く見える。
保護部材42は、ランプ41の破損を防止するためのカバーである。保護部材42は、例えば、蓋部30を机又は床などに置いた場合に、ランプ41が机又は床に直接接触するのを抑制する。
保護部材42は、ランプ41を囲むように設けられている。具体的には、保護部材42は、立体格子形状を有し、当該立体格子の内部にランプ41が配置されている。保護部材42は、例えば、ステンレスなどの金属材料から形成される。
また、保護部材42は、金属板33に設けられた取付座33bに着脱可能に取り付けられている。例えば、保護部材42の4本の足は、4つの取付座33bに抜き差し可能になっている。このように、保護部材42は、ユーザにより着脱可能であり、例えば、ランプ41の交換時に一時的に金属板33から取り外すことができる。
ランプ41及び保護部材42は、容器部10に水が貯められた場合に、貯められた水に浸かる。例えば、規定の水量(例えば8L)の水が貯められた場合に、ランプ41は、少なくとも半分以上が浸水する。このため、ランプ41及び保護部材42は、防水性を有することが好ましい。
なお、紫外線光源部40が紫外線を照射する際には、給水器1は、通常、机又は床などの上に設置されて固定されている。したがって、容器部10に貯められた水は、動水(流水)ではなく、静水である。紫外線光源部40は、静水に紫外線を照射するので、短期間で充分に殺菌することができる。
次に、改良した保護部材42を有する紫外線光源部40の変形例について説明する。図5Bは、実施の形態1に係る紫外線光源部の変形例を含む蓋部の概観斜視図である。図5Bは、図5Aと比べて保護部材42の構成が異なっている。以下異なる点を中心に説明する。図5Bの保護部材42は、第1部材42a、第2部材42b、第3部材42cから構成される。
第1部材42aは、蓋部30の取付座33bに取り付けられ、ランプ41のうちの蓋部側の部分を囲む部材である。
第2部材42bは、結合部材42jによって第1部材42aに取り付けられ、ランプ41のうちの蓋部30と反対側の先端部の一部を囲む可動部材である。
第3部材42cは、結合部材42jによって第1部材42aに取り付けられ、ランプ41のうちの蓋部30と反対側の先端部の他の一部を囲む可動部材である。
第2部材42bおよび第3部材42cは、第1部材42aに取り付けられた状態で、互いに着脱可能である。つまり、第2部材42bの先端のラッチ42b1は第3部材42cをラッチ可能であり、第3部材42cの先端のラッチ42c1は第2部材42bをラッチ可能である。
図5Bでは、ラッチ42b1およびラッチ42c1が第3部材42cおよび第2部材42bをラッチしている状態を図示している。これに対して、図5Cは、ラッチ42b1およびラッチ42c1が第3部材42cおよび第2部材42bをラッチしていない状態を図示している。ラッチ42b1およびラッチ42c1が第3部材42cおよび第2部材42bをラッチしていないとき、ランプ41のうちの蓋部30と反対側のランプ先端部分が露出する。これにより、ランプ41の交換を容易にしている。
[開閉センサ部]
開閉センサ部50は、開口部11が蓋部30によって塞がれているか否かを検知する。つまり、開閉センサ部50は、蓋部30が閉じられた状態であるか、開けられた状態であるかを検知する。
開閉センサ部50は、図4及び図5Aに示すように、蓋側センサ51と、容器側センサ52とを備える。蓋側センサ51は、例えば、蓋部30に内蔵されている。容器側センサ52は、例えば、容器部10に内蔵されている。
本実施の形態では、蓋側センサ51と容器側センサ52とは、蓋部30が閉じられた場合に近接するように設けられている。例えば、蓋側センサ51と容器側センサ52とは、蓋部30が閉じられた場合に、上面視において重複する。
開閉センサ部50は、例えば、磁気センサである。蓋側センサ51は、例えば、リードスイッチを有し、駆動回路部60に電気的に接続されている。容器側センサ52は、例えば、永久磁石などの磁石である。蓋部30が閉じられた場合に、蓋側センサ51のリードスイッチが導通し、電流が流れる。蓋側センサ51は、当該電流を検知信号として駆動回路部60に出力する。
なお、開閉センサ部50の構成は、一例であって、これに限らない。例えば、蓋側センサ51は、コイルを有し、容器側センサ52に近接したときに流れる電流を検知信号として駆動回路部60に出力してもよい。
[駆動回路部]
駆動回路部60は、紫外線光源部40の点灯及び消灯を制御する。具体的には、駆動回路部60は、紫外線光源部40を点灯するタイミング及び消灯するタイミングを制御する。なお、駆動回路部60は、紫外線光源部40が放射する紫外線の強度、又は、紫外線を照射する期間を変更する制御を行ってもよい。
本実施の形態では、駆動回路部60は、紫外線光源部40の点灯が可能な点灯可能モードと、紫外線光源部40の点灯が禁止されている点灯禁止モードとを実行する。点灯可能モードでは、表示パネル90の電源スイッチ91が押されたときに、駆動回路部60は、紫外線光源部40の点灯を行う。点灯禁止モードでは、電源スイッチ91が押されたとしても、駆動回路部60は、紫外線光源部40の点灯を行わない。駆動回路部60は、点灯可能モードと点灯禁止モードとを、開閉センサ部50による検知結果に基づいて切り替える。
具体的には、駆動回路部60は、開口部11が塞がれていることを開閉センサ部50によって検知されない場合に、紫外線光源部40の点灯を禁止する。つまり、駆動回路部60は、蓋部30が開けられた状態では、点灯禁止モードを実行する。具体的には、紫外線光源部40への電力の供給を禁止する。また、駆動回路部60は、蓋部30が閉じられた状態でのみ、点灯可能モードを実行する。具体的には、駆動回路部60は、紫外線光源部40への電力の供給を行うことができる。また、紫外線光源部40の点灯中に、蓋部30が開けられた場合、駆動回路部60は、紫外線光源部40を消灯し、点灯禁止モードに移行する。
本実施の形態では、例えば、駆動回路部60は、点灯可能モードで電源スイッチ91が押されたとき、予め設定された期間(以下、「設定時間」と記載する)、紫外線光源部40のランプ41を点灯させる。設定時間は、例えば、3分間であるが、これに限定されない。
また、駆動回路部60は、インジケータ70の動作を制御する表示制御回路も含んでいる。表示制御回路は、給水器1の状態に応じて、インジケータ70の点灯表示を制御する。表示制御回路は、例えば、ランプ41の使用回数(点灯回数)をカウントし、カウントした使用回数を記憶するカウンタ回路を有する。また、例えば、表示制御回路は、外部電源と給水器1とがプラグを介して接続されたときに、外部から駆動回路部60に供給される電力が所定の範囲内にあるか否かを判定する。具体的には、表示制御回路は、供給される電力がUVランプ41の点灯に使用可能な範囲内にあるか否かを判定する。
図6〜図8はそれぞれ、本実施の形態に係る駆動回路部60の概観斜視図、側面図及び正面図である。駆動回路部60は、図7に示すように、基板61と、1以上の回路部品62とを備える。なお、図3、図6及び図8などには、1以上の回路部品62を示していない。
基板61は、図3に示すように、蓋部30の内部に配置されている。基板61は、一方の面(半田面)に銅箔などの金属配線がパターニングされたプリント基板(PCB基板)である。基板61にパターニングされた金属配線によって、1以上の回路部品62が電気的に接続されている。金属配線は、リード線などのケーブルによって紫外線光源部40のランプ41に電気的に接続されている。
図6及び図8に示すように、基板61は、メイン実装部61aと、サブ実装部61bとを有する。メイン実装部61aは、上側の2つの角が略円弧になる略長方形状の平面視形状を有する平板部である。メイン実装部61aには、紫外線光源部40を点灯させるためのマイコン、インバータなどの主たる回路部品62が実装されている。1以上の回路部品62には、マイコン(マイクロコントローラ又はマイクロコンピュータ)、インバータ、抵抗素子、キャパシタ、インダクタ、整流素子などが含まれる。
サブ実装部61bは、メイン実装部61aの上側端面から上方に突出するように設けられた略矩形の平板部である。サブ実装部61bは、2つの凹部によって分けられたスイッチ実装部61c、第1LED実装部61d及び第2LED実装部61eを有する。本実施の形態では、スイッチ実装部61cは、第1LED実装部61dと第2LED実装部61eとの間に設けられている。
スイッチ実装部61cは、スイッチ素子63が実装される部分である。スイッチ素子63は、回路部品62の1つであり、紫外線光源部40の点灯を開始させるための押下操作型のスイッチ素子である。スイッチ素子63は、図7に示すように、本体63aと、被押下部63bとを有する。被押下部63bが本体63aに向かって下方に押し下げられたときに、スイッチ素子63は、ランプ41の点灯開始のための制御信号を出力する。具体的には、被押下部63bは、表示パネル90の電源スイッチ91が押されたときに連動して下方に押し下げられる。
本実施の形態では、図7に示すように、スイッチ素子63は、被押下部63bが基板61の上端より上方に突出するように配置されている。これにより、上方から力を加えて被押下部63bを容易に下方に押し下げることができる。
第1LED実装部61dは、2つの発光素子71及び72が実装される部分である。2つの発光素子71及び72は、インジケータ70の一部である。2つの発光素子71及び72は、基板61の上端に沿って配置され、上方に向けて光を発する固体発光素子の一例である。
第2LED実装部61eは、2つの発光素子73及び74が実装される部分である。2つの発光素子73及び74は、インジケータ70の一部である。2つの発光素子73及び74は、基板61の上端に沿って配置され、上方に向けて光を発する固体発光素子の一例である。
本実施の形態では、図7に示すように、4つの発光素子71〜74が実装された面は、スイッチ素子63が実装された面の反対側の面である。4つの発光素子71〜74は、図2に示すように、上面視において直線上に配置されている。
本実施の形態では、基板61は、蓋部30が容器部10に取り付けられた場合に、容器部10の底面に対して傾斜している。具体的には、基板61は、蓋部30が容器部10に取り付けられた場合に、容器部10の底面に直交する方向に沿って配置されている。
例えば、給水器1が水平面に容器部10の底面を載置した場合、基板61は、水平面に対して傾斜している。例えば、基板61は、水平面に対して45°以上の傾斜角で傾斜している。これにより、水などの液体が基板61に付着した場合でも、傾斜に沿って液体が流れるので、液体による回路のショート(短絡)を抑えることができる。
本実施の形態では、基板61は、水平面に対して略直角に(すなわち、鉛直方向に沿って)配置されている(縦置き)。これにより、蓋部30の上面から液体が蓋部30の内部に浸入した場合であっても、基板61が縦置きに配置されているので、液体が落下する際に基板61に当たりにくい。したがって、液体による回路のショートを抑えることができる。
なお、駆動回路部60と給水器1の内部回路(つまり、紫外線光源部40および開閉センサ部50等)の接続は、コネクタを介してもよい。さらに、蓋部30の上面における表示パネル90を含む部分とを、蓋部30の上面から着脱可能な小蓋にしてもよい。こうすれば、ユーザは、小蓋を開けて、駆動回路部60のコネクタを取り外すことにより、駆動回路部60を交換することができる。また、小蓋と駆動回路部60は一体に構成されていてもよい。これにより、一体に構成された小蓋および駆動回路部60をモジュールとして交換可能になり、交換作業を容易にすることができる。
[インジケータ]
インジケータ70は、給水器1の状態に関する情報を表示する。インジケータ70は、複数の発光素子を含んでいる。複数の発光素子は、発光波長が互いに異なる第1発光素子及び第2発光素子を含んでいる。本実施の形態では、図2に示すように、インジケータ70は、4つの発光素子71〜74を含んでいる。
4つの発光素子71〜74は、可視光を発するLEDなどの固体発光素子である。本実施の形態では、発光素子71及び発光素子73は、第1発光素子の一例であり、赤色光を発する。発光素子72及び発光素子74は、第2発光素子の一例であり、緑色光を発する。
本実施の形態では、図6に示すように、4つの発光素子71〜74は、中央にスイッチ素子63を挟んで、直線上に並んで配置されている。2つの発光素子71及び72は、主に電源に関する情報を示し、2つの発光素子73及び74は、主にランプ41に関する情報を示す。
なお、インジケータ70が含む発光素子の数、配置、各々の発光波長(発光色)は、これらに限定されない。例えば、インジケータ70は、2個のみの発光素子を含んでいてもよく、5個以上の発光素子を含んでもよい。また、4つの発光素子71〜74は、直線上ではなく、2行2列のマトリクス状に配置されていてもよい。4つの発光素子71〜74は、全ての発光波長が同じでもよく、あるいは、全ての発光波長が異なっていてもよい。
4つの発光素子71〜74は、各々の点消灯の態様の組み合わせによって複数の情報を表示する。点消灯の態様には、連続点灯、点滅点灯、及び、消灯が含まれる。連続点灯は、所定の輝度での点灯が連続(継続)している状態である。点滅点灯は、高輝度と低輝度(又は消灯)とを周期的に繰り返している状態である。消灯は、点灯していない(輝度が0)状態である。
4つの発光素子71〜74は、駆動回路部60に設けられた表示制御回路によって制御される。4つの発光素子71〜74は、表示制御回路によって、各々の点消灯の態様を個別に制御される。
4つの発光素子71〜74によって表示される複数の情報は、紫外線光源部40による液体の殺菌状態に関する殺菌情報と、紫外線光源部40の寿命に関する寿命情報とを含んでいる。本実施の形態では、複数の情報は、さらに、外部から駆動回路部60に供給される電力に関する電力情報、蓋部30による開口部11の開閉状態に関する開閉情報、及び、紫外線光源部40の動作状態に関する動作情報を含んでいる。
[表示パネル]
表示パネル90は、蓋部30の上面に設けられたパネル(化粧板)である。表示パネル90は、平面視において、駆動回路部60のスイッチ素子63、インジケータ70及び窓部80を含む領域を覆うように設けられている。具体的には、表示パネル90は、発光素子71〜74及び窓部80の各々に対応する開口を有し、発光素子71〜74及び窓部80からの光を通過させる。
表示パネル90は、スイッチ素子63に対応する位置に電源スイッチ91を有する。電源スイッチ91は、押下式のボタンスイッチである。電源スイッチ91が押されたときに、スイッチ素子63の被押下部63bが押し下げられる。これにより、駆動回路部60が点灯可能モードである場合は、電源スイッチ91が押されたときに、紫外線光源部40が紫外線の照射を開始し、液体の殺菌が行われる。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る給水器1は、殺菌容器であって、内部に注液するための開口部11を有し、かつ、液体が貯められる容器部10と、開口部11を塞ぐための、容器部10に着脱可能な蓋部30と、容器部10の内部に配置され、容器部10に貯められる液体に紫外線を照射することで、液体を殺菌する紫外線光源部40と、紫外線光源部40から紫外線が照射され得る樹脂部材であってユーザによる交換が可能な樹脂部材とを備える。
この構成によれば、樹脂部材にUV劣化が生じても、樹脂部材の交換により殺菌容器の寿命を長くすることができる。
ここで、殺菌容器は、容器部10から外部に液体を給水するための給水栓部20を備え、前記樹脂部材は、容器部10の内側の給水栓部20をカバーし、紫外線光源部40から給水栓部20へ向かう紫外線を遮光するカバー部材22を含んでもよい。
この構成によれば、給水栓部20が樹脂製であっても、カバー部材22によって給水栓部20のUV劣化を抑制することができ、給水栓部20の寿命を長くすることができる。また、カバー部材22がUV劣化しても、カバー部材22は交換可能なので、殺菌容器の寿命をより長くすることができる。
ここで、カバー部材22は筒状であってもよい。
この構成によれば、給水栓部20に対してカバー部材22を容易に着脱することができる。
ここで、カバー部材22の底部は、紫外線を遮光しかつ液体を流通させるメッシュ状またはスリット状であってもよい。
この構成によれば、カバー部材を通過しようとする紫外線を遮光するので、給水栓部の内面におけるUV劣化を抑制することができる。
ここで、前記樹脂部材は、容器部10の液体を外部に給水するための給水栓部20を含んでいてもよい。
この構成によれば、給水栓部20がUV劣化しても、給水栓部20は交換可能なので殺菌容器の寿命を長くすることができる。
ここで、紫外線光源部40は、蓋部30に取り付けられ、ユーザが交換可能であってもよい。
この構成によれば、殺菌容器の転倒や落下によって紫外線光源部40が破損または故障した場合でも、紫外線光源部40は交換可能なので殺菌容器の寿命を長くすることができる。
ここで、紫外線光源部40は、紫外線を照射するランプ41と、ランプ41を囲む保護部材42とを有し、ランプ41は、蓋部30に取り付けられ、ユーザが交換可能であってもよい。
この構成によれば、殺菌容器の転倒や落下によってランプ41が破損または故障した場合でも、ランプ41は交換可能なので殺菌容器の寿命を長くすることができる。
ここで、保護部材42は、蓋部30に着脱可能に取り付けられてもよい。
この構成によれば、保護部材42が蓋部30に着脱可能なので、ランプ41の交換を容易にすることができる。
ここで、ランプ41は、長尺状であり、保護部材42は、ランプ41のうちの蓋部30と反対側の先端部を囲む可動部材を有し、可動部材は、ランプ41の先端部を囲む位置と露出させる位置とに可動であってもよい。
この構成によれば、保護部材42からランプ41の先端部が露出可能なので、ランプ41の交換を容易にする。
ここで、保護部材42は、蓋部30に取り付けられ、ランプ41のうちの蓋部30側の部分を囲む第1部材42aと、第1部材42aに取り付けられ、ランプ41のうちの蓋部30と反対側の先端部の一部を囲む第2部材42bと、第1部材42aに取り付けられ、ランプ41のうちの蓋部30と反対側の先端部の他の一部を囲む第3部材42cとを備え、第2部材42bおよび第3部材42cは、可動部材であって、第1部材42aに取り付けられた状態で互いに着脱可能であることにより、ランプ41のうちの蓋部30と反対側の先端部を囲む位置と露出させる位置とに可動であってもよい。
この構成によれば、保護部材42からランプ41が露出可能なので、ランプ41の交換を容易にする。
なお、カバー部材22は、筒状でなくてもよく、給水管21の端部を覆って、紫外線光源部40から給水管21の端部へ向かう紫外線を遮光する板状であってもよい。
(実施の形態2)
上記の実施の形態1及び変形例では、据え置きタイプのいわゆるウォータージャグを例に説明したが、これに限らない。例えば、本発明に係る殺菌容器は、携帯可能なマグとして実現することもできる。
図9は、本実施の形態に係る蓋付きマグ201の概観斜視図である。図10は、本実施の形態に係る蓋付きマグ201の蓋部230を取り外した状態を示す概観斜視図である。
マグ201は、殺菌容器であって、液体を貯めるための携帯可能な容器(いわゆる水筒)である。蓋付きマグ201は、実施の形態1に係る給水器1と同様に、液体に紫外線(UV光)を照射することで当該液体を殺菌する。図9に示すように、蓋付きマグ201は、容器部210と、蓋部230と、紫外線光源部240と、窓部280と、表示パネル290とを備える。
容器部210は、液体を貯めるための有底筒状の容器である。容器部210は、内部空間に液体を注入するための開口部211を有する。容器部210には、開口部211を介して、水道水などの未殺菌液が注入され、注入された未殺菌液が貯められる。貯められた未殺菌液には、紫外線光源部240によって紫外線が照射された後、開口部211を介して外部に供給(排出)される。つまり、本実施の形態では、開口部211は、注液口と供給口とを兼ねる。具体的には、開口部211は、飲用口を兼ねる。
容器部210の内部空間の容量は、例えば500mLであるが、これに限定されない。容器部210は、例えば、人間が片手又は両手で持てる程度の大きさである。
容器部210の内面は、例えばアルミニウムなどの金属製でもよいが、樹脂製であってもよい。容器部210の内面が樹脂部材でできている場合は、殺菌時には容器部210の内面に紫外線光源部240から紫外線が照射される。この場合、容器部210の内面を含む内側の部分をユーザによる交換可能にしてもよいし、容器部210全体を交換してもよい。
蓋部230は、開口部211を塞ぐための、容器部210の着脱可能な蓋である。蓋部230は、開口部211を塞ぐことで、容器部210の内部空間を密閉する。蓋部230の裏面には、図9に示すように、紫外線光源部240が取り付けられている。蓋部230の内部には、図10に示すように、駆動回路部260が配置されている。
本実施の形態に係る蓋付きマグ201は、ユーザに携帯されて、外部からの電力供給を得ることができない屋外などで使用される。このため、蓋部230の内部には、バッテリー(図示せず)が設けられている。バッテリーは、例えば、一次電池又は二次電池などである。
紫外線光源部240は、実施の形態1に係る紫外線光源部40と構成及び機能は同じである。紫外線光源部240は、容器部210の内部に収まるように、かつ、蓋部230の裏面に取り付けられるように、小型化されている。
紫外線光源部240は、容器部210の内部に配置され、容器部210に貯められる液体に紫外線を照射することで、当該液体を殺菌する。照射する紫外線は、例えば、200nm〜400nmの範囲にピーク波長を有する紫外線である。
駆動回路部260は、実施の形態1に係る駆動回路部60と構成及び機能は同じである。駆動回路部260は、蓋部230の内部に収納されるように、駆動回路部60より大きさが縮小されている。駆動回路部260は、外部から供給される電力ではなく、蓋部230の内部に配置されたバッテリーからの電力を紫外線光源部240に供給する。
駆動回路部260の基板261は、実施の形態1と同様に、蓋部230が容器部210に取り付けられた場合に容器部210の底面に傾斜に対して傾斜している。具体的には、基板261は、容器部210の底面(例えば、水平面)に直交する方向に沿って(いわゆる縦置き)配置されている。
なお、図10に示すように、蓋部230の上面が平面であるので、蓋部230が逆さまにして水平面に置かれた場合でも、基板261は、水平面に対して直交している。このため、蓋部230が逆さまに置かれた場合でも、蓋部230内に浸入した液体は、基板261に当たりにくい。これにより、回路のショートを抑えることができる。
インジケータ270は、実施の形態1に係るインジケータ70と構成及び機能は同じである。なお、蓋付きマグ201の蓋部230にはバッテリーが内蔵されているので、バッテリーの残量情報を表示してもよい。残量情報は、例えば、充分に充電されている(すなわち、紫外線の照射ができる)ことを示す情報、及び、残量が実質的にゼロである(すなわち、紫外線の照射ができない)ことを示す情報などを含んでいる。
また、本実施の形態では、インジケータ270は、電源スイッチ291が押されたときに、寿命情報を表示する。具体的には、インジケータ270は、電源スイッチ291が押されたとき、寿命情報を表示した後、実施の形態1と同様に動作情報を表示し、その後、殺菌情報を表示する。なお、寿命情報を表示するタイミングは、これに限らず、例えば、蓋部230を閉じたときでもよい。
窓部280は、実施の形態1に係る窓部80と構成及び機能は同じである。窓部280は、紫外線を可視光に変換する波長変換材を含んでいる。これにより、容器部210の内部で紫外線が点灯している場合、紫外線が波長変換材に照射されて、窓部280から可視光(例えば、緑色光)が出射される。つまり、窓部280が緑色に光って見えるので、ユーザは、窓部280の発光を確認することで、紫外線が液体に照射されていることを確認することができる。
表示パネル290は、実施の形態1に係る表示パネル90と構成及び機能は同じである。表示パネル290は、蓋部230の大きさに合わせて、表示パネル90より縮小されている。
以上のように、本実施の形態に係る蓋付きマグ201は、内部に注液するための開口部211を有し、かつ、液体が貯められる容器部210と、開口部211を塞ぐための、容器部210に着脱可能な蓋部230と、容器部210の内部に配置され、容器部210に貯められる液体に紫外線を照射することで、液体を殺菌する紫外線光源部240と、紫外線光源部240から紫外線が照射され得る樹脂部材であって、ユーザによる交換が可能な樹脂部材とを備える。
ここで、開口部211は、飲用口を兼ねえもよい。
ここで、樹脂部材は、容器部210の内面を含む内側部分でもよいし、容器部210そのものでもよい。
これにより、実施の形態1と同様に、実施の形態1に係る給水器1と同様の効果を奏することができ、すなわち、樹脂部材にUV劣化が生じても、樹脂部材の交換により殺菌容器の寿命を長くすることができる、
(その他)
以上、本発明に係る殺菌容器について、上記実施の形態及びその変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施の形態では、カバー部材82が透過部82bと波長変換部82aとを有する例について説明したが、これに限らない。例えば、カバー部材82の全体に波長変換材が分散されていてもよい。すなわち、カバー部材82の全体が波長変換部82aでもよい。
この場合、内部からの青色光がカバー部材82を透過しないので、直接、内部の様子を確認することは難しい。しかしながら、紫外線光源部40が点灯している期間ではカバー部材82の全体が発光するので、より明るい発光を得ることができ、紫外線の照射状態をより容易に確認することができる。
また、例えば、上記の実施の形態に係る給水器1は、スピーカを備えてもよい。蓋部30の開閉、電源スイッチの押下、紫外線の照射の開始及び終了などを、スピーカからの発信音によってユーザに知らせてもよい。
また、例えば、上記の実施の形態に係る給水器1は、容器部10又は蓋部30に固定された取手部が設けられていてもよい。これにより、給水器1を容易に持ち運ぶことができる。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 給水器(殺菌容器)
10、210 容器部
11、211 開口部
30、230 蓋部
40、240 紫外線光源部
20 給水栓部
22 カバー部材
41 ランプ
42 保護部材
42a 第1部材
42b 第2部材
42c 第3部材
201 マグ(殺菌容器)

Claims (10)

  1. 内部に注液するための開口部を有し、かつ、液体が貯められる容器部と、
    前記開口部を塞ぐための、前記容器部に着脱可能な蓋部と、
    前記容器部の内部に配置され、前記容器部に貯められる液体に紫外線を照射することで、前記液体を殺菌する紫外線光源部と、
    前記紫外線光源部から前記紫外線が照射され得る樹脂部材であってユーザによる交換が可能な樹脂部材とを備える
    殺菌容器。
  2. 前記殺菌容器は、前記容器部から外部に前記液体を給水するための給水栓部を備え、
    前記樹脂部材は、前記容器部の内側の前記給水栓部をカバーし、前記紫外線光源部から前記給水栓部へ向かう前記紫外線を遮光するカバー部材を含む
    請求項1に記載の殺菌容器。
  3. 前記カバー部材は筒状である
    請求項2に記載の殺菌容器。
  4. 前記カバー部材の底部は、前記紫外線を遮光しかつ前記液体を流通させるメッシュ状またはスリット状である
    請求項3に記載の殺菌容器。
  5. 前記樹脂部材は、前記容器部の液体を外部に給水するための給水栓部を含む
    請求項1に記載の殺菌容器。
  6. 前記紫外線光源部は、前記蓋部に取り付けられ、ユーザが交換可能である
    請求項1〜5の何れか1項に記載の殺菌容器。
  7. 前記紫外線光源部は、
    紫外線を照射するランプと、
    前記ランプを囲む保護部材とを有し、
    前記ランプは、前記蓋部に取り付けられ、ユーザが交換可能である
    請求項1〜5の何れか1項に記載の殺菌容器。
  8. 前記保護部材は、前記蓋部に着脱可能に取り付けられる
    請求項7に記載の殺菌容器。
  9. 前記ランプは、長尺状であり、
    前保護部材は、前記ランプのうちの前記蓋部と反対側の先端部を囲む可動部材を有し、
    前記可動部材は、前記ランプの先端部を囲む位置と露出させる位置とに可動である
    請求項7に記載の殺菌容器。
  10. 前記保護部材は、
    前記蓋部に取り付けられ、前記ランプのうちの前記蓋部側の部分を囲む第1部材と、
    前記第1部材に取り付けられ、前記ランプのうちの前記蓋部と反対側の先端部の一部を囲む第2部材と、
    前記第1部材に取り付けられ、前記ランプのうちの前記蓋部と反対側の先端部の他の一部を囲む第3部材とを備え、
    前記第2部材および第3部材は、前記可動部材であって、前記第1部材に取り付けられた状態で互いに着脱可能であることにより、前記ランプのうちの前記蓋部と反対側の先端部を囲む位置と露出させる位置とに可動である
    請求項9に記載の殺菌容器。
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