JP2017169903A - ポケットティッシュの製造方法及びその装置 - Google Patents
ポケットティッシュの製造方法及びその装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017169903A JP2017169903A JP2016060307A JP2016060307A JP2017169903A JP 2017169903 A JP2017169903 A JP 2017169903A JP 2016060307 A JP2016060307 A JP 2016060307A JP 2016060307 A JP2016060307 A JP 2016060307A JP 2017169903 A JP2017169903 A JP 2017169903A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tissue
- base paper
- manufacturing
- water
- folding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Sanitary Thin Papers (AREA)
Abstract
手作業により規定の枚数を取り分け手作業で個包装機への搬送コンベアに載せる段階を機械化し、全自動製造工程によって生産能力を向上する際、全自動折り機によって折り畳む際、ポケットティッシュの折り機が静電気を帯び、フォールディング部(折り畳み部)にウェブが貼り付き自動化できない。
【課題解決手段】
静電気の帯電を防止又は除去するため原紙に静電気防止剤を噴霧し、この際、ポケットティッシュの自動折り機での製造時の加工機の加減速に応じ静電気防止剤の噴霧量を制御し、含水率が下限値6重量%と上限値27重量%に挟まれる範囲とするポケットティッシュの製造方法及びその装置。
【選択図】図1
Description
[第1工程] 原紙を折り機によって折り畳み積層化する第1の折り畳み工程、
[第2工程] 折り畳まれたティッシュを手作業によって規定枚数毎に切り分け、切り分けられたティッシュを個包装工程へのコンベアへ手作業によって乗せる第2の切り分け工程、
[第3工程] 切り分けられたティッシュコンベア上に搬送され、個包装機に搬送され、個包装機によって個包装する第3の個包装工程、
が含まれ、上記のとおり、第2の切り分け工程には手作業が介在し、生産能力の向上の障害となっている。
その後の後工程も、
個包装されたポケットティッシュをハンドシーラーの操作を伴う手作業によって集合包装する後工程にも手作業が介在している。
[請求項1記載の発明]
ポケットティッシュの製造方法であって、製造工程に以下の:
原紙を用意する準備工程;
前記原紙を折り畳みティッシュに形成する折り畳み工程;
前記ティッシュを規定枚数毎に切り分け、個包装工程へ搬送するコンベアへ載せる切り分け工程;そして
前記コンベアから切り分け後のティッシュを受入れ個包装する個包装工程
を含むポケットティッシュの製造方法であって、原紙に所定の範囲の水分を含ませる加液段階を当該製造工程の途中に含み前記切り分け工程でティッシュの静電気の帯電が防止又は除去され前記折り畳み工程以降が全自動化可能であるポケットティッシュの製造方法。
ポケットティッシュの製造方法であって、製造工程に以下の:
原紙を用意する準備工程と;
前記原紙を折り畳みティッシュに形成する折り畳み工程と;
前記ティッシュを規定枚数毎に切り分け、個包装工程へ搬送するコンベアへ載せる切り分け工程と;そして
前記コンベアから切り分け後のティッシュを受入れ個包装する個包装工程を
含むポケットティッシュの製造方法であって、加液噴霧手段を使用し水分を含む液分の噴霧によって原紙に所定の範囲の水分を含ませる加液段階を当該製造工程の途中に含み前記切り分け工程ではティッシュの静電気の帯電が防止又は除去され前記折り畳み工程以降が全自動化可能であるポケットティッシュの製造方法。
請求項1及び2記載の発明のように、機械によって紙に物理的作用を加え、製造装置と紙に摺動部位が生ずると紙の局所に電荷が発生する。発生する電荷を除去させるためには、紙の絶縁性を下げ、電荷の移動を促す物質(本明細書で静電防止剤という、以下同じ)を紙表面に塗布しておくか、紙に電荷の移動を促す物質を含ませ、紙に局所的に発生する電荷を移動させ、帯電を除去することが望まれる。電荷を移動させるために、導電性のある物質は電荷を移動させるからこれを紙の表面に塗布、又は紙に含ませるのである。この静電防止剤として、一般には炭素等の導電性粒子でも差支えないが、紙に付加するものとしては導電性を有する液体、例えば電解液が好ましい。ここで、電解質を含まなくとも水自体が導電性を有するから、液体は水でもよい。そこで、水分を含む液体を原紙に含ませるものとし、当該液体は噴霧により紙全体に均一に含ませるのが好適である。したがって、ティッシュを折り畳む前に、原紙に水分を含む液体を含ませ、切り分け工程を機械化し、紙と製造装置との間の物理的作用で電荷が発生しても、当該液体によって電荷は紙内を移動し、帯電は防止され又は除去される。
前記加液段階後の前記原紙の水分量が所定の量の範囲内となるように前記加液段階の水分の噴霧量の制御を原反の運転速度の変化量に応じて前記噴霧量の増減を制御する場合に、前記準備工程における前記原紙の水分量を当該所定の量の水分量から減じ前記運転速度の変化に対する当該噴霧量の増減感度パラメータを決定し、前記加液段階の原反の運転速度の変化に応じ前記増減感度パラメータに基づき前記加液噴霧手段を制御することを特徴とするポケットティッシュの請求項2記載の製造方法。
機械化によってティッシュを、切り分け、個包装工程へのコンベアへ載せる工程を機械式の全自動折り機を用いる手段によって全自動化し、手作業を排しても、前記切り分け工程での原紙の水分の重量含有率を所定の範囲に制御可能であれば、ポケットティッシュの折り機が静電気を帯びてフォールディング部(折り畳み部)にウェブが張り付くこともなく、規定枚数での切り分けも機械式の全自動折り機を用いる折り畳み手段によって全自動化可能であるという効果を得られる。この場合、原反の運転速度が変化すると、何ら噴霧量の制御をしないと加液段階後の原紙の水分含有量にもバラつきが生じポケットティッシュの折り機が静電気を帯びてフォールディング部(折り畳み部)にウェブが張り付くことにもなりかねないが、本発明は、原反の運転速度の変化量に応じて前記噴霧量の増減を制御し、前記準備工程における前記原紙の水分量を減じ前記運転速度の変化に対する当該噴霧量の増減感度パラメータを決定し、前記加液段階の原反の運転速度の変化に応じ前記増減感度パラメータに基づき前記加液噴霧手段を動的に制御し、原反の運転速度が変動しても、前記切り分け工程前に原紙の水分の重量含有率を所定の範囲に制御可能である。
ポケットティッシュの製造方法であって、製造工程に以下の:
原紙を用意する準備工程と;
前記原紙を折り畳みティッシュに形成する折り畳み工程と;
前記ティッシュを規定枚数毎に切り分け、個包装工程へ搬送するコンベアへ載せる切り分け工程と;そして
前記コンベアから切り分け後のティッシュを受入れ個包装する個包装工程と;
を含むポケットティッシュの製造方法であって、以下の:
前記原紙の原反の有する水分量を入力する手段と;
前記原紙に水分を噴霧可能である前記原紙の加液手段と;
前記加液手段の使用時の原紙の加減速を検知する速度センサーと;そして
前記加減速に応じ前記原紙に含まれる水分量と前記加液手段によって付加される前記原紙の水分量が所定の量の範囲内となる水分の噴霧量を演算する演算手段と
を用いて水分の噴霧量を制御する加液段階を当該製造工程の途中に含み当該加液段階では、前記加液手段によって前記原紙に付加される水分の噴霧量を原反の運転速度の加減速に応じて増減制御する際に、当該原反の有する水分量と、当該加液段階で付加する水分との合計で前記水分量が所定の範囲となる噴霧量に前記加液噴霧手段を制御することを特徴とするポケットティッシュの製造方法。
機械化によってティッシュを、切り分け、個包装工程へのコンベアへ載せる工程を機械式の全自動折り機を用いる手段によって全自動化し、手作業を排しても、前記原紙の原反の有する水分量と当該準備工程で付加する水分の噴霧量の合計で、加水後の原紙の水分の重量含有率を所定の範囲に制御可能であれば、ポケットティッシュの折り機が静電気を帯びてフォールディング部(折り畳み部)にウェブが張り付くこともなく、規定枚数での切り分けも機械式の全自動折り機を用いる折り畳み手段によって全自動化可能であるという効果を得られる。
紙の水分の重量含有率が所定の下限値範囲以下だと静電気を抑えることができず、上限値の範囲以上だと折り機で断紙する場合があり、原紙の水分の重量含有率を所定の量の範囲として前記下限値〜前記上限値に挟まれる重量%の範囲に制御し、紙の静電気帯電のおそれ及び断紙を回避可能であるポケットティッシュの製造方法である。
前記所定の量の範囲は、含水率が下限値6重量%と上限値27重量%に挟まれる範囲である請求項1〜4のうちいずれか1項記載のポケットティッシュの製造方法。
機械化によってティッシュを、切り分け、個包装工程へのコンベアへ載せる工程を機械式の全自動折り機を用いる手段によって全自動化し、手作業を排しても、前記原紙の原反の有する水及び液分の重量含有率が6より大きく〜27未満の重量%の範囲内であれば、ポケットティッシュの折り機が静電気を帯びてフォールディング部(折り畳み部)にウェブが張り付くこともなく、規定枚数での切り分けも機械式の全自動折り機を用いる折り畳み手段によって全自動化可能であるという効果を得られる。
紙の水分の重量含有率が6重量%以下だと静電気を抑えることができず、27重量%以上だと折り機で断紙する場合がある。
前記所定の量の範囲は、含水率が下限値6重量%と上限値14重量%に挟まれる範囲である請求項1〜4のうちいずれか1項記載のポケットティッシュの製造方法。
水分量は多いほどパルプ繊維の水素結合に影響が出て紙が硬くなるため、水分の重量含有率は14重量%未満の範囲であることが最も望ましい。
前記ポケットティッシュの前記原紙は薬液が塗布されていない原紙であって、前記加液噴霧手段は加水噴霧手段である請求項1〜6いずれか1項記載の薬液が塗布されていない汎用ポケットティッシュの製造方法。
薬液が塗布されていない汎用ポケットティッシュであっても、所定の量の水分を含ませる加液段階を前記製造工程の途中に含み、前記切り分け工程ではティッシュの静電気の帯電が防止又は除去され前記折り畳み工程以降が全自動化可能であるポケットティッシュの製造方法は、水分を加液段階で加水して実現可能である。すなわち、ティッシュに切り分け形成する前に原紙に予め液体の噴霧手段を使用し、水分を含む液体の噴霧によって原紙に所定の量の水分を含ませる段階を途中に含ませると、汎用ティッシュであっても、切り分け、個包装工程へのコンベアへ載せる工程を機械化する全自動折り機によって前工程が全自動化可能とされ、手作業を排し機械化工程によって製造装置と紙に摺動部位が生じても紙は帯電せず、ポケットティッシュの折り機が静電気を帯びてフォールディング部(折り畳み部)にウェブが張り付くことを防止し、このように規定枚数での切り分け工程も機械式の全自動折り機を用い、全自動化可能となり、生産能力が著しく向上するという効果を得られる。
原反から繰り出される原紙の折り畳む手段、折り畳まれたティッシュを規定枚数毎に切り分ける手段、切り分け後のティッシュを個包装する手段及び個包装を集合包装する手段を備えるポケットティッシュの製造装置において、前記加液は加水であり、以下の:
原反ローラー軸に保持される原反から繰り出される原紙を斜行可能に段違いに離隔配設されているローラーと;
当該斜行領域の上方に配設される配水供給管と;
配水供給量を制御可能である加圧手段と;
前記配水供給管に接続され水噴霧可能である噴霧スプレーノズルと;
製造ライン速度を検知する速度センサーと;
原反の含水量を受入れる通信入力手段、前記速度センサーから製造ライン速度を受け入れる通信入力手段及び所定の演算ロジックを備え、原反の水分量及び前記製造ライン速度を入力として配水供給量を演算可能である噴霧コントローラーと;そして
前記加圧手段と前記噴霧コントローラーを接続する通信手段
を備え、
原反の含水量と製造ライン速度によって切り分け前のティッシュの含水量に関し含水率を下限値6重量%と上限値27重量%に挟まれる範囲に制御可能である請求項7に記載のポケットティッシュの製造方法に使用するポケットティッシュの製造装置。
加液段階で使用する手段を備える製造装置が本請求項では構成され、本発明に係るポケットティッシュの製造方法が実現され、前請求項までに記載の規定枚数での切り分け工程も機械化され、半製品である個包装を製造する前工程が全自動化可能とされ、生産能力が著しく向上するという効果を得られる。
原反から繰り出される原紙の折り畳む手段、折り畳まれたティッシュを規定枚数毎に切り分ける手段、切り分け後のティッシュを個包装する手段及び個包装を集合包装する手段を備えるポケットティッシュの製造装置において、請求項2及び4記載の前記加液噴霧手段は二流体ノズルであって、以下の:
原反ローラー軸に保持される原反から繰り出される原紙を斜行可能に段違いに離隔配設されているローラーと;
当該斜行領域の上方に配設される配水管及び圧縮空気管と;
バルブの開閉により水噴霧量を制御可能である電磁バルブであって前記二流体ノズルと当該配水管及び圧縮空気管との間に配設される前記電磁バルブと;
製造ライン速度を検知する速度センサーと;
原反の含水量、水圧及び圧縮空気圧を受入れる通信入力手段、前記速度センサーから製造ライン速度を受け入れる通信入力手段並びに所定の演算ロジックを備え、原反の含水量、水圧、圧縮空気圧及び前記製造ライン速度を入力として前記電磁バルブの開閉タイミングを演算し前記電磁バルブに開閉指示信号を生成可能である噴霧コントローラーと;そして
前記電磁バルブと前記噴霧コントローラーを接続する通信手段;
を備え、
原反の含水量と製造ライン速度によって切り分け前のティッシュの含水量に関し含水率を下限値6重量%と上限値27重量%に挟まれる範囲に加液噴霧制御可能である請求項7に記載のポケットティッシュの製造方法に使用するポケットティッシュの製造装置。
加液段階で使用する加液噴霧手段に二流体ノズルを使用し、水・エアーの二流体のノズルからの噴出によって霧を噴霧可能とする機構を備える製造装置が本請求項では構成され、本発明に係るポケットティッシュの製造方法が実現され、前請求項までに記載の規定枚数での切り分け工程も機械化され、半製品である個包装を製造する前工程が全自動化可能とされ、生産能力が著しく向上するという効果を得られる。
次に。ポケットティッシュの製造方法S1を用いて生産する方法について論を進める。
本発明の一実施形態による汎用(保湿剤等の薬液を塗布していない)ポケットティッシュの製造方法に使用する製造装置1の構成要素を用いれば、本発明に係る製造方法S1は、
汎用ポケットティッシュの製造方法S1であって、製造工程S1に以下の:
汎用原紙を用意する準備工程S10と;
前記原紙3を折り畳みティッシュ17に形成する折り畳み工程S20と;
前記ティッシュ17を規定枚数毎に切り分け、個包装工程S40へ搬送するコンベア40へ載せる切り分け工程S30と;そして
前記コンベア40から切り分け後のティッシュ30,31を受入れ個包装する個包装工程S40を、含むポケットティッシュの製造方法S1であって、加液噴霧手段4を使用し、噴霧50によって原紙3に所定の範囲の水分を含ませる加液段階S22を当該製造工程S1の途中の折り畳み段階S20に含み、前記切り分け工程S30ではティッシュの静電気の帯電が防止又は除去され前記折り畳み工程S20以降が全自動化可能であるポケットティッシュの製造方法S1である。
噴霧コントローラー100は所定の演算ロジックが予め組み込まれ及び随時これを必要に応じ保守、アップデートされている。
図4に示す、本発明の他の実施形態によるポケットティッシュの製造方法製造方法2では、製造装置1の加液手段である噴霧スプレーノズルは使用せず、予め原反ロール2に加液し、所定の範囲の水分を含ませる段階を折り畳み工程S20'より前に行い、これを原紙準備工程S10'に含める。この場合には原紙準備工程は,原紙搬送段階S101、加液段階S102及び原紙巻き直し段階S103を原紙準備工程S10'に含む。
ポケットティッシュの製造方法2であって、製造工程S2に以下の:
原紙2を用意する準備工程S10'と;
前記原紙2から繰り出される原紙3を折り畳みティッシュに形成する折り畳み工程S20'と;
前記ティッシュを規定枚数毎にウェブ(一実施例では、折り畳んだ後の寸法を縦75mm横105mm、2プライを1シートとし、10シートを積層したウェブである)を切り分け、個包装工程S40へ搬送するコンベアへ載せる切り分け工程S30と;そして、
前記コンベア40から切り分け後のティッシュ30,31を受入れ個包装する個包装工程S40を含むポケットティッシュの製造方法であって、原紙に所定の範囲の水分を含ませる加液段階S102を当該製造工程S2のうち前記準備工程S10’に含み、前記切り分け工程S30ではティッシュの静電気の帯電が防止又は除去され前記折り畳み工程S20’以降が全自動化可能であるポケットティッシュの製造方法2である。
集合包装機手段と;
段ボールケーサー手段と;そして
これらの手段の間を繋ぐコンベアと
を使用し、個包装工程製造された個包装を、所定の縦横数及び積層数に整序し、集合包装機手段によって集合包装し(一実施例では、1段を1x2個とする3段の合計6個包装パック構成である)、さらに集合包装を所定の縦横数及び積層数に整序する段ボールケーサー手段によって段ボールに梱包し(一実施例では、1段を2x3個とする8段の合計48集合包装パック構成である)、集合包装から段ボールケース詰まで一貫して自動化されている後工程をさらに含める場合には、製造工程に原紙の原反を投入後から個包装の段ボールケース詰めまでを一つのラインで人手を介さず機械化可能であるポケットティッシュの製造方法が実現可能である。この実現化にあたり、前工程の全自動化が最も有効であり、本発明は、前工程の全自動化を実現する製造方法を提供する。
二流体ノズル204には電磁バルブ各々206,207を介して、水W、圧縮空気Aが配管(図示しない)から供給されており、噴霧可能である。
製造ラインは速度センサー101を備え、ライン速度を出力可能とされている。速度センサー101は信号線102によって噴霧コントローラー200と信号接続され、ライン速度信号が噴霧コントローラー200に取り込み可能とされている。噴霧コントローラー200は入出力装置210を備え、原紙の含水量、水圧及び圧縮空気圧が入力可能とされ、噴霧コントローラー200内には入力された数値を保持するメモリー(図示しない)を備える。噴霧コントローラー200は所定の演算ロジックが予め組み込み可能及び保守可能とされており、当該演算ロジックは、メモリー(図示しない)に保持される原紙の含水量、水圧及び圧縮空気圧と速度センサー101からのライン速度及び原紙3の含水量に影響を及ぼし可能な室温、湿度その他の環境データを入力データとし、所定の演算ロジックによって、ライン速度に応じて噴射ノズル204から噴霧する加液の量に適切に電磁バルブ各々206,207の開閉タイミングを演算し前記電磁バルブに開閉指示制御信号を動的に演算し、電磁バルブ各々206,207の信号を送信する。
これらの信号は、原反の含水量、水圧及び圧縮空気圧を受入れる通信入力手段によって噴霧コントローラー200に取り込まれ、電磁バルブ206,207と前記噴霧コントローラー200を接続する通信手段203,205によって、開閉指示信号が電磁バルブ206,207へ送られ、原反の含水量と製造ライン速度によって切り分け前のティッシュの含水量に関し含水率を下限値6重量%と上限値27重量%に挟まれる範囲に加液噴霧制御され、本実施形態に係る製造装置も図3に示す製造方法S1に使用可能であり、その説明は、製造装置1を製造方法S1に使用される場合とパラレルである。
2 原反
3 原紙
4 噴霧スプレーノズル
5、6 中間ローラー
7 ダンシングローラー
8 中間ローラー
9,10 舵行修正機構
11、12 中間ローラー
13 ローラー
14 スリッター刃
15 中間ローラー
16 折り込みガイド機構
17、18,19 折り畳みティッシュ
20,30 折り畳みティッシュ
21,31 三角プレート機構
22,32 折り畳みティッシュ
23,33 フィードロール
24,34 ピンチロール
25,35 カッターロール
26,36 フォールディングロール
29,39 ウェブ
30,31,37,38 コンベア上ウェブ
40 コンベア
60 下向ローラー
100 噴霧コントローラー
101 速度センサー
102 信号線
103 信号線
110 データ入力インターフェース装置
140 ポンプ
150 配液管
151 配液管
200 噴霧コントローラー
203 信号線
204 二流体ノズル
205 信号線
206 電磁バルブ
207 信号バルブ
A 圧縮空気インフロー
W 水インフロー
S1 製造方法
S2 製造方法
S10 原紙準備工程
S10' 原紙準備工程
S101 原紙搬送段階
S102 加液段階
S103 原紙巻き直し段階
S20 折り畳み工程
S20' 折り畳み工程
S21 原紙受入段階
S22 加液段階
S23 折り畳み段階
S201 原紙受入段階
S202 折り畳み段階
S30 切り分け工程
S40個包装工程
S99 後工程
Claims (9)
- ポケットティッシュの製造方法であって、製造工程に以下の:
原紙を用意する準備工程;
前記原紙を折り畳みティッシュに形成する折り畳み工程;
前記ティッシュを規定枚数毎に切り分け、個包装工程へ搬送するコンベアへ載せる切り分け工程;そして
前記コンベアから切り分け後のティッシュを受入れ個包装する個包装工程
を含むポケットティッシュの製造方法であって、原紙に所定の範囲の水分を含ませる加液段階を当該製造工程の途中に含み前記切り分け工程でティッシュの静電気の帯電が防止又は除去され前記折り畳み工程以降の工程が全自動化可能であるポケットティッシュの製造方法。 - ポケットティッシュの製造方法であって、製造工程に以下の:
原紙を用意する準備工程と;
前記原紙を折り畳みティッシュに形成する折り畳み工程と;
前記ティッシュを規定枚数毎に切り分け、個包装工程へ搬送するコンベアへ載せる切り分け工程と;そして
前記コンベアから切り分け後のティッシュを受入れ個包装する個包装工程を
含むポケットティッシュの製造方法であって、加液噴霧手段を使用し水分を含む液分の噴霧によって原紙に所定の範囲の水分を含ませる加液段階を当該製造工程の途中に含み前記切り分け工程ではティッシュの静電気の帯電が防止又は除去され前記折り畳み工程以降の工程が全自動化可能であるポケットティッシュの製造方法。 - 前記加液段階後の前記原紙の水分量が所定の量の範囲内となるように前記加液段階の水分の噴霧量の制御を原反の運転速度の変化量に応じて前記噴霧量の増減を制御する場合に、前記準備工程における前記原紙の水分量を当該所定の量の水分量から減じ前記運転速度の変化に対する当該噴霧量の増減感度パラメータを決定し、前記加液段階の原反の運転速度の変化に応じ前記増減感度パラメータに基づき前記加液噴霧手段を制御することを特徴とするポケットティッシュの請求項2記載の製造方法。
- ポケットティッシュの製造方法であって、製造工程に以下の:
原紙を用意する準備工程と;
前記原紙を折り畳みティッシュに形成する折り畳み工程と;
前記ティッシュを規定枚数毎に切り分け、個包装工程へ搬送するコンベアへ載せる切り分け工程と;そして
前記コンベアから切り分け後のティッシュを受入れ個包装する個包装工程と;
を含むポケットティッシュの製造方法であって、以下の:
前記原紙の原反の有する水分量を入力する手段と;
前記原紙に水分を噴霧可能である前記原紙の加液手段と;
前記加液手段の使用時の原紙の加減速を検知する速度センサーと;そして
前記加減速に応じ前記原紙に含まれる水分量と前記加液手段によって付加される前記原紙の水分量が所定の量の範囲内となる水分の噴霧量を演算する演算手段と
を用いて水分の噴霧量を制御する加液段階を当該製造工程の途中に含み当該加液段階では、前記加液手段によって前記原紙に付加される水分の噴霧量を原反の運転速度の加減速に応じて増減制御する際に、当該原反の有する水分量と、当該加液段階で付加する水分との合計で前記水分量が所定の範囲となる噴霧量に前記加液噴霧手段を制御することを特徴とするポケットティッシュの製造方法。 - 前記所定の量の範囲は、含水率が下限値6重量%と上限値27重量%に挟まれる範囲である請求項1から4いずれか1項記載のポケットティッシュの製造方法。
- 前記所定の量の範囲は、含水率が下限値6重量%と上限値14重量%に挟まれる範囲である請求項1から4いずれか1項記載のポケットティッシュの製造方法。
- 前記ポケットティッシュの前記原紙は薬液が塗布されていない原紙であって、前記加液手段は加水手段である請求項1〜6いずれか1項記載の薬液が塗布されていない汎用ポケットティッシュの製造方法。
- 原反から繰り出される原紙の折り畳む手段、折り畳まれたティッシュを規定枚数毎に切り分ける手段、切り分け後のティッシュを個包装する手段及び個包装を集合包装する手段を備えるポケットティッシュの製造装置において、前記加液は加水であり、以下の:
原反ローラー軸に保持される原反から繰り出される原紙を斜行可能に段違いに離隔配設されているローラーと;
当該斜行領域の上方に配設され配水供給管と;
配水供給量を制御可能である加圧手段と;
前記配水供給管に接続され水噴霧可能である噴霧スプレーノズルと;
製造ライン速度を検知する速度センサーと;
原反の含水量を受入れる通信入力手段、前記速度センサーから製造ライン速度を受け入れる通信入力手段及び所定の演算ロジックを備え、原反の水分量及び前記製造ライン速度を入力として配水供給量を演算可能である噴霧コントローラーと;そして
前記加圧手段と前記噴霧コントローラーを接続する通信手段
を備え、
原反の含水量と製造ライン速度によって切り分け前のティッシュの含水量に関し含水率を下限値6重量%と上限値27重量%に挟まれる範囲に制御可能である請求項7に記載のポケットティッシュの製造方法に使用するポケットティッシュの製造装置。 - 原反から繰り出される原紙の折り畳む手段、折り畳まれたティッシュを規定枚数毎に切り分ける手段、切り分け後のティッシュを個包装する手段及び個包装を集合包装する手段を備えるポケットティッシュの製造装置において、請求項2及び4記載の前記加液噴霧手段は二流体ノズルであって、以下の:
原反ローラー軸に保持される原反から繰り出される原紙を斜行可能に段違いに離隔配設されているローラーと;
当該斜行領域の上方に配設される配水管及び圧縮空気管と;
バルブの開閉により水噴霧量を制御可能である電磁バルブであって前記二流体ノズルと当該配水管及び圧縮空気管との間に配設される前記電磁バルブと;
製造ライン速度を検知する速度センサーと;
原反の含水量、水圧及び圧縮空気圧を受入れる通信入力手段、前記速度センサーから製造ライン速度を受け入れる通信入力手段並びに所定の演算ロジックを備え、原反の含水量、水圧、圧縮空気圧及び前記製造ライン速度を入力として前記電磁バルブの開閉タイミングを演算し前記電磁バルブに開閉指示信号を生成可能である噴霧コントローラーと;そして
前記電磁バルブと前記噴霧コントローラーを接続する通信手段;
を備え、
原反の含水量と製造ライン速度によって切り分け前のティッシュの含水量に関し含水率を下限値6重量%と上限値27重量%に挟まれる範囲に加液噴霧制御可能である請求項7に記載のポケットティッシュの製造方法に使用するポケットティッシュの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016060307A JP6752600B2 (ja) | 2016-03-24 | 2016-03-24 | ポケットティッシュの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016060307A JP6752600B2 (ja) | 2016-03-24 | 2016-03-24 | ポケットティッシュの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017169903A true JP2017169903A (ja) | 2017-09-28 |
JP6752600B2 JP6752600B2 (ja) | 2020-09-09 |
Family
ID=59969738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016060307A Active JP6752600B2 (ja) | 2016-03-24 | 2016-03-24 | ポケットティッシュの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6752600B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20210389649A1 (en) * | 2019-02-28 | 2021-12-16 | Fujifilm Corporation | Projection lens and projection apparatus |
KR102408601B1 (ko) * | 2021-12-14 | 2022-06-14 | 권영수 | 자동 접지 분리식 티슈 제조장치 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007061143A (ja) * | 2005-08-29 | 2007-03-15 | Daio Paper Corp | 衛生薄葉紙製品の製造方法及び製造設備 |
JP2011104184A (ja) * | 2009-11-19 | 2011-06-02 | Oji Nepia Co Ltd | ロール状トイレットペーパーの製造方法 |
JP2011206421A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Meiko Shoji Kk | ポケットティッシュとその製造方法 |
JP2012000476A (ja) * | 2011-08-04 | 2012-01-05 | Oji Nepia Co Ltd | ローションペーパーの製造方法 |
JP2012034867A (ja) * | 2010-08-06 | 2012-02-23 | Daio Paper Corp | ティシュペーパー製品の製造方法 |
JP2012116613A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Daio Paper Corp | ティシュペーパー製品の製造方法 |
JP2014136595A (ja) * | 2013-01-16 | 2014-07-28 | Oji Nepia Co Ltd | 携帯用ティシュおよびティシュ折り機 |
JP2014525821A (ja) * | 2011-05-31 | 2014-10-02 | アウダグ アクツィエンゲゼルシャフト | 紙ウェブ等のキャリア媒体を湿潤する装置 |
-
2016
- 2016-03-24 JP JP2016060307A patent/JP6752600B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007061143A (ja) * | 2005-08-29 | 2007-03-15 | Daio Paper Corp | 衛生薄葉紙製品の製造方法及び製造設備 |
JP2011104184A (ja) * | 2009-11-19 | 2011-06-02 | Oji Nepia Co Ltd | ロール状トイレットペーパーの製造方法 |
JP2011206421A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Meiko Shoji Kk | ポケットティッシュとその製造方法 |
JP2012034867A (ja) * | 2010-08-06 | 2012-02-23 | Daio Paper Corp | ティシュペーパー製品の製造方法 |
JP2012116613A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Daio Paper Corp | ティシュペーパー製品の製造方法 |
JP2014525821A (ja) * | 2011-05-31 | 2014-10-02 | アウダグ アクツィエンゲゼルシャフト | 紙ウェブ等のキャリア媒体を湿潤する装置 |
JP2012000476A (ja) * | 2011-08-04 | 2012-01-05 | Oji Nepia Co Ltd | ローションペーパーの製造方法 |
JP2014136595A (ja) * | 2013-01-16 | 2014-07-28 | Oji Nepia Co Ltd | 携帯用ティシュおよびティシュ折り機 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20210389649A1 (en) * | 2019-02-28 | 2021-12-16 | Fujifilm Corporation | Projection lens and projection apparatus |
US12013625B2 (en) * | 2019-02-28 | 2024-06-18 | Fujifilm Corporation | Projection lens and projection apparatus |
KR102408601B1 (ko) * | 2021-12-14 | 2022-06-14 | 권영수 | 자동 접지 분리식 티슈 제조장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6752600B2 (ja) | 2020-09-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6401359B2 (ja) | 皺寄せシート材料の連続ウェブを供給するための装置及び方法 | |
US11738927B2 (en) | Bundled product and system and method for forming the same | |
FI72098B (fi) | Foerfarande och anordning foer tillfoersel av kontinuerligt i n fjaellstroem infallande plana produkter i synnerhet try ckrodukter | |
KR101548510B1 (ko) | 셀룰로오스시트를 이용한 마스크팩 및 제조방법 | |
JP2017169903A (ja) | ポケットティッシュの製造方法及びその装置 | |
CN115151225B (zh) | 一种用于组装弹性体层合物的方法 | |
US9586779B2 (en) | Rewinding machine | |
CN109152667A (zh) | 吸收性物品的制造方法 | |
ITMI20101579A1 (it) | Dispositivo di strappo di un nastro continuo in materiale cartaceo in alimentazione su macchine ribobinatrici, macchina ribobinatrice per la formazione di rotoli di materiale cartaceo munita di tale dispositivo e metodo di strappo di un nastro contin | |
RU2739953C2 (ru) | Способ и устройство для изготовления рулона из тестовой заготовки и разделительного листа | |
CN202481379U (zh) | 一种滚切开窗创口贴包装机 | |
CN207389741U (zh) | 立体包膜机 | |
US20160318638A1 (en) | Apparatus and Method of Using an Apparatus for Controlling a Film | |
US10336487B2 (en) | Process for the management of a flow of material along a respective plant | |
US20220402719A1 (en) | Rewinding machine and method for the production of logs of paper material | |
JP6742776B2 (ja) | ポケットティッシュの自動化ライン製造装置 | |
US10874263B2 (en) | Package containing rolled products and process for making same | |
US20220396446A1 (en) | Rewinding machine and method for the production of logs of paper material | |
CN209306671U (zh) | 一种手帕纸原纸放卷机构 | |
CN109259934B (zh) | 多连包卫生用品的制造系统及制造方法 | |
JP5832840B2 (ja) | 薬液付与クレープ紙の製造方法 | |
CN110731537A (zh) | 一种醋酸纤维滤棒成型机组以及成型方法 | |
CN107055180A (zh) | 品检机自动收料装置 | |
JP2013028451A (ja) | 形状保持性材料の供給装置及び供給方法 | |
TWM506587U (zh) | 救急絆製造機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190308 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200124 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200305 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200731 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200819 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6752600 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |