JP2017169839A - アバターロボット接続管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】アバターロボットを利用してコミュニケーションを行う際,対話者のプライバシーを保護できるシステムを提供する。【解決手段】アバターロボット10は,オペレータ情報を含むアクセス要求を受信すると(S1),アバターロボット10の周囲にいる対話者5aを認識する対話者認識処理(S2)と,アクセス要求に含まれるオペレータ情報と対話者認識処理(S2)で認識した対話者5aの対話者情報を利用してアクセスキーを生成するアクセスキー生成処理(S3)と,アクセスキー生成処理(S3)で生成したアクセスキーを対話者認識処理(S2)で認識した対話者5aの対話者端末11へ通知する処理を実行する。対話者5aは,対話者端末11を操作して,アクセスキーをオペレータ端末12へ送信し,オペレータ端末12はアクセスキーを用いてアバターロボット10にログインする。【選択図】図1

Description

本発明は,遠隔地にあるロボットを自分の分身として扱うテレイグジスタンス(Telexistence)に係る発明である。
遠隔地間のコミュニケーションにテレイグジスタンスを利用することが検討されている。テレイグジスタンスとは,遠隔地にあるアバターロボットを自分の分身として扱うことを意味する。アバターロボットを利用して遠隔地にいる対話者とコミュニケーションする際,特許文献1で開示されている発明のように,コミュニケーション機能を有するアバターロボットを遠隔地におき,遠隔地にいる対話者とコミュニケーションする者は,オペレータ端末によりアバターロボットを遠隔操作して対話者とコミュニケーションする。
テレイグジスタンス用のアバターロボットは,無線LAN通信などのネットワーク通信機能を備え,音声通話によるコミュニケーションを行えるようにマイクとスピーカを備え,映像通話によるコミュニケーションを行えるようにカメラとディスプレイを備える。アバターロボットが有するコミュニケーション機能はこれらの機能に限定されず,アバターロボットを遠隔操作するオペレータの感情をアバターロボットが実行するジェスチャーにより表現できるように,アバターロボットを振動させるバイブレーション用のモータや,アバターロボットの手足を動かすモータをアバターロボットに備えさせる場合もある。
アバターロボットの遠隔操作に用いるオペレータ端末は,パーソナルコンピュータ,スマートフォンまたはタブレットコンピュータなどを利用して実現される端末である。オペレータ端末は,アバターロボットを利用して遠隔地にいる対話者とコミュニケーションが行えるように,マイク,スピーカ,カメラ,ディスプレイ,および,移動体通信などのネットワーク通信機能を備え,更に,アバターロボットを遠隔操作するための機能を備える。
特許文献1で開示されている発明と同様の構成により,オペレータ端末を所持するオペレータは,アバターロボットを遠隔操作して遠隔地にいる対話者とコミュニケーションできるが,アバターロボットの周囲に対話者がいないにも係わらずアバターロボットに接続できると,対話者のプライバシーを侵害してしまう恐れがある。
アバターロボットの周囲に対話者がいるときのみアバターロボットに接続できるように構成した発明としては,例えば,特許文献2,3が既に開示されている。特許文献2で開示されているロボット型の電子玩具は,音声情報などから周囲に対象体が存在するかどうかを判別し、該判別結果に基づいた動作を行うことで,周囲に人が存在するときに動作するように構成されている。また,特許文献3で開示されている移動ロボットは,移動ロボットが置かれている家にいる居住者と相互交流をする際、移動ロボットが置かれている家にいる居住者を探し出し,探し出した居住者の許可が得られた場合のみ,居住者からみて遠隔地に居る第三者とのテレビ会議セッションを実施するように構成されている。
特開2007−190641号公報 特開2002−307354号公報 特表2009−509673号公報
従来技術を用いることで,アバターロボットの周囲に対話者がいるときのみアバターロボットに接続できるように構成できる。しかし,アバターロボットの周囲に対話者がいたとしても,アバターロボットの周囲にいる対話者がコミュニケーションできる状態でなければ,対話者のプライバシーが侵害されてしまう可能性がある。
そこで,本発明は,アバターロボットの周囲に対話者がいて,かつ,アバターロボットの周囲にいる対話者がコミュニケーションできる状態の場合のみ,アバターロボットへの接続を許可できるシステムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決する第1の発明は,遠隔地に配置するアバターロボットと,前記アバターロボットが配置された遠隔地にいる対話者が利用する対話者端末と,前記アバターロボットを遠隔操作するオペレータが利用するオペレータ端末とから少なくとも構成されたアバターロボット接続管理システムである。第1の発明に係る前記アバターロボットは,上記の課題を解決するために,オペレータのオペレータ情報を含むアクセス要求を受信すると,前記アバターロボットの周囲にいる対話者を認識する対話者認識処理と,前記アクセス要求に含まれるオペレータ情報と前記対話者認識処理で認識した対話者の対話者情報を利用してアクセスキーを生成するアクセスキー生成処理と,前記アクセスキー生成処理で生成したアクセスキーを前記対話者認識処理で認識した対話者の前記対話者端末へ通知する処理を実行する手段を備える。第1の発明に係る前記オペレータ端末は,上記の課題を解決するために,前記対話者端末から送信されたアクセスキーを用いて前記アバターロボットにログインする手段を備える。
更に,第2の発明は,第1の発明に記載したアバターロボット接続管理システムにおいて,近距離無線通信を使用して対話者を認識するようにした発明である。第2の発明に係るアバターロボット接続管理システムは,前記アバターロボットと前記対話者端末が近距離無線通信を行うように構成される。第2の発明に係る前記対話者端末は,前記対話者端末に送信されたオペレータ情報を含む前記アクセス要求,および,前記対話者端末に格納されている対話者情報を近距離無線通信により前記アバターロボットへ送信する手段を備える。また,第2の発明に係る前記アバターロボットは,前記対話者認識処理において,近距離無線通信により前記対話者端末から送信された対話者情報を前記アバターロボットの周囲にいる対話者の対話者情報として認識し,前記アクセスキー生成処理において,前記アクセス要求を送信した前記対話者端末へ近距離無線通信によりアクセスキーを通知する。
更に,第3の発明は,第1の発明に記載したアバターロボット接続管理システムにおいて,位置情報を使用して対話者を認識するようにした発明である。第3の発明に係るアバターロボット接続管理システムは,前記アバターロボットの使用が許可されている対話者の対話者情報とこの対話者が所持する前記対話者端末の連絡先を管理している管理サーバを含み,ネットワークを介して前記オペレータ端末から前記アバターロボットに対して前記アクセス要求が送信されるように構成される。第3の発明に係る前記アバターロボットは,前記アバターロボットの位置情報を計測する手段を備え,前記対話者認識処理において,前記アクセス要求を前記オペレータ端末から受信すると,この時の位置情報を含む対話者認識要求を前記管理サーバへ送信して,前記管理サーバが認識した対話者の対話者情報とこの対話者が所持する前記対話者端末の連絡先を前記管理サーバから受信し,前記アクセスキー生成処理において,前記管理サーバから受信した前記対話者端末の連絡先へアクセスキーを通知する。また,第3の発明に係る前記対話者端末は,前記対話者端末の位置情報を計測する手段と,前記管理サーバから位置情報要求を受けると,この時の位置情報を前記管理サーバへ送信する手段を備える。更に,第3の発明に係る前記管理サーバは,ネットワークを介して前記アバターロボットから前記対話者認識要求が送信されると,前記対話者認識要求を送信した前記アバターロボットの使用が許可されている対話者の前記対話者端末に対して前記位置情報要求を送信した後,前記対話者端末から受信した位置情報と前記アバターロボットの位置情報を比較し,前記アバターロボットに最も近い位置にいる対話者の対話者情報とこの対話者が所持する前記対話者端末の連絡先を前記アバターロボットへ送信する処理を実行する手段を備える。
上述の本発明によれば,アバターロボットの周囲に対話者がいない場合,アバターロボットはアクセスキーを生成できないので,アバターロボットへの接続を禁止できる。また,アバターロボットの周囲に対話者がいる場合であっても,アバターロボットから対話者端末へアクセスキーを送信し,対話者の操作によって,アクセスキーが対話者端末からオペレータ端末へ送信されるようにすることで,オペレータ端末へアクセスキーを送信する際,対話者自身がコミュニケーションできる状態であるか否か判断できる。
本発明に係るアバターロボット接続管理システムの基本原理を説明する図。 第1実施形態に係るアバターロボット接続管理システムの構成を説明する図。 第1実施形態に係るアバターロボットのブロック図。 第1実施形態に係るオペレータ端末のブロック図。 第1実施形態に係る対話者端末のブロック図。 第2実施形態に係るアバターロボット接続管理システムの構成を説明する図。 第2実施形態に係るアバターロボットのブロック図。 第2実施形態に係る管理サーバのブロック図。 管理サーバが実行する処理を説明する図。 第2実施形態に係るオペレータ端末のブロック図。 第2実施形態に係る対話者端末のブロック図。
ここから,本発明の好適な実施形態を記載する。なお,以下の記載は本発明の技術的範囲を束縛するものでなく,理解を助けるために記述するものである。
図1は,本発明に係るアバターロボット接続管理システム1の基本原理を説明する図である。図1に図示したように,本発明に係るアバターロボット接続管理システム1は,テレイグジスタンスを利用したシステムで,コミュニケーション機能を備え遠隔地に配置されるアバターロボット10と,アバターロボット10の遠隔操作に利用するオペレータ端末12と,アバターロボット10の設置場所にいる対話者5aが所持する対話者端末11から少なくとも構成され,図1では,アバターロボット10の使用が許可されている対話者5aの対話者情報とこの対話者5aが所持する対話者端末11の連絡先を管理している管理サーバ13を含ませている。本発明に係るアバターロボット接続管理システム1では,アバターロボット10とオペレータ端末12,対話者端末11とオペレータ端末12,並びに,アバターロボット10と管理サーバ13はネットワーク4を介して通信し,アバターロボット10と対話者端末11は,近距離無線通信またはネットワーク4を介して通信する。
本発明に係るアバターロボット接続管理システム1の基本的な動作を説明する。なお,本発明に係るアバターロボット接続管理システム1において,アバターロボット10を遠隔操作してコミュニケーションするためには,アバターロボット10にログインすることが必要で,アバターロボット10へのログインには,アバターロボット10が生成したアクセスキーが必要になる。
オペレータ端末12を所持するオペレータ5bが,アバターロボット10を遠隔操作して対話者5aとコミュニケーションを行う際,まず,アバターロボット10は,オペレータ5bを識別する情報となるオペレータ情報を含むアクセス要求を受信する(S1)。
オペレータ5bが対話者5aを指定する場合,アバターロボット10にアクセス要求を送信する端末は,対話者5aが所持する対話者端末11になる。この場合,オペレータ5bは,オペレータ5bが指定した対話者5aが所持する対話者端末11に対してアバターロボット10の使用を連絡し,この対話者5aが所持する対話者端末11から,アバターロボット10にアクセス要求が送信される。また,オペレータ5bが対話者5aを指定しない場合,アバターロボット10にアクセス要求を送信する端末はオペレータ端末12になる。
アバターロボット10は,アクセス要求を受けると,アバターロボット10の周囲にいる対話者5aを認識し,この対話者5aの対話者情報を取得する対話者認識処理を実行する(S2)。本発明に係るアバターロボット接続管理システム1では,NFC(Near Field Communication)またはGPS(Global Positioning System)を使ってアバターロボット10の周囲にいる対話者5aが認識される。オペレータ5bが対話者5aを指定する場合,アバターロボット10自身が,NFCを使って,アバターロボット10の周囲にいる対話者5aを認識する。オペレータ5bが対話者5aを指定しない場合,アバターロボット10は,オペレータ5bや対話者5aなどに係る情報を記憶している管理サーバ13に対話者認識処理の実行を依頼し,管理サーバ13は,GPSを使って,アバターロボット10の周囲にいる対話者5aを認識する。なお,対話者情報とは,対話者5aを識別する情報である。
アバターロボット10の周囲にいる対話者5aが認識されると,アバターロボット10は,アバターロボット10へのログインに用いるアクセスキーを生成するアクセスキー生成処理を実行する(S3)。オペレータ5bと対話者5aからアクセスキーが決まるように,アバターロボット10は,オペレータ情報と対話者情報を利用してアクセスキーを生成する。なお,アクセスキーの生成には,これらの情報に加えて,この時の時刻を利用することもできる。
アバターロボット10は,アクセスキーを生成すると,対話者認識処理(S2)で認識した対話者5aが所持する対話者端末11に対してアクセスキーを通知する(S4)。なお,アバターロボット10が,対話者認識処理(S2)で認識した対話者5aの対話者端末11に対してアクセスキーを通知するのは,コミュニケーションできる状態であるか否かをこの対話者5aに判断させるためである。
アバターロボット10からアクセスキーが送信された対話者端末11を所持する対話者5aは,アバターロボット10を利用したコミュニケーションが行える状態にある場合,対話者端末11を操作して,アバターロボット10から受信したアクセスキーをオペレータ端末12に送信する(S5)。オペレータ5bが対話者5aを指定する場合,アクセスキーを送信するオペレータ端末12は,アバターロボット10の使用を対話者5aに連絡したオペレータ5bのオペレータ端末12になる。また,オペレータ端末12が対話者5aを指定しない場合,アクセスキーを送信するオペレータ端末12は,アバターロボット10にアクセス要求したオペレータ端末12になる。
対話者端末11からアクセスキーが転送されたオペレータ端末12を所持するオペレータ5bは,アクセスキーを利用してアバターロボット10にログイン要求する(S6)。アバターロボット10は,オペレータ端末12から送信されたアクセスキーを照合し(S7),アクセスキーの照合に成功すると,オペレータ端末12とアバターロボット10を利用したコミュニケーションが実行される(S8)。そして,オペレータ端末12とアバターロボット10を利用したコミュニケーションが終了すると,この手順は終了する。
ここから,オペレータ5bが対話者5aを指定する形態である第1実施形態と,オペレータ5bが対話者5aを指定しない形態である第2実施形態についてそれぞれ詳細に説明する。
まず,オペレータ5bが対話者5aを指定する第1実施形態について説明する。図2は,第1実施形態に係るアバターロボット接続管理システム2の構成を説明する図である。図2で図示したアバターロボット接続管理システム2は,個人宅などに設置されたアバターロボット20と,アバターロボット20の設置場所(個人宅)にいる対話者5aが所持する対話者端末21と,アバターロボット20の遠隔操作に利用するオペレータ端末22から少なくとも構成される。第1実施形態に係るアバターロボット接続管理システム2では,アバターロボット20とオペレータ端末22,並びに,対話者端末21とオペレータ端末22はネットワーク4を介して通信し,アバターロボット20と対話者端末21は近距離無線通信により通信する。
第1実施形態に係るアバターロボット20について説明する。図3は,第1実施形態に係るアバターロボット20のブロック図である。第1実施形態に係るアバターロボット20は,マイク202,スピーカ203,カメラ204,ディスプレイ205および複数のアクチュエータ206を備え,更に,ネットワーク通信に用いるデバイスとして無線LAN通信回路201を備える。更に,第1実施形態に係るアバターロボット20は,対話者端末21と近距離無線通信するためのNFCモジュール207を備える。更に,第1実施形態に係るアバターロボット20は,アバターロボット20の動作を制御する機能としてロボット制御手段200を備える。
アバターロボット20のマイク202は,音声を音声データに変換する音声入力デバイスで,アバターロボット20のスピーカ203は,音声データを音声に変換する音声出力デバイスである。アバターロボット20のカメラ204は,撮影した映像の映像データを出力するデバイスで,アバターロボット20のディスプレイ205は,文字や映像などを表示するデバイスである。アバターロボット20のアクチュエータ206は,アバターロボット20が身振り手振りなどのジェスチャーを行うためのデバイスで,具体的には,アバターロボット20の関節を動作させるモータや振動を発生するバイブレータである。
NFCモジュール207は,通信プロトコル,データ暗号化機能,相互認証機能およびデータ読み書き機能などを有するICチップと近距離無線通信に対応したアンテナを接続し,NFCモジュール207が組み込まれる電子機器と通信するインターフェースが設けられたモジュールで,アバターロボット20に実装されたCPUと接続している。
アバターロボット20のロボット制御手段200は,アバターロボット20に係る処理を実行する機能で,アバターロボット20に実装されたCPUを動作させるコンピュータプログラムにより実現される。
第1実施形態は,オペレータ5bが対話者5aを指定する形態であるため,オペレータ5bは,オペレータ5bが指定した対話者5aが所持する対話者端末21に対してアバターロボット20の使用許可を連絡し,図1のS1において,アバターロボット20の使用に係る連絡を受けた対話者5aが対話者端末21を操作し,近距離無線通信によりアバターロボット20にアクセス要求を送信する。オペレータ5bがアバターロボット20の使用を対話者5aに連絡する際,オペレータ情報が少なくとも対話者端末21に送信される。また,対話者端末21からアバターロボット20に送信されるアクセス要求には,オペレータ端末22から受信したオペレータ情報と対話者端末21に格納された対話者情報が含まれる。
第1実施形態では,アバターロボット20が受信するアクセス要求に対話者情報が含まれるため,第1実施形態に係るアバターロボット20のロボット制御手段200は,図1のS2において,アクセス要求に含まれる対話者情報を,アバターロボット20の周囲にいる対話者5aの対話者情報として認識する。
第1実施形態では,アバターロボット20が受信するアクセス要求にオペレータ情報と対話者情報が含まれるため,第1実施形態に係るアバターロボット20のロボット制御手段200は,図1のS3において,アクセス要求に含まれるオペレータ情報と対話者情報からアクセスキーを生成する。なお,アクセスキーの生成に用いる情報に,これらの情報に加え,この時の時刻を含ませることもできる。
第1実施形態では,対話者端末21とアバターロボット20は近距離無線通信するため,第1実施形態に係るアバターロボット20のロボット制御手段200は,図1のS4において,NFCモジュール207を利用して,図1のS3で生成したアクセスキーを対話者端末21へ送信する。なお,オペレータ5bが指定した対話者5aが所持する対話者端末21に対してアバターロボット20の使用を連絡するのは,アバターロボット20を使用可能な状態であるかこの対話者5aに確認するためである。
第1実施形態に係るアバターロボット20のロボット制御手段200は,図1のS7において,アクセスキーを含むログイン要求をオペレータ端末22から受信すると,オペレータ端末22から受信したアクセスキーと対話者端末21へ送信したアクセスキーを照合する。アクセスキーの照合に成功すると,第1実施形態に係るアバターロボット20のロボット制御手段200は,ログイン要求したオペレータ端末22からの遠隔操作を許可する。オペレータ端末22からの遠隔操作を許可すると,第1実施形態に係るアバターロボット20のロボット制御手段200は,コミュニケーションに係る処理として,マイク202・カメラ204から取得した音声・映像をリアルタイムでオペレータ端末22へ送信する処理と,オペレータ端末22から受信した音声・映像をスピーカ203・ディスプレイ205にてリアルタイムで再生する処理と,アクチュエータ206を制御して,オペレータ端末22から受信した動作コマンドに従う動作を実行する処理を実施する。
第1実施形態に係るオペレータ端末22について説明する。オペレータ端末22は,携帯可能なコンピュータを利用して実現される装置である。オペレータ端末22として利用するコンピュータとしては,スマートフォンやタブレットコンピュータが好適である。
図4は,第1実施形態に係るオペレータ端末22のブロック図である。図4に図示したように,第1実施形態に係るオペレータ端末22は,マイク222,スピーカ223,カメラ224,タッチパネル225および遠隔操作手段220を備え,更に,ネットワーク通信に用いるデバイスとして移動体通信回路221を備える。
オペレータ端末22のマイク222は,音声を音声データに変換する音声入力デバイスで,オペレータ端末22のスピーカ223は,音声データを音声に変換する音声出力デバイスである。オペレータ端末22のカメラ224は,撮影した映像の映像データを出力するデバイスで,オペレータ端末22のタッチパネル225は,表示デバイスと入力デバイスが組み合わされたデバイスである。
オペレータ端末22の遠隔操作手段220は,オペレータ端末22に係る処理を実行する機能で,オペレータ端末22として利用するコンピュータのCPUを動作させるコンピュータプログラムにより実現される。なお,オペレータ端末22には,遠隔操作手段220として機能する専用のコンピュータプログラム(例えば,スマートフォンのアプリケーション)がインストールされることになる。
図1のS1において,第1実施形態に係るオペレータ端末22の遠隔操作手段220は,アバターロボット20の使用を連絡する操作が行われると,オペレータ5bが指定した対話者5aが所持する対話者端末21に対してアバターロボット20の使用を連絡する処理を行う。なお,オペレータ5bがアバターロボット20の使用を対話者5aに連絡する際に対話者端末21に送信するオペレータ情報としては,スマートフォンに実装されたUSIMに格納されている電話番号を利用できる。
図1のS6において,第1実施形態に係るオペレータ端末22の遠隔操作手段220は,アバターロボット20にログイン要求する操作がオペレータ端末22上で行われると,移動体通信回路221を利用して,アクセスキーを利用したログイン要求をアバターロボット20に行う。具体的に,オペレータ端末22の遠隔操作手段220が,オペレータ5bの操作により指定されたアバターロボット20にログイン要求すると,アバターロボット20からアクセスキーの送信が要求され,オペレータ端末22の遠隔操作手段220は,対話者端末21から受信したアクセスキーをアバターロボット20へ送信する。
また,第1実施形態に係るオペレータ端末22の遠隔操作手段220は,アバターロボット20へのログインが成功すると,コミュニケーションに係る処理として,マイク222・カメラ224から取得した音声・映像をリアルタイムでアバターロボット20へ送信する処理と,スピーカ223・タッチパネル225を用いて,アバターロボット20から受信した音声・映像をリアルタイムで再生する処理と,遠隔操作手段220に入力された動作コマンドをアバターロボット20へ送信する処理を実施する。
第1実施形態に係る対話者端末21について説明する。対話者端末21は,携帯可能なコンピュータを利用して実現される装置である。オペレータ端末22として利用するコンピュータとしては,スマートフォン,タブレットコンピュータが好適である。
図5は,第1実施形態に係る対話者端末21のブロック図である。図5に図示したように,本実施形態に係る対話者端末21は,タッチパネル212,NFCモジュール213,無線LAN通信回路211および接続管理手段210を備える。
対話者端末21のタッチパネル212は,表示デバイスと入力デバイスが組み合わされたデバイスである。また,対話者端末21のNFCモジュール213は近距離無線通信するための機能で,対話者端末21の無線LAN通信回路211はネットワーク通信するためのデバイスである。
対話者端末21の接続管理手段210は,対話者端末21に係る処理を実行する機能で,対話者端末21として利用するコンピュータのCPUを動作させるコンピュータプログラムにより実現される。なお,対話者端末21には,接続管理手段210として機能する専用のコンピュータプログラム(例えば,スマートフォンのアプリケーション)がインストールされることになる。
上述したように,第1実施形態は,オペレータ5bが対話者5aを指定する形態であるため,図1のS1において,対話者端末21に対してアバターロボット20の使用の連絡を受けた後,アクセス要求を送信する操作が実施されると,第1実施形態に係る対話者端末21の接続管理手段210は,アバターロボット20に対しアクセス要求を近距離無線通信により送信する処理を実行する。アクセス要求には,オペレータ情報と対話者情報が含まれる。アクセス要求に含ませるオペレータ情報は,アバターロボット20の使用の連絡を受けたときにオペレータ端末22から受信した情報になる。対話者端末21のNFCモジュール213は個体識別に利用されるモジュールであることを考えると,アクセス要求に含ませる対話者情報を,対話者端末21のNFCモジュール213に格納された固有IDにすることが好適である。
また,第1実施形態に係る対話者端末21の接続管理手段210は,図1のS5において,アクセスキーがアバターロボット20から近距離無線通信により送信されると,無線LAN通信回路211を利用して,アバターロボット20から送信されたアクセスキーをオペレータ端末22へ送信する。なお,アクセスキーを送信するオペレータ端末22の連絡先は,アバターロボット20の使用の連絡を受けたときに対話者端末21側でわかる。
次に,オペレータ5bが対話者5aを指定しない第2実施形態について説明する。図6は,第2実施形態に係るアバターロボット接続管理システム3の構成を説明する図である。図6で図示したアバターロボット接続管理システム3は,オフィス・公共機関などに設置されたアバターロボット30と,アバターロボット30の設置場所にいる対話者5aが所持する対話者端末31と,アバターロボット30の遠隔操作に利用するオペレータ端末32に加え,位置情報を利用して,アバターロボット30の周囲にいる対話者5aを認識する機能を備えた管理サーバ33から少なくとも構成される。なお,第2実施形態に係るアバターロボット接続管理システム3では,アバターロボット30とオペレータ端末32,アバターロボット30と管理サーバ33,並びに,対話者端末31とオペレータ端末32はネットワーク4を介して通信し,アバターロボット30と対話者端末31は無線LAN通信により直接通信する。
本実施形態に係るアバターロボット接続管理システム3を構成するアバターロボット30について説明する。図7は,第2実施形態に係るアバターロボット30のブロック図である。第2実施形態に係るアバターロボット30は,マイク302,スピーカ303,カメラ304,ディスプレイ305および複数のアクチュエータ306を備え,更に,ネットワーク通信に用いるデバイスとして無線LAN通信回路301を備える。更に,第2実施形態に係るアバターロボット30は,アバターロボット30の位置情報を計測する位置計測手段307と,アバターロボット30の動作を制御する機能として,ロボット制御手段300を備える。
アバターロボット30が備えるマイク302,スピーカ303,カメラ304,ディスプレイ305,アクチュエータ306および無線LAN通信回路301については第1実施形態と同様であるため詳細な説明は省き,アバターロボット30の位置計測手段307とロボット制御手段300について説明する。
アバターロボット30の位置計測手段307は,アバターロボット30の位置情報を計測する機能である。アバターロボット30の位置情報を計測する手法として,GPS(Global Positioning System)を利用する手法もあるが,無線LAN通信網や移動体通信網を利用して位置情報を検出する手法も知られている。
第2実施形態に係るアバターロボット30のロボット制御手段300は,アバターロボット20に係る処理を実行する機能で,アバターロボット30に実装されたCPUを動作させるコンピュータプログラムにより実現される。
第2実施形態は,アバターロボット30を使用できる対話者5aが複数人いる場合の形態であるため,図1のS1において,オペレータ5bは,オペレータ端末32を操作して,オペレータ端末32に格納されたオペレータ情報を含むアクセス要求をアバターロボット30に送信し,第2実施形態に係るアバターロボット30のロボット制御手段300は,オペレータ情報を含むアクセス要求をオペレータ端末32からネットワーク4を介して受信することになる。
第1実施形態では,アクセス要求に対話者情報が含まれているが,第2実施形態では,アクセス要求に対話者情報を含ませることができないため,図1のS2において,第2実施形態に係るアバターロボット30のロボット制御手段300は対話者認識要求を管理サーバ33に送信し,アバターロボット30を使用できる複数人の対話者5aの中から,アバターロボット30の周囲にいる一人の対話者5aを選択する処理を管理サーバ33に実行させ,管理サーバ33が認識した対話者5aの対話者情報とこの対話者5aが所持する対話者端末の連絡先を受信する。なお,アバターロボット30が管理サーバ33に送信する対話者認識要求には,アバターロボット30の位置情報,アバターロボット30のロボット識別情報およびアクセス要求のオペレータ情報が含まれる。アバターロボット30の位置情報は,アバターロボット30の位置計測手段307が計測した位置情報で,アバターロボット30を識別するための情報であるロボット識別情報はアバターロボット30に予め登録されている。
第2実施形態に係るアバターロボット30のロボット制御手段300は,図1のS3において,オペレータ情報および対話者情報を利用してアクセスキーを生成する。第2実施形態において,オペレータ情報は,アバターロボット30がオペレータ端末32から受信するアクセス要求に含まれている。また,第2実施形態において,アバターロボット30がアクセスキーの生成に利用する対話者情報は管理サーバ33から受信する。なお,アクセスキーの生成に用いる情報に,これらの情報に加え,この時の時刻を含ませることもできる。
第2実施形態では,対話者端末31とアバターロボット30は無線LAN通信するため,第2実施形態に係るアバターロボット30のロボット制御手段300は,図1のS4において,無線LAN通信回路301を利用して,図1のS3で生成したアクセスキーと,図1のS1でアクセス要求を送信したオペレータ端末32の連絡先を対話者端末31へ送信する。
第2実施形態に係るアバターロボット30のロボット制御手段300は,図1のS7において,ネットワーク4を介して,アクセスキーを含むログイン要求をオペレータ端末32から受信し,オペレータ端末32から受信したアクセスキーと対話者端末31へ送信したアクセスキーを照合する。アクセスキーの照合に成功すると,第2実施形態に係るアバターロボット30のロボット制御手段300は,ログイン要求したオペレータ端末32からの遠隔操作を許可する。オペレータ端末32からの遠隔操作を許可すると,第2実施形態に係るアバターロボット30のロボット制御手段300は,コミュニケーションに係る処理として,マイク302・カメラ304から取得した音声・映像をリアルタイムでオペレータ端末32へ送信する処理と,オペレータ端末32から受信した音声・映像をスピーカ303・ディスプレイ305にてリアルタイムで再生する処理と,アクチュエータ306を制御して,オペレータ端末32から受信した動作コマンドに従う動作を実行する処理を実施する。
第2実施形態に係る管理サーバ33について説明する。管理サーバ33は,ネットワーク接続可能な管理サーバ33を利用して実現される装置である。図8は,第2実施形態に係る管理サーバ33のブロック図である。図8に図示したように,管理サーバ33は,データベース(DB: DataBase)として,ロボット識別情報に関連付けて,ロボット識別情報で特定されるアバターロボット30の使用が許可された対話者5aの対話者情報と連絡先を記憶した対話者管理DB332を備える。更に,第2実施形態に係る管理サーバ33は,アバターロボット30の周囲にいる対話者5aを認識する処理を実行する対話者認識手段330を備え,更に,ネットワーク通信機能としてネットワーク通信回路331を備える。
第2実施形態に係る管理サーバ33の対話者認識手段330は,位置情報を利用して,アバターロボット30の周囲にいる対話者5aを認識する機能で,管理サーバ33のCPUを動作させるコンピュータプログラムにより実現される。
図9は,管理サーバ33が実行する処理を説明する図である。図1のS1において,アバターロボット30がオペレータ端末32からアクセス要求を受信すると(S10),図1のS2において,アバターロボット30は対話者認識要求を管理サーバ33へ送信する(S11)。
管理サーバ33の対話者認識手段330が,アバターロボット30から対話者認識要求を受信すると,対話者管理DB332を参照して,対話者認識要求を送信したアバターロボット30の使用が許可されている対話者5aを特定する(S12)。なお,対話者認識要求を送信したアバターロボット30の使用が許可されている対話者5aは,対話者認識要求に含まれるロボット識別情報に関連付けられている対話者情報になる。
次に,管理サーバ33の対話者認識手段330は,対話者管理DB332を参照して,対話者認識要求を送信したアバターロボット30の使用が許可されている対話者5aが所持する対話者端末31に対して位置情報要求を送信する(S13)。なお,アバターロボット30の使用が許可されている対話者5aが所持する対話者端末31の連絡先は,アバターロボット30の使用が許可されている対話者5aの対話者情報に関連付けられた連絡先になる。
対話者端末31が位置情報を計測して,対話者端末31の位置情報を管理サーバ33宛てに送信すると(S14),管理サーバ33の対話者認識手段330は,対話者認識要求に含まれているアバターロボット30の位置情報と,対話者端末31から送信された位置情報を比較し,アバターロボット30に最も近い位置にいる対話者5aを一人選択し(S15),この対話者5aの対話者情報とこの対話者5aが所持する対話者端末の連絡先をアバターロボット30へ送信する(S16)。管理サーバ33が対話者情報等をアバターロボット30へ送信すると,上述した内容に従い図1のS3からS8までの処理が実行され(S17),この手順は終了する。
第2実施形態に係るオペレータ端末32について説明する。オペレータ端末32は,携帯可能なコンピュータを利用して実現される装置である。オペレータ端末32として利用するコンピュータとしては,スマートフォンやタブレットコンピュータが好適である。
図10は,第2実施形態に係るオペレータ端末32のブロック図である。図10に図示したように,本実施形態に係るオペレータ端末32は,マイク322,スピーカ323,カメラ324,タッチパネル325および遠隔操作手段320を備え,更に,ネットワーク通信機能として移動体通信回路321を備える。
オペレータ端末32が備えるマイク322,スピーカ323,カメラ324,タッチパネル325および移動体通信回路321については第1実施形態と同様であるため詳細な説明は省き,オペレータ端末32の遠隔操作手段320について説明する。
オペレータ端末32の遠隔操作手段320は,アバターロボット30を遠隔操作する機能で,オペレータ端末32として利用するコンピュータのCPUを動作させるコンピュータプログラムにより実現される。なお,オペレータ端末32には,遠隔操作手段320として機能する専用のコンピュータプログラム(例えば,スマートフォンのアプリケーション)がインストールされることになる。
図1のS1において,第2実施形態に係るオペレータ端末32の遠隔操作手段320は,アクセスキーの生成を要求する操作がオペレータ端末32上で行われると,オペレータ端末32に格納されているオペレータ情報を,オペレータ5bの操作が指定したアバターロボット30に対して送信する。スマートフォンを利用してオペレータ端末32を実現する場合,スマートフォンに実装されたUSIMに格納されている電話番号をオペレータ情報に利用できる。
図1のS6において,第2実施形態に係るオペレータ端末32の遠隔操作手段320は,アバターロボット30にログイン要求する操作がオペレータ端末32上で行われると,移動体通信回路321を利用して,アクセスキーを利用したログイン要求をアバターロボット30に対して行う。具体的に,オペレータ端末32の遠隔操作手段320が,オペレータ5bの操作により指定されたアバターロボット30にログイン要求すると,アバターロボット30からアクセスキーの送信が要求され,オペレータ端末32の遠隔操作手段320は,対話者端末31から受信したアクセスキーをアバターロボット30へ送信する。
また,第2実施形態に係るオペレータ端末32の遠隔操作手段320は,アバターロボット30へのログインが成功すると,コミュニケーションに係る処理として,マイク322・カメラ324から取得した音声・映像をリアルタイムでアバターロボット30へ送信する処理と,スピーカ323・タッチパネル325を用いて,アバターロボット30から受信した音声・映像をリアルタイムで再生する処理と,遠隔操作手段320に入力された動作コマンドをアバターロボット30へ送信する処理を実施する。
第2実施形態に係る対話者端末31について説明する。対話者端末31は,携帯可能なコンピュータを利用して実現される装置である。オペレータ端末32として利用するコンピュータとしては,スマートフォン,タブレットコンピュータまたはノート型のパーソナルコンピュータが好適である。
図11は,第2実施形態に係る対話者端末31のブロック図である。図11に図示したように,第2実施形態に係る対話者端末31は,タッチパネル312,無線LAN通信回路311,位置計測手段313および接続管理手段310を備える。
対話者端末31が備えるタッチパネル312および無線LAN通信回路311については第1実施形態と同様であるため詳細な説明は省き,対話者端末31の位置計測手段313と接続管理手段310について説明する。
対話者端末31の位置計測手段313は,対話者端末31の位置情報を計測する機能である。対話者端末31の位置情報を計測する手法として,GPS(Global Positioning System)を利用する手法もあるが,無線LAN通信網や移動体通信網を利用して位置情報を検出する手法も知られている。
対話者端末31の位置計測手段313は,アバターロボット30を利用したコミュニケーションの実施を管理する機能で,対話者端末31として利用するコンピュータのCPUを動作させるコンピュータプログラムにより実現される。なお,対話者端末31には,接続管理手段310として機能する専用のコンピュータプログラム(例えば,スマートフォンのアプリケーション)がインストールされることになる。
上述したように,第2実施形態では,図8のS14において,位置情報要求が管理サーバ33から送信されるため,第2実施形態に係る対話者端末31の接続管理手段310は,位置情報の送信要求が管理サーバ33から送信されると,位置計測手段313計測した位置情報を管理サーバ33へ送信する。
また,第2実施形態に係る対話者端末31の接続管理手段310は,図1のS5において,アクセスキーがアバターロボット20から近距離無線通信により送信されると,無線LAN通信回路311を利用して,アバターロボット30から送信されたアクセスキーをオペレータ端末32へ送信する。なお,アクセスキーを送信するオペレータ端末32の連絡先は,アバターロボット30の使用の連絡を受けたときに対話者端末21側でわかる。
1,2,3 アバターロボット接続管理システム
10,20,30 アバターロボット
200,300 ロボット制御手段
207 NFCモジュール
307 位置計測手段
11,21,31 対話者端末
210,310 接続管理手段
213 NFCモジュール
313 位置計測手段
12,22,32 オペレータ端末
220,320 遠隔操作部手段
33 管理サーバ
330 対話者認識手段
332 対話者管理DB
5a 対話者
5b オペレータ

Claims (3)

  1. 遠隔地に配置するアバターロボットと,
    前記アバターロボットが配置された遠隔地にいる対話者が利用する対話者端末と,
    前記アバターロボットを遠隔操作するオペレータが利用するオペレータ端末と,
    から少なくとも構成され,
    前記アバターロボットは,オペレータのオペレータ情報を含むアクセス要求を受信すると,前記アバターロボットの周囲にいる対話者を認識する対話者認識処理と,前記アクセス要求に含まれるオペレータ情報と前記対話者認識処理で認識した対話者の対話者情報を利用してアクセスキーを生成するアクセスキー生成処理と,前記アクセスキー生成処理で生成したアクセスキーを前記対話者認識処理で認識した対話者の前記対話者端末へ通知する処理を実行する手段を備え,
    前記オペレータ端末は,前記対話者端末から送信されたアクセスキーを用いて前記アバターロボットにログインする手段を備え,
    ていることを特徴とするアバターロボット接続管理システム。
  2. 前記アバターロボットと前記対話者端末が近距離無線通信を行うように構成し,
    前記対話者端末は,前記対話者端末に送信されたオペレータ情報を含む前記アクセス要求,および,前記対話者端末に格納されている対話者情報を近距離無線通信により前記アバターロボットへ送信する手段を備え,
    前記アバターロボットは,前記対話者認識処理において,近距離無線通信により前記対話者端末から送信された対話者情報を前記アバターロボットの周囲にいる対話者の対話者情報として認識し,前記アクセスキー生成処理において,前記アクセス要求を送信した前記対話者端末へ近距離無線通信によりアクセスキーを通知する,
    ことを特徴とする,請求項1に記載したアバターロボット接続管理システム。
  3. 前記アバターロボットの使用が許可されている対話者の対話者情報とこの対話者が所持する前記対話者端末の連絡先を管理している管理サーバを含み,ネットワークを介して前記オペレータ端末から前記アバターロボットに対して前記アクセス要求が送信されるように構成し,
    前記アバターロボットは,前記アバターロボットの位置情報を計測する手段を備え,前記対話者認識処理において,前記アクセス要求を前記オペレータ端末から受信すると,この時の位置情報を含む対話者認識要求を前記管理サーバへ送信して,前記管理サーバが認識した対話者の対話者情報とこの対話者が所持する前記対話者端末の連絡先を前記管理サーバから受信し,前記アクセスキー生成処理において,前記管理サーバから受信した前記対話者端末の連絡先へアクセスキーを通知し,
    前記対話者端末は,前記対話者端末の位置情報を計測する手段と,前記管理サーバから位置情報要求を受けると,この時の位置情報を前記管理サーバへ送信する手段を備え,
    前記管理サーバは,ネットワークを介して前記アバターロボットから前記対話者認識要求が送信されると,前記対話者認識要求を送信した前記アバターロボットの使用が許可されている対話者の前記対話者端末に対して前記位置情報要求を送信した後,前記対話者端末から受信した位置情報と前記アバターロボットの位置情報を比較し,前記アバターロボットに最も近い位置にいる対話者の対話者情報とこの対話者が所持する前記対話者端末の連絡先を前記アバターロボットへ送信する処理を実行する手段を備え,
    ことを特徴とする,請求項1に記載したアバターロボット接続管理システム。
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