JP2017169026A - フラッシュバンド判定装置、その制御方法、および制御プログラム、並びに撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】常に精度よくフラッシュバンドを検出して、当該フラッシュバンドを補正する。
【解決手段】撮像の結果得られた画像に外部閃光に起因するフラッシュバンドが存在するか否かを判定する際、システム制御部106は閃光検出部104によって、連続して得られた複数の画像においてその輝度レベルが所定の閾値レベルを超える領域であるフラッシュバンドが存在するか否かを判定する。さらに、システム制御部は、前の画像を撮像する際の露出条件と異なる露出条件で撮像が行われた画像について閾値レベルを変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フラッシュバンド判定装置、その制御方法、および制御プログラム、並びに撮像装置に関し、特に、撮像の結果得られた画像に外部閃光に起因するフラッシュバンドが存在するか否かを判定する判定装置に関する。
近年、ビデオカメラなどの撮像装置で用いられる撮像素子として、CMOS型イメージセンサー(以下CMOSセンサーという)が用いられている。一般に、CCDイメージセンサー(以下CCDセンサーという)と比較して、CMOSセンサーは製造が簡単であるばかりでなく、低消費電力などの利点がある。さらには、読出しチャンネルを増やすことによって、1フレームの読出し速度を速くしたCMOSセンサーがある。
CMOSセンサーにおいては、水平ラインを順次露光して、ライン毎に映像信号(画像信号)を順次読み出して1つのフレームを生成する所謂ローリングシャッタ方式が用いられている。ローリングシャッタ方式を用いたCMOSセンサーにおいては、ライン毎の露光タイミングと読出し時間とがずれる。
このため、フラッシュ又はストロボなどの非常に発光期間の短い外部閃光が存在すると、画面の場所によっては2フレームに亘って明るさが帯状に上下に分割されたような画像が生成されてしまう。このような外部閃光に起因してフレームに生じる帯状の明るさの段差はフラッシュバンドと呼ばれている。
一方、CCDセンサーを用いれば、上記のフラッシュバンドが発生することはなく、外部閃光が存在しても1フレームにおいて画面が均一に明るくなって、違和感のない画像を得ることができる。このような理由から、CMOSセンサーを用いた撮像装置においては、フラッシュバンドを補正するための補正機能が備えられている。
例えば、フラッシュバンドを検出して当該フラッシュバンドを補正するようにした撮像装置がある(特許文献1参照)。ここでは、1フレーム分の高輝度期間が存在するか否かを検出して、高輝度期間が1フレーム分であると、フラッシュバンドが発生したと判定するようにしている。
特開2009−253367号公報
ところで、外部閃光によって2フレームに亘って発生したフラッシュバンドを検出するため、画像における水平方向のライン平均輝度の変化を検出して、当該輝度の変化が2フレームに亘って続くか否かを判定する必要がある。ところが、外部閃光の光量が十分でないと、レンズの絞りおよび撮像素子のゲインなどが変化した場合に、2フレーム間においてフラッシュバンドのレベルが変化してしまう。この結果、高輝度を判定するための閾値レベルをフラッシュバンドのレベルが下回ることがあり、フラッシュバンドの検出の精度が低下する。
従って、本発明の目的は、常に精度よくフラッシュバンドを検出して、当該フラッシュバンドを補正することのできるフラッシュバンド判定装置、その制御方法、および制御プログラム、並びに撮像装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明によるフラッシュバンド判定装置は、撮像の結果得られた画像に外部閃光に起因するフラッシュバンドが存在するか否かを判定するフラッシュバンド判定装置であって、連続して得られた複数の画像においてその輝度レベルが所定の閾値レベルを超える領域であるフラッシュバンドが存在するか否かを判定する判定手段と、前の画像を撮像する際の露出条件と異なる露出条件で撮像が行われた画像について前記閾値レベルを変更する変更手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、露出条件が変更されると、閾値レベルを変更するようにしたので、常に精度よくフラッシュバンドを検出して、当該フラッシュバンドを補正することができる。
本発明の第1の実施形態によるフラッシュバンド判定装置を備える撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示す撮像素子における露光と出力画像との関係を説明するための図である。 フレームにおける水平方向のライン平均輝度と垂直方向ラインとの関係の一例を説明するための図であり、(a)および(b)はそれぞれ第1のフレームおよび第2のフレームを示す図である。 フレームにおける水平方向のライン平均輝度と垂直方向ラインとの関係の他の例を説明するための図であり、(a)および(b)はそれぞれ第1のフレームおよび第2のフレームを示す図である。 図1に示す撮像素子における露光と出力画像との関係およびフラッシュバンド判定閾値の変更を説明するための図である。 図1に示す光学レンズの絞りが変化した際のフラッシュバンド判定閾値の変更によるフラッシュバンドの検出を説明するための図であり、(a)および(b)はそれぞれ第1のフレームおよび第2のフレームを示す図である。 図1の示す撮像素子のゲインが変化した際のフラッシュバンド判定閾値の変更によるフラッシュバンドの検出を説明するための図であり、(a)および(b)はそれぞれ第1のフレームおよび第2のフレームを示す図である。 図1に示すカメラで行われるフラッシュバンド判定処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るカメラで行われるフラッシュバンド判定処理を説明するためのフローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態による撮像装置の一例について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態によるフラッシュバンド判定装置を備える撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。
図示の撮像装置は、例えば、動画撮影可能なデジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)であり、光学レンズユニット(以下単に光学レンズと呼ぶ)101を有している。光学レンズ(撮像光学系)101はレンズ群を有するとともに、フォーカス機構、絞り機構、およびズーム機構を有している。フォーカス機構はピントを合わせるために用いられ、絞り機構は光量および被写界深度を調節する際に用いられる。また、ズーム機構は焦点距離を変化させる際に用いられる。
光学レンズ101を介して撮像素子102に被写体像(光学像)が結像する。撮像素子102は光学像に応じた電気信号(アナログ信号)を出力する。撮像素子102として、例えば、CCDイメージセンサー(Charge Coupled Device)およびCMOSイメージセンサーがある。図示の例では、撮像素子102として、1ライン毎に順次画素の読み出しを行うCMOSイメージセンサーが用いられる。
画像取得部103は、撮像素子102の出力である画像信号をデジタル信号として取得する。つまり、画像取得部103は撮像素子102の出力であるアナログ信号をデジタル信号(画像信号)に変換するアナログ・デジタルフロントエンドを有している。
閃光検出部104は、画像取得部103の出力を受けて、フラッシュ又はストロボなどによる外部閃光がフラッシュバンドとして、撮像の結果得られた画像に現れたか否か(つまり、フラッシュバンドの有無)を検出する。画像補正部105は、閃光検出部104によってフラッシュバンドが検出されると、後述するように、フラッシュバンドが存在する画像(フラッシュバンド画像)を全画面閃光画像に補正する。
システム制御部106は、カメラ全体の制御を司る。この際には、システム制御部106はユーザの操作に応じてカメラの動作を決定して、カメラを制御する。撮像素子制御部107は、システム制御部106の制御下で撮像素子102を駆動制御する。例えば、撮像素子制御部107は撮像素子102のゲインを決定するとともに、垂直同期信号VDを撮像素子102に送るなどの制御を行う。
レンズ制御部108は、システム制御部106の制御下で光学レンズ101の絞り、フォーカス、ズーム、およびND(Neutral Density)などの制御を行う。記録・出力部109は、画像補正部105の出力である補正後の画像信号を、記憶媒体(図示せず)に記録するとともに、ディスプレイなどの表示装置(図示せず)に出力する。
ここで、撮像素子にCMOSセンサーを用いた際に、フラッシュバンドが生じたフレームの次のフレームにおいて光学レンズの明るさ又は撮像素子のゲインが変更された場合について説明する。つまり、画像取得部103に入力される画像信号のレベルが変化した場合について説明する。
図2は、図1に示す撮像素子における露光と出力画像との関係を説明するための図である。
図2において、横軸は時間(秒)を示し、縦軸は垂直方向ラインを示す。そして、外部閃光(ストロボ発光)の発生タイミングと出力画像との関係が示されている。また、VDは撮像素子102に入力される垂直同期信号を示す。
撮像素子制御部107は、水平ラインを順次露光して水平ライン毎に画像信号を順次読み出して1つのフレームを生成する所謂ローリングシャッタ方式で撮像素子102の読み出し制御を行う。この際、フレーム1とフレーム2との間において1ライン時間よりも短い時間でストロボ発光が発生したとする。つまり、画面の下部側においてはフレーム1の露光が行われ、画面の上部側においては次のフレーム2の露光が行われている状態でストロボ発光があったとする。
これによって、フレーム1の途中から下端までフラッシュバンドが発生し、さらに、フレーム2においては上端からフレーム1における水平ラインと同一の水平ラインまでフラッシュバンド(輝度レベルが所定の閾値レベルを超える領域)が発生する。
図3は、フレームにおける水平方向のライン平均輝度と垂直方向ラインとの関係の一例を説明するための図である。そして、図3(a)および図3(b)はそれぞれ第1のフレームおよび第2のフレームを示す図である。
図3において、横軸は画像(フレーム)の水平方向のライン平均輝度(又はライン輝度の積分値)を示し、縦軸は垂直方向のラインを示す。いま、フレーム1とフレーム2とを撮像した際に(つまり、連続して複数の画像を撮像した際に)、光学レンズ101および撮像素子102の露出条件が変化していないとする。この場合には、システム制御部106はフレーム1においてライン平均輝度が所定のフラッシュバンド閾値(閾値レベル)を超えた位置をフラッシュバンド開始位置と判定する。そして、システム制御部106は次のフレーム2において、フレーム1におけるフラッシュバンド開始位置と同一の位置を、つまり、フラッシュバンド閾値を跨いだ位置をフラッシュバンド終了位置と判定する。
一方、図2に示すように、例えば、レンズ通信によってフレーム1とフレーム2とにおいて光学レンズ101の絞りが変化した場合(F4.0からF5.6に変化した場合)には、フレーム1とフレーム2とにおいてライン平均輝度が変化することになる。
図4は、フレームにおける水平方向のライン平均輝度と垂直方向ラインとの関係の他の例を説明するための図である。そして、図4(a)および図4(b)はそれぞれ第1のフレームおよび第2のフレームを示す図である。
図4においては、フラッシュバンドが発生している期間において、露出条件の1つである絞りが変化した場合のライン平均輝度の変化が示されている。例えば、フレーム2において、絞りがF4.0からF5.6に変化したとする。絞りがF4.0からF5.6に変化すると、その時点でライン平均輝度は絞りが変化する前の1/2に低下する。そして、ライン平均輝度が低下した場合、フレーム2においてライン平均輝度がフラッシュバンド判定閾値を跨いでしまうことがある。つまり、システム制御部106はフラッシュバンド終了位置と判定することになる。
このような事態が生じると、フレーム1におけるフラッシュバンド開始位置からフレーム2におけるフラッシュバンド終了位置までのライン数が1フレーム分のライン数に満たないことになる。その結果、システム制御部106はフラッシュバンドが生じたと判定しないことになる。
そこで、図示のカメラにおいては、光学レンズ101の絞りを変化させる動作が行われると、絞りが変化した位置から画像の下端まで、又は絞りが変化したフレーム全体についてフラッシュバンド判定閾値を変更する。
図5は、図1に示す撮像素子における露光と出力画像との関係およびフラッシュバンド判定閾値の変更を説明するための図である。
システム制御部106はレンズ通信によって光学レンズ101の絞りを変化させると、フラッシュバンド判定閾値を変更する。図示の例では、フレーム2の露光期間中にレンズ通信を行って絞りを変化させているので、フレーム2の途中からその明るさ(ライン平均輝度)が変化する。システム制御部106はレンズ通信を行うと、そのタイミングによって絞りが変化するラインが分かる。そして、システム制御部106は絞りが変化したライン(つまり、フレーム2)からフラッシュバンド判定閾値を変更する。その後、システム制御部106は、フレーム3においてフラッシュバンド判定閾値を元のフラッシュバンド判定閾値に戻す。
なお、レンズ通信のタイミングが不定であるか又はレンズ通信を行った後実際に絞りが動作するタイミングが不明である際には、システム制御部106は絞りが変更されたフレームの全体についてフラッシュバンド判定閾値を変更する。
図6は、図1に示す光学レンズの絞りが変化した際のフラッシュバンド判定閾値の変更によるフラッシュバンドの検出を説明するための図である。そして、図6(a)および図6(b)はそれぞれ第1のフレームおよび第2のフレームを示す図である。
いま、フレーム2において、絞りがF4.0からF5.6に変化したとする。絞りがF4.0からF5.6に変化すると、前述のように、その時点でライン平均輝度は絞りが変化する前の1/2に低下する。この際、システム制御部106は、低下直後のライン平均輝度よりもフラッシュバンド判定閾値を小さくする。
これによって、フレーム2におけるフラッシュバンド終了位置はフレーム1におけるフラッシュバンド開始位置のラインと対応する同一のラインとなる。よって、フレーム2におけるフラッシュバンド終了位置までのライン数が1フレーム分のライン数となる。その結果、システム制御部106はフラッシュバンドが生じたと判定することになる。
図7は、図1の示す撮像素子のゲインが変化した際のフラッシュバンド判定閾値の変更によるフラッシュバンドの検出を説明するための図である。そして、図7(a)および図7(b)はそれぞれ第1のフレームおよび第2のフレームを示す図である。
一般に、撮像素子102のゲインはフレーム単位で変更される。いま、システム制御部106はフレーム1の露光期間中にフレーム2のゲイン設定を変更するため撮像素子のゲイン変更を行ったとする。例えば、フレーム2において撮像素子102のゲインが高くされて、画像が明るくなったとする。この場合には、フレーム2においてライン平均輝度が高くなって、フラッシュバンド終了位置においてライン平均輝度がフラッシュバンド判定閾値を跨がないことがある。
同様に、撮像素子102のゲインを低くして、画像が暗くなった際においても、フラッシュバンド終了位置においてライン平均輝度がフラッシュバンド判定閾値を跨がないことがある。
図7に示す例では、フレーム2において撮像素子102のゲインを高くしており、この場合には、システム制御部106は撮像素子102のゲインを高くした時点でフラッシュバンド判定閾値を所定の値だけ高くする。この所定の値は、例えば、フラッシュバンド終了位置において、ライン平均輝度がフラッシュバンド判定閾値を跨ぐ値である。
図8は、図1に示すカメラで行われるフラッシュバンド判定処理を説明するためのフローチャートである。
フラッシュバンド(FB)判定処理を開始すると、システム制御部106は、フレームN(Nは自然数:現画像)に関して露光を行っている際に露出条件の一つである光学レンズ101の絞り値を変更したか否かを判定する(ステップS11)。絞り値を変更しないと(ステップS11において、NO)、システム制御部106はN=N+1として(ステップS12)、ステップS11の処理に戻る。つまり、システム制御部106は次フレーム(N+1)についてステップS11の処理を行う。
絞り値を変更すると(ステップS11において、YES)、システム制御部106は絞り値の変更による光量の変化量αを算出する(ステップS13)。そして、システム制御部106は光量の変化量αに基づいて次フレーム(N+1)においてPB判定閾値を変更する(ステップS4)。その後、ステップS14において、システム制御部106は変更後のFB判定閾値を用いてPBが発生したか否かを判定する。続いて、システム制御部106は、次のフレーム(N+2)においてPB判定閾値を元のFB判定閾値に戻して(ステップS15)、FB判定処理を終了する。
図8において、露出条件として絞り値を用いたが、NDフィルターの光量の調節量、撮像素子102のゲイン、シャッタースピード、A/D変換の際のデジタルゲイン、又は閃光検出部104に入力される画像の輝度レベルを用いるようにしてもよい。なお、上述の例では、FB判定閾値を変更するようにしたが、露出条件に応じてライン平均輝度値を補正するようにしてもよい。
このように、本発明の第1の実施形態では、フラッシュバンドが発生している際に、露出条件が変更されても、フラッシュバンドを良好に検出することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態によるFB判定装置を備えるカメラの一例について説明する。
上述の第1の実施形態においては、露出条件を変更した際には、当該露出条件が変更されたフレームにおいてFB判定閾値を変更するようにした。第2の実施形態では、現フレームでフラッシュバンドが検出されない状態では、次のフレームにおいて露出条件が変更されてもFB判定閾値を変更しない。
図9は、本発明の第2の実施形態に係るカメラで行われるフラッシュバンド判定処理を説明するためのフローチャートである。なお、図9において、図8に示すフローチャートのステップと同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。
FB判定処理を開始すると、システム制御部106はフレーム(現フレーム)Nにおいて、ライン平均輝度がFB判定閾値を超えたか否か、つまり、FBが発生したか否かを判定する(ステップS21)。FBが発生しないと(ステップS22において、NO)、システム制御部106は、N=N+1として(ステップS22)、ステップS21の処理に戻る。
一方、FBが発生すると(ステップS21において、YES)、図8で説明したステップS11の処理を行う。絞り値を変更すると(ステップS11において、YES)、システム制御部106は、図8で説明したステップS13の処理を行う。そして、システム制御部106は次のフレーム(N+1)で用いるFB判定閾値を変更する(ステップS23)。
その後、フレーム(N+2)においては、システム制御部106は、ステップS15において変更後のFB判定閾値を元のFB判定閾値に戻す。そして、システム制御部106はFB判定処理を終了する。
絞り値を変更しないと(ステップS11において、NO)、システム制御部106はFB判定閾値を変更することなく、次のフレーム(N+1)においてFBの発生を判定する(ステップS24)。つまり、システム制御部106は次のフレーム(N+1)におけるFBの終了位置を判定する。
このように、本発明の第2の実施形態では、現フレームにおいてフラッシュバンドが発生した際において、露出条件が変更された場合にのみフラッシュバンド判定閾値を変更する。これによって、露出条件が変更されたフレームについてはフラッシュバンドの検出の精度を向上させることができる。
上述の説明から明らかなように、図1に示す例では、システム制御部106および閃光検出部104が判定手段として機能し、システム制御部106が変更手段として機能する。さらに、少なくともシステム制御部106および閃光検出部104によってフラッシュバンド判定装置が構成される。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法をフラッシュバンド判定装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムをフラッシュバンド判定装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
[その他の実施形態]
上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも本発明は実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 光学レンズ
102 撮像素子
103 画像取得部
104 閃光検出部
105 画像補正部
106 システム制御部
107 撮像素子制御部
108 レンズ制御部
109 記録・出力部

Claims (9)

  1. 撮像の結果得られた画像に外部閃光に起因するフラッシュバンドが存在するか否かを判定するフラッシュバンド判定装置であって、
    連続して得られた複数の画像においてその輝度レベルが所定の閾値レベルを超える領域であるフラッシュバンドが存在するか否かを判定する判定手段と、
    前の画像を撮像する際の露出条件と異なる露出条件で撮像が行われた画像について前記閾値レベルを変更する変更手段と、
    を有することを特徴とするフラッシュバンド判定装置。
  2. 前記判定手段は前記画像のライン毎に得られた積分値が前記閾値レベルを超えるか否かを判定して、その判定の結果に応じて前記フラッシュバンドを判定することを特徴とする請求項1に記載のフラッシュバンド判定装置。
  3. 前記露出条件として、撮像光学系の絞り値を用いることを特徴とする請求項1又は2に記載のフラッシュバンド判定装置。
  4. 前記露出条件として、撮像光学系を介して光学像が結像して当該光学像に応じた画像を出力する撮像素子のゲインを用いることを特徴とする請求項1又は2に記載のフラッシュバンド判定装置。
  5. 前記変更手段は、前記露出条件の変更に応じた光量の変化量に基づいて前記閾値レベルを変更することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のフラッシュバンド判定装置。
  6. 前記変更手段は、前記判定手段によって前の画像に前記フラッシュバンドが存在すると判定され、かつ現画像について前の画像を撮像する際の露出条件と異なる露出条件で撮像が行われると前記閾値レベルを変更することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のフラッシュバンド判定装置。
  7. 撮像光学系を介して結像した光学像に応じた画像を順次読み出して出力する撮像手段と、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載のフラッシュバンド判定装置と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  8. 撮像の結果得られた画像に外部閃光に起因するフラッシュバンドが存在するか否かを判定するフラッシュバンド判定装置の制御方法であって、
    連続して得られた複数の画像においてその輝度レベルが所定の閾値レベルを超える領域であるフラッシュバンドが存在するか否かを判定する判定ステップと、
    前の画像を撮像する際の露出条件と異なる露出条件で撮像が行われた画像について前記閾値レベルを変更する変更ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  9. 撮像の結果得られた画像に外部閃光に起因するフラッシュバンドが存在するか否かを判定するフラッシュバンド判定装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記フラッシュバンド判定装置に備えられたコンピュータに、
    連続して得られた複数の画像においてその輝度レベルが所定の閾値レベルを超える領域であるフラッシュバンドが存在するか否かを判定する判定ステップと、
    前の画像を撮像する際の露出条件と異なる露出条件で撮像が行われた画像について前記閾値レベルを変更する変更ステップと、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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