JP2017168498A - 積層型光電変換装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘテロ接合結晶シリコンセルとペロブスカイトセルとを積層した積層型光電変換装置を提供する。【解決手段】積層型光電変換装置(100)は、結晶シリコンセル(2)とペロブスカイトセル(1)とを有し、単結晶シリコン基板(21)の第一主面上に、第一導電型シリコン系薄膜(24)、第二導電型の中間層(3)、ペロブスカイト光吸収層(11)、および電荷輸送層(12)をこの順に備える。中間層(3)はペロブスカイト光吸収層(11)と接している。中間層(3)は、シリコン系薄膜であり、少なくともペロブスカイト光吸収層(11)と接する面が酸素または炭素を含むシリコン合金である。【選択図】図1

Description

本発明は、結晶シリコンセル上にペロブスカイトセルを備える積層型光電変換装置、およびその製造方法に関する。
近年、有機金属のペロブスカイト結晶を利用した太陽電池(ペロブスカイト型太陽電池)の変換効率向上に関する多数の報告がなされている。ペロブスカイト太陽電池の作製においては、ペロブスカイト層形成のための足場層として、多孔質の酸化アルミニウムや酸化チタン等の金属酸化物層を設ける方法が知られている。多孔質の足場層上にペロブスカイト材料を塗布することにより、足場層の多孔内にペロブスカイト材料が浸透して結晶成長が促進するとともに、表面積が拡大することにより光吸収量を増大できる。
ペロブスカイト結晶材料は、波長800nmよりも短波長の光に対する分光感度が高い反面、800nmよりも長波長の光をほとんど吸収しない。そのため、ペロブスカイト層を光吸収層とするトップセルと、ペロブスカイト材料よりもバンドギャップの狭い材料を光吸収層とするボトムセルとを積層して多接合化する試みがなされている。
ペロブスカイトセルの多接合化には、ボトムセルとペロブスカイト層との間に、バンドギャップ調整やキャリアの選択的移動(電荷輸送あるいは電荷ブロック)等を目的とした中間層が設けられる。
特許文献1には、平坦な金属酸化物層を足場層として、その上にペロブスカイト層を設けたペロブスカイト太陽電池が開示されている。具体的には、樹脂バインダを含有しない溶液を塗布して、150℃以下の低温で固化を行うことにより平坦な金属酸化物層を形成し、その上にペロブスカイト材料を塗布することにより、金属酸化物層とペロブスカイト層との接合を形成している。
特許文献1のペロブスカイトセルは、足場層としての金属酸化物層の形成に高温プロセスを必要としないため、耐熱性の低いボトムセル上にペロブスカイトセルを形成した積層型光電変換装置の形成に有用である。特許文献1(図16参照)では、多接合化の例として、単結晶シリコンの受光面側にp型非晶質シリコン系薄膜を備えるヘテロ接合型の結晶シリコン太陽電池をボトムセルとして、その上にフラットな酸化チタン層を介してペロブスカイト層を設けた積層太陽電池が開示されている。この構成では、溶液塗布により形成されたn型の酸化チタン層が、トンネル接合層と電子輸送層としての機能を兼ね備える中間層として作用することが期待される。
非特許文献1では、n型単結晶シリコン基板の表面にp型の拡散層が設けられた結晶シリコンボトムセル上に、トンネル接合層と電子輸送層としての機能を兼ね備えたITO/SnOスタックを設け、その上にペロブスカイト層を設けた積層型光電変換装置が開示されている。
WO2014/045021号パンフレット
Steve Albrecht et. al., Energy Environ. Sci. 9, 81-88 (2016)
ヘテロ接合型の結晶シリコン太陽電池の形成においては、結晶シリコン基板上に、プラズマCVD法によりシリコン系薄膜が製膜される。シリコン系薄膜上への中間層の形成をプラズマCVD法により実施すれば、シリコン系薄膜と中間層とを同一の装置で連続して実施できるため、積層型光電変換装置の生産効率を向上できると考えられる。しかし、特許文献1に開示の酸化チタン中間層は、プラズマCVD法による製膜には不向きである。
ペロブスカイト層の足場層としての酸化チタン層は、溶液製膜により形成される。ヘテロ接合型の結晶シリコン太陽電池では、光取り込み効率向上を目的として、シリコン基板の受光面側表面に高さ数μmの凹凸構造を有することが一般的であるが、このような凹凸構造を有するボトムセル上に溶液製膜を行うと、凹部への液溜まりが生じ膜質が不均一となる。そのため、ボトムセルが凹凸構造を有する場合は、特許文献1に開示の酸化チタン中間層を適用することは困難である。
非特許文献1に開示されている中間層は、ITOをスパッタ法、SnOを原子層堆積(ALD)法により形成しており、凹凸構造を有するシリコン基板上への中間層の形成も可能である。しかしながら、これらの材料も、プラズマCVD法による製膜には不向きである。また、非特許文献1では、中間層のボトムセル側に位置するITO層に代えて、より高屈折率の材料を用いることにより、ボトムセルでの光取り込み量を増大できる可能性が示唆されており、高屈折率材料の候補として、屈折率が約4である微結晶シリコンが記載されている。しかし、中間層にシリコン系材料を用いた場合のボトムセルやトップセルとの電気的接合等については何ら検討されていない。
特許文献1および非特許文献1に開示されているように、結晶シリコン基板を用いたボトムセルとペロブスカイトセルとの多接合化に際しては、中間層を設けることが有用と考えられている。しかし、これまでのところペロブスカイトセルの多接合化に関する知見は少なく、実用性や量産性の観点において実現性の高い中間層の材料や積層構成に関する提案はなされていない。上記に鑑み、本発明は、ヘテロ接合型の結晶シリコン太陽電池とペロブスカイト太陽電池との接合に適した中間層を備える積層型光電変換装置の提供を目的とする。
本発明は、単結晶シリコン基板の第一主面上に第一導電型シリコン系薄膜を備え、単結晶シリコン基板の第二主面上に第二導電型シリコン系薄膜を備えるヘテロ接合型の結晶シリコンセルと、ペロブスカイト光吸収層を有するペロブスカイトセルとが積層された積層型光電変換装置に関する。本発明の積層型光電変換装置は、単結晶シリコン基板の第一主面上に、第一導電型シリコン系薄膜、第二導電型の中間層、ペロブスカイト光吸収層、および電荷輸送層をこの順に備える。中間層とペロブスカイト光吸収層とは接している。中間層はシリコン系薄膜であり、少なくともペロブスカイト光吸収層と接する面が酸素または炭素を含むシリコン合金である。中間層は、微結晶シリコンまたは微結晶シリコン合金を含むことが好ましい。
中間層は単層でも2層以上の積層構成でもよい。中間層が単層の場合、その材料としては、非晶質シリコン合金中に微結晶シリコンまたは微結晶シリコン合金を含むものが好ましく用いられる。中間層が2層以上の積層構成である場合、ペロブスカイト光吸収層と接する最表面層はシリコン合金層である。最表面層としてのシリコン合金層は、微結晶シリコンまたは微結晶シリコン合金を含んでいてもよい。最表面層よりもボトムセルに近い側の層は、微結晶シリコンまたは微結晶シリコン合金を含むことが好ましい。
中間層はプラズマCVD法により形成されることが好ましい。
本発明の積層型光電変換装置では、酸素または炭素を含むシリコン合金上にペロブスカイト層が形成されることにより、良好な接合が形成されるため、結晶シリコンボトムセルおよびペロブスカイトトップセルで生成した光キャリアを有効に取り出すことができる。
積層型光電変換装置の積層形態を表す模式的断面図である。 積層型光電変換装置の積層形態を表す模式的断面図である。 積層型光電変換装置の積層形態を表す模式的断面図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る積層型光電変換装置の模式的断面図である。図1に示す積層型光電変換装置101は、光入射側から、トップセルとしてのペロブスカイトセル1と、ボトムセルとしてのヘテロ接合結晶シリコンセル2を備え、トップセル1とボトムセル2との間に中間層3を備える。トップセル1の光入射側には第一電極5を備え、ボトムセル2の裏面側には第二電極6を備える。
<ヘテロ接合結晶シリコンセル>
ヘテロ接合結晶シリコンセル2は、n型またはp型の単結晶シリコン基板21の第一主面側に第一導電型シリコン系薄膜24を備え、単結晶シリコン基板21の第二主面側に第二導電型シリコン系薄膜25を備える。積層型光電変換装置100は、第一導電型第一主面側が受光面である。
単結晶シリコン基板21の導電型は、n型でもp型でもよい。正孔と電子とを比較した場合、電子の方が移動度が大きいため、シリコン基板21がn型単結晶シリコン基板である場合は、特に変換特性が高い。
シリコン基板21は、受光面側に凹凸構造を有することが好ましい。シリコン基板21が受光面側に凹凸を有することにより、光の反射を低減し、シリコン基板21への光取り込み量を増大させることができる。凹凸構造は、例えば、結晶シリコンの異方性エッチングにより形成される。シリコン基板21の表面に形成される凹凸の高さは、0.5μm〜10μm程度が好ましい。
シリコン基板21の受光面側のシリコン系薄膜24と、裏面側のシリコン系薄膜25とは、異なる導電型を有する。すなわち、シリコン系薄膜24,25は、一方がp型で他方がn型である。導電型シリコン系薄膜24,25の材料としては、非晶質シリコン、微結晶シリコン、非晶質シリコン合金、微結晶シリコン合金等が用いられる。シリコン合金としては、シリコンオキサイド、シリコンカーバイド、シリコンナイトライド、シリコンゲルマニウム等が挙げられる。これらの中でも、非晶質シリコンが好ましい。導電型シリコン系薄膜24,25の膜厚は、3nm〜50nm程度である。
単結晶シリコン基板21と導電型シリコン系薄膜24,25との間には、真性シリコン系薄膜22,23を有することが好ましい。単結晶シリコン基板の表面に真性シリコン系薄膜が設けられることにより、単結晶シリコン基板への不純物の拡散を抑えつつ表面パッシベーションを有効に行うことができる。単結晶シリコン基板21の表面パッシベーションを有効に行うために、真性シリコン系薄膜22,23としては、真性非晶質シリコン薄膜が好ましい。真性シリコン系薄膜22,23の膜厚は、3〜16nm程度である。
単結晶シリコン基板21上へのシリコン系薄膜22,23,24,25の製膜方法としてはプラズマCVD法が好ましい。プラズマCVD法によるシリコン系薄膜の形成は、例えば、基板温度100〜300℃、圧力20〜2600Pa、高周波パワー密度0.004〜0.8W/cmの条件で行われる。シリコン系薄膜の製膜には、原料ガスとして、SiH、Si等のシリコン含有ガス、シリコン含有ガスを水素希釈した混合ガスが用いられる。p層またはn層を形成するためのドーパントガスとしては、BまたはPH等が好ましく用いられる。CH、CO、NH、GeH等の異種元素を含むガスを上記ガスに添加することにより、シリコンカーバイド、シリコンナイトライド、シリコンゲルマニウム等のシリコン合金を製膜することができる。
<ペロブスカイトセル>
ペロブスカイトセル1は、光吸収層11として、ペロブスカイト型結晶構造の感光性材料(ペロブスカイト結晶材料)を含有し、ペロブスカイト光吸収層11の受光面側に電荷輸送層12を備える。
ペロブスカイト結晶材料を構成する化合物は、一般式RNHMXまたはHC(NHMXで表される。式中、Rはアルキル基であり、炭素数1〜5のアルキル基が好ましく、特にメチル基が好ましい。Mは2価の金属イオンであり、PbやSnが好ましい。Xはハロゲンであり、F,Cl,Br,Iが挙げられる。なお、3個のXは、全て同一のハロゲン元素であってもよく、複数のハロゲンが混在していてもよい。ハロゲンの種類や比率を変更することにより、分光感度特性を変化させることができる。ペロブスカイト層は各種のドライプロセスや、スピンコート等の溶液製膜により形成できる。
電荷輸送層12は、正孔輸送層または電子輸送層であり、ヘテロ接合結晶シリコンセル2とペロブスカイトセル1とが同一の整流方向を有するように選択される。すなわち、第一導電型シリコン系薄膜24がp型の場合、電荷輸送層12は正孔輸送層であり、第一導電型シリコン系薄膜24がn型の場合、電荷輸送層12は電子輸送層である。
正孔輸送層の材料としては、例えば、ポリ−3−ヘキシルチオフェン(P3HT)、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)(PEDOT)等のポリチオフェン誘導体、2,2’,7,7’−テトラキス−(N,N−ジ−p−メトキシフェニルアミン)−9,9’−スピロビフルオレン(Spiro−OMeTAD)等のフルオレン誘導体、ポリビニルカルバゾール等のカルバゾール誘導体、トリフェニルアミン誘導体、ジフェニルアミン誘導体、ポリシラン誘導体、ポリアニリン誘導体等が挙げられる。また、MoO、WO、NiO等の金属酸化物も正孔輸送層の材料として使用可能である。電子輸送層の材料としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ニオブ、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム等の金属酸化物が挙げられる。
<中間層>
本発明の積層型光電変換装置は、ヘテロ接合結晶シリコンセル2とペロブスカイトセル1との間に、中間層3を備える。中間層3はシリコン系薄膜であり、第一導電型シリコン系薄膜24と異なる導電型を有する。すなわち、中間層3は、シリコン基板21の第二主面側に設けられた第二導電型シリコン系薄膜25と同一の導電型を有する。第一導電型シリコン系薄膜24がp型の場合、中間層3はn型であり、第一導電型シリコン系薄膜24がn型の場合、中間層3はp型である。第一導電型シリコン系薄膜24と中間層3とが異なる導電型を有することにより、中間層3は、ヘテロ接合結晶シリコンセル2とペロブスカイトセル1とのトンネル接合層としての作用と、ペロブスカイト層11への電荷輸送層としての作用とを兼ね備える。
前述のように、ヘテロ接合結晶シリコンセル2は、単結晶シリコン基板21がn型の場合に、特に変換特性に優れる。また、ヘテロ接合結晶シリコンセル2は、受光面側のヘテロ接合が逆接合である場合に変換特性に優れる。これらを総合すると、本発明の積層型光電変換装置では、シリコン基板21がn型、受光面側の第一導電型シリコン系薄膜がp型、中間層3が電子輸送層としての作用を兼ね備えるn型のシリコン系薄膜であり、電荷輸送層12が正孔輸送層である構成が好ましい。
中間層3の膜厚は特に限定されないが、ピンホール等の欠点が少なく、かつトップセルとボトムセルとの接合を良好とするためには、0.5〜100nmが好ましく、5〜80nmがより好ましく、10〜50nmがさらに好ましい。中間層3は、単層でもよく2層以上の積層構造でもよい。
中間層3はペロブスカイト光吸収層11と接している。中間層3は、少なくとも、ペロブスカイト光吸収層と接する面が、酸素または炭素を含むシリコン合金である。中間層3の全体がシリコン合金でもよい。酸素または炭素を含むシリコン合金としては、シリコンオキサイド、シリコンカーバイド、シリコンオキシカーバイド等が挙げられる。シリコン合金は水素化されていてもよい。
シリコン合金上に接してペロブスカイト層が形成されることにより、中間層とペロブスカイト層との接合が良好となり、中間層を電荷輸送層として有効に機能させ、光電流の取出し効率を向上できる。合金化されていないシリコン層上に溶液製膜によりペロブスカイト層を形成した場合は、光電流の取出し効率が著しく低い。これに対して、シリコン合金は、シリコンよりもバンドギャップが広く、かつ表面活性が高いため、ペロブスカイト層との間に良好な接合が形成され、光電流の取出し効率が向上すると考えられる。
すなわち、シリコン合金はバンドギャップが広いため、ペロブスカイト層からの正孔ブロック層としての作用を有すると考えられる。また、シリコンオキサイド等のシリコン合金は、シリコンに比べてペロブスカイト層形成用溶液に対する濡れ性が高い(接触角が小さい)ため、良好な界面が形成されると考えられる。
中間層3は、微結晶シリコンまたは微結晶シリコン合金を含むことが好ましい。シリコンまたはシリコン合金は、結晶化により導電率が上昇するため、トンネル接合層としての中間層3の直列抵抗を低減し、光電流の取出し効率を向上できる。
中間層3はシリコン系薄膜であるため、プラズマCVD法により製膜が可能である。すなわち、本発明の積層型光電変換装置の作製においては、シリコン基板21上へのシリコン系薄膜22,24の製膜と、シリコン系薄膜24上への中間層の製膜とを、いずれもプラズマCVD法により実施できるため、生産効率を向上できる。また、シリコン基板21が受光面側に凹凸を有する場合、ウェットプロセスでは中間層を均一に形成することが困難であるのに対して、プラズマCVD等のドライプロセスは、凹凸構造上にも均一に製膜が可能である。
図1に示すように中間層3が単層からなる場合は、微結晶成分を含むシリコン合金層が形成される。プラズマCVDによるシリコン合金層の形成は、原料ガスとしてのSiH、Si等のシリコン含有ガス、およびドーパントガスとしてのBまたはPH等に加えて、CHやCO等の異種元素を含むガスが用いられる。さらに、結晶化を促進するために、水素ガスを導入することが好ましい。水素ガスの導入量はSiH等のシリコン含有ガスの10〜1000倍が好ましく50〜500倍がより好ましい。
シリコンオキサイドの形成においては、CO/SiHが1以上となるように、ガス導入量を調整することが好ましい。シリコンカーバイドの形成においては、CH/SiHが1以上となるように、ガス導入量を調整することが好ましい。COやCHの導入量の増加に伴い、シリコン合金のバンドギャップが広くなり、屈折率が低下する傾向がある。
一方、酸素や炭素等の異種元素は、結晶化阻害元素として作用する。そのため、微結晶成分を含有するシリコン合金層を形成するためには、CO/SiH<10、あるいはCH/SiH<3の範囲で、異種元素を含む原料ガスの導入量を調整することが好ましい。微結晶成分を含有するシリコン合金層の製膜は、例えば、基板温度150〜250℃、圧力50〜1500Pa、高周波パワー密度0.01〜0.5W/cmの条件で行われる。
ペロブスカイト層11に接するシリコン合金層は、波長600nmにおける屈折率が1.7〜3.5程度であることが好ましく、2.0〜3.3程度であることがより好ましく、2.5〜3.0程度がさらに好ましい。シリコン合金が上記範囲の屈折率を有することにより、良好な界面接合が形成される。屈折率が過度に小さい場合は、導電率の低下によりペロブスカイト層と中間層との接合性が低下する傾向がある。屈折率が過度に大きい場合は、合金化による接合改善効果を十分に享受できない場合がある。
前述のように、中間層3は、2層以上の積層構造でもよい。中間層3が2層以上の積層構造である場合、ペロブスカイト層11に接する層は、酸素または炭素を含むシリコン合金である。ペロブスカイト層11との隣接層よりもボトムセル2に近い側に設けられる層は、微結晶シリコンまたは微結晶シリコン合金を含有することが好ましい。
図2は、中間層3が2層構成である積層型光電変換装置の一形態を示す模式的断面図である。この積層型光電変換装置101は、中間層3が、ペロブスカイト層11に隣接する差異表面層としてのシリコン合金層31と、シリコン合金層31よりもボトムセル2に近い側に設けられた下地層32との2層構成であること以外は、図1に示す積層型光電変換装置100と同様の積層構成を有する。
このように中間層3が複数の層からなる場合、シリコン合金層31はその上に形成されるペロブスカイト層11の足場層として作用し、ペロブスカイトセルの接合性を向上させる作用を有する。ボトムセル2側の下地層32は、シリコン合金でもよくシリコンでもよい。下地層32は、ボトムセル2とのトンネル接合層として作用するため、微結晶成分を含有することが好ましい。
前述のように、シリコン合金に含まれる酸素や炭素は結晶化阻害元素として作用するため、導電型シリコン系薄膜24上に、直接、微結晶成分を含むシリコン合金層を形成するためには、CVD製膜時のパワー密度を高める必要がある。CVD製膜のパワー密度を高めると、その下に形成されているシリコン系薄膜24,22およびシリコン基板21へのダメージや、ドープ不純物の拡散等による特性低下を生じる場合がある。
これに対して、導電型シリコン系薄膜24上に下地層32として微結晶シリコンを製膜し、その上にシリコン合金層31を製膜する場合、下地層32は、シリコン合金よりも低パワー密度で結晶化が可能である。そのため、ボトムセルのシリコン系薄膜やシリコン基板へのダメージを低減できる。また、微結晶シリコンは、シリコンオキサイドやシリコンカーバイド等のシリコン合金よりも導電率が高いため、下地層32が微結晶シリコンである場合は、トンネル接合層の直列抵抗を低減して、光電流の取出し効率を向上できる。
ボトムセル2側に微結晶の下地層32が設けられている場合、シリコン合金層31は非晶質膜でもよく、微結晶成分を含有していてもよい。微結晶膜は非晶質膜に比べてポーラスであるため、その上にペロブスカイト層を形成する際に結晶粒界にペロブスカイトが入り込んで良好な接合が形成されやすい。そのため、シリコン合金層31も、微結晶シリコンまたは微結晶シリコン合金を含む微結晶膜であることが好ましい。微結晶の下地層32上にシリコン合金層31を形成する場合は、下地層32が結晶成長の核として作用するため、シリコン合金層31の結晶化が促進される傾向がある。
中間層3が下地層32とシリコン合金層31との2層構成である場合、下地層32の膜厚は0.5〜90nmが好ましく、5〜70nmがより好ましく、10〜40nmがさらに好ましい。シリコン合金層31の膜厚は、0.5〜50nmが好ましく、2〜40nmがより好ましく、5〜30nmがさらに好ましい。
中間層3は、3層以上の積層構成でもよい。図3に示す積層型光電変換装置102は、中間層3が、ペロブスカイト層11に隣接するシリコン合金層31と、シリコン合金層31よりもボトムセル2に近い側に設けられた下地層32と、下地層32よりもさらにボトムセル2に近い側に設けられたシード層33の3層構成である。
シード層33として非晶質シリコン層を設けることにより、下地層32の結晶化が促進される傾向があり、特に中間層3がn型の場合にその傾向が顕著である。そのため、シード層33としてn型非晶質シリコン層を製膜し、その上に下地層32としてn型微結晶シリコンを製膜することにより、低パワーでも結晶化率の高い微結晶シリコン層を形成可能であり、導電性を向上できる。
微結晶シリコンの形成を促進する観点から、シード層33の膜厚は1nm以上が好ましい。一方、非晶質シリコンの膜厚が過度に大きいと直列抵抗が増大し、トンネル接合層としての機能が阻害される場合がある。そのため、シード層33の膜厚は1〜10nmが好ましく、2〜8nmがさらに好ましい。
<電極>
トップセル1の受光面側およびボトムセルの裏面側には、光電流(光生成キャリア)を外部に取り出すための電極層が設けられる。受光面側の第一電極5および裏面側の第二電極6の構成は特に限定されない。光生成キャリアを有効に取り出すためには、透明導電層と金属との積層構成が好ましい。第一電極5が透明導電層51と金属電極52との積層構造である場合、金属電極52はパターン状に形成される。第二電極が透明導電層61と金属電極62との積層構造である場合、金属電極62は透明導電層61上の全面に形成されてもよくパターン状に形成されてもよい。
透明導電層51,61の材料としては、ITO、酸化亜鉛、酸化スズ等の金属酸化物が好ましく用いられる。透明導電層の形成方法は特に限定されず、CVD法、スパッタ法、イオンプレーティング法等のドライプロセスや、各種のウェットプロセスが採用され得る。金属電極52,62としては、銀、銅、アルミニウム等が好ましく用いられる。金属電極の形成方法も特に限定されない。パターン状の金属電極は、導電性ペーストを印刷する方法や、めっき法等により形成される。
本発明の光電変換装置は、実用に際して、封止材により封止して、モジュール化されることが好ましい。光電変換装置のモジュール化は、適宜の方法により行われる。例えば、タブ等のインターコネクタを介して隣接するセル同士を電気的に直列または並列に接続した後、封止材およびガラス板により封止が行われる。
1 ペロブスカイトセル(トップセル)
11 ペロブスカイト層
12 電荷輸送層
2 結晶シリコンセル(ボトムセル)
21 単結晶シリコン基板
22,23 真性シリコン系薄膜
24,25 導電型シリコン系薄膜
3 中間層
31 シリコン合金層
32 下地層(微結晶シリコン層)
33 シード層(非晶質シリコン層)
5,6 電極

Claims (7)

  1. 単結晶シリコン基板、前記単結晶シリコン基板の第一主面上の第一導電型シリコン系薄膜、および前記単結晶シリコン基板の第二主面上の第二導電型シリコン系薄膜、を備える結晶シリコンセルと;ペロブスカイト光吸収層および電荷輸送層を備えるペロブスカイトセルと、が積層された積層型光電変換装置であって、
    前記単結晶シリコン基板の第一主面上に、前記第一導電型シリコン系薄膜、第二導電型の中間層、前記ペロブスカイト光吸収層、および前記電荷輸送層をこの順に備え、
    前記中間層と前記ペロブスカイト光吸収層とが接しており、
    前記中間層は、シリコン系薄膜であり、少なくとも前記ペロブスカイト光吸収層と接する面が酸素または炭素を含むシリコン合金である、積層型光電変換装置。
  2. 前記中間層が、微結晶シリコンまたは微結晶シリコン合金を含有する、請求項1に記載の積層型光電変換装置。
  3. 前記中間層が複数のシリコン系薄膜からなり、
    前記中間層は、前記ペロブスカイト光吸収層に接する最表面層が酸素または炭素を含むシリコン合金であり、前記最表面層よりも結晶シリコンセルに近い側に、微結晶シリコンまたは微結晶シリコン合金を含有するシリコン系薄膜を有する、請求項2に記載の積層型光電変換装置。
  4. 前記中間層が、前記最表面層の結晶シリコンセル側の面に接して微結晶シリコン層を有する、請求項3に記載の積層型光電変換装置。
  5. 前記微結晶シリコン層が、前記第一導電型シリコン系薄膜に接しているか、または前記第一導電型シリコン系薄膜に接して設けられた非晶質シリコン層に接している、請求項4に記載の積層型光電変換装置。
  6. 前記単結晶シリコン基板は、第一主面側の表面に凹凸を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の積層型光電変換装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の積層型光電変換装置を製造する方法であって、
    前記中間層がプラズマCVD法により形成される、積層型光電変換装置の製造方法。

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