JP2017167960A - メモリシステムおよびプロセッサシステム - Google Patents

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Abstract


【課題】複数のプロセッサコアを用いた場合に低消費電力化を図る。
【解決手段】メモリシステムは、複数のプロセッサコアで共用されるメモリと、複数のプロセッサコアのメモリに対するアクセスを制御するメモリ制御回路と、複数のプロセッサコア、メモリ、およびメモリ制御回路のそれぞれに電源電圧を供給するか否かを制御する電源制御回路と、複数のプロセッサコアのそれぞれに対応して設けられ、アドレス、データ、クロック信号および制御信号を伝送する伝送回路と、を備え、電源制御回路は、複数のプロセッサコアのうち少なくとも一部のプロセッサコアの動作が停止した場合には、停止したプロセッサコアに対応する伝送回路への電源電圧の供給を停止し、その後に複数のプロセッサコアのすべての動作が停止した場合には、メモリおよびメモリ制御回路への電源電圧の供給を停止する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、メモリシステムおよびプロセッサシステムに関する。
最近のプロセッサシステムでは、複数のプロセッサコアを用いて処理性能を向上させることが一般的になっている。また、メモリアクセスを高速化するために、キャッシュメモリを階層化して、3次キャッシュメモリ以上の高次のキャッシュメモリを設ける場合もある。高次のキャッシュメモリほど、メモリ容量が大きいため、低次のキャッシュメモリは各プロセッサコアに内蔵し、3次以上の高次のキャッシュメモリは、複数のプロセッサコアで共用するのが一般的である。
複数のプロセッサコアを用いたマルチコアシステムは、単一のプロセッサコアを用いたシングルコアシステムよりも、プロセッサコアの数分だけ余計に電力を消費するため、マルチコアシステムでの低消費電力技術が必要となる。
しかしながら、従来は、複数のプロセッサコアのうち一つでも動作していると、複数のプロセッサコアで共用するキャッシュメモリや、このキャッシュメモリのアクセス制御を行うメモリ制御回路には、電源電圧を供給し続けていた。このため、マルチコアシステムでは消費電力をそれほど削減できないという問題があった。
米国公開公報2014/0304475A1 国際公開を2015/015756A1
本発明の一実施形態は、複数のプロセッサコアを用いた場合でも、低消費電力化が可能なメモリシステムおよびプロセッサシステムを提供するものである。
本実施形態では、
複数のプロセッサコアで共用されるメモリと、
前記複数のプロセッサコアの前記メモリに対するアクセスを制御するメモリ制御回路と、
前記複数のプロセッサコア、前記メモリ、および前記メモリ制御回路のそれぞれに電源電圧を供給するか否かを制御する電源制御回路と、
前記複数のプロセッサコアのそれぞれに対応して設けられ、アドレス、データ、クロック信号および制御信号を伝送する伝送回路と、を備え、
前記電源制御回路は、前記複数のプロセッサコアのうち少なくとも一部のプロセッサコアの動作が停止した場合には、停止したプロセッサコアに対応する伝送回路への電源電圧の供給を停止し、その後に前記複数のプロセッサコアのすべての動作が停止した場合には、前記メモリおよび前記メモリ制御回路への電源電圧の供給を停止するメモリシステムが提供される。
第1の実施形態によるメモリシステム1を備えたプロセッサシステム2の概略構成を示すブロック図。 図1のメモリシステム1の内部構成を示すブロック図。 一時記憶部12の内部構成の一例を示すブロック図。 第1の実施形態によるプロセッサシステム2の電源供給状態を示す図。 第2の実施形態によるプロセッサシステム2の概略構成を示すブロック図。 第2の実施形態によるプロセッサシステム2の電源供給状態を示す図。 第2の実施形態によるメモリシステム1内の一時記憶部12の内部構成を示すブロック図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態によるメモリシステム1を備えたプロセッサシステム2の概略構成を示すブロック図、図2は図1のメモリシステム1の内部構成を示すブロック図である。
図1のプロセッサシステム2は、複数のプロセッサコア3を有するマルチコアシステムである。各プロセッサコア3は、その内部に、キャッシュメモリを内蔵している。各プロセッサコア3が内蔵するキャッシュメモリは、メモリシステム1の中でアクセス優先度が最も高い1次キャッシュメモリ(以下、L1キャッシュ)を含んでいる。各プロセッサコア3が内蔵するキャッシュメモリは、L1キャッシュだけとは限らず、L1キャッシュの次にアクセス優先度が高い2次キャッシュ(以下、L2キャッシュ)などの高次のキャッシュメモリを含んでいてもよい。以下では、各プロセッサコア3がL1キャッシュとL2キャッシュを内蔵する例を説明する。L1キャッシュとL2キャッシュは、例えばSRAM(Static Random Access Memory)等の高速の揮発メモリである。
図1のプロセッサシステム2は、4つのプロセッサコア3を有する例を示しているが、プロセッサコア3の数には特に制限はない。図1のプロセッサシステム2内の各プロセッサコア3は、メモリシステム1に接続されている。このメモリシステム1は、各プロセッサコア3に内蔵されたキャッシュメモリよりも高次のキャッシュメモリと、高次のキャッシュメモリに対するアクセス制御を行うメモリ制御回路とを含んでいる。メモリシステム1の他に、不図示のメインメモリが設けられている。各プロセッサコア3からアクセス要求のあったデータが、メモリシステム1内の高次のキャッシュメモリを含めてどの階層のキャッシュメモリにも存在しない場合は、メインメモリへのアクセスが行われる。
図1のメモリシステム1は、図2に詳細なブロック構成を示すように、LLC(Last Level Cache memory)11と、一時記憶部12と、メインメモリコントローラ13と、バスコントローラ14と、チップ間コントローラ15と、第1電源コントローラ16と、第2電源コントローラ17とを有する。一時記憶部12、メインメモリコントローラ13、バスコントローラ14、およびチップ間コントローラ15は、メモリ制御回路を構成する。第1電源コントローラ16と第2電源コントローラ17は、電源制御回路を構成する。
LLC11は、プロセッサシステム2内の階層化されたキャッシュメモリのうち、アクセス優先度が最も低い最高次のキャッシュメモリである。以下では、LLC11が3次キャッシュメモリ(以下、L3キャッシュ)である例を説明するが、LLC11は、L3キャッシュより高次のキャッシュメモリでもよい。LLC11が4次以降の高次のキャッシュメモリの場合は、メモリシステム1内に、LLC11よりも低次のキャッシュメモリが設けられることになる。LLC11に格納されたデータは、最終的には不図示のメインメモリに書き戻される。
LLC11は、L1キャッシュやL2キャッシュなどの低次のキャッシュメモリよりも、メモリ容量が大きい。本実施形態によるLLC11は、例えばMRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)等の不揮発メモリで構成されている。LLC11は、高速であるほど望ましいため、MRAMの中でも動作速度が速いSTT(Spin Transfer Torque)−MRAMが望ましい。なお、LLC11は必ずしもMRAMに限定されるわけではなく、他の不揮発メモリで構成してもよい。
一時記憶部12は、各プロセッサコア3とLLC11との間で送受されるデータを一時的に記憶する。一時記憶部12の内部構成は後述する。メインメモリコントローラ13は、メインメモリに対するアクセス制御を行う。バスコントローラ14は、各プロセッサコア3とLLC11との間のバスを制御する。バスは、アドレス線、データ線、クロック信号線、制御信号線などで構成される。チップ間コントローラ15は、例えばプロセッサシステム2とは別個のチップ(例えば、描画チップなど)との間で送受されるデータを制御する。
第1電源コントローラ16は、メモリシステム1内の電源管理を行う。第2電源コントローラ17は、メモリシステム1を含めたプロセッサシステム2内の各部の電源管理を行い、各プロセッサコア3とメモリシステム1を複数の電源供給状態のいずれかに遷移させる。第1電源コントローラ16と第2電源コントローラ17は、統合して電源制御回路としても構わない。本実施形態では、従来と同様の電源管理処理は第1電源コントローラ16で行い、本実施形態に特徴的な電源管理処理を第2電源コントローラ17で行うものとする。
図3は一時記憶部12の内部構成の一例を示すブロック図である。一時記憶部12は、各プロセッサコア3ごとに設けられる複数のフリップフロップ群(以下、F/F群)21と、これらF/F群21の保持データのいずれかを選択するマルチプレクサ(MUX)22とを有する。F/F群21は、例えば、各プロセッサコア3からのデータを保持する。この他、F/F群21は、各プロセッサコア3からのアドレスなどを保持してもよい。
また、図3では省略しているが、アドレス線、データ線、クロック信号線、および制御信号線の経路上には、バッファやインバータ、論理ゲート、フリップフロップなどの回路素子が必要に応じて接続されている。これらの回路素子に電源電圧を供給するか否かは、第2電源コントローラ17によって制御される。本明細書では、各プロセッサコア3と一時記憶部12との間に配置される、アドレス線、データ線、クロック信号線、および制御信号線と、これら信号線上のバッファ等の各種回路素子とを含めて、バス伝送回路23と呼ぶ。第2電源コントローラ17は、バス伝送回路23の電源電圧を制御する。バス伝送回路23は、各プロセッサコア3ごとに設けられており、第2電源コントローラ17は、各プロセッサコア3に応じたバス伝送回路23に電源電圧を供給するか否かを、各プロセッサコア3ごとに制御する。
一時記憶部12内のマルチプレクサ22は、複数のF/F群21のうち、いずれか一つのプロセッサコア3に接続されたF/F群21の保持データを選択する。これにより、選択されたF/F群21を介して、複数のプロセッサコア3のうち一つがLLC11にアクセスを行うことになる。このマルチプレクサ22に電源電圧を供給するか否かも、第2電源コントローラ17によって制御される。
図4は第1の実施形態によるプロセッサシステム2の電源供給状態を示す図である。図4に示すように、本実施形態によるプロセッサシステム2は、第1〜第7状態を有する。第1〜第7状態の遷移は、第2電源コントローラ17によって制御される。第2電源コントローラ17は、各プロセッサコア3の動作状態を監視しながら、プロセッサシステム2を第1〜第7状態のいずれかに設定する。プロセッサシステム2内で動作しているプロセッサコア3の数が次第に減少していく場合は、第1状態から順に遷移して、最終的に第7状態に至る。
第1状態は、複数のプロセッサコア3とメモリシステム1が正常に動作している状態である。この場合、第2電源コントローラ17は、複数のプロセッサコア3とメモリシステム1の全体に電源電圧を供給する。
第2状態は、複数のプロセッサコア3のそれぞれごとに第1状態から遷移可能であり、対応するプロセッサコア3へのクロック信号の入力を遮断する。具体的には、例えば、クロック信号を伝送する不図示のクロックバッファやフリップフロップなどの回路素子への電源電圧の供給を停止して、クロック信号が対応するプロセッサコア3に供給されないようにする。
第3状態は、複数のプロセッサコア3のそれぞれごとに第2状態から遷移可能であり、対応するプロセッサコア3の内部に設けられる不図示のPLL(Phase Locked Loop)回路を停止させる。PLL回路は、外部から入力されたクロック信号を用いて、プロセッサコア3のシステムクロック信号を生成する回路である。第2状態でクロック信号を停止しているため、PLL回路に電源電圧を供給する必要がないことから、第3状態ではPLL回路への電源電圧の供給を停止して、PLL回路を停止させる。
第4状態は、複数のプロセッサコア3のそれぞれごとに第3状態から遷移可能であり、対応するプロセッサコア3を停止させる。第3状態で、PLL回路を停止させているため、プロセッサコア3に電源電圧を供給する必要がないことから、第4状態では、対応するプロセッサコア3への電源電圧の供給を停止して、プロセッサコア3を停止させる。
第5状態は、複数のプロセッサコア3のそれぞれごとに第4状態から遷移可能であり、対応するプロセッサコア3に接続されたバス伝送回路23への電源電圧の供給を停止させる。これにより、第4状態で停止させたプロセッサコア3に接続されるアドレス線、データ線、クロック信号線、および制御信号線の各信号線上の各種回路素子には電源電圧は供給されなくなる。
第6状態は、全プロセッサコア3が停止した後に第5状態から遷移可能で、LLC11を含めたメモリシステム1内の全回路ブロックへの電源電圧の供給を停止させる。全プロセッサコア3が停止した場合には、メモリシステム1に電源電圧を供給する必要はない。そこで、第6状態では、プロセッサシステム2内のメモリシステム1への電源電圧の供給を停止する。本実施形態のLLC11は、MRAM等の不揮発メモリで構成されているため、LLC11への電源電圧の供給を停止しても、LLC11内のデータが消去されるおそれはない。よって、LLC11がSRAM(Static Random Access Memory)で構成されている場合のように、LLC11への電源電圧の供給を停止する前に、LLC11内のダーティなデータをメインメモリに書き戻す、いわゆるフラッシュ処理を行う必要はないことから、第6状態の処理を簡易化できる。
第7状態は、第6状態から遷移可能で、複数のプロセッサコア3とメモリシステム1に入力される全入力信号の電圧レベルを接地レベルに設定する。各入力信号は、バッファやインバータ、フリップフロップなどの回路素子を経由して、各プロセッサコア3やメモリシステム1に入力される。この第7状態では、各入力信号の信号経路上の回路素子への電源電圧の供給を停止する。これにより、全入力信号は強制的に接地レベルになり、プロセッサシステム2全体が停止状態となる。
図4では、第1〜第7状態の電源供給状態を設ける例を示したが、第1〜第7状態のすべてが必須であるわけではなく、第1〜第7状態のうちの一部の状態だけを設けてもよいし、第1〜第7状態のうちの一部の状態と、他の状態とを組み合わせてもよい。あるいは、第1〜第7状態をさらに細かく多数の状態に分けてもよい。ただし、少なくとも第5状態は設けるのが望ましい。第5状態を設けることで、一部のプロセッサコア3を停止させたときに、このプロセッサコア3に接続されたバス伝送回路23への電源電圧の供給を停止できるため、他のプロセッサコア3の動作に影響を与えることなく、停止したプロセッサコア3に関連する回路ブロックを停止させることができ、より消費電力の削減が図れる。また、第6状態は、LLC11を不揮発メモリにしたことで実現できるものである。LLC11が不揮発メモリであることから、LLC11への電源電圧の供給を停止しても、LLC11のフラッシュを行わなくても、LLC11内のデータは保持される。よって、第6状態では、各プロセッサコア3がLLC11にアクセスしない場合は、積極的にLLC11への電源電圧の供給を停止し、またLLC11のフラッシュ動作も省略することで、状態遷移に要する時間を短縮できる。
このように、第1の実施形態では、プロセッサシステム2内の一部のプロセッサコア3のみが停止した場合には、停止したプロセッサコア3に関連した回路ブロックへの電源電圧の供給を停止するため、動作しているプロセッサコア3の数に応じて、段階的にきめ細かく省電力動作を行うことができる。これにより、メモリシステム1およびプロセッサシステム2の消費電力を削減できる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態によるプロセッサシステム2は、複数のプロセッサコア3とメモリシステム1とを一つのプロセッサ群として、複数のプロセッサ群を備えるものである。
図5は第2の実施形態によるプロセッサシステム2の概略構成を示すブロック図である。図5のプロセッサシステム2は、第1の実施形態と同様の構成の4つのプロセッサコア3と1つのメモリシステム1を含むプロセッサ群25を2つ備えている。各プロセッサ群25は、相互にデータを送受することができる。図5では、2つのプロセッサ群25を有するが、プロセッサ群25の数には特に制限はない。なお、各プロセッサ群25に含まれるプロセッサコア3の数は4つには限定されない。また、各プロセッサ群25に含まれるプロセッサコア3の数は同じでもよいし、異なっていてもよい。
本実施形態では、各プロセッサ群25ごとに、別個にLLC11が設けられている。ただし、あるプロセッサ群25に対応するLLC11に対しては、他のプロセッサ群25からアクセスすることができるようにしている。よって、あるプロセッサ群25は、任意のLLC11に対してデータの読み出しと書込みを行うことができる。あるプロセッサ群25が、対応するLLC11ではなく、別のLLC11にアクセスしたい場合、各メモリシステム1内のチップ間コントローラ15同士で、アクセスするべきデータやアドレスなどを送受する。チップ間コントローラ15は、対応するプロセッサ群25ではなく、他のプロセッサ群25からのアクセス要求があると、そのアクセス要求に従って、対応するLLC11にアクセスして、データの読み出しや書込みを行い、その結果をアクセス要求をしたチップ間コントローラ15に返す。これにより、LLC11を有効利用することができる。なお、本実施形態では、メモリシステム1内にLLC11以外のキャッシュメモリが存在する場合には、そのキャッシュメモリも、LLC11と同様に、複数のプロセッサ群25で共用することができる。
図6は第2の実施形態によるプロセッサシステム2の電源供給状態を示す図である。図6に示すように、本実施形態によるプロセッサシステム2は、第1〜第8状態を有する。第1〜第5状態は、図4と同様である。
図6の第6状態は、複数のプロセッサ群25内の任意のプロセッサ群25において第5状態から遷移可能で、任意のプロセッサ群25内の全プロセッサコア3への電源供給を停止するとともに、任意のプロセッサ群25のメモリシステム1内のLLC11に関連する回路ブロック以外の回路ブロックへの電源電圧の供給を停止する。第6状態は、任意のプロセッサ群25における全プロセッサコア3が停止した場合には、メモリシステム1内のLLC11に関連する回路ブロックのみに電源電圧を供給する。これにより、停止していない他のプロセッサ群25は、継続してLLC11にアクセスすることができ、他のプロセッサ群25の動作に影響を与えることなく、消費電力の削減を図れる。
なお、メモリシステム1内のLLC11に関連する回路ブロックとは、例えば、図2における一時記憶部12、第1電源コントローラ16、チップ間コントローラ15である。これらの回路ブロックは、他のプロセッサ群25がLLC11にアクセスする際に利用するため、電源供給は維持される。一方、その他のメインメモリコントローラ13とバスコントローラ14への電源供給は遮断される。
第7状態は、図4の第6状態と同様である。すなわち、第7状態は、第6状態から遷移可能で、複数のプロセッサ群25のそれぞれにおけるLLC11とメモリシステム1への電源電圧の供給を停止する。
第8状態は、図4の第7状態と同様である。すなわち、第8状態は、第6状態から遷移可能で、複数のプロセッサコア3とメモリシステム1に入力される全入力信号の電圧レベルを接地レベルに設定する。
本実施形態によるプロセッサシステム2は、図6に示した第1〜第8状態のすべてを備えている必要はないが、第6状態は特徴的なものであるため、備えているのが望ましい。
図7は第2の実施形態によるメモリシステム1内の一時記憶部12の内部構成を示すブロック図である。図7の一時記憶部12は、各プロセッサコア3ごとに設けられるF/F群21と、マルチプレクサ22とに加えて、セレクタ24を有する。セレクタ24は、マルチプレクサ22の出力信号と、チップ間コントローラ15からの信号とのいずれかを選択可能である。例えば、あるプロセッサ群25における全プロセッサコア3が停止した場合には、第6状態では、このプロセッサ群25に対応するマルチプレクサ22への電源電圧の供給を停止して、マルチプレクサ22を停止させる。ところが、セレクタ24への電源電圧の供給は維持するため、チップ間コントローラ15を介して、他のプロセッサ群25はLLC11にアクセス可能となる。
このように、第2の実施形態では、プロセッサシステム2が複数のプロセッサ群25を備えている場合には、各プロセッサ群25の動作状況に応じて、各プロセッサ群25への電源供給を段階的に切り替えることができる。例えば、あるプロセッサ群25内の全プロセッサコア3が停止している場合には、他のプロセッサ群25の動作の影響を受けない範囲で、あるプロセッサ群25内の一部の回路ブロックへの電源電圧の供給を停止することで、低消費電力化を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 メモリシステム、2 プロセッサシステム、3 プロセッサコア、11 LLC、12 一時記憶部、13 メインメモリコントローラ、14 バスコントローラ、15 チップ間コントローラ、16 第1電源コントローラ、17 第2電源コントローラ、21 F/F群、22 マルチプレクサ、23 バス伝送回路、24 セレクタ、25 プロセッサ群

Claims (8)

  1. 複数のプロセッサコアで共用されるメモリと、
    前記複数のプロセッサコアの前記メモリに対するアクセスを制御するメモリ制御回路と、
    前記複数のプロセッサコア、前記メモリ、および前記メモリ制御回路のそれぞれに電源電圧を供給するか否かを制御する電源制御回路と、
    前記複数のプロセッサコアのそれぞれに対応して設けられ、アドレス、データ、クロック信号および制御信号を伝送する伝送回路と、を備え、
    前記電源制御回路は、前記複数のプロセッサコアのうち少なくとも一部のプロセッサコアの動作が停止した場合には、停止したプロセッサコアに対応する伝送回路への電源電圧の供給を停止し、その後に前記複数のプロセッサコアのすべての動作が停止した場合には、前記メモリおよび前記メモリ制御回路への電源電圧の供給を停止するメモリシステム。
  2. 前記メモリは、不揮発メモリであり、
    前記電源制御回路は、前記複数のプロセッサコアのすべての動作が停止した場合には、前記メモリ内のデータを前記メモリよりもアクセス優先度の低いメモリに待避させることなく、前記メモリおよび前記メモリ制御回路への電源電圧の供給を停止する請求項1に記載のメモリシステム。
  3. 前記伝送回路は、アドレス線、データ線、クロック信号線および制御信号線の経路上に接続されるバッファ、インバータ、フリップフロップおよび論理ゲート回路の少なくとも一つを含む複数の回路素子を有し、
    前記電源制御回路は、前記複数のプロセッサコアのうち少なくとも一部のプロセッサコアの動作が停止した場合には、対応する前記伝送回路上の前記複数の回路素子の少なくとも一部への電源電圧の供給を停止する請求項1または2に記載のメモリシステム。
  4. 前記電源制御回路は、前記メモリおよび前記メモリ制御回路への電源電圧の供給を停止した後に、前記メモリ制御回路に入力される入力信号の電圧レベルを接地レベルに設定する請求項1乃至3のいずれか1項に記載のメモリシステム。
  5. 第1メモリをそれぞれ備える複数のプロセッサコアと、
    前記第1メモリよりもアクセス優先度が低く、前記複数のプロセッサコアで共用される第2メモリと、
    前記複数のプロセッサコアの前記第2メモリに対するアクセスを制御するメモリ制御回路と、
    前記複数のプロセッサコア、前記第2メモリ、および前記メモリ制御回路のそれぞれに電源電圧を供給するか否かを制御する電源制御回路と、
    前記複数のプロセッサコアのそれぞれに対応して設けられ、アドレス、データ、クロック信号および制御信号を伝送する伝送回路と、を備え、
    前記電源制御回路は、前記複数のプロセッサコアのうち少なくとも一部のプロセッサコアの動作が停止した場合には、停止したプロセッサコアに対応する伝送回路への電源電圧の供給を停止し、その後に前記複数のプロセッサコアのすべての動作が停止した場合には、前記第2メモリおよび前記メモリ制御回路への電源電圧の供給を停止するプロセッサシステム。
  6. 前記電源制御回路は、
    前記複数のプロセッサコアおよび前記第2メモリを動作させる第1状態と、
    前記複数のプロセッサコアに対応して前記第1状態から遷移可能で、対応するプロセッサコアへのクロック信号の入力を遮断する第2状態と、
    前記複数のプロセッサコアに対応して前記第2状態から遷移可能で、対応するプロセッサコアの内部に設けられるPLL(Phase Locked Loop)回路を停止させる第3状態と、
    前記複数のプロセッサコアに対応して前記第3状態から遷移可能で、対応するプロセッサコアの動作を停止させる第4状態と、
    前記複数のプロセッサコアに対応して前記第4状態から遷移可能で、対応するプロセッサコアに接続された前記伝送回路への電源電圧の供給を停止させる第5状態と、
    前記複数のプロセッサコアのすべての動作が停止した後に前記第5状態から遷移可能で、前記第2メモリおよび前記メモリ制御回路への電源電圧の供給を停止させる第6状態と、
    前記第6状態から遷移可能で、前記メモリ制御回路に入力される入力信号の電圧レベルを接地レベルに設定する第7状態と、を有する請求項5に記載のメモリシステム。
  7. 複数のプロセッサ群を備え、
    前記複数のプロセッサ群のそれぞれは、前記複数のプロセッサコアと、前記第2メモリと、前記メモリ制御回路と、前記電源制御回路と、前記伝送回路と、を備え、
    前記電源制御回路は、対応するプロセッサ群内の全てのプロセッサコアの動作が停止した場合には、このプロセッサ群内の前記第2メモリを他のプロセッサ群がアクセスするのに必要な回路ブロック以外の回路ブロックへの電源電圧の供給を停止する請求項5に記載のメモリシステム。
  8. 前記電源制御回路は、
    前記複数のプロセッサ群における前記複数のプロセッサコアおよび前記第2メモリを動作させる第1状態と、
    前記複数のプロセッサ群における前記複数のプロセッサコアに対応して前記第1状態から遷移可能で、対応するプロセッサコアへのクロック信号の入力を遮断する第2状態と、
    前記複数のプロセッサ群における前記複数のプロセッサコアに対応して前記第2状態から遷移可能で、対応するプロセッサコアの内部に設けられるPLL回路を停止させる第3状態と、
    前記複数のプロセッサ群における前記複数のプロセッサコアに対応して前記第3状態から遷移可能で、対応するプロセッサコアの動作を停止させる第4状態と、
    前記複数のプロセッサ群における前記複数のプロセッサコアに対応して前記第4状態から遷移可能で、対応するプロセッサコアに接続された前記伝送回路への電源電圧の供給を停止させる第5状態と、
    前記複数のプロセッサ群における前記複数のプロセッサコアに対応して前記第5状態から遷移可能で、前記複数のプロセッサ群の少なくとも一部に対応する全てのプロセッサコアへの電源電圧の供給を停止させるとともに、このプロセッサ群内の前記第2メモリを他のプロセッサ群がアクセスするのに必要な回路ブロック以外の回路ブロックへの電源電圧の供給を停止させる第6状態と、
    前記第6状態から遷移可能で、前記複数のプロセッサ群における前記第2メモリおよび前記メモリ制御回路への電源電圧の供給を停止させる第7状態と、
    前記第7状態から遷移可能で、前記複数のプロセッサ群における前記メモリ制御回路に入力される入力信号の電圧レベルを接地レベルに設定する第8状態と、を有する請求項6に記載のメモリシステム。
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