JP2017167636A - 会議室予約装置、会議室予約方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
ここで、充実した会議とは、高品質な必要な資料が準備された状態で、重要な参加予定者が参加して執り行われる会議を言う。
[ハードウェアブロック図]
図1は、会議室予約システムの全体構成を示すハードウェアブロック図の一例である。
本会議室予約システム1は、端末2、ネットワーク3、及び会議室予約装置4を有する。
端末2は、ネットワーク3を介して会議室予約装置4に接続される。
ROMはRead Only Memoryの略である。ROM7は会議室予約装置4の制御プログラムを記憶する素子であり、例えばマスクROMが挙げられる。
RAMはRandom Access Memoryの略である。RAM8はROM7から読み出された制御プログラムを展開するため一時的に記憶する素子であり、例えばフラッシュメモリが挙げられる。
モニタ10は、ユーザによって入力されたデータを表示したり、予約状況を表示したりする装置であり、例えば、液晶表示素子が挙げられる。
尚、キーボード9及びモニタ10の代わりにタッチパネルを用いてもよい。
尚、重要度とは、後述する予約フォームに記載の重要度をいい、あくまでも会議開催者の主張部分である。
図2は、図1に示した会議室予約システムに用いられる会議室予約装置の機能ブロック図の一例である。
図2に示す会議室予約装置は、予約受付手段21、予約検証手段1(22-1)、予約再検証手段30、記憶手段31、及び制御手段20を有する。図2に破線で示す予約検証手段2(22-2)〜予約検証手段5(22-5)は、他の実施の形態を示す。
予約受付手段21は、予約者が参加する会議の予定日、予約者が希望する会議室、及び会議への参加予定者のIDを含む予約情報を受け付ける手段であり、図1のCPU6、ROM7、RAM8、キーボード9、モニタ10、及び予約DB5eによって実現される。
予約検証手段1(22-1)は、算出手段23、確認手段24、及び第一の通知手段25-1を有する。
ここで、予約検証とは、予約フォームの記載内容を、参加予定者の観点、議題の観点(図4以降)で検証することを言う。
算出手段23は、役員を含む役職情報及び顧客情報から会議の参加予定者の重要度を算出する手段であり、図1のCPU6、ROM7、RAM8、及び社員マスタDB5cによって実現される。
確認手段24は、重要度が所定の値より高い会議に対して、会議用の資料が添付されていることを確認する手段であり、図1のCPU6、ROM7、RAM8、及び予約DB5eによって実現される。
第一の通知手段25-1は、確認手段24による確認結果を予約者に通知する手段であり、図1のモニタ10によって実現される。
予約検証手段2(22-2)は、重要度検証手段26、及び第二の通知手段25-2を有する。
重要度検証手段26は、関連する議事録からアクションアイテム保持者や報告予定者を抽出して重要度を検証する手段であり、図1のCPU6、ROM7、RAM8、及び議事録DB5fによって実現される。
第二の通知手段25-2は、重要度検証手段26による検証結果を予約者に通知する手段であり、図1のモニタ10によって実現される。
予約検証手段3(22-3)は、解析手段27、及び第三の通知手段25-3を有する。
解析手段27は、会議用の資料のテキスト情報を解析する手段であり、図1のCPU6、ROM7、RAM8、予約DB5e、及び議事録DB5fによって実現される。
第三の通知手段25-3は、解析手段27による解析結果を通知する手段であり、図1のモニタ10によって実現される。
予約検証手段4(22-4)は、判断手段28、及び第四の通知手段25-4を有する。
判断手段28は、会議用の資料のテキスト情報、会議名、議題との関連性との一致度を判断する手段であり、図1のCPU6、ROM7、RAM8、及び予約DB5eによって実現される。
第四の通知手段25-4は、判断手段による判断結果を通知する手段であり、図1のモニタ10によって実現される。
予約検証手段5(22-5)は、判定手段29、及び判定手段29による判定結果を通知する第五の通知手段25-5を有する。
判定手段29は、会議用の資料のテキスト情報と議事録に添付されている資料内のテキストとの一致度を判定する手段であり、図1のCPU6、ROM7、RAM8、予約DB5e及び議事録DB5fによって実現される。
第五の通知手段25-5は、図1のモニタ10によって実現される。
予約フォームは、会議の予約ID、会議の主催者、会議の日時、場所、参加予定者、及び議題を有する。会議の主催者の社員ID及び氏名をキーボード等で入力する。会議の開催日時は第一希望を含み複数の日時を入力する。会議の場所は第一希望を含み複数の会議室名を入力する。参加予定者の氏名及び社員IDを、追加参加予定者も含めて全員分入力する。議題は、会議名、議題、重要度、及び添付資料を入力する。
尚、社員IDが無い場合は顧客とみなして重要度が高いと判別されるが、社員IDの代わりにお客様か業者かを入力するようにしてもよい。あるいは、ラジオボタン等で社員、お客様、もしくは業者を区別するようにしてもよい。
図4は、図1に示した会議室予約システムを用いて会議室の予約時のフローの一例である。
以下、動作の主体は、CPU6である。
予約検証の結果、問題がない場合(ステップS3/Y)、会議室の空室予約処理を行う(ステップS4、S5/Y)。
予約検証の結果、問題がある場合、すなわち会議室の空室がない場合(ステップS5/N)、振替予約処理を行う(ステップS6)。
振替予約が不可能な場合(ステップS7/N)、会議室の予約をキャンセルするか、会議室の変更を促す通知を行う(ステップS8)。
図5は、予約検証フローについての説明図である。
予約検証では、参加予定者検証(ステップS10)と、議題検証を行う。尚、議題検証とは開催者が設定する重要度が高い場合に、まずは添付資料の有無をチェックし、添付資料が有る場合品質(会議名、議題、議事録とファイル内のテキスト情報の一致度)をチェックすることを言う(ステップS11)。
図6は、参加予定者検証フローについての説明図である。
重要な参加予定者の抽出を行う。重要な参加予定者の抽出では、予約DB5eから予約文書と社員マスタから重要な参加予定者を抽出する(ステップS21)。
社内であれば、役員、部長職、課長職等の職位情報から重要度を抽出する。社員IDがない場合は顧客とみなして重要度が高いと判別する。
スケジュール情報の抽出では、社員スケジュールDBから参加予定者の予定を抽出する。ここから各自の出席予定が抽出できる(ステップS23)。
参加予定者が会議出席可能か否かを確認する(ステップS24)。
参加予定者が出席予定ではなかった場合であって(ステップS24/N)、他に重要な会議が有る場合(ステップS25/Y)、後日議事録を送る旨の通知及び送付を行う(ステップS27)。
図7は、追加参加予定者抽出フローについての説明図である。
会議名、参加予定者の取得では、予約DB5eからそれぞれ抽出する(ステップS31)。
議事録DB5fに同じ会議名の議事録あるか否か確認する(ステップS32)。
議事録DB5fに同じ会議名の議事録がある場合(ステップS32/Y)、前回の議事録からアクションアイテム担当、次回報告予定者、議事録担当等、今回の会議に出席すべき人を抽出する(ステップS33)。
参加予定者と抽出した人とを比較し、参加予定者が充分か否か検討するステップS35)。参加予定者が充分か否かとは、資料が充実した前提で充実した会議を行うことが可能であろうと判断できる場合を言う。
検討した結果、充分リストアップできていた場合(ステップS35/Y)、追加参加予定者なしと判断する(ステップS36)。
議事録が無い場合(ステップS32/N)、及び検討した結果、不足していた場合(ステップS35/N)、追加参加予定者ありと判断する(ステップS37)。
図8は、議題検証フローについての説明図である。
会議の重要度の取得では(ステップS41)、予約DB5eから会議の重要度を抽出し、重要度が高いか否か検討する(ステップS42)。
重要度が高い場合(ステップS42/Y)、予約DB5eから添付資料の有無を確認する(S43)。
添付資料がない場合(ステップS43/N)、会議主催者に対して、議題にあった資料の添付を促すよう通知を発行する(ステップS44)。
添付資料がある場合(ステップS43/Y)、資料内部のテキストを解析する(ステップS45)。
資料品質に問題がない場合(ステップS46/Y)、終了し、資料品質に問題がある場合(ステップS46/N)、会議主催者に対して、議題にあった資料になるように改善を促すよう通知を発行する(ステップS47)。
図9は、資料品質解析フローについての説明図である。
会議名、議題を取得すると(ステップS51)、予約DB5eからそれぞれを抽出する。
添付資料のテキスト情報を取得すると(ステップS52)、予約DB5eに添付されている資料の内部のテキスト情報を取得する(ステップS54)。
同じ会議名、同じ議題、同じ参加予定者等の議事録があるか否か確認し(ステップS53)、議事録がある場合(ステップS53/Y)、議事録DB5fのテキスト情報や、議事録に添付している資料のテキスト情報を取得する(ステップS54)。
一致数が一定の数(調整できてもよい)に達するか否か判断し(ステップS56)、一致数が一定の数に達した場合(ステップS56/Y)、資料品質が確保されているものと判断する(ステップS57)。一致数が一定の数に達しない場合(ステップS56/N)、その会議にそぐわない資料を準備している可能性があるとし、資料品質が低いと判断する(ステップS58)。
図10は、予約再検証フローについての説明図である。
会議室の予約ができている全ての会議に対して、定期的に再検証を行う。
前述の予約検証を行い(ステップS61)、検証結果OKか否かを確認する(ステップS62)。検証の結果、スケジュール変更や会議準備の不備がない場合(ステップS62/Y)、終了し、スケジュール変更や会議準備の不備がある場合(ステップS62/N)、会議主催者に対して会議のキャンセルや変更を通知する(ステップS63)。
以上で説明した本発明に係る装置は、コンピュータで処理を実行させるプログラムによって実現されている。よって、一例として、プログラムにより本発明の機能を実現する場合の説明を以下で行う。
予約受付手段と、予約検証手段と、予約振替手段を備えた会議室予約装置のコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、
コンピュータに、
予約受付手段が、予約者が参加する会議の予定日、予約者が希望する会議室、及び会議に参加する予定の参加予定者のIDを含む予約情報を受け付ける手順、
予約検証手段が、参加予定者が会議に出席するか否かを検証する手順、
予約振替手段が、予約者が会議室を予約した時から実際に会議室が使用されるまでの時間経過に伴って変化する状況に基づいて求められる重要度によって予約を振り替える手順、
を実行させるためのプログラムが挙げられる。
ここで、記憶媒体としては、例えばCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体、フラッシュメモリ、RAM、ROM、FeRAM等の半導体メモリやHDDが挙げられる。
以上より、予約情報に含まれる参加予定者と、議題の重要度と、添付資料の検証結果とを、会議開催者に予約前後に渡って対応を通知する。この結果、重要度の高い会議に会議室を優先的に確保できるだけでなく、その会議の充実度を向上させることができる。
2 端末
3 ネットワーク
4 会議室予約装置
5 HDD
5a 会議室マスタDB
5b 会議室スケジュールDB
5c 社員マスタDB
5d 社員スケジュールDB
5e 予約DB
5f 議事録DB
6 CPU
7 ROM
8 RAM
9 キーボード
10 モニタ
11 プリンタ
20 制御手段
21 予約受付手段
22−1 予約検証手段1
22−2 予約検証手段2
22−3 予約検証手段3
22−4 予約検証手段4
22−5 予約検証手段5
23 算出手段
24 確認手段
25−1 第一の通知手段
25−2 第二の通知手段
25−3 第三の通知手段
25−4 第四の通知手段
25−5 第五の通知手段
26 重要度検証手段
27 解析手段
28 判断手段
29 判定手段
30 空室予約手段
31 振替予約手段
32 予約再検証手段
33 記憶手段
Claims (10)
- 予約者が参加する会議の予定日、前記予約者が希望する会議室、及び前記会議に参加する予定の参加予定者のIDを含む予約情報を受け付ける予約受付手段と、
前記会議に参加する予定の参加予定者が前記会議に出席するか否かを検証する予約検証手段と、
前記予約者が前記会議室を予約した時から実際に前記会議室が使用されるまでの時間経過に伴って変化する状況に基づいて求められる重要度によって予約を振り替える振替予約手段と、
を備えたことを特徴とする会議室予約装置。 - 前記予約者が希望する会議室が空いている場合に前記会議室を予約する空室予約手段と、
前記予約者が希望する会議室が空いていない場合に、前記会議の優先順位を既に予約されている他の会議と比較して前記会議の優先順位が前記他の会議より高い場合に前記予約されている会議室を他の会議室に振り替える振替予約手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の会議室予約装置。 - 前記予約検証手段は、
役員を含む役職情報及び顧客情報から前記会議の参加予定者の重要度を算出する算出手段と、
前記重要度が所定の値より高い会議に対して、前記会議用の資料が添付されていることを確認する確認手段と、
前記確認手段による確認結果を前記参加予定者に通知する第一の通知手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の会議室予約装置。 - 前記予約検証手段は、
関連する議事録からアクションアイテム保持者や報告予定者を抽出して重要度を検証する重要度検証手段と、
前記重要度検証手段による検証結果を前記予約者に通知する第二の通知手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の会議室予約装置。 - 前記予約検証手段は、
前記会議用の資料のテキスト情報を解析する解析手段と、
前記解析手段による解析結果を前記予約者に通知する第三の通知手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の会議室予約装置。 - 前記予約検証手段は、
前記会議用の資料のテキスト情報、会議名、議題との関連性との一致度を判断する判断手段と、
前記判断手段による判断結果を前記予約者に通知する第四の通知手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の会議室予約装置。 - 前記予約検証手段は、
前記会議用の資料のテキスト情報と議事録に添付されている資料内のテキストとの一致度を判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果を前記予約者に通知する第五の通知手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の会議室予約装置。 - 予約済みの会議室に対して、定期的に予約検証処理を行う予約再検証手段を備えたことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項記載の会議室予約装置。
- 予約者が希望する会議室を予約する会議室予約方法であって、
前記予約者が参加する会議の予定日、前記予約者が希望する会議室、及び前記会議に参加する予定の参加予定者のIDを含む予約情報を受け付ける工程と、
前記会議に参加する予定の参加予定者が前記会議に出席するか否かを検証する工程と、
前記予約者が前記会議室を予約した時から実際に前記会議室が使用されるまでの時間経過に伴って変化する状況に基づいて求められる重要度によって予約を振り替える工程と、
を備えたことを特徴とする会議室予約方法。 - 予約受付手段と、予約検証手段と、予約振替手段を備えた会議室予約装置のコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記予約受付手段が、予約者が参加する会議の予定日、前記予約者が希望する会議室、及び前記会議に参加する予定の参加予定者のIDを含む予約情報を受け付ける手順、
前記予約検証手段が、前記参加予定者が前記会議に出席するか否かを検証する手順、
前記予約振替手段が、前記予約者が前記会議室を予約した時から実際に前記会議室が使用されるまでの時間経過に伴って変化する状況に基づいて求められる重要度によって予約を振り替える手順、
を実行させるためのプログラム。
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