JP2017165555A - エレベーターの保守管理システム及びエレベーターの保守管理方法 - Google Patents

エレベーターの保守管理システム及びエレベーターの保守管理方法 Download PDF

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秀男 土本
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卓馬 吉村
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Abstract

【課題】一般回線網が使用不可となる状況が発生しても、保守員が未到着で復旧対応が必要とされているエレベーターと、保守員が到着済みで復旧対応が不要なエレベーターとを保守員が判別できるようにする。
【解決手段】本発明のエレベーター1の保守管理システム10では、無線装置6が保守端末7と無線接続した場合に、無線装置6は、建物への保守員の入館状況に関する情報を保守端末7に送信する。そして、保守端末7では、受信した入館状況に関する情報が表示部705に表示される。
【選択図】図2

Description

本発明は、エレベーターの保守管理システム及びエレベーターの保守管理方法に関する。
従来、エレベーターを有する建物には地震感知器(地震計)が付設されており、地震計によって観測された地震の揺れがある一定以上の大きさであった場合には、制御部等の制御によりエレベーターは自動的に運転停止される。このように、地震計の観測結果に基づいてエレベーターが運転停止状態となった場合には、地震の影響によりエレベーターの関連機器類が故障している可能性がある。したがって、地震の揺れが収まっても、エレベーターの運転を自動的に再開させないのが一般的である。
また、管轄地区の建物に設けられたエレベーターの運転状況を、一般回線網を介して監視している監視センターにおいて、地震発生が検知された場合には、監視センターから、エレベーターの保守作業を行う保守員に対して緊急出動要請が出される。そして、監視センターからの緊急出動要請を受けた各保守員は、それぞれの担当地域内の建物に急行する。建物に到着した保守員は、最初に、エレベーターの運転に支障を与えるような異常が発生しているか否かを確認する。異常が発生していないと判断した場合には、保守員は、エレベーターの通常運転を再開させるために、エレベーターの地震計を非動作時の通常状態に復旧させる。
保守員による上記復旧作業は、保守員が所持する保守端末に対して監視センターから送られる、エレベーターに関連する情報を参照しながら行われる。なお、エレベーターに関連する情報には、例えば、エレベーターの故障状況、閉じ込めの発生状況等のエレベーターの運転状況に関する情報が含まれる。しかしながら、地震等の災害が発生した場合、通信の輻輳規制(輻輳制御)や通信基地局の故障により、一般回線網が使用不可となることがある。このような状況下においては、監視センターでエレベーターの運転状況を把握することができなくなる。この場合、監視センターから保守端末に対してエレベーターに関する情報が送信されなくなり、運転停止状態にあるエレベーターがある建物を、保守員が正確に把握できなくなる状況が起こりうる。
そこで、従来、このような災害発生時においても保守員に情報を伝達できるようにするための技術が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、エレベーターのある建物に取り付けられた外部報知部から、建物の近くに位置する保守員が所持する携帯端末に対して、エレベーターに関する情報を通知する技術が開示されている。
特開2007−119130号公報
しかしながら、例えば、特許文献1に記載の技術では、外部報知部によるエレベーターに関する情報が、外部報知部の無線通信圏内に存在する複数の携帯端末に対して同時に通知されてしまう。このような場合には、外部報知部からの通知を受けた複数の保守員が、通知の発信元である一つの建物に集まってしまい、復旧作業を必要としている他の建物への保守員の対応が遅れてしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、一般回線網が使用不可となる状況が発生しても、保守員が未到着で復旧等の対応が必要であるエレベーターと、保守員が到着済みで復旧等の対応が不要なエレベーターとを保守員が判別可能となるエレベーターの保守管理技術を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のエレベーターの保守管理システムは、建物に設けられたエレベーター、エレベーターの運転状況を監視する監視装置、建物に設けられた無線装置、及び、保守員が操作可能な保守端末を備える。そして、本発明では、監視装置の入館処理部が、建物への保守員の入館状況を管理する。次いで、無線装置の第1の制御部が、監視装置から入館状況に関する情報を取得し、該取得した情報を、外部と無線通信可能な第1の通信部を介して外部に送信する。次いで、保守端末の無線装置検出部が、無線接続可能な範囲に存在する無線装置の検索及び検出を行う。次いで、保守端末の第2の通信部が、無線装置検出部で検出された無線装置と無線通信を行う。次いで、保守端末の報知部が、無線接続された無線装置から送信された入館状況に関する情報を報知する。上記無線装置検出部、第2の通信部及び報知部の動作は、保守端末の制御部によって制御される。
また、本発明のエレベーターの保守管理方法は、上記本発明のエレベーターの保守管理システムを用いたエレベーターの保守管理方法であり、次の手順で行われる。まず、監視装置が、建物への保守員の入館状況を管理する。次いで、保守端末が、無線接続可能な範囲に存在する無線装置の検索及び検出を行い、検出された無線装置と無線接続する。次いで、無線装置が、保守端末と無線接続した場合に、監視装置から入館状況に関する情報を取得し、該取得した情報を保守端末に送信する。次いで、保守端末が、無線接続された無線装置から送信された入館状況に関する情報を報知する。
本発明のエレベーターの保守管理システム及びエレベーターの保守管理方法では、無線装置から保守端末に対して、建物への保守員の入館状況に関する情報が送信される。それゆえ、本発明によれば、災害等の発生により一般回線網が使用できない状況が発生しても、保守員は、建物の外部において、建物に既に他の保守員が入館済みであるか否かの情報を把握することができる。すなわち、監視センターからエレベーターに関する情報を取得できない状況が発生しても、保守員が未到着で復旧等の対応が必要であるエレベーターと、保守員が到着済みで復旧等の対応が不要なエレベーターとを、保守員が確実に判別することができる。それゆえ、災害時に一つの建物に複数の保守員が集まってしまうことを防止することができ、復旧作業などの対応を行う必要のあるエレベーターがある他の建物に保守員を迅速に向かわせることができる。この結果、エレベーターの閉じ込め発生から救助までに要する時間や、エレベーターの故障の発生から復旧までに要する時間を短縮することができる。
本発明の一実施形態に係るエレベーターの保守管理システムの全体構成を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係るエレベーターの保守管理システムの内部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るエレベーターの保守管理手法(保守端末始動時)の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るエレベーターの保守管理手法(保守端末始動時)の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るエレベーターの保守管理システムにおいて、保守端末の表示部に表示される通知情報の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るエレベーターの保守管理システムにおいて、保守端末の表示部に表示される情報の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るエレベーターの保守管理システムにおいて、保守端末の表示部に表示される情報の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るエレベーターの保守管理手法(無線装置始動時)の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るエレベーターの保守管理手法(無線装置始動時)の手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明の一実施形態に係るエレベーターの保守管理システム及びそれを用いたエレベーターの保守管理手法の内容について、図面を参照しながら具体的に説明する。
[エレベーターの保守管理システムの全体構成]
まず、図1を参照して、本実施形態に係るエレベーターの保守管理システムの全体構成について説明する。図1は、本実施形態のエレベーターの保守管理システムの全体構成を示す概略構成図である。
エレベーターの保守管理システム10は、図1に示すように、エレベーター1と、地震計2と、制御装置3と、監視装置4と、監視センター5と、無線装置6とを備える。さらに、エレベーターの保守管理システム10は、エレベーター1の保守及び復旧作業を行う保守員M(図1中の保守員M1及びM2)が所持する保守端末7を備える。
エレベーター1は、乗客等を運搬する乗りかご101と、釣合おもり102と、巻上機103と、反らせ車104と、主ロープ105とを備える。乗りかご101及び釣合おもり102は、建物内に設けられた昇降路(不図示)内に配置される。また、巻上機103、反らせ車104及び制御装置3は、昇降路の上部に設けられた機械室(不図示)内に設置される。反らせ車104は巻上機103の近傍に配置される。なお、本実施形態では制御装置3が機械室内に設置される例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。制御装置3が昇降路内の機械室以外の位置に配置されていてもよい。
主ロープ105は、巻上機103及び反らせ車104に巻き掛けられている。また、主ロープ105の一方の端部は乗りかご101の上部に連結され、他方の端部は釣合おもり102の上部に連結される。巻上機103は、主ロープ105を介して乗りかご101及び釣合おもり102を昇降させる。具体的には、巻上機103は、出力したトルクを、主ロープ105を介して乗りかご101及び釣合おもり102に伝達し、乗りかご101及び釣合おもり102を昇降路内で上下方向に昇降駆動する。なお、この乗りかご101及び釣合おもり102の昇降駆動(巻上機103の駆動)は、制御装置3から送信された制御信号に基づいて行われる。
乗りかご101は、中空の略直方体状の形状を有し、その内部に、乗客Pや荷物が載せられる。乗りかご101の側面には不図示のドアが設けられ、乗りかご101内の側壁面には、操作パネルやカメラ等が配置される。
乗りかご101内の操作パネルには、行き先の階数を指定する階数ボタン、及び、ドアの開閉を指示する開閉ボタン(いずれも不図示)等が設けられる。乗客によって所定の階数ボタンが押下された場合には、階数を指定する操作信号が制御装置3に出力される。そして、制御装置3は、階数ボタンの押下によって指定された階数まで乗りかご101を昇降させる。カメラは、乗りかご101の内部を撮影する。
地震計2は、例えばエレベーター1の上部に設けられた機械室内等に設けられ、制御装置3に電気的に接続される。地震計2は、地震等により建物に生じた揺れを感知した場合に、感知した揺れに相当する震度を検出する。そして、地震計2は、検出した震度が所定の大きさ以上である場合に動作信号を生成して、生成した動作信号を制御装置3に出力する。なお、地震計2は、建物の揺れを検知できる装置であれば、任意の装置を用いることができる。例えば、建物の揺れの加速度を震度として検出する装置を用いることができる。
制御装置3は、乗りかご101の昇降速度や、乗りかご101のドアの開閉動作等の、エレベーター1の運転動作全般を制御する。それゆえ、制御装置3は、エレベーター1の駆動装置(不図示)や、乗りかご101の運転状況を監視するために設けられた各種センサ(不図示)などに電気的に接続される。また、制御装置3は、地震計2に電気的に接続されており、地震計2の作動を検知した場合(地震計2から動作信号が供給された場合)に乗りかご101を緊急停止させる制御や、エレベーター1の運転を管制運転に切り替える制御なども行う。さらに、制御装置3は、監視装置4に電気的に接続されており、地震計2の作動を検知してエレベーター1の運転を緊急停止させた場合には、そのことを監視装置4に通知する。
監視装置4は、制御装置3から取得される各種情報に基づいて、エレベーター1の故障や不具合等の異常の発生の有無を監視する。監視装置4は、一般回線網等の通信回線Nを介して監視センター5に接続されている。そして、監視装置4は、制御装置3から、例えば、エレベーター1の異常や地震計2の作動に伴う緊急停止の通知を受けた場合に、制御装置3から受けた通知の内容の情報(エレベーターに関する情報)を、通信回線Nを介して監視センター5に送信する。また、監視装置4は、取得したエレベーター1に関する情報を、エレベーター状態情報として、後述の記憶部402(後述の図2参照)内に記憶する。なお、通信回線N(一般回線網)としては、例えば、電話回線や、各種データ通信用の回線が使用される。
監視センター5は、監視装置4から送信される各種情報に基づいて、エレベーター1の運転状況を監視する。監視センター5がエレベーター1の異常を検出した場合には、監視センター5は、保守員Mに対して緊急出動を要請する。緊急出動の要請を受けた保守員Mは、保守端末7を所持して現場に急行し、異常が検出されたエレベーター1を有する建物に入館して、エレベーター1の復旧作業を行う。なお、監視センター5及び保守員M間の情報交換は、例えば、監視センター5と保守員Mが携帯する保守端末7との間で無線通信により実行することができる。
無線装置6は、例えば、エレベーター1を有する建物の外壁等に設置され、監視装置4に電気的に接続される。また、無線装置6は、保守端末7に無線通信により接続可能である。そして、無線装置6は、監視装置4から取得したエレベーター状態情報を含む各種情報を、無線通信により保守端末7に送信することが可能である。なお、ここでは、無線装置6を建物の外壁等に配置する例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。無線装置6を、建物の内部(例えば、エレベーター1の機械室(不図示)等)に設置してもよい。
さらに、無線装置6は、周囲に存在する保守端末7を検索する機能、検索の結果、検出された保守端末7に無線接続する機能、及び、通信を行った保守端末7の保守端末情報を記憶する機能を備える。なお、保守端末7の保守端末情報には、保守端末7及び/又は保守端末7を所有している保守員Mを、特定(識別)することが可能な情報(固有情報)が含まれる。
保守端末7は、エレベーター1の保守及び復旧作業を行う保守員Mによって所持(操作)可能な携帯端末であり、監視センター5に通信できる機能、無線装置6に無線通信により接続可能な機能を有する。保守端末7は、後述の表示部705及び入館入力部706を備え(いずれも後述の図2参照)、表示部705には、監視センター5や無線装置6から送信されたエレベーター状態情報等の各種情報が表示される。入館入力部706は、例えばボタンやキー等により構成され、保守員Mによる入館操作を受け付ける。なお、この入館操作は、保守又は復旧作業を行う目的で保守員Mが建物に入館する際に、保守員Mによって保守端末7に対して行われる。
入館入力部706に対して入館操作が行われた場合には、保守端末7の後述の制御部701(後述の図2参照)によって入館実行処理が実施され、入館操作が行われたことを示す信号(入館操作信号)及び保守端末7の保守端末情報が無線装置6に送信される。無線装置6は、保守端末7から送信された入館操作信号を受信すると、入館操作信号とともに受信した保守端末情報を監視装置4に出力する。そして、監視装置4は、無線装置6から入力された保守端末情報を入館状況情報として管理(記憶)する。
[エレベーターの保守管理システムの内部構成]
次いで、図2を参照して、本実施形態に係るエレベーター1の保守管理システム10の内部構成について説明する。図2は、本実施形態のエレベーター1の保守管理システム10の内部構成を示すブロック図である。
制御装置3は、制御部301及び記憶部302を備える。制御部301は、例えば各種演算機能を備えたCPU(Central Processing Unit)等で構成され、乗りかご101の昇降速度やドアの開閉動作を含むエレベーター1の運転動作全般を制御する。
記憶部302は、例えば、ROM(Read Only Memory)又はHDD(Hard Disk Drive)と、RAM(Random Access Memory)とを含む。ROM又はHDDには、制御部301によって行われる演算を実行するためのプログラム(ソフトウェア)が格納される。RAMは、制御部301がプログラムを実行する際の作業領域として使用される。また、記憶部302には、エレベーター1の動作履歴、操作履歴及び故障履歴等の情報が記憶される。なお、このような構成の制御装置3では、制御部301及び記憶部302を含むハードウェアと、記憶部302に格納されたソフトウェアとが協働することにより、エレベーター1の動作制御に必要な機能が実現される。
監視装置4は、制御部401と、記憶部402と、入館処理部403とを備える。制御部401は、例えばCPU等で構成され、エレベーター1における異常の発生の有無を監視するための各種演算及び制御を行う。記憶部402は、例えば、ROM又はHDDと、RAMとを含んで構成され、ROM又はHDDには、制御部401によって行われる演算を実行するためのプログラム(ソフトウェア)が格納される。RAMは、制御部401がプログラムを実行する際の作業領域として使用される。そして、このような構成の監視装置4では、制御部401及び記憶部402を含むハードウェアと、記憶部402に格納されたソフトウェアとが協働することにより、監視装置4が実行する処理に必要な機能が実現される。
また、記憶部402は、エレベーター状態情報が記憶されるエレベーター状態情報記憶部402aを有する。エレベーター状態情報には、制御部401の制御により制御装置3から定期的に取得されるエレベーター1の動作履歴、操作履歴及び故障履歴の情報が含まれる。また、記憶部402には、監視センター5に通信するための各種通信情報も記憶される。さらに、災害等の緊急時に取得される上述したエレベーター1に関する情報(エレベーター1の故障状況、閉じ込めの発生状況等)もまた、記憶部402に記憶される。
入館処理部403は、建物に対する保守員Mの入館状況を管理する。入館処理部403は、保守端末7の入館入力部706に対する保守員Mの入館操作が行われたことが、無線装置6を介して通知された場合に、入館操作が行われた保守端末7の保守端末情報を、入館状況情報として記憶(格納)する。
監視センター5は、制御部501及び記憶部502を備える。制御部501は、例えばCPU等で構成され、エレベーター1の状態(運転状況等)を監視するための各種演算及び制御を行う。記憶部502は、例えば、ROM又はHDDと、RAMとを含んで構成され、ROM又はHDDには、制御部501によって行われる演算を実行するためのプログラム(ソフトウェア)が格納される。RAMは、制御部501がプログラムを実行する際の作業領域として使用される。そして、このような構成の監視センター5では、制御部501及び記憶部502を含むハードウェアと、記憶部502に格納されたソフトウェアとが協働することにより、監視センター5が実行する処理に必要な機能が実現される。
無線装置6は、制御部601(第1の制御部の一例)と、通信部602(第1の通信部の一例)と、保守端末検出部603と、記憶部604とを備える。制御部601は、例えばCPU等で構成され、保守端末7との通信を実行するための各種演算及び制御を行う。
具体的には、後で詳述するように、地震等の影響により、監視センター5からエレベーター1に関する情報を保守端末7が取得できない場合には、制御部601は、例えば、通信部602を介して保守端末7と無線接続する。そして、制御部601は、監視装置4に格納された入館状況情報(建物に入館した保守員の有無を示す情報)を、通信部602を介して保守端末7に送信する制御を行う。また、制御部601は、保守端末7との無線接続時に取得した保守端末情報を記憶部604に格納するとともに、保守端末情報を監視装置4に出力する制御も行う。
通信部602は、保守端末7(後述の通信部703)との間で行う無線通信の接続制御、及び、無線通信を介して保守端末7との間で行われる情報の送受信動作の制御等を行う。保守端末7との間で行う無線通信の規格には、例えば、Bluetooth(登録商標)やWi−Fi(Wireless Fidelity)、NFC(Near Field Communication)等の規格を適用可能である。
保守端末検出部603は、無線装置6と無線通信可能な範囲内(無線の到達範囲内)に保守端末7が存在するか否かを検索する。この際、保守端末検出部603は、保守端末7の保守端末情報を条件にして特定の保守端末7を検索することもできる。さらに、この際、保守端末検出部603は、保守端末7の保守端末情報を条件にして、無線装置6が過去に無線通信を行った保守端末7を再び検出することもできる。
記憶部604は、例えば、ROM又はHDDと、RAMとを含んで構成され、ROM又はHDD等には、制御部601によって行われる演算を実行するためのプログラム(ソフトウェア)が格納される。RAMは、制御部601がプログラムを実行する際の作業領域として使用される。また、記憶部604は、保守端末情報記憶部604aを有し、保守端末情報記憶部604aには、現在、無線通信可能な保守端末7や、過去に無線接続した保守端末7などの保守端末情報が記憶される。なお、上述した構成の無線装置6では、制御部601及び記憶部604を含むハードウェアと、記憶部604に格納されたソフトウェアとが協働することにより、無線装置6が実行する処理に必要な機能が実現される。
保守端末7は、制御部701(第2の制御部の一例)と、記憶部702と、通信部703(第2の通信部の一例)と、無線装置検出部704と、表示部705(報知部の一例)と、入館入力部706とを備える。制御部701は、例えばCPU等で構成され、保守端末7が有する各種機能(無線装置6(監視装置4)との通信機能も含む)を実行するための各種演算及び制御を行う。
記憶部702は、例えば、ROM又はHDDと、RAMとを含んで構成され、ROM又はHDDには、制御部701によって行われる演算を実行するためのプログラム(ソフトウェア)が格納される。RAMは、制御部701がプログラムを実行する際の作業領域として使用される。また、記憶部702は、保守端末情報記憶部702aを有し、保守端末情報記憶部702aには、保守端末7の保守端末情報が記憶される。保守端末情報は、上述のように、保守端末7及び/又は保守端末7を所有している保守員Mを、特定することが可能な固有情報であり、例えば、保守端末7の製造番号やMAC(Media Access Control)アドレス、保守端末7を所持(操作)する保守員Mの氏名やユーザーID等の情報を含む。
通信部703は、無線装置6(通信部602)との間で行う無線通信の接続制御、及び、無線通信を介して無線装置6との間で行われる情報の送受信動作の制御等を行う。無線装置検出部704は、保守端末7と無線通信可能な範囲内(無線の到達範囲内)に無線装置6が存在するか否かを検索する。なお、本実施形態では、無線装置検出部704は、例えば保守員Mによる操作に基づいて起動されると、その後、例えば1秒周期で定期的に、周囲に存在する無線装置6を検索する。
表示部705は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、画面上には、例えば、無線装置検出部704により検出された無線装置6の情報(無線装置6の名称等)が表示される。また、表示部705の画面には、無線装置6を介して監視装置4から送信された各種情報(エレベーター状態情報、入館通知情報等)が表示される。
入館入力部706は、保守員Mによる入館操作が行われるインターフェースであり、例えば、キーやボタン等で構成される。なお、入館入力部706を、タッチパネルのタッチセンサで構成してもよい。この場合には、入館入力部706と表示部705とをタッチパネルで一体的に構成してもよい。なお、上述した構成の保守端末7では、制御部701及び記憶部702を含むハードウェアと、記憶部702に格納されたソフトウェアとが協働することにより、保守端末7が実行する処理に必要な機能が実現される。
[エレベーターの保守管理システムの動作概要]
次に、図1及び図2を参照して、本実施形態のエレベーターの保守管理システム10の動作概要について説明する。なお、エレベーターの保守管理システム10の制御処理については、後述の図3〜図9を参照して詳述する。
まず、例えば地震等の災害発生時には、エレベーター1がある建物に取り付けられた無線装置6と、該無線装置6と無線通信可能な範囲に存在する保守員Mが所持する保守端末7との間で無線通信が行われる。この際、本実施形態では、無線通信におけるペアリング要求(無線接続要求)は、無線装置6又は保守端末7のいずれの側からも行うことができる。
次いで、無線装置6の通信部602と、保守端末7の通信部703との間において無線通信が確立されると、無線装置6の制御部601は、監視装置4において管理されているエレベーター状態情報(エレベーター1に関する情報)、及び、入館状況情報を取得する。入館状況情報は、上述したように、入館操作が行われた保守端末7の保守端末情報を含み、建物内に保守員Mが入館済みであるか否かを示す情報である。
次いで、無線装置6の制御部601は、監視装置4から取得した入館状況情報を参照して、建物に既に入館済みの保守員Mが存在するか否かを判定する。建物に既に入館している保守員Mが存在する場合には、制御部601は、「入館した保守員有り」の情報を、無線接続されている保守端末7に通信部602を介して送信する。建物に入館した保守員Mがまだ存在しない場合には、制御部601は、「入館した保守員なし」の情報、及び、エレベーター状態情報を、無線接続されている保守端末7に、通信部602を介して送信する。
保守端末7の制御部701は、無線装置6から通信部703を介して受信した情報を表示部705に表示する。そして、保守端末7の表示部705に表示された情報が、「入館した保守員有り」の情報、又は、エレベーター1に異常がないことを示す情報であれば、保守員Mはその建物には入館しない。その後、無線接続可能な建物がある場合には、他の建物の無線装置6と自らが所持する保守端末7との間で無線接続を行い、上述した各種情報を、他の建物の無線装置から取得する。
一方、保守端末7の表示部705に表示された情報が、「入館した保守員なし」の情報であり、且つ、エレベーター1への対応が必要な場合(エレベーター1に異常等がある場合)には、保守員Mは、入館入力部706に対して入館操作を行う。入館入力部706に対して入力操作が行われたことを保守端末7の制御部701が検知すると、制御部701は、保守員Mが建物に入館したことを示す情報を、通信部703を介して無線装置6に送信する。
無線装置6の制御部601が、保守員Mが建物に入館したことを示す情報を保守端末7から受信すると、情報の送信元の保守端末7の保守端末情報は、監視装置4において入館状況情報として格納される。その後、制御部601は、建物に「入館した保守員有り」の情報を、保守端末情報記憶部604aに保守端末情報が登録(記憶)されている保守端末7に、通信部602を介して送信する。この結果、この情報が送信された保守端末7では、その表示部705に、建物に「入館した保守員有り」の情報が表示される。なお、保守端末情報記憶部604aに保守端末情報が登録されている保守端末7には、入館操作が行われた保守端末7だけでなく、無線装置6と無線通信可能な範囲に存在する保守端末7や、過去に無線接続をしたことのある保守端末7が含まれていてもよい。
[エレベーターの保守管理システムによる保守管理手法]
次に、本実施形態のエレベーター1の保守管理システム10による保守管理手法について、図3〜図9を参照しながら説明する。図3及び図4は、例えば、地震発生時等において、保守端末7から無線装置6に無線通信によるペアリング要求(無線接続要求)が行われる場合(保守端末始動時)の処理例を示すフローチャートである。図5〜図7は、図3及び図4の処理例において、保守端末7の表示部705に表示される情報の表示例を示す図である。また、図8及び図9は、保守必要時に、無線装置6から保守端末7に対して無線通信による無線接続要求が行われる場合(無線装置始動時)の処理例を示すフローチャートである。
<1.保守端末から無線装置に無線接続要求を行う例>
まず、図3及び図4を参照して、無線通信におけるペアリング要求(無線接続要求)を保守端末7から無線装置6に対して行う場合における、エレベーター1の保守管理手法の処理例について説明する。
まず、地震発生後、保守員Mは、保守端末7が備える無線装置検出部704(図2参照)の機能を起動する。次いで、保守端末7の無線装置検出部704は、自身の端末と無線接続可能な範囲に存在する無線装置6を検索する(ステップSC1)。この際、保守端末7の表示部705には、検索結果が表示される。なお、この保守端末7による無線装置6の検索処理及び検索結果の表示処理は、定期的(例えば1秒毎)に行われる。次いで、保守端末7の制御部701は、周囲の無線装置6を検出したか否かを判定する(ステップSC2)。
ステップSC2において、制御部701が、周囲の無線装置6を検出しなかったと判定した場合(ステップSC2がNO判定の場合)、制御部701は、処理をステップSC1に処理を戻し、ステップSC1の処理を繰り返す。
一方、ステップSC2において、制御部701が、周囲の無線装置6を検出したと判定した場合(ステップSC2がYES判定の場合)、保守端末7の制御部701は、通信部703を介して無線装置6に無線接続要求信号を送信する(ステップSC3)。なお、この処理において、複数の無線装置6が検出された場合には、まず、保守員Mが表示部705上で、複数の無線装置6から所定の無線装置6を選択する。そして、制御部701は、この選択操作を示す信号を検出した際に、所定の無線装置6に無線接続要求信号を送信する。ステップSC3の処理後、制御部701は後述のステップSC4の処理を行うが、ステップSC4以降の処理については後で詳述する。
次いで、無線装置6の通信部602が、無線接続要求信号を受信する(ステップSR1)。これにより、無線装置6の通信部602と保守端末7の通信部703との間で無線接続処理が行われ、両者間における無線通信が確立する。次いで、無線装置6の制御部601は、監視装置4からエレベーター状態情報を取得する(ステップSR2)。
次いで、無線装置6の制御部601は、ステップSR2で取得したエレベーター状態情報に基づいて、エレベーター1に異常(例えば、地震計2の動作によるエレベーター1の停止等)が発生しているか否かを判定する(ステップSR3)。ステップSR3において、制御部601が、エレベーター1に異常が発生していないと判定した場合(ステップSR3がNO判定の場合)、制御部601は、「異常なし」の情報を送信情報としてセットする(ステップSR4)。次いで、制御部601は、セットされた送信情報を保守端末7に送信する(ステップSR5)。そして、ステップSR3がNO判定の場合には、ステップSR5の処理後、制御部601は、エレベーター1の保守管理処理を終了する。
一方、ステップSR3において、制御部601が、エレベーター1に異常が発生していると判定した場合(ステップSR3がYES判定の場合)、無線装置6の制御部601は、監視装置4から入館状況情報を取得する(ステップSR6)。次いで、制御部601は、ステップSR6で取得した入館状況情報に基づいて、エレベーター1がある建物に入館済みの保守員Mが存在するか否かを判定する(ステップSR7)。
ステップSR7において、制御部601が、建物に入館済みの保守員Mが存在すると判定した場合(ステップSR7がYES判定の場合)、無線装置6の制御部601は、「入館した保守員有り」の情報を送信情報としてセットする(ステップSR8)。次いで、制御部601は、セットした送信情報を、通信部602を介して保守端末7に送信する(ステップSR9)。なお、この例では、ステップSR9の処理において、「入館した保守員有り」の情報のみを送信する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。ステップSR9の処理において、入館状況情報だけでなく、エレベーター状態情報も一緒に送信してもよい。そして、ステップSR7がNO判定の場合には、ステップSR9の処理後、制御部601は、エレベーター1の保守管理処理を終了する。
一方、ステップSR7において、制御部601が、建物に入館済みの保守員Mが存在しないと判定した場合(ステップSR7がNO判定の場合)、無線装置6の制御部601は、「入館した保守員なし」の情報、及び、エレベーター状態情報を送信情報としてセットする(ステップSR10)。次いで、制御部601は、セットされた送信情報を、通信部602を介して保守端末7に送信する(ステップSR11)。
なお、ステップSR11の処理では、「入館した保守員なし」の情報とともに、エレベーター状態情報も送信情報として保守端末7に送信する例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。ステップSR11の処理では、「入館した保守員なし」の情報(入館状況情報)のみを送信情報として送信し、エレベーター状態情報の送信処理は別のタイミングで実行してもよい。例えば、エレベーター状態情報の送信処理は、保守員Mによる所定操作により無線装置6にエレベーター状態情報の送信要求が行われたタイミング等で実行されてもよい。
次いで、無線装置6の制御部601は、ステップSR11の送信処理における送信先の保守端末7の保守端末情報を、保守端末情報記憶部702aに記憶する(ステップSR12)。ステップSR12の処理後、無線装置6では、後述のステップSR13の処理が行われるが、ステップSR13以降の処理は、後で詳述する。
ここで再度、保守端末7のステップSC3の処理に戻って、ステップSC3の処理後、保守端末7の通信部703は、定期的に送信情報の受信処理を行う(ステップSC4)。次いで、保守端末7の制御部701は、ステップSC4の送信情報の受信処理において、無線装置6から送信された送信情報を受信したか否かを判定する(ステップSC5)。無線装置6におけるステップSR5、ステップSR9又はステップSR11の処理で無線装置6から送信情報が送信された場合には、このステップSC4の処理によって送信情報が受信され、ステップSC5はYES判定となる。
ステップSC5において、制御部701が、通信部703を介して送信情報を受信していないと判定した場合(ステップSC5がNO判定の場合)、保守端末7の制御部701は、ステップSC4に処理を戻し、ステップSC4の処理を繰り返す。一方、ステップSC5において、制御部701が、通信部703を介して送信情報を受信したと判定した場合(ステップSC5がYES判定の場合)、制御部701は、通信部703を介して受信した送信情報を表示部705に表示する(ステップSC6)。
ステップSC6の処理によって表示部705に表示される情報の内容は、ステップSC4で受信された送信情報の内容に応じて変わる。ここで、図5及び図6を参照して、表示部705における情報の表示例について説明する。図5は、受信した送信情報が、無線装置6のステップSR9の処理で送信された「入館した保守員有り」の情報であった場合の情報の表示例を示す図である。図6は、受信した送信情報が、無線装置6のステップSR11の処理で送信された「入館した保守員なし」の情報及びエレベーター状態情報であった場合の情報の表示例を示す図である。
図5に示す例では、保守端末7の表示部705の上部に、保守端末7が通信を行っている無線装置6が設置された建物の名称を示す「Lビル」の文字が表示される。また、「Lビル」の表示領域の下方領域には、「入館した保守員有り」の情報(入館状況情報)として「保守員入館状況:保守員M1が入館済み」という文言が表示される。すなわち、図5に示す例では、情報として、保守端末7が通信を行っている無線装置6が設置されている建物の名称が「Lビル」であり、この建物には既に保守員M1が入館済みであることが示されている。
なお、「入館した保守員有り」の情報を含む情報の表示態様は、図5に示す例に限定されない。例えば、無線装置6のステップSR9の処理で、「入館した保守員有り」の情報とともに、エレベーター状態情報も送信された場合には、エレベーター状態情報も表示部705の画面に表示されてもよい。具体的には、「入館した保守員有り」の情報とともに、「閉じ込め発生中」等のエレベーターの運転状況に関する情報を表示部705の画面に表示してもよい。
図6に示す例では、保守端末7の表示部705の上部に、建物の名称を示す「Lビル」の文字が表示される。また、「Lビル」の表示領域の下方領域には、エレベーター状態情報として、「エレベーター状態:閉じ込め発生中」という文言が表示される。また、エレベーター状態情報の表示領域の下方領域には、「入館した保守員なし」の情報として、「保守員入館状況:入館済み保守員なし」という文言が表示される。さらに、入館状況情報の表示領域の下方領域には、太枠に囲われた「入館」の文字が表示される。太枠で囲われた「入館」の文字領域は、入館入力部706の一具体例であり、この太枠で囲われた領域に対して、保守員Mによる所定の入館操作が行われると、保守端末7から無線装置6に入館信号が送信される。所定の入館操作としては、例えば、太枠で囲われた領域への選択操作、クリック操作、タッチ操作等が挙げられる。
なお、「入館した保守員なし」の情報及びエレベーター状態情報の表示態様は、図6に示す例に限定されない。図6に示した情報に加えて、建物の住所や、建物への入館方法、建物の鍵が収容されたキーボックスの位置等の建物に関する情報や、例えば、エレベーター1の停止階床等のエレベーター1の状態に関する詳細情報などが表示部705に表示されてもよい。また、例えば、「入館した保守員なし」の情報のみを表示部705に表示する構成としてもよい。
ここで、保守管理処理のフローチャートの説明に戻って、ステップSC6の処理によって、保守端末7の表示部705に通知情報が表示された後、保守端末7の制御部701は、保守員Mによる他の無線装置6の検索開始操作があるか否かを判定する(ステップSC7)。保守員MがステップSC6で表示された情報を見て、エレベーター1に異常がないことや、入館した保守員が存在することを認識した場合には、対応必要な他の建物に設けられた無線装置6の検索を開始する。ステップSC7では、制御部701は、この検索開始操作に対応する信号を検出したか否かを判定する。
ステップSC7において、制御部701が、他の無線装置6の検索開始操作があると判定した場合(ステップSC7がYES判定の場合)、保守端末7の制御部701は、処理をステップSC1に戻し、ステップSC1以降の処理を繰り返す。すなわち、制御部701は、再度、無線接続可能な範囲に存在する無線装置6の検索処理を行う。この際、保守員Mは移動しながら他の無線装置6の検索を行ってもよい。
なお、例えば、ステップSC2で、複数の無線装置6が検出され、且つ、保守員Mの移動が少ないときには、ステップSC7がYES判定の場合に、処理をステップSC4に戻す構成にしてもよい。すなわち、この時点で既に検出している他の無線装置6と無線接続を確立する構成にしてもよい。
一方、ステップSC7において、制御部701が、他の無線装置6の検索開始操作がないと判定した場合(ステップSC7がNO判定の場合)、制御部701は、現在通信中の建物への保守員Mによる入館操作が検出されたか否かを判定する(ステップSC8)。保守員MがステップSC6で表示された情報を見て、復旧対応が必要であると判断した場合には、保守員Mは、対象の建物に移動し、保守端末7を用いて入館操作を行う。この場合、ステップSC8はYES判定となる。
ステップSC8において、制御部701が、入館操作がないと判定した場合(ステップSC8がNO判定の場合)、保守端末7の制御部701は、処理をステップSC7に戻し、ステップSC7以降の処理を繰り返す。すなわち、ステップSC8がNO判定である場合には、保守員Mによる他の無線装置6の検索開始操作又は入館操作が検出されるまで、ステップSC7及びステップSC8の処理が繰り返される。
一方、ステップSC8において、制御部701が、入館操作があると判定した場合(ステップSC8がYES判定の場合)、保守端末7の制御部701は、入館信号送信処理を行う(ステップSC9)。この処理では、制御部701は、保守員Mによる入館操作が行われたことを示す信号を、保守端末7の通信部703を介して無線装置6に送信する。また、この際、制御部701は、保守端末7の保守端末情報も無線装置6に送信する。ステップSC9の処理後、保守端末7では、後述のステップSC10の処理が行われるが、ステップSC10以降の処理については、後で詳述する。
ここで、再度、無線装置6のステップSR12の処理に戻って、ステップSR12の処理後、無線装置6の通信部602は、定期的に入館受付処理を行う(ステップSR13)。この処理では、無線装置6の制御部601は、保守端末7から送信された保守端末情報の受信処理を行う。なお、保守端末7からの入館信号が受信されない場合には、ステップSR13において、入館操作を行った保守端末7の保守端末情報は取得されない。
次いで、無線装置6の制御部601は、入館受付処理の結果に基づいて、建物に入館した保守員が存在するか否かを判定する(ステップSR14)。なお、無線接続された保守端末7において入館操作が行われ、入館信号が保守端末7から無線装置6に送信された場合には、ステップSR14の判定結果はYES判定となる。ステップSR14において、制御部601が、入館した保守員が存在しないと判定した場合(ステップSR14がNO判定の場合)、すなわち、保守員Mによる入館操作が行われていない状態では、制御部601は、処理をステップSR13に戻す。そして、制御部601は、ステップSR13の処理を繰り返す。すなわち、ステップSR14がNO判定の場合、保守員Mによる入館操作を待つ状態となる。
一方、ステップSR14において、制御部601が、建物に入館した保守員が存在すると判定した場合(ステップSR14がYES判定の場合)、無線装置6の制御部601は、ステップSR13の入館受付処理により受信した保守端末情報を取得する(ステップSR15)。なお、この取得した保守端末情報は、無線装置6の記憶部604(保守端末情報記憶部604a)に記憶されるとともに、監視装置4に出力され、入館処理部403に格納される。
次いで、無線装置6の制御部601は、通信部602を介して、保守端末情報記憶部604aに保守端末情報が登録(記憶)されている保守端末7に対して、建物に「入館した保守員有り」の情報を送信する(ステップSR16)。保守端末情報記憶部604aに保守端末情報が記憶されている保守端末7には、入館操作を行った保守端末7だけでなく、過去に無線接続されたことのある他の保守端末などが含まれる。それゆえ、この場合にはステップSR16において、入館操作を行った保守端末7だけでなく、保守端末情報記憶部604aに登録されている他の保守端末にも「入館した保守員有り」の情報が送信される。
また、本実施形態では、ステップSR16において、制御部601が、無線装置6と無線通信可能な保守端末の検索処理を行ってもよい。この場合には、検出された保守端末の保守端末情報も、保守端末情報記憶部604aに格納される。それゆえ、この場合には、ステップSR16において、入館操作を行った保守端末7だけでなく、検索処理で検出された他の保守端末にも「入館した保守員有り」の情報が送信される。
なお、本実施形態では、ステップSR16の処理において、入館操作を行った保守員Mが所持する保守端末7にも「入館した保守員有り」の情報を送信する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ステップSR16の処理において、「入館した保守員有り」の情報を、入館操作が行われた保守端末7には送信せず、他の保守端末に送信するようにしてもよい。そして、ステップSR16の処理後、無線装置6の制御部601は、上述したエレベーター1の保守管理処理を終了する。
また、無線装置6のステップSR16の処理により、「入館した保守員有り」の情報が、入館操作を実行した保守端末7に送信されると、保守端末7の制御部701は、通信部703を介してその情報を受信し、該受信した情報を、表示部705を制御して表示する(ステップSC10)。
ここで、図7に、ステップSC10の処理によって保守端末7の表示部705に表示される情報の表示例を示す。図7に示す例では、表示部705の画面上に、「入館した保守員有り」の情報として、「保守員M1がLビルに入館しました」という文言が、ポップアップメッセージとして表示される。また、図7に示す表示例では、太枠で囲われた「OK」の文字が表示される。この太枠で囲われた領域に対して、保守員Mが所定の選択操作を行った場合には、表示部705の画面が、例えば他の無線装置の検索画面等に切り替わる。
なお、建物に「入館した保守員有り」の情報の表示態様は、図7に示す例に限定されない。例えば、ポップアップメッセージではなく、図5に示す表示態様と同様に、画面上に文言のみを表示する態様を採用してもよい。また、建物に「入館した保守員有り」の情報を含む内容の情報であれば、任意の情報を表示部705に表示する情報として採用することができる。そして、ステップSC10の処理後、入館操作を行った保守端末7におけるエレベーター1の保守管理処理が終了する。
<2.無線装置から保守端末に無線接続要求を行う場合の処理例>
次に、図8及び図9を参照して、エレベーター1の復旧又は保守作業時に無線装置6から保守端末7に対して無線接続要求を行う場合(無線装置始動時)における、エレベーター1の保守管理処理例について説明する。なお、この処理は、例えば、以下に示す条件のいずれかが成立した場合に行われる。
(A)エレベーター1内における閉じ込めの発生、又はエレベーター1の故障を監視装置4が検出した場合
(B)通信網の輻輳規制又は基地局の故障等の原因により、監視センター5との通信が行えなくなったことを監視装置4が検出した場合
(C)保守員Mの通常保守業務において、保守計画日時が訪れたことを、監視装置4が検知した場合
本実施形態では、上述した条件(A)〜(C)のいずれかが成立した時点で、例えば監視装置4から無線装置6に、上記条件の成立を示す信号(以下、「ペアリングトリガー信号」という)が入力される。そして、このペアリングトリガー信号が無線装置6に入力されたことを契機として、エレベーター1の保守管理処理が開始される。なお、図8及び図9に示す無線装置6始動時の保守管理処理のフローチャートと、図3及び図4に示す保守端末7始動時のそれとを比較すると明らかなように、前者におけるステップSC22以降の処理は、後者におけるステップSC4以降の処理と同様である。さらに、前者におけるステップSR26以降の処理は、後者におけるステップSR7以降の処理と同様である。それゆえ、以下では、保守端末7のステップSC22以降の処理、及び、無線装置6のステップSR26以降の処理の詳細な説明を省略する。
図8及び図9に示す無線装置6始動時のエレベーター1の保守管理処理では、まず、無線装置6の保守端末検出部603が、監視装置4からペアリングトリガー信号が入力されたか否かを判定する(ステップSR21)。保守端末検出部603が、ペアリングトリガー信号は入力されていないと判定した場合(ステップSR21がNO判定の場合)、無線装置6の制御部601は、ステップSR21の処理を繰り返す。
一方、ステップSR21において、保守端末検出部603が、ペアリングトリガー信号が入力されたと判定した場合(ステップSR21がYES判定の場合)、無線装置6の制御部601は、保守端末検出部603を起動する。そして、制御部601は、自身の無線装置6と無線接続可能な範囲に存在する保守端末7の検索を行う(ステップSR22)。次いで、制御部601は、無線接続可能な範囲に存在する保守端末7を検出したか否かを判定する(ステップSR23)。
ステップSR23において、制御部601が、保守端末7を検出しなかったと判定した場合(ステップSR23がNO判定の場合)、無線装置6の制御部601は、処理をステップSR22に戻し、ステップSR22以降の処理を行う。
一方、ステップSR23において、制御部601が、保守端末7を検出したと判定した場合(ステップSR23がYES判定の場合)、無線装置6の制御部601は、通信部602を介して保守端末7に、無線接続要求信号を送信する(ステップSR24)。次いで、検出した保守端末7との無線通信が確立されると、制御部601は、監視装置4から入館状況情報及びエレベーター状態情報を取得する(ステップSR25)。ステップSR25の処理後、制御部601は、図3及び図4で説明したステップSR7〜ステップSR16の処理と同様にして、ステップSR26〜ステップSR35の処理を行う。そして、ステップSR35の処理後、無線装置6の制御部601は、保守管理処理を終了する。
また、無線装置6のステップSR24により、無線接続要求信号が送信されると、保守端末7の通信部703は、その無線接続要求信号を受信する(ステップSC21)。この処理により、保守端末7の通信部703と無線装置6の通信部602との間で無線接続処理が行われ、両者間における無線通信が確立する。ステップSC21の処理後、制御部701は、図3及び図4で説明したステップSC4〜ステップSC10の処理と同様にして、ステップSC22〜ステップSC28の処理を行う。そして、ステップSC28の処理後、保守端末7の制御部701は、保守管理処理を終了する。
[各種効果]
上述のように、本実施形態のエレベーター1の保守管理システム10では、建物に入館した保守員が存在するか否かの情報が、建物に設置された無線装置6から保守端末7に対して送信される。それゆえ、例えば地震発生時に、通信の輻輳規制や基地局の故障等により、保守端末7で監視センター5からエレベーター1に関する情報を取得できない状況が発生しても、保守員Mが、建物に入館した保守員が存在するか否かの情報を知ることができる。すなわち、保守員Mが、他の保守員が既に入館済みであり、保守作業や復旧作業などの対応が不要なエレベーター1と、保守員が未到着で保守作業や復旧作業などの対応を必要としているエレベーター1とを判別することが可能となる。
また、本実施形態のエレベーター1の保守管理システム10では、無線装置6と保守端末7とが無線接続されると、建物に入館した他の保守員が存在するか否かの情報が無線装置6から保守端末7に送信される。また、本実施形態のエレベーター1の保守管理システム10では、保守端末7との無線接続が行われた場合だけでなく、保守端末7に対して保守員による入館操作が行われた場合にも、建物に保守員が入館したことを示す情報が、無線装置6から保守端末7に送信される。それゆえ、複数の保守員が同じ建物に向かっている最中であっても、そのうちの一人の保守員が建物に入館した時点で、その保守員が建物に入館したことが、複数の保守端末7に対して一斉に通知される。それゆえ、保守端末7を所持している保守員Mは、建物に入館する前の段階で、その建物に他の保守員が既に入館済みであることを知ることができるため、保守作業や復旧作業を必要とする他の建物に速やかに移動することができる。このように、本実施形態では、複数の保守員が同じ建物(現場)に集中してしまうことを防止することができるため、保守員による保守作業や復旧(救出)作業の効率を上げることができる。この結果、エレベーター1において閉じ込めが発生してから保守員Mが乗客Pの救助を行うまでに要する時間や、エレベーター1の故障の検知から保守員Mが復旧を行うまでに要する時間等を、短くすることができる。
また、図8及び図9を参照して説明した保守管理手法では、上述した条件(A)〜(C)のいずれかが成立した際に、無線装置6から保守端末7に無線接続要求信号を送信することにより、エレベーター1の保守管理処理が開始される。このような構成では、無線装置6から保守端末7への無線接続要求信号の送信回数を必要最低限に抑えることが可能となり、無線装置6の消費電力を節減することができる。
また、上述のように、本実施形態の保守管理システム10では、建物の住所や、建物への入館方法、建物の鍵が収容されたキーボックスの位置等の建物に関する情報を保守端末7に通知してもよい。この場合には、担当エリア以外のエリアに保守員Mが派遣された場合であっても、保守端末7に表示された情報を参照することによって、保守員Mは建物に速やかに入館して作業に着手することができる。
[各種変形例]
以上、本発明の一実施形態に係るエレベーター1の保守管理システム10及び保守管理システム方法について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の変形例、応用例を取り得る。例えば、次のような各種変形例も本発明に含まれる。
上記実施形態では、各種情報(入館状況情報、エレベーター状態情報等)をメッセージや文字などで保守端末7の表示部705に表示する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、各種情報を音声(音声メッセージ、警告音など)により報知する構成にしてもよい。また、例えば、建物に入館済みの保守員の有無の情報、又は建物に保守員が入館した事を知らせる情報を、ランプの点灯もしくは点滅、バイブレーションの振動等により報知する構成を採用してもよい。
また、保守端末7の無線装置検出部704により複数の無線装置6が検出された場合には、それぞれの無線装置6が設置された各建物の優先度を示す情報を、表示部705に表示してもよい。優先度とは、保守作業や復旧作業などの対応を行う優先順位を規定する情報であり、例えば、公共施設に対しては優先度を高く、一般のビルに対しては優先度を低く設定することができる。また、電波の強度が強い(保守員Mの現在位置から近い位置にある)建物に対して、優先度を高く設定してもよい。このようにして優先度を設定した場合、早期に対応すべき建物に対して優先的に保守員Mを割り当てることが可能となるため、エレベーター1の保守や復旧に要する時間を短縮することができる。
上記実施形態のエレベーター1の保守管理システム10は、図3及び図4で説明した保守端末7始動時の保守管理機能、及び、図8及び図9で説明した無線装置6始動時の保守管理機能の両方を備える例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、前者の機能のみを備える構成にしてもよい。この場合には、無線装置6が保守端末検出部603を有さない構成であってもよい。
なお、上述した実施形態及び各種変形例は本発明を分かりやすく説明するために装置(エレベーター及び保守管理システム)の構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、上述したエレベーターの保守管理システムの制御に係る各構成、機能、処理部等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現されてもよい。また、上述した制御に係る各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することにより、すなわちソフトウェアにより実現されてもよい。なお、各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報(データ)は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又はICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
1…エレベーター、2…地震計、3…制御装置、4…監視装置、5…監視センター、6…無線装置、7…保守端末、10…保守管理システム、101…乗りかご、102…釣り合いおもり、103…巻上機、104…反らせ車、105…主ロープ、301…制御部、302…記憶部、401…制御部、402…記憶部、402a…エレベーター状態情報記憶部、403…入館処理部、501…制御部、502…記憶部、601…制御部、602…通信部、603…保守端末検出部、604…記憶部、604a…保守端末情報記憶部、701…制御部、702…記憶部、702a…保守端末情報記憶部、703…通信部、704…無線装置検出部、705…表示部、706…入館入力部

Claims (5)

  1. 建物に設けられたエレベーターと、
    前記建物への保守員の入館状況を管理する入館処理部を有し、前記エレベーターの運転状況を監視する監視装置と、
    外部と無線接続可能な第1の通信部、及び、前記監視装置から前記入館状況に関する情報を取得し、該取得した情報を、前記第1の通信部を介して外部に送信する制御を行う第1の制御部を有し、前記建物に設けられた無線装置と、
    無線接続可能な範囲に存在する前記無線装置の検索及び検出を行う無線装置検出部、前記無線装置検出部で検出された前記無線装置と無線通信を行う第2の通信部、無線接続された前記無線装置から送信された前記入館状況に関する情報を報知する報知部、並びに、前記無線装置検出部、前記第2の通信部及び前記報知部の動作を制御する第2の制御部を有し、保守員が操作可能な保守端末と、を備える
    エレベーターの保守管理システム。
  2. 前記保守端末は、さらに、保守員が前記建物に入館する際に当該保守員が行う入館操作を受け付ける入館入力部を有し、
    前記第2の制御部は、前記入館入力部が前記入館操作を受け付けた場合に、前記第2の通信部を介して前記無線装置に前記入館操作に関する情報を送信する制御を行い、
    前記第1の制御部は、前記無線接続された前記保守端末から送信された前記入館操作に関する情報を前記第1の通信部を介して受信した場合に、前記建物に入館した保守員がいることを示す情報を、前記無線装置と無線接続可能な保守端末に、前記第1の通信部を介して送信する制御を行う
    請求項1に記載のエレベーターの保守管理システム。
  3. 前記無線装置は、さらに、無線接続可能な範囲に存在する前記保守端末の検索及び検出を行う保守端末検出部を有し、
    前記第1の制御部は、前記保守端末検出部で検出された前記保守端末と無線接続した場合に、前記監視装置から前記入館状況に関する情報を取得し、該取得した情報を、前記第1の通信部を介して前記保守端末に送信する制御を行う
    請求項1又は2に記載のエレベーターの保守管理システム。
  4. 前記第1の制御部は、前記監視装置から前記エレベーターの運転状況に関する情報を取得し、該エレベーターの運転状況に関する情報を、前記第1の通信部を介して前記保守端末に送信する制御を行う
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のエレベーターの保守管理システム。
  5. 建物に設けられたエレベーターと、前記エレベーターの運転状況の監視を行う監視装置と、前記建物に設けられる無線装置と、保守員が操作可能な保守端末とを有するエレベーターの保守管理システムの前記監視装置が、前記建物への保守員の入館状況を管理することと、
    前記保守端末が、無線接続可能な範囲に存在する前記無線装置の検索及び検出を行い、前記検出された前記無線装置と無線接続することと、
    前記無線装置が、前記保守端末と無線接続した場合に、前記監視装置から前記入館状況に関する情報を取得し、該取得した情報を前記保守端末に送信することと、
    前記保守端末が、前記無線接続された前記無線装置から送信された前記入館状況に関する情報を報知することと、を含む
    エレベーターの保守管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111591849A (zh) * 2020-06-08 2020-08-28 浙江方联工程技术有限公司 一种物联智能电梯故障报修装置
WO2023126215A1 (en) * 2021-12-31 2023-07-06 Inventio Ag Method for operating an elevator for maintenance

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