JP2017165138A - 乳母車のハンドル部材連結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】押し棒のガタツキを軽減させた角度調整機構付き押し棒を提供する。【解決手段】押し棒側被係合部(33)および/またはハンドル側被係合部(34)と、係合部材(32)との係合箇所は、被係合部および係合部材のいずれか一方に設けられて軸線(O)を中心として周方向に繰り返される複数の凸部と、残る他方に設けられて複数の凸部のうちのいずれに係合する凹凸部(32t,32u)とで構成され、係合部材と押し棒側被係合部との係合箇所は軸線に相対的に近い位置に配置され、係合部材とハンドル側被係合部との係合箇所は軸線から相対的に遠い位置に配置され、係合部材は、変位することにより、押し棒側被係合部およびハンドル側被係合部の双方と係合するハンドル角度ロック位置と、ハンドル側被係合部および押し棒側被係合部の少なくとも一方と非係合にされるハンドル角度フリー位置とに選択的にされる。【選択図】図5

Description

本発明は、乳母車のハンドルに関し、特にハンドルの角度を調整可能な構造に関する。
乳母車は、乳幼児が乳母車の座席に着席し、乳幼児の保護者が乳母車のハンドル(押し棒、手押し杆ともいう)を握って乳母車に推力を付与することによって、前進走行あるいは後退走行する。ハンドルの高さや位置を、保護者が使用し易い位置に調整するための角度調整機構としては従来、例えば、特開2000−159121号公報(特許文献1)、特開2005−132245号公報(特許文献2)、および特開2007−98996号公報(特許文献3)に記載のごときものが知られている。これらの特許文献に記載の乳母車は、逆U字形状の押し棒を備える。逆U字形状の押し棒は、左右1対の下端領域と、これら下端領域同士を連結する上端領域の3部材からなる。押し棒の上端領域は乳母車の車幅方向に延び、両端部が左右1対の下端領域に回動可能に連結される。上端領域は握り手になる。保護者は上端領域を握って乳母車に推力を付与して、乳母車を走行させたり、路上の段差を乗り越えたりする。
これら上端領域と下端領域との連結箇所には、上端領域と結合する第1の内歯歯車、下端領域と結合する第2の内歯歯車、および別部品の外歯歯車が設けられ、これらの歯車は全て同じ半径かつ同じ歯数とされ、上端領域の回動中心と同軸に配置され、2個の内歯歯車と1個の外歯歯車とが全周に亘って噛み合う。そして第1と第2の内歯歯車同士の相対角度、すなわち押し棒の上端領域の回動角度、が歯のピッチ間隔を単位として調整されるというものである。
特開2000−159121号公報 特開2005−132245号公報 特開2007−98996号公報
上記従来のような押し棒や手押し杆の角度調整機構にあっては、以下に説明するような問題を生ずる。つまり外歯歯車は、第1や第2の内歯歯車の中心孔に通されて、軸線方向に変位して、内歯歯車と噛み合い、あるいは噛み合いを解除する。このため第1や第2の内歯歯車と、外歯歯車との間には、外歯歯車の摺動を許容するために周方向に開いた僅かな隙間(クリアランス)がある。そうすると内歯歯車と外歯歯車との間で周方向隙間分のガタツキが生じる。内歯歯車と外歯歯車との周方向隙間は僅かであるが、回動中心から上述した周方向隙間までの距離と、回動中心から握り手(押し棒の上端領域)までの距離とを比較すると、後者が数十倍大きい。このため回動中心を支点として周方向隙間が数十倍に増幅されてしまい、押し棒の上端領域を握る保護者は押し棒のガタツキを顕著に感じてしまう。かかる押し棒の上端領域のガタツキは、押し棒の剛性を損なうのみならず、保護者に不快感を与え、操作性が悪化する。
特に内歯歯車および外歯歯車の径寸法はなるべく小さくなるよう設計されるのが従来の設計思想であったため、回動中心から握り手(押し棒の上端領域)までの距離は、回動中心から歯車の周方向隙間よりもはるかに大きかった。したがって従来の乳母車のハンドルでは、ガタツキが大きいままにされ、何ら対策を取られることがなかった。
本発明は、上述の実情に鑑み、押し棒のガタツキを軽減させた角度調整機構付き押し棒を提供することを目的とする。
従来、内歯歯車および外歯歯車の径寸法をなるべく小さく設計していた理由は、従来の乳母車のハンドルには、乳母車操作用のケーブルが設けられることに起因する。ケーブルは、押し棒の上端領域と下端領域に通され、上端領域と下端領域との連結箇所を横切るよう配置される。従来の乳母車のハンドルにおいて、ケーブルが配置されるケーブル受け入れ空間は第1の内歯歯車および第2の内歯歯車よりも外径側に配置される。上端領域と下端領域との連結箇所は、ケーブル受け入れ空間を含めて、目立たない程度の寸法で形成される。このため第1の内歯歯車、第2の内歯歯車、および外歯歯車の寸法は小さいものであった。
あるいは従来の乳母車のハンドルに乳母車操作用のケーブルを設けない場合であっても、押し棒のデザインは一定外径の細いパイプの如き仕様が好まれており、上端領域の断面寸法と、下端領域の断面寸法と、これらの連結箇所の寸法は、共通して小さくされることが常套であった。
にもかかわらず本発明者は、従来の設計思想を覆し、内歯歯車および外歯歯車の径寸法を大きくすることによって押し棒のガタツキを小さくすることができることに着想するに至った。
本発明による乳母車のハンドル部材連結構造は、乳母車の車体フレームに含まれる押し棒と、押し棒の端部に回動可能に連結されるハンドル部材と、押し棒とハンドル部材の連結箇所に設けられてハンドル部材の回動角度を調整するハンドル角度調整機構とを備える。そしてハンドル角度調整機構は、ハンドル部材の回動中心となる軸線に沿って配置される係合部材と、押し棒の端部に設けられて係合部材と相対回動不能に係合可能な押し棒側被係合部と、ハンドル部材に設けられて係合部材と相対回動不能に係合可能なハンドル側被係合部とを有する。押し棒側被係合部および/またはハンドル側被係合部と、係合部材との係合箇所は、被係合部および係合部材のいずれか一方に設けられて軸線を中心として周方向に繰り返される複数の凸部と、残る他方に設けられて複数の凸部のうちのいずれに係合する凹凸部とで構成される。係合部材と押し棒側被係合部との係合箇所、および係合部材とハンドル側被係合部との係合箇所のうち、いずれか一方は軸線に相対的に近い位置に配置され、残る他方は軸線から相対的に遠い位置に配置される。係合部材は、変位することにより、押し棒側被係合部およびハンドル側被係合部の双方と係合するハンドル角度ロック位置と、ハンドル側被係合部および押し棒側被係合部の少なくとも一方と非係合にされるハンドル角度フリー位置とに選択的にされる。
かかる本発明によれば、ハンドル部材の回動中心となる軸線に関し、係合部材と押し棒側被係合部との係合箇所は相対的に軸線に近い位置に配置され、係合部材とハンドル部材側被係合部との係合箇所は相対的に軸線から遠い位置に配置される。このように係合部材とハンドル部材側被係合部との係合箇所は軸線から遠いことから、係合部材とハンドル部材側被係合部との係合箇所の周方向隙間は、従来と比較して軸線の支点として増幅される度合が少なくなる。
したがって本発明によれば、内歯歯車に相当するハンドル部材側被係合部の径寸法と、外歯歯車に相当する係合部材の径寸法とを共に大きくすることが達成されて、押し棒のガタツキを小さくすることができ、ハンドル部材を握る保護者が感じるハンドル部材のガタツキを、従来よりも軽減することができる。
さらに係合箇所の一方に相当するハンドル部材側被係合部および係合部材の径寸法を大きくしても、係合箇所の他方に相当する押し棒側被係合部および係合部材の径寸法を従来と同様に小さくすることができる。したがって押し棒側被係合部と係合部材の外径側にケーブル受け入れ空間を確保することができる。
あるいは本発明によれば、係合部材とハンドル部材側被係合部との係合箇所は相対的に軸線に近い位置に配置され、係合部材と押し棒側被係合部との係合箇所は相対的に軸線から遠い位置に配置されてもよく、係合部材の径寸法と押し棒側被係合部の径寸法とを共に大きくして、ハンドル部材を握る保護者が感じるハンドル部材のガタツキを、従来よりも軽減することができる。
なおハンドル部材の角度調整は、複数の凸部の周方向ピッチ間隔を最小単位とする。ハンドル角度を調整する複数の凸部と凹凸部との組み合わせは、押し棒側被係合部と係合部材との係合箇所にのみ設けられてもよいし、あるいはハンドル側被係合部と係合部材との係合箇所にのみ設けられてもよいし、あるいはこれら双方の係合箇所に設けられてもよい。押し棒の本数は特に限定されず、押し棒は2本1対であってもよいし、あるいは1本であってもよい。
係合部材は、1部品であることが望ましいが、複数の部品を連結したものであって伸縮可能にされてもよい。係合部材は、例えば回動中心となる軸線の方向に変位し、軸線方向一方でハンドル角度ロック位置とされ、軸線方向他方でハンドル角度フリー位置とされるとよい。ハンドル角度ロック位置でハンドル側被係合部は押し棒側被係合部に対して回動不能に保持される。ハンドル角度フリー位置でハンドル側被係合部は押し棒側被係合部に対して回動を許容される。本発明の一実施形態としてハンドル角度調整機構は、押し棒の端部側に設けられる押し棒側基部と、ハンドル部材の側に設けられるハンドル側基部とをさらに有し、押し棒側基部は軸線方向一方側に配置され、ハンドル側基部は軸線方向他方側に配置される。係合部材は押し棒側基部とハンドル側基部との間に配置され、軸線方向一方側に配置される小径外周部と、軸線方向他方側に配置される大径外周部とをさらに有する。押し棒側被係合部と係合部材との係合箇所は、押し棒側基部および小径外周部に設けられる。ハンドル側被係合部と係合部材との係合箇所は、ハンドル側基部および大径外周部に設けられる。
本発明の好ましい一実施形態として係合部材は、ハンドル角度フリー位置で押し棒側被係合部から軸線方向に離れて押し棒側被係合部と対面し、ハンドル角度ロック位置で押し棒側被係合部の軸線方向位置と重なって押し棒側被係合部と係合し、係合部材および押し棒側被係合部のうち少なくとも一方は、相手側に向かって軸線方向に先細となるようテーパ状に形成される。かかる実施形態によれば、テーパにより、押し棒側被係合部と係合部材との周方向の隙間を詰めることができる。そして軸線を中心とするハンドル部材のガタツキを少なくすることができる。なおテーパは係合部材のみに形成されてもよいし、あるいは押し棒側被係合部のみに形成されてもよいし、あるいは双方に形成されてもよい。他の実施形態として、テーパを有さず、単なる凹凸の嵌め合いによって、押し棒側被係合部と係合部材とを係合させてもよい。
本発明の好ましい実施形態としてハンドル角度調整機構は、軸線を中心としてハンドル側基部に立設されるハンドル側円筒壁と、軸線を中心として押し棒側基部に立設されるハンドル側円筒壁よりも小径の押し棒側円筒壁とをさらに有し、押し棒側円筒壁は係合部材の小径外周部を受け入れ可能であり、ハンドル側円筒壁は係合部材の大径外周部を受け入れ可能であり、押し棒側被係合部は押し棒側円筒壁の内周面に設けられ、ハンドル側被係合部はハンドル側円筒壁の内周面に設けられる。かかる実施形態によれば、一例として軸線を中心として被係合部の全周に亘って、円形の係合部材を係合させることができ、係合箇所の係合力を大きくすることができる。他の実施形態として係合部材は円形ではなく扇形であってもよいし、ハンドル側被係合部は無端のハンドル側円筒壁に代えて有端の円弧壁を有してもよいし、押し棒側被係合部は無端の円筒壁に代えて有端の円弧壁を有してもよい。
本発明のさらに好ましい実施形態として、相対的に小径の押し棒側円筒壁は相対的に大径のハンドル側円筒壁に受け入れられ、押し棒の端部のうち押し棒側円筒壁よりも外径側には押し棒側円筒壁を取り囲む外壁が設けられ、ハンドル側円筒壁と外壁は軸線方向に突き合わされて配置され、押し棒側円筒壁の外周面と外壁の内周面との間、および押し棒側円筒壁の外周面とハンドル側円筒壁の内周面との間には、周方向に細長く延びるケーブル受け入れ空間が区画され、ハンドル部材はパイプ状であって、ハンドル側円筒壁にはハンドル部材のパイプ内部とケーブル受け入れ空間を連絡するハンドル連絡孔が設けられ、押し棒はパイプ状であって、外壁には押し棒のパイプ内部とケーブル受け入れ空間を連絡する押し棒連絡孔が設けられ、押し棒連絡孔とケーブル受け入れ区画とハンドル連絡孔には、押し棒のパイプ内部からハンドル部材のパイプ内部まで延びるケーブルが通される。かかる実施形態によれば、ハンドル側被係合部と係合部材との係合箇所の径寸法を十分に大きく確保しつつ、径寸法の小さな押し棒側被係合部と係合部材との係合箇所の外径側にケーブルを配線することができ、ハンドル角度調整機構内部にケーブルを通すことができる。本発明の他の実施形態として、径寸法の大きなハンドル側被係合部と係合部材との係合箇所の外径側にケーブルを配線してもよい。あるいは本発明の他の実施形態として、ハンドル角度調整機構内部にケーブルを通さないものであってもよい。
本発明の一実施形態として外壁の外周面の径寸法は、ハンドル側円筒壁の外周面の径寸法と同じに形成される。かかる実施形態によればハンドル角度調整機構が円筒状となって、見栄え良くすっきりとまとまる。他の実施形態として、外壁やハンドル側円筒壁にフランジを設けたり、外壁の厚みとハンドル側円筒壁の厚みを異ならせたりして、外壁の外周面の径寸法とハンドル側円筒壁の外周面の径寸法とが異なってもよい。
本発明の一実施形態として、押し棒側被係合部は押し棒側円筒壁の内周面の全周に亘って大径と小径を繰り返すよう形成される凹凸形状であり、係合部材の小径外周面には押し棒側被係合部に対応する凹凸形状が全周に亘って大径と小径を繰り返すよう形成され、係合部材の凹凸形状はハンドル角度ロック位置で押し棒側被係合部の凹凸形状と係合し、ハンドル角度フリー位置で押し棒側被係合部の凹凸形状から離れる。かかる実施形態によれば一例として軸線を中心として押し棒側被係合部の全周に亘って係合部材を係合させることができ、係合箇所の係合力を大きくすることができる。
本発明の一実施形態として、ハンドル側被係合部の凹凸部はハンドル側円筒壁の内周面の全周に亘って大径と小径を繰り返すよう形成され、係合部材の複数の凸部は大径外周面の全周に亘って周方向に間隔を空けて形成される。かかる実施形態によれば一例として軸線を中心としてハンドル側被係合部の全周に亘って係合部材を係合させることができ、係合箇所の係合力を大きくすることができる。
このように本発明によれば、ハンドル部材のガタツキを、従来よりも軽減することができる。したがって押し棒全体の剛性が高くなり、ハンドル部材を押して乳母車を前進走行あるいは後退走行させる際の操作性が向上する。
乳母車のフレーム構造を示す斜視図である。 乳母車のフレーム構造を示す側面図である。 本発明のハンドル角度調整機構を示す模式的な側面図である。 本発明の一実施形態になる押し棒およびハンドル部材を示す側面図である。 本発明の一実施形態になるハンドル角度調整機構を示す分解斜視図である。 ハンドル角度調整機構のハンドル側被係合部を示す図である。 ハンドル角度調整機構のハンドル側被係合部を示す縦断面図である。 ハンドル角度調整機構の係合部材を示す図である。 ハンドル角度調整機構の係合部材を示す図である。 ハンドル角度調整機構の係合部材を示す図である。 ハンドル角度調整機構の押し棒側被係合部を示す図である。 ハンドル角度調整機構の押し棒側被係合部を示す縦断面図である。 ハンドル部材が回動不能に保持される状態を示す縦断面図である。 ハンドル部材が回動可能にされる状態を示す縦断面図である。 押し棒側被係合部と係合部材との係合箇所を示す展開断面図である。 押し棒側被係合部と係合部材との係合箇所を示す展開断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態になるハンドル部材連結構造を具備する乳母車を示す斜視図であって、乳母車から乳幼児用座席および幌等を取り除いた車体フレームを表す。図2は、図1に対応する側面図である。図1および図2は乳母車の左側を表す。まず乳母車につき説明すると、乳母車10は、左右1対の前脚11、左右1対の後脚12、左右1対のアームレスト13、左右1対のアームレスト支持部材14、左右1対の反転ブラケット15、左右1対の前後方向部材16、左右1対の押し棒17、ハンドル部材18、背もたれ部材19、および複数の左右方向部材21,22,23,24,25を有する。これらの部材は、端部同士が互いに連結されて車体フレームを構成する。
前脚11および後脚12は上下方向に延びる。各前脚11の下端には双輪の前輪27が設けられる。各後脚12の下端には双輪の後輪28が設けられる。アームレスト13および前後方向部材16は、乳母車10の前後方向に延びる。1対の前後方向部材16は、図示しない乳幼児用座席の座部を支持する。1対のアームレスト13は、1対の前後方向部材16よりも上方に配置され、乳幼児用座席の左右側部を区画する。
各前後方向部材16の前端と、各前脚11の中央部は回動可能に連結される。各前脚11の上端と、各後脚12の上端と、各アームレスト13の前端は回動可能に連結される。アームレスト支持部材14は上下方向に延びる。各アームレスト13の後端と各アームレスト支持部材14の上端は回動可能に連結される。各アームレスト支持部材14の下端と、各反転ブラケット15の一方端と、各押し棒17の下端と、各前後方向部材16の後端は回動可能に連結される。各反転ブラケット15の他方端と各後脚12の中央部は回動可能に連結される。
左右1対となる部材は、図1に示すように乳母車10の車幅方向に延びる左右方向部材21〜25によって互いに連結される。具体的には1対の前脚11,11間には左右方向部材21が架設されて、左右方向部材21は1対の前脚11,11を互いに連結する。同様に、左右方向部材22,23,24は1対の前後方向部材16を互いに連結し、左右方向部材25は1対の後脚12,12を互いに連結する。各押し棒17の上端は、乳母車10の車幅方向に延びるハンドル部材18の両端とそれぞれ回動可能に連結する。
ハンドル部材18の中央領域は、車幅方向に延びる握り手部分18gであり、保護者の両手で握られる。握り手部分18gは、ゴム等の柔らかい弾性素材で覆われるとよい。これによりハンドル部材18の手触りを良好にするばかりでなく、グリップ力を高めることができる。
背もたれ部材19は逆U字状に折り曲げ形成されて、図示しない乳幼児用座席の背もたれを支持する。背もたれ部材19の両端は各前後方向部材16の後端にそれぞれ連結される。
アームレスト支持部材14と反転ブラケット15は、アームレスト支持部材14に附設された展開状態ロック部材48によって相対回動不能にロックされ、これにより乳母車10は展開状態に保持される。これに対し展開状態ロック部材48によるロックを解除して反転ブラケット15の回動を許容すると、上述した車体フレームの各回動連結箇所が相対回動し、乳母車は図示しない折り畳み状態にされる。
1対の押し棒17およびハンドル部材18は、逆U字形状をなすように配列されて、互いに連結され、押し棒17の下端を中心として乳母車10の前後方向に回動可能である。これにより押し棒17およびハンドル部材18は、図1および図2に示すように後輪28の真上になる背面押し位置と、前輪27の真上になる対面押し位置(図示せず)に切り換え可能である。各押し棒17は、背面押し位置で、各アームレスト支持部材14に沿って平行に延びる。あるいは図示はしない変形例として、押し棒17をアームレスト支持部材14に回動可能に連結するのではなく、アームレスト支持部材14の上端をさらに上方へ延出し、かかる延出部を押し棒としてもよい。かかる変形例では、アームレスト支持部材と押し棒が連続して延び、一体に形成される。
ハンドル部材18は、図2に実線で示す中立位置で押し棒17から一直線に連なるハンドル角度にされる。またハンドル部材18は、仮想線で示すように乳母車10の展開状態で、押し棒17との連結箇所を中心に回動することができる。各押し棒17とハンドル部材18との回動連結箇所は、共通する軸線Oを有する。この軸線Oは車幅方向に延びる。このようにハンドル部材18は、押し棒17よりも前方へ倒れたり、あるいは後方へ倒れたりすることができ、ハンドル部材18のハンドル角度の調整が可能である。ハンドル角度は、ハンドル部材18の端部と各押し棒17との連結箇所に設けられたハンドル角度調整機構31によって、保護者の所望する角度に調整される。さらにハンドル部材18は、ハンドル角度調整機構31によって、調整された角度に保持される。
図3はハンドル角度調整機構31を示す模式的な側面図であり、乳母車の車幅方向にみた状態を表す。本発明のハンドル部材連結構造につき概略を説明すると、ハンドル部材18の端部は、押し棒17の上端に、軸線O回りに回動可能に連結される。押し棒17とハンドル部材18の連結箇所に設けられるハンドル角度調整機構31は、ハンドル部材18の回動中心となる軸線Oに沿って配置される係合部材32と、押し棒17の上端部に設けられて係合部材32と相対回動不能に係合可能な押し棒側被係合部33と、ハンドル部材18に設けられて係合部材32と相対回動不能に係合可能なハンドル側被係合部34とを有する。
係合部材32は、軸線O方向一方端32mが細くなり、軸線O方向他方端32nが太くなるよう形成される。太い方の他方端32nには、軸線Oを中心として周方向に繰り返される複数の凸部32p,32p・・・が形成される。各凸部32pは外径方向に突出する。隣り合う凸部32p,32p間には凹部32q,32q・・・が形成される。
係合部材32の細い方の一方端32mは、例えば多角形に形成され、押し棒側被係合部33に摺動可能に通される。図3に示す模式的な実施形態では、一方端32mが例えば断面四角形状であり、押し棒側被係合部33が例えば四角穴であるから、係合部材32は押し棒17の上端部に相対回動不能に係合する。また係合部材32は、軸線O方向に摺動して、四角穴の押し棒側被係合部33から退出可能である。
ハンドル側被係合部34は、凸部34pを有する。凸部34pは、凸部34pの周方向両側部分と対比して、軸線Oに近づく方向に凸状に突出する。このようにハンドル側被係合部34は凹凸部で構成される。また凸部34pは、他方端32nの凹部32qに対応する形状であり、複数の凹部32qのいずれかと係合する。つまり係合部材32はハンドル側被係合部34に相対回動しないよう係合し得る。また係合部材32は軸線O方向に摺動することによりハンドル側被係合部34と非係合になり得る。
係合部材32と押し棒側被係合部33との係合箇所、すなわち四角形状の外縁および四角穴の内壁面、は軸線Oに相対的に近い位置に配置される。押し棒側被係合部33と対比して、係合部材32とハンドル側被係合部34との係合箇所、すなわち凸部32pと凹部32qと凸部34p、は軸線Oから相対的に遠い位置に配置される。
係合部材32は、ハンドル角度ロック位置とハンドル角度フリー位置との間を軸線O方向に変位することができる。係合部材32は、ハンドル角度ロック位置で、押し棒側被係合部33およびハンドル側被係合部34の双方と係合する。これにより軸線Oを中心とするハンドル側被係合部34の回動角度は、押し棒側被係合部33に対して回動不能に保持される。つまりハンドル部材18は所定のハンドル角度に保持される。
反対に係合部材32は、ハンドル角度フリー位置で、係合部材32の凹部32qとハンドル側被係合部34の凸部34pとの係合が外れ、あるいは係合部材32の一方端32m(四角柱)が押し棒側被係合部33(四角穴)から退出する。これによりハンドル側被係合部34は、軸線Oを中心として回動を許容される。つまりハンドル部材18は、図3に矢印で示すように、保護者の所望するハンドル角度に調整される。ハンドル角度の調整は、隣り合う凹部32q,32q同士のピッチ角を最小単位とする。またハンドル角度の調整範囲は、図3に仮想線で示すように中立位置から前方へ最大約90°まで倒せたり、中立位置から後方へ最大約90°まで倒せたりすることによって、略180°の範囲で角度調整可能である。あるいは図示しない変形例として略300°の範囲で角度調整可能であってもよい。あるいは図示しない他の変形例として略60°の範囲で角度調整可能であってもよい。いずれにせよハンドル角度の調整範囲は、適宜設定可能である。
図4は、本発明の一実施形態になる押し棒およびハンドル部材を示す側面図であり、図2に対応する。1対の押し棒17,17と、これらを連結するハンドル部材18は、パイプ状であり、これらパイプ内部に1対のケーブル46が通される。ケーブル46は可撓性を有し、例えば金属製のより線からなる。各ケーブル46の上端は、ハンドル部材18の中央部に設けられる操作子45(図1)と接続する。各ケーブル46の下端は、各押し棒17に沿って摺動可能に取り付けられた摺動部材47と接続する。
摺動部材47は、アームレスト支持部材14に近い側に取り付けられて、図1に示すようにアームレスト支持部材14に沿って摺動可能に取り付けられた展開状態ロック部材48と係合する。展開状態ロック部材48は、乳母車10の展開状態で、反転ブラケット15と当接し、アームレスト支持部材14と反転ブラケット15との回動角度を変更不能に保持する。
保護者が操作子45を押し込むと、摺動部材47はケーブル46によって上方へ引き上げられ、これとともに展開状態ロック部材48も上方へ引き上げられ、展開状態ロック部材48は反転ブラケット15から離れ、反転ブラケット15はアームレスト支持部材14に対する回動を許容される。したがって保護者が操作子45を押し込む間、乳母車10を折り畳むことができる。
次に、本発明の一実施形態になるハンドル部材連結構造につき、詳細に説明する。
図5は、ハンドル角度調整機構31を示す分解斜視図である。ハンドル角度調整機構31は前述したように、係合部材32と、押し棒側被係合部33と、ハンドル側被係合部34と、操作ボタン41と、ピン42と、ばね43とを有し、これらの部材は軸線Oに沿って同軸に組み立てられる。押し棒側被係合部33には筒状の押し棒接続部35が一体形成される。押し棒接続部35には、アームレスト13を超えて上方へ延びる押し棒17のパイプ上端部が差し込み固定される。ハンドル側被係合部34にも同様に、筒状のハンドル接続部36が一体形成される。ハンドル接続部36には、ハンドル部材18のパイプ端部が差し込み固定される。なおハンドル部材18は、図1に示すように中央領域が車幅方向に延び、両端部が中央領域から略90°に向きを変えてさらに延びている。このためハンドル部材18の両端部は、押し棒17に連続するように接続される。
図6は、ハンドル角度調整機構31のハンドル側被係合部34を示す図であり、軸線O方向にみた状態を表す。図7は、ハンドル角度調整機構31のハンドル側被係合部34を示す縦断面図であり、軸線Oを含む平面で切断した断面を表す。ハンドル接続部36の端部には、凹曲面にされる段差36cと、円板状のハンドル側基部38と、円筒状のハンドル側円筒壁40が一体に形成される。ハンドル側基部38およびハンドル側円筒壁40は軸線Oを中心とする。段差36cはハンドル側円筒壁40よりも外径側に配置される。段差36cと、円板状のハンドル側基部38と、円筒状のハンドル側円筒壁40は、この順序で軸線O方向一方側から他方側に向かって配置される。ハンドル側円筒壁40はハンドル側基部38の軸線O方向一方側に立設される。ハンドル側円筒壁40の軸線O方向一方側の環状端面40cは、ハンドル接続部36の側部から軸線O方向他方側に窪んでいる。環状端面40cは、後述する相手材と嵌合する凹凸のインロー形状にされる。ハンドル側基部38はハンドル側円筒壁40の軸線O方向他方側に配置され、ハンドル接続部36の側部から膨らんでいる。ハンドル接続部36は軸線Oから離れるように延びる。つまりハンドル側円筒壁40はハンドル接続部36からみて軸線O方向他方側にオフセットして配置される。
ハンドル側円筒壁40はハンドル側基部38に立設される。このためハンドル側円筒壁40の端部開口はハンドル側基部38に覆われる。ハンドル側基部38およびハンドル側円筒壁40は、係合部材32を受け入れるための大径室34sを区画する。ハンドル側円筒壁40にはハンドル連絡孔40hが設けられる。ハンドル連絡孔40hは、筒状のハンドル接続部36内部と大径室34sを連絡する。ハンドル接続部36内部はパイプ状のハンドル部材18内部と連通する。
ハンドル側基部38の中心には、ピン42の端部が貫通するための中心孔38hが形成される。ハンドル側円筒壁40の内周面には、凸部34pが30°ピッチで周方向等間隔に形成される。つまり凸部34pおよび凹部34qが周方向に繰り返し形成される。凸部34pは、軸線Oに向かって突出し、図6に示すように内歯歯車の外観をなす。また凸部34pは、ハンドル側基部38と接続する。このようにハンドル側円筒壁40には、ハンドル側被係合部34になる凹凸形状が、全周に亘って大径と小径を繰り返すよう形成される。
図8〜図10は、係合部材32を示す図であり、図8は軸線O方向一方からみた状態を表し、図9は軸線Oに対して直角方向にみた状態を表し、図10は軸線O方向他方からみた状態を表す。係合部材32の軸線O方向一方端32mは、相対的に小径に形成される(以下、小径外周部32mという)。係合部材32の軸線O方向他方端32nは、相対的に大径に形成され(以下、大径外周部32nという)、上述した大径室34sに受け入れられる。小径外周部32mおよび大径外周部32nは、それぞれ外歯歯車の外観をなし、同軸に結合する。このように小径外周部32mおよび大径外周部32nには、凸部32tおよび32uからなる凹凸形状と、凸部32pおよび32qからなる凹凸形状が、全周に亘って大径と小径を繰り返すよう形成される。
大径外周部32nにおいて周方向に隣り合う凸部32p,32pの間隔は、前述した凸部34p,34pと同じにされる。また小径外周部32mにおいて周方向に隣り合う凸部32t,32tの間隔は、後述する凸部33p,33pと同じにされる。図8に示すように、凸部32p,32p・・・と凸部32t,32t・・・は同じ位相に配置される。
係合部材32の中心には、ピン42の中央部が貫通するための中心孔32hが形成される。係合部材32の軸線O方向他方側端面には、中心孔32hを包囲する円周溝32rが形成される。円周溝32rは軸線O方向に伸縮するばね43を受け入れる。
係合部材32とハンドル側被係合部34との係合箇所は、大径外周部32nおよびハンドル側円筒壁40の内周面に設けられる。つまり大径外周部32nは、軸線O方向に突出する外歯歯車形状(図8)であって、内歯歯車形状(図6)のハンドル側被係合部34内に同軸に嵌め込まれ、両者は相対回転不能に係合する。
図11は、ハンドル角度調整機構31の押し棒側被係合部33を示す図であり、軸線O方向にみた状態を表す。図12は、ハンドル角度調整機構31の押し棒側被係合部33を示す縦断面図であり、軸線Oを含む平面で切断した断面を表す。押し棒接続部35の端部には、凹曲面にされる段差35cと、円板状の押し棒側基部37と、円筒状の押し棒側円筒壁39と、円筒状の外壁49が一体に形成される。押し棒側基部37と押し棒側円筒壁39と外壁49は軸線Oを中心とする。押し棒側円筒壁39および外壁49は押し棒側基部37から軸線O方向他方側へ突出する。段差35cは押し棒側円筒壁39よりも外径側に配置される。押し棒側円筒壁39の軸線O方向他方側の環状端面39cが押し棒接続部35の側部から軸線O方向一方側に窪んでいる。押し棒側基部37は押し棒側円筒壁39の軸線O方向一方側に配置され、押し棒接続部35の軸線O方向一方側の側部から軸線O方向他方側に窪んでいる。押し棒接続部35は軸線Oから離れるように延びる。
押し棒側円筒壁39は押し棒側基部37に立設される。このため押し棒側円筒壁39の端部開口は押し棒側基部37に覆われる。押し棒側基部37および押し棒側円筒壁39は、係合部材32の小径外周部32m(図8)を受け入れるための小径室33sを区画する。押し棒側基部37の中心には、ピン42が貫通するための中心孔37hと、操作ボタン41の脚部41gが貫通するための貫通孔37iが形成される。操作ボタン41は、図5に示すように、円形のボタン本体41bと、ボタン本体41bから軸線O方向他方へ突出する複数の脚部41gを有する。
説明を図11に戻すと、押し棒側円筒壁39の内周面には、凸部33pが30°ピッチで周方向等間隔に形成される。つまり凸部33pおよび凹部33qが周方向に繰り返し形成される。凸部33pは、軸線Oに向かって突出し、図11に示すように内歯歯車の外観をなす。また凸部33pは、押し棒側基部37と結合する。このように押し棒側円筒壁39には、押し棒側被係合部33になる凹凸形状が、全周に亘って大径と小径を繰り返すよう形成される。
外壁49は、押し棒側円筒壁39よりも外径側で押し棒側基部37に立設され、軸線O方向他方に突出し、押し棒側円筒壁39を取り囲む。外壁49と押し棒側基部37と押し棒側円筒壁39は、周方向に延びる環状のケーブル受け入れ空間51を区画する。外壁49の軸線O方向他方側の環状端面49cは、後述する相手材と嵌合する凹凸のインロー形状にされる。外壁49には押し棒連絡孔49hが設けられる。押し棒連絡孔49hは、ケーブル受け入れ空間51と、筒状の押し棒接続部35内部とを連絡する。押し棒接続部35内部は、パイプ状の押し棒17内部と連通する。
係合部材32と押し棒側被係合部33との係合箇所は、小径外周部32mおよび押し棒側円筒壁39の内周面に設けられる。つまり軸線O方向に突出する小径外周部32mは、外歯歯車形状(図8)であって、内歯歯車形状(図11)の押し棒側被係合部33内に同軸に嵌め込まれ、両者は相対回転不能に係合する。よって押し棒17とハンドル部材18は、係合部材32を介して、相対回転不能に保持される。
図12に示すように、押し棒側基部37には、筒状の周壁44がさらに立設される。周壁44は、押し棒側基部37からみて押し棒側円筒壁39とは反対側に突出し、軸線Oを包囲する。操作ボタン41のボタン本体41bは周壁44に包囲される。図5に示すように係合部材32からみて、押し棒側被係合部33は軸線O方向一方に配置され、ハンドル側被係合部34は軸線O方向他方に配置される。操作ボタン41は、押し棒側被係合部33の軸線O方向一方側に配置され、周壁44内に受け入れられる。係合部材32とハンドル側基部38との間にはばね43が縮設される。ばね43は係合部材32を軸線O方向一方、つまり押し棒側被係合部33に向かって付勢する。
ピン42は、図5に示すように頭部を軸線O方向一方とし、軸部を軸線O方向他方として、軸線O方向一方から押し棒側被係合部33に差し込まれ、押し棒側基部37の中心孔37hと、係合部材32の中心孔32hと、ハンドル側基部38の中心孔38hとを順次貫通する。ピン42の軸部先端は中心孔38hよりも大径になるよう拡径加工される。これにより押し棒側被係合部33とハンドル側被係合部34は相対回動可能かつ分離不能に連結される。
ピン42の頭部には、軸線O方向一方から円形の操作ボタン41が被せられる。図5において、軸線O方向一方(紙面左側)は乳母車10の車幅方向外側になり、軸線O方向他方(紙面右側)は乳母車10の車幅方向内側になる。このため操作ボタン41は、車幅方向外側に向かって露出する。
図13および図14は組み立てられたハンドル角度調整機構31を示す縦断面図である。ハンドル接続部36の段差36cは周壁44の外周面と対面し、押し棒接続部35の段差35cはハンドル側円筒壁40の外周面と対面する。押し棒側基部37は軸線方向一方に設けられ、ハンドル側基部38は軸線方向他方に設けられる。そしてハンドル部材18の端部と、ハンドル接続部36と、押し棒接続部35と、押し棒17は1列に整列する。
ハンドル角度調整機構31を組み立てた状態で、相対的に小径の押し棒側円筒壁39は、相対的に大径のハンドル側円筒壁40に受け入れられる。押し棒側円筒壁39の外周面と外壁49の内周面との間、および押し棒側円筒壁39の外周面とハンドル側円筒壁40の内周面との間には、周方向に細長く延びるケーブル受け入れ空間51が区画される。外壁49は軸線O方向一方に配置され、ハンドル側円筒壁40は軸線O方向他方に配置され、これらの環状端面40c,49cは、軸線方向に突き合わされる。また環状端面40c,49cはインローに形成されて互いに嵌合し、同径に形成されるハンドル側円筒壁40の外周面と外壁49の外周面が連続する。ただし環状端面40c,49cの嵌合は、圧入ではなく、ハンドル側円筒壁40と外壁49の相対回動を許容する。
押し棒接続部35内部と、押し棒連絡孔49hと、ケーブル受け入れ空間51と、ハンドル連絡孔40hと、ハンドル接続部36内部には、押し棒17のパイプ内部からハンドル部材18のパイプ内部まで延びるケーブル46が通される。ケーブル46は可撓性を有するため、軸線Oと中心とするハンドル部材18の回動を阻害しない。
図13に示す常態で、係合部材32はばね43によって軸線O方向一方へ付勢されて、ハンドル角度ロック位置にされる。ハンドル角度ロック位置で係合部材32の小径外周部32mは、押し棒側被係合部33の小径室33sに受け入れられて、押し棒側被係合部33と回動不能に係合する。またハンドル角度ロック位置で係合部材32の大径外周部32nは、ハンドル側被係合部34の大径室34sに受け入れられて、ハンドル側被係合部34と回動不能に係合する。このように係合部材32はハンドル角度ロック位置で押し棒側被係合部33およびハンドル側被係合部34の双方と係合するため、ハンドル部材18のハンドル角度は固定され、ハンドル部材18は回動不能とされる。
これに対し図14に示すように保護者が操作ボタン41を軸線O方向他方へ押し込むと、係合部材32の軸線O方向一方端面と接触する操作ボタン41の脚部41gが、ばね43の付勢力に抗して、係合部材32を軸線O方向他方へ押し込み、ハンドル角度フリー位置に変位する。そうすると小径外周部32mは、押し棒側被係合部33の小径室33sから退出し、押し棒側被係合部33から離れる。このように係合部材32はハンドル角度フリー位置で押し棒側被係合部33との係合を解除されるため、ハンドル部材18のハンドル角度は変更可能とされ、ハンドル部材18は回動を許容される。
保護者が図14に示す操作ボタン41から手を離すと、操作ボタン41および係合部材32はばね43の付勢力によって、図13に示す元のハンドル角度ロック位置に復帰する。
図15は、係合部材32のハンドル角度ロック位置を表すものであって、図13にA−Aで示す平面で切断し、この切断面を拡大して示す図である。図16は、係合部材32のハンドル角度フリー位置を表すものであって、図14にB−Bで示す平面で切断し、この切断面を拡大して示す図である。小径外周部32mの外周に沿って繰り返し形成される凸部32tと、押し棒側円筒壁39(図12)の内周面に沿って繰り返し形成される凸部33pは、軸線O方向に向かって先細となるテーパ状に形成される。なお本発明の理解を容易にするため、図15および図16ではテーパ角度を誇張して表している。
図16に示すように複数の凸部33pと、複数の凹部32uは、係合部材32がハンドル角度フリー位置にされるときに軸線O方向に互いに対面する。凸部33pは、相手側に向かって軸線O方向に先細となるようテーパ状に形成される。また凹部32uを区画する凸部32tも、相手側(凹部33q)に向かって軸線O方向に先細となるようテーパ状に形成される。図15に示すように複数の凸部33pと、複数の凹部32uは、係合部材32がハンドル角度ロック位置にされるときに互いに係合する。そしてテーパの作用によって、凸部32tは、隣り合う凸部33p,33p同士の間、つまり凹部32uに嵌まり込み、凸部33p,32t同士の周方向隙間を詰めることができる。
本実施形態では、凸部33pのテーパ角度と、凸部32tのテーパ角度は同じである。図示しない他の実施形態として、凸部33p,32tのいずれか一方をテーパ状に形成さしてもよい。あるいは、両者のテーパ角度を異ならせてもよい。
ところで本発明によれば、係合部材32と押し棒側被係合部33との係合箇所は、図3、図13、および図14に示すように、軸線Oに相対的に近い位置に配置され、係合部材32とハンドル側被係合部34との係合箇所は軸線Oから相対的に遠い位置に配置される。かかる本発明によれば、係合部材32とハンドル側被係合部34との係合箇所が軸線Oから遠くなるため、係合部材32とハンドル側被係合部34との係合箇所が軸線Oに近い従来技術と比較して、係合部材32とハンドル側被係合部34との係合箇所で生じる周方向のガタツキをハンドル部材18に伝わり難くすることができる。
また図16に示す実施形態によれば、係合部材32はハンドル角度フリー位置で、押し棒側被係合部33から軸線方向に離れて互いに対面し、係合部材32および押し棒側被係合部33の双方は、相手側に向かって軸線方向に先細となるようテーパ状に形成される。具体的には、軸線O方向一方側に配置される押し棒側被係合部33の凸部33pが、軸線O方向他方側に向かって先細のテーパに形成される。また軸線O方向他方側に配置される係合部材32の凸部32tが、軸線O方向一方側に向かって先細のテーパに形成される。かかるテーパにより、押し棒側被係合部33と係合部材32との周方向の隙間を詰めることができる。そしてハンドル部材18の握り手部分18g(図1)において、軸線Oを中心とするガタツキを少なくすることができる。
また図5〜図14に示すハンドル角度調整機構31は、ハンドル部材18に設けられるハンドル側基部38と、軸線Oを中心としてハンドル側基部38に立設されるハンドル側円筒壁40と、押し棒17の上端部に設けられる押し棒側基部37と、軸線Oを中心として押し棒側基部37に立設され、ハンドル側円筒壁40よりも小径の押し棒側円筒壁39とをさらに有し、係合部材32は、ハンドル側円筒壁40に受け入れられる大径外周部32nと、押し棒側円筒壁39に受け入れられる小径外周部32mとをさらに有し、係合部材32とハンドル側被係合部34との係合箇所は大径外周部32nおよびハンドル側円筒壁40の内周面に設けられ、係合部材32と押し棒側被係合部33との係合箇所は、小径外周部32mおよび押し棒側円筒壁39の内周面に設けられる。これにより、軸線Oを中心として被係合部の全周に亘って係合部材を係合させることができ、係合箇所の係合力を大きくすることができる。
また図5〜図14に示すように、ハンドル側基部38は軸線O方向一方に設けられ、押し棒側基部37は軸線O方向他方に設けられ、相対的に小径の押し棒側円筒壁39は相対的に大径のハンドル側円筒壁40に受け入れられ、押し棒側円筒壁39よりも外径側には押し棒側円筒壁39を取り囲む外壁49が設けられ、ハンドル側円筒壁40と外壁49は軸線O方向に突き合わされて配置され、押し棒側円筒壁39の外周面と外壁49の内周面との間、および押し棒側円筒壁39の外周面とハンドル側円筒壁40の内周面との間には、周方向に細長く延びるケーブル受け入れ空間51が区画され、ハンドル部材18はパイプ状であって、ハンドル側円筒壁40にはハンドル部材18のパイプ内部とケーブル受け入れ空間51を連絡するハンドル連絡孔40hが設けられ、押し棒17はパイプ状であって、外壁49には押し棒17のパイプ内部とケーブル受け入れ空間51を連絡する押し棒連絡孔49hが設けられ、押し棒連絡孔49hと、ケーブル受け入れ空間51と、ハンドル連絡孔40hには、押し棒17のパイプ内部からハンドル部材18のパイプ内部まで延びるケーブル46が通される。これにより、ハンドル側被係合部34と係合部材32との係合箇所の径寸法を十分に大きく確保しつつ、径寸法の小さな押し棒側被係合部33と係合部材32との係合箇所の外径側にケーブル46を配線することができ、ハンドル角度調整機構31内部にケーブル46を通すことができる。
また図5〜図14に示すように外壁49の外周面の径寸法は、ハンドル側円筒壁40の外周面の径寸法と同じに形成されることから、ハンドル角度調整機構31全体が円筒状となって、見栄え良くすっきりとまとまる。
また図5〜図14に示すように押し棒側被係合部33は、押し棒側円筒壁39の内周面の全周に亘って大径と小径を繰り返すよう形成される凸部33pおよび凹部33qの凹凸形状であり、係合部材32の小径外周部32mには、押し棒側被係合部33に対応する凹凸形状として凸部32t,凹部32uが、全周に亘って大径と小径を繰り返すよう形成され、かかる係合部材32の凹凸形状は図13に示すようにハンドル角度ロック位置で押し棒側被係合部33の凹凸形状と係合し、図14に示すようにハンドル角度フリー位置で押し棒側被係合部33の凹凸形状から離れる。これにより、軸線Oを中心として押し棒側被係合部の全周に亘って係合部材を係合させることができ、係合箇所の係合力を大きくすることができる。
また図5〜図14に示すようにハンドル側被係合部34の凹凸部は、ハンドル側円筒壁40の内周面の全周に亘って大径と小径を繰り返すよう形成されて複数の凸部34pを含み、係合部材32の複数の凸部32pは、大径外周部32nの全周に亘って周方向に間隔を空けて形成される。これにより、軸線Oを中心としてハンドル側被係合部34の全周に亘って係合部材32を係合させることができ、係合箇所の係合力を大きくすることができる。
以上、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明したが、この発明は、図示した実施の形態のものに限定されない。図示した実施の形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明になる乳母車は、育児器具において有利に利用される。
10 乳母車、 11 前脚、 12 後脚、
13 アームレスト、 14 アームレスト支持部材、
15 反転ブラケット、 16 前後方向部材、 18 ハンドル部材、
18g 握り手部分、 31 ハンドル角度調整機構、 32 係合部材、
32m 軸線方向一方端の小径外周部、 32p,32t 凸部、
32n 軸線方向他方端の大径外周部、 32q,32u 凹部、
33s 小径室、 33 押し棒側被係合部、 33p 凸部、
33q 凹部、 34 ハンドル側被係合部、 34p 凸部、
34q 凹部、 34s 大径室、 35 押し棒接続部、
36 ハンドル接続部、 35c,36c 段差、 、
37 押し棒側基部、 37i 貫通孔、 38 ハンドル側基部、
39 押し棒側円筒壁、39c 環状端面、 40 ハンドル側円筒壁、
40h ハンドル連絡孔、 40c 環状端面、 41 操作ボタン、
41g 脚部、 43 ばね、 44 周壁、 45 操作子、
46 ケーブル、 47 摺動部材、 48 展開状態ロック部材、
49 外壁、 49c 環状端面、49h 押し棒連絡孔、
50 枢軸、 51 ケーブル受け入れ空間、 O 軸線。

Claims (8)

  1. 乳母車の車体フレームに含まれる押し棒と、
    前記押し棒の端部に回動可能に連結されるハンドル部材と、
    前記押し棒と前記ハンドル部材の連結箇所に設けられて前記ハンドル部材の回動角度を調整するハンドル角度調整機構とを備え、
    前記ハンドル角度調整機構は、
    前記ハンドル部材の回動中心となる軸線に沿って配置される係合部材と、
    前記押し棒の端部に設けられて前記係合部材と相対回動不能に係合可能な押し棒側被係合部と、
    前記ハンドル部材に設けられて前記係合部材と相対回動不能に係合可能なハンドル側被係合部とを有し、
    前記押し棒側被係合部および/または前記ハンドル側被係合部と、前記係合部材との係合箇所は、前記被係合部および前記係合部材のいずれか一方に設けられて前記軸線を中心として周方向に繰り返される複数の凸部と、残る他方に設けられて前記複数の凸部のうちのいずれに係合する凹凸部とで構成され、
    前記係合部材と前記押し棒側被係合部との係合箇所、および前記係合部材と前記ハンドル側被係合部との係合箇所のうち、いずれか一方は前記軸線に相対的に近い位置に配置され、残る他方は前記軸線から相対的に遠い位置に配置され、
    前記係合部材は、変位することにより、前記押し棒側被係合部および前記ハンドル側被係合部の双方と係合するハンドル角度ロック位置と、前記ハンドル側被係合部および前記押し棒側被係合部の少なくとも一方と非係合にされるハンドル角度フリー位置とに選択的にされる、乳母車のハンドル部材連結構造。
  2. 前記ハンドル角度調整機構は、前記押し棒の端部側に設けられる押し棒側基部と、前記ハンドル部材側に設けられるハンドル側基部とをさらに有し、
    前記押し棒側基部は軸線方向一方側に配置され、前記ハンドル側基部は軸線方向他方側に配置され、
    前記係合部材は前記押し棒側基部と前記ハンドル側基部との間に配置され、軸線方向一方側に配置される小径外周部と、軸線方向他方側に配置される大径外周部とをさらに有し、
    前記押し棒側被係合部と前記係合部材との係合箇所は、前記押し棒側基部および前記小径外周部に設けられ、
    前記ハンドル側被係合部と前記係合部材との係合箇所は、前記ハンドル側基部および前記大径外周部に設けられる、請求項1に記載の乳母車のハンドル部材連結構造。
  3. 前記係合部材は、前記ハンドル角度フリー位置で前記押し棒側被係合部から軸線方向に離れて前記押し棒側被係合部と対面し、前記ハンドル角度ロック位置で前記押し棒側被係合部の軸線方向位置と重なって前記押し棒側被係合部と係合し、
    前記係合部材および前記押し棒側被係合部のうち少なくとも一方は、相手側に向かって軸線方向に先細となるようテーパ状に形成される、請求項2に記載の乳母車のハンドル部材連結構造。
  4. 前記ハンドル角度調整機構は、前記軸線を中心として前記ハンドル側基部に立設されるハンドル側円筒壁と、前記軸線を中心として前記押し棒側基部に立設される前記ハンドル側円筒壁よりも小径の押し棒側円筒壁とをさらに有し、
    前記押し棒側円筒壁は前記係合部材の前記小径外周部を受け入れ可能であり、前記ハンドル側円筒壁は前記係合部材の前記大径外周部を受け入れ可能であり、
    前記押し棒側被係合部は前記押し棒側円筒壁の内周面に設けられ、前記ハンドル側被係合部は前記ハンドル側円筒壁の内周面に設けられる、請求項2または3に記載の乳母車のハンドル部材連結構造。
  5. 相対的に小径の前記押し棒側円筒壁は、相対的に大径の前記ハンドル側円筒壁に受け入れられ、
    前記押し棒の端部のうち前記押し棒側円筒壁よりも外径側には、前記押し棒側円筒壁を取り囲む外壁が設けられ、
    前記ハンドル側円筒壁と前記外壁は軸線方向に突き合わされて配置され、
    前記押し棒側円筒壁の外周面と前記外壁の内周面との間、および前記押し棒側円筒壁の外周面と前記ハンドル側円筒壁の内周面との間には、周方向に細長く延びるケーブル受け入れ空間が区画され、
    前記ハンドル部材はパイプ状であって、前記ハンドル側円筒壁には前記ハンドル部材のパイプ内部と前記ケーブル受け入れ空間を連絡するハンドル連絡孔が設けられ、
    前記押し棒はパイプ状であって、前記外壁には前記押し棒のパイプ内部と前記ケーブル受け入れ空間を連絡する押し棒連絡孔が設けられ、
    前記押し棒連絡孔と、前記ケーブル受け入れ区画と、前記ハンドル連絡孔には、前記押し棒のパイプ内部から前記ハンドル部材のパイプ内部まで延びるケーブルが通される、請求項4に記載の乳母車のハンドル部材連結構造。
  6. 前記外壁の外周面の径寸法は、前記ハンドル側円筒壁の外周面の径寸法と同じに形成される、請求項5に記載の乳母車のハンドル部材連結構造。
  7. 前記押し棒側被係合部は、前記押し棒側円筒壁の内周面の全周に亘って大径と小径を繰り返すよう形成される凹凸形状であり、
    前記係合部材の前記小径外周面には、前記押し棒側被係合部に対応する凹凸形状が、全周に亘って大径と小径を繰り返すよう形成され、
    前記係合部材の凹凸形状は前記ハンドル角度ロック位置で前記押し棒側被係合部の凹凸形状と係合し、前記ハンドル角度フリー位置で前記押し棒側被係合部の凹凸形状から離れる、請求項4〜6のいずれかに記載の乳母車のハンドル部材連結構造。
  8. 前記ハンドル側被係合部の前記凹凸部は、前記ハンドル側円筒壁の内周面の全周に亘って大径と小径を繰り返すよう形成され、
    前記係合部材の前記複数の凸部は、前記大径外周面の全周に亘って周方向に間隔を空けて形成される、請求項4〜7のいずれかに記載の乳母車のハンドル部材連結構造。
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