JP2017164872A - アーム付きロボット - Google Patents
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Abstract
【課題】床面が凹凸形状を有する場合であっても、転倒の発生を抑制することができるアーム付きロボットの提供。
【解決手段】アーム付きロボット(10)は、アーム(2)と、本体(1)と、静電吸着手段(4、24、34)と、バネ(5)とを備える。アーム(2)は、対象物を移動させる、又は持ち上げる。本体(1)は、アーム(2)を支持する。静電吸着手段(4、24、34)は、静電吸着力によって本体(1)を床面(G1)に吸着させる。バネ(5)は、静電吸着手段(4、24、34)と本体(1)との間に配置されている。
【選択図】図1
【解決手段】アーム付きロボット(10)は、アーム(2)と、本体(1)と、静電吸着手段(4、24、34)と、バネ(5)とを備える。アーム(2)は、対象物を移動させる、又は持ち上げる。本体(1)は、アーム(2)を支持する。静電吸着手段(4、24、34)は、静電吸着力によって本体(1)を床面(G1)に吸着させる。バネ(5)は、静電吸着手段(4、24、34)と本体(1)との間に配置されている。
【選択図】図1
Description
本発明はロボットに関し、特にアーム付きロボットに関する。
対象物を移動させる、又は持ち上げるアームを有するロボットがある。このようなロボットは、対象物の移動又は持ち上げによって、対象物の重量によるモーメントを受けて、転倒してしまうことがあった。
特許文献1には、対象物を移動させる、又は持ち上げるときであっても、静電吸着機構を用いて、ロボット本体を床面に引き付けることによって、転倒しにくいアーム付きロボットが開示されている。
しかし、例えば、床面が凹凸形状を有する場合など、対象物の重量以外の発生原因によるモーメントがかかったとき、静電吸着力が十分に確保できず、ロボットが転倒することがあった。
本発明に係るアーム付きロボットは、床面が凹凸形状を有する場合であっても、転倒の発生を抑制するものとする。
本発明に係るアーム付きロボットは、
対象物を移動させる、又は持ち上げるアームと、
前記アームを支持する本体とを備え、
静電吸着力によって前記本体を床面に吸着させる静電吸着手段と、
前記静電吸着手段と前記本体との間に配置されているバネと、をさらに備える。
このような構成によれば、床面が凹凸形状を有する場合であっても、バネが静電吸着手段を床面に接近させて、静電吸着手段と床面とを良好に静電吸着させる。その結果、アーム付きロボットの転倒の発生を抑制する。
対象物を移動させる、又は持ち上げるアームと、
前記アームを支持する本体とを備え、
静電吸着力によって前記本体を床面に吸着させる静電吸着手段と、
前記静電吸着手段と前記本体との間に配置されているバネと、をさらに備える。
このような構成によれば、床面が凹凸形状を有する場合であっても、バネが静電吸着手段を床面に接近させて、静電吸着手段と床面とを良好に静電吸着させる。その結果、アーム付きロボットの転倒の発生を抑制する。
本発明に係るアーム付きロボットによれば、床面が凹凸形状を有する場合であっても、転倒の発生を抑制することができる。
(実施の形態1)
図1、図5及び図6を参照して実施の形態1に係るアーム付きロボットの構成について説明する。図1は、実施の形態1に係るアーム付きロボットを示す模式側面図である。図5は、実施の形態1に係るアーム付きロボットの要部の一具体例を示す模式側面図である。図6は、実施の形態1に係るアーム付きロボットの要部の一具体例を示す模式底面図である。
図1、図5及び図6を参照して実施の形態1に係るアーム付きロボットの構成について説明する。図1は、実施の形態1に係るアーム付きロボットを示す模式側面図である。図5は、実施の形態1に係るアーム付きロボットの要部の一具体例を示す模式側面図である。図6は、実施の形態1に係るアーム付きロボットの要部の一具体例を示す模式底面図である。
図1に示すように、アーム付きロボット10は、本体1と、アーム2と、駆動部3と、静電吸着板4と、バネ5とを備える。アーム付きロボット10は、床面G1上を自律的に移動することができ、さらに、対象物(図示略)を移動させたり、持ち上げたりすることができる。
本体1は、胴部1aと、頭部1bと、首部1cと、眼部1dとを含む。胴部1aは、首部1cを介して頭部1bを支持している。胴部1aは、アーム付きロボット10の各構成要素を駆動させるために必要な電流などを供給する電源(図示略)や、必要な制御装置(図示略)を備えるとよい。頭部1bは、眼部1dが頭部1bの外側を向くように、眼部1dを支持している。頭部1bは、眼部1dが頭部1bの前方、後方、側方、上方、下方等の様々な方向を向くように、回転駆動可能に支持されているとよい。眼部1dは、アーム付きロボット10の周辺に関する周辺情報を取得する技術的な手段であればよく、例えば、画像センサである。眼部1dは、取得した周辺情報を制御装置等に送る。例えば、制御装置は、送られた周辺情報に応じて、アーム付きロボット10の各構成要素を所定のパターンで駆動させるように、その各構成要素に指令信号を送るとよい。
アーム2は、本体1に支持されており、対象物(図示略)を移動させる、又は持ち上げることができる。具体的には、アーム2は、接続部2aと、アーム本体2bと、ハンド2cとを含む。アーム本体2bの一端は、接続部2aを介して胴部1aに支持されており、アーム本体2bは、サーボモータ(図示略)を介して胴部1aに対してその一端を中心として回転駆動させる。アーム本体2bの他端は、ハンド2cを支持し、ハンド2cは、対象物を把持する機能を有する。アーム本体2bの回転駆動力は、ハンド2cが把持した対象物を移動させる、又は持ち上げることができるような大きさを有する。
駆動部3は、駆動ベース3aと、駆動輪3b、3cとを備える。駆動ベース3aは、具体的には、胴部1aの幅よりも大きな幅を有するように板状体であり、胴部1aを支持する。駆動ベース3aは、モータなどの駆動源(図示略)を有し、この駆動源から駆動力を供給して、駆動輪3b、3cを駆動させる。アーム付きロボット10は、駆動輪3b、3cの駆動によって、床面G1上を自律的に移動することができる。駆動輪3b、3cは、床面G1に関して実質的に垂直な軸を中心に回動しつつ駆動してもよい。これによって、アーム付きロボット10は旋回することができる。
さらに、駆動部3の一具体例として、図5及び図6に示す駆動部13がある。アーム付きロボット10は、駆動部3の代わりに駆動部13を備えてもよい。図5及び図6に示すように、駆動部13は、駆動ベース3aと、駆動輪13bと、自在キャスター13cと、転倒防止キャスター13dとを備える。駆動ベース3aは、モータなどの駆動源13eを有し、駆動源13eから駆動力を供給して、駆動輪13bを駆動させる。自在キャスター13cは、床面G1に対して回転可能に支持されつつ、さらに床面G1に関して実質的に垂直な軸を中心に回動自在に支持されている。転倒防止キャスター13dは、床面G1に接触又はわずかに離間した状態で、床面G1に対して回転可能に支持されている。
アーム付きロボット10は、駆動輪13bの駆動によって、床面G1上を自律的に移動することができる。自在キャスター13cは、床面G1と実質的に垂直な軸を中心に自在に回動しつつ、駆動輪13bは、駆動する。これによって、アーム付きロボット10は旋回することができる。また、アーム付きロボット10が転倒防止キャスター13d側へ傾くと、転倒防止キャスター13dが床面G1と接触し、アーム付きロボット10の傾きに抵抗するように床面G1に押される。これによって、アーム付きロボット10の転倒を防止することができる。
さらに、駆動部3の一具体例として、図5及び図6に示す駆動部13がある。アーム付きロボット10は、駆動部3の代わりに駆動部13を備えてもよい。図5及び図6に示すように、駆動部13は、駆動ベース3aと、駆動輪13bと、自在キャスター13cと、転倒防止キャスター13dとを備える。駆動ベース3aは、モータなどの駆動源13eを有し、駆動源13eから駆動力を供給して、駆動輪13bを駆動させる。自在キャスター13cは、床面G1に対して回転可能に支持されつつ、さらに床面G1に関して実質的に垂直な軸を中心に回動自在に支持されている。転倒防止キャスター13dは、床面G1に接触又はわずかに離間した状態で、床面G1に対して回転可能に支持されている。
アーム付きロボット10は、駆動輪13bの駆動によって、床面G1上を自律的に移動することができる。自在キャスター13cは、床面G1と実質的に垂直な軸を中心に自在に回動しつつ、駆動輪13bは、駆動する。これによって、アーム付きロボット10は旋回することができる。また、アーム付きロボット10が転倒防止キャスター13d側へ傾くと、転倒防止キャスター13dが床面G1と接触し、アーム付きロボット10の傾きに抵抗するように床面G1に押される。これによって、アーム付きロボット10の転倒を防止することができる。
再び図1に示すように、静電吸着板4は、電流を供給されると静電吸着力を発生する板であり、駆動部3の駆動ベース3aの下方に配置されている。静電吸着板4の静電吸着力は、本体1及び駆動部3を床面G1に吸着させるような大きさを有する。静電吸着板4は、静電吸着力を発生するための電流を、本体1内の電源(図示略)から導線(図示略)を介して供給されるとよい。静電吸着板4の静電吸着力の大きさは、供給された電流に応じて、変更することができる。
静電吸着板4の静電吸着力は、多種多様な制御方法で制御することができる。一例として、本体1が転倒し難い姿勢を取るとき、静電吸着板4の吸着力の発生を停止させて、本体1が転倒し難い姿勢を取っていないとき、静電吸着板4の吸着力を発生させる制御方法が挙げられる。このような制御方法を行うことによって、静電吸着板4の静電吸着力による、アーム付きロボット10の床面G1に対する摩擦抵抗の増加を抑制し、アーム付きロボット10の移動を効率的にさせる。
具体的な一例として、ジャイロ(図示略)を駆動部3に搭載し、ジャイロによって本体1の姿勢を読み取らせ、読み取った本体1の姿勢角度が所定の値を超えるときに、静電吸着板4の吸着力を発生させる制御方法がある。この制御方法では、その姿勢角度が所定の値以下であるときに、静電吸着板4の吸着力の発生を停止させる。その姿勢角度に応じて、静電吸着板4の吸着力の大きさを変更してもよい。
他の一例として、持ち上げた対象物の重量が所定の値を超えるときに、静電吸着板4の吸着力を発生させる制御方法がある。この制御方法では、対象物の重量が所定の値以下であるときに、静電吸着板4の吸着力の発生を停止させる。対象物の重量に応じて、静電吸着板4の吸着力の大きさを変更してもよい。
さらなる他の一例として、駆動輪3b、3cの床面G1に対する摩擦抵抗が過小であり、駆動輪3b、3cが滑る場合、静電吸着板4の吸着力を発生させる制御方法がある。この制御方法では、駆動輪3b、3cの床面G1に対する摩擦抵抗が十分にあり、駆動輪3b、3cが滑ることなく床面G1を十分にグリップするとき、静電吸着板4の吸着力の発生を停止させる。例えば、床面G1がカーペットであるとき、駆動輪3b、3cが滑る傾向にある。
バネ5は、本体1と静電吸着板4との間、具体的には、駆動ベース3aと静電吸着板4との間に配置されている。バネ5は、静電吸着板4が床面G1を静電吸着することができるように、静電吸着板4と機械的に接続されていればよく、静電吸着板4を床面G1に近接させる。
なお、アーム付きロボット10が床面G1に関して実質的に垂直な軸を中心に回転するように旋回する場合において、バネ5はこの軸に沿うように設けられるとともに、バネ5と静電吸着板4とはこの軸を中心として回転可能に接続されているとよい。このような構成であれば、アーム付きロボット10が旋回しても、静電吸着板4と床面G1との静電吸着の影響を受けない。
(動作方法)
次に、図2を参照して実施の形態1にかかるアーム付きロボットの動作方法の一例について説明する。図2は、実施の形態1に係るアーム付きロボットの動作方法の一例を示す模式側面図である。図2では、見易さのため、床面G1の凹凸形状の図示を省略した。
次に、図2を参照して実施の形態1にかかるアーム付きロボットの動作方法の一例について説明する。図2は、実施の形態1に係るアーム付きロボットの動作方法の一例を示す模式側面図である。図2では、見易さのため、床面G1の凹凸形状の図示を省略した。
図2に示すように、まず、アーム付きロボット10を、対象物(図示略)をアーム2で持ち上げることのできるような場所に移動させる。続いて、アーム付きロボット10によって、対象物をハンド2cで把持し、そのままアーム2を上方に回転駆動させて持ち上げる。続いて、静電吸着板4を床面G1に静電吸着させたまま、アーム付きロボット10を目的の場所に向かって移動させる。このときの静電吸着板4の静電吸着力は、少なくとも本体1と駆動部3とを床面G1に引き込むことのできるような大きさを有し、アーム付きロボット10が移動できるような大きさに抑制されている。
アーム付きロボット10を目的の場所に向かって移動させる途中において、アーム付きロボット10に対象物の重量以外の要因によって、モーメントM1がかかる。対象物の重量以外の要因の一例として、床面G1が凹凸形状(図示略)を有する部位を有し、アーム付きロボット10が床面G1の凹凸形状を有する部位を通過することが挙げられる。
アーム付きロボット10が床面G1の凹凸形状を有する部位を通過するとき、例えば、アーム付きロボット10を転倒させる方向のモーメントM1がアーム付きロボット10にかかる。このとき、バネ5が床面G1の凹凸形状に応じて伸縮するため、静電吸着板4が床面G1の凹凸形状に追従することができる。そのため、静電吸着板4を床面G1に安定して静電吸着させており、アーム付きロボット10は、静電吸着力F1で床面G1に向かって引っ張られる。従って、アーム付きロボット10がモーメントM1によって転倒することが抑制される。
以上、実施の形態1に係るアーム付きロボットによれば、床面G1が凹凸形状を有する場合であっても、バネ5が静電吸着板4を床面G1に接近させて、静電吸着板4と床面G1とを良好に静電吸着させる。その結果、アーム付きロボット10の転倒の発生を抑制する。
(静電吸着機構の一例)
次に、図3を参照して静電吸着機構の一例について説明する。図3は、実施の形態1に係るアーム付きロボットの要部の一例を示す模式側面図である。図3では、見易さを考慮して、アーム付きロボット10の駆動部3とバネ5とのみを図示し、他の各構成要素の図示を省略した。
次に、図3を参照して静電吸着機構の一例について説明する。図3は、実施の形態1に係るアーム付きロボットの要部の一例を示す模式側面図である。図3では、見易さを考慮して、アーム付きロボット10の駆動部3とバネ5とのみを図示し、他の各構成要素の図示を省略した。
図3に示すように、アーム付きロボット10(図1参照)は、静電吸着機構24を有する。静電吸着機構24は、静電吸着板24aと、回転輪24b、24cと、軌道シート体24dとを含む。
静電吸着板24aは、電流を供給されると静電吸着力を発生する板であり、駆動部3の駆動ベース3aの下方に配置されている。静電吸着板24aの静電吸着力は、本体1を床面G1に吸着させるような大きさを有する。静電吸着板24aは、静電吸着力を発生するための電流を、本体1内の電源(図示略)から導線(図示略)を介して供給されるとよい。静電吸着板24aの静電吸着力の大きさは、供給された電流に応じて、変更することができる。静電吸着機構24の静電吸着力は、静電吸着板4(図1参照)と同様に、多種多様な制御方法で制御することができる。
静電吸着板24aの駆動輪3b側端部には、回転輪24bが回転可能に設けられ、静電吸着板24aの駆動輪3c側端部には、回転輪24cが回転可能に設けられている。
軌道シート体24dは、所定の厚みを有し、かつ、環状につながったシート体であり、静電吸着板24aに巻き付けられており、回転輪24b、24cと密着している。軌道シート体24dは、静電吸着板24aが床面G1を静電吸着することができればよく、多種多様な形状をとることができ、例えば、所定のパターンで配置された複数の孔を有するシート体であってもよい。軌道シート体24dは、複数の板状体を連結させたもので構成されていてもよい。軌道シート体24dは、軌道フィルム体34d(後述)よりも厚みを有するため、高い耐久性を有する傾向にある。
静電吸着板24aが床面G1を静電吸着したまま、アーム付きロボット10が移動すると、軌道シート体24dは、静電吸着板24aの周囲に沿って回転移動し、回転輪24b、24cは、軌道シート体24dの回転移動に伴って、回転する。そのため、静電吸着板24aが静電吸着板4(図1参照)よりも容易に床面G1に追従することができる。
以上より、アーム付きロボット10は静電吸着機構24を有する場合、アーム付きロボット10が静電吸着板4を有する場合(図1及び2参照)と同様に、床面G1が凹凸形状を有しても、バネ5が静電吸着板24aを床面G1に接近させて、静電吸着板24aと床面G1とを良好に静電吸着させる。その結果、アーム付きロボット10の転倒の発生を抑制する。さらに、アーム付きロボット10が静電吸着板4を有する場合よりも、容易に床面G1に追従することができる。
(静電吸着機構の他の一例)
次に、図4を参照して静電吸着機構の他の一例について説明する。図4は、実施の形態1に係るアーム付きロボットの要部の他の一例を示す模式側面図である。図4では、見易さを考慮して、アーム付きロボット10の駆動部3とバネ5とのみを図示し、他の各構成要素の図示を省略した。
次に、図4を参照して静電吸着機構の他の一例について説明する。図4は、実施の形態1に係るアーム付きロボットの要部の他の一例を示す模式側面図である。図4では、見易さを考慮して、アーム付きロボット10の駆動部3とバネ5とのみを図示し、他の各構成要素の図示を省略した。
図4に示すように、アーム付きロボット10(図1参照)は、静電吸着機構34を有する。静電吸着機構34は、静電吸着板34aと、回転輪34b、34cと、軌道フィルム体34dとを含む。
静電吸着板34aは、電流を供給されると静電吸着力を発生する板であり、駆動部3の駆動ベース3aの下方に配置されている。静電吸着板34aの静電吸着力は、本体1を床面G1に吸着させるような大きさを有する。静電吸着板34aは、静電吸着力を発生するための電流を、本体1内の電源(図示略)から導線(図示略)を介して供給されるとよい。静電吸着板34aの静電吸着力の大きさは、供給された電流に応じて、変更することができる。静電吸着機構34の静電吸着力は、静電吸着板4(図1参照)と同様に、多種多様な制御方法で制御することができる。
静電吸着板34aの駆動輪3b側端部には、回転輪34bが回転可能に設けられ、静電吸着板34aの駆動輪3c側端部には、回転輪34cが回転可能に設けられている。
軌道フィルム体34dは、軌道シート体24d(図3参照)と比較して薄く、かつ、環状につながったフィルム体であり、静電吸着板34aに巻き付けられており、回転輪34b、34cと密着している。
静電吸着板34aが床面G1を静電吸着したまま、アーム付きロボット10が移動すると、軌道フィルム体34dは、静電吸着板34aの周囲を回転移動し、回転輪34b、34cは、軌道フィルム体34dの回転移動に伴って、回転する。ここで、軌道フィルム体34dは、軌道シート体24d(図3参照)と比較して薄いため、軌道シート体24d(図2参照)よりも、柔軟な傾向にある。そのため、軌道フィルム体34dは、軌道シート体24dと比較して、床面G1にさらに容易に追従することができる。
以上より、アーム付きロボット10は静電吸着機構34を有する場合、アーム付きロボット10が静電吸着板4(図1及び2参照)又は静電吸着機構24(図3参照)を有する場合と同様に、床面G1が凹凸形状を有しても、バネ5が静電吸着板24aを床面G1に接近させて、静電吸着板24aと床面G1とを良好に静電吸着させる。その結果、アーム付きロボット10の転倒の発生を抑制する。さらに、アーム付きロボット10が静電吸着機構24を有する場合よりも、容易に床面G1に追従することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施の形態1に係るアーム付きロボットは、本体1と駆動部3とを備えたが、本体1と駆動部3とは一体化していてもよい。また、実施の形態1に係るアーム付きロボットは、静電吸着板4、静電吸着機構24、又は静電吸着機構34を備えたが、静電吸着力によって本体1を床面G1に吸着させる技術的な静電吸着手段を備えればよい。
10 アーム付きロボット
1 本体 2 アーム
4、24、34 静電吸着板(静電吸着機構) 5 バネ
G1 床面
1 本体 2 アーム
4、24、34 静電吸着板(静電吸着機構) 5 バネ
G1 床面
Claims (1)
- 対象物を移動させる、又は持ち上げるアームと、
前記アームを支持する本体とを備え、
静電吸着力によって前記本体を床面に吸着させる静電吸着手段と、
前記静電吸着手段と前記本体との間に配置されているバネと、をさらに備える、
アーム付きロボット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016054780A JP2017164872A (ja) | 2016-03-18 | 2016-03-18 | アーム付きロボット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016054780A JP2017164872A (ja) | 2016-03-18 | 2016-03-18 | アーム付きロボット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017164872A true JP2017164872A (ja) | 2017-09-21 |
Family
ID=59909722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016054780A Pending JP2017164872A (ja) | 2016-03-18 | 2016-03-18 | アーム付きロボット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017164872A (ja) |
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2016
- 2016-03-18 JP JP2016054780A patent/JP2017164872A/ja active Pending
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