JP2017163020A - プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
プラズマ処理装置は、処理室と、処理室に設けられ、処理対象物が載置される電極部と、電極部に第1の高周波電力を印加する高周波電源部と、を備える。処理室にプラズマ発生用ガスを供給し、電極部に第1の高周波電力を印加すると、処理室内にプラズマが発生する。発生したプラズマにより、電極部に載置された処理対象物の表面はエッチングされる。
以下、図2〜図4を用いて、第1実施形態に係るプラズマ処理工程を説明する。図2は、本実施形態に係るプラズマ処理の工程を説明するフローチャートである。図3は、第1のデータベースが保持する情報を概念的に示すグラフである。図4は、第2のデータベースが保持する情報を概念的に示すグラフである。
まず、入力部121に、あらかじめ一般機および基準装置を用いて取得された、所定の高周波電力により発生させたプラズマによるエッチング速度を、当該高周波電力とともに入力しておく。例えば、入力部121に、一般機の電極部に印加された高周波電力およびそのときのエッチング速度を1セットとして、複数セット、入力しておく。同様に、基準装置の電極部に印加された高周波電力およびそのときのエッチング速度を1セットとして、複数セット、入力しておく。入力されたデータは、それぞれ第1のデータベースおよび第2のデータベースを作成するために、記憶部123に格納される(データ格納工程)。データ格納工程は、後述する入力工程(ステップ1)の前に行われてもよいし、後であってもよい。
入力工程では、プロセスレシピが入力部121に入力される(ステップ1)。プロセスレシピでは、処理時間、プラズマ発生用ガスの供給量、一般機の電極部に印加するべきレシピ指定電力P0、処理室103a内の圧力等のプラズマ処理を行うための条件が指定されている。
次に、補正選択部122において、プロセスレシピの補正を行うか否かを選択する(ステップ2)。
一方、プロセスレシピの補正を行うことを選択した場合、制御部120は、記憶部123から第2のデータベースを呼び出して、プロセスレシピで指定されたレシピ指定電力P0に相当する第2の高周波電力P2を読み出す(ステップ3)。続いて、第2のデータベースから、第2の高周波電力P2に対応する第2のエッチング速度(基準装置換算速度R2)を算出する(ステップ4。図4参照)。次に、制御部120は、記憶部123から第1のデータベースを呼び出して、ステップ4で算出された基準装置換算速度R2に相当する第1のエッチング速度R1に対応する第1の高周波電力(補正電力P1)を算出する(ステップ5。図3参照)。
制御部120は、プロセスレシピで指定されたレシピ指定電力P0を、ステップ5で算出された第1の補正電力P1に補正し、補正されたプロセスレシピに従ってプラズマ処理を開始するよう、プラズマ処理装置の上記各部に指示する(ステップ6)。
以下、図5を用いて、第2実施形態に係るプラズマ処理の工程を説明する。図5は、本実施形態に係るプラズマ処理の工程を説明するフローチャートである。本実施形態は、演算部124において、ステップ3で読み出された第2の高周波電力P2(すなわち、レシピ指定電力P0)と、ステップ5で読み出された補正電力P1との差が算出され、この差が、予め設定された閾値よりも大きいか否か判定される(ステップ7:判定工程)こと以外、第1実施形態と同様である。
判定工程は、ステップ5の後、ステップ6の前に行えばよい。図5に示すように、補正電力P1とレシピ指定電力P0との差が閾値よりも大きい場合、演算部124から制御部120にエラーが通知される(ステップ999)。エラーが通知されると、制御部120は、第1および/または第2データベースに誤りがある可能性があると判断し、この旨を表示部125に表示し、作業者に報知する。
Claims (7)
- 処理室と、
前記処理室に設けられる電極部と、
前記電極部に第1の高周波電力を印加することにより、前記処理室内でプラズマを発生させる高周波電源部と、を備え、
前記電極部に処理対象物を載置して、前記処理対象物の表面をエッチングするプラズマ処理装置であって、
さらに、
前記プラズマ処理装置を用いて、第1の標準試料に対して予め実行されたプラズマ処理により取得された、前記第1の高周波電力と第1のエッチング速度との関係を示す第1のデータベース、前記プラズマ処理装置と同じ構造を備え、較正の基準となる基準プラズマ処理装置を用いて、前記第1の標準試料と同じ組成を含む第2の標準試料に対して予め実行されたプラズマ処理により取得された、第2の高周波電力と第2のエッチング速度との関係を示す第2のデータベース、および、プロセスレシピ、を保持する記憶部と、
前記プロセスレシピで指定された高周波電力であるレシピ指定電力を読み出し、前記第2のデータベースから、前記レシピ指定電力と同じ前記第2の高周波電力における前記第2のエッチング速度である基準装置換算速度を算出するとともに、前記第1のデータベースから、前記基準装置換算速度と同じ前記第1のエッチング速度における前記第1の高周波電力である補正電力を算出する演算部と、
前記プロセスレシピで指定された前記レシピ指定電力を、前記演算部で算出された前記補正電力に補正する制御部と、
を備える、プラズマ処理装置。 - 前記プロセスレシピの補正を行うか否かを選択する補正選択部を備える、請求項1に記載のプラズマ処理装置。
- 前記演算部では、さらに、前記レシピ指定電力と前記補正電力との差を算出し、
前記差が、予め設定された閾値よりも大きい場合、
前記演算部は、前記制御部にエラーを通知する、請求項1または2に記載のプラズマ処理装置。 - 処理室と、
前記処理室に設けられる電極部と、
前記電極部に第1の高周波電力を印加することにより、前記処理室内でプラズマを発生させる高周波電源部と、
プロセスレシピを保持する記憶部と、
を備えるプラズマ処理装置を用いて、前記電極部に載置された処理対象物の表面をエッチングするプラズマ処理方法であって、
前記記憶部が、さらに、前記プラズマ処理装置を用いて、第1の標準試料に対して予め実行されたプラズマ処理により取得された、前記第1の高周波電力と第1のエッチング速度との関係を示す第1のデータベースと、前記プラズマ処理装置と同じ構造を備え、較正の基準となる基準プラズマ処理装置を用いて、前記第1の標準試料と同じ組成を含む第2の標準試料に対して予め実行されたプラズマ処理により取得された、第2の高周波電力と第2のエッチング速度との関係を示す第2のデータベースと、を保持しており、
前記プロセスレシピで指定された高周波電力であるレシピ指定電力を読み出し、前記第2のデータベースから、前記レシピ指定電力と同じ前記第2の高周波電力における前記第2のエッチング速度である基準装置換算速度を算出するとともに、前記第1のデータベースから、前記基準装置換算速度と同じ前記第1のエッチング速度における前記第1の高周波電力である補正電力を算出する演算工程と、
前記プロセスレシピで指定された前記レシピ指定電力を、前記演算工程で算出された前記補正電力に補正する補正工程と、
を備える、プラズマ処理方法。 - 前記演算工程の前に、前記プロセスレシピの補正を行うか否かを選択する補正選択工程を備える、請求項4に記載のプラズマ処理方法。
- 前記演算工程の後、前記レシピ指定電力と前記補正電力との差を算出し、前記差が、予め設定された閾値よりも大きいか否かを判定する判定工程を備える、請求項4または5に記載のプラズマ処理方法。
- 前記処理対象物が、電子部品が実装された回路基板である、請求項4〜6のいずれか一項に記載のプラズマ処理方法。
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---|---|---|---|---|
JPH09129594A (ja) * | 1995-03-23 | 1997-05-16 | Sharp Corp | ドライエッチング方法及び装置 |
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JP2015029093A (ja) * | 2013-07-26 | 2015-02-12 | ラム リサーチ コーポレーションLam Research Corporation | チャンバ内整合及びチャンバ間整合のための、複数パラメータを使用したエッチング速度モデル化及びその使用 |
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