JP2017162996A - 発光装置及び照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】発光効率の低下を抑制し、また、色ムラまたは輝度ムラを低減することができる発光装置等を提供する。【解決手段】発光装置10は、基板11と、基板11に実装された複数のLEDチップ(発光素子)12と、複数のLEDチップ12を覆うように基板11上に設けられた樹脂層13とを備え、樹脂層13よりも熱伝導率が高い放熱ワイヤ18が、基板11を平面視して複数のLEDチップ12と重ならない位置に、樹脂層13に接触して設けられている。【選択図】図4
Description
本発明は、複数の発光素子を備える発光装置、及びこれを用いた照明装置に関する。
発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等の半導体発光素子は、高効率で省スペースな光源として照明用途等の発光装置に広く利用されている。
この種の発光装置の一例として、特許文献1には、基板に実装された発光素子を波長変換部材等で封止した発光装置が開示されている。一般に発光装置は、発光素子の発光に伴う発熱により温度上昇するが、温度上昇すると発光効率が低下するので、特許文献1における発光装置では、波長変換部材内に放熱用メッシュを設け、発生した熱を放熱し、発光効率の低下を抑制している。
しかしながら、特許文献1に開示されている発光装置では、放熱用メッシュが、発光素子を覆うように波長変換部材内に設けられているので、放熱用メッシュが発光素子から放出された光を遮り、発光装置から出射される光に色ムラまたは輝度ムラが発生するという問題がある。
本発明は、上記従来の課題を考慮し、発光効率の低下を抑制し、また、色ムラまたは輝度ムラを低減することができる発光装置、及び、その発光装置を備える照明装置を提供することを目的する。
本発明の一態様に係る発光装置は、基板と、前記基板に実装された複数の発光素子と、前記複数の発光素子を覆うように前記基板上に設けられた樹脂層とを備え、前記樹脂層よりも熱伝導率が高い放熱ワイヤが、前記基板を平面視して前記複数の発光素子と重ならない位置に、前記樹脂層に接触して設けられている。
本発明の一態様に係る照明装置は、上記発光装置を備えている。
本発明によれば、発光効率の低下を抑制し、また、色ムラまたは輝度ムラを低減することができる発光装置、及び、その発光装置を備える照明装置を提供することができる。
以下、実施の形態及びその変形例に係る発光装置等について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態及び変形例は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態及び変形例で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態及び変形例における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態1)
[発光装置の構成]
まず、実施の形態1に係る発光装置の構成について図1〜図5を用いて説明する。
[発光装置の構成]
まず、実施の形態1に係る発光装置の構成について図1〜図5を用いて説明する。
図1は、実施の形態1に係る発光装置10の外観斜視図である。図2は、発光装置10の断面であり、図1のII−II線における断面の概要図である。図3は、発光装置10の樹脂層13を模式的に示す図である。図4は、発光装置10の一部構造を示す斜視図である。図5は、発光装置10の断面図であり、(a)は図4のVa−Va線における断面図、(b)は図4のVb−Vb線における断面図、(c)は図4のVc−Vc線における断面図である。なお、図4では、LEDチップ12の配列及び配線パターンなどを示すために、図1に示される樹脂層13及びダム部15の図示は省略されている。
実施の形態1に係る発光装置10は、例えば、複数のLEDチップ12を備える、COB(Chip On Board)構造のLEDモジュールである。なお、LEDチップ12は、発光素子の一例である。
発光装置10は、図1〜図5に示されるように、基板11と、基板11の主面11aに実装された複数のLEDチップ12と、複数のLEDチップ12を覆う樹脂層13と、発光装置10内の熱を放熱するための放熱ワイヤ18とを備えている。また、発光装置10は、ダム部15を備えている。
基板11は、図1及び図2に示されるように、配線16、電極16a及び電極16bがパターン形成された、いわゆるプリント基板である。図1に示す基板11は、矩形であるが、円形またはその他の形状でもよい。基板11の種類としては、セラミック基板、樹脂基板、またはメタルベース基板などが例示される。
セラミック基板としては、酸化アルミニウム(アルミナ)からなるアルミナ基板または窒化アルミニウムからなる窒化アルミニウム基板等が採用される。また、メタルベース基板としては、例えば、表面に絶縁膜が形成された、アルミニウム合金基板、鉄合金基板または銅合金基板等が採用される。樹脂基板としては、例えば、ガラス繊維とエポキシ樹脂とからなるガラスエポキシ基板等が採用される。なお、基板11の裏面(主面11aと反対の面)に、ヒートシンクなどの放熱体が設けられていてもよい。
LEDチップ12は、発光素子の一例であって、青色光を発する青色LEDチップである。LEDチップ12としては、例えばInGaN系の材料によって構成された、中心波長(発光スペクトルのピーク波長)が430nm以上480nm以下の窒化ガリウム系のLEDチップが採用される。
複数のLEDチップ12は、基板11を平面視した場合(基板11の主面11a側から見た場合)、複数の列をなすように、互いに間隔をあけて配置されている。例えば図4では、16個のLEDチップ12が、基板11上に実装されている。本実施の形態では、LEDチップ12は、主に、図2に示す上側(LEDチップ12から見て基板11と反対側)に光を放出するように構成されている。
一列方向に隣り合うLEDチップ12は、図2、図4及び図5に示されるように、給電ワイヤ17によって接続されている。給電ワイヤ17は、LEDチップ12に電力を供給するためのワイヤであり、例えば、ワイヤボンディングにより形成される。LEDチップ12のそれぞれは、上述の配線16、電極16a、電極16b、及び、給電ワイヤ17を介して電力が供給されることで発光する。配線16、電極16a、電極16b、及び、給電ワイヤ17の材料としては、例えば、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)またはアルミニウム(Al)等の金属が採用される。
なお、複数のLEDチップ12の個数及び電気的な接続の態様に特に限定はない。例えば、基板11の主面11aに配置された全てのLEDチップ12が直列接続されていてもよいし、一部のLEDチップ12が並列接続されていてもよい。
樹脂層13は、複数のLEDチップ12、給電ワイヤ17、放熱ワイヤ18、及び、配線16の一部を封止している。また、樹脂層13は、複数のLEDチップ12から放出された光の波長を変換する波長変換材を含有している。具体的には、樹脂層13は、図3に示されるように、波長変換材として黄色蛍光体13bを含んだ透光性樹脂材料13aによって形成されている。樹脂層13の素材の熱伝導率は、基板11材料の熱伝導率よりも低い。
なお、透光性樹脂材料13aとしては、例えば、メチル系のシリコーン樹脂が用いられるが、エポキシ樹脂またはユリア樹脂などが用いられてもよい。黄色蛍光体13bは、波長変換材の一例であり、LEDチップ12の発する光で励起されて黄色蛍光を発する。黄色蛍光体13bとしては、例えば、イットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)系の蛍光体が採用される。
LEDチップ12が発した青色光の一部は、樹脂層13に含まれる黄色蛍光体13bによって黄色光に波長変換される。黄色蛍光体13bに吸収されなかった青色光と、黄色蛍光体13bによって波長変換された黄色光とは、樹脂層13中で拡散及び混合される。これにより、樹脂層13からは、白色光が出射される。
樹脂層13には、LEDチップ12の発光にともなって発生する熱が伝達される。この熱により樹脂層13の温度が上昇すると発光装置10の発光効率が低下するため、本実施の形態では、樹脂層13内の熱を放熱するための放熱ワイヤ18が設けられている。
放熱ワイヤ18は、図5に示されるように、樹脂層13に埋め込まれた状態で、樹脂層13に接している。放熱ワイヤ18の材料は、給電ワイヤ17の材料と同じであり、例えば、金、銀、銅またはアルミニウム等の金属が採用される。放熱ワイヤ18の材料の熱伝導率は、樹脂層13の素材の熱伝導率よりも高い。より具体的には、放熱ワイヤ18の材料の熱伝導率は、樹脂層13を構成する透光性樹脂材料13aの熱伝導率よりも高い。なお、放熱ワイヤ18は、通電されないダミーワイヤであり、給電ワイヤ17とは異なり、電気抵抗により発熱する可能性が低い。
放熱ワイヤ18は、基板11を平面視した場合に、複数のLEDチップ12と重ならない位置に設けられている。具体的には、複数のLEDチップ12が、平面視で複数の列をなすように配置され、放熱ワイヤ18が、隣り合う列の間に設けられている。例えば、図4では、1本の放熱ワイヤ18が各列の間にそれぞれ形成されている。
また、放熱ワイヤ18は、ワイヤボンディングにより、給電ワイヤ17のボンディング方向と平行となるように形成されている。放熱ワイヤ18の線径は、給電ワイヤ17の線径と同じである。なお、放熱ワイヤ18の線径は、給電ワイヤ17の線径より太くてもよい。
放熱ワイヤ18は、放物線状の曲線形状であり、その両端部18aは、基板11上に形成されたダミー電極19に接合されている。ダミー電極19は、通電されない電極である。また、放熱ワイヤ18は、樹脂層13に対する接触面積が増えるように、放熱ワイヤ18の最大高さが、LEDチップ12の高さ、及び、給電ワイヤ17の最大高さよりも高くなるように形成されている。
本実施の形態では、放熱ワイヤ18を樹脂層13に接触させることで、樹脂層13内の熱を放熱ワイヤ18に吸収させている。また、放熱ワイヤ18の一部は、基板11に接している。具体的には上述したように、放熱ワイヤ18の端部18aがダミー電極19に接合されている。これらの構造により、樹脂層13内の熱が、放熱ワイヤ18に吸収され、放熱ワイヤ18を伝って基板11に伝達される。基板11に伝達された熱は、基板11から外部に放熱される。これにより、樹脂層13の温度上昇が抑制され、発光装置10の発光効率の低下が抑制される。
また、本実施の形態では、放熱ワイヤ18は、基板11を平面視した場合に、複数のLEDチップ12と重ならない位置に設けられている。この構造により、LEDチップ12から放出された光が、放熱ワイヤ18により遮られることが抑制され、発光装置10から出射される光の色ムラまたは輝度ムラが低減される。
なお、ダム部15は、基板11の主面11a上に設けられた、樹脂層13を形成する材料をせき止める部材である。ダム部15の素材としては、例えば、絶縁性を有する熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂等が用いられる。ダム部15は、平面視において、複数のLEDチップ12を囲むように円環状に形成され、ダム部15に囲まれた領域には、樹脂層13が形成される。
[発光装置の製造方法]
次に、発光装置10の製造方法の一例について説明する。
次に、発光装置10の製造方法の一例について説明する。
まず、基板11上に複数のLEDチップ12を、互いに間隔をあけて行列状に配置する。次に、所定のLEDチップ12同士、及び、LEDチップ12と配線16とをワイヤボンディング装置を用いて接続する。このワイヤボンディングにより給電ワイヤ17が形成される。次に、同じワイヤボンディング装置を用いて、基板11上に放熱ワイヤ18を形成する。放熱ワイヤ18は、行列状に配置されたLEDチップ12により構成される複数の列の、隣り合う列の間に形成される。また、放熱ワイヤ18は、給電ワイヤ17と平行となるように形成される。次に、基板11上に複数のLEDチップ12を囲むダム部15を形成する。ダム部15の高さは、放熱ワイヤ18の最大高さよりも高くなるように形成される。次に、ダム部15で囲まれた領域に、樹脂層13の材料となるペースト状の樹脂材料を注入し、加熱または光照射等により硬化させることで樹脂層13を形成する。これらの工程により発光装置10が製造される。
[効果等]
本実施の形態に係る発光装置10は、基板11と、基板11に実装された複数のLEDチップ(発光素子)12と、複数のLEDチップ12を覆うように基板11上に設けられた樹脂層13とを備え、樹脂層13よりも熱伝導率が高い放熱ワイヤ18が、基板11を平面視して複数のLEDチップ12と重ならない位置に、樹脂層13に接触して設けられている。
本実施の形態に係る発光装置10は、基板11と、基板11に実装された複数のLEDチップ(発光素子)12と、複数のLEDチップ12を覆うように基板11上に設けられた樹脂層13とを備え、樹脂層13よりも熱伝導率が高い放熱ワイヤ18が、基板11を平面視して複数のLEDチップ12と重ならない位置に、樹脂層13に接触して設けられている。
このように、放熱ワイヤ18を樹脂層13に接触して設けることで、放熱ワイヤ18に樹脂層13内の熱を吸収させることができる。これにより、樹脂層13の温度上昇を抑制することができる。例えば、発光装置10から高光束の光取り出しを行うために、LEDチップ12を高密度に実装した場合であっても、本実施の形態によれば、樹脂層13の温度上昇を抑制することができ、発光装置10の発光効率の低下を抑制することができる。また、放熱ワイヤ18が、基板11を平面視して複数のLEDチップ12と重ならない位置に設けられているので、LEDチップ12から放出された光が、放熱ワイヤ18により遮られることを抑制することができる。これにより、発光装置10から出射される光の色ムラまたは輝度ムラを低減することができる。
また、発光装置10の放熱ワイヤ18の一部は、基板11に接していてもよい。
これによれば、放熱ワイヤ18にて樹脂層13から吸収した熱を、基板11に伝達し、基板11を介して外部に放熱することができる。これにより、樹脂層13の温度上昇を抑制し、発光装置10の発光効率の低下を抑制することができる。
また、放熱ワイヤ18は、通電されないダミーワイヤであってもよい。
これによれば、放熱ワイヤ18が、電気抵抗となって発熱する可能性が低い。これにより、樹脂層13の温度上昇を抑制し、発光装置10の発光効率の低下を抑制することができる。
また、放熱ワイヤ18は、樹脂層13に埋め込まれていてもよい。
これによれば、放熱ワイヤ18と樹脂層13との接触面積が増え、樹脂層13から放熱ワイヤ18へ吸収される熱量を増やすことができる。これにより、樹脂層13の温度上昇を抑制し、発光装置10の発光効率の低下を抑制することができる。
また、複数のLEDチップ12のそれぞれには、複数のLEDチップ12のそれぞれに電力を供給する給電ワイヤ17が設けられ、放熱ワイヤ18は、給電ワイヤ17と同じ材料で形成されていてもよい。
これによれば、例えば、給電ワイヤ17及び放熱ワイヤ18を同じワイヤボンディング装置を用いて形成することができ、発光装置10の製造効率を向上させることができる。
また、複数のLEDチップ12は、平面視で複数の列をなすように配置され、放熱ワイヤ18は、隣り合う列の間に設けられていてもよい。
これによれば、複数のLEDチップ12が形成する複数の列の間に、放熱ワイヤ18が設けられるので、LEDチップ12から放出された光が、放熱ワイヤ18により遮られることを抑制することができる。これにより、発光装置10から出射される光の色ムラまたは輝度ムラを低減することができる。
また、樹脂層13は、蛍光体を含んでいてもよい。
これによれば、蛍光体(例えば黄色蛍光体13b)を含む樹脂層13に熱が蓄積された場合であっても、放熱ワイヤ18を用いて、蓄積された熱を放熱し、樹脂層13の温度上昇を抑制することができる。これにより、発光装置10の発光効率の低下を抑制することができる。
また、基板11は、通電されないダミー電極19を有し、放熱ワイヤ18の端部18aは、ダミー電極19に接合されていてもよい。
これによれば、放熱ワイヤ18にて吸収した熱を、接合部分を介して確実に基板11に伝達することができる。
(変形例1)
図6は、実施の形態1の変形例1に係る発光装置10aの一部構造を示す斜視図である。なお、図6では、LEDチップ12の配列及び配線パターンなどを示すために、樹脂層13及びダム部15の図示は省略されている。
図6は、実施の形態1の変形例1に係る発光装置10aの一部構造を示す斜視図である。なお、図6では、LEDチップ12の配列及び配線パターンなどを示すために、樹脂層13及びダム部15の図示は省略されている。
変形例1に係る発光装置10aでは、複数の放熱ワイヤ18が、隣り合う列の間に設けられている。すなわち、複数のLEDチップ12が、平面視で複数の列をなすように配置され、放熱ワイヤ18が、隣り合う列の間に複数設けられている。例えば、図6では、2本の放熱ワイヤ18が各列の間にそれぞれ形成されている。複数の放熱ワイヤ18は、形状(線径、高さ、両端部18aの距離等)が同じであり、互いに平行に設けられている。
変形例1に係る発光装置10aでは、放熱ワイヤ18が、基板11を平面視した場合に、複数のLEDチップ12と重ならない位置に設けられているので、LEDチップ12から放出された光が、放熱ワイヤ18により遮られることを抑制することができる。これにより、発光装置10aから出射される光の色ムラまたは輝度ムラを低減することができる。
また、発光装置10aでは、放熱ワイヤ18が列の間に複数設けられているので、樹脂層13から吸収する熱量を増やし、樹脂層13の温度上昇を抑制することができる。また、例えば、複数の放熱ワイヤ18のそれぞれをLEDチップ12の近傍に配置した場合には、LEDチップ12近傍での樹脂層13への熱の移動量を減らすことができるので、樹脂層13の温度上昇を抑制することができる。これにより、発光装置10aの発光効率の低下を抑制することができる。
(変形例2)
図7は、実施の形態1の変形例2に係る発光装置10bの一部構造を示す斜視図である。なお、図7では、LEDチップ12の配列及び配線パターンなどを示すために、樹脂層13及びダム部15の図示は省略されている。
図7は、実施の形態1の変形例2に係る発光装置10bの一部構造を示す斜視図である。なお、図7では、LEDチップ12の配列及び配線パターンなどを示すために、樹脂層13及びダム部15の図示は省略されている。
本変形例に係る発光装置10bは、基板11を厚み方向に貫通する複数の貫通伝熱体20が設けられている。複数の貫通伝熱体20のそれぞれは、複数のダミー電極19のそれぞれに接続されている。本変形例における貫通伝熱体20は導体であり、例えば、ダミー電極19と同じ材料により形成される。貫通伝熱体20の形状は、角柱状であってもよいし、円柱状または円筒状であってもよい。貫通伝熱体20は、基板11に形成された孔に、導体を充填することで形成される。
変形例2に係る発光装置10bにおいても、LEDチップ12から放出された光が、放熱ワイヤ18により遮られることを抑制し、発光装置10bから出射される光の色ムラまたは輝度ムラを低減することができる。
また、発光装置10bでは、貫通伝熱体20を用いて、放熱ワイヤ18で吸収した熱を基板11の裏面(主面11aと反対の面)に逃がすことができ、放熱量または放熱スピードを向上させることができる。また、基板11の裏面に、ヒートシンク等を設けた場合は、放熱量または放熱スピードをさらに向上させることができる。これにより、樹脂層13の温度上昇を抑制することができ、発光装置10bの発光効率の低下を抑制することができる。
(変形例3)
図8は、実施の形態1の変形例3に係る発光装置の一部の断面図であり、(a)、(b)及び(c)は、図5の(a)、(b)及び(c)にそれぞれ対応する場所の断面図である。なお、図8の(c)は、図8の(b)のVIIIc−VIIIc線における断面図である。
図8は、実施の形態1の変形例3に係る発光装置の一部の断面図であり、(a)、(b)及び(c)は、図5の(a)、(b)及び(c)にそれぞれ対応する場所の断面図である。なお、図8の(c)は、図8の(b)のVIIIc−VIIIc線における断面図である。
変形例3に係る発光装置10cでは、樹脂層13は複数の溝13cを有し、複数の溝13cは、基板11を平面視して、複数のLEDチップ12と重ならない領域内にそれぞれ設けられ、放熱ワイヤ18は、溝13cに沿って設けられている。換言すれば、樹脂層13は、凹凸状に基板11上に形成され、凹凸状となっているうちの凹部は、複数のLEDチップ12が配置されていない基板11上の領域内に設けられ、放熱ワイヤ18は、平面視して、凹部に対応する基板11上の領域に設けられている。
発光装置10cでは、放熱ワイヤ18は、図8の(b)に示されるように、給電ワイヤ17よりも低い位置に形成されている。放熱ワイヤ18は、図8の(c)に示されるように、LEDチップ12の対向する側面の間に形成されている。また、放熱ワイヤ18の一部は、樹脂層13に接触している。
変形例3に係る発光装置10cでは、放熱ワイヤ18は、基板11を平面視した場合に、複数のLEDチップ12と重ならない位置に設けられているので、LEDチップ12から放出された光が、放熱ワイヤ18により遮られることを抑制することができる。これにより、発光装置10cから出射される光の色ムラまたは輝度ムラを低減することができる。
また、樹脂層13が凹凸状になっているので、樹脂層13から外部への放熱量を増やすことができる。これにより、樹脂層13の温度上昇を抑制することができ、発光装置10cの発光効率の低下を抑制することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る照明装置200について、図9及び図10を用いて説明する。図9は、照明装置200の断面図である。図10は、照明装置200及びその周辺部材の外観斜視図である。
次に、実施の形態2に係る照明装置200について、図9及び図10を用いて説明する。図9は、照明装置200の断面図である。図10は、照明装置200及びその周辺部材の外観斜視図である。
図9及び図10に示されるように、実施の形態2に係る照明装置200は、例えば、住宅等の天井に埋込配設されることにより下方(廊下または壁等)に光を照射するダウンライト等の埋込型照明装置である。
照明装置200は、発光装置10を備える。照明装置200はさらに、基部210と枠体部220とが結合されることで構成される略有底筒状の器具本体と、当該器具本体に配置された、反射板230及び透光パネル240とを備える。
基部210は、発光装置10が取り付けられる取付台である。また、基部210は、発光装置10で発生する熱を放熱するヒートシンクとしても機能する。基部210は、金属材料を用いて略円柱状に形成されており、実施の形態2ではアルミダイカスト製である。
基部210の上部(天井側部分)には、上方に向かって突出する複数の放熱フィン211が一方向に沿って互いに一定の間隔をあけて設けられている。これにより、発光装置10で発生する熱を効率よく放熱させることができる。
枠体部220は、内面に反射面を有する略円筒状のコーン部221と、コーン部221が取り付けられる枠体本体部222とを有する。コーン部221は、金属材料を用いて成形されており、例えば、アルミニウム合金等を絞り加工またはプレス成形することによって作製することができる。枠体本体部222は、硬質の樹脂材料または金属材料によって成形されている。枠体部220は、枠体本体部222が基部210に取り付けられることによって固定されている。
反射板230は、内面反射機能を有する円環枠状(漏斗状の)反射部材である。反射板230は、例えばアルミニウム等の金属材料を用いて形成することができる。なお、反射板230は、金属材料ではなく、硬質の白色樹脂材料によって形成してもよい。
透光パネル240は、光拡散性及び透光性を有する透光部材である。透光パネル240は、反射板230と枠体部220との間に配置された平板プレートであり、反射板230に取り付けられている。透光パネル240は、例えばアクリルやポリカーボネート等の透明樹脂材料によって円盤状に形成することができる。
なお、照明装置200は、透光パネル240を備えなくてもよい。透光パネル240を備えないことで、照明装置200から放出される光の光束を向上させることができる。
また、図10に示されるように、照明装置200には、発光装置10に点灯電力を給電する点灯装置250と、商用電源からの交流電力を点灯装置250に中継する端子台260とが接続される。
点灯装置250及び端子台260は、器具本体とは別体に設けられた取付板270に固定される。取付板270は、金属材料からなる矩形板状の部材を折り曲げて形成されており、その長手方向の一端部の下面に点灯装置250が固定されるとともに、他端部の下面に端子台260が固定される。取付板270は、器具本体の基部210の上部に固定された天板280と互いに連結される。
照明装置200は、発光装置10を備えることで、発光効率の低下を抑制し、また、色ムラまたは輝度ムラが低減された照明光を出射することができる。
なお、照明装置200は、発光装置10に換えて、変形例1〜3のいずれかに係る発光装置(10a〜10cのいずれか)を備えてもよい。
また、本実施の形態では、照明装置として、ダウンライトが例示されたが、本発明は、スポットライトなどの他の照明装置として実現されてもよい。
(他の実施の形態)
以上、実施の形態1及びその変形例に係る発光装置10及び10a〜10c、並びに、実施の形態2に係る照明装置200について説明したが、本発明は、実施の形態1等に限定されるものではない。
以上、実施の形態1及びその変形例に係る発光装置10及び10a〜10c、並びに、実施の形態2に係る照明装置200について説明したが、本発明は、実施の形態1等に限定されるものではない。
例えば、実施の形態1では、COB構造の発光装置10について説明したが、本発明は、SMD(Surface Mount Device)型発光素子を備える発光装置にも適用可能である。実施の形態1では、基板11に実装されたLEDチップ12は、他のLEDチップ12と給電ワイヤ17によって、Chip To Chipで接続された。しかしながら、LEDチップ12は、基板11上に設けられた配線16(金属膜)に接続され、当該配線16を介して他のLEDチップと電気的に接続されてもよい。
また、実施の形態1では、発光装置10は、青色光を発するLEDチップ12と黄色蛍光体14aとの組み合わせによって白色光を放出したが、白色光を放出するための構成はこれに限らない。例えば、赤色蛍光体及び緑色蛍光体を含有する樹脂と、LEDチップ12とを組み合わせてもよい。あるいは、LEDチップ12よりも短波長である紫外光を放出する紫外LEDチップと、主に紫外光により励起されることで青色光、赤色光及び緑色光を放出する、青色蛍光体、緑色蛍光体及び赤色蛍光体とが組み合わされてもよい。
また、発光装置10から放出される光の色に特に限定はない。例えば、複数のLEDチップ12それぞれの発光色が青で固定されている場合であっても、樹脂層13に含有される波長変換材の種類または量を変えることで、発光装置10から白色光以外の色の光を放出させることができる。
また、実施の形態1では、発光装置10に用いる発光素子としてLEDチップ12が例示された。しかしながら、半導体レーザ等の半導体発光素子、または、有機EL(Electro Luminescence)もしくは無機EL等のEL素子等の他の種類の固体発光素子が、発光素子として採用されてもよい。
また、発光装置10には、発光色が異なる2種類以上の発光素子が用いられてもよい。例えば、発光装置10は、演色性を高めるなどの目的で、青色光を発するLEDチップ12に加えて赤色光を発するLEDチップを備えてもよい。
なお、上記の実施の形態1に関する補足事項は、実施の形態1の変形例1〜3、及び、実施の形態2に係る発光装置等について適用されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10、10a、10b、10c 発光装置
11 基板
11a 主面
12 LEDチップ(発光素子)
13 樹脂層
13c 溝
17 給電ワイヤ
18 放熱ワイヤ
18a 端部
19 ダミー電極
20 貫通伝熱体
200 照明装置
11 基板
11a 主面
12 LEDチップ(発光素子)
13 樹脂層
13c 溝
17 給電ワイヤ
18 放熱ワイヤ
18a 端部
19 ダミー電極
20 貫通伝熱体
200 照明装置
Claims (12)
- 基板と、
前記基板に実装された複数の発光素子と、
前記複数の発光素子を覆うように前記基板上に設けられた樹脂層と
を備え、
前記樹脂層よりも熱伝導率が高い放熱ワイヤが、前記基板を平面視して前記複数の発光素子と重ならない位置に、前記樹脂層に接触して設けられている
発光装置。 - 前記放熱ワイヤの一部は、前記基板に接している
請求項1に記載の発光装置。 - 前記放熱ワイヤは、通電されないダミーワイヤである
請求項1または2に記載の発光装置。 - 前記放熱ワイヤは、前記樹脂層に埋め込まれている
請求項1〜3のいずれかに記載の発光装置。 - 前記複数の発光素子のそれぞれには、前記複数の発光素子のそれぞれに電力を供給する給電ワイヤが設けられ、
前記放熱ワイヤは、前記給電ワイヤと同じ材料で形成される
請求項1〜4のいずれか1項に記載の発光装置。 - 前記複数の発光素子は、平面視で複数の列をなすように配置され、
前記放熱ワイヤは、隣り合う前記列の間に設けられている
請求項1〜5のいずれか1項に記載の発光装置。 - 前記放熱ワイヤは、前記列の間に複数設けられている
請求項6に記載の発光装置。 - 前記樹脂層は、蛍光体を含む
請求項1〜7のいずれか1項に記載の発光装置。 - 前記基板は、通電されないダミー電極を有し、
前記放熱ワイヤの端部は、前記ダミー電極に接合されている
請求項1〜8のいずれか1項に記載の発光装置。 - 前記基板は、前記基板を厚み方向に貫通する貫通伝熱体を有し、
前記貫通伝熱体は、前記ダミー電極に接続されている
請求項9に記載の発光装置。 - 前記樹脂層は、溝を有し、
前記溝は、前記基板を平面視して前記複数の発光素子と重ならない領域内に設けられ、
前記放熱ワイヤは、前記溝に沿って設けられている
請求項1〜10に記載の発光装置。 - 請求項1〜11のいずれか1項に記載の発光装置を備える照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016046235A JP2017162996A (ja) | 2016-03-09 | 2016-03-09 | 発光装置及び照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016046235A JP2017162996A (ja) | 2016-03-09 | 2016-03-09 | 発光装置及び照明装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2017162996A true JP2017162996A (ja) | 2017-09-14 |
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ID=59857295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016046235A Pending JP2017162996A (ja) | 2016-03-09 | 2016-03-09 | 発光装置及び照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017162996A (ja) |
-
2016
- 2016-03-09 JP JP2016046235A patent/JP2017162996A/ja active Pending
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