JP2017162873A - 太陽電池モジュール用封止材および太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池モジュール用封止材および太陽電池モジュール Download PDF

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斉 杉山
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Abstract

【課題】極性基含有エチレン系共重合体による透明性、架橋性、柔軟性、接着性等を生かしつつ、太陽電池モジュールのPID現象を抑制できる太陽電池モジュール用封止材;発電効率が高く、太陽電池セルが衝撃から十分に保護され、かつPID現象が抑えられた太陽電池モジュールを提供する。【解決手段】エチレンに由来する構成単位および極性基を有する単量体に由来する構成単位を有する共重合体(A)を含む第1の最外層2および第2の最外層4と、第1の最外層2と第2の最外層4との間に存在する、オレフィン系樹脂(B)(ただし、前記共重合体(A)を除く。)を含む中間層6とを有する封止材1であり、中間層6の厚さが、10〜30μmであり、封止材1の厚さが、400〜700μmである。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池セルを封止するための太陽電池モジュール用封止材、および太陽電池セルが太陽電池モジュール用封止材によって封止された太陽電池モジュールに関する。
太陽電池セルを封止するための太陽電池モジュール用封止材としては、通常、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のエチレンに由来する構成単位および極性基を有する単量体に由来する構成単位を有する共重合体(以下、極性基含有エチレン系共重合体とも記す。)からなるシートが用いられる。
極性基含有エチレン系共重合体は、透明性、架橋性、柔軟性、接着性等に優れていることから、極性基含有エチレン系共重合体を含む封止材は、太陽電池セルに入射する太陽光の光量を減らすことなく、太陽電池セルの外気との接触を防ぐとともに、太陽電池モジュールを構成する部材(太陽電池セル等)を衝撃から保護する。
しかし、封止材に用いられる極性基含有エチレン系共重合体は、極性基を有する単量体に由来する構成単位の割合が高いため、電気的特性が不十分である。そのため、この極性基含有エチレン系共重合体を含む封止材を備えた太陽電池モジュールにおいては、太陽電池モジュールに高電圧負荷が長時間かかった場合、電流漏れが発生し、出力が低下する現象(PID現象)が発生することがある。
PID現象を抑えるためには、封止材の体積固有抵抗率を高めることが考えられる。体積固有抵抗率が高い封止材としては、エチレン−α−オレフィン共重合体を含むものが提案されている(例えば、特許文献1)。
しかし、エチレン−α−オレフィン共重合体は、透明性および接着性に劣るという問題がある。
極性基含有エチレン系共重合体による特性を生かしつつ、太陽電池モジュールのPID現象を抑制できる封止材としては、極性基含有エチレン系共重合体を含む第1の最外層と、エチレン−α−オレフィン共重合体を含む中間層と、極性基含有エチレン系共重合体を含む第2の最外層とからなる3層構造の封止材が提案されている(特許文献2)。
特開2012−238857号公報 特開2015−162498号公報
しかし、特許文献2の封止材は、太陽電池モジュールのPID現象を抑制できるものの、透明性がいまだ不十分である。
本発明は、極性基含有エチレン系共重合体による透明性、架橋性、柔軟性、接着性等を生かしつつ、太陽電池モジュールのPID現象を抑制できる太陽電池モジュール用封止材;発電効率が高く、太陽電池セルが衝撃から十分に保護され、かつPID現象が抑えられた太陽電池モジュールを提供する。
本発明は、下記の態様を有する。
<1>エチレンに由来する構成単位および極性基を有する単量体に由来する構成単位を有する共重合体(A)を含む第1の最外層および第2の最外層と、前記第1の最外層と前記第2の最外層との間に存在する、オレフィン系樹脂(B)(ただし、前記共重合体(A)を除く。)を含む中間層とを有する太陽電池モジュール用封止材であり、前記中間層の厚さが、10〜30μmであり、前記太陽電池モジュール用封止材の厚さが、400〜700μmである、太陽電池モジュール用封止材。
<2>太陽電池セルと、前記太陽電池セルを挟持した一対の受光面側封止材および背面側封止材とを備え、前記受光面側封止材が、前記<1>の太陽電池モジュール用封止材からなる、太陽電池モジュール。
本発明の太陽電池モジュール用封止材は、極性基含有エチレン系共重合体による透明性、架橋性、柔軟性、接着性等を生かしつつ、太陽電池モジュールのPID現象を抑制できる。
本発明の太陽電池モジュールは、発電効率が高く、太陽電池セルが衝撃から十分に保護され、かつPID現象が抑えられている。
本発明の太陽電池モジュール用封止材の一例を示す断面図である。 本発明の太陽電池モジュールの一例を示す断面図である。
<太陽電池モジュール用封止材>
図1は、本発明の太陽電池モジュール用封止材(以下、単に「封止材」とも記す。)の一例を示す断面図である。
封止材1は、第1の最外層2と、第2の最外層4と、第1の最外層2と第2の最外層4との間に存在する中間層6とを有する。
(最外層)
第1の最外層2および第2の最外層4(以下、まとめて「最外層」とも記す。)は、エチレンに由来する構成単位および極性基を有する単量体に由来する構成単位を有する共重合体(A)(以下、「極性基含有エチレン系共重合体(A)」とも記す。)を含む。
極性基含有エチレン系共重合体(A):
極性基含有エチレン系共重合体(A)は、エチレンに由来する構成単位および極性基を有する単量体に由来する構成単位を有する。極性基含有エチレン系共重合体(A)は、必要に応じて他の単量体に由来する構成単位をさらに有してもよい。
極性基としては、エステル基(−C(O)O−RまたはR−C(O)O−、Rはアルキル基等)、カルボキシ基等が挙げられる。
極性基を有する単量体としては、ビニルエステル(酢酸ビニル等)、(メタ)アクリル酸エステル((メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル等)、不飽和カルボン酸((メタ)アクリル酸、等)、不飽和ジカルボン酸の無水物(無水マレイン酸等)、不飽和ジカルボン酸のエステル(マレイン酸モノメチル、マレイン酸ジメチル等)等が挙げられる。
極性基含有エチレン系共重合体(A)としては、柔軟性および透明性の点から、エチレン−酢酸ビニル共重合体、またはエチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体が好ましく、エチレン−酢酸ビニル共重合体が特に好ましい。
エチレン−酢酸ビニル共重合体は、エチレンに由来する構成単位と、酢酸ビニルに由来する構成単位とを有する。エチレン−酢酸ビニル共重合体は、必要に応じて他の単量体に由来する構成単位をさらに有してもよい。
酢酸ビニルに由来する構成単位の割合は、エチレン−酢酸ビニル共重合体における全構成単位(100質量%)のうち、10〜40質量%が好ましく、15〜35質量%がより好ましい。酢酸ビニルに由来する構成単位の割合が前記範囲の下限値以上であれば、太陽電池モジュールにした際に封止材1の透明性、柔軟性、接着性を高くできる。酢酸ビニルに由来する構成単位の割合が前記範囲の上限値以下であれば、太陽電池モジュールにおけるPID現象をさらに抑えることができる。
酢酸ビニルに由来する構成単位の割合は、JIS K 7192:1999(ISO 8985:1998)にしたがい測定した値である。
エチレン−酢酸ビニル共重合体のメルトマスフローレート(以下、MFRと記す。)は、1〜40g/10分が好ましく、5〜30g/10分がより好ましい。エチレン−酢酸ビニル共重合体のMFRが前記範囲の下限値以上であれば、エチレン−酢酸ビニル共重合体の成形性がよくなる。エチレン−酢酸ビニル共重合体のMFRが前記範囲の上限値以下であれば、背面側封止材が太陽電池セルの受光面側に回り込むことが抑制される。
エチレン−酢酸ビニル共重合体のMFRは、JIS K 7210:1999(ISO 1133:1997)にしたがい、温度:190℃、荷重:21.18Nの条件で測定した値である。
エチレン−酢酸ビニル共重合体の融点は、60〜77℃が好ましく、65〜69℃がより好ましい。エチレン−酢酸ビニル共重合体の融点が前記範囲の下限値以上であれば、太陽電池モジュールの製造時に背面側封止材が太陽電池セルの受光面側に回り込むことが抑制される。エチレン−酢酸ビニル共重合体の融点が前記範囲の上限値以下であれば、モジュール内における気泡の発生が抑制されやすい。
エチレン−酢酸ビニル共重合体の融点は、示差走査熱量測定(DSC)法によって測定した値である。
添加剤:
最外層は、架橋剤、架橋助剤、接着助剤を含むことが好ましい。
最外層は、耐候剤を含んでもよい。
最外層は、本発明の効果を損なわない範囲において、上記以外の他の添加剤、顔料、染料、充填材等を含んでもよい。
架橋剤は、極性基含有エチレン系共重合体(A)を架橋させる成分である。架橋剤としては、公知の有機過酸化物(パーオキシケタール類、ジアルキルパーオキサイド類、パーオキシエステル類等)、光増感剤等が挙げられる。
架橋剤を含む場合、架橋剤の含有量は、極性基含有エチレン系共重合体(A)の100質量部に対して0.1質量部超2.0質量部以下が好ましく、0.1質量部超1.0質量部以下がより好ましい。
架橋助剤は、重合性不飽和基(ビニル基、アリル基、(メタ)アクリロイル基等)を1つ以上(好ましくは2つ以上)有する化合物である。架橋助剤としては、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシアヌレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート等が挙げられる。
架橋助剤を含む場合、架橋助剤の割合は、極性基含有エチレン系共重合体(A)の100質量部に対して0質量部超2.0質量部以下が好ましく、0質量部超1.0質量部以下がより好ましい。
接着助剤は、後述する太陽電池セル、透明保護材、バックシート等との接着性を改良する成分である。接着助剤としては、シランカップリング剤等が挙げられる。
シランカップリング剤としては、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。
接着助剤を含む場合、接着助剤の含有量は、極性基含有エチレン系共重合体(A)の100質量部に対して0.05質量部超1.0質量部以下が好ましく、0.1質量部超0.5質量部以下がより好ましい。
耐候剤は、封止材1に耐候性を付与する成分である。耐候剤としては、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、サリチル酸エステル系紫外線吸収剤等が挙げられる。
光安定剤としては、ヒンダードアミン系光安定剤等が挙げられる。
酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、ホスファイト系酸化防止剤等が挙げられる。
最外層の厚さ:
第1の最外層2の厚さおよび第2の最外層4の厚さは、後述する中間層6の厚さおよび封止材1の厚さに応じて適宜選択される。最外層の合計の厚さは、390〜670μmが好ましく、400〜600μmがより好ましい。最外層の合計の厚さが前記範囲の下限値以上であれば、太陽電池セルを衝撃から十分に保護できる。最外層の合計の厚さが前記範囲の上限値以下であれば、封止材1のコストが抑えられる。また、太陽電池モジュールを薄型化できる。
(中間層)
中間層6は、オレフィン系樹脂(B)(ただし、極性基含有エチレン系共重合体(A)を除く。)を含む。
オレフィン系樹脂(B):
オレフィン系樹脂(B)としては、エチレン系重合体(ただし、極性基含有エチレン系共重合体(A)を除く。)、プロピレン系重合体等が挙げられる。
エチレン系重合体としては、ポリエチレン(極低密度ポリエチレン、高圧法低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン等)、エチレン−α−オレフィン共重合体(線状低密度ポリエチレンを含む。)等が挙げられる。
プロピレン系重合体としては、プロピレン単独重合体、プロピレン−α−オレフィン共重合体(プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合体等)が挙げられる。
オレフィン系樹脂(B)としては、透明性が比較的よい点から、高圧法低密度ポリエチレン、エチレン−α−オレフィン共重合体、プロピレン系重合体が好ましく、体積固有抵抗率が高い点から、エチレン−α−オレフィン共重合体が特に好ましい。
エチレン−α−オレフィン共重合体は、エチレンに由来する構成単位と、α−オレフィンに由来する構成単位とを有する。エチレン−α−オレフィン共重合体は、必要に応じて他の単量体に由来する構成単位をさらに有してもよい。
α−オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−ヘプテン、4−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ヘキセン、4,4−ジメチル−1−ペンテン等が挙げられる。
エチレン−α−オレフィン共重合体としては、透明性および柔軟性に優れる点から、メタロセン系プラストマーと呼ばれるエチレン−α−オレフィン共重合体が好ましい。メタロセン系プラストマーとしては、日本ポリエチレン社製のカーネル(登録商標)、住友化学社製のエクセレン(登録商標)FX等が挙げられる。
エチレン−α−オレフィン共重合体の密度は、0.860〜0.920g/cmが好ましく、0.865〜0.915g/cmがより好ましく、0.870〜0.910g/cmがさらに好ましく、0.870〜0.900g/cmが特に好ましい。エチレン−α−オレフィン共重合体の密度が前記範囲の下限値以上であれば、体積固有抵抗率が高い。エチレン−α−オレフィン共重合体の密度が前記範囲の上限値以下であれば、透明性および柔軟性に優れる。
エチレン−α−オレフィン共重合体の密度は、JIS K 7112:1999(ISO 1183:1987)にしたがい測定した値である。
エチレン−α−オレフィン共重合体のMFRは、0.1〜50g/10分が好ましく、1〜50g/10分がより好ましく、2〜40g/10分がさらに好ましい。エチレン−α−オレフィン共重合体のMFRが前記範囲の下限値以上であれば、エチレン−α−オレフィン共重合体の成形性がよくなる。エチレン−α−オレフィン共重合体のMFRが前記範囲の上限値以下であれば、エチレン−α−オレフィン共重合体を取り扱いやすい。
エチレン−α−オレフィン共重合体のMFRは、JIS K 6922−2:2010(ISO 1133:2005)にしたがい、温度:190℃、荷重:21.18Nの条件で測定した値である。
エチレン−α−オレフィン共重合体の融点は、58〜108℃が好ましく、60〜93℃がより好ましい。エチレン−α−オレフィン共重合体の融点が前記範囲の下限値以上であれば、体積固有抵抗率が高い。エチレン−α−オレフィン共重合体の融点が前記範囲の上限値以下であれば、加工性に優れている。
エチレン−α−オレフィンの融点は、JIS K 7121:2012(ISO 3146)にしたがい測定した値である。
添加剤:
中間層6は、本発明の効果を損なわない範囲において、必要に応じて架橋剤、架橋助剤、接着助剤、耐候剤、他の添加剤、顔料、染料、充填材等を含んでもよい。
添加剤としては、最外層に用いるものとして例示されたものと同様なものが挙げられる。
中間層の厚さ:
中間層6の厚さは、10〜30μmであり、10〜20μmが好ましい。中間層6の厚さが前記範囲の下限値以上であれば、封止材1全体の体積固有抵抗率が十分に高くなり、太陽電池モジュールのPID現象を抑制できる。中間層6の厚さが前記範囲の上限値以下であれば、封止材1の透明性の低下が抑えられる。
(封止材の厚さ):
封止材1の厚さは、400〜700μmであり、410〜620μmが好ましい。封止材1の厚さが前記範囲の下限値以上であれば、太陽電池セルを衝撃から十分に保護できる。封止材1の厚さが前記範囲の上限値以下であれば、封止材1のコストが抑えられる。また、太陽電池モジュールを薄型化できる。
(封止材の製造方法)
封止材1の製造方法としては、例えば、極性基含有エチレン系共重合体(A)を含む最外層形成用樹脂材料と、オレフィン系樹脂(B)を含む中間層形成用樹脂材料とを共押出する方法等が挙げられる。
(作用効果)
以上説明した封止材1にあっては、最外層が極性基含有エチレン系共重合体(A)を含むため、極性基含有エチレン系共重合体(A)による透明性、架橋性、柔軟性、接着性等を有する。また、オレフィン系樹脂(B)を含む厚さ10〜30μmの中間層6を有するため、封止材1の透明性の低下を抑えつつ、太陽電池モジュールのPID現象を抑制できる。また、封止材1の厚さが400〜700μmであるため、太陽電池セルを衝撃から十分に保護でき、封止材1のコストが抑えられ、また太陽電池モジュールを薄型化できる。
一方、特許文献2の封止材は、中間層が比較的厚くされているため、太陽電池モジュールのPID現象を抑制できるものの、透明性に劣る。
(他の実施形態)
本発明の封止材は、極性基含有共重合体(A)を含む第1の最外層および第2の最外層と、第1の最外層と第2の最外層との間に存在する、オレフィン系樹脂(B)を含む中間層とを有し、中間層の厚さが10〜30μmであり、封止材の厚さが400〜700μmであるものであればよく、図示例の封止材1に限定されない。
例えば、本発明の効果を損なわない範囲において、第1の最外層と第2の最外層との間に中間層以外の他の層が存在してもよい。
<太陽電池モジュール>
図2は、本発明の太陽電池モジュールの一例を示す断面図である。
太陽電池モジュール10は、複数の太陽電池セル11と;太陽電池セル11を挟んで封止する一対の受光面側封止材12aおよび背面側封止材12b(以下、まとめて「封止材」とも記す。)と;封止材によって貼り合わされた透明保護材13およびバックシート14とを備える。
太陽電池モジュール10においては、複数の太陽電池セル11は、導線および半田接合部を備えたタブストリング15を介して電気的に直列に接続されている。
(太陽電池セル)
太陽電池セル11としては、p型とn型の半導体を接合した構造を有するpn接合型太陽電池素子が挙げられる。pn接合型太陽電池素子としては、シリコン系(単結晶シリコン系、多結晶シリコン系、アモルファスシリコン系等)、化合物系(GaAs系、CIS系、CdTe−CdS系)等が挙げられる。
(受光面側封止材)
受光面側封止材12aは、本発明の封止材1である。
(背面側封止材)
背面側封止材12bとしては、公知の封止材が挙げられる。
背面側封止材12bとしては、極性基含有エチレン系共重合体(A)を含むものが好ましい。
極性基含有エチレン系共重合体(A)としては、本発明の封止材1の最外層に用いるものとして例示されたものと同様なものが挙げられ、好ましい形態も同様である。
背面側封止材12bは、本発明の効果を損なわない範囲において、必要に応じて架橋剤、架橋助剤、接着助剤、耐候剤、他の添加剤、顔料、染料、充填材等を含んでもよい。
添加剤としては、本発明の封止材1の最外層に用いるものとして例示たものと同様なものが挙げられ、好ましい形態も同様である。
(透明保護材)
透明保護材13としては、ガラス板、樹脂板等が挙げられる。ガラス板としては、光透過性の点から、表面に凹凸をつけた型板ガラスが好ましい。型板ガラスの材料としては、鉄分の少ない白板ガラス(高透過ガラス)が好ましい。
(バックシート)
バックシート14の材料としては、ポリフッ化ビニル、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート等)、ポリオレフィン(ポリエチレン等)、ガラス、金属(アルミニウム等)等が挙げられる。バックシート14は、単層であってもよく、複層であってもよい。
(太陽電池モジュールの製造方法)
太陽電池モジュールの製造方法としては、タブストリング15を用いて電気的に接続した複数の太陽電池セル11を一対の受光面側封止材12aおよび背面側封止材12bで挟み、さらに封止材を透明保護材13とバックシート14とで挟んだ後、加熱して、受光面側封止材12aおよび背面側封止材12b同士、受光面側封止材12aと透明保護材13、背面側封止材12bとバックシート14とを接着する方法が挙げられる。
封止材が架橋剤を含む場合、封止材を架橋剤の分解温度以上に加熱することが好ましい。架橋剤の分解温度以上に加熱すれば、封止材に含まれる極性基含有エチレン系共重合体(A)を架橋でき、封止材の耐久性をより向上させることができる。
(作用効果)
以上説明した太陽電池モジュール10にあっては、極性基含有エチレン系共重合体(A)による透明性、架橋性、柔軟性、接着性等を生かしつつ、体積固有抵抗率が高められた封止材1を受光面側封止材12aとして備えたものであるため、発電効率が高く、太陽電池セルが衝撃から十分に保護され、かつPID現象が抑えられている。
(他の実施形態)
本発明の太陽電池モジュールは、太陽電池セルと、太陽電池セルを挟持した一対の受光面側封止材および背面側封止材とを備え、受光面側封止材が、本発明の封止材からなるものであればよく、図示例の太陽電池モジュール10に限定されない。
例えば、背面側封止材が、本発明の封止材からなるものであってもよい。
以下、実施例によって本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の記載によっては限定されない。
(各成分)
極性基含有エチレン系共重合体(A−1):エチレン−酢酸ビニル共重合体(日本ユニカー社製、DQDJ−3269、酢酸ビニルに由来する構成単位の割合:28質量%、MFR:20g/10分、融点:69℃)。
極性基含有エチレン系共重合体(A−2):エチレン−メタクリレート共重合体(住友化学社製、WK402、メタクリレートに由来する構成単位の割合:25質量%、MFR:20g/10分、融点:79℃)。
オレフィン系樹脂(B−1):エチレン−α−オレフィン共重合体(日本ポリエチレン社製、メタロセン系プラストマー、カーネル(登録商標)XM147、密度:0.880g/cm、MFR:30g/10分、融点:58℃)。
オレフィン系樹脂(B−2):エチレン−α−オレフィン共重合体(住友化学社製、メタロセン系プラストマー、エクセレン(登録商標)FX551、密度:0.880g/cm、MFR:30g/10分、融点:66℃)。
架橋剤:2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン(化薬アクゾ社製、カヤヘキサAD)。
架橋助剤:トリアリルイソシアヌレート(日本化成社製、タイク(登録商標))。
接着助剤:3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業社製、KBM−503)。
紫外線吸収剤:2−ヒドロキシ−4−n−オクチルオキシベンゾフェノン(BASFジャパン社製、CHIMASSORB(登録商標) 81)。
光安定剤:セバシン酸ビス(2,2,6,6−テトラメチル4−ピペリジル)(アデカ社製、LA−77)
(背面側封止材)
極性基含有エチレン系共重合体(A−1)の100質量部、架橋剤の0.4質量部、架橋助剤の0.6質量部、接着助剤の0.3質量部、紫外線吸収剤の0.5質量部、光安定剤の0.3質量部を混合して、背面側封止材形成用樹脂材料を得た。
背面側封止材形成用樹脂材料をプレス成形して、厚さ400μmの背面側封止材を得た。
(実施例1)
極性基含有エチレン系共重合体(A−1)の100質量部、架橋剤の0.4質量部、架橋助剤の0.6質量部、接着助剤の0.3質量部、紫外線吸収剤の0.5質量部、光安定剤の0.3質量部を混合して、最外層形成用樹脂材料を得た。
オレフィン系樹脂(B−1)を中間層形成用樹脂材料とした。
最外層形成用樹脂材料と中間層形成用樹脂材料とを共押出して、第1の最外層/中間層/第2の最外層=200μm/10μm/200μmの受光面側封止材を得た。
(実施例2)
中間層の厚さを30μmに変更した以外は実施例1と同様にして、受光面側封止材を得た。
(実施例3)
オレフィン系樹脂(B−1)をオレフィン系樹脂(B−2)に変更した以外は実施例1と同様にして、受光面側封止材を得た。
(実施例4)
中間層の厚さを20μmに変更した以外は実施例3と同様にして、受光面側封止材を得た。
(実施例5)
第1の最外層の厚さおよび第2の最外層の厚さをそれぞれ300μmに変更した以外は実施例1と同様にして、受光面側封止材を得た。
(実施例6)
第1の最外層の極性基含有エチレン系共重合体(A−1)を極性基含有エチレン系共重合体(A−2)に変更した以外は実施例1と同様にして、受光面側封止材を得た。
(比較例1)
中間層を設けなかった以外は実施例1と同様にして、受光面側封止材を得た。
(比較例2)
最外層形成用樹脂材料をプレス成形して、厚さ300μmの単層の受光面側封止材を得た。
(比較例3)
オレフィン系樹脂(B−1)を含む中間層形成用樹脂材料をプレス成形して、厚さ400μmの単層の受光面側封止材を得た。
(比較例4)
中間層の厚さを40μmに変更した以外は実施例1と同様にして、受光面側封止材を得た。
(比較例5)
中間層の厚さを5μmに変更した以外は実施例1と同様にして、受光面側封止材を得た。
<評価>
各封止材の緩衝性、透明性、接着性を以下のように評価した。また、各封止材の体積固有抵抗率を以下のように測定した。また、各封止材を用いて作製した太陽電池モジュールについて、PID試験を行って出力維持率を以下のように求めた。それらの結果を表1および表2に示す。
(緩衝性)
白板ガラス(厚さ:3.2mm)/受光面側封止材/10枚の多結晶シリコン系太陽電池セル/背面側封止材/バックシート(ポリエステル、厚さ:0.25mm)の積層構成で積層して積層体を得た。この積層体を樹脂製の袋に入れ、太陽電池モジュール製造用のラミネータを用いて、150℃に加熱するとともに、袋内部を5分間真空状態にした後に15分間プレスすることによって試験片を得た。試験片を135℃で再加熱した後、バックシートをはがし、割れの発生した太陽電池セルの数を確認した。
(透明性)
白板ガラス(厚さ:1.0mm)/受光面側封止材/白板ガラス(厚さ:1.0mm)の積層構成で積層して積層体を得た。この積層体を樹脂製の袋に入れ、太陽電池モジュール製造用のラミネータを用いて、150℃に加熱するとともに、袋内部を5分間真空状態にした後に15分間プレスすることによって試験片を得た。
試験片について、曇り度計(日本電色工業社製、NDH2000)を用い、JIS K 7136に準拠してヘーズを測定した。ヘーズが3%以下のものを合格とした。
(接着性)
白板ガラス(厚さ:3.2mm)/受光面側封止材の積層構成で積層して積層体を得た。この積層体を樹脂製の袋に入れ、太陽電池モジュール製造用のラミネータを用いて、150℃に加熱するとともに、袋内部を5分間真空状態にした後に15分間プレスすることによって試験片を得た。
試験片について、引張り試験装置(島津製作所社製、AG−500A)を用い、室温(23℃)下、JIS Z 0237:2009に準拠して白板ガラスに対する封止材の粘着力を180゜剥離によって測定し剥離強度とした。
(体積固有抵抗率)
受光面側封止材を離型フィルム(ポリエステル、厚さ:100μm)で挟んで積層体を作製した。この積層体を樹脂製の袋に入れ、太陽電池モジュール製造用のラミネータを用いて、150℃に加熱するとともに、袋内部を5分間真空状態にした後に15分間プレスした。室温まで冷却後、両面の離型フィルムを剥離除去することによって試験片を得た。
試験片について、高抵抗測定装置(アジレントテクノロジー社製、ハイ・レジスタンス・メーター)を用い、JIS K 6911−1995に準拠して体積固有抵抗率を測定した。
(PID試験)
白板ガラス(厚さ:3.2mm)/受光面側封止材/タブストリングを固定した多結晶シリコン系太陽電池セルの1枚/背面側封止材/バックシート(ポリエステル、厚さ:0.25mm)の積層構成で積層して積層体を得た。この積層体を樹脂製の袋に入れ、太陽電池モジュール製造用のラミネータを用いて、150℃に加熱するとともに、袋内部を5分間真空状態にした後に15分間プレスすることによって試験用太陽電池モジュールを得た。
試験用太陽電池モジュールの初期の発電量を、ソーラーシミュレータ(日清紡メカトロニクス社製、PVS1114iD)を用いて測定した。
70℃の雰囲気下、試験用太陽電池モジュールの太陽電池セルと白板ガラスとの間に、1000Vの電圧を96時間印加した。試験用太陽電池モジュールの試験後の発電量を測定した。下記式から出力維持率を求めた。出力維持率が95%以上のものを合格とした。
出力維持率(%)=[(試験後の発電量)/(初期の発電量)]×100
Figure 2017162873
Figure 2017162873
実施例1〜6の受光面側封止材は、オレフィン系樹脂(B)を含む中間層の厚さが10〜30μmであるため、極性基含有エチレン系共重合体(A)による透明性、緩衝性、接着性を生かしつつ、太陽電池モジュールのPID現象を抑制できた。
比較例1、2の受光面側封止材は、オレフィン系樹脂(B)を含む中間層を有しないため、太陽電池モジュールのPID現象を抑制できなかった。
比較例2の受光面側封止材は、厚さが400μm未満であるため、緩衝性に劣った。
比較例3の受光面側封止材は、オレフィン系樹脂(B)のみからなるため、透明性、接着性に劣った。
比較例4の受光面側封止材は、中間層の厚さが30μm超であるため、透明性に劣った。
比較例5の受光面側封止材は、中間層の厚さが10μm未満であるため、太陽電池モジュールのPID現象を抑制できなかった。
本発明の太陽電池モジュール用封止材は、発電効率が高く、太陽電池セルが衝撃から十分に保護され、かつPID現象が抑えられた太陽電池モジュールにおける封止材として有用である。
1 封止材、
2 第1の最外層、
4 第2の最外層、
6 中間層、
10 太陽電池モジュール、
11 太陽電池セル、
12a 受光面側封止材、
12b 背面側封止材、
13 透明保護材、
14 バックシート、
15 タブストリング。

Claims (2)

  1. エチレンに由来する構成単位および極性基を有する単量体に由来する構成単位を有する共重合体(A)を含む第1の最外層および第2の最外層と、
    前記第1の最外層と前記第2の最外層との間に存在する、オレフィン系樹脂(B)(ただし、前記共重合体(A)を除く。)を含む中間層とを有する太陽電池モジュール用封止材であり、
    前記中間層の厚さが、10〜30μmであり、
    前記太陽電池モジュール用封止材の厚さが、400〜700μmである、太陽電池モジュール用封止材。
  2. 太陽電池セルと、
    前記太陽電池セルを挟持した一対の受光面側封止材および背面側封止材とを備え、
    前記受光面側封止材が、請求項1に記載の太陽電池モジュール用封止材からなる、太陽電池モジュール。
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