JP2017161763A - 光走査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コスト化及び生産性の向上を同時に達成しつつ、各被走査面上の光量にばらつきが生じないように、各被走査面を光走査することができる光走査装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る光走査装置は、第1及び第2の光束を偏向して第1及び第2の被走査面を主走査方向に光走査する偏向器と、第1及び第2の光束を偏向器に入射させる入射光学系と、偏向器によって偏向された第1及び第2の光束を第1及び第2の被走査面に導光する結像光学系と、を備え、入射光学系は、第1及び第2の光束が通過する第1及び第2のレンズ部を含む光学素子を含み、結像光学系は、複数の反射部材を有し、第1のレンズ部は第1の複屈折量を有し、第2のレンズ部は第1の複屈折量よりも小さい第2の複屈折量を有し、複数の反射部材のうち、第1の光束を反射する反射部材の数は、第2の光束を反射する反射部材の数よりも少ない。
【選択図】図1

Description

本発明は、光走査装置に関する。
近年、光走査装置においては、小型化や低コスト化、及び生産性の向上が求められており、それらを達成するために、一つの回転多面鏡で複数の感光体上を光走査する光走査装置の開発が行われている。
そのような光走査装置では、小型化及び低コスト化を達成するために、複数の光学部品を一体成形した樹脂製の光学素子や、複数の光束を分離するための偏向手段が用いられている。
樹脂製の光学素子では、材料の特性や成形時の応力によって複屈折が生じることが知られている。特に、樹脂性の光学素子を射出成形で成形する際のゲート部近傍の樹脂に応力が残存するため、形成された光学素子のゲート部に近い場所ほど複屈折が大きく発生する。
そのような光学素子を通過する光束には、その複屈折により、位相差が発生し、それにより偏光状態が変わってくる。
すなわち、ゲート部に近い場所を通過する光束と、ゲート部から遠い場所を通過する光束とでは、発生する位相差の大きさが異なることとなり、それに伴って、偏光状態も変わってくる。
そして、複数の光束を分離するための偏向手段においては、通常、偏光状態に応じて反射率に差が生じるため、偏向手段の枚数や種類が増えると、分離された光束が到達する各感光体上の光量にばらつきが生じることとなる。
各感光体上の光量のばらつきを低減するために、光量の調整が必要となるが、光量の調整量を増やすためには使用可能な光量レンジが減ることになるので、印字速度のレンジや感光体の感度のレンジなどを低減させる必要が生じ、生産性が落ちることとなる。
また、光量レンジを確保するために、偏向手段の反射率の差を低減することは、偏向手段の特性を変えることにつながり、偏向手段のコストアップにつながる。
特許文献1は、照度分布を均一にするためにS偏光に対する反射率とP偏光に対する反射率を略等しくしている光走査装置を開示している。
また、特許文献2は、照度分布を均一にするために光量分布を電気的に補正する光走査装置を開示している。
特開2001−337285号公報 特開2013−225054号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、S偏光に対する反射率とP偏光に対する反射率を略等しくするために、反射部材の反射膜の構成を複雑にする必要があり、反射部材のコストアップにつながる。
また、特許文献2に開示された方法では、電気補正のために必要な光量をあらかじめ確保しておかなければならない。
従って、特許文献1及び特許文献2に開示された方法では、低コスト化及び生産性の向上を同時に達成することができない。
そこで、本発明は、低コスト化及び生産性の向上を同時に達成しつつ、各被走査面上の光量にばらつきが生じないように、各被走査面を光走査することができる光走査装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光走査装置は、第1及び第2の光束を偏向して第1及び第2の被走査面を主走査方向に光走査する偏向器と、第1及び第2の光束を偏向器の第1の偏向面に入射させる第1の入射光学系と、偏向器によって偏向された第1及び第2の光束を第1及び第2の被走査面に導光する第1の結像光学系と、を備え、第1の入射光学系は、第1の光束が通過する第1のレンズ部と、第2の光束が通過する第2のレンズ部と、を含む第1の光学素子を含み、第1の結像光学系は、第1の複数の反射部材を有し、第1のレンズ部は第1の複屈折量を有し、第2のレンズ部は第1の複屈折量よりも小さい第2の複屈折量を有し、第1の複数の反射部材のうち、第1の光束を反射する反射部材の数は、第2の光束を反射する反射部材の数よりも少ないことを特徴とする。
本発明によれば、低コスト化及び生産性の向上を同時に達成しつつ、各被走査面上の光量にばらつきが生じないように、各被走査面を光走査することができる光走査装置を提供することができる。
第一実施形態に係る光走査装置の主走査断面図及び副走査断面図。 第一実施形態に係る光学素子を光軸方向から見た図及び副走査断面図。 第一実施形態に係る光学素子による通過光束の位相差の発生の様子を示した概略図。 (a)第一実施形態に係る光学素子による通過光束の偏光の変化の様子を示した概略図、(b)第一実施形態に係る反射部材に入射する光束のP偏光成分とS偏光成分の割合と位相差との関係を示した図。 (a)反射部材へ入射する光束の入射角度に対するP偏光成分反射率及びS偏光成分反射率の変化を示した図、(b)透過部材へ入射する光束の入射角度に対するP偏光成分透過率及びS偏光成分透過率の変化を示した図、(c)第一実施形態に係る反射部材の各像高における光束の入射角度を示した図、(d)第一実施形態に係るfθレンズ及び防塵ガラスそれぞれの各像高における光束の入射角度を示した図。 (a)(b)第一実施形態に係る光走査装置での各像高における光量変化率を示した図、(c)(d)第一実施形態に係る光走査装置での中心像高における光量変化率の位相差依存性及び最外像高と中心像高とにおける光量変化率の差の位相差依存性を示した図。 第一実施形態に係る光走査装置での各像高における光量変化率を示した図。 第二実施形態に係る光走査装置の主走査断面図及び副走査断面図。 第二実施形態に係る光学素子を光軸方向から見た図及び副走査断面図。 第三実施形態に係る光走査装置の主走査断面図及び副走査断面図。 第三実施形態に係る光学素子を光軸方向から見た図及び主走査断面図。 第四実施形態に係る光走査装置の主走査断面図及び副走査断面図。 第一又は第三実施形態に係る光走査装置が搭載されたカラー画像形成装置の要部副走査断面図。
以下、本実施形態に係る光走査装置について図面に基づいて説明する。なお、以下に示す図面は、本実施形態を容易に理解できるようにするために、実際とは異なる縮尺で描かれている場合がある。
なお、以下の説明において、主走査方向(Y方向)は、偏向器の回転軸及び光学系の光軸(X方向)に垂直な方向に対応し、副走査方向(Z方向)は、偏向器の回転軸に平行な方向に対応する。また、主走査断面は、副走査方向に垂直な断面に対応し、副走査断面は、主走査方向に垂直な断面に対応する。
[第一実施形態]
図1(a)は、第一実施形態に係る光走査装置10の主走査断面図である。図1(b)は、第一実施形態に係る光走査装置10が備える入射光学系111a及び111bの副走査断面図である。図1(c)は、第一実施形態に係る光走査装置10が備える結像光学系112の副走査断面図である。
第一実施形態に係る光走査装置10は、光源101a及び101b、副走査絞り102a及び102b、コリメータレンズ103a及び103b、光学素子(第1の光学素子)113、主走査絞り105を備えている。また、光走査装置10は、偏向器106、第1のfθレンズ107、第2のfθレンズ108a及び108b、防塵ガラス109a及び109b、反射部材(第1の複数の反射部材)115、116、117及び118を備えている。
光源101a及び101bとしては、複数の発光点を有する半導体レーザーなどが用いられる。
副走査絞り102a及び102bはそれぞれ、光源101a及び101bより射出された光束の副走査方向の光束径を制限する。
コリメータレンズ103a及び103bはそれぞれ、光源101a及び101bより出射した光束を略平行光束に変換する。なおここで、略平行光束とは、弱発散光束、弱収束光束及び平行光束を含むものとする。
光学素子113には、シリンドリカルレンズ104a及び104b(第1のレンズ部、第2のレンズ部)が設けられている。シリンドリカルレンズ104a及び104bはそれぞれ、副走査断面内に有限のパワー(屈折力)を有しており、コリメータレンズ103a及び103bを通過した光束を副走査方向に集光する。
なお、光学素子113の構成の詳細については、後述する。
主走査絞り105は、光学素子113を通過した光束の主走査方向の光束径を制限する。
このようにして、光源101a及び101bから出射した光束は、偏向器106の偏向面の近傍において副走査方向にのみ集光され、主走査方向に長い線像として結像される。
なお、副走査絞り102a、コリメータレンズ103a、シリンドリカルレンズ104a及び主走査絞り105によって、本実施形態に係る光走査装置10の入射光学系111aが構成される。
また、副走査絞り102b、コリメータレンズ103b、シリンドリカルレンズ104b及び主走査絞り105によって、本実施形態に係る光走査装置10の入射光学系111bが構成される。
また、入射光学系111aの光軸の主走査断面内における角度と入射光学系111bの光軸の主走査断面内における角度は、同一である。
ここで、入射光学系111a及び入射光学系111bをまとめて入射光学系(第1の入射光学系)と呼ぶ場合がある。
偏向器106は、不図示のモーター等の駆動手段により図中矢印A方向に回転することにより、各光束をそれぞれ、被走査面110a及び110bに向けて偏向する。例えば、偏向器106は、ポリゴンミラーなどで構成される。
第1のfθレンズ107、第2のfθレンズ108a及び108bは、主走査断面内と副走査断面内とで異なるパワーを有するアナモフィック結像レンズであり、偏向器106によって偏向された各光束を被走査面110a及び110b上に集光(導光)する。
反射部材115、116、117及び118は、光束を偏向する手段であり、蒸着ミラーなどが用いられる。
防塵ガラス109a及び109bは、光走査装置10の内部へのゴミ等の侵入を防ぐために設けられた平行平板などで構成される。
なお、第1のfθレンズ107、第2のfθレンズ108a及び反射部材115によって、本実施形態に係る光走査装置10の結像光学系Aが構成される。
また、第1のfθレンズ107、第2のfθレンズ108b及び反射部材116、117、118によって、本実施形態に係る光走査装置10の結像光学系Bが構成される。また、結像光学系A及び結像光学系Bをまとめて結像光学系(第1の結像光学系)112と呼ぶ場合がある。
光源101aの複数の発光点から出射した複数の光束(第1の光束)は、副走査絞り102aを通過し、コリメータレンズ103aによって略平行光束に変換される。そして、変換された複数の光束は、シリンドリカルレンズ104aによって副走査方向に集光され、主走査絞り105を通過し、副走査方向下側から偏向器106の偏向面(第1の偏向面)に入射する。
また、光源101bの複数の発光点から出射した複数の光束(第2の光束)は、副走査絞り102bを通過し、コリメータレンズ103bによって略平行光束に変換される。そして、変換された複数の光束は、シリンドリカルレンズ104bによって副走査方向に集光され、主走査絞り105を通過し、副走査方向上側から偏向器106の偏向面(第1の偏向面)に入射する。
光源101aから出射し、偏向器106に入射した複数の光束は、偏向器106により偏向走査された後、結像光学系Aによって被走査面110a上に結像され、被走査面(第1の被走査面)110aを等速度で走査する。
また、光源101bから出射し、偏向器106に入射した複数の光束は、偏向器106により偏向走査された後、結像光学系Bによって被走査面110b上に結像され、被走査面(第2の被走査面)110bを等速度で走査する。
なお、偏向器106はA方向に回転しているため、偏向走査された光束は、被走査面110a及び110bをB方向に走査する。
なお、本実施形態では、被走査面110a及び110bとして、感光ドラムを用いている。
感光ドラム110a及び110b上における副走査方向の露光分布の作成は、主走査露光毎に、感光ドラム110a及び110bを副走査方向に回転させることによって達成している。
次に、本実施形態に係る光走査装置10の入射光学系111a、111b及び結像光学系112の諸特性をそれぞれ以下の表1及び表2に示す。
Figure 2017161763
Figure 2017161763
なお、表1及び表2において、各レンズ面と光軸との交点を原点としたときの、光軸方向、主走査断面内において光軸と直交する軸、及び副走査断面内において光軸と直交する軸をそれぞれ、X軸、Y軸及びZ軸としている。また、表1及び表2において、「E−x」は、「×10-x」を意味している。
本実施形態のコリメータレンズ103a及び103bは、球面レンズであり、その形状は、以下の式(1)で表される。
Figure 2017161763
ここで、Rは曲率半径、kは離心率である。
第1のfθレンズ107、第2のfθレンズ108a及び108bにおける各レンズ面の主走査断面における非球面形状は、以下の式(2)で表される。
Figure 2017161763
ここで、Rは曲率半径、kは離心率、Bi(i=4、6、8、…、16)は非球面係数である。なお、yに関してプラス側とマイナス側で係数Biが異なる場合は、表2にあるように、プラス側の係数には添字uを付し(すなわち、Biu)、マイナス側の係数には添字lを付している(すなわち、Bil)。
第1のfθレンズ107、第2のfθレンズ108a及び108bにおける各レンズ面の副走査断面における非球面形状は、以下の式(3)で表される。
Figure 2017161763
ここで、Mjk(j=0、2、4、6、8、及びk=1)は非球面係数である。なお、yに関してプラス側とマイナス側で係数Mjkが異なる場合は、表2にあるように、プラス側の係数には添字uを付し(すなわち、Mjku)、マイナス側の係数には添字lを付している(すなわち、Mjkl)。
また、副走査断面の曲率半径r’は、レンズ面のy座標に従って、以下の式(4)のように連続的に変化する。
Figure 2017161763
ここで、rは光軸上における副走査断面の曲率半径、Ej(j=2、4、6、8、10)は副走査断面の曲率半径の変化係数である。なお、yに関してプラス側とマイナス側で係数Ejが異なる場合は、表2にあるように、プラス側の係数には添字uを付し(すなわち、Eju)、マイナス側の係数には添字lを付している(すなわち、Ejl)。
次に、本実施形態に係る光走査装置10における光学素子113による効果について説明する。
なお、以下では、本実施形態に係る光走査装置10における光学素子113による効果を説明するために、図中に示した座標系を用いる。具体的には、主走査方向(Y方向)は、偏向器の回転軸及び入射光学系の光軸(X方向)に垂直な方向に対応し、副走査方向(Z方向)は、偏向器の回転軸に平行な方向に対応する。また、主走査断面は、副走査方向に垂直な断面に対応し、副走査断面は、主走査方向に垂直な断面に対応する。
また、回転方向は反時計回りの方向を正の方向と定義し、角度については、反時計回りを正とする。
また、以下では、光源101aから出射した複数の光束のうちの或る光束を光束100a、光源101bから出射した複数の光束のうちの或る光束を光束100bと呼ぶこととする。
図2(a)及び(b)はそれぞれ、本実施形態に係る光走査装置10の光学素子113を光軸方向から見た図及び副走査断面図を示している。
図2(a)及び(b)に示されているように、光学素子113は、シリンドリカルレンズ104a及び104bが一体成形された樹脂製のレンズである。また、光学素子113には、光学素子113の射出成形時に樹脂の流入路となるゲート部114が設けられている。
ゲート部114は、光学素子113の副走査方向下側端部(副走査端部)に設けられている。そしてゲート部114に近い側(近接側)及び遠い側にそれぞれ、光源101aから出射した複数の光束が通過するシリンドリカルレンズ104a及び光源101bから出射した複数の光束が通過するシリンドリカルレンズ104bが配置されている事に注意されたい。
図3は、本実施形態に係る光走査装置10の光学素子113における複屈折による通過光束の位相差の発生の様子を示した概略図である。
図3に示されているように、光学素子113による通過光束の位相差の発生は、光束が光学素子113を通過する副走査方向位置に依存している。
これは、樹脂性の光学素子では、樹脂成形時の残留応力などにより材料の配向に異方性が生じて複屈折が発生し、その複屈折量は、残留応力の大きさがゲート部114に近いほど大きいため、ゲート部114に近いほど大きくなるからである。ここで複屈折量とは、その光学素子の材料の主配向軸とそれに直交する配向軸との屈折率の差(複屈折率)に比例した量である。
本実施形態においては、具体的には、第1の複屈折量を有するシリンドリカルレンズ104aの複屈折によって生じる光束100aの位相差をλa(nm)、第2の複屈折量を有するシリンドリカルレンズ104bの複屈折によって生じる光束100bの位相差をλb(nm)とする。そして、光束100a及び100bの波長をλ(nm)とするとき、0<λb<λa<0.5λの関係が満たされている。
図4(a)は、本実施形態に係る光走査装置10の光学素子113における複屈折による通過光束の偏光の変化の様子を示した概略図である。図4(b)は、本実施形態に係る光走査装置10の反射部材115乃至118に入射する光束のP偏光成分403とS偏光成分404の割合と位相差との関係を示した図である。
図4(a)に示されているように、光学素子113による通過光束の位相差の発生は、光束が光学素子113を通過する副走査方向位置に依存しているため、光学素子113を通過した光束の偏光の状態は、副走査方向位置によって変わる。
具体的には、例えば、光束100aの入射偏光401aが直線偏光であった場合、光束100aは、光学素子113を通過すると、楕円偏光402aとして出射する。また、光束100bの入射偏光401bが直線偏光であった場合、光束100bは、光学素子113を通過すると、楕円偏光402aとは異なる楕円偏光402bとして出射する。
従って、光束100aの方が光束100bに比べて複屈折の影響を大きく受けるため、光束100aの方が光束100bに比べて光学素子113を通過した後の偏光状態も大きく変化する。
図4(b)に示されているように、光学素子113における複屈折によって通過光束において位相差が発生し、それに応じて、反射部材115乃至118に入射する光束のP偏光成分403とS偏光成分404の割合が変化する。
その結果、光学素子113を通過した光束の、反射部材115乃至118に対する入射角度に応じた反射率の変化や、第1のfθレンズ107、第2のfθレンズ108a及び108b、及び防塵ガラス109a及び109bに対する入射角度に応じた透過率の変化が生じることとなる。
図5(a)は、或る反射部材へ入射する光束の入射角度に対するP偏光成分反射率501及びS偏光成分反射率502の変化を示した図である。図5(b)は、或る透過部材へ入射する光束の入射角度に対するP偏光成分透過率503及びS偏光成分透過率504の変化を示した図である。
ここで、或る反射部材とは、反射部材115乃至118とは定性的には同じであるが、定量的には異なる反射率特性を有しているものである。また、或る透過部材とは、第1のfθレンズ107、第2のfθレンズ108a及び108b、及び防塵ガラス109a及び109bとは定性的には同じであるが、定量的には異なる透過率特性を有しているものである。
図5(c)は、本実施形態に係る光走査装置10の反射部材115、116、117及び118それぞれの各像高における光束の入射角度を示した図である。図5(d)は、本実施形態に係る光走査装置10の第1のfθレンズ107、第2のfθレンズ108a及び108b、及び防塵ガラス109a及び109bそれぞれの各像高における光束の入射角度を示した図である。
図5(c)及び(d)に示されるように、結像光学系112に設けられている各光学素子では、各像高において光束の入射角度が異なり、それに伴い、図5(a)及び(b)に示されるように、各光学素子の反射率及び透過率が変化するようになる。
その結果、被走査面110a及び110bに到達する光束の間で光量に差が生じることとなる。
従って、その光量の差を低減するために、光源101a及び101bそれぞれから出射した複数の光束に対して、その光路中で偏光状態を制御することが、光量のレンジを確保する上で必要となる。
図6(a)は、複屈折の影響を受けなかった光束及び複屈折の影響を受けた光束それぞれが、1枚の或る反射部材によって反射された場合での各像高における光量変化率601及び602を示した図である。図6(b)は、複屈折の影響を受けなかった光束及び複屈折の影響を受けた光束それぞれが、3枚の或る反射部材によって反射された場合での各像高における光量変化率603及び604を示した図である。
図6(c)は、複屈折の影響を受けた光束が、1枚の或る反射部材によって反射された場合での像高0mm、すなわち中心像高における光量変化率の位相差依存性605及び最外像高と中心像高とにおける光量変化率の差の位相差依存性606を示した図である。図6(d)は、複屈折の影響を受けた光束が、3枚の或る反射部材によって反射された場合での中心像高における光量変化率の位相差依存性607及び最外像高と中心像高とにおける光量変化率の差の位相差依存性608を示した図である。
ここで、光束が複屈折の影響を受けた場合、0.5λ(ここで、λは光束の波長)の位相差が発生するとする。また、光量変化率については、光束が複屈折の影響を受けなかった場合、すなわち0λの位相差が発生した場合での中心像高における光量変化率を0%としている。
さらに、「光束が複屈折の影響を受けない」とは、光束が複屈折の影響を全く受けない場合に加えて、光束が複屈折の軽微な影響を受けた場合も含むものとする。
図6(a)及び(c)において、609は、光束が複屈折の影響を受けることによって、0.5λの位相差が発生した場合での中心像高における光量変化率である。610は、光束が複屈折の影響を受けなかったことによって、0λの位相差が発生した場合での最外像高と中心像高とにおける光量変化率の差である。611は、光束が複屈折の影響を受けることによって、0.5λの位相差が発生した場合での最外像高と中心像高とにおける光量変化率の差である。
図6(a)乃至(d)からわかるように、位相差0.5λのときの中心像高における光量変化率と位相差0λのときの中心像高における光量変化率との差は、光束が3枚の反射部材によって反射される場合の方が1枚の反射部材によって反射される場合に比べて大きい。
すなわち、光路に3枚の反射部材が設けられている場合の方が、1枚の反射部材が設けられている場合に比べて、複屈折の影響を受けることによる中心像高における光量変化率の変化は大きくなる。
これは、図4(b)に示されているように、光束が複屈折の影響を受けて位相差が発生すると、P偏光成分が増加して、一方でS偏光成分は減少するため、図5(a)に示されているように、反射部材1枚あたりの反射率が減少するためである。
その結果、反射部材の枚数が多い方が、すなわち、反射部材の枚数が1枚の場合より3枚の場合の方が、複屈折の影響を受けることによる中心像高における光量変化率の変化は大きくなる。
図7(a)は、複屈折の影響を受けなかった光束が、1枚及び3枚の或る反射部材それぞれによって反射された場合での各像高における光量変化率601及び603を示している。図7(b)は、複屈折の影響を受けた光束が、1枚の或る反射部材によって反射された場合での各像高における光量変化率602及び複屈折の影響を受けなかった光束が、3枚の或る反射部材によって反射された場合での各像高における光量変化率603を示している。図7(c)は、複屈折の影響を受けなかった光束が、1枚の或る反射部材によって反射された場合での各像高における光量変化率601及び複屈折の影響を受けた光束が、3枚の或る反射部材によって反射された場合での各像高における光量変化率604を示している。
図7(a)乃至(c)をみてわかるように、光量変化率601と603との差に比べて、光量変化率602と603との差の方が小さいことがわかる。一方で、光量変化率601と603との差に比べて、光量変化率601と604との差の方が大きいことがわかる。
従って、複屈折の影響を受けた光束は、1枚の反射部材によって反射させ、一方で、複屈折の影響を受けなかった光束は、3枚の反射部材によって反射させる。それにより、複屈折の影響を受けた光束と受けなかった光束との間の最外像高における光量差は低減できることがわかる。これにより、光量を電気的に補正する作用を低減することができ、光量レンジを確保することができる。
一方で、複屈折の影響を受けた光束は、3枚の反射部材によって反射させ、一方で、複屈折の影響を受けなかった光束は、1枚の反射部材によって反射させてしまうと、複屈折の影響を受けた光束と受けなかった光束との間の光量差は逆に増大してしまうことがわかる。
以上のことから、複屈折の影響を受けた光束の光路に配置される反射部材の数をNa枚とし、複屈折の影響を受けなかった光束の光路に配置される反射部材の数をNb枚とすると、Na<Nbを満たすように、光走査装置を構成すればよいことがわかる。
この結果を本実施形態に係る光走査装置10に照らし合わせると、以下のようになる。
まず、上記のように、光学素子113では、樹脂成形時の残留応力などにより材料の配向に異方性が生じて複屈折が発生するため、光学素子113を通過する光束には位相差が発生し、その位相差はゲート部114に近いほど大きくなる。
光源101aから出射した複数の光束は、ゲート部114に近い側のシリンドリカルレンズ104aを通過し、一方で、光源101bから出射した複数の光束は、ゲート部114から遠い側のシリンドリカルレンズ104bを通過する。
従って、光源101aから出射した複数の光束には、大きい位相差が発生し、一方で、光源101bから出射した複数の光束には、小さい位相差が発生する。
このような位相差の違いによる被走査面110a及び110b上に到達する光束の光量差を低減するために、光源101aから出射した複数の光束の光路、すなわち結像光学系Aには1枚の反射部材115(すなわち、Na=1)を配置している。一方で、光源101bから出射した複数の光束の光路、すなわち結像光学系Bには3枚の反射部材116、117及び118(すなわち、Nb=3)を配置している。
これは、上記のNa<Nbを満たしており、本実施形態に係る光走査装置10は、上記の効果を得られることがわかる。
[第二実施形態]
図8(a)は、第二実施形態に係る光走査装置20の主走査断面図である。図8(b)は、第二実施形態に係る光走査装置20が備える入射光学系111a、111b、111c及び111dの副走査断面図である。図8(c)は、第二実施形態に係る光走査装置20が備える結像光学系112a及び112bの副走査断面図である。
第二実施形態に係る光走査装置20は、第一実施形態に係る光走査装置10とは異なり、片側走査光学系ではなく、両側走査光学系を備えている。
すなわち、光源101a及び101bの複数の発光点から出射した複数の光束(第1の光束、第2の光束)はそれぞれ、偏向器106の第1の偏向面に入射し、偏向器106により偏向走査された後、被走査面(第1の被走査面、第2の被走査面)110a及び110bを等速度で走査する。
また、光源101c及び101dの複数の発光点から出射した複数の光束(第3の光束、第4の光束)はそれぞれ、偏向器106の第2の偏向面に入射し、偏向器106により偏向走査された後、被走査面(第3の被走査面、第4の被走査面)110c及び110dを等速度で走査する。
第二実施形態に係る光走査装置20は、光源101a、101b、101c及び101d、副走査絞り102a、102b、102c及び102d、コリメータレンズ103a、103b、103c及び103d、光学素子813、主走査絞り105を備えている。また、光走査装置20は、偏向器106、第1のfθレンズ107a及び107b、第2のfθレンズ108a、108b、108c及び108dを備えている。さらに、光走査装置20は、防塵ガラス109a、109b、109c及び109d、反射部材(第1の複数の反射部材)115a、116a、117a及び118a、反射部材(第2の複数の反射部材)115b、116b、117b及び118bを備えている。
光学素子(第1の光学素子)813は、シリンドリカルレンズ104a、104b、104c及び104d(第1のレンズ部、第2のレンズ部、第3のレンズ部、第4のレンズ部)が一体に形成された樹脂製のレンズである。また、光学素子813には、光学素子813の成形時に樹脂の流入路となるゲート部814が設けられている。ゲート部814は、光学素子813の副走査方向下側端部に設けられている。
なお、第二実施形態に係る光走査装置20において、光源、副走査絞り、コリメータレンズ、シリンドリカルレンズ、主走査絞り、偏向器、第1のfθレンズ、第2のfθレンズ、防塵ガラス及び反射部材については、第一実施形態に係る光走査装置10のものと同一であるため、同一の符番を付して、説明を省略する。
副走査絞り102a、コリメータレンズ103a、シリンドリカルレンズ104a及び主走査絞り105によって、本実施形態に係る光走査装置20の入射光学系111aが構成される。
副走査絞り102b、コリメータレンズ103b、シリンドリカルレンズ104b及び主走査絞り105によって、本実施形態に係る光走査装置20の入射光学系111bが構成される。
入射光学系111a及び入射光学系111bをまとめて本実施形態に係る光走査装置20の第1の入射光学系と呼ぶ場合がある。
副走査絞り102c、コリメータレンズ103c、シリンドリカルレンズ104c及び主走査絞り105によって、本実施形態に係る光走査装置20の入射光学系111cが構成される。
副走査絞り102d、コリメータレンズ103d、シリンドリカルレンズ104d及び主走査絞り105によって、本実施形態に係る光走査装置20の入射光学系111dが構成される。
入射光学系111c及び入射光学系111dをまとめて本実施形態に係る光走査装置20の第2の入射光学系と呼ぶ場合がある。
第1のfθレンズ107a、第2のfθレンズ108a及び反射部材115aによって、本実施形態に係る光走査装置20の結像光学系Aが構成される。
第1のfθレンズ107a、第2のfθレンズ108b及び反射部材116a、117a、118aによって、本実施形態に係る光走査装置20の結像光学系Bが構成される。
結像光学系A及び結像光学系Bをまとめて結像光学系(第1の結像光学系)112aと呼ぶ場合がある。
第1のfθレンズ107b、第2のfθレンズ108c及び反射部材115bによって、本実施形態に係る光走査装置20の結像光学系Cが構成される。
第1のfθレンズ107b、第2のfθレンズ108d及び反射部材116b、117b、118bによって、本実施形態に係る光走査装置20の結像光学系Dが構成される。
結像光学系C及び結像光学系Dをまとめて結像光学系(第2の結像光学系)112bと呼ぶ場合がある。
図9(a)及び(b)はそれぞれ、本実施形態に係る光走査装置20の光学素子813を光軸方向から見た図及び副走査断面図を示している。
光学素子813では、樹脂成形時の残留応力などにより材料の配向に異方性が生じて複屈折が発生するため、光学素子813を通過する光束には位相差が発生し、その位相差はゲート部814に近いほど大きくなる。
光源101aから出射した複数の光束及び光源101cから出射した複数の光束はそれぞれ、ゲート部814に近い側のシリンドリカルレンズ104a及び104cを通過する。一方で、光源101bから出射した複数の光束及び光源101dから出射した複数の光束はそれぞれ、ゲート部114から遠い側のシリンドリカルレンズ104b及び104dを通過する。
従って、光源101aから出射した複数の光束及び光源101cから出射した複数の光束には、大きい位相差が発生し、一方で、光源101bから出射した複数の光束及び光源101dから出射した複数の光束には、小さい位相差が発生する。
本実施形態においては、具体的には、第1の複屈折量を有するシリンドリカルレンズ104aの複屈折によって生じる光束の位相差をλa(nm)、第2の複屈折量を有するシリンドリカルレンズ104bの複屈折によって生じる光束の位相差をλb(nm)とする。そして、第3の複屈折量を有するシリンドリカルレンズ104cの複屈折によって生じる光束の位相差をλc(nm)、第4の複屈折量を有するシリンドリカルレンズ104dの複屈折によって生じる光束の位相差をλd(nm)とする。そして、各光束の波長をλ(nm)とするとき、0<λb<λa<0.5λ及び0<λd<λc<0.5λの関係が満たされている。
このような位相差の違いによる被走査面110a、110b、110c及び110d上に到達する光束の光量差を低減するために、光源101aから出射した複数の光束及び光源101cから出射した複数の光束それぞれの光路、すなわち結像光学系112aの結像光学系A及び結像光学系112bの結像光学系Cにはそれぞれ、1枚の反射部材115a及び115b(すなわち、Na=1)を配置している。一方で、光源101bから出射した複数の光束の光路、すなわち結像光学系112aの結像光学系Bには3枚の反射部材116a、117a及び118a(すなわち、Nb=3)を配置する。また、光源101dから出射した複数の光束の光路、すなわち結像光学系112bの結像光学系Dには3枚の反射部材116b、117b及び118b(すなわち、Nb=3)を配置している。
これにより、Na<Nbを満たしていることから、本実施形態に係る光走査装置20においても、第一実施形態と同様の効果を得られることがわかる。
[第三実施形態]
図10(a)は、第三実施形態に係る光走査装置30の主走査断面図である。図10(b)は、第三実施形態に係る光走査装置30が備える入射光学系111a及び111bの副走査断面図である。図10(c)は、第三実施形態に係る光走査装置30が備える結像光学系112の副走査断面図である。
なお、第三実施形態に係る光走査装置30を構成する部材は、光学素子813の代わりに光学素子1113を用いている以外は、第一実施形態に係る光走査装置10のものと同一であるため、同一の符番を付して、説明を省略する。
また、入射光学系111a及び111bそれぞれの光軸の主走査断面内における角度は、互いに異なることに注意されたい。
副走査絞り102a、コリメータレンズ103a、シリンドリカルレンズ104a及び主走査絞り105によって、本実施形態に係る光走査装置30の入射光学系111aが構成される。
副走査絞り102b、コリメータレンズ103b、シリンドリカルレンズ104b及び主走査絞り105によって、本実施形態に係る光走査装置30の入射光学系111bが構成される。
ここで、入射光学系111a及び入射光学系111bをまとめて入射光学系(第1の入射光学系)と呼ぶ場合がある。
第1のfθレンズ107、第2のfθレンズ108a及び反射部材115によって、本実施形態に係る光走査装置30の結像光学系Aが構成される。
第1のfθレンズ107、第2のfθレンズ108b及び反射部材116、117、118によって、本実施形態に係る光走査装置30の結像光学系Bが構成される。
また、結像光学系A及び結像光学系Bをまとめて結像光学系(第1の結像光学系)112と呼ぶ場合がある。
図11(a)及び(b)はそれぞれ、本実施形態に係る光走査装置30の光学素子1113を光軸方向から見た図及び主走査断面図を示している。
光学素子(第1の光学素子)1113は、シリンドリカルレンズ104a及び104b(第1のレンズ部、第2のレンズ部)が一体に形成された樹脂製のレンズである。また、光学素子1113には、光学素子1113の成形時に樹脂の流入路となるゲート部1114が設けられている。ゲート部1114は、光学素子1113の主走査方向の一端部(主走査端部)に設けられている。
光学素子1113では、樹脂成形時の残留応力などにより材料の配向に異方性が生じて複屈折が発生するため、光学素子1113を通過する光束には位相差が発生し、その位相差はゲート部1114に近いほど大きくなる。
光源101aから出射した複数の光束は、ゲート部1114に近い側のシリンドリカルレンズ104aを通過し、一方で、光源101bから出射した複数の光束は、ゲート部1114から遠い側のシリンドリカルレンズ104bを通過する。
従って、光源101aから出射した複数の光束には、大きい位相差が発生し、一方で、光源101bから出射した複数の光束には、小さい位相差が発生する。
このような位相差の違いによる被走査面110a及び110b上に到達する光束の光量差を低減するために、光源101aから出射した複数の光束の光路、すなわち第1の結像光学系には1枚の反射部材115(すなわち、Na=1)を配置している。一方で、光源101bから出射した複数の光束の光路、すなわち第2の結像光学系には3枚の反射部材116、117及び118(すなわち、Nb=3)を配置している。
これにより、Na<Nbを満たしていることから、本実施形態に係る光走査装置30においても、第一実施形態と同様の効果を得られることがわかる。
[第四実施形態]
図12(a)は、第四実施形態に係る光走査装置40の主走査断面図である。図12(b)は、第四実施形態に係る光走査装置40が備える入射光学系111a、111b、111c及び111dの副走査断面図である。図12(c)は、第四実施形態に係る光走査装置40が備える結像光学系112a及び112bの副走査断面図である。
なお、第四実施形態に係る光走査装置40を構成する部材は、1つの光学素子813の代わりに2つの光学素子1113a及び1113bを用いている以外は、第二実施形態に係る光走査装置20のものと同一であるため、同一の符番を付して、説明を省略する。
また、入射光学系111a、111b、111c及び111dそれぞれの光軸の主走査断面内における角度は、互いに異なることに注意されたい。
副走査絞り102a、コリメータレンズ103a、シリンドリカルレンズ104a及び主走査絞り105aによって、本実施形態に係る光走査装置40の入射光学系111aが構成される。
副走査絞り102b、コリメータレンズ103b、シリンドリカルレンズ104b及び主走査絞り105aによって、本実施形態に係る光走査装置40の入射光学系111bが構成される。
入射光学系111a及び入射光学系111bをまとめて本実施形態に係る光走査装置40の第1の入射光学系と呼ぶ場合がある。
副走査絞り102c、コリメータレンズ103c、シリンドリカルレンズ104c及び主走査絞り105bによって、本実施形態に係る光走査装置40の入射光学系111cが構成される。
副走査絞り102d、コリメータレンズ103d、シリンドリカルレンズ104d及び主走査絞り105bによって、本実施形態に係る光走査装置40の入射光学系111dが構成される。
入射光学系111c及び入射光学系111dをまとめて本実施形態に係る光走査装置40の第2の入射光学系と呼ぶ場合がある。
第1のfθレンズ107a、第2のfθレンズ108a及び反射部材115aによって、本実施形態に係る光走査装置20の結像光学系Aが構成される。
第1のfθレンズ107a、第2のfθレンズ108b及び反射部材116a、117a、118aによって、本実施形態に係る光走査装置20の結像光学系Bが構成される。
結像光学系A及び結像光学系Bをまとめて結像光学系(第1の結像光学系)112aと呼ぶ場合がある。
第1のfθレンズ107b、第2のfθレンズ108c及び反射部材115bによって、本実施形態に係る光走査装置20の結像光学系Cが構成される。
第1のfθレンズ107b、第2のfθレンズ108d及び反射部材116b、117b、118bによって、本実施形態に係る光走査装置20の結像光学系Dが構成される。
結像光学系C及び結像光学系Dをまとめて結像光学系(第2の結像光学系)112bと呼ぶ場合がある。
上記のように、光学素子(第1の光学素子)1113aは、シリンドリカルレンズ104a及び104b(第1のレンズ部、第2のレンズ部)が一体に形成された樹脂製のレンズである。また、光学素子(第2の光学素子)1113bは、シリンドリカルレンズ104c及び104d(第3のレンズ部、第4のレンズ部)が一体に形成された樹脂製のレンズである。また、光学素子1113a、1113bには、光学素子1113a、1113bの成形時に樹脂の流入路となるゲート部1114が設けられている。ゲート部1114は、光学素子1113a、1113bの主走査方向の一端部に設けられている。
光学素子1113a、1113bでは、樹脂成形時の残留応力などにより材料の配向に異方性が生じて複屈折が発生するため、光学素子1113a、1113bを通過する光束には位相差が発生し、その位相差はゲート部1114に近いほど大きくなる。
光源101aから出射した複数の光束及び光源101cから出射した複数の光束はそれぞれ、ゲート部1114に近い側のシリンドリカルレンズ104a及び104cを通過する。一方で、光源101bから出射した複数の光束及び光源101dから出射した複数の光束はそれぞれ、ゲート部1114から遠い側のシリンドリカルレンズ104b及び104dを通過する。
従って、光源101aから出射した複数の光束及び光源101cから出射した複数の光束には、大きい位相差が発生し、一方で、光源101bから出射した複数の光束及び光源101dから出射した複数の光束には、小さい位相差が発生する。
このような位相差の違いによる被走査面110a、110b、110c及び110d上に到達する光束の光量差を低減するために、光源101aから出射した複数の光束及び光源101cから出射した複数の光束それぞれの光路、すなわち結像光学系112aの結像光学系A及び結像光学系112bの結像光学系Cにはそれぞれ、1枚の反射部材115a及び115b(すなわち、Na=1)を配置している。一方で、光源101bから出射した複数の光束の光路、すなわち結像光学系112aの結像光学系Bには3枚の反射部材116a、117a及び118a(すなわち、Nb=3)を配置する。また、光源101dから出射した複数の光束の光路、すなわち結像光学系112bの結像光学系Dには3枚の反射部材116b、117b及び118b(すなわち、Nb=3)を配置している。
これにより、Na<Nbを満たしていることから、本実施形態に係る光走査装置40においても、第一実施形態と同様の効果を得られることがわかる。
なお、第三及び第四実施形態における光学素子1113では、光源から出射した光束が通過しない領域がある。例えば、そのような領域に、同期検出用又は書出し位置検出用の光束が通過するレンズ(書出し位置検出手段)等を設けることによって、光走査装置をさらに小型化することが考えられる。
第一乃至第四実施形態に係る光走査装置では、複数のシリンドリカルレンズが一体に形成された光学素子を用いた場合における効果について説明したが、これに限定されない。例えば、コリメータレンズ等の入射光学系の他の光学部材が一体に形成された光学素子を用いた場合であっても、第一乃至第四実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第一乃至第四実施形態に係る光走査装置では、複数の反射部材は互いに同じ光学特性(反射特性)を有するものであったが、これに限定されず、互いに異なる光学特性を有していても、第一乃至第四実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第一乃至第四実施形態に係る光走査装置では、光源から射出された光束は、偏向器であるポリゴンミラーの偏向面に対して副走査断面内において角度を有して入射しているが、これに限定されない。例えば、偏向器として多段ポリゴンミラーを用いて、多段ポリゴンミラーの各偏向面に、光源から射出された光束を垂直入射させる構成であっても、第一乃至第四実施形態と同様の効果を得ることができる。
第一乃至第四実施形態に係る一体に形成された光学素子を備える光走査装置によれば、ゲート部に近い位置を通過する光路よりもゲート部から遠い位置を通過する光路の方の反射部材の数を多くすることで各被走査面上での光量のばらつきを小さくし、電気補正する光量のレンジを低減することができる。
それにより、光走査装置の小型化を達成しながら、生産性の向上及び低コスト化を実現することができる。
[画像形成装置]
図13は、第一又は第三実施形態に係る光走査装置が搭載されたカラー画像形成装置90の要部副走査断面図である。
画像形成装置90は、2つの第一又は第三実施形態に係る光走査装置を各々並行して並べて、像担持体である各感光ドラム面上に画像情報を記録するタンデムタイプのカラー画像形成装置である。
画像形成装置90は、第一又は第三実施形態に係る光走査装置11、12、像担持体としての感光ドラム23、24、25、26及び現像器15、16、17、18を備えている。また、画像形成装置90は、搬送ベルト91、プリンタコントローラ93及び定着器94を備えている。
画像形成装置90には、パーソナルコンピュータ等の外部機器92から出力されたR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色信号(コードデータ)が入力される。入力された色信号は、画像形成装置90内のプリンタコントローラ93によって、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、K(ブラック)の各画像データ(ドットデータ)に変換される。変換された各画像データはそれぞれ、光走査装置11、12に入力される。そして、光走査装置11、12からはそれぞれ、各画像データに応じて変調された光ビーム59、60、61、62が射出され、これらの光ビームによって感光ドラム23、24、25、26の感光面が露光される。
感光ドラム23、24、25、26の表面を一様に帯電せしめる帯電ローラ(不図示)が表面に当接するように設けられている。そして、帯電ローラによって帯電された感光ドラム23、24、25、26の表面に、光走査装置11、12によって光ビーム59、60、61、62が照射されるようになっている。
上で述べたように、光ビーム59、60、61、62は各色の画像データに基づいて変調されており、光ビーム59、60、61、62を照射することによって感光ドラム23、24、25、26の表面に静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、感光ドラム23、24、25、26に当接するように配設された現像器15、16、17、18によってトナー像として現像される。
現像器15乃至18によって現像されたトナー像は、感光ドラム23乃至26に対向するように配設された不図示の転写ローラ(転写器)によって、搬送ベルト91上を搬送される不図示の用紙(被転写材)上に多重転写され、1枚のフルカラー画像が形成される。
以上のようにして、未定着トナー像が転写された用紙は、さらに感光ドラム23、24、25、26後方(図13において左側)の定着器94へと搬送される。定着器94は、内部に定着ヒータ(不図示)を有する定着ローラとこの定着ローラに圧接するように配設された加圧ローラとで構成されている。転写部から搬送されてきた用紙は、定着ローラと加圧ローラの圧接部にて加圧しながら加熱されることにより、用紙上の未定着トナー像が定着される。さらに定着ローラの後方には不図示の排紙ローラが配設されており、排紙ローラは定着された用紙を画像形成装置90の外に排出せしめる。
カラー画像形成装置90は、光走査装置11、12を2個並べ、各々がC、M、Y、Kの各色に対応し、各々並行して感光ドラム23、24、25、26の感光面上に画像信号(画像情報)を記録し、カラー画像を高速に印字するものである。
外部機器92としては、例えばCCDセンサを備えたカラー画像読取装置が用いられても良い。この場合には、このカラー画像読取装置と、カラー画像形成装置90とで、カラーデジタル複写機が構成される。
なお、カラー画像形成装置90では、2つの第一又は第三実施形態に係る光走査装置を用いているが、この代わりに、1つの第二又は第四実施形態に係る光走査装置を用いても構わない。
また、本実施形態に係る画像形成装置の記録密度は、特に限定されない。しかしながら、記録密度が高くなればなるほど、高画質が求められることを考えると、1200dpi以上の画像形成装置において、第一乃至四実施形態の効果はより発揮される。
10 光走査装置
104a シリンドリカルレンズ(第1のレンズ部)
104b シリンドリカルレンズ(第2のレンズ部)
113 光学素子(第1の入射光学系、第1の光学素子)
106 偏向器
110a、110b 被走査面
115、116、117、118 反射部材(第1の結像光学系、反射部材)

Claims (19)

  1. 第1及び第2の光束を偏向して第1及び第2の被走査面を主走査方向に光走査する偏向器と、
    前記第1及び第2の光束を前記偏向器の第1の偏向面に入射させる第1の入射光学系と、
    前記偏向器によって偏向された前記第1及び第2の光束を前記第1及び第2の被走査面に導光する第1の結像光学系と、
    を備え、
    前記第1の入射光学系は、前記第1の光束が通過する第1のレンズ部と、前記第2の光束が通過する第2のレンズ部と、を含む第1の光学素子を含み、
    前記第1の結像光学系は、第1の複数の反射部材を有し、
    前記第1のレンズ部は第1の複屈折量を有し、前記第2のレンズ部は前記第1の複屈折量よりも小さい第2の複屈折量を有し、
    前記第1の複数の反射部材のうち、前記第1の光束を反射する前記反射部材の数は、前記第2の光束を反射する前記反射部材の数よりも少ないことを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1に記載の光走査装置であって、
    前記偏向器は、第3及び第4の光束を偏向して第3及び第4の被走査面を主走査方向に光走査し、
    該光走査装置は、
    前記第3及び第4の光束を前記偏向器の第2の偏向面に入射させる第2の入射光学系と、
    前記偏向器によって偏向された前記第3及び第4の光束を前記第3及び第4の被走査面に導光する第2の結像光学系と、
    をさらに備え、
    前記第1の光学素子は、前記第2の入射光学系にも含まれると共に、前記第3の光束が通過する第3のレンズ部と、前記第4の光束が通過する第4のレンズ部と、をさらに含み、
    前記第3のレンズ部は第3の複屈折量を有し、前記第4のレンズ部は前記第3の複屈折量よりも小さい第4の複屈折量を有し、
    前記第2の結像光学系は、第2の複数の反射部材を有し、
    前記第2の複数の反射部材のうち、前記第3の光束を反射する前記反射部材の数は、前記第4の光束を反射する前記反射部材の数よりも少ないことを特徴とする、請求項1に記載の光走査装置。
  3. 請求項1に記載の光走査装置であって、
    前記偏向器は、第3及び第4の光束を偏向して第3及び第4の被走査面を主走査方向に光走査し、
    該光走査装置は、
    前記第3及び第4の光束を前記偏向器の第2の偏向面に入射させる第2の入射光学系と、
    前記偏向器によって偏向された前記第3及び第4の光束を前記第3及び第4の被走査面に導光する第2の結像光学系と、
    をさらに備え、
    前記第2の入射光学系は、前記第3の光束が通過する第3のレンズ部と、前記第4の光束が通過する第4のレンズ部と、を含む第2の光学素子を含み、
    前記第2の結像光学系は、第2の複数の反射部材を有し、
    前記第3のレンズ部は第3の複屈折量を有し、前記第4のレンズ部は前記第3の複屈折量よりも小さい第4の複屈折量を有し、
    前記第2の複数の反射部材のうち、前記第3の光束を反射する前記反射部材の数は、前記第4の光束を反射する前記反射部材の数よりも少ないことを特徴とする、請求項1に記載の光走査装置。
  4. 前記第1の光学素子は、射出成形で形成されたゲート部を有する、樹脂製の光学素子であり、
    前記第1の光学素子は、前記第1のレンズ部が前記第2のレンズ部より前記ゲート部に近接して配置されるように、一体成形されていることを特徴とする、請求項1に記載の光走査装置。
  5. 前記第1の光学素子は、射出成形で形成されたゲート部を有する、樹脂製の光学素子であり、
    前記第1の光学素子は、前記第1のレンズが前記第2のレンズより前記ゲート部に近接して配置され、且つ、前記第3のレンズが前記第4のレンズより前記ゲート部に近接して配置されるように、一体成形されていることを特徴とする、請求項2に記載の光走査装置。
  6. 前記第1及び第2の光学素子は、射出成形で形成されたゲート部を有する、樹脂製の光学素子であり、
    前記第1の光学素子は、前記第1のレンズが前記第2のレンズより前記ゲート部に近接して配置されるように、一体成形されており、
    前記第2の光学素子は、前記第3のレンズが前記第4のレンズより前記ゲート部に近接して配置されるように、一体成形されていることを特徴とする、請求項3に記載の光走査装置。
  7. 前記第1及び第2の光束はそれぞれ、副走査断面内で互いに異なる入射角度で前記偏向器の前記第1の偏向面に入射することを特徴とする、請求項1または4に記載の光走査装置。
  8. 前記第1及び第2の光束はそれぞれ、副走査断面内で互いに異なる入射角度で前記偏向器の前記第1の偏向面に入射し、且つ、前記第3及び第4の光束はそれぞれ、副走査断面内で互いに異なる入射角度で前記偏向器の前記第2の偏向面に入射することを特徴とする、請求項2、3、5または6のいずれか一項に記載の光走査装置。
  9. 前記第1及び第2の光束はそれぞれ、主走査断面内で互いに異なる入射角度で前記偏向器の前記第1の偏向面に入射することを特徴とする、請求項1、4または7のいずれか一項に記載の光走査装置。
  10. 前記第1及び第2の光束はそれぞれ、主走査断面内で互いに異なる入射角度で前記偏向器の前記第1の偏向面に入射し、且つ、前記第3及び第4の光束はそれぞれ、主走査断面内で互いに異なる入射角度で前記偏向器の前記第2の偏向面に入射することを特徴とする、請求項2、3、5、6または8のいずれか一項に記載の光走査装置。
  11. 前記第1及び第2の光学素子の前記ゲート部はそれぞれ、前記第1及び第2の光学素子の主走査端部又は副走査端部にあることを特徴とする、請求項6に記載の光走査装置。
  12. 前記第1の光束を反射する前記反射部材のうちの少なくとも1つの反射部材と、前記第2の光束を反射する前記反射部材のうちの少なくとも1つの反射部材とは、同じ反射特性を有していることを特徴とする、請求項1、4、7または9のいずれか一項に記載の光走査装置。
  13. 前記第1の光束を反射する前記反射部材のうちの少なくとも1つの反射部材と、前記第2の光束を反射する前記反射部材のうちの少なくとも1つの反射部材とは、同じ反射特性を有しており、且つ、前記第3の光束を反射する前記反射部材のうちの少なくとも1つの反射部材と、前記第4の光束を反射する前記反射部材のうちの少なくとも1つの反射部材とは、同じ反射特性を有していることを特徴とする、請求項2、3、5、6、8、10または11のいずれか一項に記載の光走査装置。
  14. 前記光走査装置は、前記偏向器で偏向された光束を用いて前記被走査面上の書出し位置を検出する書出し位置検出手段を備えており、
    前記書出し位置検出手段に入射する光束は、前記光学素子を通過することを特徴とする、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の光走査装置。
  15. 前記第1の複屈折量を有する前記第1のレンズ部の複屈折によって生じる前記第1の光束の位相差をλa(nm)、前記第2の複屈折量を有する前記第2のレンズ部の複屈折によって生じる前記第2の光束の位相差をλb(nm)、前記第1及び第2の光束の波長をλ(nm)とするとき、
    0<λb<λa<0.5λ
    を満たすことを特徴とする、請求項1、4、7、9、12または14のいずれか一項に記載の光走査装置。
  16. 前記第1の複屈折量を有する前記第1のレンズ部の複屈折によって生じる前記第1の光束の位相差をλa(nm)、前記第2の複屈折量を有する前記第2のレンズ部の複屈折によって生じる前記第2の光束の位相差をλb(nm)、前記第3の複屈折量を有する前記第3のレンズ部の複屈折によって生じる前記第3の光束の位相差をλc(nm)、前記第4の複屈折量を有する前記第4のレンズ部の複屈折によって生じる前記第4の光束の位相差をλd(nm)、前記第1乃至第4の光束の波長をλ(nm)とするとき、
    0<λb<λa<0.5λ
    0<λd<λc<0.5λ
    を満たすことを特徴とする、請求項2、3、5、6、8、10、11、13または14のいずれか一項に記載の光走査装置。
  17. 光源を更に備え、
    前記光源は、複数の発光点を有することを特徴とする、請求項1乃至16のいずれか一項に記載の光走査装置。
  18. 請求項1乃至17のいずれか一項に記載の光走査装置と、前記光走査装置によって前記被走査面に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を前記被転写材に定着させる定着器と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  19. 請求項1乃至17のいずれか一項に記載の光走査装置と、外部機器から出力されたコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力するプリンタコントローラと、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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