JP2017161691A - 表示装置及びその組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベゼルの厚みが薄くても表示パネルの側縁にリモコン操作用の導光部やリモコン受光部をベゼルより突出させることなく設置できる。【解決手段】液晶表示装置10は、液晶表示パネル11の周囲の側縁に厚みの小さい狭額縁ベゼル12を設置した。しかも液晶表示パネル11の下部の側縁にリモコン装置の操作光を入射する入射面26を有するレンズ25を配置した。レンズ25は入射面26を有する入射側レンズ部27と液晶表示パネル11の裏面側に屈曲部25aで屈曲して傾斜する出射側レンズ部28とを有する。出射側レンズ部28の屈曲部25a側の上面に凹部28aを形成して入射光が反射して出射面29に向かうようにした。出射面29に対向して出射光を受光する受光レンズ23aを備えたリモコン受光部23bを有するリモコン処理部23を設置し、狭額縁ベゼル12のフレーム21の基部21aに搭載して被覆した。【選択図】図4

Description

本発明は、リモコン受光部で遠隔操作を行う表示装置と、この表示装置の組立方法とに関する。
従来、大型の液晶表示パネルを備えた表示装置などでは、例えば高所等に設置して遠隔操作できるようにリモコン受光部を表示パネルの前面額縁に設置したものが知られている。この表示パネルはランドスケープモード(横置き)やポートレートモード(縦置き)で設置され、上下方向または左右方向の離れた場所からリモコン装置により操作される。リモコン受光部は前面額縁に設けたレンズ部に設置され、リモコン装置からの操作光を受光して表示パネルを操作する制御信号を生成する。
リモコン受光部は、表示装置の前面側から照射される操作光を受光するために、例えば表示パネルの周縁側を覆うベゼルの前面に装着されている(例えば特許文献1参照)。
このような表示装置に設けたリモコン受光部の一例として図13に記載されたものが提案されている。即ち、図13(a)の表示装置1において、液晶表示パネル2の周縁にベゼル3が装着されている。ベゼル3は液晶表示パネル2の前面側の四辺の周囲を含む側縁を被覆している。
図13(a)、(b)に示すように、液晶表示パネル2の前方のベゼル3の側部に設けた開口にはリモコン操作部4が配置されている。リモコン操作部4の基板4cに設けられたリモコン受光部4bの前面に受光用のレンズ4aが設置されている。そして、表示装置から上下方向や左右方向に離れた位置からリモコン装置を操作することで、リモコン受光部4bで赤外線等の操作光を受光して制御している。
特開2015−60094号公報
しかしながら、近年の表示装置では、意匠性向上のために液晶表示パネルの前面額縁がほとんどなく周囲を厚みの小さい額縁で被覆した細ベゼルが使用されているものが設置されている。このような厚みの小さい狭額縁ベゼル内にはリモコン装置の操作光を受光するレンズやリモコン受光部を設置するスペースが設置できなかった。特にリモコン受光部はレンズより大型であるためベゼルより外側に突出してしまい、見栄えが悪いという欠点があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、ベゼルの厚みが薄くても表示パネルの側縁にベゼルより突出させることなく導光部やリモコン受光部を設置できるようにした表示装置とその組立方法を提供することを目的とする。
本発明による表示装置は、表示パネルと、表示パネルの側縁に配置されていて操作用の光を入射する入射面を表示パネルの前面側に設けた導光部と、表示パネルの裏面側に配置されていて導光部の出射面からの出射光を受光するリモコン受光部と、を備えていることを特徴とする。
本発明による表示装置の組立方法は、リモコン用の操作光を入射させる導光部を表示パネルの前面側縁に取り付ける工程と、導光部の裏面側にリモコン受光部とその処理基板を取り付ける工程と、表示パネルの裏面側からリモコン受光部とその処理基板を覆うベゼルを取り付ける工程とを備え、導光部はベゼルと同一厚さ以下に設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、導光部が表示パネルの側縁に配置され、リモコン受光部が表示パネルの裏面側に配置されているため、リモコン受光部がベゼルの厚みより大きくても表示パネルの外側に突出することがなく、導光部を介して入射光をリモコン受光部に入射できるため表示パネルの前面の側縁を薄肉厚で小型化できて外観の見栄えがよい。
本発明の実施形態による液晶表示装置を示し、(a)は斜視図、(b)は同図(a)のA部拡大図である。 実施形態による液晶表示装置を裏面側から見た概略分解斜視図である。 図2に示すB部のリモコン処理部を裏面側から見た概略分解斜視図である。 図1(b)のD−D線断面図である。 図1(b)のE−E線断面図である。 (a)〜(e)は本発明の実施形態によるリモコン処理部の受光経路を説明する図である。 (a)、(b)は導光用のレンズの参考形状とその光路を示す第一参考図である。 (a)、(b)は導光用のレンズの参考形状とその光路を示す第二参考図である。 (a)、(b)は導光用のレンズの参考形状とその光路を示す第三参考図である。 (a)は導光用のレンズの参考形状とその光路を示す第四参考図、(b)は実施形態の導光用のレンズである。 (a)〜(d)は実施形態によるレンズに入射する操作光の角度とリモコン受光部との関係を説明する参考図である。 (a)〜(d)はレンズ部とリモコン受光部との関係を説明する参考図である。 従来の液晶表示装置におけるベゼル部に設けたレンズとリモコン受光部を示す図であり、(a)は要部斜視図、(b)は(a)で示す構造の分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態による表示装置とその組立方法を添付図面を参照して説明する。
図1及び図2は、本発明の実施形態における表示装置として液晶表示装置10を示す図であり、例えばテレビ画面や電子看板等のディスプレイとして使用するものである。
液晶表示装置10は、液晶表示パネル11と、液晶表示パネル11の裏面側を被覆する裏面被覆部としてのバックカバー14と、を備えている。液晶表示パネル11とバックカバー14の間には、液晶表示パネル11を駆動制御するメイン基板15や電源基板16等が収容されている。液晶表示装置10の側縁全周が従来よりも更に小さい厚さ(小幅)に形成されたべゼルとしての狭額縁ベゼル12により被覆されている。
なお、本明細書では、液晶表示装置10の液晶表示パネル11の表示面側を前面といい、バックカバー14側を裏面というものとする。
狭額縁ベゼル12は、図4に示すように、液晶表示装置10の裏面側であるバックカバー14側の側縁を全周に被覆しており、液晶表示パネル11の前面側の側縁は少なくとも後述する導光用のレンズ25の部分を除いて被覆されていてもよい(図1(b)参照)。
液晶表示装置10の下部、例えば中央下部には、液晶表示パネル11の前面側から裏面側に向けて、リモコン装置で照射される赤外光等の操作光を入射して導光する導光部としてレンズ25が設置され、レンズ25の後方にはレンズ25で導光された操作光を受光してリモコン信号を処理するリモコン処理部23が配列されている。しかも、リモコン処理部23は狭額縁ベゼル12で覆われているが、レンズ25の部分は覆われていない。図1(b)に示す液晶表示パネル11の前面において、その周囲を覆う狭額縁ベゼル12のレンズ25の両側付近を切り欠いた端部12aが形成されている。
図3乃至図5により、レンズ25及びリモコン処理部23について説明する。
リモコン処理部23は、液晶表示パネル11の裏面側に配置され、狭額縁ベゼル12の一部である断面略L字状のフレーム21の基部21aの上に搭載され固定されている。レンズ25については後述する。リモコン処理部23は、レンズ25の出射面29に対向配置された受光レンズ23aを備えたリモコン受光部23bと、リモコン受光部23bを固定した処理基板23cとを備えている。受光レンズ23aはレンズ25から出射されるリモコン装置の操作光を集光させてリモコン受光部23bに受光させる。
リモコン受光部23bで受光した操作光は処理基板23cで光電変換され、液晶表示パネル11の制御信号を生成してメイン基板15や電源基板16に伝達して駆動制御させる。
レンズ25は、液晶表示パネル11の前面に設置された入射面26からリモコン装置の操作光を入力させて、リモコン処理部23の受光レンズ23aに対向する出射面29から出射させる略柱状の導光用レンズである。
図1(b)に示すように、レンズ25の入射面26は、前面下部に設けた狭額縁ベゼル12の切欠部内に配置されている。入射面26は狭額縁ベゼル12の前面側の端面と略面一に配置されている。
レンズ25は、図4に示すように前面側からリモコン受光部23bに向けて、入射面26を有する略角柱形状の入射側レンズ部27と、入射側レンズ部27に対して屈曲部25aで液晶表示パネル11側に屈曲して傾斜していて後端部に出射面29を有する出射側レンズ部28とを有している。しかも、入射側レンズ部27の厚み(高さh1)に対して出射側レンズ部28の厚み(高さh2)が小さく形成されている。
出射側レンズ部28において屈曲部25aの上面である液晶表示パネル11側を一部切除した凹部28aが形成され、この部分の厚みh3は厚みh2より小さい。凹部28aに液晶表示パネル11の裏面側下端部が当接しているか近接して配置されており、出射側レンズ部28の凹部28aと対向する下面の範囲によってレンズ25を透過する操作光の導光経路及び受光経路を妨げない範囲が設定される。
そして、凹部28aの出射面29側では厚みh2となる出射側部28bが形成されている。出射側レンズ部28の下面はリモコン処理部23を搭載したフレーム21の基部21aの先端面に当接させて位置決め固定する。
これにより、図6(a)〜(e)に示すようにレンズ25の入射面26から入射するリモコン装置の操作光は、入射角度に関わらず、入射側レンズ部27を通過するか反射し、入射側レンズ部27よりも出射側レンズ部28の肉厚が小さいことで更に反射等によって操作光の進路を出射面29方向に導くことができる。
入射側レンズ部27内で反射しながら進行する操作光は、出射側レンズ部28の凹部28aの領域に至ると厚みh3が小さいためよく反射して出射面29方向に導かれる。出射側部28bでは凹部28aよりも肉厚h2が大きくなるので、操作光が出射面29から広い範囲で出射されて確実に受光レンズ23aに入射するように光路を制御される。
図6(a)〜(e)に示す操作光において、レンズ25を導光されて受光レンズ23aに届く光線a1と届かない光線a2を模様分けしており、操作光が種々の角度で入射面26に入射しても所定の幅と光量を有する光線a1を確実に受光レンズ23aに入射させることができる。
次に、このような液晶表示装置10の組立方法について説明する。
図2に示すように、液晶表示パネル11の裏面にメイン基板15と電源基板16を接続する。また、図3に示すように、受光レンズ23aを備えたリモコン受光部23bと処理基板23cとを有するリモコン処理部23をそれぞれフレーム21の基部21aに搭載して狭額縁ベゼル12と共に固定する。
レンズ25及びリモコン処理部23が固定されたフレーム21に狭額縁ベゼル12を固定する。そして、狭額縁ベゼル12の裏面側にバックカバー14を装着して裏面を覆い、ネジ等で固定する。
なお、液晶表示装置10の組立工程は上述したものに限定されることなく、適宜の工程を経て組み立てることができる。
本実施形態による液晶表示装置10は上述した構成を備えており、次にその作用について説明する。
本実施形態による液晶表示装置10は、予めランドスケープモードやポートレートモードで離間した位置に設置しておく。そして、前面側の上下方向や左右方向に離れた場所からリモコン装置を操作することで、例えば赤外線等の操作光を表示装置のレンズ25の入射面26に向けて照射する。
図6(a)〜(e)はレンズ25の入射面26に入射するリモコン装置の操作光の角度や方向が種々異なる場合における操作光の進路を模式的に示すものである。図6(a)〜(e)で模式的に示すように、操作光の幅方向の一部がリモコン処理部23の受光レンズ23aに入射する光線a1であり、残りの一部がリモコン処理部23の受光レンズ23aに入射しない光線a2となる。図6(a)〜(e)には、入射面26を有する入射側レンズ部27の中心軸線に対する操作光の入射角度が0度、下側及び上側から30度、45度の場合について示している。
図6(a)は操作光の入射角度が0度の場合であり、操作光がレンズ25の入射面26に直角に入射すると、入射側レンズ部27と平行に進み、出射側レンズ部28の下面で反射して出射側部28bで再度反射して出射面29から出射してリモコン処理部23の受光レンズ23aに入射し、リモコン受光部23bで受光される。そのため、リモコン処理部23の処理基板23cで操作光の受光と処理を確実に行える。
図6(b)は入射角度が下側30度の場合であり、操作光がレンズ25の入射面26に入射すると、入射側レンズ部27の上面で反射し、出射側レンズ部28の上面、凹部28a、下面、出射側部28bの上面で順次反射してリモコン処理部23の受光レンズ23aに入射し、リモコン受光部23bで受光される。
図6(c)は入射角度が上側30度の場合であり、操作光がレンズ25の入射面26に入射して入射側レンズ部27の下面で反射する。そして、光線a2は出射側レンズ部28で反射することなく透過して外れるが、光線a1は出射側レンズ部28の出射側部28b下面で反射して出射面29からリモコン処理部23の受光レンズ23aに入射し、リモコン受光部23bで受光される。
図6(d)は入射角度が下側45度の場合であり、操作光がレンズ25の入射面26に入射すると、入射側レンズ部27の上下面で反射し、光線a2は出射側レンズ部28でも反射して受光レンズ23aから外れるが、光線a1は反射することなく出射面29からリモコン処理部23の受光レンズ23aに入射し、リモコン受光部23bで受光される。
図6(e)は入射角度が上側45度の場合であり、操作光がレンズ25の入射面26に入射して入射側レンズ部27の下面で反射する。そして、光線a2は上面でも反射して出射側レンズ部28を透過して外れるが、光線a1は出射側レンズ部28を通過して出射面29からリモコン処理部23の受光レンズ23aに入射し、リモコン受光部23bで受光される。
従って、本実施形態のレンズ25では、前面の入射面26に種々の方向から入射した操作光の一部の光線a1を確実にリモコン処理部23に導光することができる。
そして、リモコン処理部23では、レンズ25の出射面29からの操作光を受光レンズ23aで受光し、リモコン受光部23b及び処理基板23cで光電変換して制御信号が生成され、液晶表示パネル11のメイン基板15と電源基板16に伝達されて液晶表示パネル11の駆動制御が実行される。
上述のように本実施形態による液晶表示装置10における導光部としてのレンズ25によれば、入射するリモコン装置の操作光を確実にリモコン処理部23の受光レンズ23aに導くことができる。このレンズ25の形状を採用するに至った理由と根拠について図7から図12に示すレンズ25の参考形状に基づいて説明する。
導光用のレンズ25は液晶表示パネル11の側縁に設ける狭額縁ベゼル12の幅が小さいため、入射側レンズ部27の厚みh1を小さくし且つ液晶表示パネル11の裏面側に設置したリモコン処理部23の受光レンズ23aへ操作光を入射させるために出射側レンズ部28を液晶表示パネル11側に屈曲して傾斜させるという基本形状が必要である。
まず、図7(a)では、レンズ25Aは屈曲部25aで液晶表示パネル11側に屈曲して出射面29が受光レンズ23aに対面したものであり、しかも入射面26から傾斜部の出射面29までを同一厚さh1に設定した。また、図7(b)では更にレンズ25Bの入射側レンズ部27から出射側レンズ部28に至る下面の屈曲部25aに凸曲面を形成した。
この場合、レンズ25Aでは、入射角0度で入射面26に直角な光として入射する操作光は出射面29で反射して受光レンズ23aを外れてしまう。レンズ25Bでは同様な操作光が入射すると、更に屈曲部25aの凸曲面で反射して光反射角度が変化するため、やはり受光レンズ23aに到達しないという欠点がある。
次に図8(a)では、レンズ25Cは入射側レンズ部27の厚みh1に対して屈曲部25aで上方に傾斜する出射側レンズ部28の下面側を切除することで厚みを小さく設定した。図8(b)のレンズ25Dでは、更に屈曲部25aの上面側を略V字に切除した凹部28pを形成して上下両面側で出射側レンズ部28の厚みを小さくした。
この場合、入射角0度の操作光は、レンズ25C、25Dの出射側レンズ部28の厚みを小さくしたことで、入射側レンズ部27を通過する入射光が出射側レンズ部28で反射し易くなり、一部の光線a1が受光レンズ23aに到達することになり、好ましいといえる。
次に、図9(a)において、図8(a)に示すものと同一形状のレンズ25Cにおいて、入射面26に対して下側から略30度の傾斜角で操作光が入射する場合、入射面26に入射する操作光のうちレンズ25C内で反射して受光レンズ23aに入射する光線a1の量が、図8(a)に示す入射角0度の場合よりも少なかった。一方、図8(b)に示すものと同一形状のレンズ25Dにおいて、下側から略30度の傾斜角で操作光が入射面26に入射する場合、出射側レンズ部28の厚みを上下面で切除して薄く形成したため、同図(a)と比較して受光レンズ23aに入射する光線a1の量が多かった。受光レンズ23aへの光線a1の入射量が多い方がより確実に操作光を入射できて好ましい。
これらの試験結果を考慮すると、導光用のレンズ25について、図10(a)に示すレンズ25Dのように、入射面26を有する入射側レンズ部27の厚みh1に対して液晶表示パネル11側に屈曲して傾斜する出射面29を有する出射側レンズ部28の厚みh2を小さくすることが受光レンズ23aへ光線a1を確実に入射させ且つ入射する光線a1の量を確保する上で好ましい。
更に出射側レンズ部28の出射面29から受光レンズ23aに入射する光線a1の量を増加させるためには、図10(b)に示す本実施形態によるレンズ25に示すように、出射側レンズ部28の屈曲部25aの上面側に凹部28aを形成して厚みh3(<h2<h1)をより小さくすることが好ましい。これによって、入射面26への操作光の入射角度によらず、出射側レンズ部28の凹部28aの領域での反射を行わせることで確実に光を厚さh2が比較的大きい出射側部28bへ導いて出射面29での出射光を増大させて受光レンズ23aへの入射量を増大させることができるといえる。
本実施形態における導光用のレンズ25の形状はこのようにして設定された。
次にレンズ25の水平方向の幅を図11により検討する。
本実施形態によるレンズ25は、水平方向の幅Wを狭額縁ベゼル12の幅(厚み)と同じに設定した。この幅Wは、リモコン処理部23における受光レンズ23aの幅と同程度か若干幅広に設定した。しかも、レンズ25は細長い略直方体形状とし、屈曲部25aで屈曲して傾斜させている。レンズ25を細長い略直方体形状とすることで安定して操作光を入射面26から入射させることができる。
この場合、図11(a)、(b)に示すように、レンズ25の入射側レンズ部27の中心軸に対して左側約30度、そして右側略30度の入射角で入射した場合、レンズ25の内部で反射して受光レンズ23aに導かれる光線a1の必要量を確保できる。
また、図11(c)、(d)に示すように、レンズ25の入射側レンズ部27の中心軸に対して左側約45度、そして右側略45度の入射角で入射した場でも、レンズ25の内部で反射して受光レンズ23aに導かれる光線a1の量を確保できる。
次に、比較例として、図12(a)、(b)に示す比較用のレンズ25Eのように受光レンズ23aに対して幅が3倍以上広いと、入射面26に入射する操作光はレンズ25Eの両側面で反射して出射面29から出射する光の位置のずれが大きくなるため、リモコン装置の操作光の幅を大きくしないと受光レンズ23aを外れるおそれがあり、好ましくない。
また、図12(c)、(d)に示すように比較用のレンズ25Fを入射面26から出射面29に向けて先細となるように平面視テーパ状に形成すると、レンズ25F内の側面での反射光が出射面29から外れてしまい、受光レンズ23aに到達できない欠点が生じる。
上述したように本実施形態の液晶表示装置10によれば、導光用のレンズ25を液晶表示パネル11の下方の側縁に配置して出射面29を液晶表示パネル11側に傾斜させてその裏面側のリモコン処理部23の受光レンズ23aに対向させたため、リモコン装置の操作光の入射角度によらず確実に受光して駆動制御することができる。
そのため、リモコン受光部23bや処理基板23cが狭額縁ベゼル12の厚み(幅)より大きくても、液晶表示パネル11の裏面でフレーム21の基部21aに搭載したため、狭額縁ベゼル12の外側に突出させることなく覆うことができて外観の見栄えがよい。また、レンズ25は前面から見て液晶表示パネル11の下部に設けた厚みの小さい狭額縁ベゼル12間に挟まれて配置したので、レンズ25は狭額縁ベゼル12と一体的に視認されて外観の見栄えがよい。
また、レンズ25(の入射側レンズ部27)の厚みを狭額縁ベゼル12の厚み(幅)と同一に設定したため、レンズ25が狭額縁ベゼル12より外側に突出することがなく、この点でも外観の見栄えが良い。
しかも、液晶表示パネル11の側縁に設けたレンズ25は厚みh1の入射側レンズ部27に対して傾斜する出射側レンズ部28の厚みh2を小さくし且つ厚みh3のより小さい凹部28aを屈曲部25aに設けた。そのため、レンズ25に入射する操作光の多くを反射させつつ出射面29へ導くことができる。しかも出射側レンズ部28の出射面29を有する出射側部28bを凹部28aより大きくしたので、凹部28aを通過した光について出射面29からの出射光を多くして受光レンズ23aに確実に入射できる。
なお、本発明は上述の実施形態による液晶表示装置10に限定されることはなく、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜の変更や置換等が可能であり、これらはいずれも本発明に含まれる。以下に、本発明の実施形態に用いた部品、部材と同一または同様な部品、部材には同一の符号を用いてその変形例を説明する。
例えば上述した実施形態では、リモコン装置の操作光として赤外線を用いたが、特に限定されるものではなく、可視光や紫外光等でもよく、レンズ25を通して受光可能であれば特に限定されない。
また、上述の実施形態では、リモコン装置の操作光を入射させる導光部としての導光用のレンズ25を液晶表示パネル11の側縁である下側に設置したが、これに代えて液晶表示パネル11の両側部の一方の側縁に設置してもよいし、上部の側縁に設置してもよい。
なお、上述した実施形態では、導光部としてのレンズ25の出射側レンズ部28の屈曲部25a側の上面に凹部28aを形成したが、凹部は省略してもよい。この場合でも図10(a)に示すレンズ25Dのように厚みの比較的小さい出射側レンズ部28を通して操作光を受光レンズ23aに導くことができる。
また、導光部を構成するレンズ25は反射特性を有していれば必ずしも集光機能等のレンズ特性を必要とせず、入射光をリモコン処理部23のリモコン受光部23bに設けた受光レンズ23aに導くものであればプリズムやミラー等の光学部材を用いてもよい。
また本実施形態では、被覆部としての狭額縁ベゼル12にリモコン処理部23を基部21aに搭載し被覆して固定したフレーム21を設置したが、フレーム21を設けずに狭額縁ベゼル12に基部を形成して直接リモコン処理部23を搭載させて被覆してもよい。また、導光部の設置部の周囲に狭額縁ベゼル12を設置しなくてもよい。
10 液晶表示装置
11 液晶表示パネル
12 狭額縁ベゼル
14 バックカバー
21 フレーム
23 リモコン処理部
23a 受光レンズ
23b リモコン受光部
23c 処理基板
25 レンズ
25a 屈曲部
26 入射面
27 入射側レンズ部
28 出射側レンズ部
28a 凹部
28b 出射側部
29 出射面

Claims (6)

  1. 表示パネルと、
    前記表示パネルの側縁に配置されていて操作用の光を入射する入射面を前記表示パネルの前面に設けた導光部と、
    前記表示パネルの裏面側に配置されていて前記導光部の出射面からの出射光を受光するリモコン受光部と、
    を備えていることを特徴とする表示装置。
  2. 前記導光部は、前記入射面を備えた入射側レンズ部と、該入射側レンズ部に対して前記表示パネル側に傾斜していて前記出射面を有する出射側レンズ部とを備え、前記出射側レンズ部は入射側レンズ部より肉厚が薄く形成されている請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記導光部の出射側レンズ部は前記表示パネル側の面に凹部が形成されている請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記リモコン受光部は処理基板に固定され、前記処理基板は前記表示パネルの裏面から側縁を被覆するベゼルに支持されている請求項1から3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記導光部の厚さは前記ベゼルの厚さ以下に設定されている請求項4に記載の表示装置。
  6. リモコン用の操作光を入射させる導光部を表示パネルの前面側縁に取り付ける工程と、
    前記導光部の背面側に操作光を入射させるリモコン受光部とその処理基板を取り付ける工程と、
    前記表示パネルの裏面側から前記リモコン受光部とその処理基板を覆うベゼルを取り付ける工程とを備え、
    前記導光部は前記ベゼルと同一厚さ以下に設定されていることを特徴とする表示装置の組立方法。
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