JP2017161021A - 車両の制御装置及び車両の制御方法 - Google Patents

車両の制御装置及び車両の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017161021A
JP2017161021A JP2016047169A JP2016047169A JP2017161021A JP 2017161021 A JP2017161021 A JP 2017161021A JP 2016047169 A JP2016047169 A JP 2016047169A JP 2016047169 A JP2016047169 A JP 2016047169A JP 2017161021 A JP2017161021 A JP 2017161021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
automatic transmission
vehicle speed
failure
clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016047169A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6646482B2 (ja
Inventor
高輝 河口
Takateru Kawaguchi
高輝 河口
史貴 永島
Fumitaka Nagashima
史貴 永島
英晴 山本
Hideharu Yamamoto
英晴 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
JATCO Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
JATCO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd, JATCO Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2016047169A priority Critical patent/JP6646482B2/ja
Publication of JP2017161021A publication Critical patent/JP2017161021A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6646482B2 publication Critical patent/JP6646482B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

【課題】ロックアップクラッチが解放不能となるフェールが発生した場合に、エンジンストールの発生を防止するとともに登坂路における車両の後退を防止する。
【解決手段】コントローラ5は、ロックアップクラッチ21が解放不能になるフェールが発生すると自動変速機3をニュートラル状態とし、その後に車速が停車車速を含む所定車速以下になるとパークロック機構31を作動させる。

【選択図】 図1

Description

本発明は、車両の制御装置及び車両の制御方法に関する。
特許文献1には、ロックアップクラッチが解放不能となるフェールが発生した場合に、自動変速機の伝達クラッチを解放してニュートラル状態にする技術が開示されている。これによれば、エンジンと駆動輪との間の動力伝達が切断されるので、車両が停止したときのエンジンストールの発生を防止できる。
特開2003−287123号公報
しかしながら、上記の技術では、登坂路を走行中にロックアップクラッチが解放不能となるフェールが発生した場合は、自動変速機がニュートラル状態になったことに運転者が気付かないと、車両が減速して停止するに留まらず、最終的に車両が後退してしまうことが考えられる。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、ロックアップクラッチが解放不能となるフェールが発生した場合に、エンジンストールの発生を防止するとともに登坂路における車両の後退を防止することを目的とする。
本発明のある態様によれば、エンジンと、ロックアップクラッチを有するトルクコンバータと、複数の締結要素及び前記複数の締結要素よりも動力伝達経路における下流側に設けられたパークロック機構を有する自動変速機と、を備えた車両の制御装置であって、前記ロックアップクラッチが解放不能になるフェールが発生すると前記自動変速機をニュートラル状態とし、その後に車速が停車車速を含む所定車速以下になると前記パークロック機構を作動させる制御部を備える、車両の制御装置が提供される。
また、本発明の別の態様によれば、エンジンと、ロックアップクラッチを有するトルクコンバータと、複数の締結要素及び前記複数の締結要素よりも動力伝達経路における下流側に設けられたパークロック機構を有する自動変速機と、を備えた車両の制御方法であって、前記ロックアップクラッチが解放不能になるフェールが発生すると前記自動変速機をニュートラル状態とし、その後に車速が停車車速を含む所定車速以下になると前記パークロック機構を作動させる、車両の制御方法が提供される。
これらの態様によれば、ロックアップクラッチが解放不能となるフェールが発生した場合に、エンジンストールの発生を防止するとともに登坂路における車両の後退を防止できる。
本発明の実施形態に係る制御装置が適用される車両の概略構成図である。 コントローラが実行する停止制御の内容を示したフローチャートである。 停止制御が実行される様子を示したタイムチャートである。 ロックアップソレノイド弁の制御回路を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る制御装置が適用される車両100の概略構成を示している。
車両100は、エンジン1と、トルクコンバータ2と、自動変速機3と、を備え、エンジン1の出力回転が、トルクコンバータ2及び自動変速機3を介して図示しない駆動輪へと伝達される構成である。
トルクコンバータ2は、ロックアップクラッチ21付きのトルクコンバータである。ロックアップクラッチ21を締結すれば、入力軸と出力軸とが直結され、トルクコンバータ2内部の滑りに起因する伝達ロスを低減することができる。ロックアップクラッチ21は、車速がロックアップ開始車速(例えば、18km/h)を超えると締結され、ロックアップ解除車速(例えば、15km/h)を下回ると解放される。
自動変速機3は、複数の前進用変速段と後進用変速段一つとを有する有段自動変速機である。変速段は、自動変速機3の内部に配置される複数の締結要素32(クラッチ、ブレーキ)をどのような組み合わせで締結するかによって変更することができる。また、自動変速機3は、複数の締結要素32よりも動力伝達経路における下流側に設けられたパークロック機構31を有する。
パークロック機構31は、シフトレンジとしてパーキングレンジが選択された場合に出力軸33をロックする制動装置である。本実施形態のパークロック機構31は、作動状態(パークロックオン)と非作動状態(パークロックオフ)とを電気的に制御可能なパークバイワイヤシステムである。
また、車両100には、オイルポンプ(図示せず)から供給される作動油の圧力を調圧してロックアップクラッチ21、及び自動変速機3の各部位に供給する油圧制御回路4と、油圧制御回路4等を制御するコントローラ5と、が設けられている。
油圧制御回路4は、コントローラ5からの制御信号に基づき、ロックアップクラッチ21を制御するアクチュエータとしてのロックアップソレノイド弁40を含む複数のソレノイド弁を制御して油圧の供給経路を切り換えるとともにオイルポンプから供給された作動油の圧力を調圧して必要な油圧を生成し、これをロックアップクラッチ21、及び自動変速機3の各部位に供給する。
コントローラ5は、CPU、ROM、RAM、入出インターフェース、これらを接続するバス等を含んで構成され、車両100の各部位の状態を検出するセンサからの信号に基づきエンジン1の回転速度及びトルク、ロックアップクラッチ21の締結状態、自動変速機3の変速段、パークロック機構31の状態、インジケータ47の表示内容、等を統合的に制御する。
センサには、例えば、エンジン1の回転速度Neを検出する回転速度センサ41、トルクコンバータ2の出力軸の回転速度Ntを検出する回転速度センサ42、自動変速機3の出力軸33の回転速度Nsを検出する回転速度センサ43、アクセルペダル6の操作状態を検出するアクセル開度センサ44、ブレーキペダル7の操作状態を検出するブレーキスイッチ45、シフター8によってP(パーキング)、R(後進)、N(ニュートラル)、D(前進)のいずれのレンジが選択されたかを検出するポジションセンサ46等が含まれる。なお、ポジションセンサ46に代えて、複数のスイッチの組み合わせによりレンジを判定することもできる。
本実施形態のシフター8は、シフトレンジを選択した後に運転者が手を離すと自動的に初期位置に戻るモーメンタリ式のシフトレバーである。なお、シフター8はレバー形式に限られるものではなく、例えば、スイッチ形式であってもよい。
また、コントローラ5は、上記各センサからの信号に基づいて、車両100の各部位の異常の有無を検知し、フェールが発生した場合には、その内容に応じた制御を実行するようになっている。
以下では、ロックアップクラッチ21が解放不能となるフェールが発生した場合にコントローラ5が実行する停止制御について、図2に示すフローチャートを参照しながら説明する。
なお、図2のステップS14までは、ロックアップクラッチ21が解放不能となるフェールが発生しているかを検知するための異常検知処理を示し、ステップS15以降は、当該フェールが発生した場合にコントローラ5が実行する停止制御を示している。異常検知処理は、車速がロックアップ解除車速を下回ると実行される。
ステップS11では、コントローラ5は、ロックアップソレノイド弁40への指示圧が閾値よりも小さいかを判定する。
ロックアップクラッチ21は、ロックアップソレノイド弁40への指示圧が大きなってロックアップソレノイド弁40の制御電流が増加すると締結される。反対に、ロックアップソレノイド弁40への指示圧が小さくなってロックアップソレノイド弁40の制御電流が減少すると解放される。
よって、ロックアップソレノイド弁40への指示圧が閾値よりも小さいということは、コントローラ5がロックアップクラッチ21の解放を指示していることを意味する。
コントローラ5は、ロックアップソレノイド弁40への指示圧が閾値よりも小さいと判定すると、処理をステップS12に移行する。また、ロックアップソレノイド弁40への指示圧が閾値以上と判定すると、ステップS11の処理を繰り返し行う。
ステップS12では、コントローラ5は、エンジン1の回転速度Neとトルクコンバータ2の回転速度Ntとの差の絶対値が閾値以下かを判定する。
回転速度Neと回転速度Ntとの差の絶対値が閾値以下ということは、トルクコンバータ2内部の滑りが発生していないということになる。この場合は、コントローラ5がロックアップクラッチ21の解放を指示しているにも関わらず、ロックアップクラッチ21が締結されている可能性がある。
コントローラ5は、回転速度Neと回転速度Ntとの差の絶対値が閾値以下と判定すると、処理をステップS13に移行する。また、回転速度Neと回転速度Ntとの差の絶対値が閾値よりも大きいと判定すると、ステップS11に戻って処理を繰り返し行う。
ステップS13では、コントローラ5は、回転速度Neと回転速度Ntとの差の絶対値が閾値以下の状態が所定時間継続したかを判定する。
車両100の走行状態によっては、回転速度Neと回転速度Ntとの差の絶対値が閾値以下の状態に一時的になることが考えられる。よって、コントローラ5は、回転速度Neと回転速度Ntとの差の絶対値が閾値以下の状態が所定時間継続すると、ロックアップクラッチ21が解放不能となるフェールが発生したと判定する(ステップS14)。所定時間は、例えば、1secである。また、回転速度Neと回転速度Ntとの差の絶対値が閾値以下の状態が所定時間継続しなかった場合は、ステップS11に戻って処理を繰り返し行う。
また、ステップS14では、コントローラ5は、フェールが発生したことを運転者に知らせるべく警告を発信する。警告は、車両100のスピーカ等を用いて警告音を発生させる、車両100のインジケータ47に設けられた警告灯を点灯させる等、様々である。これにより、フェールが発生したことを運転者に認識させ、ブレーキ操作を促すことができる。
続いて、ステップS15では、コントローラ5は、車速が第1車速以下になったかを判定する。
第1車速は、これ以上車速が低下するとエンジンストールの発生が懸念される車速であり、例えば、10km/hである。
コントローラ5は、車速が第1車速以下であると判定すると、処理をステップS16に移行する。また、車速が第1車速よりも高いと判定すると、ステップS15の処理を繰り返し行う。
ステップS16では、コントローラ5は、自動変速機3を自動的にニュートラル状態にするニュートラル制御を行う。
具体的には、コントローラ5は、選択中のシフトレンジに関わらず、締結要素32を解放して自動変速機3をニュートラル状態とし、エンジン1及びトルクコンバータ2と駆動輪との間の動力伝達を切断する。また、インジケータ47に、ニュートラルレンジになっていることを示す情報としてアルファベットの「N」を表示させる。
なお、インジケータ47に表示させる情報は、ニュートラルレンジになっていることを運転者に伝達可能であればよく、アルファベットの「N」に限定されるものではない。また、この時点でパークロック機構31は非作動状態(パークロックオフ)である。
ニュートラル制御を行った時点では、通常、運転者はシフトレンジとしてDレンジを選択している。ここで、シフター8が従来から一般的に用いられているリンク式シフトレバーであったとすると、自動変速機3が実際にはニュートラル状態であっても、インジケータ47にはDレンジであることを示す「D」が表示される。そして、運転者は、主としてシフトレバーの位置とインジケータ47の表示とによって選択中のシフトレンジを判断するので、Dレンジで走行していると判断してしまう可能性が高い。
これに対して、本実施形態では、上述したように、シフター8としてモーメンタリ式のシフトレバーを用いている。よって、運転者のシフトレンジの判断基準をインジケータ47の表示のみにでき、かつ、フェール発生後にインジケータ47に「N」を表示させることで、ニュートラルレンジになっていることを運転者に認識させ、ブレーキ操作を促すことができる。
ステップS17では、コントローラ5は、車速が所定車速としての第2車速以下になったかを判定する。
第2車速は、車両100が停止する直前の車速であり、例えば、2km/hである。なお、第2車速は、停車速度(0km/h)を含む。よって、第2車速は、停車速度を含む任意の車速(低車速)以下の車速から選択することができる。
コントローラ5は、車速が第2車速以下であると判定すると、処理をステップS18に移行する。また、車速が第2車速よりも高いと判定すると、ステップS17の処理を繰り返し行う。
ステップS18では、コントローラ5は、自動変速機3のパークロック機構31を自動的に作動させるパーク制御を行う。
具体的には、コントローラ5は、自動変速機3をニュートラル状態としたまま自動変速機3のパークロック機構31を作動させて出力軸33をロックし、車両100を停止させる(パークロックオン)。また、インジケータ47に、パーキングレンジになっていることを示す情報としてアルファベットの「P」を表示させる。なお、インジケータ47に表示させる情報は、パーキングレンジになっていることを運転者に伝達できればよく、アルファベットの「P」に限定されるものではない。
上述したように、本実施形態ではシフター8としてモーメンタリ式のシフトレバーを用いているので、パーク制御を実行した時点においても、ニュートラル制御を実行した時点と同様に、運転者のシフトレンジの判断基準をインジケータ47の表示のみにでき、かつ、フェール発生後にインジケータ47に「P」を表示させることで、パーキングレンジになっていることを運転者に認識させ、ブレーキ操作を促すことができる。
このように、コントローラ5は、ロックアップクラッチ21が解放不能になるフェールが発生した場合は、車速が第1車速以下になると、自動変速機3を自動的にニュートラル状態とするニュートラル制御を行い、その後に車速が第2車速以下になると、自動的にパークロック機構31を作動させるパーク制御を行う。
これによれば、自動変速機3がニュートラル状態になることで、車両100が停止したときのエンジンストールの発生を防止できる。また、車両100が停止する際にパークロック機構31を作動させるので、登坂路を走行中にロックアップクラッチ21が解放不能となるフェールが発生した場合でも、車両100が後退することを防止できる。
続いて、図3のタイムチャートを参照しながら、停止制御が実行される様子について説明する。
ロックアップクラッチ21が解放不能となるフェールが発生した状態で車速(回転速度Ns)が低下していくと、時刻t1で車速がロックアップ解除車速になった後も、ロックアップクラッチ21が締結されたままとなる。このため、時刻t1以降も、エンジン1の回転速度Ne及びトルクコンバータ2の回転速度Ntが、回転速度Nsの低下に比例して低下する。
時刻t2で車速が第1車速になると、ニュートラル制御が実行され、自動変速機3がニュートラル状態となる。これにより、エンジン1及びトルクコンバータ2と駆動輪との間の動力伝達が切断される。よって、時刻t2以降は、回転速度Ne及び回転速度Ntの低下が、回転速度Nsの低下に比例しなくなる。
回転速度Ne及び回転速度Ntは、時刻t2から時刻t3にかけて徐々に低下し、エンジン1のアイドル回転速度になる。なお、時刻t2以降に示す点線は、ニュートラル制御を行わなかった場合の回転速度Ne及び回転速度Ntの変化を示すものである。この場合は、時刻t3を過ぎて間もなくエンジンストールが発生し、回転速度Ne及び回転速度Ntが0になる。
時刻t4で車速が第2車速になると、パーク制御が実行されてパークロックオンになり、車両100が停止する。
以上述べたように、本実施形態のコントローラ5は、ロックアップクラッチ21が解放不能になるフェールが発生すると自動変速機3をニュートラル状態とし、その後に車速が第2車速以下になるとパークロック機構31を作動させる。
これによれば、エンジンストールの発生を防止するとともに登坂路における車両100の後退を防止できる(請求項1、6に対応する効果)。
また、車両100は、運転者によるシフトレンジの選択後に初期位置に戻るシフター8を備え、コントローラ5は、フェールの発生後に自動変速機3をニュートラル状態にすると、インジケータ47に自動変速機3がニュートラルレンジになっていることを示す情報として「N」を表示させる。
これによれば、運転者のシフトレンジの判断基準をインジケータ47の表示のみにでき、かつ、フェール発生後にインジケータ47に「N」を表示させることで、ニュートラルレンジになっていることを運転者に認識させ、ブレーキ操作を促すことができる(請求項2に対応する効果)。
また、コントローラ5は、フェールの発生後にパークロック機構31を作動させると、インジケータ47に自動変速機3がパーキングレンジになっていることを示す情報として「P」を表示させる、
これによれば、パーキングレンジになっていることを運転者に認識させ、ブレーキ操作を促すことができる(請求項3に対応する効果)。
また。コントローラ5は、フェールの発生後に警告音を発生又は警告灯を点灯させる。
これによれば、フェールが発生したことを運転者に認識させ、ブレーキ操作を促すことができる(請求項4に対応する効果)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上記実施形態では、ロックアップクラッチ21が解放不能になるフェールが発生するとコントローラ5が停止制御を実行するようになっている。ここで、ロックアップクラッチ21が解放不能になるフェールの原因としては、天絡等のような電気的異常と、ロックアップソレノイド弁40にパーティクルが詰まる等の機能的異常(機械的異常)と、がある。よって、フェールがロックアップソレノイド弁40の電気的異常により発生した場合は、ロックアップソレノイド弁40を強制的にオフにしてロックアップクラッチ21を解放してもよい。
電気的異常が発生したロックアップソレノイド弁40を強制的にオフにするためには、図4の制御回路に示すように、ロックアップソレノイド弁40の上流側と下流側とにそれぞれドライバ50、51を設けておけばよい。
この構成では、フェールが発生した場合に、ドライバ50、51を開放することでロックアップソレノイド弁40を回路から完全に切り離すことができる。よって、例えば、天絡等が発生した場合でも、ロックアップソレノイド弁40を強制的にオフにできる。
言い換えると、電気的異常の場合はロックアップソレノイド弁40を強制的にオフにする一方、機能的異常の場合は自動変速機3をニュートラル状態とし、その後に車速が第2車速以下になるとパークロック機構31を作動させることができる。
これによれば、ロックアップクラッチ21が解放不能になるフェールが発生した場合の対応の自由度が向上する(請求項5に対応する効果)。
100 車両
1 エンジン
2 トルクコンバータ
3 自動変速機
5 コントローラ(制御装置、制御部)
8 シフター
21 ロックアップクラッチ
31 パークロック機構
32 締結要素
40 ロックアップソレノイド弁(アクチュエータ)
47 インジケータ

Claims (6)

  1. エンジンと、ロックアップクラッチを有するトルクコンバータと、複数の締結要素及び前記複数の締結要素よりも動力伝達経路における下流側に設けられたパークロック機構を有する自動変速機と、を備えた車両の制御装置であって、
    前記ロックアップクラッチが解放不能になるフェールが発生すると前記自動変速機をニュートラル状態とし、その後に車速が停車車速を含む所定車速以下になると前記パークロック機構を作動させる制御部を備える、
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両の制御装置であって、
    前記車両は、運転者によるシフトレンジの選択後に初期位置に戻るシフターをさらに備え、
    前記制御部は、前記フェールの発生後に前記自動変速機をニュートラル状態にすると、前記車両のインジケータに前記自動変速機がニュートラルレンジになっていることを示す情報を表示させる、
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  3. 請求項2に記載の車両の制御装置であって、
    前記制御部は、前記フェールの発生後に前記パークロック機構を作動させると、前記インジケータに前記自動変速機がパーキングレンジになっていることを示す情報を表示させる、
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  4. 請求項2又は3に記載の車両の制御装置であって、
    前記制御部は、前記フェールの発生後に警告音を発生又は警告灯を点灯させる、
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の車両の制御装置であって、
    前記制御部は、前記フェールが前記ロックアップクラッチを制御するアクチュエータの電気的異常により発生した場合は、前記アクチュエータを強制的にオフにして前記ロックアップクラッチを解放する、
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  6. エンジンと、ロックアップクラッチを有するトルクコンバータと、複数の締結要素及び前記複数の締結要素よりも動力伝達経路における下流側に設けられたパークロック機構を有する自動変速機と、を備えた車両の制御方法であって、
    前記ロックアップクラッチが解放不能になるフェールが発生すると前記自動変速機をニュートラル状態とし、その後に車速が停車車速を含む所定車速以下になると前記パークロック機構を作動させる、
    ことを特徴とする車両の制御方法。
JP2016047169A 2016-03-10 2016-03-10 車両の制御装置及び車両の制御方法 Active JP6646482B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016047169A JP6646482B2 (ja) 2016-03-10 2016-03-10 車両の制御装置及び車両の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016047169A JP6646482B2 (ja) 2016-03-10 2016-03-10 車両の制御装置及び車両の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017161021A true JP2017161021A (ja) 2017-09-14
JP6646482B2 JP6646482B2 (ja) 2020-02-14

Family

ID=59856881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016047169A Active JP6646482B2 (ja) 2016-03-10 2016-03-10 車両の制御装置及び車両の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6646482B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018079348A1 (ja) * 2016-10-26 2019-06-24 ジヤトコ株式会社 車両の制御装置及び車両の制御方法
JP2020045053A (ja) * 2018-09-21 2020-03-26 株式会社Subaru パーキングロック装置
CN115257663A (zh) * 2021-04-29 2022-11-01 重庆长安汽车股份有限公司 驻车制动方法、系统及车辆

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018079348A1 (ja) * 2016-10-26 2019-06-24 ジヤトコ株式会社 車両の制御装置及び車両の制御方法
JP2020045053A (ja) * 2018-09-21 2020-03-26 株式会社Subaru パーキングロック装置
JP7195840B2 (ja) 2018-09-21 2022-12-26 株式会社Subaru パーキングロック装置
CN115257663A (zh) * 2021-04-29 2022-11-01 重庆长安汽车股份有限公司 驻车制动方法、系统及车辆
CN115257663B (zh) * 2021-04-29 2024-04-16 重庆长安汽车股份有限公司 驻车制动方法、系统及车辆

Also Published As

Publication number Publication date
JP6646482B2 (ja) 2020-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4838820B2 (ja) 車両制御ユニット及び該ユニットを搭載した車両
JP2008149802A (ja) 作業車両の制御装置
JP2013199165A (ja) シフトバイワイヤシステムのフェイルセーフ装置
US8359135B2 (en) Control apparatus for automatic transmission
KR20110062755A (ko) 전자식 변속레버를 이용한 티시유 페일-세이프제어방법
JP2009204127A (ja) 車両制御ユニット及び該ユニットを搭載した車両
JP2009047216A (ja) 車両用変速機の変速制御装置
JP6646482B2 (ja) 車両の制御装置及び車両の制御方法
KR101655163B1 (ko) 자동변속기 차량의 급출발 방지 장치 및 방법
US20140039746A1 (en) Control unit for controlling the operation of a motor vehicle with an electric motor and a motor vehicle
KR20100088852A (ko) 자동차의 제동 제어 시스템 및 방법
JP2009275893A (ja) 作業車両のエンジンオーバラン防止装置
SE0950662A1 (sv) Metod och system för start av ett fordon
JP4019749B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP6792417B2 (ja) 車両の制御装置及び車両の制御方法
JP2002283979A (ja) 車両の坂道発進補助装置
JP2005048893A (ja) クラッチ制御装置
JP2015223894A (ja) Pto搭載車両
KR101683841B1 (ko) 차량의 변속 제어 장치 및 방법
US20190226578A1 (en) Control device for vehicle and control method for vehicle
JP6674293B2 (ja) 車両の制御装置及び車両の制御方法
KR101491285B1 (ko) Amt 차량의 비정상 엔진 정지시 비상 제어방법 및 시스템
JPWO2018079347A1 (ja) 車両の制御装置及び車両の制御方法
JP2022152515A (ja) 車両の制御装置
JP2018071576A (ja) 自動変速機の制御装置及び自動変速機の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20161205

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20161207

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190827

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6646482

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150