JP2017158266A - 電力供給システム、電力供給装置および制御装置 - Google Patents

電力供給システム、電力供給装置および制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017158266A
JP2017158266A JP2016038310A JP2016038310A JP2017158266A JP 2017158266 A JP2017158266 A JP 2017158266A JP 2016038310 A JP2016038310 A JP 2016038310A JP 2016038310 A JP2016038310 A JP 2016038310A JP 2017158266 A JP2017158266 A JP 2017158266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power supply
supply devices
current
power conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016038310A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6643677B2 (ja
Inventor
康太 前場
Kota Maeba
康太 前場
向志 秋政
Hisashi Akimasa
向志 秋政
智規 伊藤
Tomonori Ito
智規 伊藤
守雄 中村
Morio Nakamura
守雄 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2016038310A priority Critical patent/JP6643677B2/ja
Priority to PCT/JP2016/004710 priority patent/WO2017149569A1/ja
Publication of JP2017158266A publication Critical patent/JP2017158266A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6643677B2 publication Critical patent/JP6643677B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J3/00Circuit arrangements for ac mains or ac distribution networks
    • H02J3/38Arrangements for parallely feeding a single network by two or more generators, converters or transformers
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J3/00Circuit arrangements for ac mains or ac distribution networks
    • H02J3/38Arrangements for parallely feeding a single network by two or more generators, converters or transformers
    • H02J3/46Controlling of the sharing of output between the generators, converters, or transformers
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
    • H02M7/44Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M7/493Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode the static converters being arranged for operation in parallel

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】起動時にも任意の電流分担比で電流を出力できる技術を提供する。
【解決手段】電力供給システム1は、負荷3に電力を供給する並列接続された複数の電力供給装置10−1〜10−nと、複数の電力供給装置の電流分担比に基づき決定された複数の仮想抵抗を、それぞれ対応する電力供給装置に通知する制御装置20と、を備える。複数の電力供給装置10−1〜10−nは、それぞれ、直流電力を交流電力に変換して、当該交流電力を負荷に出力する電力変換部12−1〜12−nと、制御装置20から通知された仮想抵抗に基づき電力変換部12−1〜12−nの出力電圧を制御する制御部13−1〜13−nと、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の電力供給装置が並列接続されて負荷に電力を供給する電力供給システム、電力供給装置および制御装置に関する。
近年、複数の電力供給装置を並列接続させて、複数の電力供給装置が連携して電力を出力するシステムが普及してきている。このような構成は、既存の電力供給装置に新たな電力供給装置を後付けする場合や、離れた場所にそれぞれ電力供給装置を設置する場合などに生じる。各電力供給装置は、電池、太陽電池、或いは燃料電池などの直流電源と、インバータなどの電力変換部とを備えている。このシステムでは、複数の電力供給装置が商用電力系統(以下、単に系統という)から切り離されて自立運転することもできる。
自立運転時において、定格容量がそれぞれ異なる電力変換部を効率的に用いるために、電力供給装置は任意の電流分担比で電流を出力することが好ましい。そこで、測定された負荷電流と電流分担比とに応じて、各電力変換部の目標電流値を計算し、各電力変換部において出力電流が目標電流値になるよう出力電圧を制御する技術が考えられる。この技術に関連して、特許文献1に記載の技術も知られている。
特開2008−092734号公報
しかし、上記従来の制御では、起動時には、電力変換部の出力電流が偏り、所望の電流分担比の電流を出力することができない場合がある。そのため、起動時に、偏った電流が過電流保護値を超えてシステムが停止する恐れがある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、起動時にも任意の電流分担比で電流を出力できる電力供給システム、電力供給装置および制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電力供給システムは、負荷に電力を供給する並列接続された複数の電力供給装置と、前記複数の電力供給装置の電流分担比に基づき決定された複数の仮想抵抗を、それぞれ対応する電力供給装置に通知する制御装置と、を備え、前記複数の電力供給装置は、それぞれ、蓄電部から供給される直流電力を交流電力に変換して、当該交流電力を前記負荷に出力する電力変換部と、前記制御装置から通知された前記仮想抵抗に基づき前記電力変換部の出力電圧を制御する制御部と、を有する。
本発明によれば、起動時にも任意の電流分担比で電流を出力できる。
本発明の実施の形態に係る電力供給システムの構成を示す図である。 図1の電力供給システムの電力変換部と負荷の等価回路図である。 仮想抵抗と電流との関係を説明するための図である。 図4(a)は、比較例の電力変換システムのブロック図であり、図4(b)は、図4(a)の電力変換システムの電流の波形図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る電力供給システム1の構成を示す図である。電力供給システム1は、並列接続されたn(nは2以上の整数)台の電力供給装置10−1〜10−nと、制御装置20と、を備える。図1では、複数の電力供給装置のうち3台の電力供給装置10−1,10−2,10−nを描いており、他の電力供給装置は図示を省略している。電力供給装置の数は特に限定されない。
電力供給装置10−1は、蓄電部11−1と、電力変換部12−1と、制御部13−1と、電流検出部14−1と、電圧検出部15−1とを含む。蓄電部11−1は、リチウムイオン蓄電池、ニッケル水素蓄電池、鉛蓄電池、電気二重層キャパシタ、リチウムイオンキャパシタ等を含む。
電力変換部12−1は、蓄電部11−1から放電される直流電力を交流電力に変換し、当該交流電力を負荷3に出力する。また電力変換部12−1は、系統2の交流電力を直流電力に変換し、当該直流電力を蓄電部11−1に充電する。具体的には電力変換部12−1は、双方向インバータ単体、又は双方向インバータと双方向DC−DCコンバータの組み合わせを含む。電力変換部12−1は、パワーコンディショナとも称される。
制御部13−1は、後述するように、制御装置20から通知された仮想抵抗に基づき電力変換部12−1の出力電圧を制御する。
電流検出部14−1は、電力変換部12−1の出力電流を検出し、その出力電流を制御部13−1に出力する。電圧検出部15−1は、電力変換部12−1の出力電圧を検出し、その出力電圧を制御部13−1に出力する。
電力供給装置10−2〜10−nの構成は、それぞれ電力供給装置10−1と同様であるため、説明を省略する。電力変換部12−1〜12−nは、それぞれ、合流ノードN1に合流接続された配線40−1〜40−nを介して交流電力を伝達する。合流ノードN1には、複数の負荷3が接続される。既存の電力供給装置に新たな電力供給装置を後付けする場合や、離れた場所にそれぞれ電力供給装置10−1〜10−nを設置する場合があるため、配線40−1〜40−nの少なくとも2つの長さは、それぞれ異なっているとする。そのため、配線40−1〜40−nの配線抵抗r〜rの少なくとも2つも、それぞれ異なっているとする。合流ノードN1は、スイッチ4を介して系統2に接続されている。
制御装置20は、電力供給装置10−1〜10−nの制御部13−1〜13−nと通信線で接続されており、後述するように電力供給システム1全体を制御する。例えば、制御装置20と制御部13−1〜13−nは、RS−485規格に対応したケーブルで接続され、当該規格に準拠した通信方式に従いシリアル通信する。
制御部13−1〜13−nおよび制御装置20の構成は、ハードウェア資源とソフトウェア資源の協働、またはハードウェア資源のみにより実現できる。ハードウェア資源としてアナログ素子、マイクロコンピュータ、DSP、ROM、RAM、FPGA、その他のLSIを利用できる。ソフトウェア資源としてファームウェア等のプログラムを利用できる。
平常時にはスイッチ4が閉じられ、制御部13−1〜13−nは、電力変換部12−1〜12−nをそれぞれ系統連系モードで運転する。系統2の停電が検知された場合、スイッチ4が開放され、制御部13−1〜13−nは、電力変換部12−1〜12−nを自立モードに切り替える。これにより、電力供給システム1は、系統2の停電時における非常用電源として使用することができる。並列接続された複数の電力供給装置10−1〜10−nから負荷3に電力を供給するので、大容量の負荷3にも電力を供給できる。以下、自立モードにおける制御について詳しく説明する。
制御装置20は、複数の電力供給装置10−1〜10−nの電流分担比α〜αおよび配線抵抗r〜rに基づき決定された複数の仮想抵抗r’〜r’を、それぞれ対応する電力供給装置に通知する。以下、図1と図2を参照して、仮想抵抗の計算について説明する。
図2は、図1の電力供給システム1の電力変換部12−1〜12−nと負荷3の等価回路図である。電力変換部12−1は、予め定められた基準電圧Eの交流電源と仮想抵抗r’とが直列接続された回路で等価的に表される。他の電力変換部も同様に表される。
制御装置20には、電流分担比α〜αが予め設定される。i(iは1からnの整数)番目の電流分担比αは、i番目の電力供給装置10−iが出力する電流の比を表す。電流分担比α〜αは、蓄電部11−1〜11−nの残容量の比と、電力変換部12−1〜12−nの定格容量の比の少なくとも何れかに基づいて設定することができる。蓄電部11−1〜11−nの残容量としては、それらの内部の蓄電池またはキャパシタのSOC(State Of Charge)を用いてもよい。例えば、電流分担比α〜αは、蓄電部11−1〜11−nの残容量の比に近い値に設定してもよく、電力変換部12−1〜12−nの定格容量の比に近い値に設定してもよい。電流分担比α〜αは、ユーザにより設定されてもよく、制御装置20により自動的に設定されてもよい。
制御装置20は、電流分担比α〜αと等しい比の複数の合成抵抗R〜Rを設定する。すなわち、α=α=・・・=α=・・・=αと表される。よって、例えば合成抵抗Rを定めれば、他の合成抵抗も定まる。
i番目の電力供給装置10−iが出力する電流Iは、基準電圧E/合成抵抗Rとして表せる。基準電圧Eは、一定値でもよく、制御装置20が設定してもよい。
制御装置20には、電力変換部12−1〜12−nから合流ノードN1までの配線40−1〜40−nの配線抵抗r〜rが予め設定される。配線抵抗r〜rの求め方は特に限定されない。各配線抵抗r〜rは、各配線40−1〜40−nの長さと、単位長さあたりの配線抵抗との積として求めることができる。あるいは、各配線抵抗r〜rは、各配線40−1〜40−nの両端に電圧を印加して、各配線40−1〜40−nに流れる電流を測定することによって求めることもできる。
制御装置20は、電力供給装置10−iごとに、対応する合成抵抗Rから電力供給装置10−iの配線抵抗rを減算した値を仮想抵抗r’として設定する。よって、i番目の仮想抵抗r’=合成抵抗R−配線抵抗rと表すことができる。
また、制御装置20は、電圧位相の同期を取るための同期信号を生成し、制御部13−1〜制御部13−nに通知する。
i番目の制御部13−iは、電力変換部12−iの出力電流Iが、通知された仮想抵抗r’に流れた場合の電圧降下を計算し、予め定められた基準電圧Eから電圧降下を減算して目標電圧Vrefを生成する。よって、i番目の目標電圧Vref=E−r’と表すことができる。目標電圧Vrefは、電圧指令値ということもできる。
i番目の制御部13−iは、受信した同期信号に同期して、目標電圧Vrefと所定の搬送波に応じた駆動信号を生成し、電力変換部12−iを駆動する。具体的には、制御部13−iは、電力変換部12−iの出力電圧が目標電圧Vrefに近づくように電力変換部12−iを制御する。
図3は、仮想抵抗と電流との関係を説明するための図である。図3では、3つの電力供給装置10−1〜10−3を例示し、それらの内部構成の一部は図示を省略している。説明を明確化するため、配線抵抗r〜rは、それぞれ等しいと仮定する。図3に示すように、仮想抵抗r’が仮想抵抗r’より大きく設定された場合、目標電圧Vrefは、目標電圧Vrefより小さくなる。そのため、電力変換部12−1の出力電流Iは、電力変換部12−2の出力電流Iより小さくなる。また、仮想抵抗r’が仮想抵抗r’より小さく設定された場合、目標電圧Vrefは、目標電圧Vrefより大きくなる。そのため、電力変換部12−3の出力電流Iは、電力変換部12−2の出力電流Iより大きくなる。このように、仮想抵抗r’〜r’の大きさに応じて、電力変換部12−1〜12−nの出力電流が調整できる。
このように、本実施の形態によれば、目標電圧Vref〜Vrefは、仮想抵抗r’〜r’、すなわち電流分担比α〜αと配線抵抗r〜rに応じて定められている。これにより、電力変換部12−1〜12−nは、仮想抵抗r’〜r’の大きさに応じて、任意の電流分担比α〜αで電流を出力できる。
従って、蓄電部11−1〜11−nの残容量に応じて電流分担比α〜αを設定することで、残容量の少ない蓄電部だけが先に電力を供給できなくなることを抑制できる。よって、バックアップ時間をより長く確保することができる。
また、電力変換部12−1〜12−nの定格容量に応じて電流分担比α〜αを設定することで、電力変換部12−1〜12−nをより効率良く動作させることができる。
さらに、起動時から目標電圧Vref〜Vrefがそれぞれ異なっている。そのため、電力変換部12−1〜12−nは、起動時にも任意の電流分担比α〜αで電流を出力できる。よって、配線抵抗r〜rがそれぞれ異なっていても、起動時に、電流が電流分担比α〜αとは異なるように偏らないため、電流が過電流保護値を超えて電力供給システム1が停止することを抑制できる。
(比較例)
これに対して、比較例の電力変換システムでは、各電力変換部の目標電流値を計算し、各電力変換部において出力電流が目標電流値になるよう出力電圧を制御する。そのため、次のように、起動時には電流が電流分担比α〜αとは異なるように偏る。
図4(a)は、比較例の電力変換システムのブロック図であり、図4(b)は、図4(a)の電力変換システムの電流の波形図である。電流分担比は、1:1である。図4(b)に示すように、時刻t0において電力変換システムが起動し、電流i,iと、負荷電流iloadが流れ始める。図4(a)において、配線抵抗rは配線抵抗rより小さい。そのため、電力変換部の出力電圧が最適値に制御されていないこの時点では、電流iは電流iより大きくなる。つまり、起動時には所望の電流分担比の電流を出力することができない。そのため、電流iが過電流保護値を超える場合、電力変換システムが停止する。
過電流保護値が図示する例より大きいと仮定すれば、時刻t1以降では、電力変換部の出力電圧が最適値に制御され、電流iは電流iとほぼ等しくなる。
前述のように、本実施の形態によれば、このような比較例の問題を抑制できる。
以上、本発明について、実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、また、そうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、配線抵抗r〜rに替えて、n個の実抵抗rx〜rxを用いてもよい。つまり、制御装置20は、電力供給装置10−iごとに、対応する合成抵抗Rから電力供給装置10−iの実抵抗rxを減算した値を仮想抵抗r’として設定してもよい。i番目の実抵抗rxは、電力変換部12−iから合流ノードN1までの配線40−iの配線抵抗rと、電力変換部12−iの内部抵抗と、の和である。電力変換部12−iの内部抵抗は、電力変換部12−iの内部配線の抵抗と、電力変換部12−iの制御特性に起因する抵抗成分とを含む。これにより、電力変換部12−1〜12−nの内部抵抗も考慮して、さらに高精度な電流分担比を実現することができる。
また、制御装置20は、電圧位相の同期を取るための同期信号を生成しなくてもよい。この場合、制御部13−1〜13−nは、ドループ制御を用いて電力変換部12−1〜12−nを制御する。ドループ制御を用いることにより、同期信号を用いなくても安定した動作が可能となる。
また、制御装置20の機能は、制御部13−1〜13−nの何れかに組み込んでもよい。
なお、実施の形態は、以下の項目によって特定されてもよい。
[項目1]
負荷(3)に電力を供給する並列接続された複数の電力供給装置(10−1〜10−n)と、
前記複数の電力供給装置(10−1〜10−n)の電流分担比に基づき決定された複数の仮想抵抗を、それぞれ対応する電力供給装置(10−1〜10−n)に通知する制御装置(20)と、を備え、
前記複数の電力供給装置(10−1〜10−n)は、それぞれ、
蓄電部(11−1〜11−n)から供給される直流電力を交流電力に変換して、当該交流電力を前記負荷(3)に出力する電力変換部(12−1〜12−n)と、
前記制御装置(20)から通知された前記仮想抵抗に基づき前記電力変換部(12−1〜12−n)の出力電圧を制御する制御部(13−1〜13−n)と、を有する、ことを特徴とする電力供給システム(1)。
これによれば、電力変換部(12−1〜12−n)は、仮想抵抗の大きさに応じて、起動時から任意の電流分担比で電流を出力できる。
[項目2]
前記制御部(13−1〜13−n)は、前記電力変換部(12−1〜12−n)の出力電流が前記仮想抵抗に流れた場合の電圧降下を計算し、予め定められた基準電圧から前記電圧降下を減算して目標電圧を生成し、前記電力変換部(12−1〜12−n)の出力電圧が前記目標電圧に近づくように前記電力変換部(12−1〜12−n)を制御する、ことを特徴とする項目1に記載の電力供給システム。
これによれば、電力変換部(12−1〜12−n)は、仮想抵抗の大きさに応じて、起動時から任意の電流分担比で電流を出力できる。
[項目3]
前記制御装置(20)は、前記電流分担比と等しい比の複数の合成抵抗を設定し、前記電力供給装置(10−1〜10−n)ごとに、対応する合成抵抗から前記電力供給装置(10−1〜10−n)の実抵抗を減算した値を前記仮想抵抗として設定する、ことを特徴とする項目1または項目2に記載の電力供給システム(1)。
これによれば、実抵抗がそれぞれ異なっていても、電力変換部(12−1〜12−n)は、起動時から任意の電流分担比で電流を出力できる。
[項目4]
前記複数の電力供給装置(10−1〜10−n)の前記電力変換部(12−1〜12−n)は、それぞれ、前記負荷(3)が接続される合流ノード(N1)に接続された配線(40−1〜40−n)を介して前記交流電力を伝達し、
前記実抵抗は、前記電力変換部(12−1〜12−n)から前記合流ノード(N1)までの配線(40−1〜40−n)の配線抵抗を含む、ことを特徴とする項目3に記載の電力供給システム(1)。
これによれば、配線抵抗がそれぞれ異なっていても、電力変換部(12−1〜12−n)は、起動時から任意の電流分担比で電流を出力できる。
[項目5]
前記電流分担比は、前記複数の電力供給装置(10−1〜10−n)の前記蓄電部(11−1〜11−n)の残容量の比に基づいて設定されている、ことを特徴とする項目1から4のいずれかに記載の電力供給システム(1)。
これによれば、残容量の少ない蓄電部(11−1〜11−n)だけが先に電力を供給できなくなることを抑制できる。よって、バックアップ時間をより長く確保することができる。
[項目6]
前記電流分担比は、前記複数の電力供給装置(10−1〜10−n)の前記電力変換部(12−1〜12−n)の定格容量の比に基づいて設定されている、ことを特徴とする項目1から4のいずれかに記載の電力供給システム(1)。
これによれば、電力変換部(12−1〜12−n)をより効率良く動作させることができる。
[項目7]
負荷(3)に電力を供給する並列接続された複数の電力供給装置(10−1〜10−n)の1つであって、
蓄電部(11−1)から供給される直流電力を交流電力に変換して、当該交流電力を前記負荷に出力する電力変換部(12−1)と、
外部から設定された仮想抵抗に基づき前記電力変換部(12−1)の出力電圧を制御する制御部(13−1)と、
を備えることを特徴とする電力供給装置(10−1)。
これによれば、電力変換部(12−1〜12−n)は、仮想抵抗の大きさに応じて、起動時から任意の電流分担比で出力電流を出力できる。
[項目8]
蓄電部(11−1〜11−n)から供給される直流電力を交流電力に変換して、当該交流電力を負荷に出力する電力変換部(12−1〜12−n)と、通知された仮想抵抗に基づき前記電力変換部(12−1〜12−n)の出力電圧を制御する制御部(13−1〜13−n)と、をそれぞれ有する、並列接続された複数の電力供給装置(10−1〜10−n)を制御する制御装置(20)であって、
前記複数の電力供給装置(10−1〜10−n)の電流分担比に基づき決定された複数の仮想抵抗を、それぞれ対応する電力供給装置(10−1〜10−n)に通知する、ことを特徴とする制御装置(20)。
これによれば、電力変換部(12−1〜12−n)が仮想抵抗の大きさに応じて起動時から任意の電流分担比で出力電流を出力するよう、制御できる。
1…電力供給システム、3…負荷、10−1〜10−n…電力供給装置、11−1〜11−n…蓄電部、12−1〜12−n…電力変換部、13−1〜13−n…制御部、20…制御装置、40−1〜40−n…配線。

Claims (8)

  1. 負荷に電力を供給する並列接続された複数の電力供給装置と、
    前記複数の電力供給装置の電流分担比に基づき決定された複数の仮想抵抗を、それぞれ対応する電力供給装置に通知する制御装置と、を備え、
    前記複数の電力供給装置は、それぞれ、
    蓄電部から供給される直流電力を交流電力に変換して、当該交流電力を前記負荷に出力する電力変換部と、
    前記制御装置から通知された前記仮想抵抗に基づき前記電力変換部の出力電圧を制御する制御部と、を有する、ことを特徴とする電力供給システム。
  2. 前記制御部は、前記電力変換部の出力電流が前記仮想抵抗に流れた場合の電圧降下を計算し、予め定められた基準電圧から前記電圧降下を減算して目標電圧を生成し、前記電力変換部の出力電圧が前記目標電圧に近づくように前記電力変換部を制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記制御装置は、前記電流分担比と等しい比の複数の合成抵抗を設定し、前記電力供給装置ごとに、対応する合成抵抗から前記電力供給装置の実抵抗を減算した値を前記仮想抵抗として設定する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力供給システム。
  4. 前記複数の電力供給装置の前記電力変換部は、それぞれ、前記負荷が接続される合流ノードに接続された配線を介して前記交流電力を伝達し、
    前記実抵抗は、前記電力変換部から前記合流ノードまでの配線の配線抵抗を含む、ことを特徴とする請求項3に記載の電力供給システム。
  5. 前記電流分担比は、前記複数の電力供給装置の前記蓄電部の残容量の比に基づいて設定されている、ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電力供給システム。
  6. 前記電流分担比は、前記複数の電力供給装置の前記電力変換部の定格容量の比に基づいて設定されている、ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電力供給システム。
  7. 負荷に電力を供給する並列接続された複数の電力供給装置の1つであって、
    蓄電部から供給される直流電力を交流電力に変換して、当該交流電力を前記負荷に出力する電力変換部と、
    外部から設定された仮想抵抗に基づき前記電力変換部の出力電圧を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする電力供給装置。
  8. 蓄電部から供給される直流電力を交流電力に変換して、当該交流電力を負荷に出力する電力変換部と、通知された仮想抵抗に基づき前記電力変換部の出力電圧を制御する制御部と、をそれぞれ有する、並列接続された複数の電力供給装置を制御する制御装置であって、
    前記複数の電力供給装置の電流分担比に基づき決定された複数の仮想抵抗を、それぞれ対応する電力供給装置に通知する、ことを特徴とする制御装置。
JP2016038310A 2016-02-29 2016-02-29 電力供給システムおよび制御装置 Active JP6643677B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016038310A JP6643677B2 (ja) 2016-02-29 2016-02-29 電力供給システムおよび制御装置
PCT/JP2016/004710 WO2017149569A1 (ja) 2016-02-29 2016-10-26 電力供給システム、電力供給装置および制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016038310A JP6643677B2 (ja) 2016-02-29 2016-02-29 電力供給システムおよび制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017158266A true JP2017158266A (ja) 2017-09-07
JP6643677B2 JP6643677B2 (ja) 2020-02-12

Family

ID=59742633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016038310A Active JP6643677B2 (ja) 2016-02-29 2016-02-29 電力供給システムおよび制御装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6643677B2 (ja)
WO (1) WO2017149569A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020014340A (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 ニチコン株式会社 直流給電システム
WO2020090349A1 (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 京セラ株式会社 蓄電システム、蓄電装置の制御装置、及び制御方法
WO2021171926A1 (ja) * 2020-02-27 2021-09-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力システム、コントローラ、電力変換装置、電力システムの制御方法及びプログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01283026A (ja) * 1988-05-09 1989-11-14 Fuji Electric Co Ltd 給電電流指令値演算回路
JP2009141997A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Fuji Electric Systems Co Ltd 電力変換装置の並列運転制御システム
WO2014020645A1 (ja) * 2012-07-31 2014-02-06 三洋電機株式会社 電力供給システム及びスレーブ蓄電システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01283026A (ja) * 1988-05-09 1989-11-14 Fuji Electric Co Ltd 給電電流指令値演算回路
JP2009141997A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Fuji Electric Systems Co Ltd 電力変換装置の並列運転制御システム
WO2014020645A1 (ja) * 2012-07-31 2014-02-06 三洋電機株式会社 電力供給システム及びスレーブ蓄電システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020014340A (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 ニチコン株式会社 直流給電システム
JP7152892B2 (ja) 2018-07-19 2022-10-13 ニチコン株式会社 直流給電システム
WO2020090349A1 (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 京セラ株式会社 蓄電システム、蓄電装置の制御装置、及び制御方法
JPWO2020090349A1 (ja) * 2018-10-29 2021-09-16 京セラ株式会社 蓄電システム、蓄電装置の制御装置、及び制御方法
JP7055895B2 (ja) 2018-10-29 2022-04-18 京セラ株式会社 蓄電システム、蓄電装置の制御装置、及び制御方法
WO2021171926A1 (ja) * 2020-02-27 2021-09-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力システム、コントローラ、電力変換装置、電力システムの制御方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6643677B2 (ja) 2020-02-12
WO2017149569A1 (ja) 2017-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11050260B2 (en) Smart main electrical panel for energy generation systems
KR101984484B1 (ko) Dc 마이크로그리드용 dc 전력 서버
US9293945B2 (en) System and method for converting electric power, and apparatus and method for controlling the system
US10424933B2 (en) Automatic smart transfer switch for energy generation systems
Wunder et al. Overview of different topologies and control strategies for DC micro grids
CN107005083A (zh) 使用电压波形信号化的电力系统和方法
AU2013333292B2 (en) Power router, power network system, power interchange method, and operation control program of power router
WO2016121273A1 (ja) 電力制御装置、電力制御方法及び電力制御システム
JP5948116B2 (ja) 無停電電源システム
JP6776763B2 (ja) 試験装置
US9647492B2 (en) Direct current uninterruptible power supply system and device
CN108702023A (zh) 机架电力系统和方法
JP7165953B2 (ja) 電力変換システム
WO2017149569A1 (ja) 電力供給システム、電力供給装置および制御装置
WO2018193395A1 (en) A system and a method for providing uninterrupted power in a microgrid system
JP2016530857A (ja) 相互接続ラインがある場合のモータ電車ユニットの補助変換器用の並列給電制御システムおよび方法
JP2011083060A (ja) 電力供給システムの電源最適化装置
US10615633B2 (en) Power installation with UPS
JP5999281B1 (ja) 試験装置
JP2016181976A (ja) 電源装置
JP2011062067A (ja) 直流配電システム
US9742193B2 (en) System which intelligently and optimally controls power utilization from hybrid energy sources
JP2001047894A (ja) 交流き電装置及び交流き電装置の制御方法
TW201712995A (zh) 直流備援設備
JP2012253842A (ja) 電力供給システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190827

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6643677

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150