JP6776763B2 - 試験装置 - Google Patents

試験装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6776763B2
JP6776763B2 JP2016185428A JP2016185428A JP6776763B2 JP 6776763 B2 JP6776763 B2 JP 6776763B2 JP 2016185428 A JP2016185428 A JP 2016185428A JP 2016185428 A JP2016185428 A JP 2016185428A JP 6776763 B2 JP6776763 B2 JP 6776763B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
power supply
simulating
load
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016185428A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018048948A (ja
Inventor
歳也 山田
歳也 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2016185428A priority Critical patent/JP6776763B2/ja
Publication of JP2018048948A publication Critical patent/JP2018048948A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6776763B2 publication Critical patent/JP6776763B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

この発明は、試験装置に関し、特に、被試験装置の試験を行う試験装置に関する。
従来、被試験装置の試験を行う試験装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、交流電力系統と系統連系するインバータ(被試験装置)を試験するためのインバータ試験装置が開示されている。このインバータ試験装置は、交流電力を出力する負荷模擬用インバータと、負荷模擬用インバータから出力される交流電力を、インバータ(被試験装置)の交流負荷として模擬するように制御する制御装置とを備えている。また、このインバータ試験装置は、インバータ(被試験装置)と系統連系する電力系統模擬電源と、交流負荷用コンデンサとを備えている。そして、インバータ(被試験装置)は、電力系統模擬電源と系統連系して、交流負荷に交流電力を供給する。
以下、インバータ試験装置の単独運転防止試験について説明する。まず、制御装置は、交流負荷用コンデンサが共振するように、負荷模擬用インバータの負荷電力を制御する。その後、インバータ(被試験装置)が、電力系統模擬電源から切り離される。これにより、インバータ(被試験装置)は、単独で交流負荷に電力を供給する状態(単独運転状態)となる。そして、単独運転状態において、インバータ(被試験装置)が自動的に停止するか否かが判断(単独運転防止試験)される。
特開2013−192353号公報
ここで、上記特許文献1に記載された試験装置の電力系統模擬電源および負荷模擬用インバータに含まれるスイッチのオンオフのタイミングによっては、電力系統模擬電源から負荷模擬用インバータに短絡電流が流れる場合があると考えられる。この場合、電力系統模擬電源(交流電源模擬部)から負荷模擬用インバータ(負荷模擬部)に流れる短絡電流に起因して、負荷模擬用インバータが適切に負荷を模擬することができなくなる場合があるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、交流電源模擬部から負荷模擬部に流れる短絡電流に起因して、負荷模擬部が適切に負荷を模擬することができなくなるのを抑制することが可能な試験装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による試験装置は、入力側に商用電源が接続される第1交流直流変換部と、第1交流直流変換部の出力側に接続される、交流電源を模擬する交流電源模擬部、負荷を模擬する負荷模擬部、および、直流電源を模擬する直流電源模擬部とを備え、交流電源模擬部および負荷模擬部のうちの少なくとも一方は、交流電源模擬部および負荷模擬部のうちの少なくとも一方の入力側と出力側との間を絶縁する第1絶縁トランス部を含み、交流電源模擬部、負荷模擬部、および、直流電源模擬部に接続されている被試験装置の試験を行うように構成されている。
この発明の一の局面による試験装置では、上記のように、交流電源模擬部および負荷模擬部のうちの少なくとも一方は、交流電源模擬部および負荷模擬部のうちの少なくとも一方の入力側と出力側との間を絶縁する第1絶縁トランス部を含む。これにより、交流電源模擬部および負荷模擬部のうちの少なくとも一方の入力側と出力側との間が第1絶縁トランス部により絶縁されているので、交流電源模擬部の入力側から出力側を介して、負荷模擬部の出力側から入力側に短絡電流が流れるのを、第1絶縁トランス部により抑制することができる。その結果、交流電源模擬部から負荷模擬部に流れる短絡電流に起因して、負荷模擬部が適切に負荷を模擬することができなくなるのを抑制することができる。
また、試験装置に直流電源を模擬する直流電源模擬部が設けられているので、直流電源模擬部により任意の大きさの直流電圧を発生させることにより、被試験装置に対して、太陽電池のI−V特性(電流電圧特性)や、蓄電池の充放電を模擬することができる。その結果、太陽電池や蓄電池を実際に準備することなく、分散型電源システムの試験を行うことができる。
また、入力側に商用電源が接続される第1交流直流変換部の出力側に、交流電源模擬部、負荷模擬部、および、直流電源模擬部が設けられているので、直流電源模擬部、被試験装置、交流電源模擬部(または、負荷模擬部)の順に流れる電流が再び直流電源模擬部に流れ込むリンク(以下、直流リンクという)が形成される。その結果、商用電源から電力が受電される系統を介さずに、直流リンクを流れる電力により、試験を行うことができるので、試験における負荷の急変などの影響が系統に及ぶのを抑制することができる。これにより、被試験装置の試験に起因して、商用電源からの受電電圧(系統の電圧)が変動するのを抑制することができる。その結果、系統に接続されている他の機器への影響を抑制することができる。
上記一の局面による試験装置において、好ましくは、交流電源模擬部および負荷模擬部は、それぞれ、第1交流直流変換部の出力側に接続される第1直流交流変換部を含み、第1絶縁トランス部は、交流電源模擬部の第1直流交流変換部の交流出力側、および、負荷模擬部の第1直流交流変換部の交流出力側にそれぞれ設けられている。このように構成すれば、交流電源模擬部の第1直流交流変換部の交流出力側、および、負荷模擬部の第1直流交流変換部の交流出力側が、共に、第1絶縁トランス部により絶縁されるので、交流電源模擬部の第1直流交流変換部から負荷模擬部の第1直流交流変換部に短絡電流が流れるのを確実に抑制することができる。その結果、交流電源模擬部から負荷模擬部に流れる短絡電流に起因して、負荷模擬部が適切に負荷を模擬することができなくなるのを確実に抑制することができる。
この場合、好ましくは、交流電源模擬部および負荷模擬部は、それぞれ、第1絶縁トランス部の2次側に接続され、第1絶縁トランス部の2次側から出力される電圧の大きさを切り替える第1電圧切替部をさらに含む。このように構成すれば、第1絶縁トランス部の2次側(交流電源模擬部および負荷模擬部の出力側)から出力される電圧の大きさが切り替えられるので、比較的広い交流電圧の範囲について、被試験装置の試験を行うことができる。
上記第1電圧切替部を含む試験装置において、好ましくは、第1直流交流変換部は、複数の相の交流を出力するように構成されており、第1絶縁トランス部は、第1直流交流変換部の複数の相の出力に対応するように複数設けられており、交流電源模擬部および負荷模擬部は、それぞれ、複数の第1絶縁トランス部の各々の2次側と第1電圧切替部の第1絶縁トランス部の2次側に接続される側とは反対側との間に接続され第1直流交流変換部からの複数の相の出力の結線を切り替える結線切替部をさらに含む。このように構成すれば、結線切替部により結線(たとえば、Δ結線、Y結線)を切り替えることができるので、様々な結線について、被試験装置の試験を行うことができる。
上記第1直流交流変換部を含む試験装置において、好ましくは、交流電源模擬部は、第1直流交流変換部から出力される交流電力を各相ごとに制御する第1制御部をさらに含む。このように構成すれば、第1制御部の制御により、容易に、交流電源模擬部から所望の大きさの電力を出力することができる。
上記第1直流交流変換部を含む試験装置において、好ましくは、負荷模擬部は、第1直流交流変換部から出力される交流電力の力率を制御することにより、抵抗、リアクトルおよびコンデンサを模擬するように制御する第2制御部をさらに含む。このように構成すれば、第2制御部の制御により、容易に、抵抗、リアクトルおよびコンデンサを模擬することができる。
上記一の局面による試験装置において、好ましくは、直流電源模擬部は、第1交流直流変換部の出力側に接続される第2直流交流変換部と、第2直流交流変換部の交流出力側に設けられ直流電源模擬部の入力側と出力側との間を絶縁する第2絶縁トランス部と、第2絶縁トランス部の2次側から出力される電圧の大きさを切り替える第2電圧切替部と、第2電圧切替部の出力側に設けられる第2交流直流変換部とを含む。このように構成すれば、第1交流直流変換部により変換された直流電力の大きさを第2電圧切替部に切り替えて、直流電源模擬部から出力することができるので、比較的広い直流電圧の範囲について、被試験装置の試験を行うことができる。
この場合、好ましくは、直流電源模擬部は、第2交流直流変換部から出力される直流電力の電流電圧特性、および、第2交流直流変換部に対する双方向の電力の授受を制御する第3制御部をさらに含む。このように構成すれば、第3制御部の制御により、容易に、直流電力の電流電圧特性、および、第2交流直流変換部に対する双方向の電力の授受を制御することができる。
本発明によれば、上記のように、交流電源模擬部から負荷模擬部に流れる短絡電流に起因して、負荷模擬部が適切に負荷を模擬することができなくなるのを抑制することができる。
本発明の一実施形態による試験装置のブロック図である。 本発明の一実施形態による試験装置の交流電源模擬部(負荷模擬部)のブロック図である。 本発明の一実施形態による試験装置の直流電源模擬部のブロック図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3を参照して、本実施形態による試験装置100の構成について説明する。
〈試験装置の構成〉
図1に示すように、試験装置100は、入力側に商用電源200が接続される交流直流変換部10を備えている。交流直流変換部10は、商用電源200の交流電力を直流電力に変換するように構成されている。なお、交流直流変換部10は、特許請求の範囲の「第1交流直流変換部」の一例である。
また、試験装置100は、交流直流変換部10の出力11(直流出力)側に接続される、交流電源を模擬する交流電源模擬部20、負荷を模擬する負荷模擬部30、および、直流電源を模擬する直流電源模擬部40を備えている。交流電源模擬部20、負荷模擬部30、および、直流電源模擬部40は、互いに並列に接続されている。
また、交流電源模擬部20、負荷模擬部30、および、直流電源模擬部40の各々の交流直流変換部10に接続される側とは反対側には、被試験装置50が接続されている。ここで、被試験装置50は、太陽電池用のPCS(Power Conditioning System)や、蓄電池用のPCSなどである。そして、試験装置100は、交流電源模擬部20、負荷模擬部30、および、直流電源模擬部40に接続されている被試験装置50の試験を行うように構成されている。
また、交流直流変換部10により変換された直流電力は、直流電圧が略一定になるように制御されるとともに、直流リンク60に供給される。なお、直流リンク60とは、直流電源模擬部40、被試験装置50、交流電源模擬部20、および、負荷模擬部30、を介して流れる電力が、再び、交流直流変換部10の出力11側に流れ込むリンクを意味する。また、直流リンク60は、試験装置100による試験の電力容量を賄うことが可能に構成されている。
〈交流電源模擬部の構成〉
図2に示すように、交流電源模擬部20は、交流直流変換部10の出力11側に接続される直流交流変換部21を含む。ここで、本実施形態では、交流電源模擬部20は、直流交流変換部21の交流出力21a側に設けられる絶縁トランス部22を含む。絶縁トランス部22は、交流電源模擬部20の入力側(直流入力側)と、出力側(交流出力側)との間を絶縁するように構成されている。なお、直流交流変換部21は、特許請求の範囲の「第1直流交流変換部」の一例である。また、絶縁トランス部22は、特許請求の範囲の「第1絶縁トランス部」の一例である。
また、直流交流変換部21は、複数の相(本実施形態では、3相)の交流を出力するように構成されている。そして、絶縁トランス部22は、直流交流変換部21の複数の相の出力に対応するように複数(本実施形態では、3個)設けられている。具体的には、絶縁トランス部22は、U相に対応する絶縁トランス部22aと、V相に対応する絶縁トランス部22bと、W相に対応する絶縁トランス部22cとを含む。なお、絶縁トランス部22a〜22cは、特許請求の範囲の「第1絶縁トランス部」の一例である。
また、本実施形態では、交流電源模擬部20は、絶縁トランス部22の2次側に接続され、絶縁トランス部22の2次側から出力される電圧の大きさを切り替える電圧切替部23を含む。電圧切替部23は、タップ23a(絶縁トランス部22の2次側の巻線との接続ポイント)を含む。電圧切替部23により、絶縁トランス部22の2次側の巻線との接続ポイントを切り替える(すなわち、1次側の巻線と2次側の巻線との巻数比を変化させる)ことにより、被試験装置50の仕様に応じて、絶縁トランス部22の2次側から出力される電圧の大きさを変化させることが可能になる。そして、電圧切替部23から、U相、V相およびW相の交流電力が出力される。なお、図2では、各相ごとに、タップ23aが4個ずつ設けられている例を示している。また、電圧切替部23は、特許請求の範囲の「第1電圧切替部」の一例である。
また、本実施形態では、交流電源模擬部20は、直流交流変換部21からの複数の相の出力の結線を切り替える結線切替部24を含む。結線切替部24は、複数の絶縁トランス部22(絶縁トランス部22a〜22c)の各々の2次側と、電圧切替部23の絶縁トランス部22の2次側に接続される側とは反対側(出力側)との間に接続されている。結線切替部24は、Y結線とΔ結線とを切り替えるように構成されている。具体的には、U相、V相およびW相のそれぞれの絶縁トランス部22の2次側を、中性点Nに接続することにより、U相、V相およびW相がY結線される。また、U相、V相およびW相のそれぞれの絶縁トランス部22の2次側を直列に接続することにより、U相、V相およびW相がΔ結線される。
また、本実施形態では、交流電源模擬部20は、直流交流変換部21から出力される交流電力を各相ごとに制御する制御部25を含む。具体的には、交流電源模擬部20により、交流電源を模擬する場合、制御部25は、電圧切替部23のタップ23aを切り替えることにより、絶縁トランス部22の2次側から出力される電圧を大きさを切り替える(制御する)。これにより、瞬時電圧低下などの、系統故障を模擬することが可能になる。また、一線地絡、二線地絡、三線短絡などのFRT(Fault Ride Through)試験を行うことが可能になる。また、制御部25は、結線切替部24を切り替えることにより、結線を切り替える。なお、制御部25は、特許請求の範囲の「第1制御部」の一例である。
〈負荷模擬部の構成〉
図2に示すように、負荷模擬部30の構成は、交流電源模擬部20の構成と同様である。すなわち、負荷模擬部30は、交流直流変換部10の出力11側に接続される直流交流変換部31を含む。ここで、本実施形態では、負荷模擬部30は、直流交流変換部31の交流出力31a側に設けられる絶縁トランス部32を含む。絶縁トランス部32は、負荷模擬部30の入力側(直流入力側)と、出力側(交流出力側)との間を絶縁するように構成されている。なお、直流交流変換部31は、特許請求の範囲の「第1直流交流変換部」の一例である。また、絶縁トランス部32は、特許請求の範囲の「第1絶縁トランス部」の一例である。
また、絶縁トランス部32は、U相に対応する絶縁トランス部32aと、V相に対応する絶縁トランス部32bと、W相に対応する絶縁トランス部32cとを含む。なお、絶縁トランス部32a〜32cは、特許請求の範囲の「第1絶縁トランス部」の一例である。
また、本実施形態では、負荷模擬部30は、絶縁トランス部32の2次側に接続され、絶縁トランス部32の2次側から出力される電圧の大きさを切り替える電圧切替部33を含む。また、負荷模擬部30は、直流交流変換部31からの複数の相の出力の結線を切り替える結線切替部34を含む。結線切替部34は、複数の絶縁トランス部32(絶縁トランス部32a〜32c)の各々の2次側と、電圧切替部33の絶縁トランス部32の2次側に接続される側とは反対側(出力側)との間に接続されている。なお、電圧切替部33は、特許請求の範囲の「第1電圧切替部」の一例である。
また、本実施形態では、負荷模擬部30は、直流交流変換部31から出力される交流電力の力率を制御することにより、抵抗、リアクトルおよびコンデンサを模擬するように制御する制御部35を含む。具体的には、制御部35は、直流交流変換部31から出力される各相(U相、V相およびW相)の交流電力の力率を1にする。すなわち、皮相電力に対する有効電力の割合を1にする。これにより、負荷模擬部30は、抵抗を模擬する。また、制御部35は、直流交流変換部31から出力される各相の交流電力の力率を、進み力率または遅れ力率(進み負荷または遅れ負荷)にすることにより、コンデンサまたはリアクトルを模擬する。これにより、単独運転防止機能の試験時における、RLC負荷の調整が可能になる。なお、制御部35は、特許請求の範囲の「第2制御部」の一例である。
〈直流電源模擬部の構成〉
図3に示すように、直流電源模擬部40は、交流直流変換部10の出力11側に接続される直流交流変換部41を備えている。直流交流変換部41は、交流直流変換部10から出力される直流電力を交流電力に変換するように構成されている。また、直流電源模擬部40は、絶縁トランス部42を含む。絶縁トランス部42は、直流交流変換部41の交流出力41a側に設けられ、直流電源模擬部40の入力側(直流入力側)と出力側(直流出力側)との間を絶縁するように構成されている。絶縁トランス部42は、直流交流変換部41の複数の相(本実施形態では、3相)の出力に対応するように複数(絶縁トランス部42a〜42c)設けられている。なお、直流交流変換部41は、特許請求の範囲の「第2直流交流変換部」の一例である。また、絶縁トランス部42(絶縁トランス部42a〜42c)は、特許請求の範囲の「第2絶縁トランス部」の一例である。
また、直流電源模擬部40は、電圧切替部43を含む。電圧切替部43は、上記電圧切替部23(電圧切替部33)と同様に、タップ43aにより、絶縁トランス部42の2次側の巻線との接続ポイントを切り替える(すなわち、1次側の巻線と2次側の巻線との巻数比を変化させる)ことにより、被試験装置50の仕様に応じて、絶縁トランス部42の2次側から出力される電圧の大きさを変化させる。なお、電圧切替部43は、特許請求の範囲の「第2電圧切替部」の一例である。
また、直流電源模擬部40は、電圧切替部43の出力側に設けられる交流直流変換部44を含む。交流直流変換部44は、電圧切替部43から出力される交流電力を直流電力に変換するように構成されている。なお、交流直流変換部44は、特許請求の範囲の「第2交流直流変換部」の一例である。
また、本実施形態では、直流電源模擬部40は、交流直流変換部44から出力される直流電力のI−V特性(電流電圧特性)、および、交流直流変換部44に対する双方向の電力の授受を制御する制御部45を含む。具体的には、制御部45は、被試験装置50が太陽電池用のPCSの場合、太陽電池のI−V特性を模擬するように直流電源模擬部40を制御する。また、制御部45は、被試験装置50が蓄電池用のPCSの場合、被試験装置50に対して双方向の電力の授受を行うように直流電源模擬部40を制御する。なお、制御部45は、特許請求の範囲の「第3制御部」の一例である。
また、交流電源模擬部20の制御部25、負荷模擬部30の制御部35、および、直流電源模擬部40の制御部45は、互いに連動して動作するように構成されている。
そして、被試験装置50が太陽電池用のPCSの場合、直流電源模擬部40によって模擬されたI−V特性を有する直流電力が被試験装置50に入力される。そして、被試験装置50に入力された直流電力が、被試験装置50により変換されて、交流電源模擬部20および負荷模擬部30に入力される。交流電源模擬部20および負荷模擬部30に入力された交流電力は、交流電源模擬部20および負荷模擬部30により直流電力に変換されて、交流直流変換部10の出力11側(直流リンク60)に出力される。このように、試験装置100では、被試験装置50の試験が、交流電源模擬部20、負荷模擬部30および直流電源模擬部40によって変換された電力によって行われる。すなわち、交流直流変換部10により変換された直流電力(直流リンク60)により被試験装置50の試験が行われるので、商用電源200(系統)側の電圧に試験に起因する影響を与えずに、電力回生が行われる。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、交流電源模擬部20(負荷模擬部30)は、交流電源模擬部20(負荷模擬部30)の入力側と出力側との間を絶縁する絶縁トランス部22(絶縁トランス部32)を含む。これにより、交流電源模擬部20(負荷模擬部30)の入力側と出力側との間が絶縁トランス部22(絶縁トランス部32)により絶縁されているので、交流電源模擬部20の入力側から出力側を介して、負荷模擬部30の出力側から入力側に短絡電流が流れるのを、絶縁トランス部22および絶縁トランス部32により抑制することができる。その結果、交流電源模擬部20から負荷模擬部30に流れる短絡電流に起因して、負荷模擬部30が適切に負荷を模擬することができなくなるのを抑制することができる。
また、試験装置100に直流電源を模擬する直流電源模擬部40が設けられているので、直流電源模擬部40により任意の大きさの直流電圧を発生させることにより、被試験装置50に対して、太陽電池のI−V特性や、蓄電池の充放電を模擬することができる。その結果、太陽電池や蓄電池を実際に準備することなく、分散型電源システムの試験を行うことができる。
また、入力側に商用電源200が接続される交流直流変換部10の出力側に、交流電源模擬部20、負荷模擬部30、および、直流電源模擬部40が設けられているので、直流電源模擬部40、被試験装置50、交流電源模擬部20(または、負荷模擬部30)の順に流れる電流が再び直流電源模擬部40に流れ込むリンク(直流リンク60)が形成される。その結果、商用電源200から電力が受電される系統を介さずに、直流リンク60を流れる電力により、試験を行うことができるので、試験における負荷の急変などの影響が系統に及ぶのを抑制することができる。これにより、被試験装置50の試験に起因して、商用電源200からの受電電圧(系統の電圧)が変動するのを抑制することができる。その結果、系統に接続されている他の機器への影響を抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、絶縁トランス部22は、交流電源模擬部20の直流交流変換部21の交流出力21a側に設けられ、絶縁トランス部32は、負荷模擬部30の直流交流変換部31の交流出力31a側に設けられている。これにより、交流電源模擬部20の直流交流変換部21の交流出力21a側、および、負荷模擬部30の直流交流変換部31の交流出力31a側が、共に、絶縁トランス部22および絶縁トランス部32により絶縁されるので、交流電源模擬部20の直流交流変換部21から負荷模擬部30の直流交流変換部31に短絡電流が流れるのを確実に抑制することができる。その結果、交流電源模擬部20から負荷模擬部30に流れる短絡電流に起因して、負荷模擬部30が適切に負荷を模擬することができなくなるのを確実に抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、交流電源模擬部20は、絶縁トランス部22の2次側に接続され、絶縁トランス部22の2次側から出力される電圧の大きさを切り替える電圧切替部23を含み、負荷模擬部30は、絶縁トランス部32の2次側に接続され、絶縁トランス部32の2次側から出力される電圧の大きさを切り替える電圧切替部33を含む。これにより、絶縁トランス部22および絶縁トランス部32の2次側(交流電源模擬部20および負荷模擬部30の出力側)から出力される電圧の大きさが切り替えられるので、比較的広い交流電圧の範囲について、被試験装置50の試験を行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、交流電源模擬部20は、直流交流変換部21からの複数の相の出力の結線を切り替える結線切替部24を含む。また、負荷模擬部30は、直流交流変換部31からの複数の相の出力の結線を切り替える結線切替部34を含む。これにより、結線切替部24および結線切替部34により結線(Δ結線、Y結線)を切り替えることができるので、様々な結線について、被試験装置50の試験を行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、交流電源模擬部20は、直流交流変換部21から出力される交流電力を各相ごとに制御する制御部25を含む。これにより、制御部25の制御により、容易に、交流電源模擬部20から所望の大きさの電力を出力することができる。
また、本実施形態では、上記のように、負荷模擬部30は、直流交流変換部31から出力される交流電力の力率を制御することにより、抵抗、リアクトルおよびコンデンサを模擬するように制御する制御部35を含む。これにより、制御部35の制御により、容易に、抵抗、リアクトルおよびコンデンサを模擬することができる。
また、本実施形態では、上記のように、直流電源模擬部40は、交流直流変換部10の出力11側に接続される直流交流変換部41と、直流交流変換部41の交流出力41a側に設けられ直流電源模擬部40の入力側と出力側との間を絶縁する絶縁トランス部42と、絶縁トランス部42の2次側から出力される電圧の大きさを切り替える電圧切替部43と、電圧切替部43の出力側に設けられる交流直流変換部44とを含む。これにより、交流直流変換部10により変換された直流電力の大きさを電圧切替部43により切り替えて、直流電源模擬部40から出力することができるので、比較的広い直流電圧の範囲について、被試験装置50の試験を行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、直流電源模擬部40は、交流直流変換部44から出力される直流電力の電流電圧特性、および、交流直流変換部44に対する双方向の電力の授受を制御する制御部45を含む。これにより、制御部45の制御により、容易に、直流電力の電流電圧特性、および、交流直流変換部44に対する双方向の電力の授受を制御することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、被試験装置として、太陽電池用のPCSや蓄電池用のPCSを用いる例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、被試験装置として、無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply)を用いてもよい。また、被試験装置として、UPSおよびPCSなどの電力変換装置以外の装置を用いてもよい。
また、上記実施形態では、交流電源模擬部および負荷模擬部の両方に、絶縁トランス部が設けられる例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、交流電源模擬部および負荷模擬部のうちの一方にのみ、絶縁トランス部が設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、交流電源模擬部(負荷模擬部)に、絶縁トランス部の2次側から出力される電圧の大きさを切り替える電圧切替部、および、結線を切り替える結線切替部が設けられる例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、絶縁トランス部の2次側から出力される電圧の大きさ、および、結線を切り替える必要がなければ、電圧切替部および結線切替部を設けなくてもよい。
また、上記実施形態では、電圧切替部により絶縁トランス部の2次側の巻線の接続ポイントを切り替えることにより、直流電源模擬部から出力される電圧の大きさを切り替える例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、直流電源模擬部に昇圧チョッパ回路および降圧チョッパ回路を設けて、直流電源模擬部から出力される電圧の大きさを切り替えて(変化させても)もよい。
また、上記実施形態では、交流電源模擬部、負荷模擬部、直流電源模擬部および被試験装置が各々1つずつ設けられる例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、交流電源模擬部、負荷模擬部、直流電源模擬部および被試験装置を各々複数個ずつ設けて、複数の被試験装置の試験を同時に行ってもよい。
10 交流直流変換部(第1交流直流変換部)
11 出力
20 交流電源模擬部
21 直流交流変換部(第1直流交流変換部)
21a 交流出力
22、22a、22b、22c 絶縁トランス部(第1絶縁トランス部)
23 電圧切替部(第1電圧切替部)
24 結線切替部
25 制御部(第1制御部)
30 負荷模擬部
31 直流交流変換部(第1直流交流変換部)
31a 交流出力
32、32a、32b、32c 絶縁トランス部(第1絶縁トランス部)
33 電圧切替部(第1電圧切替部)
34 結線切替部
35 制御部(第2制御部)
40 直流電源模擬部
41a 交流出力
41 直流交流変換部(第2直流交流変換部)
42、42a〜42c 絶縁トランス部(第2絶縁トランス部)
43 電圧切替部(第2電圧切替部)
44 交流直流変換部(第2交流直流変換部)
45 制御部(第3制御部)
50 被試験装置
100 試験装置
200 商用電源

Claims (8)

  1. 入力側に商用電源が接続される第1交流直流変換部と、
    前記第1交流直流変換部の出力側に接続される、交流電源を模擬する交流電源模擬部、負荷を模擬する負荷模擬部、および、直流電源を模擬する直流電源模擬部とを備え、
    前記交流電源模擬部および前記負荷模擬部のうちの少なくとも一方は、前記交流電源模擬部および前記負荷模擬部のうちの少なくとも一方の入力側と出力側との間を絶縁する第1絶縁トランス部を含み、
    前記交流電源模擬部、前記負荷模擬部、および、前記直流電源模擬部に接続されている被試験装置の試験を行うように構成されている、試験装置。
  2. 前記交流電源模擬部および前記負荷模擬部は、それぞれ、前記第1交流直流変換部の出力側に接続される第1直流交流変換部を含み、
    前記第1絶縁トランス部は、前記交流電源模擬部の前記第1直流交流変換部の交流出力側、および、前記負荷模擬部の前記第1直流交流変換部の交流出力側にそれぞれ設けられている、請求項1に記載の試験装置。
  3. 前記交流電源模擬部および前記負荷模擬部は、それぞれ、前記第1絶縁トランス部の2次側に接続され、前記第1絶縁トランス部の2次側から出力される電圧の大きさを切り替える第1電圧切替部をさらに含む、請求項2に記載の試験装置。
  4. 前記第1直流交流変換部は、複数の相の交流を出力するように構成されており、
    前記第1絶縁トランス部は、前記第1直流交流変換部の複数の相の出力に対応するように複数設けられており、
    前記交流電源模擬部および前記負荷模擬部は、それぞれ、前記複数の第1絶縁トランス部の各々の2次側と前記第1電圧切替部の前記第1絶縁トランス部の2次側に接続される側とは反対側との間に接続され前記第1直流交流変換部からの複数の相の出力の結線を切り替える結線切替部をさらに含む、請求項3に記載の試験装置。
  5. 前記交流電源模擬部は、前記第1直流交流変換部から出力される交流電力を各相ごとに制御する第1制御部をさらに含む、請求項2〜4のいずれか1項に記載の試験装置。
  6. 前記負荷模擬部は、前記第1直流交流変換部から出力される交流電力の力率を制御することにより、抵抗、リアクトルおよびコンデンサを模擬するように制御する第2制御部をさらに含む、請求項2〜5のいずれか1項に記載の試験装置。
  7. 前記直流電源模擬部は、前記第1交流直流変換部の出力側に接続される第2直流交流変換部と、前記第2直流交流変換部の交流出力側に設けられ前記直流電源模擬部の入力側と出力側との間を絶縁する第2絶縁トランス部と、前記第2絶縁トランス部の2次側から出力される電圧の大きさを切り替える第2電圧切替部と、前記第2電圧切替部の出力側に設けられる第2交流直流変換部とを含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の試験装置。
  8. 前記直流電源模擬部は、前記第2交流直流変換部から出力される直流電力の電流電圧特性、および、前記第2交流直流変換部に対する双方向の電力の授受を制御する第3制御部をさらに含む、請求項7に記載の試験装置。
JP2016185428A 2016-09-23 2016-09-23 試験装置 Active JP6776763B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016185428A JP6776763B2 (ja) 2016-09-23 2016-09-23 試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016185428A JP6776763B2 (ja) 2016-09-23 2016-09-23 試験装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018048948A JP2018048948A (ja) 2018-03-29
JP6776763B2 true JP6776763B2 (ja) 2020-10-28

Family

ID=61767567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016185428A Active JP6776763B2 (ja) 2016-09-23 2016-09-23 試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6776763B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108279350B (zh) * 2018-04-16 2020-03-17 北京千驷驭电气有限公司 城市轨道交通牵引供电动模仿真测试系统
RU192946U1 (ru) * 2019-07-15 2019-10-08 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Томский государственный университет систем управления и радиоэлектроники" (ТУСУР) Электронный многофункциональный имитатор для испытаний систем электроснабжения космических аппаратов
CN113640693A (zh) * 2020-04-24 2021-11-12 国网江苏省电力有限公司电力科学研究院 一种电力电子变压器运行系统及控制方法
CN111505366A (zh) * 2020-05-30 2020-08-07 东莞市韬科电子有限公司 一种适用于电能大电流传输的传输线测试系统
CN112415386A (zh) * 2020-10-31 2021-02-26 贵州电网有限责任公司 一种一体化多功能充电机特性测试系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018048948A (ja) 2018-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6776763B2 (ja) 試験装置
US9121882B2 (en) Wind energy plant testing device
CN104348243B (zh) 电力供应系统的电能存储装置的双向电池转换器和平衡器
KR101390641B1 (ko) 전력변환 시스템 및 전력변환 방법과, 그 시스템을 제어하는 장치 및 방법
WO2010116806A1 (ja) 電力変換装置
JP4588623B2 (ja) 電源装置
US20160322916A1 (en) Power supply system and power conversion device
JP6974913B2 (ja) 負荷試験システム
JP5009298B2 (ja) 直流ネットワークの2つのコア間での電力伝達を制御するための装置
TW201444265A (zh) 旁路串接電池轉換器
CN105305532B (zh) 用于管理不间断电源系统中的反向馈电的系统和方法
JP2013198232A (ja) 三相不平衡抑制システム
Ugalde-Loo et al. Open access simulation toolbox for the grid connection of offshore wind farms using multi-terminal HVDC networks
JP2010226843A (ja) 単相−n相変換装置
US11049671B2 (en) Power distribution switch for a power distribution system
CN114389353A (zh) 电力装置端备用开关单元
US10027247B2 (en) Inverter, method for operating an inverter and energy supply installation with an inverter
JP5999281B1 (ja) 試験装置
WO2017149569A1 (ja) 電力供給システム、電力供給装置および制御装置
JP6099446B2 (ja) パワーコンディショナ、および直流給電システムの絶縁抵抗測定方法
WO2018060129A1 (en) A power converter system for power quality compensation and load balancing connected to an electric power distribution grid
JP2022515275A (ja) フレキシブルアクセス変電所および制御方法
CN105529746B (zh) 一种柔性配电系统
KR20220170645A (ko) 직류단 가변 전압 출력이 가능한 양방향 전력변환 시스템
KR102355107B1 (ko) 복수의 주파수를 사용하여 전력의 흐름을 제어하는 전력 제어 시스템 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200814

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200921

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6776763

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250