JP6099446B2 - パワーコンディショナ、および直流給電システムの絶縁抵抗測定方法 - Google Patents

パワーコンディショナ、および直流給電システムの絶縁抵抗測定方法 Download PDF

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本発明は、パワーコンディショナ、および直流給電システムの絶縁抵抗測定方法に関する。
たとえば「電気設備に関する技術基準を定める省令」には、絶縁抵抗の基準値が定められている。また、絶縁抵抗の様々な測定方法が提案されている。
たとえば、特開2009―31187号公報(特許文献1)に開示された絶縁抵抗測定方法は、T型検出回路を用いる。T型検出回路では、直流回路の正極と負極との間に、高い抵抗値を持つ第1抵抗器と低い抵抗値を持つ第2抵抗器との組が2組直列に接続される。また、2組の検出抵抗器の中性点に、低い抵抗値を持つ第3抵抗器の一端が接続される。第3抵抗器の他端は接地される。正極側の第2抵抗器および負極側の第3抵抗器の抵抗値を同じ値にしたときに、第2抵抗器および第3抵抗器の両端の各々に発生する電圧が検出される。正極側第2抵抗器の電圧対第3抵抗器の電圧比、または負極側第2抵抗器の電圧対第3抵抗器の電圧比が演算される。これらの電圧比のいずれかに第1抵抗器と同じ値の定数K値を乗算して絶縁抵抗値を得るにあたり、第3抵抗器の両端に発生する電圧を整流して用いる。これにより、直流回路に電力変換回路を介して接続された交流回路での絶縁抵抗の測定が可能になる。
特開2009―31187号公報
近年、太陽電池、燃料電池、および風力発電装置のような分散電源装置が普及し始めている。現状では、分散電源装置により発電された直流電力は交流電力に変換される。電気機器は、この交流電力を直流電力に変換してから消費する。このように、直流/交流変換および交流/直流変換が行なわれるため、電力変換のたびに電力損失が生じる。そこで、電力変換による損失を防ぐために直流給電システムの開発が進められている。直流給電システムでは、分散電源装置が発電する直流電力は、直流電力のまま送電され、電気機器で消費される。
図11は、従来の直流給電システムの構成を概略的に示す回路ブロック図である。図11を参照して、従来の直流給電システム900aは、パワーコンディショナ900と、系統電力源1と、太陽電池3と、蓄電機器4と、直流バス8と、ブレーカ10と、遮断部40とを備える。直流給電システム900aには、直流機器5が接続される。パワーコンディショナ900は、DC/DCコンバータ6と、DC/ACコンバータ7と、連系リレー部20と、遮断部30と、制御部101とを含む。
太陽電池3は、太陽光から直流電力を生成し、生成した直流電力をパワーコンディショナ900に供給する。系統電力源1は、たとえば単相3線式の交流電力源である。パワーコンディショナ900は、太陽電池3で発電された直流電力の余剰分を系統電力源1へ逆潮流して、電力会社等に売る(売電する)ことが可能なように構成されている。
DC/DCコンバータ6は、太陽電池3から受けた直流電力の電圧を所定の直流電圧(たとえば380V)に変換して、この直流電圧を直流バス8に供給する。DC/ACコンバータ7は、制御部101の制御に基づいて、直流バス8からの直流電力を交流電力に変換して、この交流電力を系統電力源1に供給する。
ブレーカ10は、系統電力源1とパワーコンディショナ900との間に電気的に接続される。ブレーカ10は、交流電力の電流値が所定の許容値を上回ると、導通状態から非導通状態へと移行する。あるいは、ブレーカ10は、測定者の手動操作に基づいて、導通状態から非導通状態へと移行する。これにより、ブレーカ10は、パワーコンディショナ900と系統電力源1との交流電力の授受を遮断する。連系リレー部20は、安全性の確保および系統電力源1の品質維持の目的で、ブレーカ10を二重化するために設けられる。連系リレー部20は、ブレーカ10によってパワーコンディショナ900が系統電力源1から切り離されると、導通状態から非導通状態へと移行する。
蓄電機器4は、遮断部40を介して直流バス8に接続され、直流バス8との間で直流電力を授受する。蓄電機器4には、過電圧または過電流から蓄電機器4を保護するためのブレーカ41が設けられる。直流機器5は、直流バス8からの直流電力を受けて動作する電気機器である。
絶縁抵抗測定時には、絶縁抵抗測定器91〜93が直流給電システム900aに接続される。絶縁抵抗測定器91〜93により、パワーコンディショナ900および直流バス8に高電圧(たとえば500V)が印加される。多くの場合、絶縁抵抗測定時に印加される電圧は、太陽電池3および蓄電機器4の耐圧以上である。そのため、この高電圧の印加前に、遮断部30,40の各々は導通状態から非導通状態へと移行する。これにより、太陽電池3および蓄電機器4の過電圧破壊が防止される。
直流バス8には遮断部60が設けられる。また、直流バス8において、遮断部60の蓄電機器4および直流機器5側には、測定端子Tp,Tnが電気的に接続される。絶縁抵抗測定器91,92の一端は、測定端子Tp,Tnにそれぞれ電気的に接続される。絶縁抵抗測定器91,92の各々の他端は、接地電位GNDに電気的に接続される。また、絶縁抵抗測定器93の一端は、DC/ACコンバータ7と連系リレー部20との間に電気的に接続される。絶縁抵抗測定器93の他端は、接地電位GNDに電気的に接続される。
絶縁抵抗測定時には、遮断部60が導通状態から非導通状態へと移行する。これにより、直流バス8がパワーコンディショナ900側と直流機器5側とに分割される。絶縁抵抗測定器91,92の各々は、直流機器5と、遮断部60よりも直流機器5側の直流バス8との絶縁抵抗を測定する。また、絶縁抵抗測定器93は、パワーコンディショナ900と、遮断部60よりもパワーコンディショナ900側の直流バス8との絶縁抵抗を測定する。
つまり、従来の直流給電システムでは、直流バス8のパワーコンディショナ900側と蓄電機器4および直流機器5側とで絶縁抵抗を別に測定していた。しかし、実使用条件(直流給電時)では遮断部60は導通状態である。このため、実使用条件における回路構成で絶縁抵抗を測定することが望ましい。しかしながら、従来の直流給電システムでは、絶縁抵抗測定時の回路構成が実使用条件における回路構成と異なるという課題があった。
本発明の目的は、実使用条件における回路構成での絶縁抵抗を測定可能なパワーコンディショナ、および直流給電システムの絶縁抵抗測定方法を提供することである。
本発明のある局面に従えば、パワーコンディショナは、直流バスと、直流/交流変換部とを備える。直流バスは、正母線および負母線を含み、直流電力を発電する直流発電機器と、直流電力を蓄える蓄電機器と、直流電力が供給される直流機器とを接続可能に構成される。直流/交流変換部は、直流バスからの直流電力を交流電力に変換して、当該交流電力を系統電力源に供給する。直流/交流変換部は、正母線と負母線との間に直列に接続された第1および第2のスイッチと、正母線と負母線との間に直列に接続された第3および第4のスイッチと、負母線から正母線へと電流を流す向きに第1〜第4のスイッチとそれぞれ並列に接続された第1〜第4のダイオードとを含む。パワーコンディショナは、第1の遮断部を接続可能に構成される。第1の遮断部は、第1および第2のスイッチの第1の接続点と系統電力源との間、および第3および第4のスイッチの第2の接続点と系統電力源との間に電気的に接続され、第1の操作に基づいて、直流/交流変換部を系統電力源から切り離す。パワーコンディショナは、第2の遮断部をさらに備える。第2の遮断部は、第1の遮断部と第1の接続点との間、および第1の遮断部と第2の接続点との間に電気的に接続され、第1の遮断部と連動して、直流/交流変換部を系統電力源から切り離す一方で、第2の操作に基づいて、非導通状態から導通状態へと移行する。第2の遮断部は、導通状態において、絶縁抵抗測定器を第1の接続点に電気的に接続可能に構成された第1の接続ノードを含む。第1の遮断部により直流/交流変換部が系統電力源から切り離されるとともに、第2の遮断部が導通状態へと切り替えられた状態において、第1の接続ノードは、第1の接続ノードに接続された絶縁抵抗測定器から、直流/交流変換部および直流バスの接地に対する絶縁抵抗を測定するための電圧を受ける。
好ましくは、第2の遮断部は、第1の接続点に電気的に接続された入力端子と、第1の遮断部に電気的に接続された第1の出力端子と、第1の接続ノードに電気的に接続された第2の出力端子とを含む。第2の遮断部は、直流発電機器および蓄電機器のうちの少なくとも一方が直流バスに電気的に接続されている間、入力端子と第1の出力端子とを導通させる一方で、直流発電機器および蓄電機器の各々が直流バスから切り離されると、入力端子と第2の出力端子とを導通させる。
好ましくは、第1の遮断部により直流/交流変換部が系統電力源から切り離されるとともに、第2の遮断部が導通状態へと切り替えられた状態において、第1の接続ノードは、絶縁抵抗測定器から、直流/交流変換部および正母線の接地に対する絶縁抵抗を測定するための正の電圧、または直流/交流変換部および負母線の接地に対する絶縁抵抗を測定するための負の電圧を受ける。
好ましくは、第2の遮断部は、導通状態において、絶縁抵抗測定器を第2の接続点に電気的に接続可能に構成された第2の接続ノードをさらに含む。第1の遮断部により直流/交流変換部が系統電力源から切り離されるとともに、第2の遮断部が導通状態へと切り替えられた状態において、第2の接続ノードは、第2の接続ノードに接続された絶縁抵抗測定器から、直流/交流変換部および直流バスの接地に対する絶縁抵抗を測定するための正または負の電圧を受ける。
本発明の他の局面に従えば、直流給電システムの絶縁抵抗測定方法に関する。直流給電システムは、直流バスと、直流発電機器と、蓄電機器と、直流/交流変換部とを備える。直流バスは、直流機器に直流電力を供給するために設けられる。直流発電機器は、直流電力を発電して、当該直流電力を直流バスに供給する。蓄電機器は、直流バスに供給される直流電力を蓄える。直流/交流変換部は、直流バスからの直流電力を交流電力に変換して、当該交流電力を系統電力源に供給する。直流/交流変換部は、第1〜第4のスイッチと、第1〜第4のダイオードとを含む。第1および第2のスイッチは、直流バスの正母線と負母線との間に直列に接続される。第3および第4のスイッチは、直流バスの正母線と負母線との間に直列に接続される。第1〜第4のダイオードは、負母線から正母線へと電流を流す向きに第1〜第4のスイッチとそれぞれ並列に接続される。第1および第2のスイッチの第1の接続点と、第3および第4のスイッチの第2の接続点とは、第1の遮断部を介して、系統電力源に電気的に接続される。直流給電システムは、第2の遮断部をさらに備える。第2の遮断部は、第1の遮断部と第1の接続点との間、および第1の遮断部と第2の接続点との間に電気的に接続され、第1の遮断部と連動して、直流/交流変換部を系統電力源から切り離す。絶縁抵抗測定方法は、第1の遮断部により、直流/交流変換部を系統電力源から切り離すステップと、外部電力により、第2の遮断部を非導通状態から導通状態へと切り替えるステップと、第2の遮断部の第1の遮断部側と接地電位との間に電気的に接続された絶縁抵抗測定器により、第1および第2のスイッチの第1の接続点と接地電位との間に正または負の電圧を印加して、直流/交流変換部および直流バスの接地に対する絶縁抵抗を測定するステップとを備える。前期切り替えるステップは、前期切り離すステップの後に実行される。測定するステップは、切り替えるステップの後に実行される。
本発明によれば、実使用条件における回路構成での絶縁抵抗を測定可能なパワーコンディショナ、および直流給電システムの絶縁抵抗測定方法を実現することができる。
本発明の実施の形態1に係る直流給電システムの構成を概略的に示す回路ブロック図である。 図1に示した絶縁抵抗測定器と連系リレー部との接続を概略的に示す回路ブロック図である。 図1に示した正母線側の絶縁抵抗測定を説明するための図である。 図1に示した負母線側の絶縁抵抗測定を説明するための図である。 図1に示した直流給電システムにおける絶縁抵抗測定方法を説明するためのフローチャートである。 図2に示した絶縁抵抗測定器の接続とは異なる接続における、正母線側の絶縁抵抗測定を説明するための図である。 図2に示した絶縁抵抗測定器の接続とは異なる接続における、負母線側の絶縁抵抗測定を説明するための図である。 本発明の実施の形態2に係る直流給電システムの構成を概略的に示す回路ブロック図である。 図8に示した連系リレー部の構成を概略的に示す回路ブロック図である。 図8に示した直流給電システムにおける絶縁抵抗測定方法を説明するためのフローチャートである。 従来の直流給電システムの構成を概略的に示す回路ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付して、その説明を繰り返さない。また、以下に説明する実施の形態において、絶縁抵抗測定器によって測定される絶縁抵抗とは、接地に対する絶縁抵抗を指す。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係る直流給電システムの構成を概略的に示す回路ブロック図である。図1を参照して、直流給電システム100aは、パワーコンディショナ100と、系統電力源1と、太陽電池3と、蓄電機器4と、直流バス8と、ブレーカ10と、遮断部40と、直流電圧源102とを備える。直流給電システム100aには、直流機器5が接続される。パワーコンディショナ100は、DC/DCコンバータ6と、DC/ACコンバータ7と、連系リレー部20と、遮断部30と、制御部101とを含む。
太陽電池3は、太陽光から直流電力を生成し、この直流電力をパワーコンディショナ100に供給する。系統電力源1は、たとえば単相3線式の交流電力源である。パワーコンディショナ100は、太陽電池3で発電された直流電力の余剰分を系統電力源1へ逆潮流して、電力会社等に売る(売電する)ことが可能なように構成されている。
DC/DCコンバータ6は、太陽電池3から受けた直流電力の電圧を所定の直流電圧(たとえば380V)に変換して、この直流電圧を直流バス8に供給する。直流バス8は、正母線PLおよび負母線NLを含む。正母線PLの電位は、接地電位GNDを基準として、たとえば190Vである。負母線NLの電位は、接地電位GNDを基準として、たとえば−190Vである。
なお、太陽電池3は、本発明に係る「直流発電機器」の一例である。直流電力を発電する機器は太陽電池に特に限定されず、たとえば燃料電池または風力発電装置でもよい。あるいは、これらの組合せでもよい。
蓄電機器4は、遮断部40を介して直流バス8に接続され、直流バス8との間で直流電力を授受する。蓄電機器4は、たとえばリチウムイオン電池などの二次電池、または電気二重層キャパシタである。蓄電機器4には、過電圧または過電流から蓄電機器4を保護するためのブレーカ41が設けられる。直流機器5は、直流バス8からの直流電力を受けて動作する電気機器であれば、特に限定されない。また、以下においては蓄電機器4および直流機器5が1個ずつ設けられる場合について説明するが、これらの数に制限はない。
DC/ACコンバータ(直流/交流変換部)7は、制御部101の制御に基づいて、直流バス8からの直流電力を交流電力に変換して、この交流電力を系統電力源1に供給する。DC/ACコンバータ7は、トランジスタTr1〜Tr4と、ダイオードD1〜D4と、リアクトルL1,L2と、コンデンサC1〜C4とを有する。
トランジスタTr1〜Tr4には、たとえばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いることができる。トランジスタ(第1および第2のスイッチ)Tr1,Tr2は、正母線PLと負母線NLとの間に、コレクタが正母線PL側となる向きに直列に接続される。トランジスタ(第3および第4のスイッチ)Tr3,Tr4は、正母線PLと負母線NLとの間に、コレクタが正母線PL側となる向きに直列に接続される。トランジスタTr1〜Tr4のコレクタ―エミッタ間には、エミッタからコレクタへ電流を流す向きに、言い換えると負母線NLから正母線PLへと電流を流す向きに、ダイオード(第1〜第4のダイオード)D1〜D4がそれぞれ接続される。リアクトルL1は、トランジスタTr1,Tr2の接続点(第1の接続点)Pと連系リレー部20との間に接続される。リアクトルL2は、トランジスタTr3,Tr4の接続点(第2の接続点)Qと連系リレー部20との間に接続される。言い換えると、接続点P,Qの各々は、ブレーカ10を介して、系統電力源1に電気的に接続される。また、リアクトルL1,L2と連系リレー部20との間には、コンデンサC1,C2が直列に接続される。正母線PLと負母線NLとの間には、コンデンサC3,C4が直列に接続される。
直流給電システム100aの絶縁抵抗を測定するために、絶縁抵抗測定器9が直流給電システム100aに接続される。直流給電システムにおける絶縁抵抗の試験基準は、たとえば「小型分散型発電システム用系統連系保護装置等の試験方法通則」(JETGR0002―1―2.0(2011))に定められている。上記通則では、絶縁抵抗測定において「専用負荷や補機類を有する場合、これらの回路を閉回路とし、試験電圧が印加できるようにすること」と規定されている。実施の形態1において、蓄電機器4および直流機器5が上記「専用負荷や捕機類」に相当する。つまり、上記通則に従うと、蓄電機器4および直流機器5が直流バス8に接続された状態で、パワーコンディショナ100と、直流バス8と、蓄電機器4と、直流機器5との絶縁抵抗を測定する必要がある。しかしながら、絶縁抵抗測定時の印加電圧は高く(たとえば500V)、蓄電機器4または直流機器5の耐圧よりも大きいことがあり得る。上記通則には、このような場合を想定して、印加電圧以下の耐圧を有する蓄電機器4または直流機器5は、絶縁抵抗測定時に直流バス8に接続しなくてよい旨が規定されている。本明細書で「絶縁抵抗測定時の回路構成が実使用条件における回路構成と同一である」とは、絶縁抵抗測定時に、印加電圧以下の耐圧を有する蓄電機器4または直流機器5を直流バス8から切り離す場合を含む。
以下の説明において、蓄電機器4の耐圧は、絶縁抵抗測定のために直流給電システム100aに印加される電圧以下である。したがって、この印加電圧から蓄電機器4を保護するために、遮断部(第4の遮断部)40が蓄電機器4と直流バス8との間に電気的に接続される。遮断部40は、測定者による手動操作に基づいて、蓄電機器4を直流バス8から切り離す。なお、遮断部40を蓄電機器4の内部に設けてもよい。一方、直流機器5の耐圧は印加電圧以上である。したがって、絶縁抵抗測定時においても直流機器5は直流バス8に接続される。
多くの場合、太陽電池3の耐圧も絶縁抵抗測定時の印加電圧以下である。このため、過電圧破壊から太陽電池3を保護するために、遮断部(第3の遮断部)30が太陽電池3とDC/DCコンバータ6との間に電気的に接続される。遮断部30は、制御部101からの遮断信号SD3に応答して、太陽電池3をパワーコンディショナ100から切り離す。なお、絶縁抵抗測定時に太陽電池3が過電圧破壊されるおそれがない場合(たとえばDC/DCコンバータ6が絶縁トランス(図示せず)を含む場合)には、遮断部30を設けなくてもよい。
絶縁抵抗測定器9は、連系リレー部20と接地電位GNDとの間に接続される。言い換えると、絶縁抵抗測定器9は、DC/ACコンバータ7のブレーカ10側と接地電位GNDとの間に電気的に接続される。絶縁抵抗測定器9は、外部から電力供給を受けなくても動作可能なように、独立した電源9bを含む。絶縁抵抗測定器9は、パワーコンディショナ100と、直流バス8と、直流機器5との絶縁抵抗を測定する。
ブレーカ(第1の遮断部)10は、DC/ACコンバータ7と系統電力源1との間に電気的に接続される。ブレーカ10は、交流電力の電流値が所定の許容値を上回ると、導通状態から非導通状態へと移行する。あるいは、ブレーカ10は、測定者の手動操作に基づいて、導通状態から非導通状態へと移行する。これにより、ブレーカ10は、パワーコンディショナ100から系統電力源1への交流電力の供給を遮断する。
連系リレー部(第2の遮断部)20は、ブレーカ10とDC/ACコンバータ7との間に電気的に接続される。連系リレー部20は、安全性の確保および系統電力源1の品質維持の目的で、ブレーカ10を二重化するために設けられる。連系リレー部20は、ブレーカ10の遮断時にはブレーカ10と連動して、DC/ACコンバータ7を系統電力源1から切り離す。
連系リレー部20は、制御部101からの導通信号CNを受けている間、導通状態に保持される。しかしながら、実施の形態1における絶縁抵抗測定時には、後述するように、パワーコンディショナ100へのすべての電力供給が遮断される。この場合、制御部101は、導通信号CNを出力することができない。この状況に備えて、直流電圧源102は、パワーコンディショナ100とは独立して、直流電圧Vdcを連系リレー部20に供給可能に構成される。つまり、連系リレー部20は、制御部101からの導通信号CNおよび直流電圧源102からの直流電圧Vdcのうちの少なくとも一方を受けている間、導通状態に保持される。
図2は、図1に示した絶縁抵抗測定器9と連系リレー部20との接続を概略的に示す回路ブロック図である。図2を参照して、連系リレー部20は、連系リレー21,22と、端子台23と、外部入力端子24とを含む。
連系リレー21は、リアクトルL1とブレーカ10との間に電気的に接続される。連系リレー22は、リアクトルL2とブレーカ10との間に電気的に接続される。外部入力端子24は、制御部101からの導通信号CNまたは直流電圧源102からの直流電圧Vdcを受けて、導通信号CNまたは直流電圧Vdcを連系リレー21,22に供給する。
端子台23は端子T1〜T3を有する。端子T1は、ブレーカ10と連系リレー21との間に電気的に接続される。端子T2は、ブレーカ10と連系リレー22との間に電気的に接続される。また、パワーコンディショナ100の筐体(破線で示す)は、接地電位GNDに電気的に接続される。端子T3は、接地電位GNDに電気的に接続される。なお、端子T1,T2が本発明に係る「接続ノード」に相当する。あるいは、端子T2,T1が本発明に係る「第1および第2の接続ノード」にそれぞれ相当する。
絶縁抵抗測定器9は、線路端子TLおよび基準電圧端子TGを有する。線路端子TLは、端子T2に電気的に接続される。基準電圧端子TGは、パワーコンディショナ100の筐体を介して接地電位GNDに電気的に接続される。絶縁抵抗測定器9は、絶縁抵抗の測定者による手動操作に基づいて、線路端子TLと基準電圧端子TGとの間に高電圧を印加する。絶縁抵抗測定器9は、高電圧の電圧値、および高電圧印加時に線路端子TLと基準電圧端子TGとの間を流れる電流値から絶縁抵抗を測定する。
図3は、図1に示した正母線PL側の絶縁抵抗測定を説明するための図である。図3を参照して、絶縁抵抗測定前に、ブレーカ10および遮断部40は、測定者による手動操作に基づいて、導通状態から非導通状態へと移行する。また、遮断部30は、制御部101からの遮断信号SD3に応答して、導通状態から非導通状態へと移行する。連系リレー部20は、直流電圧源102からの直流電圧Vdcを受けて、導通状態に保持される。
絶縁抵抗測定器9は、基準電圧端子TGの電位(接地電位GND)を基準に、試験基準に規定された印加電圧を正電圧(たとえば500V)として線路端子TLに印加する。これにより、線路端子TL―端子T2(図2参照)―連系リレー22―リアクトルL2―接続点Q―ダイオードD3―正母線PL―直流機器5―接地電位GND―基準電圧端子TGという閉回路を電流が流れる。したがって、絶縁抵抗測定器9は、パワーコンディショナ100と、正母線PLと、直流機器5との絶縁抵抗を測定することができる。
図4は、図1に示した負母線NLの絶縁抵抗測定を説明するための図である。図4を参照して、図3と同様に、ブレーカ10および遮断部30,40の各々は非導通状態である。連系リレー部20は導通状態である。
絶縁抵抗測定器9は、基準電圧端子TGの電位を基準に、試験基準に規定された印加電圧を負電圧(たとえば−500V)として線路端子TLに印加する。これにより、基準電圧端子TG―接地電位GND―直流機器5―負母線NL―ダイオードD4―接続点Q―リアクトルL2―連系リレー22―端子T2―線路端子TLという閉回路を電流が流れる。したがって、絶縁抵抗測定器9は、パワーコンディショナ100と、負母線NLと、直流機器5との絶縁抵抗を測定することができる。なお、図3および図4に示した電流経路での絶縁抵抗測定のいずれか一方のみを実施してもよい。
なお、絶縁抵抗測定器9は、正および負の高電圧を印加可能と説明した。絶縁抵抗測定器が正電圧のみしか印加できない場合には、たとえば測定者による手動操作によって、端子T2,T3(図2参照)に対する線路端子TLおよび基準電圧端子TGの接続を入れ替えればよい。つまり、線路端子TLは、パワーコンディショナ100の筐体を介して接地電位GNDに電気的に接続される。基準電圧端子TGは、端子T2を介してブレーカ10と連系リレー22との間に電気的に接続される。絶縁抵抗測定器9は、線路端子TLと基準電圧端子TGとの間に一定の電圧を生じさせる。線路端子TLの電位は基準電圧端子TGの電位よりも高い。したがって、線路端子TLを端子T3に接続することで、負電圧を印加することができる。
図5は、図1に示した直流給電システム100aにおける絶縁抵抗測定方法を説明するためのフローチャートである。図1、図2、および図5を参照して、ステップS11において、たとえば測定者の手動操作(本発明に係る「第1の操作」に相当する)により、ブレーカ10は導通状態から非導通状態へと移行する。これにより、パワーコンディショナ100は系統電力源1から切り離される。また、連系リレー部20は、ブレーカ10と連動して、導通状態から非導通状態へと移行する(ステップS12)。
ステップS13において、制御部101は、遮断部30に遮断信号SD3を出力する。遮断部30は、遮断信号SD3に応答して、導通状態から非導通状態へと移行する。また、測定者の手動操作により、遮断部40は導通状態から非導通状態へと移行する。これにより、パワーコンディショナ100は、太陽電池3および蓄電機器4から切り離される(ステップS14)。つまり、パワーコンディショナ100へのすべての電力供給が遮断される。
ステップS15において、たとえば測定者の手動操作(本発明に係る「第2の操作」に相当する)により、直流電圧源102は連系リレー部20への直流電圧Vdcの供給を開始する。これにより、連系リレー部20は、非導通状態から導通状態へと移行する(ステップS16)。
ステップS17において、測定者の手動操作により、絶縁抵抗測定器9は、基準電圧端子TGの電位を基準として正電圧(たとえば500V)を線路端子TLに印加する。このため、図3に示した経路を電流が流れる。これにより、絶縁抵抗測定器9は、パワーコンディショナ100と、正母線PLと、直流機器5との絶縁抵抗を測定する。
ステップS18において、絶縁抵抗測定器9は、測定者の手動操作により、基準電圧端子TGの電位を基準として負電圧(たとえば−500V)を線路端子TLに印加する。このため、図4に示した経路を電流が流れる。これにより、絶縁抵抗測定器9は、パワーコンディショナ100と、負母線NLと、直流機器5との絶縁抵抗を測定する。ステップS18の処理が終了すると、一連の処理が完了する。
なお、ステップS11,S13,S15の処理の順序は任意に変更可能である。つまり、絶縁抵抗測定器9によって高電圧を印加する際に、ブレーカ10と、連系リレー部20と、遮断部30,40とが適切な状態(導通状態または非導通状態)になっていれば、その処理の順序を問わない。また、ステップS17,S18の処理の順序を入れ替えて、負母線NL側の絶縁抵抗を先に測定してもよい。
実施の形態1によれば、連系リレー部20は、実使用条件と同様に導通状態である。また、遮断部60(図11参照)が不要である。このように、実施の形態1によれば、絶縁抵抗測定時の回路構成が実使用条件における回路構成と同一である。また、パワーコンディショナ100と、直流バス8と、直流機器5との絶縁抵抗を一括して測定可能である。
さらに、従来は絶縁抵抗測定器91〜93(図11参照)によって、パワーコンディショナ900での絶縁抵抗測定と、正母線PL側での絶縁抵抗測定と、負母線NL側での絶縁抵抗測定との合計3回の絶縁抵抗測定が必要であった。これに対し、実施の形態1によれば、パワーコンディショナ100の絶縁抵抗が正母線PL(または負母線NL)の絶縁抵抗と同時に測定される。したがって、絶縁抵抗測定の回数を正母線PL側と負母線NL側との2回に削減できる。よって、直流給電システムの絶縁抵抗測定を容易にすることができる。
図2〜図4では、絶縁抵抗測定器9の線路端子TLが、端子台23の端子T2に接続される場合について説明した。しかし、線路端子TLは端子T1に接続されてもよい。
図6は、図2に示した絶縁抵抗測定器9と連系リレー部20との接続とは異なる接続における、正母線PL側の絶縁抵抗測定を説明するための図である。図7は、図2に示した絶縁抵抗測定器9と連系リレー部20との接続とは異なる接続における、負母線NL側の絶縁抵抗測定を説明するための図である。図6および図7を参照して、線路端子TLは端子T1(図2参照)に接続される。
図6を参照して、絶縁抵抗測定器9は、基準電圧端子TGの電位(接地電位GND)を基準として正電圧を線路端子TLに印加する。これにより、線路端子TL―端子T1―連系リレー21―リアクトルL1―接続点P―ダイオードD1―正母線PL―直流機器5―接地電位GND―基準電圧端子TGという経路を電流が流れる。図7を参照して、絶縁抵抗測定器9は、基準電圧端子TGの電位を基準として負電圧を線路端子TLに印加する。これにより、基準電圧端子TG―接地電位GND―直流機器5―負母線NL―ダイオードD2―接続点P―リアクトルL1―連系リレー21―端子T1―線路端子TLという経路を電流が流れる。
このように、線路端子TLを端子T1に接続した場合でも、図3および図4に示した場合とは電流経路が異なるものの、パワーコンディショナ100と、直流バス8と、直流機器5との絶縁抵抗を一括して測定可能である。この場合の絶縁抵抗測定方法は、図5に示したフローチャートにおける測定方法と同等であるため、詳細な説明を繰り返さない。
図3および図4に示した電流経路での絶縁抵抗測定と、図6および図7に示した電流経路での絶縁抵抗測定との双方を実施してもよい。これにより、DC/ACコンバータ7の絶縁抵抗の異常をより確実に検出することができる。
図3および図4に示した電流経路での絶縁抵抗測定と、図6および図7に示した電流経路での絶縁抵抗測定とでは、電流経路が異なる。しかしながら、絶縁抵抗値の異常が生じる可能性が相対的に高い箇所は、直流バス8および直流機器5である。パワーコンディショナ100内の電流経路が異なる場合でも、直流バス8および直流機器5の電流経路は共通である。したがって、これら絶縁抵抗測定のうちのいずれか一方のみを実施してもよい。これにより、絶縁抵抗測定に要する時間を短縮することができる。
[実施の形態2]
実施の形態2によれば、連系リレー部の構成の変更により、直流電圧源102(図2参照)が不要になる。
図8は、本発明の実施の形態2に係る直流給電システムの構成を概略的に示す回路ブロック図である。図8を参照して、実施の形態2に係る直流給電システム200aの構成は、連系リレー部20に代えて連系リレー部20aを備える点、および直流電圧源102を備えない点において、直流給電システム100a(図1参照)の構成と異なる。直流給電システム200aの他の構成は、直流給電システム100aの構成と同等であるため、詳細な説明を繰り返さない。
図9は、図8に示した連系リレー部20aの構成を概略的に示す回路ブロック図である。図9を参照して、連系リレー部20aは、連系リレー21,22に代えて、連系リレー25,26を含む点において、連系リレー部20(図2参照)と異なる。連系リレー25は、入力端子251と、出力端子(第1の出力端子)252と、出力端子(第2の出力端子)253とを有する。連系リレー26は、入力端子261と、出力端子(第1の出力端子)262と、出力端子(第2の出力端子)263とを有する。
連系リレー26の入力端子261は、リアクトルL2に電気的に接続される。言い換えると、入力端子261は、DC/ACコンバータ7に電気的に接続される。出力端子262,263は、ブレーカ10および端子T2にそれぞれ電気的に接続される。連系リレー26は、制御部101からの導通信号CNを受けている間、入力端子261と出力端子262とを導通させる一方で、導通信号CNの入力が途絶えると、入力端子261と出力端子263とを導通させる。
遮断部30,40の非導通状態への移行により、パワーコンディショナ200へのすべての電力供給が遮断されると、制御部101は導通信号CNを出力することができない。この場合も、入力端子261の接続先が出力端子262から出力端子263へと切り替わる。なお、連系リレー25の構成は、連系リレー26の構成と同等であるため、詳細な説明を繰り返さない。
図10は、図8に示した直流給電システムにおける絶縁抵抗測定方法を説明するためのフローチャートである。図8〜図10を参照して、たとえば絶縁抵抗の測定者がパワーコンディショナの操作部(図示せず)を操作して、絶縁抵抗測定を開始することにより、一連の処理が開始される。
ステップS21において、測定者の手動操作により、ブレーカ10は導通状態から非導通状態へと移行する。これにより、パワーコンディショナ200は系統電力源1から切り離される。しかし、制御部101は、上記操作部に対する操作に基づいて、導通信号CNの出力を継続する。
ステップS22において、制御部101は、遮断部30に遮断信号SD3を出力する。遮断部30は、遮断信号SD3に応答して、導通状態から非導通状態へと移行する。また、測定者の手動操作により、遮断部40は導通状態から非導通状態へと移行する。これにより、パワーコンディショナ200は、太陽電池3および蓄電機器4から切り離される(ステップS23)。つまり、パワーコンディショナ200へのすべての電力供給が遮断される。
このため、制御部101から連系リレー部20への導通信号CNの出力が停止する。これにより、連系リレー25では、入力端子251の接続先が出力端子252から出力端子253へと切り替わる。また、連系リレー26では、入力端子261の接続先が出力端子262から出力端子263へと切り替わる(ステップS24)。したがって、絶縁抵抗測定器9はDC/ACコンバータ7と電気的に接続される。よって、絶縁抵抗測定器9は、パワーコンディショナと、直流バス8と、直流機器5との絶縁抵抗を測定することができる。
ステップS25,S26における処理は、ステップS17,S18における処理(図5参照)と同等であるため、詳細な説明を繰り返さない。ステップS26の処理が終了すると、一連の処理が完了する。
このように、実施の形態2においても、パワーコンディショナ200(連系リレー部20aを含む)と、直流バス8と、直流機器5との絶縁抵抗を一括して測定可能である。また、実施の形態2によれば、パワーコンディショナへの電力供給の遮断に備えて、直流電圧源102を設ける必要がない。したがって、直流給電システムの構成および制御を実施の形態1よりも簡易にすることができる。
なお、実施の形態1,2では、絶縁抵抗測定器9と、遮断部40と、直流電圧源102の各々は、測定者による手動操作に基づいて制御されると説明した。しかし、これらの機器の制御主体は測定者に限定されない。たとえば絶縁抵抗測定器9は、制御部101からの測定信号(図示せず)に応答して、絶縁抵抗を測定してもよい。また、たとえば直流電圧源102は、制御部101からの制御信号(図示せず)に応答して、直流電圧Vdcの供給を開始してもよい。
また、パワーコンディショナの連系リレーは二重化されるのが一般的である。その場合は、二重化された連系リレーのうちリアクトルL1,L2に近いほうの連系リレーに本発明を適用してもよい。また、本発明は、蓄電機器、太陽電池(直流発電機器)、または直流機器のうち、いずれか1つまたは2つを備えない直流給電システムにも適用可能である。
本発明の実施の形態は以下のように要約することができる。
(1)パワーコンディショナ100,200であって、正母線PLおよび負母線NLを含み、直流電力を発電する太陽電池3と、直流電力を蓄える蓄電機器4と、直流電力が供給される直流機器5とを接続可能に構成された直流バス8と、直流バス8からの直流電力を交流電力に変換して、当該交流電力を系統電力源1に供給するDC/ACコンバータ7とを備え、DC/ACコンバータ7は、正母線PLと負母線NLとの間に直列に接続されたトランジスタTr1,Tr2と、正母線PLと負母線NLとの間に直列に接続されたトランジスタTr3,Tr4と、負母線NLから正母線PLへと電流を流す向きにトランジスタTr1〜Tr4とそれぞれ並列に接続されたダイオードD1〜D4とを含み、パワーコンディショナ100,200は、トランジスタTr1,Tr2の接続点Pと系統電力源1との間、およびトランジスタTr3,Tr4の接続点Qと系統電力源1との間に電気的に接続され、第1の操作に基づいて、DC/ACコンバータ7を系統電力源1から切り離すブレーカ10を接続可能に構成され、ブレーカ10と接続点Pとの間、およびブレーカ10と接続点Qとの間に電気的に接続され、ブレーカ10と連動して、DC/ACコンバータ7を系統電力源1から切り離す一方で、第2の操作に基づいて、非導通状態から導通状態へと移行する連系リレー部20をさらに備え、連系リレー部20は、導通状態において、絶縁抵抗測定器9を接続点Qに電気的に接続可能に構成された端子T2を含み、ブレーカ10によりDC/ACコンバータ7が系統電力源1から切り離されるとともに、連系リレー部20が導通状態へと切り替えられた状態において、端子T2は、端子T2に接続された絶縁抵抗測定器9から、DC/ACコンバータ7および直流バス8の接地に対する絶縁抵抗を測定するための電圧を受ける、パワーコンディショナ100,200。
上記の構成によれば、実使用条件における直流給電システムの回路構成での絶縁抵抗を測定することができる。
(2)連系リレー部20aは、接続点Pに電気的に接続された入力端子261と、ブレーカ10に電気的に接続された出力端子262と、端子T2に電気的に接続された出力端子263とを含み、連系リレー部20aは、太陽電池3および蓄電機器4のうちの少なくとも一方が直流バス8に電気的に接続されている間、入力端子261と出力端子262とを導通させる一方で、太陽電池3および蓄電機器4の各々が直流バス8から切り離されると、入力端子261と出力端子263とを導通させる、パワーコンディショナ200。
上記の構成によれば、直流電圧源102を設けなくても、連系リレー部を絶縁抵抗測定器9とDC/ACコンバータ7との導通状態に切り替えることができる。
(3)ブレーカ10によりDC/ACコンバータ7が系統電力源1から切り離されるとともに、連系リレー部20が導通状態へと切り替えられた状態において、端子T2は、絶縁抵抗測定器9から、DC/ACコンバータ7および正母線PLの接地に対する絶縁抵抗を測定するための正の電圧、またはDC/ACコンバータ7および負母線NLの接地に対する絶縁抵抗を測定するための負の電圧を受ける、パワーコンディショナ100,200。
上記の構成によれば、正母線および負母線双方の絶縁抵抗を測定することができる。
(4)連系リレー部20は、導通状態において、絶縁抵抗測定器9を接続点Qに電気的に接続可能に構成された端子T1をさらに含み、ブレーカ10によりDC/ACコンバータ7が系統電力源1から切り離されるとともに、連系リレー部20が導通状態へと切り替えられた状態において、端子T1は、端子T1に接続された絶縁抵抗測定器9から、DC/ACコンバータ7および直流バス8の接地に対する絶縁抵抗を測定するための正または負の電圧を受ける、パワーコンディショナ100,200。
上記の構成によれば、DC/ACコンバータにおける絶縁抵抗の異常をより確実に検出することができる。
(5)直流給電システム100aの絶縁抵抗測定方法であって、直流給電システム100aは、直流機器5に直流電力を供給するための直流バス8と、直流電力を発電して、当該直流電力を直流バス8に供給する太陽電池3と、直流バス8に供給される直流電力を蓄える蓄電機器4と、直流バス8からの直流電力を交流電力に変換して、当該交流電力を系統電力源1に供給するDC/ACコンバータ7とを備え、DC/ACコンバータ7は、直流バス8の正母線PLと負母線NLとの間に直列に接続されたトランジスタTr1,Tr2と、正母線PLと負母線NLとの間に直列に接続されたトランジスタTr3,Tr4と、負母線NLから正母線PLへと電流を流す向きにトランジスタTr1〜Tr4とそれぞれ並列に接続されたダイオードD1〜D4とを含み、トランジスタTr1,Tr2の接続点Pと、トランジスタTr3,Tr4の接続点Qとは、ブレーカ10を介して、系統電力源1に電気的に接続され、直流給電システム100aは、ブレーカ10と接続点Pとの間、およびブレーカ10と接続点Qとの間に電気的に接続され、ブレーカ10と連動して、DC/ACコンバータ7を系統電力源1から切り離す連系リレー部20をさらに備え、絶縁抵抗測定方法は、ブレーカ10により、DC/ACコンバータ7を系統電力源1から切り離すステップS11と、外部電力により、連系リレー部20を非導通状態から導通状態へと切り替えるステップS16と、連系リレー部20のブレーカ10側と接地電位GNDとの間に電気的に接続された絶縁抵抗測定器9により、トランジスタTr1,Tr2の接続点Qと接地電位GNDとの間に正または負の電圧を印加して、DC/ACコンバータ7および直流バス8の絶縁抵抗を測定するステップS17,S18とを備え、切り替えるステップS16は、切り離すステップS11の後に実行され、測定するステップS17,S18は、切り替えるステップS16の後に実行される、絶縁抵抗測定方法。
上記の方法によれば、実使用条件における直流給電システムの回路構成での絶縁抵抗を測定することができる。
(6)絶縁抵抗を測定するステップS17,S18は、接続点Pに正の電圧を印加して、DC/ACコンバータ7および正母線PLの絶縁抵抗を測定するステップS17と、接続点Pに負の電圧を印加して、DC/ACコンバータ7および負母線NLの絶縁抵抗を測定するステップS18とを含む、絶縁抵抗測定方法。
上記の方法によれば、正母線および負母線双方の絶縁抵抗を測定することができる。
(7)切り離すステップS11の後に、DC/ACコンバータ7のブレーカ10側と接地電位GNDとの間に電気的に接続された絶縁抵抗測定器9により、接続点Qと接地電位GNDとの間に高電圧を印加して、DC/ACコンバータ7および直流バス8の絶縁抵抗を測定するステップS17,S18とをさらに備える、絶縁抵抗測定方法。
上記の方法によれば、DC/ACコンバータにおける絶縁抵抗の異常をより確実に検出することができる。
(8)絶縁抵抗測定方法は、絶縁抵抗を測定するステップS17,S18の前に、太陽電池3と直流バス8との間に電気的に接続された遮断部30により、太陽電池3を直流バス8から切り離すステップS14と、絶縁抵抗を測定するステップS17,S18の前に、蓄電機器4と直流バス8との間に電気的に接続された遮断部40により、蓄電機器4を直流バス8から切り離すステップS14とをさらに備える、絶縁抵抗測定方法。
上記の方法によれば、太陽電池および蓄電機器を過電圧破壊から保護することができる。
(9)正母線PLおよび負母線NLを含み、直流機器5に直流電力を供給するための直流バス8と、直流電力を発電して、当該直流電力を直流バスに供給する太陽電池3と、直流バス8に供給される直流電力を蓄える蓄電機器4と、直流バス8からの直流電力を交流電力に変換して、当該交流電力を系統電力源1に供給するDC/ACコンバータ7と、DC/ACコンバータ7と系統電力源1との間に電気的に接続され、所定の操作に基づいて、DC/ACコンバータ7を系統電力源1から切り離すブレーカ10とを備え、DC/ACコンバータ7は、正母線PLと負母線NLとの間に直列に接続されたトランジスタTr1,Tr2と、正母線PLと負母線NLとの間に直列に接続されたトランジスタTr3,Tr4と、負母線NLから正母線PLへと電流を流す向きにトランジスタTr1〜Tr4とそれぞれ並列に接続されたダイオードD1〜D4とを含み、トランジスタTr1,Tr2の接続点Pと、トランジスタTr3,Tr4の接続点Qとは、系統電力源1に電気的に接続され、ブレーカ10と接続点Pとの間、およびブレーカ10と接続点Qとの間に電気的に接続され、ブレーカ10と連動して、DC/ACコンバータ7を系統電力源1から切り離す連系リレー部20と、接続点Pとブレーカ10との間に設けられ、絶縁抵抗測定器9を接続点Qに電気的に接続可能に構成された端子T2をさらに備え、ブレーカ10によりDC/ACコンバータ7が系統電力源1から切り離されるとともに、連系リレー部20が導通状態へと切り替えられた状態において、端子T2は、端子T2に接続された絶縁抵抗測定器9から、DC/ACコンバータ7および直流バス8の絶縁抵抗を測定するための電圧を受ける、直流給電システム100a,200a。
上記の構成によれば、実使用条件における直流給電システムの回路構成での絶縁抵抗を測定することができる。
(10)直流給電システム200aは、太陽電池3と直流バス8との間に電気的に接続された遮断部30と、蓄電機器4と直流バス8との間に電気的に接続された遮断部40とをさらに備え、連系リレー部20aは、接続点Pに電気的に接続された入力端子261と、ブレーカ10に電気的に接続された出力端子262と、端子T2に電気的に接続された出力端子263とを含み、連系リレー部20aは、太陽電池3および蓄電機器4のうちの少なくとも一方が直流バス8に電気的に接続されている間、入力端子261と出力端子262とを導通させる一方で、遮断部30,40により太陽電池3および蓄電機器4が直流バス8からそれぞれ切り離されると、入力端子261と出力端子263とを導通させる、直流給電システム200a。
上記の構成によれば、直流電圧源102を設けなくても、連系リレー部を絶縁抵抗測定器9とDC/ACコンバータ7との導通状態に切り替えることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100,200,900 パワーコンディショナ、100a,200a,900a 直流給電システム、1 系統電力源、3 太陽電池、4 蓄電機器、5 直流機器、6 DC/DCインバータ、7 DC/ACインバータ、8 直流バス、PL 正母線、NL 負母線、9 絶縁抵抗測定器、TL 線路端子、TG 基準電圧端子、10 ブレーカ、20,20a 連系リレー部、21,22,25,26 連系リレー、251,261 入力端子、252,253,262,263 出力端子、23 端子台、T1〜T3 端子、24 外部入力端子、30,40,50 遮断部、Tr1〜Tr4 トランジスタ、D1〜D4 ダイオード、L1,L2 リアクトル、C1〜C4 コンデンサ。

Claims (3)

  1. パワーコンディショナであって、
    正母線および負母線を含み、直流電力を発電する直流発電機器と、直流電力を蓄える蓄電機器と、直流電力が供給される直流機器とを接続可能に構成された直流バスと、
    前記直流バスからの直流電力を交流電力に変換して、当該交流電力を系統電力源に供給する直流/交流変換部とを備え、
    前記直流/交流変換部は、
    前記正母線と前記負母線との間に直列に接続された第1および第2のスイッチと、
    前記正母線と前記負母線との間に直列に接続された第3および第4のスイッチと、
    前記負母線から前記正母線へと電流を流す向きに前記第1〜第4のスイッチとそれぞれ並列に接続された第1〜第4のダイオードとを含み、
    前記パワーコンディショナは、
    前記第1および第2のスイッチの第1の接続点と前記系統電力源との間、および前記第3および第4のスイッチの第2の接続点と前記系統電力源との間に電気的に接続され、第1の操作に基づいて、前記直流/交流変換部を前記系統電力源から切り離す第1の遮断部を接続可能に構成され、
    前記第1の遮断部と前記第1の接続点との間、および前記第1の遮断部と前記第2の接続点との間に電気的に接続され、前記第1の遮断部と連動して、前記直流/交流変換部を前記系統電力源から切り離す第2の遮断部をさらに備え、
    前記第2の遮断部は、
    導通状態において、絶縁抵抗測定器を前記第1の接続点に電気的に接続可能に構成された第1の接続ノードと、
    前記第1の接続点に電気的に接続された入力端子と、
    前記第1の遮断部に電気的に接続された第1の出力端子と、
    前記第1の接続ノードに電気的に接続された第2の出力端子とを含み、
    前記直流発電機器および前記蓄電機器のうちの少なくとも一方が前記直流バスに電気的に接続されている間、前記入力端子と前記第1の出力端子とを導通させる一方で、前記直流発電機器および前記蓄電機器の各々が前記直流バスから切り離されると、前記入力端子と前記第2の出力端子とを導通させ、
    前記第1の遮断部により前記直流/交流変換部が前記系統電力源から切り離されるとともに、前記第2の遮断部により前記入力端子と前記第2の出力端子とが導通された状態において、前記第1の接続ノードは、前記第1の接続ノードに接続された前記絶縁抵抗測定器から、前記直流/交流変換部および前記直流バスの接地に対する絶縁抵抗を測定するための電圧を受ける、パワーコンディショナ。
  2. 前記第1の遮断部により前記直流/交流変換部が前記系統電力源から切り離されるとともに、前記第2の遮断部が導通状態へと切り替えられた状態において、前記第1の接続ノードは、前記絶縁抵抗測定器から、前記直流/交流変換部および前記正母線の接地に対する絶縁抵抗を測定するための正の電圧、または前記直流/交流変換部および前記負母線の接地に対する絶縁抵抗を測定するための負の電圧を受ける、請求項1に記載のパワーコンディショナ。
  3. 前記第2の遮断部は、導通状態において、前記絶縁抵抗測定器を前記第2の接続点に電気的に接続可能に構成された第2の接続ノードをさらに含み、
    前記第1の遮断部により前記直流/交流変換部が前記系統電力源から切り離されるとともに、前記第2の遮断部が導通状態へと切り替えられた状態において、前記第2の接続ノードは、前記第2の接続ノードに接続された前記絶縁抵抗測定器から、前記直流/交流変換部および前記直流バスの接地に対する絶縁抵抗を測定するための正または負の電圧を受ける、請求項1に記載のパワーコンディショナ。
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