JP2017157309A - 白熱電球 - Google Patents

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Abstract

【課題】白熱電球において、フィラメントとリード線との結合部の断線防止と共に、耐衝撃性の改善を図る。【解決手段】リード線4は、バルブ2内の起立部分11において上から順番に第1区分19a〜第3区分19cを有する。第3区分19cは、さらに、ピンチシール部3に固着されつつ、貫通している。第1区分18a及び第2区分19bは、それぞれモリブデン及びニッケルを主成分とする材料から成る。第3区分19cはジュメット線29から成る。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等に搭載される白熱電球に関する。
自動車のヘッドライトとして、軟質ガラス製のバルブと、該バルブを封止する軟質ガラス製の封止部と、バルブ内において封止部から起立して相互に対峙する起立部分を有し、封止部に固着されつつ封止部を貫通し、封止部の外に露出している1対のリード線と、1対のリード線の前記起立部分間に配設され、両端部において各起立部分の先端部に保持されるフィラメントと、フィラメントより封止部側において1対のリード線の起立部分間に配設され、両端部において各起立部分に結合している軟質ガラス製のブリッジとを備える白熱電球が知られている。
リード線としては、一般に、ジュメット線が採用されている。ジュメット線は、鉄とニッケルとの合金から成る芯部に銅が被覆されている構造を有し、熱膨張率が、軟質ガラス製の封止部及びブリッジのそれに近い。したがって、白熱電球の製造時に、ジュメット線が貫通している封止部及びブリッジを溶融し、冷却して、固化した後において、封止部におけるジュメット線の貫通部のシール性及びブリッジにおけるジュメット線の貫通部の結合性を高くすることができる。
フィラメントは、リード線の先端に該先端を下に折り曲げて保持されている。フィラメントは白熱電球の点灯時に高温状態になるので、白熱電球の点灯と消灯との繰り返しにより、フィラメントを保持しているリード線の保持部が、徐々に脆化しつつ、開いていき、フィラメントが該保持部から脱落して、保持部の断線が起こり易くなる。
特許文献1,2は、これに対処するために、リード線をフィラメント側の部分と電極側の部分とに分け、電極側の部分はジュメット線とするものの、フィラメント側の部分は、ジュメット線に代えて、高融点のモリブデンを主成分とする線材にした白熱電球を開示する。
特許文献2は、さらに、フィラメント側の線材を電極側のジュメット線よりも細くして、モリブデン主成分の線材とジュメット線との端部同士を溶接結合する際に、ジュメット線の端部がモリブデン主成分の線材の端部を包み込むように溶融して、結合するようにして、両者の結合強度を高めることを開示する。
特開2015−185419号公報 特開2015−185449号公報
自動車等に搭載される白熱電球は振動や衝撃を受け易い。フィラメントを保持しているリード線の保持部が開いて来ると、白熱電球が振動や衝撃を受けた時に、リード線とフィラメントとが分離し易くなり、断線が生じ易くなる。したがって、白熱電球には耐振動性及び耐衝撃性の強化も求められる。
本発明の目的は、耐振動性及び耐衝撃性を強化して一層の断線防止を図る白熱電球を提供することである。
本発明の白熱電球は、
軟質ガラス製のバルブと、
該バルブを封止する軟質ガラス製の封止部と、
前記バルブ内において前記封止部から起立して相互に対峙する起立部分を有し、前記封止部に固着されつつ前記封止部を貫通し、前記封止部の外に露出している1対のリード線と、
前記1対のリード線の前記起立部分間に配設され、両端部において各起立部分の先端部に保持されるフィラメントと、
前記フィラメントより前記封止部側において1対のリード線の前記起立部分間に配設され、両端部において各起立部分に結合している軟質ガラス製のブリッジとを備え、
各リード線は、前記起立部分の先端側の端を一端、及び前記封止部の外に露出している露出側の端を他端として、一端側から他端側の方に順番にヤング率が低下する第1区分、第2区分及び第3区分に区分され、
前記第3区分は、ジュメット線又はニッケルメッキ膜付きジュメット線から成り、
各リード線は、前記第3区分において前記封止部を貫通していることを特徴とする白熱電球。
本発明によれば、第3区分のジュメット線又はニッケルメッキ膜付きジュメット線よりもヤング率の高い第1区分及び第2区分が起立部分を占める。これにより、起立部分の剛性が高まるので、白熱電球の耐振動性及び耐衝撃性が強化されて、保持部の一層の断線防止を図ることができる。
本発明の白熱電球において、前記第1区分は、モリブデンを主成分とする材料から成ることが好ましい。
この構成によれば、1対のリード線は、モリブデンを主成分とする材料から成る第1区分においてフィラメントを保持しているので、すなわち、第1区分は、非合金で高融点のほぼ単一材料から成るので、フィラメントを保持するリード線の保持部の脆化が抑制され、断線を抑制することができる。
本発明の白熱電球において、前記第2区分は、ニッケルを主成分とする材料から成り、各リード線は、前記第2区分において前記ブリッジを貫通していることが好ましい。
この構成によれば、軟質ガラス製のブリッジ部の熱膨張率との差がモリブデンよりも小さいニッケルを主成分とする第2区分がブリッジ部を貫通することになる。これにより、リード線が貫通するブリッジの部位の欠けが抑制される。
本発明の白熱電球において、前記第2区分は、前記ブリッジの貫通部において径方向にツブシ加工がなされていることが好ましい。
この構成によれば、第2区分は、ブリッジの貫通部の表面積が増大される。この結果、製造時に、ブリッジが溶融して、冷却した後で、ブリッジに対する密着性が向上し、ブリッジと第2区分との結合度が増大して、白熱電球の耐振動性及び耐衝撃性が改善される。
白熱電球の側面図。 バルブに挿入する前の組立品の側面図。 メッキ膜付きジュメット線の横断面図。
図1は白熱電球1の側面図である。この白熱電球1は、例えば、自動車のヘッドライトとして、自動車の前部に配備される。
白熱電球1は、バルブ2、ピンチシール部3、1対のリード線4、ブリッジ5、フィラメント6及び排気管8を備える。バルブ2、ピンチシール部3、ブリッジ5及び排気管8は、融点を低くするために、軟質ガラス製となっている。この実施形態では、バルブ2、ピンチシール部3、ブリッジ5及び排気管8の軟質ガラスは、同一のガラス材料で、すべて無色透明となっている。しかしながら、バルブ2の色については、無色以外のアンバー色等を適宜採用することができる。
排気管8はピンチシール部3の側面に配設されている。ピンチシール部3は、白熱電球1の製造工程において、ピンチシール処理前の状態では、筒状に形成されていて、ピンチシール部3の内面側空間を介してバルブ2内に後述の図2に図示の組立品を挿入自在になっている。排気管8は、ピンチシール部3の側面に形成され、バルブ2の封止処理前では、バルブ2の内外を連通している。閉止部9は、排気管8の端部を構成するが、白熱電球1の製造開始時には形成されておらず、白熱電球1の製造時の排気管8の閉止処理に伴い形成されるものとなっている。
図2は、バルブ2に挿入する前の組立品の側面図である。図2は、リード線4において各部位の両端間の範囲を明確化している。図1及び図2において、1対のリード線4は、バルブ2内において相互に対峙してピンチシール部3から起立する起立部分11を有している。なお、以降、説明の便宜上、1対のリード線4の起立部分11が対峙している方向を「対峙方向」(図1及び図2の左右方向)と定義し、起立部分11が起立している方向を「起立方向」(図1及び図2の上下方向)と定義する。
ブリッジ5は、ピンチシール部3の上端と後述の結合箇所20aとのほぼ中点の高さにおいて1対のリード線4の起立部分11間に配設されるとともに、対峙方向の両端部において両起立部分11に結合している。この結合は、白熱電球1の製造工程において、当初は環状であったブリッジ5の内周側に1対のリード線4の起立部分11を挿通し、その後、軟質ガラス製のブリッジ5を溶融、挟圧することによって達成され、溶着による結合となっている。
フィラメント6は、起立方向にブリッジ5より起立部分11の上端側に配設され、対峙方向に延在し、両端部において、各起立部分11の先端部14に保持されている。リード線4がフィラメント6を保持する態様は種々存在する。例えば、フィラメント6の端部をリード線4の先端部14に巻き回して、フィラメント6をリード線4に保持する態様がある。それ以外にも、起立部分11の先端部14の方をフィラメント6の端部に折り曲げる保持態様もある。
各リード線4は、ピンチシール部3に固着されつつ、ピンチシール部3を貫通する。これにより、リード線4において、起立部分11の先端部14側の端である一端は、バルブ2内に位置し、他端はバルブ2外である白熱電球1の外に露出する。
各リード線4は、この他端側の露出部分の所定点で折り返された複線部になって、電極端子16を形成する。各電極端子16は、ピンチシール部3が図示しないソケットに装着されたときに、該ソケットの給電端子に接触する。電極端子16の複線部は、ソケットの給電端子との電極端子16の接触面積増大に寄与する。
リード線4は、一端側から他端側へ順番に、線材の種類の相違により第1区分19a、第2区分19b及び第3区分19cの3つに区分される。結合箇所20aは、起立部分11においてブリッジ5より上に位置し、第1区分19aと第2区分19bとを溶接により結合している箇所である。結合箇所20bは、起立部分11においてピンチシール部3の上面より上でブリッジ5より下に位置し、第2区分19bと第3区分19cとを溶接により結合している箇所である。
ピンチシール部3は、白熱電球1の製造工程において、溶融されてから、所定のピンチ工具で挟圧され、その後、冷却されて、固化し、封止部を形成する。なお、挟圧方向は、対峙方向及び起立方向の両方向に対して直角の方向とされ、固化後のピンチシール部3の「厚み方向」になる。ピンチシール部3は、固化後、リード線4の起立部分11の対峙方向に長く、厚み方向に薄い形状になる。
リード線4において、先端部14は第1区分19aに属し、電極端子16は第3区分19cに属する。第1区分19a及び第2区分19bは、その全部が起立部分11に属する。第3区分19cは、結合箇所20bとピンチシール部3との間の範囲のみが起立部分11に属する。
第2区分19bと第3区分19cとは等径である(横断面の直径が等しい)。第1区分19aは、第2区分19bより細くされる。径の関係を式で表現すると、第1区分19aの径<第2区分19bの径=第3区分19cの径となる。
第1区分19aは、モリブデンを主成分とする材料から成る。すなわち、第1区分19aは、ほぼ単一の材料のモリブデンから成る。第2区分19bは、ニッケルを主成分とする材料から成る。すなわち、第2区分19bは、ほぼ単一の材料のニッケルから成る。
図3はメッキ膜付きジュメット線26の横断面図である。メッキ膜付きジュメット線26は、ジュメット線29と、ジュメット線29の表面のニッケルメッキ処理により形成されたメッキ膜31とを有する。ジュメット線29自体は、鉄とニッケルとの合金の芯部27と、銅を主成分とし芯部27の被覆する周部28とから成る周知の構造となっている。
第3区分19cは、メッキ膜31を有するメッキ膜付きジュメット線26と、メッキ膜付きジュメット線26からメッキ膜31を取り除いたジュメット線29だけの線材とのいずれであってよい。図1及び図2の実施形態では、第3区分19cは、メッキ膜31無しのジュメット線29だけの線材が採用されているものとする。
図3において、d1は芯部27の径、d2は周部28の厚み、d3はメッキ膜31の厚み、d4はメッキ膜付きジュメット線26の径をそれぞれ示している。d1〜d4の数値の一例を示すと次のとおりである。d4の数値は設定値であり、d1〜d3の数値は測定値である。単位はmmである。d1≒0.387、d2≒0.055、d3≒0.0015、d4=0.5。
図1及び図2の実施形態のように、第3区分19cとしてメッキ膜31無しのジュメット線29が採用されている場合、第3区分19cの径は、0.5mmより2×d3だけ減少してしまうが、d1,d2を増大して、d1+2×d2=0.5mmの設定値にしたジュメット線29を第3区分19cとされる。
メッキ膜付きジュメット線26のメッキ膜31は、ジュメット線29の酸化及び腐食を防止するとともに、バルブ2内においてジュメット線29からの不純ガス放出を防止する機能がある。したがって、ニッケルを主成分とする第2区分19bも、メッキ膜付きジュメット線26と同様に、バルブ2内で酸化及び腐食したり、バルブ2内へ不純ガスを放出したりすることはない。
前述したように、第2区分19bは第3区分19cと等径に設定されるので、リード線4では、第2区分19bの径は0.5mmに設定される。第1区分19aは、第2区分19bより細く設定される。具体例としては、第1区分19aの径は0.25〜0.35mmに設定される。径の比率で表現すると、第1区分19aと第2区分19bとの径の比率(=第1区分19a径/第2区分19bの径)は、0.4〜0.8の範囲に設定される。
第1区分19aを第2区分19bより細くしたことにより、第1区分19aと第2区分19bとの結合箇所20aの溶接を行う際、モリブデンの第1区分19aより融点の低いニッケルの第2区分19bの結合側端部は、第1区分19aの結合側端部を包み込む形状となり、その後の冷却により固化する。この結果、結合箇所20aの結合強度の増大が図られる。
第2区分19bは、ブリッジ5の貫通部の途中において、ツブシ加工される。第2区分19bのツブシ加工は、リード線4の径方向に行われる。第2区分19bは、ツブシ加工がなされた部位において、径は、潰し方向には薄くなり、潰し方向に対して直角方向には広げられる。この結果、ツブシ加工された部位は、ツブシ加工前よりも表面積が増大する。表面積の増大により、製造時に、ブリッジ5が溶融して、冷却した後において、ブリッジ5に対する第2区分19bの密着性が向上する。これにより、ブリッジ5と第2区分19bとの結合度が増大して、白熱電球1の耐振動性及び耐衝撃性を改善する。
白熱電球1の製造工程を簡単に説明する。ピンチシール部3は、当初、筒状になっていて、筒の内周側空間を介して図2に図示の組立品をバルブ2内へ挿入自在になっている。したがって、図2の組立品を予めバルブ2の外で製造してから、該組立品の電極端子16の上端より上の部分がピンチシール部3の開口端(下端)からピンチシール部3及びバルブ2の内部に挿入される。
次に、ピンチシール部3を高熱で溶融してから、所定のピンチ工具(図示せず)でピンチシール部3を圧縮し、封止する。この状態では、1対のリード線4は、まだ、共に直線状態を保持しており、固化後のピンチシール部3を貫通し、複線部の電極端子16をピンチシール部3の下面から下方に突出させている。
次に、各電極端子16が、上端において折り曲げられて、ピンチシール部3の各側面に折り返されて、図1に図示の状態になる。次に、排気管8を介してバルブ2内の空気が外へ排出される。次に、バルブ2内へ不活性ガス(例:キセノン、クリプトン、アルゴン、又は窒素)が供給される。最後に、排気管8は、閉止部9における溶融により閉止される。こうして、バルブ2内は不活性ガスの封入状態になる。
上記表1は、モリブデン等の材料のヤング率を対比している。表1において、モリブデン及びニッケルのヤング率は、純粋のモリブデン及びニッケルのヤング率のものである。しかしながら、第1区分19a及び第2区分19bは、それぞれモリブデン及びニッケルを主成分としているので、それぞれ表1のモリブデン及びニッケルのヤング率を有すると見なすことができる。
第1区分19a、第2区分19b及び第3区分19cについての表1に従う材料の選択により、第1区分19aのヤング率>第2区分19bのヤング率>第3区分19cのヤング率となる。
白熱電球1では、リード線4は、モリブデンを主成分とする第1区分19aにおいて、フィラメント6を保持している。モリブデンは、ジュメット線より高融点である。したがって、フィラメント6を保持している箇所としてのリード線4の保持部が、白熱電球1の点灯及び消灯の繰り返しに伴って、脆化することが抑制され、該保持の断線が抑制される。
リード線4は、ジュメット線からなる第3区分19cにおいてピンチシール部3を貫通する。ジュメット線の熱膨張率は軟質ガラスに近い。したがって、ピンチシール部3におけるリード線4の貫通部の封止性は良好となる。
なお、リード線4は、ブリッジ5の存在のために、白熱電球1における振動及び衝撃時には、1対のリード線4の対峙方向にはあまり振れず、リード線4の対峙方向及び起立方向に直角方向のブリッジ5の厚み方向に大きく振れることになる。振れ量は起立部分11の先端部14において最大となる。白熱電球1における振動及び衝撃時には、ブリッジ5の質量が起立部分11に振動力又は衝撃力として作用するので、リード線4の振れ時のリード線4の荷重は、その分、増幅される。
なお、ニッケルの熱膨張率はジュメット線の場合よりも軟質ガラスとの差が増大する。しかしながら、差の増大量は許容範囲内に留まるので、白熱電球1の製造時に、1対のリード線4の起立部分11をブリッジ5の溶融、冷却後の固化により第2区分19bがブリッジ5で結合するときのブリッジ5の欠けが抑制される。
ニッケルの電気抵抗率は、モリブデン及び銅のそれよりも高いが、許容値内の電気抵抗率であり、リード線4における第2区分19bの存在は、消費電力上の問題にはならない。
本発明は、以上説明した実施形態に限定されず、種々の変形例を包含する。
例えば、白熱電球1は、車両に搭載されるが、本発明の白熱電球は、車両以外の船舶や飛行機等の移動体に搭載されたり、移動体以外で振動や衝撃を受ける場所に配備可能である。
実施形態では、第1区分19aと第2区分19bは起立部分11の結合箇所20aにおいて結合し、第2区分19bと第3区分19cとは結合箇所20bにおいて結合している。そして、白熱電球1では、起立方向に、結合箇所20aはブリッジ5より上で、結合箇所20bはブリッジ5より下に設定されている。本発明では、第2区分がリード線の起立部分に所定長さ確保されれば、ブリッジ5を図1に図示の箇所より高くして、結合箇所20aはブリッジ5より下にすることも可能である。
実施形態では、起立部分11において、第1区分19aはモリブデンを主成分とする材料から成り、第2区分19bはニッケルを主成分とする材料から成り、第3区分19cはメッキ膜31無しのジュメット線29又はメッキ膜付きジュメット線26から成っている。これに対し、本発明のリード線は、第1区分19a、第2区分19b及び第3区分19cは、その順番にヤング率が低下する材料から成るものとすれば、第1区分19a及び第2区分19bの材料については、それぞれモリブデン及びニッケルを主成分とする材料以外の材料から成ってもよい。
なお、第1区分19aの材料は、モリブデンを主成分としていれば、モリブデン以外の成分を包含していてもよい。第2区分19bの材料は、ニッケルを主成分としていれば、ニッケル以外の成分を包含していてもよい。
実施形態では、第2区分19bにおけるブリッジ5の貫通部のツブシ加工は、任意の径方向になされている。好ましくは、第2区分19bは、ブリッジ5の厚み方向に一致する径方向になされて、対峙方向に広げられることが好ましい。その場合、製造時のブリッジ5の挟圧方向が第2区分19bの薄い方向に一致することになるので、ブリッジ5に対するツブシ加工部の密着性が増大する。
1・・・白熱電球、2・・・バルブ、3・・・ピンチシール部(封止部)、4・・・リード線、5・・・ブリッジ、6・・・フィラメント、起立部分11・・・起立部分、14・・・先端(一端)、19a・・・第1区分、19b・・・第2区分、19c・・・第3区分、29・・・ジュメット線。

Claims (4)

  1. 軟質ガラス製のバルブと、
    該バルブを封止する軟質ガラス製の封止部と、
    前記バルブ内において前記封止部から起立して相互に対峙する起立部分を有し、前記封止部に固着されつつ前記封止部を貫通し、前記封止部の外に露出している1対のリード線と、
    前記1対のリード線の前記起立部分間に配設され、両端部において各起立部分の先端部に保持されるフィラメントと、
    前記フィラメントより前記封止部側において1対のリード線の前記起立部分間に配設され、両端部において各起立部分に結合している軟質ガラス製のブリッジとを備え、
    各リード線は、前記起立部分の先端側の端を一端、及び前記封止部の外に露出している露出側の端を他端として、一端側から他端側の方に順番にヤング率が低下する第1区分、第2区分及び第3区分に区分され、
    前記第3区分は、ジュメット線又はニッケルメッキ膜付きジュメット線から成り、
    各リード線は、前記第3区分において前記封止部を貫通していることを特徴とする白熱電球。
  2. 請求項1記載の白熱電球において、
    前記第1区分は、モリブデンを主成分とする材料から成ることを特徴とする白熱電球。
  3. 請求項1又は2に記載の白熱電球において、
    前記第2区分は、ニッケルを主成分とする材料から成り、
    各リード線は、前記第2区分において前記ブリッジを貫通していることを特徴とする白熱電球。
  4. 請求項3に記載の白熱電球において、
    前記第2区分は、前記ブリッジの貫通部において径方向にツブシ加工がなされていることを特徴とする白熱電球。
JP2016037200A 2016-02-29 2016-02-29 白熱電球 Active JP6758056B2 (ja)

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