JP2017157126A - 情報表示システム、情報提供装置、情報処理装置及びプログラム - Google Patents

情報表示システム、情報提供装置、情報処理装置及びプログラム Download PDF

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樹一郎 有川
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Abstract

【課題】情報処理装置のユーザと異なるユーザが情報提供装置の使用を開始する場合でも、情報処理装置のユーザと関連性のある情報を継続して情報提供装置に表示させるようにする。【解決手段】情報提供装置20をユーザが利用していないときに、画像形成装置10にユーザ1が近付いたことを検知すると、表示制御部34は、制御部15と連携してユーザ1用の画面をUI部11に表示させ、制御部24と連携してユーザ1に向けての情報をUI部21に表示させる表示制御部34を有する。このとき、情報提供装置20に近付いたユーザ2が検知されると、表示制御部34は、制御部24と連携して情報提供装置20の操作パネルを画面分割し、一方に現在表示中のユーザ1に向けての情報を表示させ、他方にユーザ2用の画面を表示させる。【選択図】図1

Description

本発明は、情報表示システム、情報提供装置、情報処理装置及びプログラムに関する。
近年、デジタルサイネージ(電子看板)が注目されており、デジタルサイネージを利用した様々なサービスが提供されている。例えば、複合機の上方(利用者の正面)にデジタルサイネージを設置して複合機とデジタルサイネージサービスとを連携させ、複合機の利用者に対してチケット情報や天気情報等様々な情報を提供するオンデマンド出力サービスが開発されている。
特開2014−174883号公報 特開2013−161360号公報 特開2013−239148号公報 特開2014−026040号公報
本発明は、画像形成装置等の情報処理装置のユーザと異なるユーザがデジタルサイネージ等の情報提供装置の使用を開始する場合でも、情報処理装置のユーザと関連性のある情報を継続して情報提供装置に表示させるようにすることを目的とする。
本発明に係る情報表示システムは、第1表示手段を有する情報処理装置と、表示画面が前記情報処理装置の第1ユーザによって見える位置に設置された第2表示手段を有する情報提供装置と、前記情報処理装置に近付いた前記第1ユーザが検知されているときに前記情報提供装置に第2ユーザがいない場合、前記第1ユーザと関連性のある第1ユーザ用情報を前記第2表示手段に表示するよう制御する表示制御手段と、を有し、前記表示制御手段は、前記第1ユーザ用情報の前記第2表示手段への表示中に前記情報提供装置に近付いた前記第2ユーザが検知された場合、前記第2表示手段を画面分割し、分割した画面の一方に前記第2ユーザと関連性のある第2ユーザ用情報を、分割した画面の他方に前記第1ユーザ用情報を、それぞれ表示するよう制御することを特徴とする。
また、前記表示制御手段は、前記第1ユーザ用情報を、前記第2表示手段の分割画面のうち前記第1ユーザの近い分割画面に表示するよう制御することを特徴とする。
また、前記表示制御手段は、前記情報処理装置及び前記情報提供装置にユーザが近付かない場合、予め設定された広告情報を前記第2表示手段に表示するよう制御することを特徴とする。
また、ユーザの属性情報を含むユーザ情報を記憶する記憶手段と、前記情報処理装置及び前記情報提供装置が異なるユーザにより使用されている場合、前記ユーザ情報を参照して当該各ユーザに共通する情報を共通情報として取得する取得手段と、を有し、前記表示制御手段は、前記共通情報を前記第1表示手段及び前記第2表示手段の双方に表示するよう制御することを特徴とする。
また、各ユーザの前記ユーザ情報は、当該各ユーザが携帯するユーザ識別カード又は当該ユーザ識別カードの収納手段それぞれに内蔵された前記記憶手段に記憶されており、前記取得手段は、当該各ユーザが携帯する前記ユーザ識別カードから無線通信手段を介して当該各ユーザの前記ユーザ情報を取得することを特徴とする。
また、前記表示制御手段は、前記第1表示手段及び前記第2表示手段それぞれを画面分割し、分割した画面の一方に表示中の情報を、分割した画面の他方に前記共通情報を、それぞれ表示するよう制御することを特徴とする。
また、前記共通情報には、他方のユーザを勧誘する内容が含まれていることを特徴とする。
また、前記情報処理装置は、前記共通情報を印刷させるよう制御する印刷制御手段を有することを特徴とする。
また、前記印刷制御手段は、前記情報処理装置による印刷ジョブの実行により出力される印刷媒体の印字領域以外の余白又は裏面に前記共通情報を印刷させるよう制御することを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、第1表示手段を有する情報処理装置に近付いた第1ユーザが検知されているときに、表示画面が前記第1ユーザによって見える位置に設置された表示手段を有する情報提供装置に第2ユーザがいない場合、前記第1ユーザと関連性のある第1ユーザ用情報を前記表示手段に表示するよう制御する表示制御手段として機能させ、前記表示制御手段は、前記第1ユーザ用情報の前記表示手段への表示中に前記情報提供装置に近付いた前記第2ユーザが検知された場合、前記表示手段を画面分割し、分割した画面の一方に前記第2ユーザと関連性のある第2ユーザ用情報を、分割した画面の他方に前記第1ユーザ用情報を、それぞれ表示するよう制御することを特徴とする。
本発明に係る情報提供装置は、表示画面が情報処理装置の第1ユーザによって見える位置に設置された表示手段と、前記情報処理装置に近付いた前記第1ユーザが検知されているときに自装置に第2ユーザがいない場合、前記第1ユーザと関連性のある第1ユーザ用情報を前記表示手段に表示するよう制御する表示制御手段と、を有し、前記表示制御手段は、前記第1ユーザ用情報の前記表示手段への表示中に自装置に近付いた前記第2ユーザが検知された場合、前記表示手段を画面分割し、分割した画面の一方に前記第2ユーザと関連性のある第2ユーザ用情報を、分割した画面の他方に前記第1ユーザ用情報を、それぞれ表示するよう制御することを特徴とする。
また、前記表示制御手段は、自装置及び前記情報処理装置が異なるユーザにより使用されている場合、当該各ユーザに共通する情報を前記表示手段及び前記情報処理装置が有する表示手段に表示するよう制御することを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、表示画面が情報処理装置の第1ユーザによって見える位置に設置された表示手段を有するコンピュータを、前記情報処理装置に近付いた前記第1ユーザが検知されているときに前記コンピュータに第2ユーザがいない場合、前記第1ユーザと関連性のある第1ユーザ用情報を前記表示手段に表示するよう制御する表示制御手段として機能させ、前記表示制御手段は、前記第1ユーザ用情報の前記表示手段への表示中に前記コンピュータに近付いた前記第2ユーザが検知された場合、前記表示手段を画面分割し、分割した画面の一方に前記第2ユーザと関連性のある第2ユーザ用情報を、分割した画面の他方に前記第1ユーザ用情報を、それぞれ表示するよう制御することを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、自装置に近付いた第1ユーザが検知されているときに、表示画面が前記第1ユーザによって見える位置に設置された第2表示手段を有する情報提供装置に第2ユーザがいない場合、前記第1ユーザと関連性のある第1ユーザ用情報を前記第2表示手段に表示するよう制御する表示制御手段を有し、前記表示制御手段は、前記第1ユーザ用情報の前記第2表示手段への表示中に前記情報提供装置に近付いた前記第2ユーザが検知された場合、前記第2表示手段を画面分割し、分割した画面の一方に前記第2ユーザと関連性のある第2ユーザ用情報を、分割した画面の他方に前記第1ユーザ用情報を、それぞれ表示するよう制御することを特徴とする。
また、第1表示手段を有し、前記表示制御手段は、自装置及び前記情報提供装置が異なるユーザにより使用されている場合、当該各ユーザに共通する情報を、前記第1表示手段及び前記第2表示手段の双方に表示するよう制御することを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、前記コンピュータに近付いた第1ユーザが検知されているときに、表示画面が前記第1ユーザの利用者によって見える位置に設置された表示手段を有する情報提供装置に第2ユーザがいない場合、前記第1ユーザと関連性のある第1ユーザ用情報を前記表示手段に表示するよう制御する表示制御手段として機能させ、前記表示制御手段は、前記第1ユーザ用情報の前記表示手段への表示中に前記情報提供装置に近付いた前記第2ユーザが検知された場合、前記表示手段を画面分割し、分割した画面の一方に前記第2ユーザと関連性のある第2ユーザ用情報を、分割した画面の他方に前記第1ユーザ用情報を、それぞれ表示するよう制御することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、情報処理装置のユーザと異なるユーザが情報提供装置の使用を開始する場合でも、情報処理装置のユーザと関連性のある情報を継続して情報提供装置に表示させるようにすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、各ユーザ用情報を各ユーザの見やすい位置に表示させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、情報処理装置及び情報提供装置が共に利用されていない場合、広告情報を情報提供装置に表示することができる。
請求項4に記載の発明によれば、情報処理装置のユーザと情報提供装置のユーザに共通した情報を各装置それぞれに表示させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、ユーザ情報を当該ユーザが携帯するユーザ識別カード又は収納手段から取得することができる。
請求項6に記載の発明によれば、情報処理装置のユーザと情報提供装置のユーザに共通した情報を、現在表示中の情報を表示させたまま各装置それぞれに表示させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、お互いを詳しく知らない人同士のコミュニケーションが容易に行えるようにすることができる。
請求項8に記載の発明によれば、共通情報を印刷媒体に印刷することができる。
請求項9に記載の発明によれば、印刷媒体の余白を有効利用して共通情報を印刷することができる。
請求項10に記載の発明によれば、情報処理装置のユーザと異なるユーザが情報提供装置の使用を開始する場合でも、情報処理装置のユーザと関連性のある情報を継続して情報提供装置に表示させるようにすることができる。
請求項11に記載の発明によれば、情報処理装置のユーザと異なるユーザが情報提供装置の使用を開始する場合でも、情報処理装置のユーザと関連性のある情報を継続して情報提供装置に表示させるようにすることができる。
請求項12に記載の発明によれば、情報処理装置のユーザと情報提供装置のユーザに共通した情報を各装置それぞれに表示させることができる。
請求項13に記載の発明によれば、情報処理装置のユーザと異なるユーザが情報提供装置の使用を開始する場合でも、情報処理装置のユーザと関連性のある情報を継続して情報提供装置に表示させるようにすることができる。
請求項14に記載の発明によれば、情報処理装置のユーザと異なるユーザが情報提供装置の使用を開始する場合でも、情報処理装置のユーザと関連性のある情報を継続して情報提供装置に表示させるようにすることができる。
請求項15に記載の発明によれば、情報処理装置のユーザと情報提供装置のユーザに共通した情報を各装置それぞれに表示させることができる。
請求項16に記載の発明によれば、情報処理装置のユーザと異なるユーザが情報提供装置の使用を開始する場合でも、情報処理装置のユーザと関連性のある情報を継続して情報提供装置に表示させるようにすることができる。
本発明に係る情報表示システムの一実施の形態の全体構成及びブロック構成を示した図である。 本実施の形態における画像形成装置のハードウェア構成図である。 本実施の形態における情報提供装置を形成するコンピュータのハードウェア構成図である。 本実施の形態において、画像形成装置と情報提供装置との設置位置の関係を示した概念図である。 本実施の形態における近接ユーザ情報記憶部に記憶される近接ユーザ情報のデータ構成の一例を示した図である。 本実施の形態おけるユーザ検知時処理を示したフローチャートである。 本実施の形態において、画像形成装置と情報提供装置の検知された利用者の有無と操作パネルへの表示内容との関係を示した図であって、画像形成装置側のみに利用者が検知された場合を示した図である。 本実施の形態において、画像形成装置と情報提供装置の検知された利用者の有無と操作パネルへの表示内容との関係を示した図であって、情報提供装置側のみに利用者が検知された場合を示した図である。 本実施の形態において、画像形成装置と情報提供装置の検知された利用者の有無と操作パネルへの表示内容との関係を示した図であって、画像形成装置側に利用者が検知されているときに情報提供装置側に利用者が検知される場合を示した図である。 本実施の形態において、画像形成装置と情報提供装置の検知された利用者の有無と操作パネルへの表示内容との関係を示した図であって、情報提供装置側に利用者が検知されているときに画像形成装置側に利用者が検知される場合を示した図である。 本実施の形態において、画像形成装置と情報提供装置の検知された利用者の有無と操作パネルへの表示内容との関係を示した図であって、画像形成装置及び情報提供装置の両方に利用者が検知されてから所定時間経過した場合を示した図である。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る情報表示システムの一実施の形態の全体構成及びブロック構成を示した図である。図1には、画像形成装置10、情報提供装置20及びクラウド30が示されている。本実施の形態では、画像形成装置10及び情報提供装置20を事業所内の所定の位置に設置して利用する場合を想定している。クラウド30は、画像形成装置10及び情報提供装置20それぞれと、インターネットやLAN等のネットワークで通信可能に接続されている。通信可能に接続されていればよく、通信ネットワーク環境は特に限定しない。本実施の形態の場合、画像形成装置10と情報提供装置20とは、情報の授受を直接行わないので通信可能に接続する必要はないが、クラウド30を利用せずに後述する機能を実現する場合には、通信可能となるよう接続する必要がある。
図2は、本実施の形態における画像形成装置10のハードウェア構成図である。画像形成装置10は、コピー機能、スキャナ機能等各種機能を搭載した複合機であり、コンピュータ(情報処理装置)を内蔵した装置である。図2において、CPU41は、ROM49に格納されたプログラムにしたがってスキャナ44やプリンタエンジン46等本装置に搭載された各種機構の動作制御を行う。アドレスデータバス42は、CPU41の制御対象となる各種機構と接続してデータの通信を行う。操作パネル43は、ユーザからの指示の受け付け、情報の表示を行う第1表示手段である。スキャナ44は、ユーザがセットした原稿を読み取り、電子データとしてHDD(Hard Disk Drive)45等に蓄積する。HDD45は、スキャナ44を使用して読み取った電子文書などを格納する。プリンタエンジン46は、CPU41で実行される制御プログラムからの指示に従い出力用紙上に画像を印字する。ネットワークインタフェース(IF)47は、クラウド30との間のネットワーク通信を行う通信手段である。RAM48は、プログラム実行時のワークメモリや電子データ送受信時の通信バッファとして利用される。ROM49は、本装置の制御等を行う各種プログラムが格納されている。各種プログラムが実行されることで後述する各構成要素が所定の処理機能を発揮する。本実施の形態において画像形成装置10及び情報提供装置20を利用するユーザは、近接無線通信機能が搭載された社員証等のICカードをユーザ識別カードとして携帯しているが、近接無線モジュール4は、ICカードの検出によりユーザが近付いたことを検知する。近接無線モジュール4以外の構成は、従前からある複合機と同様に構成してもよい。なお、本実施の形態では、情報処理装置を画像形成装置10で実現することを例にして説明するが、画像形成処理機能を搭載しない機器で実現してもよい。
図3は、本実施の形態における情報提供装置20を形成するコンピュータのハードウェア構成図である。本実施の形態において情報提供装置20を形成するコンピュータは、従前から存在する汎用的なハードウェア構成で実現できる。本実施の形態では、タブレットPCで実現することを想定しているが、これに限定する必要はない。本実施の形態では、デジタルサイネージとして情報提供装置20を利用する。コンピュータは、図3に示したようにCPU51、ROM52、RAM53、ユーザからの指示の受け付け、情報の表示を行う第2表示手段である操作パネル54、クラウド30との間のネットワーク通信を行う通信手段としてのネットワークインタフェース(IF)55及び近接無線モジュール56を内部バス57に接続して構成される。
図4は、画像形成装置10と情報提供装置20との設置位置の関係を示した概念図である。画像形成装置10は、従前から事業所内の所定の場所に設定されているものとすると、情報提供装置20は、その横に設置される。本実施の形態では、情報提供装置20をタブレットPCという画像形成装置10ほど大きくない筐体で形成されていることを想定しているので、シェルフ6等の上に載置する。情報提供装置20は、操作パネル54の表示画面が画像形成装置10の前に立つユーザから見えるようにシェルフ6の上に設置される。近接無線モジュール4は、前に立つユーザが携帯するICカードを検出しやすいように画像形成装置10の前面パネルに配設される。情報提供装置20の近接無線モジュール56も同様にシェルフ6の前面パネルに配設される。なお、本実施の形態では、近接無線モジュール56を情報提供装置20に設けるように説明したが、情報提供装置20にシェルフ6に組み込まれている近接無線モジュール56を接続するようにしてもよい。情報提供装置20は、いずれにしても情報提供装置20(シェルフ6)に近付いて前に立つユーザを検知できればよい。
図1に戻り、画像形成装置10は、ユーザインタフェース(UI)部11、ユーザ検知部12、通信処理部13、機能処理実行部14、及び制御部15を有している。なお、図1では、本実施の形態の説明に構成要素を示しており、説明に用いない構成要素については省略している。ユーザインタフェース部11は、操作パネル43への情報の表示、操作パネル43に対するユーザ操作の受付等を行うユーザインタフェース手段である。ユーザ検知部12は、近接無線モジュール4と連携して、ICカードを携帯しているユーザが画像形成装置10に近付いたことを検知する。通信処理部13は、クラウド30との間でネットワークを介してデータ通信を行う。画像形成装置10は、前述したようにコピー機能等の各種機能をユーザに提供するが、機能処理実行部14は、印刷制御手段として機能するなど各種機能処理を実行する。制御部15は、各構成要素11〜14と連携動作し、画像形成装置全体における動作の制御を行う。特に、本実施の形態における制御部15は、表示制御部34と連携して、本実施の形態において特徴的な情報表示の制御を行う。
画像形成装置10における各構成要素11〜16は、画像形成装置10に搭載されたコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPU41で動作するプログラムとの協調動作により実現される。
情報提供装置20は、ユーザインタフェース(UI)部21、ユーザ検知部22、通信処理部23及び制御部24を有している。なお、図1には、本実施の形態の説明な構成要素を示しており、説明に用いない既存の構成要素については省略している。ユーザインタフェース部21は、操作パネル54への情報の表示、操作パネル54に対するユーザ操作の受付等を行うユーザインタフェース手段である。ユーザ検知部22は、近接無線モジュール56と連携して、ICカードを携帯しているユーザが情報提供装置20に近付いたことを検知する。通信処理部23は、クラウド30との間でネットワークを介してデータ通信を行う。制御部24は、各構成要素21〜23と連携動作し、情報提供装置全体の動作の制御を行う。特に、本実施の形態における制御部24は、表示制御部34と連携して、本実施の形態において特徴的な情報表示の制御を行う。
情報提供装置20における各構成要素21〜24は、情報提供装置20に搭載されたコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPU51で動作するプログラムとの協調動作により実現される。
クラウド30は、1又は複数のコンピュータによって構築されたクラウドコンピューティングであり、本実施の形態では、画像形成装置10及び情報提供装置20に対して以下に説明するクラウドサービスを提供する。本実施の形態におけるクラウド30は、通信処理部31、近接ユーザ管理部32、表示情報取得部33、表示制御部34、ユーザ情報記憶部35、情報データベース(DB)36及び近接ユーザ情報記憶部37を有している。通信処理部31は、画像形成装置10及び情報提供装置20との間でネットワークを介してデータ通信を行う。近接ユーザ管理部32は、ユーザ情報記憶部35を用いて画像形成装置10及び情報提供装置20それぞれに近付いたユーザの有無などのユーザ管理を行う。表示情報取得部33は、画像形成装置10及び情報提供装置20それぞれの操作パネル43,54に表示する情報を情報データベース36から取得する。もちろん、情報の入手先は、情報データベース36に限定することなく、画像形成装置10や情報提供装置20、あるいは他のクラウドなどクラウド30の外部から情報を取得するようにしてもよい。表示制御部34は、画像形成装置10及び情報提供装置20の各制御部15,24と連携して、表示情報取得部33により取得された情報、あるいは所定の画面を各操作パネル43,54に表示させる。本発明に係る表示制御手段が提供する機能は、表示制御部34、制御部15及び制御部24の連携動作により実現される。
ユーザ情報記憶部35には、画像形成装置10または情報提供装置20を利用するユーザの属性情報を含む個人情報が蓄積されている。属性情報は、各ユーザを識別するユーザIDに対応させて設定されており、例えば所属部署等の業務に関連する情報に限らず個人の特性情報や趣味など嗜好に関する情報等を含んでいる。
情報データベース(DB)36には、各ユーザの個人情報、各ユーザに共通する業務情報、厚生福利情報等ユーザに提供しうる膨大な情報が蓄積されている。
図5は、本実施の形態における近接ユーザ情報記憶部37に記憶される近接ユーザ情報のデータ構成の一例を示した図である。近接ユーザ情報は、近接ユーザ情報管理テーブルにて管理される。近接ユーザ情報には、表示制御対象となる装置と各装置に近付いたと検知されたユーザのユーザIDとが対応付けして設定される。図5の「情報提供装置」に例示したように、ユーザが検知されていない場合には、ユーザIDが設定されずに、近付いたユーザがいないことを示す“−”等の記号が設定される。
クラウド30における各構成要素31〜34は、クラウド30を構成するコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPUで動作するプログラムとの協調動作により実現される。また、各記憶部35〜37は、クラウド30を構成するコンピュータに搭載されたHDDあるいはRAMにて実現される。
また、本実施の形態で用いるプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROMやUSBメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。通信手段や記録媒体から提供されたプログラムはコンピュータにインストールされ、コンピュータのCPUがプログラムを順次実行することで各種処理が実現される。
ところで、デジタルサイネージと連携させた複合機を事業所内に設置して従業員等の特定の者に利用させる場合、複合機を利用する従業員を特定し、その特定した従業員と関連性のある情報を取り出してデジタルサイネージに表示できるようにすることは、望まれるサービスの一形態であると考えられる。これは、例えば近接無線機能付きの社員カードを携帯したユーザが使用のために複合機に近付くと、複合機は、社員カードを検知することで近付いたユーザを特定し、その特定したユーザと関連性のある情報をいずれかの情報データベースから取り出してきてデジタルサイネージに表示させるようにすればよい。
ただ、従来のように複合機の上方にデジタルサイネージを設置すると、ユーザがデジタルサイネージに表示された情報等を閲覧し続けていると、他の従業員による複合機の利用を邪魔することになりかねない。従って、このような事態を回避するために、デジタルサイネージを複合機の横に設置することによって、ユーザに情報を継続して提供すると共に、他の従業員が複合機を利用できるようにすることが考えられる。
一方、デジタルサイネージは、それ自体が種々の情報を提供する機能を有している。従って、前述したようにデジタルサイネージ側に使用のために近付いたユーザの検知機能を搭載し、デジタルサイネージに近付いたユーザを検知すると、そのユーザと関連性のある情報をいずれかの情報データベースから取り出してきてデジタルサイネージに表示させるようにするのが好適であると考えられる。
しかしながら、デジタルサイネージが複合機の利用者(例えば、「ユーザ1」)に対して情報を提供しているときに、ユーザ1とは異なる者(例えば、「ユーザ2」)がデジタルサイネージに近付くと、デジタルサイネージは、表示中の情報をユーザ1が閲覧しているにもかかわらず、検知したユーザ2と関連性のある情報に表示内容を切り替えてしまうことになる。このようなデジタルサイネージの表示制御を行うと、表示中の情報を閲覧していたユーザ1からしてみれば、好ましい表示制御ではない。
そこで、本実施の形態においては、複合機(画像形成装置10)の利用者と関連性のある情報がデジタルサイネージ(情報提供装置20)に表示されているときに、情報提供装置20に近付いた利用者が検知された場合、情報提供装置20の操作パネル54の表示画面を画面分割し、分割した画面の一方に情報提供装置20に近付いたユーザと関連性のある情報を、分割した画面の他方に表示中であった画像形成装置10の利用者と関連性のある情報を、それぞれ表示するよう制御するようにした。
次に、本実施の形態において、画像形成装置10及び/又は情報提供装置20にユーザが近付き検知されたときに実施されるユーザ検知時処理について図6に示したフローチャート及び図7〜図11を用いて説明する。図7〜図11には、画像形成装置10及び情報提供装置20で検知されるユーザの有無、検知される順番が異なる各ケースが示されているが、ここでは、ケース毎に本実施の形態における動作について説明する。なお、説明の便宜上、画像形成装置10に近付くユーザを“ユーザ1”、情報提供装置20に近付くユーザを“ユーザ2”として説明する。
まず、図7には、画像形成装置10及び情報提供装置20のいずれにもユーザが検知されていない状態において画像形成装置10にユーザ1が近付いたときの画像形成装置10及び情報提供装置20の各操作パネル43,54の表示例が示されている。画像形成装置10及び情報提供装置20のいずれにもユーザが検知されていないとき、操作パネル43には、スリープ状態であって何も表示されてない。一方、操作パネル54には、ユーザを特定していない場合に表示すると予め決められている情報(ユーザ非特定時の情報)が表示される。例えば、広告情報などが表示される。このような表示状態のときに、ユーザ1が画像形成装置10に近付いたとする。ユーザ検知部12は、ユーザ1が携帯しているICカードを検出することでユーザを検知する(ステップ101)。このとき、ユーザ検知部12は、検出したICカードに記録されているユーザ1のユーザIDを読み出すが、制御部15は、その読み出されたユーザIDを、通信処理部13を介してクラウド30へ送信する。クラウド30の近接ユーザ管理部32は、画像形成装置10からユーザIDが送信されてくると、受信したユーザIDを近接ユーザ情報管理テーブルのユーザID送信元である「画像形成装置」に対応させて登録する。図5には、この登録されたときの設定内容が例示されている。
画像形成装置10側にユーザが検知されると(ステップ102でY)、制御部15は、表示制御部34と連携して、通常のICカードが検知されたときと同様に画像形成装置10が有している表示画面(例えば、ログイン画面等)をユーザ1用ログイン前画面としてユーザインタフェース部11に表示させる(ステップ103)。そして、表示制御部34は、近接ユーザ情報管理テーブルを参照することにより、ユーザが検知された他方の情報提供装置20側にユーザが検知されているかどうかを確認する。ここでは、ユーザが検知されていないので(ステップ104でN)、表示制御部34は、表示情報取得部33に、ユーザ1と関連性のある情報(ユーザ1に向けての情報)を取得させる。そして、その取得された情報を情報提供装置20へ送信する。制御部24は、クラウド30から送信されてきたユーザ1に向けての情報をユーザインタフェース部21に表示させる(ステップ105)。なお、情報提供装置20側にユーザが検知されている場合(ステップ104でN)、表示制御部34は、現在の表示を維持させるためにユーザ1に向けての情報を情報提供装置20へ送信しない。なお、ここでは説明の便宜上、ユーザ1に向けての情報を情報提供装置20へ送信しないとしたが、ユーザ1に向けての情報であれば、例えば所定の時間間隔で表示内容を更新させるために、例えば、ユーザ1のスケジュール情報から福利厚生情報に変更するために送信するようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、画像形成装置10を利用させる際にユーザ認証を行うことを前提としているため、操作パネル43にログイン画面を表示することを想定しているが、ユーザ1に対して最初に提供すべき情報(画面)を表示すればよく、必ずしもログイン画面に限定する必要はない。また、画像形成装置10における制御部15は、通常通りにユーザ1に向けてログイン画面を表示したが、表示制御部34による制御のもと、表示情報取得部33により取得されたユーザ1と関連性のある情報をユーザ1用ログイン前画面としてユーザインタフェース部11に表示させるようにしてもよい。いずれにしても画像形成装置10の操作パネル43には、ユーザ1に対して提示する画面であってユーザ1と関連性のある情報が表示される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、画像形成装置10にユーザ1が近付くと、操作パネル43には本来表示すべき画面を表示する一方、情報提供装置20の操作パネル54にはユーザ1に向けての情報を別途表示することで、ユーザ1の便宜を図るようにした。
次に、図8を用いて本実施の形態の動作について説明する。図8には、画像形成装置10及び情報提供装置20のいずれにもユーザが検知されていない状態において情報提供装置20にユーザ2が近付いたときの画像形成装置10及び情報提供装置20の各操作パネル43,54の表示例が示されている。画像形成装置10及び情報提供装置20のいずれにもユーザが検知されていないとき、図7にて説明したように操作パネル43には何も表示されておらず、操作パネル54にはユーザ非特定時の情報が表示されている。このような表示状態の時に、ユーザ2が情報提供装置20に近付いたとする。ユーザ検知部22は、ユーザ2が携帯しているICカードを検出することでユーザを検知する(ステップ101)。このとき、ユーザ検知部22は、検出したICカードに記録されているユーザ2のユーザIDを読み出すが、制御部24は、その読み出されたユーザIDを、通信処理部23を介してクラウド30へ送信する。クラウド30の近接ユーザ管理部32は、情報提供装置20からユーザIDが送信されてくると、受信したユーザIDを近接ユーザ情報管理テーブルのユーザID送信元である「情報提供装置」に対応させて登録する。
情報提供装置20側にユーザが検知されると(ステップ102でN)、制御部24は、表示制御部34と連携して、ユーザインタフェース部21に、操作パネル54の表示画面を画面分割させ、その分割した画面の一方(図8の例では上側画面)に、現在表示中であったユーザ非特定時の情報を表示させる。また、制御部24は、分割した画面の他方(図8の例では下側画面)に、通常のICカードが検知されたときと同様に情報提供装置20が有している表示画面(例えば、ログイン画面等)をユーザ2用ログイン前画面として表示させる(ステップ106)。なお、表示する情報は、逆の分割画面に表示してもよい。また、本実施の形態では、画面を上下分割したが、左右分割してもよい。
なお、本実施の形態では、情報提供装置20を利用させる際にユーザ認証を行うことを前提としているため、操作パネル54にログイン画面を表示することを想定しているが、ユーザ2に対して最初に提供すべき情報(画面)を表示すればよく、必ずしもログイン画面に限定する必要はない。また、情報提供装置20における制御部24は、通常通りにユーザ2に向けてログイン画面を表示したが、表示制御部34による制御のもと、表示情報取得部33により取得されたユーザ2と関連性のある情報をユーザ2用ログイン前画面としてユーザインタフェース部21に表示させるようにしてもよい。いずれにしても情報提供装置20の操作パネル54には、ユーザ2に対して提示する画面であってユーザ2と関連性のある情報が分割画面の一方に表示される。
本実施の形態によれば、以上のようにして情報提供装置20をデジタルサイネージとして独立して表示制御する。
次に、図9を用いて本実施の形態の動作について説明する。図9には、画像形成装置10側にはユーザ1が検知されているが、情報提供装置20側にはユーザが検知されていない状態において情報提供装置20にユーザ2が近付いたときの画像形成装置10及び情報提供装置20の各操作パネル43,54の表示例が示されている。画像形成装置10側のみにユーザ1が検知されているとき、操作パネル43には、ログインしたユーザ1が画像形成装置10を操作するための操作画面(ユーザ1の操作画面)が表示されている。これは、例えば図7に示したログイン画面からユーザ1がログインしたことで表示される画面である。一方、操作パネル54には、図7を用いて説明したようにユーザ1に向けての情報が表示されている。このような表示状態のときに、ユーザ2が情報提供装置20に近付いたとする。この場合、図8を用いて既に説明したので詳細な説明は省略するが、ユーザ2が検知されると(ステップ101)、クラウド30のユーザ情報管理テーブルの「情報提供装置」にはユーザ2のユーザIDが対応して登録される。これにより、ユーザ情報管理テーブルの「画像形成装置」及び「情報提供装置」の両方ともユーザIDが設定されている状態になる。
情報提供装置20側にユーザが検知されると(ステップ102でN)、図8を用いて既に説明したので詳細な説明は省略するが、制御部24は、ユーザインタフェース部21に、操作パネル54の表示画面を画面分割させ、分割した画面の一方(図9の例では上側画面)に、現在表示中であったユーザ1に向けての情報を表示させ、分割した画面の他方(図9の例では下側画面)に、ログイン画面をユーザ2用ログイン前画面として、それぞれ表示させる(ステップ106)。なお、表示する情報は、逆の画面に表示してもよい。また、本実施の形態では、画面を上下分割したが、左右分割してもよい。本実施の形態では、図4に例示したように画像形成装置10の左横に情報提供装置20を設置しているので、ユーザ1から見やすいように操作パネル54を左右に分割し、その分割画面のうちユーザ1の立ち位置に近い右画面側にユーザ1に向けての情報を表示するのが好適である。
本実施の形態によれば、ユーザ2が情報提供装置20に近付いたときに情報提供装置20の表示全体をユーザ2用の画面に切り替えるのではなく、表示中であったユーザ1(画像形成装置10を現時点で利用しているユーザ)に提供していた情報を継続して表示するようにした。このため、ユーザ1は、ユーザ2が情報提供装置20に接近しても、自分用に表示されていた情報を継続して閲覧できるようになる。
次に、図10を用いて本実施の形態の動作について説明する。図10には、情報提供装置20側にはユーザ2が検知されているが、画像形成装置10側にはユーザが検知されていない状態において画像形成装置10にユーザ1が近付いたときの画像形成装置10及び情報提供装置20の各操作パネル43,54の表示例が示されている。情報提供装置20側のみにユーザ2が検知されているとき、操作パネル43には何も表示されない。一方、操作パネル54には、ログインしたユーザ2が情報提供装置20を操作するための操作画面(ユーザ2の操作画面)が表示されている。これは、例えば図9に示したログイン画面からユーザ2がログインした後、ユーザ1が画像形成装置10の前から去った場合や所定に時間が経過した場合等ユーザ1に向けての情報の表示の必要性が無い場合の画面である。このような表示状態のときに、ユーザ1が画像形成装置10に近付いたとする。この場合、図7を用いて既に説明したので詳細な説明は省略するが、ユーザ1が検知されると(ステップ101)、クラウド30のユーザ情報管理テーブルの「画像形成装置」にはユーザ1のユーザIDが対応して登録される。これにより、ユーザ情報管理テーブルの「画像形成装置」及び「情報提供装置」の両方ともユーザIDが設定されている状態になる。そして、操作パネル43には、ユーザ1用ログイン前画面が表示される(ステップ102でY,103)。なお、近接ユーザ情報管理テーブルを参照すれば明らかなように情報提供装置20側にもユーザ2が検知されているので(ステップ104でY)、表示制御部34は、操作パネル54に対して表示すべき情報を送信しない。
最後に、図11を用いて本実施の形態の動作について説明する。図11には、画像形成装置10側にも情報提供装置20側にもユーザが検知されている状態における画像形成装置10及び情報提供装置20の各操作パネル43,54の表示例が示されている。画像形成装置10及び情報提供装置20両方でユーザが検知されているとき、操作パネル43にはユーザ1の操作画面が表示され、操作パネル54にもユーザ2の操作画面が表示されている。これは、例えば図9に示した操作パネル54の表示状態から所定期間が経過したことで、表示制御部34は、ユーザ1に向けての情報を操作パネル54にこれ以上表示させなくてよいと判断してユーザ2のための画面のみが表示されることになった場合の表示状態である。あるいは、図10に示した表示状態からユーザ1が画像形成装置10にログインした場合の表示状態である。
このような表示状態のときに、表示情報取得部33は、表示制御部34からの指示に従い、ユーザ情報管理テーブルを参照して各装置10,20に接近している各ユーザ1及びユーザ2を特定し、ユーザ情報記憶部35を参照して各ユーザ1,2に共通する属性情報を抽出する。そして、共通した属性情報の属性値に基づき情報データベース36を検索することで、各ユーザ1,2に共通する情報を特定する。本実施の形態では、共通する情報そのもの(実体)ではなく、共通する情報の格納先情報(URI)を共通情報として取得する。もちろん、情報そのものを取得するようにしてもよい。表示制御部34は、このようにして取得された共通情報を画像形成装置10及び情報提供装置20の両方へ送信する。
画像形成装置10における制御部15は、クラウド30から共通情報が送信されてくると、ユーザインタフェース部11に、操作パネル43の表示画面を画面分割させ、その分割した画面の一方(図11の例では上側画面)に、現在表示中であったユーザ1の操作画面を表示させ、分割した画面の他方(図11の例では下側画面)に、クラウド30から取得した共通情報を共通情報表示用リンクとして、それぞれ表示させる。もちろん、リンク情報ではなくユーザに操作させずに情報そのものを表示させるようにしてもよい。
情報提供装置20における制御部24も制御部15と同様に、ユーザインタフェース部21に、現在表示中であったユーザ1の操作画面及び共通情報を、それぞれ分割した画面に表示させる。なお、表示する情報は、逆の画面に表示してもよい。また、本実施の形態では、画面を上下分割したが、左右分割してもよい。また、画像形成装置10は上下分割、情報提供装置20は左右分割というように分割方法を一致させる必要はない。
各ユーザは、隣に立っているユーザと共通する情報に関心を持てば、画面表示されている共通情報表示用リンクを選択することで表示させればよい。お互い知らない人同士でも、共通情報に他方のユーザを勧誘する内容が含まれていれば、他方のユーザに対する関心度合いが高くなり、コミュニケーションが容易に行えるようになる可能性がある。このように、本実施の形態によれば、並んで立っているユーザ1とユーザ2に共通した情報を提供するようにしてもよい。
また、各ユーザ1,2に共通する情報が複数存在する場合には、複数の情報を各操作パネル43,54にリスト表示して、各ユーザ1,2に選択させるようにしてもよい。
また、機能処理実行部14は、操作パネル43へのユーザ1による所定の操作指示に応じてプリンタエンジン46を動作させて共通情報を印刷させるようにしてもよい。機能処理実行部14は、用紙などの印刷媒体に共通情報を単独で印刷させるようにしてもよいが、ユーザ1からの印刷指示により生成した印刷ジョブを実行することで用紙などの印刷媒体にその印刷ジョブの実行結果を印刷する場合、印刷媒体の印字領域以外の余白又は裏面に共通情報を印刷させるよう制御してもよい。
なお、ユーザ1からの印刷指示ではなく、画像形成装置10と情報提供装置20とが直接あるいはクラウド30を介して連携して、情報提供装置20は、ユーザ2による操作パネル54への所定の操作指示に応じて共通情報を画像形成装置10から印刷できるようにしてもよい。
本実施の形態によれば、以上のように各装置10,20に近付いたユーザと関連性のある情報を各操作パネル43,54に表示させるようにした。特に、画像形成装置10のユーザ1と関連性のある情報が情報提供装置20の操作パネル54に表示されている状態のときに情報提供装置20にユーザ2が近付いた場合でも、ユーザ1の便宜のためにユーザ1と関連性のある情報を操作パネル54に継続して表示させるようにした。
なお、画像形成装置10からユーザ1が立ち去ると、ユーザ検知部12は、これを検知する。クラウド30における近接ユーザ管理部32は、その旨を画像形成装置10から受け取ると、「画像形成装置」に対応して設定していたユーザIDを近接ユーザ情報管理テーブルから消去する。情報提供装置20に対しても同様に処理する。
ところで、前述したように、本実施の形態では、クラウド30に設けたユーザ情報記憶部35に各ユーザのユーザ情報をまとめて保存するようにしたが、このような構成に限らず、例えば各ユーザが携帯する社員カード(ICカード)又は社員カードケースに、当該ユーザのユーザ情報を記憶する記憶手段を内蔵するように構成してもよい。社員カードケースは、携帯するときに社員カードを収納する収納手段であり、紐付きで首にかけられたり、クリップ付きで胸ポケット等に付けられたりする形態が一般的である。この場合、画像形成装置10において無線通信手段である近接無線モジュール4は、近付いたユーザ1が携帯する社員カードからユーザ1のユーザ情報を読み出す。この読み出されたユーザ情報は、クラウド30へ送信される。情報提供装置20においても同様に動作することで、ユーザ2のユーザ情報は、クラウド30へ送信される。これにより、クラウド30における表示情報取得部33は、ユーザ情報記憶部35ではなく画像形成装置10及び情報提供装置20それぞれから送信されてきたユーザ情報を参照することによって、上記と同様に各ユーザ1,2に共通する情報を特定する。
なお、本実施の形態では、情報提供装置20を画像形成装置10に隣接配置したが、情報提供装置20の操作パネル54の表示画面が少なくとも画像形成装置10の前に立つユーザから見えればよいので、情報提供装置20の設置位置はこれに限るものではない。
また、情報提供装置20は、ユーザ1又はユーザ2に情報を単に提供するだけでなく、操作パネル54をユーザに操作させて画像形成装置10に処理を指示するようにしてもよい。例えば、ユーザが操作パネル54を操作してさせてチケットを購入した場合、そのチケットを画像形成装置10に印刷させる。
また、本実施の形態では、クラウド30を利用して前述した各操作パネル43,54の表示制御を行うようにしたが、クラウド30を利用せずに構成してもよい。すなわち、前述したクラウド30の機能を画像形成装置10又は情報提供装置20のいずれかに搭載し、あるいは適宜振り分けて搭載し、画像形成装置10と情報提供装置20とで連携させて表示制御を行うように構成してもよい。特に、本発明に係る表示制御手段は、前述したように表示制御部34、制御部15,24が連携することで実現されるが、クラウド30を利用しない場合、表示制御部34が行っていた表示制御を、制御部15又は制御部24が行うように構成すればよい。
4,56 近接無線モジュール、6 シェルフ、10 画像形成装置、11,21 ユーザインタフェース(UI)部、12,22 ユーザ検知部、13,23,31 通信処理部、14 機能処理実行部、15,24 制御部、20 情報提供装置、30 クラウド、32 近接ユーザ管理部、33 表示情報取得部、34 表示制御部、35 ユーザ情報記憶部、36 情報データベース(DB)、37 近接ユーザ情報記憶部、41,51 CPU、42 アドレスデータバス、43,54 操作パネル、44 スキャナ、45 ハードディスクドライブ(HDD)、46 プリンタエンジン、47,55 ネットワークインタフェース(IF)、48,53 RAM、49,52 ROM、57 内部バス。

Claims (16)

  1. 第1表示手段を有する情報処理装置と、
    表示画面が前記情報処理装置の第1ユーザによって見える位置に設置された第2表示手段を有する情報提供装置と、
    前記情報処理装置に近付いた前記第1ユーザが検知されているときに前記情報提供装置に第2ユーザがいない場合、前記第1ユーザと関連性のある第1ユーザ用情報を前記第2表示手段に表示するよう制御する表示制御手段と、
    を有し、
    前記表示制御手段は、前記第1ユーザ用情報の前記第2表示手段への表示中に前記情報提供装置に近付いた前記第2ユーザが検知された場合、前記第2表示手段を画面分割し、分割した画面の一方に前記第2ユーザと関連性のある第2ユーザ用情報を、分割した画面の他方に前記第1ユーザ用情報を、それぞれ表示するよう制御することを特徴とする情報表示システム。
  2. 前記表示制御手段は、前記第1ユーザ用情報を、前記第2表示手段の分割画面のうち前記第1ユーザの近い分割画面に表示するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の情報表示システム。
  3. 前記表示制御手段は、前記情報処理装置及び前記情報提供装置にユーザが近付かない場合、予め設定された広告情報を前記第2表示手段に表示するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の情報表示システム。
  4. ユーザの属性情報を含むユーザ情報を記憶する記憶手段と、
    前記情報処理装置及び前記情報提供装置が異なるユーザにより使用されている場合、前記ユーザ情報を参照して当該各ユーザに共通する情報を共通情報として取得する取得手段と、
    を有し、
    前記表示制御手段は、前記共通情報を前記第1表示手段及び前記第2表示手段の双方に表示するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の情報表示システム。
  5. 各ユーザの前記ユーザ情報は、当該各ユーザが携帯するユーザ識別カード又は当該ユーザ識別カードの収納手段それぞれに内蔵された前記記憶手段に記憶されており、
    前記取得手段は、当該各ユーザが携帯する前記ユーザ識別カードから無線通信手段を介して当該各ユーザの前記ユーザ情報を取得することを特徴とする請求項4に記載の情報表示システム。
  6. 前記表示制御手段は、前記第1表示手段及び前記第2表示手段それぞれを画面分割し、分割した画面の一方に表示中の情報を、分割した画面の他方に前記共通情報を、それぞれ表示するよう制御することを特徴とする請求項4に記載の情報表示システム。
  7. 前記共通情報には、他方のユーザを勧誘する内容が含まれていることを特徴とする請求項4に記載の情報表示システム。
  8. 前記情報処理装置は、前記共通情報を印刷させるよう制御する印刷制御手段を有することを特徴とする請求項4に記載の情報表示システム。
  9. 前記印刷制御手段は、前記情報処理装置による印刷ジョブの実行により出力される印刷媒体の印字領域以外の余白又は裏面に前記共通情報を印刷させるよう制御することを特徴とする請求項8に記載の情報表示システム。
  10. コンピュータを、
    第1表示手段を有する情報処理装置に近付いた第1ユーザが検知されているときに、表示画面が前記第1ユーザによって見える位置に設置された表示手段を有する情報提供装置に第2ユーザがいない場合、前記第1ユーザと関連性のある第1ユーザ用情報を前記表示手段に表示するよう制御する表示制御手段として機能させ、
    前記表示制御手段は、前記第1ユーザ用情報の前記表示手段への表示中に前記情報提供装置に近付いた前記第2ユーザが検知された場合、前記表示手段を画面分割し、分割した画面の一方に前記第2ユーザと関連性のある第2ユーザ用情報を、分割した画面の他方に前記第1ユーザ用情報を、それぞれ表示するよう制御することを特徴とするプログラム。
  11. 表示画面が情報処理装置の第1ユーザによって見える位置に設置された表示手段と、
    前記情報処理装置に近付いた前記第1ユーザが検知されているときに自装置に第2ユーザがいない場合、前記第1ユーザと関連性のある第1ユーザ用情報を前記表示手段に表示するよう制御する表示制御手段と、
    を有し、
    前記表示制御手段は、前記第1ユーザ用情報の前記表示手段への表示中に自装置に近付いた前記第2ユーザが検知された場合、前記表示手段を画面分割し、分割した画面の一方に前記第2ユーザと関連性のある第2ユーザ用情報を、分割した画面の他方に前記第1ユーザ用情報を、それぞれ表示するよう制御することを特徴とする情報提供装置。
  12. 前記表示制御手段は、自装置及び前記情報処理装置が異なるユーザにより使用されている場合、当該各ユーザに共通する情報を前記表示手段及び前記情報処理装置が有する表示手段に表示するよう制御することを特徴とする請求項11に記載の情報提供装置。
  13. 表示画面が情報処理装置の第1ユーザによって見える位置に設置された表示手段を有するコンピュータを、
    前記情報処理装置に近付いた前記第1ユーザが検知されているときに前記コンピュータに第2ユーザがいない場合、前記第1ユーザと関連性のある第1ユーザ用情報を前記表示手段に表示するよう制御する表示制御手段として機能させ、
    前記表示制御手段は、前記第1ユーザ用情報の前記表示手段への表示中に前記コンピュータに近付いた前記第2ユーザが検知された場合、前記表示手段を画面分割し、分割した画面の一方に前記第2ユーザと関連性のある第2ユーザ用情報を、分割した画面の他方に前記第1ユーザ用情報を、それぞれ表示するよう制御することを特徴とするプログラム。
  14. 自装置に近付いた第1ユーザが検知されているときに、表示画面が前記第1ユーザによって見える位置に設置された第2表示手段を有する情報提供装置に第2ユーザがいない場合、前記第1ユーザと関連性のある第1ユーザ用情報を前記第2表示手段に表示するよう制御する表示制御手段を有し、
    前記表示制御手段は、前記第1ユーザ用情報の前記第2表示手段への表示中に前記情報提供装置に近付いた前記第2ユーザが検知された場合、前記第2表示手段を画面分割し、分割した画面の一方に前記第2ユーザと関連性のある第2ユーザ用情報を、分割した画面の他方に前記第1ユーザ用情報を、それぞれ表示するよう制御することを特徴とする情報処理装置。
  15. 第1表示手段を有し、
    前記表示制御手段は、自装置及び前記情報提供装置が異なるユーザにより使用されている場合、当該各ユーザに共通する情報を、前記第1表示手段及び前記第2表示手段の双方に表示するよう制御することを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。
  16. コンピュータを、
    前記コンピュータに近付いた第1ユーザが検知されているときに、表示画面が前記第1ユーザの利用者によって見える位置に設置された表示手段を有する情報提供装置に第2ユーザがいない場合、前記第1ユーザと関連性のある第1ユーザ用情報を前記表示手段に表示するよう制御する表示制御手段として機能させ、
    前記表示制御手段は、前記第1ユーザ用情報の前記表示手段への表示中に前記情報提供装置に近付いた前記第2ユーザが検知された場合、前記表示手段を画面分割し、分割した画面の一方に前記第2ユーザと関連性のある第2ユーザ用情報を、分割した画面の他方に前記第1ユーザ用情報を、それぞれ表示するよう制御することを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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