JP2017155795A - ロータリー弁装置、過給機、および、多段過給システム - Google Patents

ロータリー弁装置、過給機、および、多段過給システム Download PDF

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Abstract

【課題】構造が複雑化することを抑制しつつ、作動流体の漏れを抑制する。
【解決手段】ロータリー弁装置5は、軸線O4を中心とした径方向で軸線O4を挟んで第一ポート27および第二ポート28があるいは少なくとも計2つ以上のポートが少なくとも形成されて軸線O4に直交する断面が円形に形成されたチャンバー23を有するハウジングと、軸線を中心に全開位置と全閉位置との間で回転可能にチャンバー23に収容される筒状に形成され、全開位置に配されたときに第一ポート27と第二ポート28とを連通するバルブ24と、を備え、チャンバー23の周方向で第一ポート27以外のポートの両側の少なくとも2箇所で軸線O4の延びる方向に延びてチャンバー23の内周面26とバルブ24の外周面38との間をシールする第一シール部39を有する。
【選択図】図3

Description

この発明は、ロータリー弁装置、過給機、および、多段過給システムに関する。
エンジンの過給を行うターボチャージャーは、排気ガスを作動流体としてタービンを駆動する。ターボチャージャーは、過給圧が高くなり過ぎて破損しないように、排気ガスを迂回させるウェストゲート機構を有している。このウェストゲート機構によれば、ウェストゲートバルブを開弁することでタービンを介さずに、排気ガスを排気側に流すことができる。これにより、タービンに流入する排気ガスの流量を、ウェストゲートバルブの開度に応じて低減することができる。
ウェストゲート機構は、フラップ式のウェストゲートバルブを用いる場合が多い。しかし、フラップ式のウェストゲートバルブの場合、開閉トルクが大きくなるとともに、部品点数が増加してしまう。
特許文献1には、ローラバレル型のウェストゲートバルブを有するウェストゲート機構が開示されている。この特許文献1のウェストゲートバルブは、バレル型の弁体に、その径方向に貫通する孔を備えている。このバレル型の弁体は、シリンダー内に設けられて全閉位置と全開位置との間でアクチュエータ等によって回転する。この特許文献1のウェストゲートバルブによれば、フラップ式のウェストゲートバルブで生じる摩耗や騒音を低減できる。特許文献1のウェストゲートバルブによれば、更に、部品点数および開閉トルクを低減することができる。
国際公開2014/078109号公報
特許文献1に記載のウェストゲートバルブは、シリンダーに対して摺動させている。そのため、ウェストゲートバルブとシリンダーとの間に隙間が形成されている。作動流体である排気ガスは、この隙間から漏れてしまう可能性が有る。
さらに、ウェストゲートバルブは、排気ガスの圧力により押される。そのため、筒状のウェストゲートバルブとシリンダーとの中心がずれて、ウェストゲートバルブとシリンダーの内面との間に形成される隙間が広がってしまう可能性が有る。
この発明は、構造が複雑化することを抑制しつつ、作動流体の漏れを抑制することができるロータリー弁装置、過給機、および、多段過給システムを提供することを目的とする。
この発明の第一態様によれば、ロータリー弁装置は、軸線に直交する断面が円形に形成され、前記軸線を中心とした径方向で前記軸線を挟んで第一ポートおよび第二ポートがあるいは少なくとも計2つ以上のポートが形成されたチャンバーを有するハウジングを備えている。このロータリー弁装置は、前記軸線を中心に全開位置と全閉位置との間で回転可能に前記チャンバーに収容されて前記軸線に直交する断面の少なくとも一部が弧状に形成され、全開位置に配されたときに前記第一ポートと前記第二ポートとを連通するバルブを更に備えている。このロータリー弁装置は、前記チャンバーの周方向で前記第一ポート以外のポートの両側の少なくとも2箇所で前記軸線の延びる方向に延びて前記チャンバーの内周面と前記バルブの外周面との間をシールする第一シール部を更に有している。
例えば、第一ポート側の圧力が高く、第二ポート側の圧力が低い場合に、バルブが第二ポート側に押される。この場合、バルブの外周面のうち、最も第二ポート側に配される箇所がチャンバーの内周面に当たる。そのため、チャンバーの周方向で第二ポートの両側のバルブとチャンバーとの間に隙間が生じてしまう。つまり、第一ポートからチャンバー内に流れ込んだ流体が、チャンバーの内周面とバルブの外周面との隙間を介して第二ポートから流れ出る可能性がある。しかし、上記第一態様のロータリー弁装置のように、チャンバーの周方向で第二ポートの両側に第一シール部が形成されることで、第一ポートからチャンバーの内周面とバルブの外周面との隙間に流体が流入したとしても、第一シール部によって流体が第二ポートから流れ出ることを抑制できる。したがって、構造が複雑化することを抑制しつつ、流体の漏れを抑制することができる。
この発明の第二態様によれば、ロータリー弁装置は、第一態様におけるチャンバーが、軸線を中心とした径方向で前記軸線を挟んで第一ポートおよび第二ポートが形成され、前記バルブは、前記チャンバーに収容される筒状に形成され、全開位置に配されたときに前記第一ポートと前記第二ポートとを連通する貫通孔を有するようにしてもよい。
このように構成することで、バルブの形状が複雑化することを抑制できる。
この発明の第三態様によれば、ロータリー弁装置は、ロータリー弁装置は、第二態様のバルブの軸線に直交する断面が楕円に形成され、この楕円の短軸が、全閉位置にあるときに、前記第一ポートと前記第二ポートとを結ぶ方向を向くようにしてもよい。
このように構成することで、例えば、バルブを全閉位置にしたときに、第一ポート側の流体の圧力によってバルブが第二ポート側に押されたとしても、断面が円形のチャンバーの内周面に対して、バルブの外周面をチャンバーの周方向における第二ポートの両側で接触させることができる。そのため、第一シール部を容易に形成することができる。
この発明の第四態様によれば、ロータリー弁装置は、第一から第三態様の何れか一つの態様における前記ハウジングが、前記軸線を中心とした周方向で、前記第二ポートを挟んだ両側に、前記軸線の径方向で内側に向かって突出する突出部を有していてもよい。
このように構成することで、軸線を中心とした周方向における第二ポートの両側で、バルブの外周面を前記チャンバーの内周面に接触させてシールすることができる。
この発明の第五態様によれば、ロータリー弁装置は、第一から第四態様の何れか一つの態様におけるバルブが、その筒状の中心からずれた偏心軸を中心に回転するようにしてもよい。
これにより、バルブを回転させることで、チャンバーの内周面にバルブの外周面を押し付けることができる。その結果、第一シール部の信頼性を向上することができる。
この発明の第六態様によれば、ロータリー弁装置は、第一から第五態様の何れか一つの態様における第一シール部が、前記チャンバーの内周面と前記バルブの外周面との間に挟まれるパッキンを有していてもよい。
このように構成することで、チャンバーの周方向における第二ポートの両側をパッキンによってシールすることができる。その結果、チャンバーの内周面とバルブの外周面との間から流体が漏れることを抑制できる。
この発明の第七態様によれば、ロータリー弁装置は、第一から第六態様の何れか一つの態様において、チャンバーの軸線方向における前記第二ポートの両側に、前記チャンバーの周方向に延びるパッキンを有する第二シール部を備えていてもよい。
このように構成することで、チャンバーの軸線方向における第二ポートの両側で第二シール部によってバルブの外周面とチャンバーの内周面との隙間をシールすることができる。
この発明の第八態様によれば、ロータリー弁装置は、第二態様における前記第一シール部が、前記チャンバーの内周面と前記バルブの外周面との間に挟まれるパッキンを有し、前記チャンバーの軸線方向における前記第二ポートの両側に、前記チャンバーの周方向に延びるパッキンを有する第二シール部を備え、第二シール部のパッキンは、前記バルブの周方向の全周に渡って連続するリング状に形成されていてもよい。
このように構成することで、バルブが第二ポート側に押された場合であっても、軸線方向における第二ポートの両側だけではなく、バルブの全周でバルブの外周面とチャンバーの内周面との間をシールすることができる。そのため、流体が漏れることをより一層抑制できる。
この発明の第九態様によれば、ロータリー弁装置は、第七態様のシール部と第二シール部とが、前記バルブが全閉位置にある場合に、前記第二ポートの周囲を囲むように連続して配されていてもよい。
このように構成することで、バルブが全閉位置にある場合に第二ポートの周囲を切れ目なくシールすることができる。そのため、バルブが全閉位置にある場合に第二ポートから流体が漏れることをより一層低減することができる。
この発明の第十態様によれば、ロータリー弁装置は、第一から第九態様の何れか一つの態様におけるハウジングが、前記バルブの駆動軸が回転可能に挿通される挿通孔を備えていてもよい。このロータリー弁装置は、バルブを前記軸線方向で前記駆動軸側に向かって付勢する付勢部を更に備えていてもよい。
このように構成することで、付勢部によってバルブがハウジングの挿通孔側に付勢される。そのため、挿通孔側の内周面にバルブを押し付けることができる。これにより、挿通孔の周りをシールして、挿通孔を介して流体がハウジングの外部に漏れることを抑制できる。
この発明の第十一態様によれば、ロータリー弁装置は、第十態様における付勢部が、前記ハウジングとの間に座金を有していてもよい。
このように構成することで、座金によって、付勢部とハウジングとの間に生じる摩擦を低減することができる。
この発明の第十二態様によれば、過給機は、内燃機関の排気ガスを作動流体として回転するタービンを備え、前記タービンよりも高圧側の通路と前記タービンよりも低圧側の通路との間に第一から第十一態様の何れか一つの態様のロータリー弁装置を備える。
このように構成することで、タービンの高圧側の通路とタービンの低圧側の通路とをバイパスするウェストゲート機構が複雑化することを抑制しつつ、排気ガスが漏れることを抑制できる。
この発明の第十三態様によれば、多段過給システムは、作動流体として内燃機関の排気ガスを使用して回転させるように構成された複数段のタービンと、第一態様のロータリー弁装置と、を備え、前記ロータリー弁装置は、複数のポートを備え、前記内燃機関の排気ガスを、前記複数のタービンと、最も低圧側に配置されるタービンから排気する排気通路と、の少なくとも一つに供給する。
このように構成することで、構造の複雑化や排気ガスが漏れることを抑制しつつ、多段過給システムにおいて内燃機関の運転状況に応じた効率のよい過給を行うことができる。
上記ロータリー弁装置によれば、構造が複雑化することを抑制しつつ、作動流体の漏れを抑制することができる。
この発明の第一実施形態における過給機の概略構成を示す図である。 この発明の第一実施形態におけるタービンハウジングの斜視図である。 この発明の第一実施形態における全閉位置にあるウェストゲートバルブの軸線に直交する断面を示す図である。 この発明の第一実施形態におけるウェストゲートバルブの斜視図である。 ウェストゲートバルブの断面とチャンバーの断面とが共に円形の場合の比較例を示す図である。 弁開度(Opening)に対する流量(Flow)の変化を示すグラフである。 ウェストゲートバルブが全閉位置にある場合における、第一ポートと第二ポート間に生じる圧力(Pressure)に対する、流体の漏れ量(Leakage)の変化を示すグラフである。 この発明の第二実施形態における図4に相当する図である。 この発明の第二実施形態の第一変形例における図4に相当する図である。 この発明の第二実施形態の第二変形例における図4に相当する図である。 この発明の第二実施形態の第三変形例における図4に相当する図である。 この発明の第二実施形態の第四変形例におけるパッキンの配置を示す図である。 この発明の第二実施形態の第五変形例におけるパッキンの配置を示す図である。 この発明の第三実施形態におけるウェストゲート機構の軸線に沿う断面を示す図である。 この発明の第三実施形態の変形例における図14に相当する図である。 この発明の第四実施形態における図3に相当する図である。 この発明の第四実施形態におけるバルブの斜視図である。 この発明の第五実施形態におけるウェストゲート機構を採用した過給器システムの概略構成図である。
(第1実施形態)
以下、この発明の第一実施形態のロータリー弁装置、過給機、および、多段過給システムについて説明する。
この実施形態の過給機は、内燃機関としてレシプロエンジン(以下、単にエンジンと称する)を駆動源として有した自動車等の車両に搭載されている。この過給機は、エンジンの排気ガスを利用して吸気を圧縮する、いわゆるターボチャージャーである。
図1は、この発明の第一実施形態における過給機の概略構成を示す図である。
図1に示すように、過給機1は、コンプレッサー部2と、タービン部3と、軸受部4と、ウェストゲート機構(ロータリー弁装置)5と、備えている。
コンプレッサー部2は、エアクリーナー(図示せず)から導入された吸気を圧縮して、エンジン6のシリンダー7に送り込む。コンプレッサー部2は、コンプレッサーホイール8と、コンプレッサーハウジング9とを備えている。
コンプレッサーホイール8は、その軸線O1を中心に回転する。コンプレッサーホイール8は、その遠心力により、軸線O1方向から流入する吸気Aを、軸線を中心とした径方向の内側から外側に向かって圧縮しながら流す。このコンプレッサーホイール8により圧縮された圧縮空気Bは、軸線O1を中心とする径方向において、コンプレッサーホイール8の外側に向かって排出される。
コンプレッサーハウジング9は、ホイール収容部10と、コンプレッサー導入部11と、コンプレッサー排出部12と、を備えている。ホイール収容部10は、コンプレッサーホイール8が回転可能な状態で外側から覆っている。コンプレッサー導入部11は、ホイール収容部10に対してコンプレッサーホイール8の回転中心の近くで連通している。このコンプレッサー導入部11は、ホイール収容部10に対して軸線O1方向に吸気Aを導入する導入通路13を形成している。コンプレッサー排出部12は、コンプレッサーホイール8の径方向の外側でホイール収容部10と連通している。このコンプレッサー排出部12は、インテークマニホールド14に接続されている。このコンプレッサー排出部12は、圧縮空気Bを、インテークマニホールド14を介してエンジン6のシリンダー7へ導入する排出通路15を形成している。
タービン部3は、タービンホイール16と、タービンハウジング17とを備えている。
タービンホイール16は、エンジン6から排出される排気ガスCの熱エネルギーの一部を回収して、その軸線O2回りに回転する。
タービンハウジング17は、タービンホイール収容部19と、排気導入部20と、排気排出部21と、を備えている。
タービンホイール収容部19は、タービンホイール16が回転可能な状態で外側から覆っている。
排気導入部20は、エンジン6の排気ガスをタービンホイール収容部19へ導入する排気導入通路(高圧側の通路)20aを形成する。
タービンホイール収容部19は、タービンホイール16の径方向外側で排気導入部20と連通している。
排気排出部21は、コンプレッサーホイール8の回転中心の近くでタービンホイール収容部19に連通する排気排出通路(低圧側の通路)21aを形成する。
軸受部4は、回転軸18と、軸受ハウジング(図示せず)と、を備えている。
回転軸18は、タービンホイール16の回転を、コンプレッサーホイール8に伝達する。回転軸18は、その第一端部18aにタービンホイール16が固定され、その第二端部18bにコンプレッサーホイール8が固定されている。
軸受ハウジングは、回転軸18を外側から覆う。この軸受ハウジングは、回転軸18を回転自在に支持する軸受(図示せず)を有している。この軸受としては、例えば、すべり軸受や、転がり軸受などが例示できる。軸受ハウジングには、上述したコンプレッサーハウジング9やタービンハウジング17がそれぞれ固定される。
ウェストゲート機構5は、タービンホイール16に向けて供給される排気ガスの流量を調整する。言い換えれば、ウェストゲート機構5は、余分な排気ガスを、タービンホイール収容部19を介さずに排気排出部21に流す。
図2は、この発明の第一実施形態におけるタービンハウジングの斜視図である。図3は、この発明の第一実施形態における全閉位置にあるウェストゲートバルブの軸線に直交する断面を示す図である。
図2、図3に示すように、ウェストゲート機構5は、チャンバー23と、ウェストゲートバルブ(バルブ)24と、を備えている。
チャンバー23は、上述したタービンハウジング17と一体に成形されている。このチャンバー23は、上述した排気導入部20と排気排出部21とを、タービンホイール収容部19を経由することなく連通させるバイパス路を形成する。このチャンバー23は、ウェストゲートバルブ24を収容する収容空間25を有している。このチャンバー23の内周面26は、その軸線O3に直交する断面が円形に形成されている。チャンバー23は、ウェストゲートバルブ24よりも僅かに大きい円筒状に形成されている。この実施形態におけるチャンバー23は、軸線O3に直交する断面が真円形状になっている。このチャンバー23は、第一ポート27と第二ポート28とを有している。
第一ポート27と第二ポート28とは、軸線O3を中心とした径方向で軸線O3を挟んでそれぞれ配されている。言い換えれば、第一ポート27と第二ポート28とは、軸線を挟んで対称に形成されている。チャンバー23の収容空間25は、第一ポート27を介して排気導入部20に連通されている。チャンバー23の収容空間25は、第二ポート28を介して排気排出部21に連通されている。この実施形態における第一ポート27と、第二ポート28とは、それぞれ軸線O3方向に長い長孔とされている。この実施形態における第一ポート27および第二ポート28は、更に、軸線O3方向におけるチャンバー23の中央にそれぞれ形成されている。
ウェストゲートバルブ24は、第一ポート27と第二ポート28との間の連通、非連通を切り替える。このウェストゲートバルブ24は、チャンバー23の収容空間25に収容されている。言い換えれば、このチャンバー23は、ウェストゲートバルブ24の弁箱である。ウェストゲートバルブ24は、このチャンバー23によって回転可能に支持されている。
図4は、この発明の第一実施形態におけるウェストゲートバルブ24の斜視図である。
図4に示すように、ウェストゲートバルブ24は、弁本体29と、駆動軸30とを有している。
弁本体29は、筒状(言い換えれば、バレル状)に形成されている。弁本体29は、その径方向に貫通する貫通孔31を有している。この貫通孔31は、弁本体29の軸線O4方向に長い長孔に形成されている。この貫通孔31は、上述した第一ポート27と第二ポート28と同等の大きさの開口を有する長孔とされている。弁本体29は、チャンバー23内において、全開位置から全閉位置の間で回転することができる。ここで、全開位置とは、貫通孔31の開口が第一ポート27および第二ポート28と重なり、第一ポート27と第二ポート28とが連通される位置である。全閉位置とは、貫通孔31の開口部が第一ポート27および第二ポート28と一切重ならず、第一ポート27と第二ポート28とが連通されない位置である。弁本体29は、全閉位置から全開位置までの間において、全開位置に向かって、貫通孔31の開口部と、第一ポート27および第二ポート28との重なりが徐々に大きくなる。これにより第一ポート27と第二ポート28とを連通する流路断面(言い換えれば、弁開度)が徐々に増加していく。
この実施形態における弁本体29は、軸線に直交する断面が楕円形となっている。この弁本体29の楕円形は、チャンバー23の直径よりも僅かに短い長軸32を有している。上述した貫通孔31は、この長軸32に沿って形成されている。言い換えれば、図3に示すように、弁本体29が全閉位置にあるときに、弁本体29の楕円形の短軸33は、第一ポート27と第二ポート28とを結ぶ方向を向く。
駆動軸30は、弁本体29の軸線O4方向における2つの端面34(図4中、一方のみを示す)のうち、片方の端面34に形成されている。駆動軸30は、弁本体29の軸線O4の延長線上に配される軸線O5を有した円柱状に形成されている。この駆動軸30は、タービンハウジング17に形成された挿通孔35(図3参照)を介してタービンハウジング17の外部に露出している。この実施形態における駆動軸30は、その径方向に延びるアーム36を有している。このアーム36を、アクチュエータ(図示せず)の動力を用いて揺動させることで、弁本体29を全開位置と全閉位置とに回転させることができる。アーム36の端部には、アクチュエータと連係させるための円柱状の凸部37が形成されている。
図5は、ウェストゲートバルブ124の断面とチャンバー123の断面とが共に円形の場合の比較例を示す図である。
上述したウェストゲートバルブ124は、第一ポート127側の排気ガスの圧力よりも第二ポート128側の排気ガスの圧力が低圧となる。そのため、ウェストゲートバルブ124は、全閉位置にある場合に、排気ガスの圧力により第一ポート127側から第二ポート128側へ押圧される。
このとき、図5に示す比較例のように、ウェストゲートバルブ124の断面とチャンバー123の断面とが共に円形である場合、チャンバー123の内周面126とウェストゲートバルブ124の外周面138とは、チャンバー123の周方向において、第二ポート128の配される位置P1で接触する。これは、ウェストゲートバルブ124の外周面138の曲率半径が、チャンバー123の内周面126の曲率半径よりも僅かに小さいためである。これにより、チャンバー123の周方向において、第二ポート128の両側のウェストゲートバルブ124の外周面138とチャンバー123の内周面126との間に隙間G1が生じてしまう。図5において、符号「127」は、軸線O3を挟んで第二ポート128と反対側に形成されている第一ポート127である。
これに対して、第一実施形態におけるウェストゲートバルブ24は、断面が楕円形状に形成されている。それに加えて、第一実施形態のウェストゲートバルブ24は、全閉位置にある場合に、楕円の短軸33が第一ポート27と第二ポート28とを結ぶ方向を向いている。つまり、第一実施形態のウェストゲートバルブ24は、図3に示す全閉位置にある場合に、第二ポート28を向く外周面38が、第二ポート28が配されているチャンバー23の内周面26よりも、緩やかな曲面となる。そのため、ウェストゲートバルブ24が全閉位置にある場合に、チャンバー23の周方向における、第二ポート28の両側の位置P2で、チャンバー23の内周面26にウェストゲートバルブ24の外周面38が押し当てられる。言い換えれば、チャンバー23の周方向における第二ポート28の両側で、ウェストゲートバルブ24の外周面38とチャンバー23の内周面26との間の隙間が無くなりシールされる。さらに言い換えれば、チャンバー23の周方向で第二ポート28の両側において、それぞれ軸線方向に延びる2つのシール部(第一シール部)39が形成される。これらシール部39は、チャンバー23の周方向において、第二ポート28の近傍に配される。ここで、第二ポート28の近傍とは、チャンバー23の周方向において、少なくとも第一ポート27よりも第二ポート28に近い位置である。この実施形態における2つのシール部39は、第二ポート28を中心としてそれぞれ対称に配される。
図6は、弁開度(Opening)に対する流量(Flow)の変化を示すグラフである。
図6において、実線は、この第一実施形態のウェストゲートバルブ24のグラフである。破線は、比較例におけるウェストゲートバルブのグラフである。この比較例は、一般的なフラップ式のウェストゲートバルブである。
図6に示すように、第一実施形態におけるウェストゲートバルブ24の場合、弁開度が大きくなるにつれて、流量の増加率が徐々に上昇する。つまり、第一実施形態のウェストゲートバルブ24のグラフは、主に下方に向かって凸状の曲線になる。
これに対して、比較例のウェストゲートバルブの場合、特に弁開度が小さい領域において、弁開度が大きくなるにつれて、流量が急激に立ち上がる。つまり、比較例のウェストゲートバルブのグラフは、上方に向かって凸状の曲線になる。
そのため、第一実施形態のウェストゲートバルブ24は、特に弁開度が小さい領域において、比較例のウェストゲートバルブと比べて、細かい流量制御が可能になる。
図7は、ウェストゲートバルブが全閉位置にある場合の、第一ポートと第二ポートとの間に生じる圧力(Pressure)に対する、流体の漏れ量(Leakage)の変化を示すグラフである。
図7において、実線は第一実施形態のウェストゲートバルブ24の漏れ量である。破線は、図5に示す比較例のウェストゲートバルブの漏れ量である。
図7に示すように、比較例におけるウェストゲートバルブの場合、横軸の圧力が大きくなるにつれて、縦軸の漏れ量が急激に上昇する。これに対して、第一実施形態のウェストゲートバルブ24の場合、比較例と比較して、同じ圧力における漏れ量が、大幅に低減され、1/3以下になっている。この実施形態のウェストゲートバルブ24の場合、更に、圧力増加に対する漏れ量の増加率が低くなっている。これは、チャンバー23の周方向で、第二ポート28の両側のシール部39が良好に機能していることを意味する。
したがって、第一実施形態によれば、第一ポート27側の圧力が高く、第二ポート28側の圧力が低い場合に、ウェストゲートバルブ24が第二ポート28側に押される。しかし、第一実施形態では、チャンバー23の周方向で第二ポート28の両側にシール部39が形成される。これにより、第一ポート27からチャンバー23の内周面26とウェストゲートバルブ24の外周面38との隙間に流体が流入したとしても、シール部39によって流体が第二ポート28から流れ出ることを抑制できる。
その結果、ウェストゲート機構5が複雑化することを抑制しつつ、排気ガスの漏れを抑制することができる。
さらに、第一実施形態は、ウェストゲートバルブ24の軸線O4に直交する断面が楕円形に形成されている。さらに、この楕円形の短軸33は、全閉位置にあるときに、第一ポート27と第二ポート28とを結ぶ方向を向いている。そのため、ウェストゲートバルブ24を全閉位置にしたときに、チャンバー23の内周面26に対して、ウェストゲートバルブ24の外周面38を接触させて、チャンバー23の周方向における第二ポート28の両側でシールすることができる。その結果、シール部39を容易に形成することができる。
(第二実施形態)
次に、この発明の第二実施形態を図面に基づき説明する。この第二実施形態は、上述した第一実施形態とウェストゲートバルブおよびチャンバーの形状が異なるだけである。そのため、第二実施形態の説明においては、第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明する。加えて、第二実施形態の説明においては、第一実施形態と重複する説明を省略する。
図8は、この発明の第二実施形態における図4に相当する図である。
図8に示すように、ウェストゲート機構5は、チャンバー23と、ウェストゲートバルブ24と、を備えている。
ウェストゲートバルブ24は、弁本体29と、駆動軸30とを備えている。この実施形態における弁本体29は、円筒状に形成されている。駆動軸30は、第一実施形態と同様に、弁本体29の軸線O4の延長線と重なる軸線O5を有している。弁本体29は、駆動軸30がアクチュエータにより回転することで、軸線O4回りに回転する。
チャンバー23は、その軸線O3に直交する断面が円形に形成されている。チャンバー23は、弁本体29の直径よりも僅かに大きい直径を有している。このチャンバー23は、複数の突出部41を有している。この実施形態におけるチャンバー23は、2つの突出部41を有している。これら突出部41は、軸線O3の径方向で内周面26から内側に向かって突出している。
突出部41は、チャンバー23の周方向で、第二ポート28の両側に配されている。これら突出部41は、更に、軸線O3に沿って延びている。この実施形態における突出部41は、軸線O3方向における長さ寸法が、第二ポート28の長さ寸法よりも長く形成されている。突出部41は、軸線O3に直交する断面で、チャンバー23の内周面26が部分的に直線状に面取りされた平面42を有している。
第二実施形態によれば、軸線O4に直交する弁本体29の断面が、軸線O3に直交するチャンバー23の断面と同じ円形である。しかし、チャンバー23が突出部41を備えている。そのため、軸線O3を中心とした周方向における第二ポート28の両側で、弁本体29の外周面38をチャンバー23の内周面26に形成された平面42に接触させてシールすることができる。
図9は、この発明の第二実施形態の第一変形例における図4に相当する図である。
上述した第二実施形態においては、突出部41がチャンバー23の内周面26を部分的に面取りした平面42を有する場合(図8参照)について説明した。しかし、突出部41の形状は、チャンバー23の内周面26から、その径方向における内側に向かって突出していればよく、図8に示す形状に限られない。
例えば、図9に示す第一変形例のように、突出部41が、チャンバー23の内周面26から、その径方向における内側に向かって突出する凸曲面43を有していても良い。
第二実施形態、および、その第一変形例においては、軸線O4に直交する断面が円形の弁本体29を用いる場合について説明した。しかし、軸線O4に直交する断面が楕円形である第一実施形態の弁本体29と、第二実施形態、および、その第一変形例における突出部41を有したチャンバー23とを組み合わせるようにしても良い。
図10は、この発明の第二実施形態の第二変形例における図4に相当する図である。
図10に示すように、この実施形態のウェストゲートバルブ24は、その駆動軸30の軸線O5が弁本体29の軸線O4に対して偏心している。より具体的には、ウェストゲートバルブ24の駆動軸30は、その軸線(偏心軸)O5の延長線が円筒状の弁本体29の軸線O4と平行に延びて、且つ、駆動軸30の軸線O5の延長線と弁本体29の軸線O4とが重ならないように形成されている。
この駆動軸30の軸線O5の延長線は、チャンバー23内を通るように配されている。この軸線O5の延長線は、更に、ウェストゲートバルブ24が全閉位置にある場合に、図10に示す断面において弁本体29の軸線O4を通る第一ポート27の中心と第二ポート28の中心とを結ぶ直線44から離間して配される。ここで、この直線44から軸線O5の延長線が離間する距離L1は、例えば、弁本体29の外周面38とチャンバー23の内周面26との隙間の大きさなどに応じて、全開位置と全閉位置との間で弁本体29が回転可能な距離に設定される。
第二実施形態の第二変形例によれば、駆動軸30を回転させることで、弁本体29を駆動軸30の軸線O5の延長線を中心にして回転させることができる。そのため、全閉位置から更に閉塞方向(図10中、矢印で示す)に駆動軸30を回転させることで、チャンバー23の内周面26に弁本体29の外周面38を押し付けることができる。その結果、シール部39の信頼性を向上することができる。
この第二実施形態の第二変形例において、弁本体29の軸線O4と直交する断面が円形であるため、上述した第二実施形態の第一変形例と同様に、チャンバー23の内周面26に突出部41を設けている。しかし、この第二変形例において軸線O4と直交する断面が楕円形である場合には、突出部41を省略しても良い。突出部41は、第二実施形態の平面42を有する突出部41であっても良い。
図11は、この発明の第二実施形態の第三変形例における図4に相当する図である。
上述した第一実施形態、第二実施形態、第二実施形態の第一変形例、および、第二実施形態の第二変形例においては、ウェストゲートバルブ24の弁本体29の外周面38と、チャンバー23の内周面26とを接触させることでシール部39を構成する場合について説明した。
しかし、図11に示す第三変形例のように、シール部39にパッキン45を設けるようにしても良い。このパッキン45は、ウェストゲートバルブ24の弁本体29が全閉位置にある場合に、チャンバー23の周方向における第二ポート28の両側で、弁本体29の外周面38とチャンバー23の内周面26との間に挟まれるように配されている。パッキン45は、上記全閉位置の場合に、チャンバー23の周方向における第二ポート28の両側で、第二ポート28の長手方向すなわち、軸線O4方向に延びるように形成されている。パッキン45としては、例えば、金属からなる硬質のパッキン45を用いることができる。この実施形態における弁本体29は、パッキン45を取り付けるための取付溝46を有している。パッキン45は、この取付溝46に装着される。ここで、パッキン45は、弁本体29ではなく、チャンバー23に取り付けるようにしても良い。
この第三変形例によれば、チャンバー23の周方向における第二ポート28の両側をパッキン45によってシールすることができる。その結果、チャンバー23の内周面26と弁本体29の外周面38との間から流体が漏れることを、より一層抑制できる。
図12は、この発明の第二実施形態の第四変形例におけるパッキンの配置を示す図である。図13は、この発明の第二実施形態の第五変形例におけるパッキンの配置を示す図である。
上述した第二実施形態の第三変形例においては、チャンバー23の周方向における第二ポート28の両側に軸線O4に沿ってパッキン45を設ける場合を説明した。しかし、パッキン45は、上述した配置のパッキン45に限られない。
例えば、図12の第四変形例に示すように、第三変形例のパッキン45に加えて、リング状の第二パッキン47を弁本体29に装着するようにしても良い。この第四変形例の場合、リング状の第二パッキン47は、2つ設けられている。これらリング状の第二パッキン47は、弁本体29の周方向の全周に渡って連続するとともに、軸線O4方向で、弁本体29の貫通孔31、および、第二ポート28の両側に配置される。これら第二パッキン47と、チャンバー23の内周面26、および、弁本体29の外周面38との接触によってシール部(第二シール部)48が形成されている。
図13の第五変形例に示すように、チャンバー23の内周面26(図12参照)にシール部48を形成しても良い。このシール部48は、第二ポート28の周囲を連続して囲むように形成されている。この第五変形例のシール部48は、軸線方向に延びる2つの第一パッキン45aと、これら第一パッキン45aの端部同士を接続するようにチャンバー23の周方向に延びる2つの第二パッキン47を備えている。この第五変形例においても、第一パッキン45aおよび第二パッキン47が弁本体29の外周面38とチャンバー23の内周面26とによって挟まれることで、第二ポート28の周囲がシールされる。
第四変形例、および、第五変形例によれば、チャンバー23の軸線方向における第二ポート28の両側でシール部48によってバルブの外周面38とチャンバー23の内周面26との隙間をシールすることができる。特に、第四変形例によれば、全周で弁本体29の外周面38とチャンバー23の内周面26との間をシールすることができる。そのため、流体が漏れることをより一層抑制できる。
(第三実施形態)
次に、この発明の第三実施形態を図面に基づき説明する。この第三実施形態は、上述した各実施形態の構成に対して付勢部50を追加している点でのみ相違している。そのため、上述した各実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複する説明を省略する。
図14は、この発明の第三実施形態におけるウェストゲート機構5の軸線に沿う断面を示す図である。
図14に示すように、この実施形態におけるウェストゲート機構5は、ウェストゲートバルブ24と、チャンバー23と、付勢部50と、を備えている。
付勢部50は、アーム36と、チャンバー23を形成するタービンハウジング17との間に配置されている。この実施形態における付勢部50は、ばね座金51である。駆動軸30は、この付勢部50に挿通されている。この付勢部50は、タービンハウジング17の外面から離れる方向(図13中、矢印で示す方向)にアーム36を付勢する。
この第三実施形態によれば、付勢部50によってアーム36が付勢されることで、弁本体29がチャンバー23内で挿通孔35側に付勢される。そのため、挿通孔35側のチャンバー23の内周面26に弁本体29を押し付けることができる。これにより、挿通孔35の周りがシールされて、挿通孔35を介して排気ガスがハウジングの外部に漏れることを抑制できる。
図15は、この発明の第三実施形態の変形例における図14に相当する図である。
図15の変形例に示すように、駆動軸30の軸線O5方向で、付勢部50のチャンバー23側、および、アーム36側に座金51を配置しても良い。付勢部50とアーム36との間に座金51を配置することで、アーム36の揺動による付勢部50とアーム36との間に生じる摩擦力を低減できる。さらに、付勢部50とハウジングとの間に座金51を配置することで、駆動軸30の回転により付勢部50が回転した場合に、付勢部50とハウジングとの間に生じる摩擦力を低減できる。そのため、付勢部50を設ける場合に、駆動軸30の回転に伴う摩耗を低減できる。
(第四実施形態)
次に、この発明の第四実施形態を図面に基づき説明する。この第四実施形態は、上述した第一実施形態の構成に対してバルブの形状が異なる点でのみ相違している。そのため、上述した第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複する説明を省略する。
図16は、この発明の第四実施形態におけるウェストゲート機構の軸線に沿う断面を示す図である。図17は、この発明の第四実施形態におけるバルブの斜視図である。
図16に示すように、ウェストゲート機構105は、ウェストゲートバルブ60と、チャンバー23とを備えている。チャンバー23は、上述した第一実施形態のチャンバー23と同じ構成である。
ウェストゲートバルブ60は、第一実施形態と同様に、第一ポート27と第二ポート28との間の連通、非連通を切り替える。このウェストゲートバルブ60は、弁箱であるチャンバー23の収容空間62に収容されている。
図16、図17に示すように、ウェストゲートバルブ60は、弁本体63と、駆動軸64とを有し、チャンバー23によって回転可能に支持されている。
弁本体63は、軸線O4に直交する断面の一部が弧状に形成されている。より具体的には、弁本体63は、軸線O4方向から見た輪郭が楕円形状とされ、軸線O4と直交する断面において、軸線O4を通る長軸32よりも軸線O4を通る短軸33方向で一方側に配置された楕円形の曲面65を備えている。この曲面65は、第二ポート28を閉塞可能な周方向長さを有している。さらに言い換えれば、弁本体63は、軸線O4を挟んで断面楕円形の曲面65の反対側に、長軸32方向から見てU字状に形成された凹部66を備えている。この凹部66は、弁本体63が全開位置に配置された場合には、第一ポート27と第二ポート28とを連通する。この実施形態においては、凹部66は、長軸32を中心とした短軸33方向の一方に凹部66の底部67と曲面65との両方が配置されている。
ここで、図16において、全閉位置に弁本体63が配置されているときに、底部67が長軸32と平行に広がるように形成されている場合を例示しているが、底部67の形状は、この図16の形状に限られない。また、凹部66が軸線O4方向に長いU字状に形成される場合を例示したが、この形状に限られない。凹部66は、弁本体63が全開位置にあるときに第一ポート27と第二ポート28とを連通可能な形状であればよい。
弁本体63は、全閉位置にある場合に、第二ポート28を向く曲面65が、第二ポート28が配されているチャンバー23の内周面26よりも、緩やかな曲面となる。そのため、ウェストゲートバルブ60が全閉位置にある場合に、チャンバー23の周方向における、第二ポート28の両側の位置P2で、チャンバー23の内周面26にウェストゲートバルブ60の曲面65が押し当てられる。
さらに、弁本体63は、全閉位置から全開位置までの間において、全開位置に向かって、凹部66の空間と第二ポート28との重なりが徐々に大きくなる。これにより第一ポート27と第二ポート28とを連通する流路断面(言い換えれば、弁開度)が徐々に増加していく。
駆動軸64は、弁本体63の軸線O4方向における2つの端面68(図17中、一方のみを示す)のうち、片方の端面68から軸線O4方向に突出して形成されている。駆動軸64は、弁本体63の軸線O4の延長線上に配される軸線O5を有した円柱状に形成されている。この駆動軸64は、第一実施形態の駆動軸30と同様に、タービンハウジング17に形成された挿通孔35(図3参照)を介してタービンハウジング17の外部に露出している。この実施形態における駆動軸64には、図示しないアーム等が嵌合されてアクチュエータ(図示せず)の動力を用いてこのアーム等を揺動させることが可能となっている。このアーム等の揺動により、駆動軸64が回動されて、弁本体63を全開位置と全閉位置とに回転させることができる。
なお、上述した第四実施形態においては、弁本体63の軸線O4方向から見た輪郭を楕円形状にした。そして、これにより、チャンバー23の周方向における、第二ポート28の両側の位置P2で、チャンバー23の内周面26にウェストゲートバルブ60の曲面65が押し当てられてシールされるようにした。しかし、この構成に限られず、第二実施形態、第二実施形態の第一変形例、第二実施形態の第二変形例、および、第二実施形態の第三変形例のように、弁本体63の軸線O4方向から見た輪郭を円形としつつ、シール部39、突出部41、および、パッキン45を用いて周方向における第二ポート28の両側でシールするようにしても良い(以下、第五実施形態も同様)。さらに、第四実施形態のウェストゲート機構105に対して、第三実施形態、および、第三実施形態の変形例のように、付勢部50や座金51を設けても良い(以下、第五実施形態も同様)。
(第五実施形態)
次に、この発明の第五実施形態を図面に基づき説明する。この第五実施形態は、上述した第四実施形態の構成に対して3つのポートを形成し、複数のターボを備える多段過給システムに適用した点でのみ相違している。そのため、上述した各実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複する説明を省略する。
図18は、この発明の第五実施形態における多段過給システムの概略構成を示す図である。
図18に示すように、多段過給システム70は、高圧ターボチャージャー71と、低圧ターボチャージャー72と、フローコントロールバルブ74と、ウェストゲート機構205と、を備えている。
高圧ターボチャージャー71は、高圧タービンHPTによりエンジンEの排気ガスのエネルギーを回収して、このエネルギーを用いて高圧コンプレッサーHPCを駆動して空気を昇圧する。高圧タービンHPTには、エンジンEからの排気ガスを供給する第一排気管75が接続されている。さらに高圧タービンHPTには、エネルギー回収済みの排気ガスを、低圧ターボチャージャー72の低圧タービンLPTへ供給する第二排気管76が接続されている。
高圧コンプレッサーHPCには、第一吸気管77が接続されている。この第一吸気管77は、低圧ターボチャージャー72の低圧コンプレッサーLPCによって昇圧された空気を高圧コンプレッサーHPCに導入する。また、高圧コンプレッサーHPCには、昇圧した空気をエンジンEへ供給する第二吸気管78が接続されている。
低圧ターボチャージャー72は、主に、高圧タービンHPTから排出された排気ガスよりエネルギー回収して低圧コンプレッサーLPCを駆動して外部から取り込んだ吸気を昇圧する。低圧コンプレッサーLPCには、上述した第一吸気管77が接続されるとともに、外部から空気を導入する第三吸気管79が接続されている。
低圧タービンLPTは、上述した第二排気管76が接続されるとともに、エキゾーストシステムに排気ガスを送り込む第三排気管80が接続されている。
エキゾーストシステムは、第三排気管80を介して送り込まれた排気ガスを触媒等を用いて浄化するとともに消音して外部に放出する。
フローコントロールバルブ74は、第一吸気管77と第二吸気管78との間をバイパスするバイパス吸気管81の途中に設けられている。このフローコントロールバルブ74は、バイパス吸気管81を開閉可能とされている。このフローコントロールバルブ74によりバイパス吸気管81を閉塞することで低圧コンプレッサーLPCによって昇圧された空気の全てが、高圧コンプレッサーHPCに供給される。一方で、フローコントロールバルブ74を開放することで、高圧コンプレッサーHPCに導入される空気量を減少させることができる。
ウェストゲート機構205は、上述した第四実施形態におけるウェストゲート機構105を3ポート化したものである。より具体的には、ウェストゲート機構205は、入口ポート82と、第一出口ポート83と、第二出口ポート84との3つのポートを有している。入口ポート82は、第一排気管75に分岐接続されている。第一出口ポート83は、第二排気管76に合流接続されている。第二出口ポート84は、第三排気管80に合流接続されている。
ウェストゲート機構205は、第四実施形態のウェストゲート機構105と同じ弁本体63を有している。つまり、ウェストゲート機構205は、曲面65を周方向の一部に有するとともに、凹部66を有している。この弁本体63は、軸線に直交する断面が円形となるチャンバー23によって回転可能に支持されている。
この弁本体63は、第一出口ポート83のみを閉塞する第一位置と、第二出口ポート84のみを閉塞する第二位置と、第一出口ポート83と第二出口ポート84とを両方とも閉塞する第三位置と、にそれぞれ配置可能となっている。
弁本体63が第一位置に配置された場合には、第一排気管75からの排気ガスを入口ポート82および第二出口ポート84を介して第三排気管80に流すことが可能となる。この第一位置では、高圧タービンHPTおよび低圧タービンLPTに排気ガスが供給されない。この第一位置では、周方向における第一出口ポート83の両側で弁本体63がチャンバー23の内周面26に接触してシールされる。
弁本体63が第二位置に配置された場合には、第一排気管75からの排気ガスを入口ポート82および第一出口ポート83を介して第二排気管76に流すことが可能となる。この第二位置では、低圧タービンLPTのみが駆動することとなる。この第二位置では、周方向における第二出口ポート84の両側で弁本体63がチャンバー23の内周面26に接触してシールされる。
弁本体63が第三位置に配置された場合には、第一排気管75からの排気ガスを全て高圧タービンHPTに流入させることができる。そして、高圧タービンHPTから排出された排気ガスは、第二排気管76を介して低圧タービンLPTに流入することになる。つまり、第三位置では、高圧タービンHPTおよび低圧タービンLPTの両方を駆動することができる。この第三位置では、周方向に並んだ第一出口ポート83と第二出口ポート84との周方向の両外側で弁本体63がチャンバー23の内周面26に接触してシールされる。これは、曲面65が楕円曲面の場合であって、この場合、第一出口ポート83と第二出口ポート84との間ではシールされない。なお、第二実施形態、第二実施形態の第一変形例、および、第二実施形態の第二変形例と同様のシール構造を採用する場合には、これら第一出口ポート83と第二出口ポートとの間でシールすることも可能である。
したがって、上述した第五実施形態によれば、ウェストゲート機構205のポートが3つ以上設けられている場合であっても、ロータリー弁機構のシール性を向上することができる。したがって、多段過給システム70において、構造の複雑化や排気ガスが漏れることを抑制できる。さらに、エンジンの運転状況に応じて最適な過給器を選択的に使用できるため、より効率よく過給を行うことができる。
この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上述した第三実施形態、および、その変形例においては、弁本体29の軸線O4の延長線上に駆動軸30の軸線O5が配される場合を例示した。しかし、第二実施形態の第二変形例のように偏心した駆動軸30を適用しても良い。
上述した各実施形態、および、各変形例においては、自動車等の車両に搭載される過給機を一例にして説明した。しかし、過給機1は、車両に搭載される過給機に限られない。
上述した各実施形態、および、各変形例においては、この発明のロータリー弁装置を、過給機のウェストゲート機構に適用する場合について説明した。しかし、この発明のロータリー弁装置の適用箇所は、過給機や、ウェストゲート機構に限られない。
この発明のロータリー弁装置は、過給機1のウェストゲート機構5に適用できる。このロータリー弁装置を用いることで、構造が複雑化することを抑制しつつ、作動流体の漏れを抑制することができる。
1…過給機 2…コンプレッサー部 3…タービン部 4…軸受部 5…ウェストゲート機構 6…エンジン 7…シリンダー 8…コンプレッサーホイール 9…コンプレッサーハウジング 10…ホイール収容部 11…コンプレッサー導入部 12…コンプレッサー排出部 13…導入通路 14…インテークマニホールド 15…排出通路 16…タービンホイール 17…タービンハウジング 18…回転軸 18a…第一端部 18b…第二端部 19…タービンホイール収容部 20…排気導入部 21…排気排出部 22…排気導入通路 23…チャンバー 24…ウェストゲートバルブ 25…収容空間 26…内周面 27…第一ポート 28…第二ポート 29…弁本体 30…駆動軸 31…貫通孔 32…長軸 33…短軸 34…端面 35…挿通孔 36…アーム 37…凸部 38…外周面 39…シール部 41…突出部 42…平面 43…凸曲面 44…直線 45…パッキン 46…取付溝 47…第二パッキン 48…第二シール部 50…付勢部 51…座金 60…ウェストゲートバルブ 62…収容空間 63…弁本体 64…駆動軸 65…曲面 66…凹部 67…底部 68…端面 70…多段過給システム 71…高圧ターボチャージャー 72…低圧ターボチャージャー 73…エキゾーストシステム 74…フローコントロールバルブ 75…第一排気管 76…第二排気管 77…第一吸気管 78…第二吸気管 79…第三吸気管 80…第三排気管 81…バイパス吸気管 82…入口ポート 83…第一出口ポート 84…第二出口ポート 105,205…ウェストゲート機構 123…チャンバー 124…ウェストゲートバルブ 126…内周面 127…第一ポート 128…第二ポート 138…外周面 E…エンジン HPT…高圧タービン HPC…高圧コンプレッサー LPT…低圧タービン LPC…低圧コンプレッサー

Claims (13)

  1. 軸線を中心とした径方向で前記軸線を挟んで第一ポートおよび第二ポートがあるいは少なくとも計2つ以上のポートが形成されて前記軸線に直交する断面が円形に形成されたチャンバーを有するハウジングと、
    前記軸線を中心に全開位置と全閉位置との間で回転可能に前記チャンバーに収容されて前記軸線に直交する断面の少なくとも一部が弧状に形成され、全開位置に配されたときに前記第一ポートと前記第二ポートとを連通するバルブと、を備え、
    前記チャンバーの周方向で前記第一ポート以外のポートの両側の少なくとも2箇所で前記軸線の延びる方向に延びて前記チャンバーの内周面と前記バルブの外周面との間をシールする第一シール部を有するロータリー弁装置。
  2. 前記チャンバーは、軸線を中心とした径方向で前記軸線を挟んで第一ポートおよび第二ポートが形成され、
    前記バルブは、前記チャンバーに収容される筒状に形成され、全開位置に配されたときに前記第一ポートと前記第二ポートとを連通する貫通孔を有する請求項1に記載のロータリー弁装置。
  3. 前記バルブは、
    前記軸線に直交する断面が楕円に形成され、この楕円の短軸が、全閉位置にあるときに、前記第一ポートと前記第二ポートとを結ぶ方向を向く請求項2に記載のロータリー弁装置。
  4. 前記ハウジングは、
    前記軸線を中心とした周方向で、前記第二ポートを挟んだ両側に、前記軸線の径方向で内側に向かって突出する突出部を有する請求項1から3の何れか一項に記載のロータリー弁装置。
  5. 前記バルブは、その筒状の中心からずれた偏心軸を中心に回転する請求項1から4の何れか一項に記載のロータリー弁装置。
  6. 前記第一シール部は、
    前記チャンバーの内周面と前記バルブの外周面との間に挟まれるパッキンを有する請求項1から5の何れか一項に記載のロータリー弁装置。
  7. 前記チャンバーの軸線方向における前記第二ポートの両側に、前記チャンバーの周方向に延びるパッキンを有する第二シール部を備える請求項6に記載のロータリー弁装置。
  8. 前記第一シール部は、前記チャンバーの内周面と前記バルブの外周面との間に挟まれるパッキンを有し、
    前記チャンバーの軸線方向における前記第二ポートの両側に、前記チャンバーの周方向に延びるパッキンを有する第二シール部を備え、
    前記第二シール部のパッキンは、
    前記バルブの周方向の全周に渡って連続するリング状に形成されている請求項2に記載のロータリー弁装置。
  9. 前記第一シール部と、前記第二シール部とは、
    前記バルブが全閉位置にある場合に、前記第二ポートの周囲を囲むように連続して配されている請求項7に記載のロータリー弁装置。
  10. 前記ハウジングは、前記バルブの駆動軸が回転可能に挿通される挿通孔を備え、
    前記バルブを前記軸線方向で前記駆動軸側に向かって付勢する付勢部を備える請求項1から9の何れか一項に記載のロータリー弁装置。
  11. 前記付勢部は、前記ハウジングとの間に座金を有する請求項10に記載のロータリー弁装置。
  12. 内燃機関の排気ガスを作動流体として回転するタービンを備え、
    前記タービンよりも高圧側の通路と前記タービンよりも低圧側の通路との間に請求項1から11の何れか一項に記載のロータリー弁装置を備える過給機。
  13. 作動流体として内燃機関の排気ガスを使用して回転させるように構成された複数段のタービンと、
    請求項1に記載のロータリー弁装置と、を備え、
    前記ロータリー弁装置は、複数のポートを備え、前記内燃機関の排気ガスを、前記複数のタービンと、最も低圧側に配置されるタービンから排気する排気通路と、の少なくとも一つに供給する多段過給システム。
JP2016038209A 2016-02-29 2016-02-29 ロータリー弁装置、過給機、および、多段過給システム Active JP6590734B2 (ja)

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