JP2017154873A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一旦停止させたシートの再搬送を安定して行うことのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】分離搬送ローラ対78と搬送ローラ対89の間に設けられた上部搬送ガイド90により、分離搬送ローラ対78により搬送されるシートS1,S2を向きを変えながら搬送ローラ対89に案内すると共に、給紙センサ17により分離搬送ローラ対78によって搬送されるシートS1,S2を検知する。そして、この給紙センサ17をフィードローラ77の回転中心及びリタードローラ76の回転中心を結ぶ直線L1に対して直交する直線L3と上部搬送ガイド90との交点27と、分離搬送ローラ対78の間に配置する。【選択図】図3

Description

本発明は、シート給送装置及び画像形成装置に関し、特に分離ローラを用いてシートを分離するものに関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、シート給送装置により、所定のタイミングにてシートを1枚ずつ画像形成部に給送してシート上に画像を形成するようにしたものが広く普及している。シート給送装置では、給紙カセットに収納されたシートをピックアップローラにより送り出した後、シートを搬送ローラと分離ローラであるリタードローラによって構成される分離搬送ローラ対により1枚ずつ分離して画像形成部に搬送するものがある。
この分離搬送ローラ対では、ピックアップローラにより複数枚のシートが送り出された際、最上位シートを搬送すると共に、最上位シート以外のシートをリタードローラによりシート給送方向上流側に戻すようにしている。リタードローラにより戻された際、戻されたシートの先端は、給紙カセットと分離搬送ローラ対の間、言い換えれば給紙カセットよりもシート給送方向下流側に位置するようになる。
ここで、連続してシートを給送する場合、先行シートを給送した後、所定の間隔(以下、紙間という)で次のシートを給送するが、このとき先端が給紙カセットよりもシート給送方向下流側に位置した状態のシートが給送される場合がある。この場合、次のシートを給送すると、次のシートと先行シートとの間隔が狭くなる。
そこで、従来は、シートの先端位置にかかわらず、先行シートとの紙間を一定に保ちながら次のシートを搬送することができるようにプレレジストレーション制御(以下、プレレジ制御という)を行うようにしたものがある(特許文献1参照)。このプレレジ制御では、分離手段と、分離手段の下流に設けられた引き抜きローラの間にセンサを配置している。そして、先行シートが通過した後、センサが次のシートを検知すると、次のシートを、センサと引き抜きローラとの間で一旦停止させ、先行シートが予め決められた場所まで進んだ後に、停止させていた次のシートの搬送を再開する。
このプレレジ制御の場合、戻されたシートの先端位置が分離手段に近い場合には、センサが検知するタイミングが早くなるので停止時間が長くなる。また、シートの先端位置が分離手段から離れている場合には、センサが検知するタイミングが遅くなるので、停止時間は短くなる。このようなプレレジ制御を行うことで、給送スタート時のシートの先端位置のばらつきにかかわらず、一定の紙間を保ちながら画像形成部にシートを連続して搬送することができる。
特開2015−101429号公報
ところで、従来のシート給送装置において、ピックアップローラと搬送ローラを同一のモータで駆動するものがある。このようなシート給送装置では、プレレジ制御において、一旦停止させた次のシートを再搬送する際、分離搬送ローラ対だけでなくピックアップローラも駆動される。
このようにピックアップローラが駆動されると、ピックアップローラの搬送力によって次のシートだけでなく他のシートも搬送されるようになるので複数枚のシートが分離搬送ローラ対に搬送されるようになる。この場合、分離搬送ローラ対ではシートを分離することができず、複数枚のシートが画像形成装置内に搬送されてしまう、所謂重送が発生してしまう恐れがある。
また、センサと引き抜きローラとの間の位置でシートを一度停止させた後、再搬送を開始する場合、停止状態のシートを搬送状態にするためにはシートが受ける静摩擦力以上の搬送力を与える必要がある。ここで、停止しているシートが搬送路を形成するガイド部材に当接している場合、シートの搬送を開始する際、シートがガイド部材から受ける抵抗により、搬送ローラがスリップして搬送不良が生じ、先行シートとの紙間が広がる恐れがある。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、一旦停止させたシートの再搬送を安定して行うことのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、シート給送装置において、シートを支持するシート支持手段と、前記シート支持手段に支持されたシートを送り出す給送ローラと、前記給送ローラにより送り出されたシートを搬送する搬送ローラ及び前記搬送ローラに圧接し、前記搬送ローラとの間でシートを分離する分離ローラを有し、シートを1枚ずつ搬送する分離手段と、前記分離手段のシート搬送方向下流に設けられ、前記分離手段により搬送されたシートを前記分離手段のシート搬送方向と異なる方向に搬送する下流搬送ローラと、前記分離手段と前記下流搬送ローラの間に設けられ、前記分離手段により搬送されるシートを向きを変えながら前記下流搬送ローラに案内するガイド部材と、前記分離手段により搬送されるシートを検知する検知手段と、前記給送ローラ及び搬送ローラを駆動する駆動手段と、前記検知手段からの検知信号に基づき、前記分離手段により搬送されるシートを一旦停止させた後、前記下流搬送ローラに搬送するよう前記駆動手段の駆動を制御する制御手段と、を備え、前記検知手段を、前記ガイド部材と前記搬送ローラの回転中心及び前記分離ローラの回転中心を結ぶ直線に対して直交する直線との交点と、前記分離手段の間に配置することを特徴とするものである。
本発明のように、シートを検知する検知手段を、シートを検知して一旦停止する際、シート先端がガイド部材と接触しないような位置に配置することにより、一旦停止させたシートの再搬送を安定して行うことができる。
本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例であるカラーレーザプリンタの概略構成を示す図。 上記カラーレーザプリンタに設けられたシート給送装置である手差し給紙装置の斜視図。 (a)は上記手差し給紙装置のシートを給送する前の状態を示す図、(b)は給送されたシートが上記手差し給紙装置の分離搬送ローラ対を通過したときの状態を示す図。 上記手差し給紙装置の制御ブロック図。 (a)は上記手差し給紙装置の直下のシートを停止させた後、ピックアップローラを待機位置に移動させたときの状態を示す図、(b)は直下のシートの搬送を再開したときの状態を示す図。 上記手差し給紙装置のシート給送動作を説明するフローチャート。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例であるカラーレーザプリンタの概略構成を示す図である。図1に示すように、カラーレーザプリンタ1の画像形成装置本体であるカラーレーザプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)1AにはシートSに画像を形成する画像形成部1Bが設けられている。また、プリンタ本体1Aには、中間転写部1Cと、画像形成部1BにシートSを給送するシート給送装置1E及び手差し給紙装置2が設けられている。
ここで、画像形成部1Bは、略水平方向に配置され、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色のトナー画像を形成する4つのプロセスステーション1Y,1M,1C,1Kを備えている。このプロセスステーション1Y,1M,1C,1Kは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色のトナー像を担持する感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kを備えている。また、画像形成部1Bは、画像情報に基づいてレーザビームを照射して一定速度で回転する感光体ドラム上に静電潜像を形成するスキャナ13Y,13M,13C,13Kを備えている。
なお、プロセスステーション1Y,1M,1C,1Kは、感光体ドラム表面を一様に帯電する帯電器12Y,12M,12C,12Kを備えている。また、感光体ドラム上に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像として顕像化する現像装置14Y,14M,14C,14Kを備えている。さらに、感光体ドラム上に残った転写残トナーを回収するクリーナ15Y,15M,15C,15Kを備えている。
中間転写部1Cは、感光体ドラムの外周速度と同期して矢印Bに示す各プロセスステーションの配列方向に沿って回転駆動される中間転写ベルト31を備えている。この中間転写ベルト31は、駆動ローラ34、中間転写ベルト31を挟んで2次転写領域を形成する従動ローラ32及び不図示のばねの付勢力によって中間転写ベルト31に適度な張力を与えるテンションローラ33aに張架されている。この中間転写ベルト31の内側には、4個の、それぞれ感光体ドラムと共に中間転写ベルト31を挟持し、1次転写部を構成する1次転写ローラ35Y,35M,35C,35Kが配置されている。そして、1次転写ローラ35Y,35M,35C,35Kから中間転写ベルト31に転写バイアスを印加することにより、感光体ドラム上の各色トナー像が順次中間転写ベルト31に多重転写され、中間転写ベルト31上にフルカラー画像が形成される。
また、従動ローラ32に対向して2次転写ローラ41が配置されており、この2次転写ローラ41は中間転写ベルト31の最下方の表面に当接すると共に、レジストレーションローラ40により搬送されたシートSを中間転写ベルト31と共に挟持搬送する。そして、2次転写ローラ41と中間転写ベルト31のニップ部をシートSが通過する際、2次転写ローラ41にバイアスを印加することにより、シートSに中間転写ベルト上のトナー画像が2次転写される。
シート給送装置1Eはプリンタ本体下部に設けられ、シートSを収納するシート積載手段である給紙カセット61に積載収納されたシートSを送り出す。給紙カセット61はプリンタ本体1Aの正面から装着及び引出し可能に設けられている。このシート給送装置1Eは、ピックアップローラ71と、ピックアップローラ71により送り出されたシートSを1枚ずつ分離給送するフィードローラ72及びリタードローラ76を備えている。そして、画像形成動作が開始されると、シート給送装置1Eは、ピックアップローラ71によりシートSを給紙カセット61から送り出す。この後、送り出されたシートSは、フィードローラ72及びリタードローラ76により、1枚ずつ分離給送されてレジストレーションローラ40に搬送される。なお、手差し給紙装置2から給送されたシートも同様にレジストレーションローラ40に搬送される。
ここで、レジストレーションローラ40は、シートSが突き当られてループを形成することにより、シートSの先端を倣わせ斜行を修正する機能を有している。さらに、シートSへの画像形成のタイミング、即ち、後述する中間転写ベルト上に担持されたトナー像に合わせて、所定のタイミングにてシートSを2次転写部へ搬送する機能を有している。
次に、このように構成されたカラーレーザプリンタ1の画像形成動作について説明する。画像形成動作が開始されると、まず中間転写ベルト31に沿って配置されている各プロセスステーション1Y,1M,1C,1Kの感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kからトナー像が、中間転写ベルト31に順次1次転写される。このトナー画像形成動作に並行して給紙カセット61又は手差し給紙装置2に収容されたシートSは、1枚ずつ分離給送された後、2次転写ローラ41と中間転写ベルト31とのニップ部に搬送される。そして、シートSに中間転写ベルト上のトナー画像が2次転写される。
次に、トナー像が2次転写されたシートSは、定着前搬送装置42により定着装置5へと搬送され、熱及び圧力が加えられることによりトナー像が定着される。そして、シートSを、そのまま排出する場合には排紙搬送パス82に、両面画像形成を行う場合には反転誘導パス83に搬送されるべく経路選択が行われる。両面に画像を形成する場合、シートSは反転誘導パス83からスイッチバックパス52へと引き込まれ、反転ローラ対74の回転方向を正逆転させるスイッチバック動作を行うことで先後端を入れ替え、両面搬送パス85へと搬送される。なお、この後の裏面(2面目)に対する画像形成プロセスに関しては、既述した表面(1面目)の場合と同様である。
ところで、本実施の形態において、シート給送装置の一例である手差し給紙装置2は、ハガキサイズからA3サイズのシート、封筒及び葉書等の多くのサイズ及び多種類のシートを給送することが可能であり、プリンタ本体1Aの側面に設けられている。そして、シートを給送する際は、ユーザーが後述する開閉可能な保持トレイ24(扉)を開放してシートをセットし、この後、セットされたシートを手差し給紙装置2により画像形成部1Bに向けて給送する。
この手差し給紙装置2は、図2に示すようにシートSを積載(支持)するシート支持手段である給紙トレイ18を備えたトレイユニット19と、シートをプリンタ本体内へ給送するシート給送部23を備えている。
トレイユニット19は、プリンタ本体1Aに開閉自在に設けられると共にプリンタ本体1Aの外装の一部を形成し、手差し給紙の際には、プリンタ本体1Aに対して一定角度で開いた位置で保持される保持トレイ24を備えている。保持トレイ24は、手前端部と奥端部にトレイアーム3を有している。トレイアーム3にはトレイ回動中心穴9が設けられていて、不図示の画像形成装置本体100の固定軸と係合してトレイ回動中心穴9中心に回動可能となっている。
給紙トレイ18は、保持トレイ24の上部に、保持トレイ24のシート給送方向の上流端部に設けられた回動部25により上下方向に回動自在(昇降可能)に設けられている。ここで、給紙トレイ18には、給紙トレイ18に積載されたシートのシート給送方向と直交する幅方向の側端位置を規制する側端規制部材としての一対のサイド規制板16F,16Rが幅方向に移動可能に設けられている。
なお、この一対のサイド規制板16F,16Rのそれぞれには、不図示のピニオンギアとラックにより27Rを有する係合部40F,40Rが設けられている。また、給紙トレイ18はサイド規制板16F,16Rを係合するためのスライド溝26が設けられていて、サイド規制板16F,16Rはスライド溝26によって係合されることで、積載されたシートの幅方向にスライド可能となっている。
シート給送部23は、給紙トレイ18に積載されたシートをピックアップ(給送)するための給送ローラであるピックアップローラ70を備えている。また、シート給送部23は、ピックアップローラ70によりピックアップされた複数シートを1枚のシートに分離するための分離ローラであるリタードローラ76と、シートを搬送する搬送ローラであるフィードローラ77を備えている。
このフィードローラ77とリタードローラ76とにより、シートを1枚ずつ搬送する分離手段である分離搬送ローラ対78が構成される。そして、図3の(a)に示すピックアップローラ70の回転により最上位シートS1が送り出され、最上位シートS1により直下のシートS2が連れ送りされると、図3の(b)に示すように分離搬送ローラ対78により最上位シートS1のみが搬送される。
図3に示すように、ピックアップローラ70はフィードローラ77の回転中心軸77aを中心に上下方向に回動可能に支持されるピックアップローラホルダ4の回動端に回転自在に保持されている。そして、このピックアップローラ70及び分離搬送ローラ対78は駆動手段である給送モータ48によって回転駆動される。なお、本実施の形態において、給送モータ48としてステッピングモータを用いている。
ピックアップローラホルダ4にはピックアップローラホルダ4を上下方向に回動させるアクチュエータであるソレノイド49が係合されている。なお、本実施の形態において、このソレノイド49はピックアップローラホルダ4に係合している不図示の鉄芯を引き込むことによりピックアップローラホルダ4を上昇させる構成のものである。そして、この移動手段であるソレノイド49により、ピックアップローラ70を図3に示すシートSと当接する当接位置及び後述する図5に示すシートSの上方の待機位置に移動させる。
分離搬送ローラ対78のシート搬送方向下流には下流搬送ローラである搬送ローラ対89が設けられている。ここで、本実施の形態において、画像形成装置のコンパクト化のため、例えば分離搬送ローラ対78により搬送されたシートを搬送ローラ対89に搬送するシート搬送路Rを下方に傾斜させている。このため、シート搬送路Rを構成するガイド部材である上部搬送ガイド90と下部搬送ガイド91はシート給送方向下流側の方が低くなるように傾斜している。
また、分離搬送ローラ対78の方が搬送ローラ対89よりも高い位置に配設されている。このように分離搬送ローラ対78と搬送ローラ対89を配置した場合、シートを搬送する際、シートを極力屈曲させないように分離搬送ローラ対78によるシート搬送方向F1と、搬送ローラ対89によるシート搬送方向F2は異なるようになっている。
なお、分離搬送ローラ対78によるシート搬送方向F1は、フィードローラ77の回転中心軸77aの中心とリタードローラ76の回転中心軸76aの中心を結ぶ直線L1に対して直交する方向である。また、搬送ローラ対89によるシート搬送方向F2は、搬送ローラ対89を構成するローラ89aの回転中心軸89bの中心を結ぶ直線L2に対して直交する方向である。
シート搬送路Rには検知手段である給紙センサ17が配設されている。この給紙センサ17は、ピックアップローラ70と分離搬送ローラ対78によって分離されて搬送されたシートSの先端を検知するものである。
図4は、手差し給紙装置2の制御ブロック図であり、図4に示すように、制御手段である給送制御部10には、プリンタ本体1Aに設けられ、画像形成部1Bの画像形成動作を制御する画像形成制御部6が接続されている。また、給送制御部10には、給送モータ48、給紙センサ17及びソレノイド49が接続されている。
そして、給送制御部10は画像形成制御部6から給送指令が入力されると、給送モータ48を駆動する。これにより、既述した図3の(a)に示すシートと当接する当接位置にあるピックアップローラ70と分離搬送ローラ対78が回転し、最上位シートS1の給送が開始される。この際、最上位シートS1の直下のシートS2が最上位シートS1により連れ送りされる場合がある。
この場合、既述した図3の(b)に示すように、リタードローラ76がフィードローラ77と逆の方向に回転することにより、直下のシートS2は上流側に戻されるので、フィードローラ77に接している最上位シートS1のみが搬送される。最上位シートS1が給送された後、最上位シートS1との間で所定の紙間を形成する所定のタイミングで次にシート、すなわち直下のシートS2の給送が開始される。
ここで、直下のシートS2は重送を防止するため分離搬送ローラ対78により上流側に戻されているが、この時の直下のシートS2の先端位置は、給紙トレイ18と分離搬送ローラ対78との間となっている。このため、直下のシートS2の給送を開始する際の先端位置は一定でなく、給紙トレイ18よりもシート給送方向下流側に位置するようになる。このため、所定のタイミングで直下のシートS2の給送が開始されると、直下のシートS2と最上位シートS1との間隔が狭くなる。
このため、給送制御部10は、最上位シートS1を給送した後、直下のシートS2を給送する際、一旦、直下のシートS2の搬送を停止させるプレレジ制御を行う。即ち、所定のタイミングで直下のシートS2の給送を開始し、直下のシートS2の先端を給紙センサ17が検知すると、給紙センサ17からの信号に基づき給送モータ48を一旦停止させる。なお、本実施の形態においては、直下のシートS2の先端が搬送ローラ対89に達する前に直下のシートS2を一旦停止させる。
また、給送制御部10は、最上位シートS1が搬送ローラ対89を通過してから所定時間経過後、給送モータ48を駆動して分離搬送ローラ対78を回転させ、直下のシートS2を搬送ローラ対89に搬送する。なお、この所定時間とは、最上位シートS1が搬送ローラ対89を確実に通過するに充分な時間を予め計測したものである。そして、このようなプレレジ制御を行うことにより、給送を開始する位置がばらついた直下のシートS2を、最上位シートS1の搬送状況に合わせて適正な間隔で搬送することができる。
ところで、本実施の形態において、図5の(a)に示すように直下のシートS2を停止させた後、ソレノイド49を作動させてピックアップローラホルダ4を上昇させ、ピックアップローラ70を直下のシートS2の上方の待機位置に移動させる。そして、このようにピックアップローラ70を待機位置に移動させた状態で、所定時間経過後に分離搬送ローラ対78によるシートSの給送を再開する。
これにより、直下のシートS2は、図5の(b)に示すように、分離搬送ローラ対78により搬送される。このようにピックアップローラ70を上昇させた状態でシートS2を搬送することにより、ピックアップローラ70の搬送力により、給紙トレイ18上の他のシートが搬送されるのを防ぐことができる。この結果、複数枚のシートが分離搬送ローラ対78に搬送されるのを防ぐことができ、重送の発生を防ぐことができる。
また、本実施の形態においては、既述したように、シート搬送路Rを下方に傾斜させると共に分離搬送ローラ対78によるシート搬送方向F1に対してシート搬送方向F2が異なるように搬送ローラ対89が配置されている。この搬送ローラ対89へとシートSを案内するように搬送ガイド90,91が配設されているため、分離搬送ローラ対78によってシートSがシート搬送方向F1に搬送されると、シートSは上部搬送ガイド90に接触点27にて接触する。
ここで、既述したプレレジ制御においてシートを一旦停止させる際、シートを接触点27より下流で一旦停止させてしまうと、シートは搬送ガイド90と当接した状態で停止する。そして、この状態で所定時間経過後、シートSの搬送を再開すると、シートは搬送ガイド90から接触抵抗を受けるので、分離搬送ローラ対78がスリップし、搬送不良が生じる恐れがある。
そこで、給紙センサ17を、既述した図3の(a)に示すようにフィードローラ77及びリタードローラ76の中心を結ぶ直線L1に対して直交する破線で示す直線L3と上部搬送ガイド90との交点と、分離搬送ローラ対78の間に配置している。なお、本実施の形態において、この交点と接触点27は同一であるが、シートSの剛性が小さい場合には、接触点27は交点よりも下方となる場合もある。これにより、分離搬送ローラ対78で搬送されてきたシートS2を、シート先端が上部搬送ガイド90と接触しない位置、すなわち接触点27よりも上流の位置で停止させることができる。
次に、このように構成された手差し給紙装置2によるシート給送動作について図6に示すフローチャートを用いて説明する。シートの給送が開始されて給送モータの駆動が開始されると、ピックアップローラ70により最上位シートS1が給送される。このとき、既述した図3の(b)に示すように最上位シートS1のみが給送され、直下のシートS2は分離搬送ローラ対78により上流側に戻される。
この後、最上位シートS1が搬送ローラ対89へ搬送されると所定のタイミングで直下のシートS2の給送が開始され(S501)、直下のシートS2がピックアップローラ70及び分離搬送ローラ対78により搬送される。そして、直下のシートS2が給紙センサ17に到達すると(S502のY)、給送制御部10は、給紙センサ17からの検知信号に基づき給送モータの駆動を停止し、シートS2の給送を停止する(S503)。これにより、既述した図5の(a)に示すように、シートS2は、給紙センサ17による検知位置から所定距離下流の所定位置、つまり給紙センサ17と搬送ローラ対89の間で、且つシートS2が上部搬送ガイド90に接触しない位置に停止する。
この後、給送制御部10はソレノイド49をオンさせ、ピックアップローラホルダ4を上昇させる(S504)。これにより、ピックアップローラ70は当接位置から待機位置に移動し、シートS2への圧接を解除する。そして、給送モータを所定時間停止させると(S505のY)、給送モータ48を駆動して給送を再開させる(S506)。これにより、既述した図5の(b)に示すように、シートS2は先行シートと所定の間隔で搬送される。
次に、給送制御部10は、分離搬送ローラ対78により給送されているシートS2が搬送ローラ対89へ搬送された後、シートS2の後端が分離搬送ローラ対78を抜ける前の任意のタイミングとなったかを判断する。そして、任意のタイミングとなり、分離搬送ローラ対78での給送が完了したと判断すると(S507のY)、給送モータ48の駆動を停止し(S508)、シートS2の給送を停止する。
そして、次のシートの給送を開始するまでの間の任意のタイミングでソレノイド49をオフする。これにより、ピックアップローラホルダ4の上昇が解除され、ピックアップローラ70が下降する(S509)。これにより、ピックアップローラ70は、既述した図3の(a)に示すように給紙トレイ18内のシートへ圧接して次の給送が開始可能となる。
この後、次のシートの給送が無いかを判断し(S510)、次のシートの給送が有る場合は(S510のN)、S501〜S509の処理を行い、次のシートの給送が無い場合には(S510のY)、シート給送動作を終了する。
以上説明したように本実施の形態では、給紙センサ17を、上部搬送ガイド90とフィードローラ77の回転中心軸中心及びリタードローラ76の回転中心軸中心を結ぶ直線L1に対して直交する直線L3の交点と、分離搬送ローラ対78の間に配置している。これにより、シートを一旦停止する際、シート先端が上部搬送ガイド90と接触しないようにすることができ、シートの再搬送を開始する際、シートが上部搬送ガイド90から接触抵抗を受けることなく搬送を開始することができる。この結果、シートの再搬送を開始する際、分離搬送ローラ対78のスリップを防止することができ、安定してシートを搬送することができる。
また、本実施の形態では、直下のシートS2を停止させた後、ピックアップローラ70を待機位置に移動させるようにしているので、シートの重送の発生を防ぐことができる。このように、本発明によれば、分離性能と搬送性能を低下させること無く、精度の高い給送搬送制御が可能となる。
なお、近年、市場ニーズにより坪量300〜400[g/m]等の厚紙に対応する画像形成装置が増えてきており、本発明のカラーレーザプリンタにおいても、厚紙に対する対応が可能となっている。ここで、厚紙を用いる場合、シートの剛性によりシートと上部搬送ガイドとの接触抵抗は大きくなるが、本実施の形態のように構成することにより、搬送開始時の分離搬送ローラ対のスリップを防止することができる。
さらに、厚紙になると、画像プロセスや定着性等の要因で、プロセス速度を低速にする必要があり、この場合、プロセス速度に応じてシート給送速度も低速にする必要がある。このため、本実施の形態のカラーレーザプリンタ1においては、給送モータ48としてステッピングモータを用いており、これによりシート給送速度の変化にも容易に対応することができる。
また、例えばシート給送速度が高速の場合、シートを停止させるのに要する距離が長くなる。この場合、給紙センサを分離搬送ローラ対に近づけて配置することにより、シート先端が上部搬送ガイドと接触することなくシートを一旦停止させることができる。つまり、シート給送速度に応じて給紙センサ17の配置位置を変更することにより、シート給送速度にかかわらずシート先端が上部搬送ガイドと接触することなくシートを一旦停止させることができる。
1…カラーレーザプリンタ、1A…カラーレーザプリンタ本体、1B…画像形成部、1E…シート給送装置、2…手差し給紙装置、6…画像形成制御部(制御手段)、17…給紙センサ(検知手段)、18…給紙トレイ(シート支持手段)、23…シート給送部、27…接触点(交点)、48…給送モータ(駆動手段)、49…ソレノイド(移動手段)、70…ピックアップローラ(給送ローラ)、76…リタードローラ(分離ローラ)、76a…リタードローラ76の回転中心軸、77…フィードローラ(搬送ローラ)、77a…フィードローラの回転中心軸、78…分離搬送ローラ対(分離手段)、89…搬送ローラ対(下流搬送ローラ)、90…上部搬送ガイド(ガイド部材)、91…下部搬送ガイド、F1…分離搬送ローラ対によるシート搬送方向、F2…搬送ローラ対によるシート搬送方向、R…シート搬送路、S…シート、S1…最上位シート、S2…直下のシート

Claims (4)

  1. シートを支持するシート支持手段と、
    前記シート支持手段に支持されたシートを送り出す給送ローラと、
    前記給送ローラにより送り出されたシートを搬送する搬送ローラ及び前記搬送ローラに圧接し、前記搬送ローラとの間でシートを分離する分離ローラを有し、シートを1枚ずつ搬送する分離手段と、
    前記分離手段のシート搬送方向下流に設けられ、前記分離手段により搬送されたシートを前記分離手段のシート搬送方向と異なる方向に搬送する下流搬送ローラと、
    前記分離手段と前記下流搬送ローラの間に設けられ、前記分離手段により搬送されるシートを向きを変えながら前記下流搬送ローラに案内するガイド部材と、
    前記分離手段により搬送されるシートを検知する検知手段と、
    前記給送ローラ及び搬送ローラを駆動する駆動手段と、
    前記検知手段からの検知信号に基づき、前記分離手段により搬送されるシートを一旦停止させた後、前記下流搬送ローラに搬送するよう前記駆動手段の駆動を制御する制御手段と、を備え、
    前記検知手段を、前記ガイド部材と前記搬送ローラの回転中心及び前記分離ローラの回転中心を結ぶ直線に対して直交する直線との交点と、前記分離手段の間に配置することを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記制御手段は、前記検知手段がシートを検知するタイミングが早いほど、シートを一旦停止させる時間を長くすることを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 前記給送ローラをシートの上方の待機位置及びシートと当接する当接位置に移動させる移動手段を備え、
    前記制御手段は、シートを一旦停止させた後、前記給送ローラを前記待機位置に移動させ、前記分離手段によるシートの搬送が終了した後、前記給送ローラを前記当接位置に移動させるよう前記移動手段を制御することを特徴とする請求項1又は2記載のシート給送装置。
  4. シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部にシートを給送する請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート給送装置と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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