JP2017154718A - 車両のドア構造 - Google Patents

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    • B60R1/02Rear-view mirror arrangements
    • B60R1/06Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior

Abstract

【課題】高い取付剛性をもって外装部材を支持することができる車両のドア構造を提供する。【解決手段】前部側サイドドア2は、インナパネル12と、インナパネル12よりも車幅方向の外側に配置されたアウタパネルを有する。アウタパネルにおける車外側にドアミラーが配置され、アウタパネルを挟んでドアミラーの車内側に配置され、ドアミラーが取り付けられるベース部材30が配設されている。ベース部材30はインナパネル12に接合されている。【選択図】図3

Description

本発明は、車両のドア構造に関する。
従来、ドアミラーが取り付けられたドアを有する車両がある。このような車両として、例えば、ドアミラーが取り付けられるドアミラーレインフォースメントをドアの内側に設け、接続部材を介してドアミラーレインフォースメントを複数の補強部材に接続したドアミラーの取付構造を備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。このドアミラー取付構造では、ドアミラーの後方配置によるドライバの前側方の良好な視認性を確保しつつ、ドアミラーの配置を利用して専用のドア補強部材を設けることなく、側突時の安全性向上を図っている。
特開2014−97714号公報
しかし、上記特許文献1に開示されたドアミラーの取付構造では、ドアミラーレインフォースメントは、ベルトラインレインフォースメント及びロードパスパイプに接続されている。通常、ドアミラーは車体から車幅方向外側に離れる方向に設置されて機能を発揮するので、車体から離れた分だけドアミラーレインフォースメントにドアミラー(外装部材)の負荷がかかることになり、高い取付剛性が要求されている。
本発明が解決しようとする課題は、高い取付剛性をもって外装部材を支持することができる車両のドア構造を提供することである。
(1)上記の課題を解決するため、本発明の一態様に係る車両のドア構造は、車体(例えば、実施形態の車体1A)に形成された開口(例えば、実施形態の前部側開口1B)を開閉するドア(例えば、実施形態の前部側サイドドア2)を備える車両のドア構造であって、前記ドアは、インナパネル(例えば、実施形態のインナパネル12)と、インナパネルよりも車幅方向の外側に配置されたアウタパネル(例えば、実施形態のアウタパネル11)と、を有し、前記アウタパネルにおける車外側に外装部材(例えば、実施形態のドアミラー4)が配置され、前記アウタパネルを挟んで前記外装部材の車内側に配置され、前記外装部材が取り付けられるベース部材(例えば、実施形態のベース部材30)が配設されており、前記ベース部材は前記インナパネルに接合されていることを特徴とする。
(2)また、本発明の一態様に係る車両のドア構造において、前記ベース部材は、第1ベース部材(例えば、実施形態の第1ベース部材31)と、前記第1ベース部材と前記インナパネルとの間に配置されたパッチ部材(例えば、実施形態のパッチ部材33)とを備えており、前記パッチ部材は、車幅方向に見て前記第1ベース部材と重なる位置に配置されており、前記パッチ部材と前記インナパネルは、弾性部材(例えば、実施形態の弾性部材40)によって接合されてもよい。
(3)また、本発明の一態様に係る車両のドア構造において、前記アウタパネルにおける車幅方向の内側面には、水平方向に延在する補強部材(例えば、実施形態の補強部材21)が配設され、前記補強部材における前記アウタパネル側の面が、前記アウタパネルに対して当接しており、前記ベース部材は、前記ベース部材と前記インナパネルとの接合点を第1接合点(例えば、実施形態の第1接合点51)として、前記第1接合点と異なる第2接合点(例えば、実施形態の第2接合点52)で前記補強部材に対して接合されていてもよい。
(4)また、本発明の一態様に係る車両のドア構造において、前記ベース部材は、前記補強部材における前記アウタパネルと接合される面(例えば、実施形態の当接面21A)よりも車幅方向の内側位置で前記補強部材に接合されていてもよい。
(5)また、本発明の一態様に係る車両のドア構造において、前記インナパネルと前記アウタパネルとを連結する連結部材(例えば、実施形態の連結部材13)が設けられ、前記ベース部材は、一端部(例えば、実施形態の後端部32B)で前記ドアに接合され、他端部(例えば、実施形態の前端部32A)で前記第1ベース部材に接合される長尺状の第2ベース部材をさらに備え、前記ベース部材は、前記第2ベース部材の他端部における第3接合点(例えば、実施形態の第3接合点53)で前記ドアに接合され、前記第1接合点よりも車幅方向の内側部における第4接合点(例えば、実施形態の第4接合点54)で前記連結部材に接合されていてもよい。
(6)また、本発明の一態様に係る車両のドア構造において、前記第1接合点、前記第2接合点、前記第3接合点、及び前記第4接合点のうちの一つの接合点が、他の三つの接合点が位置する平面(例えば、実施形態の平面60S)から外れた位置に配置されていてもよい。
上述した(1)の構成によれば、外装部材が接合されるベース部材がインナパネルに取り付けられている。このため、車幅方向に対して広い範囲に伸ばしてベース部材の接合部を配設することができる。したがって、ベース部材のドアに対する取付剛性を高くできるので、高い取付剛性をもって外装部材を支持することができる。
上述した(2)の構成によれば、パッチ部材は、車幅方向に見て前記第1ベース部材と重なる位置に配置されており、前記パッチ部材と前記インナパネルは、弾性部材によって接合されている。このため、複雑な形状のベース部材であっても、インナパネルに取り付ける際の溶接治具などのスペース及び精度の確保に対する障害となることを抑制できるので、ベース部材の取付を容易に行うことができる。
上述した(3)の構成によれば、前記補強部材における前記アウタパネル側の面が、前記アウタパネルに対して当接しており、ベース部材は、このアウタパネルに接合されている。このため、外装部材に加わる荷重をアウタパネルで協働して受けてアウタパネルまで分散させることができる。さらに、ベース部材は、ベース部材とインナパネルとの接合点を第1接合点として、第1接合点と異なる第2接合点で補強部材に対して接合されている。したがって、ベース部材の剛性をさらに高めることができる。
上述した(4)の構成によれば、ベース部材は、補強部材におけるアウタパネルと接合される面よりも車幅方向の内側位置で接合されているので、車幅方向に足を伸ばすこととなる。したがって、ベース部材の取付剛性を高くすることができる。また、アウタパネルとベース部材とで一体のユニットを形成し、このユニットをインナパネルに取り付ける手順とすることができる。したがって、ドアを製造する際の取付工数を少なくすることができる。
上述した(5)の構成によれば、ベース部材はインナパネルとアウタパネルに接合され、さらに、第2ベース部材の他端部でドアに接合され、第1接合点よりも車幅方向の内側部で連結部材に接合されている。このため、ベース部材は、車幅方向にオフセットした第1接合点と第3接合点の2箇所と、前後方向にオフセットした第1接合点と第4接合点に2箇所でドアに接合されるので、車幅方向と前後方向の両方における取付剛性を高めることができる。
上述した(6)の構成によれば、四つの接合点のうちの一つは他の三つの接合点が含まれる平面から外れた位置に配置される。例えば、接合点が三つ以下である場合には、全ての接合点が同一平面上に含まれてしまい、これらの接合点が含まれる平面に直交する方向から付与される力に対しての耐力が低くなる。この点、四つの接合点のうちの一つは他の三つの接合点が含まれる平面から外れた位置に配置されることにより、方向に依存した耐力の低下を抑制することができる。
本発明の一実施形態にかかるドア構造を適用した車両の側面図である。 車両のドア構造の正断面図である。 アウタパネルを外した車両のドア構造の側面図である。 車両のドア構造の要部分解斜視図である。 車両のドア構造の要部斜視図である。 ベース部材の第4接合点を説明する説明図である。 第1接合点から第4接合点の位置関係を模式的に説明する説明図である。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、「前」「後」「上」「下」については、特別に断らない限り車両についての「前」「後」「上」「下」を意味するものとする。
図1は、本発明の一実施形態にかかるドア構造を適用した車両の側面図、図2は、車両のドア構造の正断面図、図3は、アウタパネルを外した車両のドア構造の側面図、図4は、車両のドア構造の要部分解斜視図、図5は、車両のドア構造の要部斜視図である。図1に示すように、一実施形態に係る車両1は、車体1Aを備えており、車体1Aには前部側開口1B及び後部側開口1Cが形成されている。前部側開口1Bは、前部側サイドドア2によって閉口されており、前部側サイドドア2は、前部側開口1Bを開閉する。
また、後部側開口1Cは、車体1Aにおける前部側開口1Bの後方に配置され、後部側開口1Cは、後部側サイドドア3によって閉口されており、後部側サイドドア3は、後部側開口1Cを開閉する。前部側サイドドア2には、外装部材であるドアミラー4が配置されている。前部側サイドドア2を含む車両1の金属部分は、軽量の非鉄金属、例えばアルミニウムによって構成されている。ただし、その一部または全部が鉄などのアルミニウム以外の金属で構成されていてもよい。
図2に示すように、前部側サイドドア2は、アウタパネル11及びインナパネル12を備えており、アウタパネル11は、インナパネル12よりも車幅方向の外側に配置されている。また、図1に示すドアミラー4は、アウタパネル11の車外側に配置されている。アウタパネル11の上端部とインナパネル12の上端部は、連結部材13を介して連結されている。
アウタパネル11における車幅方向の内側面にインナパネル12が備える補強部材21が配設されている。補強部材21は、車両の前後方向に沿って延在する長尺状の部材であり、インナパネル12の前後方向の略全域にわたって設けられている。また、補強部材21のアウタパネル11側の面は、アウタパネル11に対して略全域で当接されている。
補強部材21における前端部の上方には、ベース部材30が設けられている。ベース部材30には、アウタパネル11を挟んでドアミラー4の車内側に配置されており、ドアミラー4が取り付けられている。ベース部材30は、図3〜図5に示すように、第1ベース部材31及び第2ベース部材32を備えて構成されている。
また、ベース部材30は、図4及び図5に示すように、第1ベース部材31の車幅方向の内側に配置される、パッチ部材33を備えている。パッチ部材33は、車幅方向に見てベース部材30の第1ベース部材31と重なる位置に配置されている。第1ベース部材31は、前部側サイドドア2の上端辺における前方に配置されている。また、第2ベース部材32は、長尺状をなしており、その長手方向が前部側サイドドア2の上端辺に沿うように配置されている。
ベース部材30における第1ベース部材31は、図4に示すように、第1ベース部材本体31A、下足部31B、横足部31C、及び奥板部31Dを備えて構成されている。第1ベース部材本体31Aは、略矩形をなす板状の部材であり、下足部31Bは、第1ベース部材本体31Aから下方に延びる細幅の部材である。横足部31Cは、第1ベース部材本体31Aから後方に延びる細幅の部材であり、奥板部31Dは、第1ベース部材本体31Aから車幅方向の内側に延びる板状の部材である。
第1ベース部材本体31Aは、インナパネル12から離間した位置に配置されており、インナパネル12が形成する面と第1ベース部材本体31Aが形成する面とは、傾斜する位置関係となっている。この第1ベース部材本体31Aとインナパネル12との間にパッチ部材33が介在される。
パッチ部材33は、第1ベース部材31に接合される第1板部33A及びインナパネル12に接合される第2板部33Bを備えている。また、パッチ部材33は、第1板部33Aと第2板部33Bとを接続する接続部33Cを備えている。これらの第1板部33A、第2板部33B、及び接続部33Cは、いずれも板状をなしている。
第1板部33Aは、第1ベース部材31における第1ベース部材本体31Aが形成する面と略平行となる面を備えて構成されている。また、第2板部33Bは、第1板部33Aに対して傾斜する面を備えて構成されている。接続部33Cは、第1ベース部材31が形成する面に略直交する軸と、第2ベース部材32が形成する面に略直交する軸とのいずれの対しても略直交する軸に略直交する面を備えて形成されている。
パッチ部材33における第1板部33Aは、第1ベース部材31における第1ベース部材本体31Aに対して溶接接合されている。また、第2板部33Bは、インナパネル12に対して接合されている。第2板部33Bとインナパネル12との接合に当たり、インナパネル12における第2板部33Bが接合される接合部位であるインナパネル接合部位12Aは、凹凸形状を有している。
第2板部33Bとインナパネル接合部位12Aとの間に、シールなどの粘着性を有する弾性部材40が介在されており、パッチ部材33とインナパネル12は、弾性部材40によって接合されている。弾性部材40は、柔軟性を有しており、インナパネル接合部位12Aの凹凸に沿うようにして変形可能な部材である。このため、インナパネル接合部位12Aが凹凸形状などの複雑な形状であっても、第2板部33Bを接合することができる。ベース部材30は、パッチ部材33を介してインナパネル12に接合されており、第2板部33Bとインナパネル接合部位12Aとの接合点が、ベース部材30とインナパネル12との第1接合点51となる。
第1ベース部材31の下足部31Bの下端部は、補強部材21に接合される。補強部材21には、アウタパネル11に当接される当接面21A及び接合凹部21Bが形成されている。接合凹部21Bは、当接面21Aからわずかに車幅方向内側に凹んで形成されている。第1ベース部材31の下足部31Bは、この接合凹部21Bにおいて図示しない弾性部材を介して補強部材21と接合される。このため、第1ベース部材31の下足部31Bは、補強部材21におけるアウタパネル11と接合される面である当接面21Aよりも車幅方向の内側位置で補強部材21に接合されている。第1ベース部材31における下足部31Bと補強部材21との接合点は、第1接合点51と異なる第2接合点52となる。また、第1ベース部材31における横足部31Cは、第2ベース部材32の他端部となる前端部32Aにボルト接合によって接合されている。なお、第1ベース部材31の横足部31Cと第2ベース部材32の前端部32Aとは、複数点打ちでボルト接合されているが、ボルト接合に代えてスポット接合されていてもよい。
ベース部材30における第2ベース部材32は、その前端部32Aに第1ベース部材の下足部31Bが接続されており、一端部となる後端部32Bはインナパネル12に溶接接合されている。この第2ベース部材32とインナパネル12との接合点が第3接合点53となる。なお、第2ベース部材32の後端部32Bは、ドアサッシュが設けられている場合にはドアサッシュに接合されていてもよい。また、第2ベース部材32の後端部32Bとインナパネル12とは、溶接接合ではなくリベット接合されていてもよいし、ドアサッシュが設けられる場合には、第2ベース部材32の後端部32Bとインナパネル12とドアサッシュとを一緒に接合してもよい。
また、図6に示すように、第1ベース部材31における奥板部31Dは、車幅方向の内側に向けて延出しており、アウタパネル11とインナパネル12との間に介在される連結部材13の下面側まで延在している。奥板部31Dは、溶接接合によって連結部材13に接合されている。奥板部31Dと連結部材13との接合点が第4接合点54となる。こうして、ベース部材30は、第1接合点51〜第4接合点54の四つの接合点でインナパネル12に接合されている。
図2に示すように、第1接合点51と第2接合点52の位置を基準位置とすると、第3接合点53は、基準位置に対して前後方向にオフセットした位置となっている。また、図6に示すように、第4接合点54は、基準位置に対して車幅方向にオフセットした位置となっている。
以上の構成を有するこの実施形態に係る車両のドア構造では、ドアミラー4が接合されるベース部材30がインナパネル12に取り付けられている。このため、車幅方向に対して広い範囲に伸ばしてベース部材30の第1接合点51〜第4接合点54を配設することができる。したがって、ベース部材30の前部側サイドドア2に対する取付剛性を高くできるので、高い取付剛性をもってドアミラー4を支持することができる。
また、ベース部材30におけるパッチ部材33は、車幅方向に見て第1ベース部材31と重なる位置に配置されており、パッチ部材33とインナパネル12は、弾性部材40によって接合されている。一般に、パッチ部材33は小型の部品であるため、比較的に自由に形状を定められるが、インナパネル12は、大型の部品であるため、自由が利かない形状である。このため、インナパネル12の表面に凹凸形状にパッチ部材33におけるインナパネル12との接合面の凹凸形状を近づけ、弾性部材40を介して接続することで、インナパネル12にパッチ部材33を容易に接合することができる。したがって、ベース部材30の取付を容易に行うことができる。
また、ベース部材30は、アウタパネル11に当接する補強部材21に接合されている。このため、ドアミラー4に加わる荷重をインナパネル12とともにアウタパネル11で協働して受けて、インナパネル12のほかにアウタパネル11まで分散させることができる。したがって、ベース部材30の前部側サイドドア2に対する取付剛性をさらに高めることができる。
また、ベース部材30は、補強部材21におけるアウタパネル11と接合される面よりも車幅方向の内側位置で接合されているので、車幅方向に足を伸ばすこととなる。したがって、ベース部材30の前部側サイドドア2に対する取付剛性を高くすることができる。また、アウタパネル11とベース部材30とで一体のユニットを形成し、このユニットをインナパネル12に取り付ける手順とすることができる。したがって、前部側サイドドア2を製造する際の取付工数を少なくすることができる。
また、ベース部材30は第1接合点51及び第2接合点52で前部側サイドドア2に接合され、さらに、前部側サイドドア2の後端部及び第1接合点51よりも内側部においてもそれぞれ第3接合点53及び第4接合点54で前部側サイドドア2に接合される。このため、ベース部材30は、車幅方向にオフセットした第1接合点51と第3接合点との2箇所と、前後方向にオフセットした第1接合点と第4接合点の2箇所で前部側サイドドア2に接合される。したがって、車幅方向と前後方向の両方における取付剛性を高めることができる。
また、四つの接合点である第1接合点51〜第4接合点54のうちの一つ、例えば第4接合点54は、他の三つの接合点、例えば第1接合点51〜第3接合点53が含まれる平面から外れた位置に配置される。接合点が三つ以下である場合には、全ての接合点が同一平面上に含まれてしまい、これらの接合点が含まれる平面に直交する方向から付与される力に対しての耐力が低くなる。この点、図7に模式的に示すように、四つの接合点である第1接合点51〜第4接合点54のうちの一つである第4接合点54は、他の三つの接合点である第1接合点51〜第3接合点53が含まれる平面60Sから外れた位置に配置されている。
例えば、ベース部材30が第1接合点51〜第3接合点53で接合されている場合、第1接合点51〜第3接合点53が含まれる平面60Sに直交する方向以外の方向に対して高い耐力を発揮する。これに対して、平面60Sに直交する方向に荷重60Fに対する体力が低くなる。そこで、平面60Sから外れた位置に第4接合点54が設けられていることにより、平面60Sに直交する方向に対する体力を高めることができる。したがって、方向に依存した耐力の低下を抑制することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、ボルト・ナットが締結されて接合されている各接合部分に代えて、溶接による溶接接合で接合されていてもよい。また、溶接接合されている各接合部分に代えて、ボルト・ナットやリベットが締結されて接合されていてもよい。
1 車両
1A 車体
1B 前部側開口
1C 後部側開口
2 前部側サイドドア
3 後部側サイドドア
4 ドアミラー
11 アウタパネル
12 インナパネル
12A インナパネル接合部位
13 連結部材
21 補強部材
21A 当接面
21B 接合凹部
30 ベース部材
31 第1ベース部材
31A 第1ベース部材本体
31B 下足部
31C 横足部
31D 奥板部
32 第2ベース部材
32A 前端部
32B 後端部
33 パッチ部材
33A 第1板部
33B 第2板部
33C 接続部
40 弾性部材
51 第1接合点
52 第2接合点
53 第3接合点
54 第4接合点
60F 荷重
60S 平面

Claims (6)

  1. 車体に形成された開口を開閉するドアを備える車両のドア構造であって、
    前記ドアは、インナパネルと、前記インナパネルよりも車幅方向の外側に配置されたアウタパネルと、を有し、
    前記アウタパネルにおける車外側に外装部材が配置され、前記アウタパネルを挟んで前記外装部材の車内側に配置され、前記外装部材が取り付けられるベース部材が配設されており、
    前記ベース部材は前記インナパネルに接合されていることを特徴とする車両のドア構造。
  2. 前記ベース部材は、第1ベース部材と、前記第1ベース部材と前記インナパネルとの間に配置されたパッチ部材とを備えており、前記パッチ部材は、車幅方向に見て前記第1ベース部材と重なる位置に配置されており、
    前記パッチ部材と前記インナパネルは、弾性部材によって接合されている請求項1に記載の車両のドア構造。
  3. 前記アウタパネルにおける車幅方向の内側面には、前後方向に延在する補強部材が配設され、前記補強部材における前記アウタパネル側の面が、前記アウタパネルに対して当接しており、
    前記ベース部材は、前記ベース部材と前記インナパネルとの接合点を第1接合点として、前記第1接合点と異なる第2接合点で前記補強部材に対して接合されている請求項2に記載の車両のドア構造。
  4. 前記ベース部材は、前記補強部材における前記アウタパネルと接合される面よりも車幅方向の内側位置で前記補強部材に接合されている請求項3に記載の車両のドア構造。
  5. 前記インナパネルと前記アウタパネルとを連結する連結部材が設けられ、
    前記ベース部材は、一端部で前記ドアに接合され、他端部で前記第1ベース部材に接合される長尺状の第2ベース部材をさらに備え、
    前記ベース部材は、前記第2ベース部材の他端部における第3接合点で前記ドアに接合され、
    前記第1接合点よりも車幅方向の内側部における第4接合点で前記連結部材に接合されている請求項4に記載の車両のドア構造。
  6. 前記第1接合点、前記第2接合点、前記第3接合点、及び前記第4接合点のうちの一つの接合点が、他の三つの接合点が位置する平面から外れた位置に配置されている請求項5に記載の車両のドア構造。
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