JP2017153863A - 離床モニタリング装置 - Google Patents

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良和 本多
小林 充幸
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酒井 一泰
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一泰 酒井
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Abstract

【課題】離床モニタリング装置において、ベッドの利用者の安全性をより向上させる。
【解決手段】離床モニタリング装置は、取得部S120と、判定部S180と、報知制御部S220と、更新部S300とを備える。判定部は、取得部で取得した検出信号に従って、ベッド上の利用者が、設定された規定領域に存在するか否かを繰り返し判定する。報知制御部は、ベッド上の利用者が規定領域内に進入すると、報知する報知制御を実行する。更新部は、ベッド上の利用者がベッド端に至るまでに、報知制御による報知を受けた補助者がベッドに到達していなければ、設定された規定領域を更新する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ベッドからの利用者の離床を監視する離床モニタリング装置に関する。
特許文献1に記載されているように、ベッドの利用者の離床を予測する寝台装置が提案されている。この特許文献1に記載の寝台装置は、ベッドの床板に加わる加重を計測する加重センサと、加重センサで計測された加重信号に基づいて、ベッドの利用者が離床しようとしているか否かを判定する離床予測を実行するコントローラとを備えている。
特許文献1に記載の寝台装置におけるコントローラは、体重が閾値以下であり、かつ、利用者の重心位置が規定領域内である時間が継続して所定時間を超えた場合、利用者が端座位であるものとして、利用者は離床しようとしていると判定している。
特開2008−206869号公報
ところで、ベッドからの利用者の離床を監視する離床モニタリング装置においては、利用者が端座位に至る前に報知し、利用者の安全性を向上させることが求められている。
しかしながら、特許文献1に記載された寝台装置(即ち、離床モニタリング装置)は、利用者が端座位に至って、初めて、利用者が離床しようとしているものと判定している。
つまり、特許文献1に記載された寝台装置(即ち、離床モニタリング装置)では、利用者が端座位に至る前に報知することができず、利用者の安全性をより向上させる必要がある。
そこで、本発明は、離床モニタリング装置において、利用者の安全性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の1つの態様は、取得部(40,S120)と、判定部(40,S180)と、報知制御部(40,S220)と、更新部(40,S300)とを備える離床モニタリング装置(40)に関する。
取得部は、ベッド(2)上の利用者(6)の状況を観測する観測部(10)からの検出信号を取得する。判定部は、取得部で取得した検出信号に従って、ベッド上の利用者が、臥位からベッド上を移動してベッド端に至る経路上に規定された領域である規定領域に存在するか否かを繰り返し判定する。
ここで言う端座位とは、利用者がベッドから足を下ろして座った状態である。ベッド端とは、端座位となるベッド上の位置である。
報知制御部は、判定部での判定の結果、ベッド上の利用者が規定領域内に進入すると、報知する報知制御を実行する。更新部は、ベッド上の利用者がベッド端に至るまでに、報知制御による報知を受けた補助者がベッドに到達していなければ、設定された規定領域を更新する。ここで言う更新は、次回の報知制御による報知を受けた補助者が、ベッド上の利用者が次に離床行動を行いベッド端に至るまでにベッドに到達するように、更新することである。
このような離床モニタリング装置によれば、次回の報知制御による報知を受けた補助者が、次の離床行動によって利用者がベッド端に至る前にベッドに到達する可能性を高めることができる。
これにより、離床モニタリング装置によれば、ベッドの利用者の安全性を向上させることができる。
離床モニタリングシステムの概略構成を示すブロック図である。 離床モニタリング処理の処理手順を示すフローチャートである。 離床モニタリング処理の処理内容を説明する説明図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
<1.1 離床モニタリングシステム>
図1に示す離床モニタリングシステム1は、介助を必要とする利用者6が利用する施設に設置されるシステムである。ここで言う介助を必要とする利用者6が利用する施設とは、例えば、医療機関、介護施設、利用者6の自宅などである。また、ここで言う介助とは、付き添って動作の手助けをすることである。
離床モニタリングシステム1は、ベッド2の利用者6の状況を観測(即ち、モニタリング)し、モニタリングの結果に基づき警報を出力するシステムである。ここで言う利用者の状況とは、ベッド2上における利用者6の様子であり、例えば、ベッド2における利用者6の体圧の分布の状況や、利用者6の呼吸、睡眠の状況である。なお、ベッド2及び利用者6については、図3を参照。
離床モニタリングシステム1は、観測部10と、報知装置20と、制御装置40とを備えている。
観測部10は、ベッド2の利用者6の状況を観測する装置群であり、検出信号を出力する。検出信号は、ベッド2の利用者6の状況を観測した結果を表す信号である。
観測部10は、感圧センサ12と、撮像装置14とを備える。
感圧センサ12は、利用者6の体圧の分布を検出する周知のセンサである。本実施形態における感圧センサ12は、複数の加重センサを有し、その複数の加重センサがシート部材に分散して固定されることで構成されている。加重センサとは、接触による圧力を検出するセンサである。
撮像装置14は、ベッド2の周辺の状況を撮像するカメラである。
報知装置20は、制御装置40で実行された各種処理の結果を出力する。なお、報知装置20は、ベッド2が配置された部屋とは異なる部屋に配置されている。異なる部屋の例として、ナースステーションや、ベッド2が配置される寝室とは異なる部屋(例えば、居間)が考えられる。
制御装置40は、記憶部42と、制御部44とを備えている。
記憶部42は、記憶内容を読み書き可能に構成された記憶装置である。
制御部44は、ROM46,RAM48,CPU50を備えた周知のマイクロコンピュータを有した周知の制御装置である。ROM46は、電源が切断されても記憶内容を保持する必要がある処理プログラムやデータを記憶する。RAM48は、処理プログラムやデータを一時的に記憶する。CPU50は、ROM46やRAM48に記憶された処理プログラムに従って各処理を実行する。
ROM46には、感圧センサ12でのセンシング結果や撮像装置14で撮像した画像に基づいて離床モニタリング処理を制御部44に実行させるための処理プログラムが格納されている。
この離床モニタリング処理とは、ベッド2の利用者6の状況を監視し、利用者6の離床行動の有無を判定する処理である。離床行動とは、利用者6がベッド2から離れる行動である。
この離床モニタリング処理を実行する制御装置40が、離床モニタリング装置として機能する。
<1.2 離床モニタリング処理>
離床モニタリング処理が起動されると、制御部44は、図2に示すように、規定領域を初期領域に設定する(S110)。規定領域とは、臥位から起き上がった利用者6が、ベッド2上を移動してベッド端に至る経路上に規定された領域であり、ベッド端を含む領域である。
臥位とは、寝た状態であり、例えば、伏臥位、仰臥位、側臥位を含む。ベッド端とは、利用者6が端座位となるベッド上の位置である。このベッド端の一例として、ベッド2の長手方向に沿った端辺において、柵が設けられていない足側の端部の位置や頭側の端部の位置が考えられる。また、端座位とは、利用者6がベッド2に腰掛けて、ベッド2から足を下ろして座った状態である。
初期領域とは、詳しくは後述する報知制御による警報が出力されてから補助者8がベッド2に到達するまでの代表的な時間、及び利用者6がベッド上を移動する速度に基づいて設定された領域である。本実施形態における初期領域は、警報が出力されてから補助者8がベッド2に到達するまでの代表的な時間の間に、利用者6がベッド端から移動可能な距離の軌跡を外縁とした領域である。代表的な時間とは、実験などを繰り返した結果に従って統計的に求めた時間であってもよい。
補助者8とは、利用者6を介助する人物である。補助者8として、医療従事者、介護従事者、利用者6の家族などが考えられる。医療従事者とは、医療機関に従事する人物であり、例えば、医師、看護師などである。介護従事者とは、介護に従事する人物であり、例えば、介護福祉士である。
続いて離床モニタリング処理では、制御部44は、観測部10から検出信号を取得する(S120)。そして、制御部44は、S120で取得した検出信号に基づいて、ベッド2の利用者6の姿勢が臥位であるか否かを判定する(S130)。
S130では、制御部44は、感圧センサ12で検出した利用者6の体圧の分布と、規定分布との相関が閾値以上であれば、利用者6の姿勢が臥位であると判定すればよい。なお、規定分布とは、利用者6の姿勢が臥位である場合の体圧の分布として予め規定されたものである。
また、S130では、制御部44は、撮像装置14で撮像した画像を画像処理した結果に基づいて、利用者6の姿勢が臥位であるか否かを判定してもよい。
このS130での判定の結果、利用者6の姿勢が臥位であれば(S130:YES)、利用者6は非覚醒状態であるものとして、制御部44は、経過時間を初期化する(S140)。S140における初期化とは、「0」へと戻すことである。
制御部44は、その後、離床モニタリング処理をS120へと戻す。
一方、S130での判定の結果、利用者6の姿勢が臥位でなければ(S130:NO)、ベッド2の利用者6が覚醒状態であるものとして、制御部44は、ベッド2の利用者6の代表部位の位置を検出する(S150)。
覚醒状態とは、覚醒している状態であり、離床行動を実施する可能性がある状態である。また、代表部位の位置とは、代表的な部位の位置である。本実施形態のS150では、制御部44は、感圧センサ12で検出した利用者6の体圧の分布に基づく重心の位置を、代表部位の位置として検出すればよい。
離床モニタリング処理では、続いて、制御部44は、現在の時刻に対応する時間帯を取得する(S160)。時間帯とは、規定された時刻から、別の規定された時刻までの時間間隔であり、例えば、0時から2時までの時間間隔や、22時から24時までの時間間隔である。
そして、制御部44は、S160で取得した時間帯に覚醒状態であるものと判定された回数のカウント値(以下、覚醒カウント値)を1つインクリメントする(S170)。さらに、制御部44は、S150で検出した利用者6の代表部位の位置が、規定領域内であるか否かを判定する(S180)。
このS180での判定の結果、利用者6の代表部位の位置が規定領域内であれば(S180:YES)、制御部44は、詳しくは後述するS220へと離床モニタリング処理を移行させる。
一方、S180での判定の結果、利用者6の代表部位の位置が規定領域の外側であれば(S180:NO)、制御部44は、現在の時間帯における覚醒カウント値が予め規定された閾値Th以上であるか否かを判定する(S190)。そして、S190での判定の結果、覚醒カウント値が閾値Th未満であれば(S190:NO)、制御部44は、離床モニタリング処理をS120へと戻す。
一方、S190での判定の結果、覚醒カウント値が閾値Th以上であれば(S190:YES)、制御部44は、注意喚起を報知装置20に出力する(S200)。この注意喚起を受信した報知装置20は、利用者6が覚醒状態である旨の注意を出力する。注意の出力は、例えば、利用者6が覚醒状態である旨を音声で出力し表示することである。
さらに、制御部44は、経過時間を初期化する(S210)。
制御部44は、その後、離床モニタリング処理をS120へと戻す。
ところで、利用者6の代表部位の位置が規定領域内である場合(S180:YES)に移行するS220では、利用者6が規定領域内に進入したものとして、制御部44は、報知制御を実行する。この報知制御では、制御部44は、警告信号を報知装置20に出力する。そして、警告信号を受信した報知装置20は、ベッド2上の利用者6が規定領域内に進入しベッド2から離床しようとしている旨の警告を出力する。警告の出力は、例えば、利用者6が離床しようとしている旨を音声で出力し表示することである。
すなわち、S220では、ベッド2上の利用者6が規定領域内に進入すると、報知を実行する。
さらに、制御部44は、補助者8がベッド2に到着したか否かを判定する(S230)。なお、S230では、制御部44は、撮像装置14で撮像した画像を画像処理した結果、その画像に補助者8が写り込んでいれば、補助者8が到着したものと判定してもよい。また、ベッド2の近傍にスイッチを設け、そのスイッチが操作された場合に、制御部44は、補助者8が到着したものと判定してもよい。
このS230での判定の結果、補助者8が到着していなければ(S230:NO)、制御部44は、詳しくは後述するS270へと離床モニタリング処理を移行させる。
一方、S230での判定の結果、補助者8が到着していれば(S230:YES)、制御部44は、現時点での経過時間を到達時間として特定して記憶部42に記憶する(S240)。さらに、S240では、制御部44は、到達時間の代表値を算出する。
到達時間とは、S220にて報知制御が実行されてから補助者8がベッド2に到達するまでの時間長である。到達時間の代表値は、到達時間の代表的な値である。この到達時間の代表値は、同一の時間帯における利用者6の離床行動の際に到達時間を繰り返し特定し、その繰り返し特定された到達時間の代表的な値を求めることで算出すればよい。なお、代表的な値には、平均値、最頻値、中央値、最小値などを含む。
続いて、制御部44は、移動時間を推定して記憶部42に記憶する(S250)。さらに、S250では、制御部44は、移動時間の代表値を算出する。
移動時間とは、覚醒状態であるものと判定されてから利用者6がベッド端に至るまでの時間長である。
そして、S250における移動時間の推定は、利用者6がベッド2上にて覚醒状態となった時点での代表部位の位置からベッド端までの距離を、利用者6の平均の移動速度で移動した場合に要する時間長として推定すればよい。
なお、移動時間の代表値は、移動時間の代表的な値である。この移動時間の代表値は、利用者6が同一の時間帯に覚醒して離床行動を行う際に移動時間を繰り返し推定し、その繰り返し推定された移動時間の代表的な値を求めることで算出すればよい。なお、代表的な値には、平均値、最頻値、中央値、最小値などを含む。
続いて、制御部44は、経過時間を初期化する(S260)。その後、制御部44は、詳しくは後述するS300へと離床モニタリング処理を移行させる。
S230での判定の結果、補助者8がベッド2に到達していない場合に移行するS270では、制御部44は、ベッド2の利用者6が、ベッド2のベッド端に到達したか否かを判定する。
具体的に、S270では、利用者6の代表部位の位置がベッド2のベッド端に一致している場合、利用者6がベッド2のベッド端に到達したものと判定すればよい。ここで言う一致とは、ベッド2のベッド端の位置として規定された座標と、ベッド2の利用者6の代表部位の位置の座標との差分が「0」となることに加えて、差分が「0」と見なせる範囲である許容範囲内となることを含む。
このS270での判定の結果、利用者6がベッド端に到達していなければ(S270:NO)、制御部44は、離床モニタリング処理をS120へと戻す。
一方、S270での判定の結果、利用者6がベッド端に到達していれば(S270:YES)、制御部44は、現時点での経過時間を移動時間として特定して記憶部42に記憶する(S280)。さらに、S280では、制御部44は、移動時間の代表値を算出する。
移動時間とは、覚醒状態であるものと判定されてから利用者6がベッド端に至るまでの時間長である。移動時間の代表値は、移動時間の代表的な値である。この移動時間の代表値は、利用者6が同一の時間帯に覚醒して離床行動を行う際に移動時間を繰り返し特定し、その繰り返し特定された移動時間の代表的な値を求めることで算出すればよい。なお、代表的な値には、平均値、最頻値、中央値、最小値などを含む。
続いて、制御部44は、経過時間を初期化する(S290)。その後、制御部44は、離床モニタリング処理をS300へと移行させる。
S300では、制御部44は、次回の報知制御を受けた補助者8が、ベッド2上の利用者6が次に離床行動を行いベッド端に至るまでにベッド2まで到達するように規定領域を更新する。
ここで言う次回とは、「利用者6が離床行動を繰り返し実行する中で次の離床行動によって実行される」という意味である。
具体的にS300では、制御部44は、利用者6がベッド端に至るタイミングが、補助者8がベッド2に到達するタイミングよりも早ければ、次回算出された到達時間の代表値における終端が、利用者6が次に離床行動を行ってベッド端に至るタイミングよりも前となるように、規定領域を拡大する。この規定領域の拡大は、利用者6の移動速度に基づいて、到達時間の代表値の間に、ベッド端の位置から利用者6が移動可能な最大距離の軌跡を求め、その最大距離の軌跡が規定領域の外縁となるように実施すればよい。
ここで言う今回とは、S120からS300までの一連のサイクルにおいて、今回のサイクルという意味である。
特に、到達時間の代表値が移動時間の代表値よりも長ければ、制御部44は、覚醒状態となったタイミングで報知制御が実行されるように、覚醒状態であるものと判定したタイミングでの代表部位の位置が規定領域の外縁となるように、規定領域の拡大を実施してもよい。
一方、移動時間の代表値よりも到達時間の代表値が短ければ、S330では、制御部44は、規定領域を非更新とする。
制御部44は、その後、離床モニタリング処理をS120へと移行させる。
<1.3 離床モニタリング装置の動作>
次に、ベッド2の利用者6が臥位から離床行動を実施する場合における離床モニタリングシステム1の動作例を説明する。
離床行動を行う利用者6は、ベッド2上において起き上がる(即ち、覚醒状態となる)と、図3に示すように、ベッド端に向かって移動を開始する。そして、離床モニタリングシステム1は、覚醒状態となってから利用者6がベッド端に到達するまでの時間長(即ち、移動時間)を計測する。
そのベッド端に向かって移動する利用者6の代表部位の位置が規定領域に進入すると、離床モニタリングシステム1は、報知制御を実行し警報を出力する。そして、離床モニタリングシステム1は、警報を出力してから補助者8がベッド2に到達するまでの時間長(即ち、到達時間)を計測する。
さらに、離床モニタリングシステム1は、補助者8がベッド2に到達する前に、利用者6がベッド端に到達した場合には、到達時間の代表値の時間内に補助者8がベッド2に到達するように、規定領域を拡大する。
また、離床モニタリングシステム1は、移動時間の代表値と到達時間の代表値とを比較し、到達時間の代表値が移動時間の代表値よりも長ければ、覚醒状態であるものと判定したタイミングでの代表部位の位置が規定領域の外縁となるように、規定領域の拡大を実施してもよい。
[2. 実施形態の効果]
(2a) 離床モニタリングシステム1によれば、次回の報知制御による報知を受けた補助者8が、次に離床行動を行った利用者6がベッド端に至る前にベッド2に到達する可能性を高めることができる。
これにより、離床モニタリングシステム1によれば、ベッド2の利用者6の安全性を向上させることができる。
(2b) 離床モニタリング処理では、移動時間の代表値よりも到達時間の代表値が短ければ、規定領域を非更新としている。
このため、離床モニタリングシステム1によれば、報知制御による報知が必要以上に早期に実行されることを低減できる。
(2c) 離床モニタリング処理では、移動時間を繰り返し特定し、その繰り返し特定した移動時間の代表値を算出している。そして、その移動時間の代表値に基づいて、規定領域を拡大するか否かを判定している。
これにより、離床モニタリングシステム1によれば、規定領域を拡大するか否かの判定に用いる移動時間の信頼性を高めることができる。
(2d) 離床モニタリング処理では、到達時間を繰り返し特定し、その繰り返し特定した到達時間の代表値を算出している。そして、その到達時間の代表値に基づいて、規定領域を拡大するか否かを判定している。
これにより、離床モニタリングシステム1によれば、規定領域を拡大するか否かの判定に用いる到達時間の信頼性を高めることができる。
(2e) 離床モニタリング処理では、利用者6の代表部位の位置が規定領域外であり、かつ、覚醒カウント値が閾値Th以上であれば、利用者6が覚醒状態である旨の注意を出力している。
よって、離床モニタリングシステム1が設置された施設において、補助者8は、ベッド2の利用者6が覚醒状態であるか否かを認識でき、離床行動を利用者6が実施するか否かの判断に必要な情報を取得できる。
[3. その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
(3a) 上記実施形態における観測部10は、感圧センサ12と撮像装置14とを備えていたが、観測部10が備える機器は、これに限るものではない。すなわち、観測部10は、振動センサや、超音波センサ、赤外線センサなどを備えていてもよい。
(3b) 上記実施形態における制御装置40が実行する機能の一部または全部は、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成されていてもよい。
(3c) 上記実施形態においては、ROM46にプログラムが格納されていたが、プログラムを格納する記憶媒体は、これに限るものではなく、半導体メモリなどの非遷移的実体的記憶媒体に格納されていてもよい。
(3d) また、制御装置40は非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行してもよい。このプログラムが実行されることで、プログラムに対応する方法が実現される。
(3e) なお、上記実施形態の構成の一部を省略した態様も本発明の実施形態である。また、上記実施形態と変形例とを適宜組み合わせて構成される態様も本発明の実施形態である。また、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される発明の本質を逸脱しない限度において考え得るあらゆる態様も本発明の実施形態である。
(3f) 上記実施形態の説明で用いる符号を特許請求の範囲にも適宜使用しているが、各請求項に係る発明の理解を容易にする目的で使用しており、各請求項に係る発明の技術的範囲を限定する意図ではない。
[4. 対応関係の一例]
離床モニタリング処理のS120を実行することで得られる機能が、取得部の一例に相当する。S180を実行することで得られる機能が、判定部の一例に相当する。S220を実行することで得られる機能が、報知制御部の一例に相当する。S300を実行することで得られる機能が、更新部の一例に相当する。
また、離床モニタリング処理のS130を実行することで得られる機能が、覚醒判定部の一例に相当する。S250,S280を実行することで得られる機能が、移動計測部の一例に相当する。S240を実行することで得られる機能が、時間計測部の一例に相当する。S170を実行することで得られる機能が、集計部の一例に相当する。S190,S200を実行することで得られる機能が、注意出力部の一例に相当する。
1…離床モニタリング装置 2…ベッド 6…利用者 8…補助者 10…観測部 12…感圧センサ 14…撮像装置 20…報知装置 40…制御装置 42…記憶部 44…制御部 46…ROM 48…RAM 50…CPU

Claims (7)

  1. ベッド(2)上の利用者(6)の状況を観測する観測部(10)からの検出信号を繰り返し取得する取得部(40,S120)と、
    前記利用者がベッドから足を下ろして座った状態を端座位とし、前記端座位となるベッド上の位置をベッド端とし、臥位から前記ベッド上を移動して前記ベッド端に至る経路上に規定された領域を規定領域とし、前記取得部で取得した検出信号に従って、前記ベッド上の利用者が、設定された規定領域に存在するか否かを繰り返し判定する判定部(40,S180)と、
    前記判定部での判定の結果、前記ベッド上の利用者が前記規定領域内に進入すると、報知する報知制御を実行する報知制御部(40,S220)と、
    前記ベッド上の利用者がベッド端に至るまでに、前記報知制御による報知を受けた補助者が前記ベッドに到達していなければ、前記設定された規定領域を更新する更新部(40,S300)と
    を備える、離床モニタリング装置(1)。
  2. 前記取得部で取得した検出信号に従って、前記利用者が覚醒している覚醒状態であるか否かを判定する覚醒判定部(40,S130)と、
    前記覚醒判定部で覚醒状態であるものと判定されてから前記利用者がベッド端に至るまでの時間長である移動時間を計測する移動計測部(40,S250,S280)と
    を更に備え、
    前記更新部は、
    前記移動計測部で今回までに計測された移動時間内に次回の報知制御による報知を受けた前記補助者が前記ベッドに到達するように、前記規定領域を拡大することを、前記規定領域の更新として実行する、請求項1に記載の離床モニタリング装置。
  3. 前記報知制御部で報知制御が実行されてから前記補助者が前記ベッドに到達するまでの時間長である到達時間を計測する時間計測部(40,S240)を、更に備え、
    前記更新部は、
    前記移動計測部で計測された移動時間よりも、前記時間計測部で計測された到達時間が長ければ、前記ベッド上の利用者がベッド端に至るまでに前記報知制御による報知を受けた補助者が前記ベッドに到達していないものとする、請求項1または請求項2に記載の離床モニタリング装置。
  4. 前記更新部は、
    前記移動計測部で計測された移動時間よりも、前記時間計測部で計測された到達時間が短ければ、前記規定領域を非更新とする、請求項3に記載の離床モニタリング装置。
  5. 前記時間計測部は、
    前記報知制御が実行されてから前記補助者が前記ベッドに到達するまでの前記補助者の行動を繰り返し監視して前記到達時間を繰り返し計測し、その繰り返し計測した到達時間の代表値を前記到達時間とする、請求項3または請求項4に記載の離床モニタリング装置。
  6. 前記移動計測部は、
    前記ベッド上の利用者が前記覚醒状態となり前記ベッド端に至るまでの離床行動の有無を繰り返し監視して前記移動時間を繰り返し計測し、その繰り返し計測した移動時間の代表値を前記移動時間とする、請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の離床モニタリング装置。
  7. 前記覚醒判定部での判定の結果、前記覚醒状態であれば、前記覚醒状態となった回数を集計する集計部(40,S170)と、
    前記集計部での集計の結果が、予め定められた閾値以上となると、前記利用者が覚醒状態である旨の注意を出力する注意出力部(40,S190,S200)と
    を更に備える、請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の離床モニタリング装置。
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