JP2017153607A - 生体情報計測装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】計測した生体情報の表示を外部装置で行う場合でも、自身が有する表示装置を有効に活用可能な生体情報計測装置およびその制御方法を提供する。【解決手段】外部装置が接続されていない場合には、生体情報を計測しながら自身の表示装置に表示する。一方、外部装置が接続されている場合、計測した生体情報を外部装置に出力するとともに、自身の表示装置における表示を、外部装置が接続されていないときと異なる、予め定められた表示に変更する。【選択図】図4

Description

本発明は生体情報計測装置およびその制御方法に関する。
生体情報モニタやテレメータのような生体情報計測装置は、心電図、呼吸数、心拍数、血圧、体温、動脈血酸素飽和度(SpO)など、いわゆるバイタルサインの連続的な計測を行う装置である。重症患者については、救急車から手術室への搬送時や、手術室から集中治療室(ICU)への搬送時にもバイタルサインを監視する必要があるため、電池駆動可能な可搬型の生体情報モニタが用いられる。可搬型の生体情報モニタ(以下、可搬型モニタ)は、トランスポートモニタ、移動型モニタ、搬送型モニタなどと呼ばれることもある。
従来、据え置き型の生体情報モニタ(以下、据え置き型モニタ。ベッドサイドモニタやホストモニタなどとも呼ばれる。)が設置された場所(例えば手術室)に患者が到着すると、患者の搬送中に可搬型の生体情報モニタで行っていた計測動作ならびに計測結果の表示動作のうち、少なくとも表示動作を据え置き型モニタに引き継いでいた。計測動作を据え置き型モニタで引き継ぐ場合、患者に装着された各種センサを可搬型モニタから外し、据え置き型モニタにつなぎ換える。これにより、可搬型モニタでの計測動作は終了する。
一方、計測動作は可搬型モニタで継続し、表示動作を据え置き型モニタで引き継ぐ場合には、可搬型モニタを据え置き型モニタに接続し、据え置き型モニタに可搬型モニタから計測結果を出力する。据え置き型モニタは、受信した計測結果を所定のレイアウトで表示する。
特開2014−132931号公報
特許文献1には、据え置き型モニタが可搬型モニタから表示動作を引き継ぐ場合に、可搬型モニタの表示部を原則として非表示状態にすることで、同一の生体情報が両方のモニタ装置で表示されることを避け、省電力化を図る構成が開示されている。
据え置き型モニタの表示部のサイズおよび解像度は、可搬型モニタの表示部より大きいのが一般的である。そのため、据え置き型モニタの表示部の方が、可搬型モニタの表示部より多くの項目を表示できたり、同じ生体情報について、より詳細な、あるいは視認性の高い表示ができたりすることが多い。しかしながら、据え置き型モニタの表示部の大きさにも限度があり、計測される多種多様な生体情報を表示するのに必ずしも十分とは言えない。
そのため、本発明は、計測した生体情報の表示を外部装置で行う場合でも、自身が有する表示装置を有効に活用可能な生体情報計測装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
上述の目的は、患者の生体情報を計測する生体情報計測装置であって、表示装置と、外部装置を接続するためのインターフェースと、インターフェースに外部装置が接続されていない場合、生体情報を計測しながら表示装置に表示させ、インターフェースに外部装置が接続されている場合、計測した生体情報をインターフェースを通じて外部装置に出力するとともに、表示装置における表示を、インターフェースに外部装置が接続されていないときと異なる、予め定められた表示に変更する、制御手段と、を有することを特徴とする生体情報計測装置によって達成される。
このような構成により、本発明によれば、計測した生体情報の表示を外部装置で行う場合でも、自身が有する表示装置を有効に活用可能な生体情報計測装置およびその制御方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る可搬型生体情報モニタを接続可能なモニタネットワークの構成例を示す模式図である。 実施形態に係る可搬型生体情報モニタとホストモニタの機能構成例を示すブロック図である。 実施形態に係る可搬型生体情報モニタの外観例を示す斜視図である。 実施形態に係る可搬型生体情報モニタの動作に係るフローチャートである。 実施形態に係るホストモニタの動作に係るフローチャートである。 実施形態に係る可搬型生体情報モニタのサブモニタモードにおける表示画面の例を示す図である。 実施形態に係る可搬型生体情報モニタのサブモニタモードにおける表示画面の例を示す図である。 実施形態に係る可搬型生体情報モニタのサブモニタモードにおける表示画面の例を示す図である。 実施形態に係る可搬型生体情報モニタのサブモニタモードにおける表示画面の例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明をその例示的な実施形態に基づいて詳細に説明する。以下では、本発明を生体情報計測装置の一例としての可搬型生体情報モニタに適用した実施形態について説明する。ここでいう「可搬型」とは、電池駆動が可能であり、生体情報を計測しながら患者とともに移動させることが可能であることを意味する。なお、本発明は、表示装置を備える生体情報計測装置であって、表示装置を備える他の生体情報処理装置に接続して利用可能な任意の生体情報計測装置に適用可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る可搬型生体情報モニタ(可搬型モニタ)100を接続可能なモニタネットワーク1000の構成例を示す模式図である。モニタネットワーク1000は、複数のホストモニタ200と、1つのセントラルモニタ300とが双方向に通信可能にネットワーク400を通じて接続されている。ホストモニタ200は、可搬型モニタ100を接続可能な、表示装置を有する生体情報処理装置の一例である。ネットワーク400は、有線ネットワーク、無線ネットワーク、もしくは両者の組み合わせによって構成することができる。また、ネットワーク400に接続される機器間の通信プロトコルについても、公知の任意のプロトコルを用いることができる。
ホストモニタ200は、手術室、ICUなどに配置された据え置き型モニタであり、患者の生体情報を計測して、信号波形や計測値(以下、両者をまとめて生体情報データと呼ぶ)を表示する。また、ホストモニタ200は、生体情報データをネットワーク400に送信する。
ホストモニタ200には可搬型モニタ100を例えばケーブル195によって接続可能である。ホストモニタ200は可搬型モニタ100が接続された場合、可搬型モニタ100とネットワーク400上の機器(セントラルモニタ300や他のホストモニタ200)との通信を中継する。例えば、接続された可搬型モニタ100で生体情報の計測を行う場合、ホストモニタ200は可搬型モニタ100から受信する生体情報データを保存し、所定の様式で表示するとともに、ネットワーク400に出力する。これにより、セントラルモニタ300はホストモニタ200を通じて可搬型モニタ100から生体情報データを取得することができる。
また、ホストモニタ200はネットワーク400上のデータを可搬型モニタ100に転送する。これにより、可搬型モニタ100はネットワーク400から必要なデータを取得することができる。
セントラルモニタ300は、例えばナースセンターなどに配置されたネットワーク管理装置(ネットワークサーバ)である。セントラルモニタ300は、ネットワーク400に接続されている機器およびその通信を管理する。セントラルモニタ300はまた、ネットワーク400を通じて各ホストモニタ200から生体情報データを取得し、それらを同時表示することにより、複数の患者の状態を集中的に監視することを可能にする。セントラルモニタ300はまた、取得した生体情報データを蓄積したり、ホストモニタ200でのアラームの発生をネットワーク400上に同報したりする。
セントラルモニタ300は、受信した生体情報データの表示および管理、ネットワーク上の生体情報モニタの管理、制御を行うアプリケーションを、汎用的なパーソナルコンピュータで実行することで実現できる。
図2は、本発明の実施形態に係る可搬型モニタ100と、ホストモニタ200の機能構成例を示すブロック図である。また、図3は可搬型モニタ100の外観例を示す斜視図であり、図1と同じ構成には同じ参照数字を付してある。
可搬型モニタ100は、各種のセンサや計測モジュールを接続可能な入力部110を有し、センサから逐次得られる生体情報データ(信号波形や計測値)を表示したり、異常を検出したりすることにより、患者の状態を常時監視するための装置である。可搬型モニタ100は通常、重症患者など、バイタルサインを監視する必要がある患者に用いられるため、心電図、呼吸数、心拍数、血圧、体温、動脈血酸素飽和度(SpO)など、複数の生体情報を計測する機能を有する。
入力部110は、各種のセンサや計測モジュールを機械的および電気的に接続するコネクタやインターフェースを備える。本実施形態では例示として以下のセンサおよび計測モジュールが接続されているものとする。なお、入力部110に接続される計測モジュールによっては、双方向の通信が可能である。
心電電極111は患者の四肢および/または胸部表面の所定部位に装着される複数の電極からなり、装着部位に応じた誘導波形を検出する。心電電極111の数や種類は計測する誘導波形の数や種類により異なる。また、心電電極間に高周波の微弱な電流を通電して胸郭のインピーダンスを計測し、その変化から胸郭の動きを検出するインピーダンス方式により呼吸数を算出することができる。血圧トランスデューサ112は患者の血管内に挿入されたカテーテルの端部に取り付けられ、血圧を電気信号に変換する。
脈波・SpOセンサ113はいわゆるパルスオキシメータであり、動脈血酸素飽和度(SpO)及び指尖容積脈波を光学的に検出して入力する。酸素と結びついているかどうかによってヘモグロビンの光の吸収度が異なること、また光の波長によっても吸収度が異なることを利用し、一般には赤色光と赤外光の2波長を用いて動脈血酸素飽和度を計測する。また、透過光又は反射光のAC成分が血液量に応じて変化することから、このAC成分を光学指尖容積脈波(PTG:photoplethysmograph)として検出する。
体温センサ114は例えば患者に装着されたサーミスタ温度センサであり、温度に応じた抵抗値を示す。心拍出量センサ115は患者の血管内に留置したサーミスタ温度センサであり、血液温度を計測する。血液温度の時間変化から熱希釈曲線を求め、注入液温度とStewart-Hamilton の公式を応用した式から心拍出量(CO)を得ることができる。また、心拍出量と血圧値とから、血管抵抗(SVR)を求めることができる。なお、心拍出量はインピーダンス法によって非侵襲的に求めてもよい。呼吸ガスセンサ116は呼気中の炭酸ガス(CO)濃度を計測する。なお、図2に示した、入力部110に接続されるセンサおよびモジュールは単なる例示であって、他のものが含まれていてもよいし、図示したもののいくつかがなくてもよい。
非観血血圧計117はカフ、ポンプ、排気弁、圧力センサなどを有する。圧力センサの信号を取得することにより、オシロメトリック法によって非観血的に血圧を計測することができる。非観血血圧は連続的に計測できないため、予め定めた一定周期ごと、あるいは指示がある都度計測を実施する。非観血血圧計117の動作(ポンプおよび排気弁の動作)は入力部110を通じて制御部140が制御する。
前処理部120は、入力部110で受信した生体信号や計測値に対し、A/D変換処理や電源ノイズ除去フィルタの適用など、信号に応じて予め定められた前処理を実行し、バッファメモリ130に保存する。前処理部120はDSPやASICなどのハードウェアで構成してもよいし、制御部140によって少なくとも一部の機能をソフトウェアで実現してもよい。バッファメモリ130は信号の一時的な記憶や、制御部140のワークエリアやビデオメモリとして用いる。
制御部140は例えば中央処理装置(CPU)などのプログラマブルプロセッサとRAM、ROMを有し、ROMに記憶されたプログラムをRAMにロードしてCPUで実行することにより、可搬型モニタ100の動作を制御して全体的な機能を実現する。なお、ROMの少なくとも一部は書き換え可能であってよい。
外部インターフェース(I/F)150は、ホストモニタ200との通信インターフェースであり、装置の筐体に設けられたコネクタで直接、あるいはケーブル195を介してホストモニタ200の外部インターフェース(I/F)250と接続される。ホストモニタ200が接続されているか否か、ホストモニタ200から電源が供給されているか否かは、制御部140によって検出可能である。
アラームインジケータ160は制御部140により、機器の動作、生体情報データなどが予め定められた条件(アラーム設定)に規定された条件を満たすと判定された際に、例えば光や音によって警報を出力して報知するための1つ以上の出力デバイスである。アラームインジケータ160は、代表的には発光素子やスピーカであってよい。警報は重要度(レベル)によりレベル分けし、重要度に応じた警報を出力することができる。なお、警報はアラームインジケータ160だけでなく、タッチディスプレイ170に対するメッセージ表示などと組み合わせることもできる。制御部140は、例えば操作部180に対する所定の操作が検出されると警報の出力を停止する。
タッチディスプレイ170は、タッチパネルの機能を有する表示装置である。制御部140は計測された生体情報データ、例えば心電波形、心拍数、体温、血圧値、呼吸数、呼吸波形の1つ以上を予め定められた表示様式(レイアウト)によりリアルタイムでタッチディスプレイ170に表示させる。また、制御部140は、操作部180やタッチディスプレイ170を通じた指示に応答して、タッチディスプレイ170に表示する内容および/またはレイアウトを変更する。例えば、レイアウトと表示項目との組み合わせの初期設定が複数定義されており、ユーザは操作部180またはタッチディスプレイ170の操作を通じて画面のレイアウトを切り替えたり、表示中のレイアウトに関して表示項目を追加したり削除したりすることができる。なお、後述するように、本実施形態の可搬型モニタ100は、ホストモニタ200に接続されると、タッチディスプレイ170の表示をサブモニタモード用の画面に切り替える。
操作部180は電源スイッチやメニュー表示キーをはじめとしたキー、スイッチ群であり、ユーザが可搬型モニタ100に指示や情報の入力を行うことを可能にする。なお、操作部180を構成するスイッチやキーの少なくとも一部は、タッチディスプレイ170に設けられたタッチパネルと、制御部140によるGUI表示とを組み合わせたソフトウェアスイッチとして実現されてもよい。また、操作部180は外付けのキーやスイッチ(リモコンなど)を含んでもよい。
なお、図示した構成以外にも、メモリカードを取り扱うための構成(メモリカードスロットなど)、プリンタ(レコーダ)などを有してもよい。また、可搬型モニタ100は電池駆動可能であるが、ホストモニタ200と接続されている状態では、外部I/F150を通じてホストモニタ200から電源の供給を受けることができる。外部I/F150を通じて電源を供給されている場合、可搬型モニタ100は外部I/F150からの電源で動作し、また内蔵電池の充電を行う。
このような構成を有する可搬型モニタ100では、例えば操作部180を通じて電源が投入されると、入力部110を通じて受信した生体信号や計測値に対する処理を開始する。具体的には、前処理部120が生体信号や計測値にA/D変換やフィルタ処理などを行って、生体情報データとしてバッファメモリ130に保存し始める。そして、制御部140は、バッファメモリ130に保存された生体情報データに基づく各種パラメータの算出処理、表示処理、評価処理、異常判定処理などを開始する。
また、制御部140は、バッファメモリ130から記憶部190に生体情報データを転送したり、予め設定されたイベントの発生時には、予め定められた情報(例えばイベント発生時における生体情報データなど)をイベントと関連付けて記憶部190に保存したりする。制御部140はさらに、操作部180やタッチディスプレイ170を通じたユーザ指示に応じて生体情報データを解析して所定の様式のレポートを生成し、タッチディスプレイ170への表示やレコーダによる印刷を行う。レポートには様々なものがあるが、生体信号の経時変化やイベントの発生などを把握するのに役立つリスト出力やトレンド出力はレポートの代表例である。
制御部140は、外部I/F150を監視し、外部I/F150に外部装置が接続されたことを検知すると、外部装置との通信を確立し、外部装置の情報(例えば装置の種類や機能に関する情報)を取得する。制御部140はまた、外部装置がネットワークに接続されている場合には、ネットワーク管理装置との通信も確立する。制御部140は外部装置またはネットワーク管理装置からの要求に応じて、外部I/F150を通じた生体情報データの出力を開始する。
制御部140は、外部I/F150に表示装置を備えた生体情報処理装置(例えばホストモニタ200のような生体情報計測装置)が接続されたことを検知すると、タッチディスプレイ170の表示制御を通常モードからサブモニタモードに切り替える。通常モードが可搬型モニタ100を単体で用いる際の表示制御モードであるのに対し、サブモニタモードは、可搬型モニタ100で計測した生体情報データの表示動作を外部装置が行う場合の表示制御モードである。サブモニタモードでは、可搬型モニタ100のタッチディスプレイ170を補助表示装置および補助制御装置の少なくとも一方として機能させるための表示を行う。サブモニタモードにおける表示制御や動作の例については後で詳しく説明する。
ホストモニタ200は、可搬型モニタ100と同様の機能を有しており、基本的な構成要素は可搬型モニタ100と同じである。ホストモニタ200の構成要素210〜290は可搬型モニタ100の構成要素110〜190と同様の機能を有するため、重複する説明は省略し、主にホストモニタ200に特徴的な構成及び動作について説明する。
ホスト制御部240は例えば中央処理装置(CPU)などのプログラマブルプロセッサとRAM、ROMを有し、ROMに記憶されたプログラムをRAMにロードしてCPUで実行することにより、ホストモニタ200の動作を制御して全体的な機能を実現する。なお、ROMの少なくとも一部は書き換え可能であってよい。
外部I/F250は可搬型モニタ100を接続するためのインターフェースであり、接続された可搬型モニタ100と双方向通信を行ったり、可搬型モニタ100に電源を供給したりするために用いられる。例えば、ホストモニタ200の操作部280やタッチディスプレイ270を操作することにより、可搬型モニタ100の動作に関する各種の設定を行うことができる。バッファメモリ230は入力部210および前処理部220を通じて計測した生体情報データ、もしくは外部I/F250を通じて可搬型モニタ100から受信した生体情報データを一時的に保存するために用いられる。また、バッファメモリ230は、ホスト制御部240のワークエリアとして用いられたりする。
ホストモニタ200の通信部293は、ホストモニタ200がネットワーク400上の機器(例えばセントラルモニタ300)と通信を行うことを可能にする。通信部293は有線通信部でも無線通信部でもよい。また、ホスト制御部240は、外部I/F250を通じて可搬型モニタ100から受信した生体情報データを、通信部293を通じてネットワーク400に送信する。さらに、ホスト制御部240は、可搬型モニタ100宛のデータを、通信部293を通じて受信し、外部I/F250を通じて可搬型モニタ100に転送する。このようにホスト制御部240は、可搬型モニタ100とネットワーク400上の機器との通信を中継する。
ホスト制御部240はまた、外部I/F250を通じて可搬型モニタ100から受信した生体情報データを、記憶部290に保存したり、予め定められたレイアウトでタッチディスプレイ270に表示したりする。また、ホスト制御部240は、操作部280やタッチディスプレイ270を通じたユーザ指示や、あるいは可搬型モニタ100から外部I/F250を通じて受信する指示に応じて生体情報データの表示レイアウトを変更する。例えば、レイアウトと表示項目との組み合わせの初期設定が複数定義されており、ユーザは操作部280またはタッチディスプレイ270の操作を通じて画面のレイアウトを切り替えたり、表示中のレイアウトに関して表示項目を追加したり、削除したりすることができる。なお、本実施形態では、可搬型モニタ100からはホストモニタ200の画面表示に関し、レイアウト単位での変更のみを指示可能とするが、項目の追加や削除の指示を行えるようにしてもよい。
ホストモニタ200のタッチディスプレイ270は一般的には可搬型モニタ100のタッチディスプレイ170よりも大きく、可搬型モニタ100より多くの情報を一度に表示できたり、同じ情報をより大きく表示できたりする。そのため、ホストモニタ200における生体情報データの表示レイアウト(表示項目の種類、数、表示サイズ、表示区間の大きさなど)は、可搬型モニタ100における生体情報データの表示レイアウトと異なりうる。
バス292はホストモニタ200の構成要素間を相互接続する。
ここで、ホストモニタ200と可搬型モニタ100のアラーム設定に関して説明する。ホストモニタ200と可搬型モニタ100とはそれぞれ独立した装置であり、かつ使用環境も異なることから、ホストモニタ200と、接続された可搬型モニタ100とでアラーム設定の内容が異なりうる。そのため、本実施形態では、生体情報モニタのように生体情報データの監視機能を有する装置同士が接続されたことが判明した場合、それぞれの生体情報モニタの制御部間において、アラーム設定の取り扱いに関して決定する。
例えば、可搬型モニタ100とホストモニタ200が接続された場合、制御部140とホスト制御部240とが外部I/F150,250を介して通信し、例えば(1)それぞれのモニタで独立に有効とする、(2)ホストモニタ200のアラーム設定を可搬型モニタ100のアラーム設定に合わせる、(3)可搬型モニタ100のアラーム設定をホストモニタ200のアラーム設定に合わせる、のいずれかを決定することができる。
決定は任意の方法で行うことができるが、例えば個々のモニタのアラーム設定に優先度が関連付けられていれば、優先度の高いモニタのアラーム設定に合わせることを決定し、少なくとも一方のアラーム設定に優先度が関連付けられていないか、同じ優先度であれば個々のモニタ装置のアラーム設定を有効と決定することができる。なお、アラーム設定に関する決定は上述の(1)〜(3)に限定されず、例えば可搬型モニタ100ではアラーム出力を行わないといった、他の決定を行ってもよい。
上述したアラーム設定に関する決定はユーザが行ってもよい。例えば可搬型モニタ100とホストモニタ200との距離が離れている場合には、可搬型モニタ100のアラーム設定をホストモニタ200のアラーム設定に合わせたり、可搬型モニタ100を監視する医療従事者とホストモニタ200を監視する医療従事者との目的が異なる場合には可搬型モニタ100のアラーム設定をホストモニタ200のアラーム設定と独立したままにしたりすることができる。
次に、図4に示すフローチャートを用いて、本実施形態における可搬型モニタ100が生体情報の計測処理と並行して実施する処理について説明する。以下に説明する可搬型モニタ100の動作は、制御部140が有する1つ以上のプログラマブルプロセッサによりプログラムを実行し、可搬型モニタ100の各部の動作を制御することにより実現される。なお、処理の少なくとも一部が専用のハードウェアによって実現されてもよい。
本実施形態において、可搬型モニタ100の制御部140は、生体情報の計測、保存、表示、監視処理などの通常計測処理を実行しながら、外部I/F150を監視している(S201)。そして、外部I/F150に外部装置が接続されたと判定されると(S201,Y)、処理をS203に進める。外部I/F150に外部装置が接続されたかどうかは、例えば外部装置が接続されると電位が変化する、外部I/F150の特定の信号線の電位に基づいて判定することができるが、他の任意の方法を用いうる。
S203で制御部140は、予め定められた、通信を確立するための手順を実行し、外部I/F150に接続された外部装置との間で通信を確立する。また、制御部140は、外部装置から、外部装置の情報(例えば装置の種類や機能に関する情報)を取得する。この情報に基づいて、制御部140は外部装置が表示処理を受け渡すことが可能な、表示装置を有する生体情報処理装置かどうかを知ることができる。ここでは、制御部140は、接続された外部装置がホストモニタ200であると判別する。制御部140は、外部装置が生体情報の監視機能を有する装置であることが判別可能なこの時点において上述したアラーム設定に関する決定を外部装置との間で行うことができる。
S205で制御部140は、外部装置(以下、ホストモニタ200とも呼ぶ)を通じて、ホストモニタ200が接続されているネットワーク400の管理装置であるセントラルモニタ300との通信を確立する。制御部140は、外部I/F150およびホストモニタ200を通じて、セントラルモニタ300との間で例えばローカルエリアネットワークに参加する際に実行する公知の手順を実行することにより、セントラルモニタ300との間の通信を確立することができる。
S207で制御部140は、可搬型モニタ100の動作モードを通常モードからサブモニタモードに移行させる。サブモニタモードは、通常モードで実行する生体情報の計測、保存、表示、監視処理などの通常計測処理のうち、少なくとも表示および監視処理を外部装置で実行することを前提としたモードである。サブモニタモードに移行すると、制御部140は、少なくとも以下の動作を実行する。
・外部I/F150を通じてセントラルモニタ300へ生体情報データの送信を開始
・タッチディスプレイ170の表示を変更
また、上述したアラーム設定に関する決定に基づいて、生体情報データの監視処理の実行を停止してもよい。
なお、S203で取得した外部装置の情報から、外部I/F150に接続された外部装置が、生体情報データの表示機能および監視機能を有さないことが判明した場合、制御部140はS207でサブモニタモードに移行せず、通常モードの動作を継続しながら、セントラルモニタ300への生体情報データの送信だけを開始してもよい。
S209で制御部140は、操作部180から何らかの指示入力があったか否かを判定し、指示入力があったと判定されればS219へ、判定されなければS211へ、それぞれ処理を進める。
S211で制御部140は、外部I/F150を通じて他床でアラームが発生したことの通知を受信したか否かを判定し、受信したと判定されればS221へ、判定されなければS213へ、それぞれ処理を進める。なお、この通知は例えば、ネットワーク400上のホストモニタ200のいずれかからアラーム発生の通知をセントラルモニタ300が受信したことにより、セントラルモニタ300が例えば同報データとしてネットワーク400に送信したものであってよい。
S213で制御部140は、外部I/F150を通じて他床で計測された生体情報データを受信したか否かを判定し、受信したと判定されればS215へ、判定されなければS217へ、それぞれ処理を進める。なお、ここで受信の有無を判定する生体情報データは後述する他床選択画面を通じて指定された特定の他床で計測された生体情報データである。
S215で制御部140は、S213で受信した、他床で計測された生体情報データをタッチディスプレイ170に表示し、処理をS217に進める。ここでの表示は、通常モードにおいて可搬型モニタ100が計測した生体情報データを表示するのと同様のレイアウトで行う。これにより、他床に出向くことなしに、指定した他床における患者の生体情報を確認することができる。
S217で制御部140は、外部装置(ホストモニタ200)との接続が解除されたか否かを判定し、解除されたと判定されればS219へ処理を進め、解除されたと判定されなければS209に処理を戻す。接続の解除は、接続の判定と同様に外部I/F150の特定の信号線の電位に基づいて判定することができる。
S221で制御部140は、S209で入力された指示が、画面の切り替え指示か否かを判定し、画面の切り替え指示と判定されればS223へ、判定されなければS225へ、それぞれ処理を進める。画面の切り替え指示は、例えばタッチディスプレイ170に対する特定のタッチ操作(例えばスワイプ操作やフリック操作)であっても、操作部180を構成するキーの操作によるものであってもよい。本実施形態では、サブモニタモードにおいてタッチディスプレイ170に表示するために用意された初期画面(サブモニタモード用画面)が複数種類存在する場合、画面の切り替え指示によって別のサブモニタモード用画面に切り替えることができる。なお、サブモニタモードに移行した際に表示するサブモニタモード用画面は設定によって決定される。サブモニタモード用画面の具体例については後述する。
S223で制御部140は、画面の切り替え指示に応じて、表示画面を切り替えて、処理をS209に戻す。なお、制御部140は、画面の切り替え指示がタッチディスプレイ170や操作部180に対する操作に基づくものであれば、操作に応じた表示画面をタッチディスプレイ170に表示する。一方、画面の切り替え指示が他床でのアラーム発生の通知である場合(S211から移行してきた場合)には、タッチディスプレイ170に他床表示指定画面(後述)を表示させる。
S225で制御部140は、S209で入力された指示に応じた処理を実行し、処理をS209に戻す。ここで実行する処理は、表示中の画面の種類や、操作されたキーの種類に応じて異なるため、具体的な画面を用いて後述する。
次に、図5のフローチャートを用いて、ホストモニタ200の動作について説明する。
本実施形態において、ホスト制御部240は、外部I/F250を監視し(S301)、外部I/F250に外部装置が接続されたと判定されると(S301,Y)、処理をS303に進める。外部I/F250に外部装置が接続されたかどうかは、例えば外部装置が接続されると電位が変化する、外部I/F250の特定の信号線の電位に基づいての判定することができるが、他の任意の方法を用いうる。
S303でホスト制御部240は、予め定められた、通信を確立するための手順を実行し、外部I/F250に接続された外部装置との間で通信を確立する。また、ホスト制御部240は、外部装置から、外部装置の情報(例えば装置の種類や機能に関する情報)を取得する。この情報に基づいて、ホスト制御部240は外部装置が生体情報計測装置であることや、計測中であることを知ることができる。ここでは、ホスト制御部240は、接続された外部装置が可搬型モニタ100であると判別する。また、ホスト制御部240は、上述したアラーム設定に関する決定を制御部140との間で実行する。
S305でホスト制御部240は、外部装置(以下、可搬型モニタ100とも呼ぶ)と、ネットワーク400上の機器間のデータ転送(中継)処理を開始する。具体的には、ホスト制御部240は、外部装置から受信したネットワーク400上の機器(例えばセントラルモニタ300)宛のデータを通信部293からネットワーク400に送信する。また、ホスト制御部240は、通信部293がネットワーク400から受信した同報データや可搬型モニタ100宛てのデータを、外部I/F250から可搬型モニタ100に送信する。あるいは、ホスト制御部240は、データの宛先を判別することなく、通信部293がネットワーク400から受信する全てのデータを外部I/F250から可搬型モニタ100に送信してもよい。ホストモニタ200がネットワーク400と、外部I/F250に接続された外部装置(可搬型モニタ100)とのデータを中継することで、可搬型モニタ100とネットワーク400上の機器との通信が可能になる。
S307でホスト制御部240は、可搬型モニタ100から外部I/F250で受信する生体情報データを通信部293によってネットワーク400に送信しながら、バッファメモリ230に読み込む。また、ホスト制御部240は生体情報データをバッファメモリ230から記憶部290に保存する。従って、ホストモニタ200の記憶部290には、可搬型モニタ100が接続されてからの生体情報データが保存される。ホスト制御部240はさらに、バッファメモリ230に読み込んだ生体情報データを、設定されている様式でタッチディスプレイ270に順次表示する。これにより、可搬型モニタ100が通常モードにおいて実行していた生体情報データの表示処理がホストモニタ200に引き継がれ、タッチディスプレイ170より大きなタッチディスプレイ270での生体情報の確認が可能になる。
加えてホスト制御部240は、バッファメモリ230に読み込んだ生体情報データが、例えば上述したアラーム設定に関する決定結果に基づくアラーム設定に該当するかどうかを判別する監視処理を開始する。アラーム設定に該当する事象が検出されると、ホスト制御部240はアラームインジケータ260によって警報を出力する。
外部I/F250から受信する生体情報データの表示および監視を開始すると、ホスト制御部240は、生体情報データの表示および監視に関わる指示入力と、表示および監視処理の終了の指示入力のみを受け付ける動作モード(外部データ表示モード)に移行してもよい。外部データ表示モードは、終了の指示入力が検出された場合か、外部I/F250から外部装置が取り外された(接続が解除された)ことが検出された場合に解除することができる。
S309でホスト制御部240は、操作部280またはタッチディスプレイ270から何らかの指示入力があったか否かを判定し、指示入力があったと判定されればS319へ、判定されなければS311へ、それぞれ処理を進める。
S311でホスト制御部240は、外部装置(可搬型モニタ100)との接続が解除されたか否かを判定し、解除されたと判定されればS313へ処理を進め、解除されたと判定されなければS309に処理を戻す。接続の解除は、接続の判定と同様に外部I/F250の特定の信号線の電位に基づいて判定することができる。
S319でホスト制御部240は、S309で入力された指示が、画面の表示様式(レイアウト)の切り替え指示か否かを判定し、表示様式の切り替え指示と判定されればS321へ、判定されなければS323へ、それぞれ処理を進める。画面の切り替え指示は、例えばタッチディスプレイ270に対する特定のタッチ操作(例えばスワイプ操作やフリック操作)であってもよいし、操作部280を構成するキーの操作によるものであってもよい。本実施形態では、タッチディスプレイ270の画面レイアウトが複数種類存在する場合、レイアウトの切り替え指示によって別のレイアウトに切り替えることができる。
S321でホスト制御部240は、レイアウトの切り替え指示に応じて、生体情報データの画面レイアウトを切り替えて、処理をS309に戻す。
S323でホスト制御部240は、S309で入力された指示に応じた処理を実行し、処理をS309に戻す。例えばS309で入力された指示が、表示中のレイアウトに対する項目の追加や削除の指示であれば、ホスト制御部240は指示に応じて表示項目を変更し、タッチディスプレイ270の表示を更新する。なお、外部データ表示モードに移行していて、S309で入力された指示が終了指示であった場合、ホスト制御部240は処理をS313に進めればよい。
次に、図6〜図9を用いて、本実施形態に係る可搬型モニタ100がサブモニタモードに移行した際に表示する画面の具体例について説明する。
サブモニタモードに移行した場合、生体情報モニタに本来要求される各種の生体情報のリアルタイム表示はホストモニタ200で行われる。これは主に、可搬型モニタ100よりもホストモニタ200の方が大きな表示装置を備えていることによる。しかしながら、例えばホストモニタ200において長時間波形(トレンド画面やリスト画面)を表示させたり、各種の設定や指示を入力するための画面を表示させたりすると、生体情報データの表示が少なくとも部分的に視認できなくなる。
本実施形態の可搬型モニタ100は、ホストモニタ200のような、生体情報データの表示機能を有する外部装置に接続されると、自身の表示装置を補助表示装置や補助操作装置として機能させるサブモニタモードに移行する。そして、画面表示を、サブモニタモード用の画面表示(サブモニタ表示)に切り替える。
そして、サブモニタ表示においては、従来、生体情報データの表示の少なくとも一部を隠すように表示されていた画面を表示したり、画面の大きさの制約から、小さく表示されていた情報をより視認しやすく表示したりする。これにより、生体情報データの表示を外部装置で行う場合であっても、外部装置での生体情報データの表示が視認できなくなる状態を削減したり、外部装置で視認性の良くない情報をより確認しやすくしたりして、外部装置よりも通常は患者に近い位置に置かれる可搬型モニタ100の表示装置を有効に活用することを可能にする。
図6(a)は、可搬型モニタ100のサブモニタモードにおける表示画面の一例としての日時表示画面を示す。日時表示画面は、現在の日付(年月日)および時刻(時分秒)の表示を含む。なお、日付や時刻のフォーマット(例えば和暦/西暦、12時間/24時間表示、年月日の桁数や順序、表示の大きさ、文字や背景の色、フォント、書体など)は任意に設定することができる。また、さらに曜日を表示しても良い。なお、日時は生体情報データの一般的な表示レイアウトにおいて小さく表示される情報の一例であり、他の同様の情報についても、サブモニタモードで動作する可搬型モニタ100で表示することができる。
さらに、時計表示画面を(カウントアップまたはカウントダウン)タイマー画面にすることもできる。例えば時計表示画面内の「タイマー」キー601が操作されると、制御部104はタイマーにセットする時間を設定する子画面を表示し、この画面に含まれる「スタート」キーが操作されると、その時点で子画面に設定されていた時間を計測するタイマーをスタートさせ、子画面を消去し、図6(a)における時刻表示の代わりに時間のカウントアップまたはカウントダウンを表示するタイマー画面を表示する。タイマー画面に対して操作がなされると、制御部140は、カウントの一時停止、終了、リセットを行うための子画面を表示する。なお、複数のタイマーを設定可能であっても良いし、「タイマー」キーの操作によって自動的にカウントアップが開始され、操作時点からの経過時間が表示されるようにしてもよい。これにより、例えば手術開始からの経過時間などを容易かつ明確に把握することができる。
図6(b)は、可搬型モニタ100のサブモニタモードにおける表示画面の一例としての心拍数表示画面を示す。心拍数はホストモニタ200においても表示される項目であるが、重要な情報であるため、可搬型モニタ100の表示装置を利用して、より視認性のよい表示を行うことができる。特に、可搬型モニタ100とホストモニタ200との距離がある場合など、可搬型モニタ100の位置からホストモニタ200の表示装置が見づらい場合などにおいて有用である。なお、図6(b)に示すように、目的とする情報(ここでは心拍数)の視認性が悪くならない範囲で別の情報を追加表示してもよい。
図7(a)は、可搬型モニタ100のサブモニタモードにおける表示画面の別の例としてのリスト画面を示す。リスト画面は、可搬型モニタ100の記憶部190やホストモニタ200の記憶部290に保存されている過去の計測データのうち、特定の項目について、間隔設定キー713の操作によって設定された時間(ここでは5分)を1区間として、区間ごとの代表値(例えば平均値)を一覧表示する画面である。
図7(a)に示す例では、リスト画面に表示する項目群として、心拍数(HR)、パルスオキシメータで得られた拍動数(PR_SpO)、動脈酸素飽和度(SpO)、非観血観測血圧(NIBP)で得られた収縮期圧(S)、拡張期圧(D)、および平均圧(M)が設定されているものとする。リスト画面に表示する項目群は複数設定可能であり、リストキー714の操作によって項目群を切り替えることができる。また、設定キー715の操作により、表示中の項目群に含まれない任意の項目に関する計測データを追加表示させることができる。
各項目に対する測定値を一覧表示する計測値表示領域710には、項目ごとに、直近の区間を含む複数の区間における計測値の代表値が表示される。図7(a)では、直近の区間(16:55<時刻≦17:00の区間)が右端に表示され、左にいくほど古い区間が表示されるように構成されているが、逆であってもよいし、列と行の割り当てを入れ替えるなど、他の様式であってもよい。また、アラームが発生した区間については、区間のインデックスとアラームの対象となった測定値とを他の区間や測定値と視覚的に区別して表示する。図7(a)の例では、16:45の区間(16:40<時刻≦16:45の区間)において心拍数(HR)にアラームが発生したため、16:45の区間を示すインデックス領域717と、その区間におけるHRの計測値領域718との背景色が他の領域と異なっている。
計測値表示領域710に表示される計測値の区間は、区間戻し/送りキー712により1区間単位で、ページ戻し/送りキー711により1ページ単位で、それぞれ変更することができる。なお、1ページとは、計測値表示領域710に一度に表示される全区間である。また、記録キー716は、レコーダが可搬型モニタ100またはホストモニタ200に接続されている場合に、表示中のリスト画面のプリントを指示するためのキーである。
また、リスト画面において、計測値表示領域710の上部には、計測値表示領域710に表示される計測値の区間より大きな区間を表示するための時間軸表示領域720が設けられている。時間軸表示領域720には、現在時刻から数時間(ここでは24時間)分の時間軸721、スライダ722、アラーム戻し/送りキー723、24時間戻し/送りキー724、最新時刻移動キー725が含まれる。
制御部140は、時間軸721上の位置指定操作(例えばタップ操作やスライダ722の移動操作)に応答して、計測値表示領域710の表示を、時間軸721上で指定された位置に対応した区間を最新の区間とした範囲の計測値に更新する。また、アラーム戻し/送りキー723が操作されると、制御部140は、計測値表示領域710の表示を、1つ前/後のアラーム発生区間を最新の区間とした範囲の計測値に更新する。同様に、24時間戻し/送りキー724が操作されると、制御部140は、計測値表示領域710の表示を、24時間前/後の区間を最新の区間とした範囲の計測値に更新する。なお、可搬型モニタ100の記憶部190に24時間前(後)の区間の計測値が存在しない場合、24時間戻し(送り)キー724を操作不能としたり、表示様式を変更(非表示を含む)したりしてもよい。最新時刻移動キー725が操作されると、制御部140は計測値表示領域710の表示を、直近の区間を最新の区間とした範囲の計測値に更新する。
図7(b)は、可搬型モニタ100のサブモニタモードにおける表示画面の別の例としてのトレンド画面を示す。トレンド画面は、可搬型モニタ100の記憶部190に保存されている過去の計測データのうち、特定の項目について、表示範囲キー731の操作によって指定される長さの経時変化を、指標やグラフなどの形式で視覚的に把握するための画面である。図7(b)において、リスト画面と同様の機能を有するキーについては同じ参照数字を付して説明を省略する。
図7(b)に示す例では、トレンド画面に表示する項目として、心拍数(HR)、動脈酸素飽和度(SpO)、非観血観測血圧(NIBP)で得られた収縮期圧と拡張期圧が設定されているものとする。トレンド画面に表示する項目群は複数設定可能であり、トレンドキー732が操作されると、制御部140は表示項目群を切り替える。また、設定キー715が操作されると、制御部140は追加あるいは削除可能な項目の選択画面を表示し、選択された項目に関する計測データを追加表示させたり、表示を中止したりする。
各項目に対する経時変化をグラフ状に表示するトレンド表示領域730には、現在時刻から表示範囲キー731で設定された時間分遡った範囲の計測値の経時変化が表示される。図7(b)の例では現在時刻が右端に表示され、左にいくほど古い計測値が表示されるように構成されているが、逆であってもよいし、他の様式であってもよい。また、アラームが発生した区間については、ステータスバー733において、対応する時間範囲を他の範囲と視覚的に区別して表示する。図7(b)の例では、18:30〜19:00の区間でアラームが発生したため、その区間734を他の区間と異なる色で表示している。
トレンド表示領域730に対する位置指定操作がなされると、制御部140は、指定された位置に応じた時刻の具体的な計測値を記憶部190から読み出し、例えばポップアップ表示する。スライダ737はカーソル736を有し、ステータスバー733上を移動可能である。制御部140は、カーソル736の位置に対応する時刻における測定値を記憶部190から読み出し、例えばポップアップ表示する。カーソル736には拡大表示キー735が付随しており、拡大表示キー735が操作されると制御部140は、トレンド表示領域730に表示する計測値の範囲を、カーソル736の位置に対応する時刻を中心として、表示範囲キー731で設定された時間(ここでは4時間)よりも短い(例えば1時間)の範囲に変更する。
図7(a),(b)に示したような長時間波形画面またはレポート画面は、従来、計測中の生体情報データの表示画面に切り替えて表示され、レポート画面の表示中は計測中の生体情報データを見ることができなかった。本実施形態では、現在計測中の生体情報データの表示を継続したまま、可搬型モニタ100においてレポート画面を確認することができる。
図8(a)は、可搬型モニタ100のサブモニタモードにおける表示画面の別の例としての他床表示指定画面を示す。他床表示指定画面は、ネットワーク400に接続されている他のホストモニタ200で計測された生体情報データを、可搬型モニタ100で表示させるための画面である。他床表示指定画面は、サブモニタモードに移行した際の初期画面としてや、画面切り替え指示に応じて表示されるだけで無く、他床アラームを受信したことに応答しても表示される。また、通常モードにおいても操作部180やタッチディスプレイ170の操作によって表示することができる。
他床表示指定画面は、可搬型モニタ100において、可搬型モニタ100が生体情報を計測中の患者とは別の患者の生体情報データを表示するにあたり、表示する生体情報データ(あるいは表示する生体情報データに対応する患者、ベッド、ホストモニタのいずれかであってもよい)を指定するための画面である。ここでは、ベッドを指定することにより、可搬型モニタ100で表示する、他の生体情報モニタで計測された生体情報を指定する画面の例を示している。患者(ベッド)指定領域810には、エリア指定領域820で指定されたエリア内に登録されているベッドの一覧が選択可能に表示される。図8(a)の例では、エリア指定領域820において「全体」キー821が選択されているため、患者指定領域810には全てのベッドが一覧表示されている。なお、ここでは全ベッドを一度に患者指定領域810に表示できず、4ページ分に渡ることがインジケータ812で示されている。ページ戻し/送りキー811が操作されると、制御部140は患者指定領域810のページを切り替える。図8(a)の例では、表示中のページが最初のページであるため、ページ戻しキーは選択不能に表示されている。
エリア指定キー822のいずれかが選択されている場合、制御部140は選択されているエリアに登録されているベッドを選択可能に患者指定領域810に表示する。なお、エリアとベッドとの対応はエリア設定キー815を操作すると表示される画面を通じて変更することができる。
アラーム音OFFキー813は、他床でのアラーム発生を可搬型モニタ100のアラームインジケータ160で出力するかどうかを設定するキーである。図8(a)の例では出力しない状態に設定されている。また、アラーム表示キー814が操作されると制御部140は、可搬型モニタ100のアラームインジケータ160でどの他床のアラームを出力するかを指定するための画面を表示する。また、全エリア(またはエリア指定キー822で指定されているエリア内)のベッドのうち、アラームが発生しているベッドだけを抽出して患者指定領域810に一覧表示するキーを他床表示指定画面に含めてもよい。
患者指定領域810においていずれかのベッドが指定されると、制御部140はセントラルモニタ300に対し、指定されたベッドに対応するホストモニタ200からセントラルモニタ300に送信される生体情報データの転送要求を送信する。これに応答してセントラルモニタ300は、要求された生体情報データの可搬型モニタ100への転送を開始する。これにより、制御部140は指定された他床の生体情報データを取得することができる。なお、セントラルモニタ300に生体情報データの転送を依頼する代わりに、指定されたベッドに対応するホストモニタ200を送信元とするデータをネットワーク400から抽出することで生体情報データを取得してもよい。
他床表示指定画面においてベッドが指定され、指定されたベッドにおいて計測されている生体情報データの取得が開始されると、制御部140は画面表示を例えば図8(b)に示すような他床表示画面に切り替える。他床表示画面は、可搬型モニタ100が通常モードで実施する(自身が計測した)生体情報データの表示と同様のレイアウトで、他床で計測された生体情報データを表示する画面であってよい。
従って、制御部140は、生体情報表示領域830に、予め定められたレイアウトで所定の項目に関する表示を実行する。また制御部140は、ページ戻し/送りキー834の操作に応じてページを切り替え、ページに対応付けられた項目について表示する。表示中の他床でのアラーム発生を可搬型モニタ100のアラームインジケータ160で出力している場合、アラーム音中断キー831の操作に応じて制御部140は出力を停止させる。また、波形設定キー832および計測値設定キー833の操作に応答して制御部140は、画面に表示する波形や計測値の項目の変更を行うための画面を表示する。
レポート画面と同様、他床表示指定画面や他床表示画面は従来、計測中の生体情報データの表示画面に切り替えて表示され、これらの画面の表示中は計測中の生体情報データを見ることができなかった。本実施形態では、現在計測中の生体情報データの表示を継続したまま、可搬型モニタ100において他床表示の指定や他床の生体情報データを確認することができる。
図9(a)は、可搬型モニタ100のサブモニタモードにおける表示画面の別の例としてのショートカットキー画面を示す。ショートカットキー画面は、現在計測を行っている可搬型モニタ100に関する設定画面の呼び出しや機能の実行をワンタッチで指示することを可能にする。どのようなショートカットキーを含めるかは予め設定されているが、ユーザが変更することが可能である。
NIBP START/STOPキー901は、非観血血圧の計測開始・停止を指示するためのキーである。最初の操作で、制御部140は非観血血圧計117を用いた非観血血圧の計測を開始する。非観血血圧の計測中にNIBP START/STOPキー901が操作されると、制御部140は非観血血圧の計測を停止する。
CO2ゼロキー902は、呼吸ガスセンサ116によるCO計測のキャリブレーションの実行を指示するためのキーであり、例えばアダプタの交換時などに用いられる。CO2ゼロキー902が操作されると、制御部140は、呼吸ガスセンサ116のキャリブレーションを実行する。
アラーム音中断キー903は、可搬型モニタ100が発生するアラーム音の中断を指示するためのキーである。アラーム音中断キー903が操作されると、可搬型モニタ100はアラームインジケータ160によるアラーム音の出力を停止する。
血圧ゼロバランスキー904は、血圧トランスデューサ112を用いた観血血圧計測のキャリブレーションの実行を指示するためのキーであり、例えば患者の対位に変化があった場合などに用いられる。血圧ゼロバランスキー904が操作されると、制御部140は血圧トランスデューサ112のキャリブレーションを実行する。
COスタートキー905は、心拍出量センサ115を用いたCO計測の開始を指示するために用いられる。COスタートキー905が操作されると、制御部140はCO計測を実行する。CO計測は例えば所定回数の計測を実行し、その平均値を計測値とするものであってよい。
レビューキー906は、上述したリスト画面やトレンド画面など、計測済みの生体情報データを用いて、経時変化、統計的な情報、発生したイベントと対応する計測値などを確認するための画面(長時間波形画面、レビュー画面などとも呼ばれる)を呼び出すためのキーである。レビューキー906が操作されると、制御部140はリスト画面、トレンド画面など、予め定められた複数のレビュー画面のいずれかを指定するための画面を表示し、指定されたレビュー画面の表示を行う。
図9(b)は、可搬型モニタ100のサブモニタモードにおける表示画面の別の例として、ホストモニタ200の表示レイアウトの変更指示画面を示す。上述のように、ホストモニタ200は、予め用意された複数のレイアウトのいずれかを用いて、計測中の生体情報データを表示している。通常、ホストモニタ200における表示レイアウトの変更は、ホストモニタ200の操作部280またはタッチディスプレイ270の操作を必要とするが、本実施形態では、可搬型モニタ100からホストモニタ200に表示レイアウトの変更を指示する。
具体的には、制御部140は、複数のレイアウト指定キー911を有するレイアウト変更指示画面をタッチディスプレイ170に表示する。そして、操作されたレイアウト指定キー911に対応するレイアウトでの表示を行うように、外部I/F150を通じてホスト制御部240に要求する。ホスト制御部240は、要求に応じて生体情報データの表示レイアウトを変更する。
従来、ホストモニタ200での生体情報データ表示画面のレイアウト変更を行うには、ホストモニタ200の操作部280またはタッチディスプレイ270の操作によって、図9(b)に示すようなレイアウト変更指示画面を表示させ、選択されたレイアウト指定キーに応じてホスト制御部240が表示レイアウトを変更する手順が必要だった。そのため、レイアウト変更指示画面によって生体情報データの表示画面が隠されていた。これに対し本実施形態では、可搬型モニタ100から遠隔的にレイアウト変更を指示できるため、生体情報データの表示画面が隠されることがない。また、可搬型モニタ100の位置からの変更が可能となるため、例えばホストモニタ200の近くに手の空いた者がいない場合であっても、表示レイアウトを変更することができる。
制御部140は、上述した図4のS209において画面の切り替え指示が入力された場合、S223において、上述した様々な画面(他床表示画面を除く)のいずれかに表示画面を切り替えることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、計測した生体情報データの表示を外部装置が有する表示装置で行うような使用形態においても、自身が有する表示装置を有効に活用できる生体情報計測装置を実現することができる。
(他の実施形態)
上述の実施形態においては、可搬型モニタが接続される外部装置がホストモニタである例について説明したが、外部装置は生体情報モニタとしての表示機能を実行可能な任意の装置であってよく、生体情報の計測機能は必須では無い。
また、上述したサブモニタモードにおける表示例に示した表示項目やレイアウトは単なる例示であり、他の表示項目が含まれたり、表示項目が少なかったりしてもよい。本発明の本質は、表示機能を有する生体情報計測装置において測定した生体情報の表示を外部装置で実施する場合であっても、生体情報計測装置の表示機能を有効に活用することにある。従って、上述した例以外の表示を行うように構成することも本発明に含まれる。
また、上述の実施形態では、表示装置としてタッチディスプレイを用いる構成について説明した。そのため、表示画面に含まれるボタンやキーなどのGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)のタッチ操作が可能であった。表示装置がタッチパネル機能を有さない場合には、表示画面に含まれるGUIを、操作部を構成するハードウェアスイッチやボタンに割り当てることによって同様の機能を実現できる。
本発明は、上述の実施形態に係る処理を、生体情報計測システム又は装置、あるいは生体情報処理システム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサによって実施させるプログラムとしても実現可能である。従って、このようなプログラムや、プログラムを記録したコンピュータ可読記録媒体もまた本発明を構成する。また、上述の実施形態に係る処理を、ハードウェア(例えばASICやプログラマブルロジックなど)を用いて実施することもできる。
100…可搬型モニタ、110,210…入力部、120,220…前処理部、130,230…バッファメモリ、140…制御部、150,250…外部I/F、170,270…タッチディスプレイ、180,280…操作部、200…ホストモニタ、240…ホスト制御部

Claims (10)

  1. 患者の生体情報を計測する生体情報計測装置であって、
    表示装置と、
    外部装置を接続するためのインターフェースと、
    前記インターフェースに外部装置が接続されていない場合、生体情報を計測しながら前記表示装置に表示させ、前記インターフェースに外部装置が接続されている場合、計測した前記生体情報を前記インターフェースを通じて前記外部装置に出力するとともに、前記表示装置における表示を、前記インターフェースに前記外部装置が接続されていないときと異なる、予め定められた表示に変更する、制御手段と、
    を有することを特徴とする生体情報計測装置。
  2. 前記外部装置が、前記生体情報の表示機能を有する装置であることを特徴とする請求項1に記載の生体情報計測装置。
  3. 前記予め定められた表示が、前記外部装置で表示される複数の項目の一部、あるいは前記インターフェースに前記外部装置が接続されていない場合に前記表示装置に表示する複数の項目の一部を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の生体情報計測装置。
  4. 前記予め定められた表示が、前記生体情報計測装置で計測された生体情報の経時変化を表す表示であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の生体情報計測装置。
  5. 前記予め定められた表示が、前記表示装置で表示する、前記生体情報計測装置とは異なる生体情報計測装置で計測された生体情報を指定するための項目を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の生体情報計測装置。
  6. 前記制御手段はさらに、前記項目で指定された生体情報を前記外部装置を通じて受信し、前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項5に記載の生体情報計測装置。
  7. 前記予め定められた表示が、前記生体情報計測装置もしくは前記外部装置に指示を入力するためのGUIの表示を含むことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の生体情報計測装置。
  8. 前記表示装置がタッチディスプレイであることを特徴とする請求項7に記載の生体情報計測装置。
  9. 表示装置と、
    外部装置を接続するためのインターフェースとを有し、
    患者の生体情報を計測する生体情報計測装置の制御方法であって、
    前記インターフェースに外部装置が接続されているか否かを判定する工程と、
    前記インターフェースに外部装置が接続されていないと判定される場合、生体情報を計測しながら前記表示装置に表示させる工程と、
    前記インターフェースに外部装置が接続されていると判定される場合に、計測した前記生体情報を前記インターフェースを通じて前記外部装置に出力する工程と、
    前記インターフェースに外部装置が接続されていると判定される場合に、前記表示装置における表示を、前記インターフェースに前記外部装置が接続されていないときと異なる、予め定められた表示に変更する工程と、
    を有することを特徴とする生体情報計測装置の制御方法。
  10. 生体情報計測装置が有するコンピュータを、請求項1から請求項7に記載の生体情報計測装置の制御手段として機能させるためのプログラム。
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