JP2017152261A - 燃料電池システム及びその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】弁装置の故障時に簡易な制御により迅速に燃料電池への燃料ガスの供給を継続することができる燃料電池システム及びその運転方法を提供する。【解決手段】燃料電池システム10は、水素ガス供給路52に並列に設けられたインジェクタ54及びBPインジェクタ60を備える。この燃料電池システム10の運転方法では、故障検知部100によってインジェクタ54又はBPインジェクタ60の故障を検知する故障検知工程と、故障検知工程で故障が検知された場合に水素ガス供給制御部98がインジェクタ54及びBPインジェクタ60のそれぞれを互いに等しい操作量で開弁制御する弁制御工程とを行う。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池と、燃料電池に燃料ガスを導く燃料ガス供給路と、燃料電池に酸化剤ガスを導く酸化剤ガス供給路とを備える燃料電池システム及びその運転方法に関する。
例えば、特許文献1には、燃料電池に燃料ガスを供給する複数のインジェクタを燃料ガス供給路に並列に設けた燃料電池システムが提案されている。この燃料電池システムでは、発電電流等に応じて各インジェクタの操作量(開度又は開弁時間等)を設定している。
特開2014−107057号公報
上述した燃料電池システムにおいて、インジェクタ(弁装置)が故障した場合であっても、簡易な制御により迅速に燃料電池への燃料ガスの供給を継続できることが望まれている。
本発明は、前記の提案に関連してなされたものであり、弁装置の故障時に簡易な制御により迅速に燃料電池への燃料ガスの供給を継続することができ、ユーザの利便性を向上させることができる燃料電池システム及びその運転方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る燃料電池システムは、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池と、前記燃料電池に前記燃料ガスを導く燃料ガス供給路と、前記燃料電池に前記酸化剤ガスを導く酸化剤ガス供給路と、前記燃料ガス供給路に並列に設けられ、前記燃料電池に導かれる前記燃料ガスの流量を調整可能な複数の弁装置と、各前記弁装置を制御する燃料ガス供給制御部と、前記弁装置の故障を検知する故障検知部と、を備え、前記燃料ガス供給制御部は、前記弁装置の故障が前記故障検知部によって検知された場合に各前記弁装置を互いに等しい操作量で開弁制御することを特徴とする。
上記の構成を採用した本発明の燃料電池システムによれば、弁装置の故障が故障検知部によって検知された場合に各弁装置を互いに等しい操作量で開弁制御するため、簡易な制御により迅速に燃料電池への燃料ガスの供給を継続できる。これにより、燃料ガスの供給不足による燃料電池システムの運転停止を抑えることができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
上記の燃料電池システムにおいて、前記燃料電池から排出された使用後の前記燃料ガスである燃料排ガスを前記燃料ガス供給路に導く循環流路と、前記燃料排ガスを前記燃料ガス供給路に送り込む循環ポンプと、を備え、前記燃料ガス供給制御部は、前記弁装置の故障が前記故障検知部によって検知された場合に前記循環ポンプを駆動させてもよい。
このような構成によれば、循環ポンプの作用によって燃料ガスを燃料電池に効率的に導くことができるため、燃料電池のアノード側の水を効率的に燃料電池から排出することができる。これにより、燃料電池のアノード側に水が溜まることを抑制できるので、発電を良好に継続できる。
上記の燃料電池システムにおいて、前記燃料ガス供給制御部は、前記弁装置の故障が前記故障検知部によって検知された場合に前記燃料電池の出力電流が大きいほど前記循環ポンプの出力を大きくしてもよい。
このような構成によれば、燃料電池の出力電流が比較的大きくなり燃料電池のアノード側の水量が多くなると予想される場合であっても、循環ポンプの出力を大きくするため、燃料電池のアノード側に水が溜まることを効率的に抑えることができる。
上記の燃料電池システムにおいて、複数の前記弁装置は、第1弁装置及び第2弁装置を有し、前記燃料ガス供給路は、前記第1弁装置が設けられた第1流路と、前記第2弁装置が設けられ、前記第1流路における前記第1弁装置の下流側に接続する第2流路と、を有し、前記第1弁装置の下流側における前記第1流路及び前記第2流路の接続部と前記第1弁装置との間には、前記燃料排ガスを前記第1流路に混合させるエゼクタが設けられ、前記循環ポンプの消費電力に関連する物理量に基づいて前記第1弁装置及び前記第2弁装置のいずれが故障しているのかを判定する故障判定部をさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、第2弁装置の故障時には第1弁装置の故障時よりも循環ポンプの消費電力が大きくなるため、各弁装置に故障検知機能を設ける必要なく、故障している弁装置を容易に判定することができる。
上記の燃料電池システムにおいて、前記燃料ガス供給制御部は、前記第2弁装置が故障していると前記故障判定部にて判定された場合に前記循環ポンプの駆動を停止してもよい。
このような構成によれば、第1弁装置及びエゼクタによって燃料排ガスを燃料電池に循環させながら循環ポンプの駆動を停止して消費電力を削減することができる。
上記の燃料電池システムにおいて、負荷が必要とする電力に基づいて前記燃料電池の発電量を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記弁装置の故障が前記故障検知部によって検知された場合に前記燃料電池の発電量を制限してもよい。
このような構成によれば、アノードストイキ不足(燃料ガス不足)になることを抑制できるので、燃料電池の劣化を抑えることができる。
上記の燃料電池システムにおいて、前記弁装置は、インジェクタであってもよい。
このような構成によれば、燃料電池に供給する燃料ガスの流量を容易に制御することができる。
本発明に係る燃料電池システムの運転方法は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池と、前記燃料電池に前記燃料ガスを導く燃料ガス供給路と、前記燃料電池に前記酸化剤ガスを導く酸化剤ガス供給路と、前記燃料ガス供給路に並列に設けられ、前記燃料電池に導かれる前記燃料ガスの流量を調整可能な複数の弁装置と、を備える燃料電池システムの運転方法であって、前記弁装置の故障を検知する故障検知工程と、前記故障検知工程によって前記弁装置の故障が検知された場合に各前記弁装置を互いに等しい操作量で開弁制御する弁制御工程と、を行う、ことを特徴とする。
このような燃料電池システムの運転方法によれば、上述した燃料電池システムと同様の作用効果を奏する。以下に示す燃料電池システムの運転方法についても同様である。
上記の燃料電池システムの運転方法において、前記故障検知工程によって前記弁装置の故障が検知された場合に、循環ポンプを駆動することにより前記燃料電池から排出された使用後の前記燃料ガスである燃料排ガスを前記燃料ガス供給路に送り込むポンプ駆動工程を行ってもよい。
上記の燃料電池システムの運転方法において、前記ポンプ駆動工程では、前記燃料電池の出力電流が大きいほど前記循環ポンプの出力を大きくしてもよい。
上記の燃料電池システムの運転方法において、複数の前記弁装置は、第1弁装置及び第2弁装置を有し、前記燃料ガス供給路は、前記第1弁装置が設けられた第1流路と、前記第2弁装置が設けられ、前記第1流路における前記第1弁装置の下流側に接続する第2流路と、を有し、前記第1弁装置の下流側における前記第1流路及び前記第2流路の接続部と前記第1弁装置との間には、前記燃料排ガスを前記第1流路に混合させるエゼクタが設けられ、前記ポンプ駆動工程の後で、前記循環ポンプの消費電力に関連する物理量に基づいて前記第1弁装置及び前記第2弁装置のいずれが故障しているのかを判定する故障判定工程を行ってもよい。
上記の燃料電池システムの運転方法において、前記故障判定工程によって前記第2弁装置が故障していると判定された場合に前記循環ポンプの駆動を停止するポンプ停止工程を行ってもよい。
上記の燃料電池システムの運転方法において、前記故障検知工程によって前記弁装置の故障が検知された場合に、前記燃料電池の発電量を制限する発電量制限工程を行ってもよい。
本発明によれば、弁装置の故障時に、弁装置の故障が前記故障検知部によって検知された場合に各弁装置を互いに等しい操作量で開弁制御するため、弁装置の故障時に簡易な制御により迅速に燃料電池への燃料ガスの供給を継続することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る燃料電池システムの概略構成説明図である。 燃料電池システムの運転方法を説明するフローチャートである。 前記運転方法の変形例を説明するフローチャートである。
以下、本発明に係る燃料電池システム及びその運転方法について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る燃料電池システム10は、例えば、燃料電池電気自動車等の燃料電池車両(図示せず)に搭載される。
燃料電池システム10は、燃料電池スタック(燃料電池)12を備える。燃料電池スタック12には、燃料ガスである、例えば、水素ガスを供給する燃料ガス供給装置14と、酸化剤ガスである、例えば、空気を供給する酸化剤ガス供給装置16と、冷却媒体を供給する冷却媒体供給装置18が設けられる。燃料電池システム10は、さらにエネルギ貯蔵装置であるバッテリ20と、システム制御装置である制御部22とを備える。
燃料電池スタック12は、複数の発電セル24が水平方向又は鉛直方向に積層される。発電セル24は、電解質膜・電極構造体26を第1セパレータ28及び第2セパレータ30で挟持する。第1セパレータ28及び第2セパレータ30は、金属セパレータ又はカーボンセパレータにより構成される。
電解質膜・電極構造体26は、例えば、水分が含まれたパーフルオロスルホン酸の薄膜である固体高分子電解質膜32と、前記固体高分子電解質膜32を挟持するアノード電極34及びカソード電極36とを備える。固体高分子電解質膜32は、フッ素系電解質の他、HC(炭化水素)系電解質が使用される。
第1セパレータ28は、電解質膜・電極構造体26との間に、アノード電極34に水素ガスを導くための水素ガス流路(燃料ガス流路)38を設ける。第2セパレータ30は、電解質膜・電極構造体26との間に、カソード電極36に空気を供給するための空気流路40を設ける。互いに隣接する第1セパレータ28と第2セパレータ30との間には、冷却媒体を流通させるための冷却媒体流路42が設けられる。
燃料電池スタック12には、水素ガス入口44a、水素ガス出口44b、空気入口46a、空気出口46b、冷却媒体入口48a及び冷却媒体出口48bが設けられる。水素ガス入口44aは、各発電セル24の積層方向に貫通するとともに、水素ガス流路38の供給側に連通する。水素ガス出口44bは、各発電セル24の積層方向に貫通するとともに、水素ガス流路38の排出側に連通する。水素ガス流路38、水素ガス入口44a及び水素ガス出口44bにより、アノード流路が構成される。
空気入口46aは、各発電セル24の積層方向に貫通するとともに、空気流路40の供給側に連通する。空気出口46bは、各発電セル24の積層方向に貫通するとともに、空気流路40の排出側に連通する。空気流路40、空気入口46a及び空気出口46bにより、カソード流路が構成される。
冷却媒体入口48aは、各発電セル24の積層方向に貫通するとともに、冷却媒体流路42の供給側に連通する。冷却媒体出口48bは、各発電セル24の積層方向に貫通するとともに、冷却媒体流路42の排出側に連通する。
燃料ガス供給装置14は、高圧水素を貯留する水素タンク50を備え、この水素タンク50は、水素ガス供給路(燃料ガス供給路)52を介して燃料電池スタック12の水素ガス入口44aに連通する。水素ガス供給路52は、燃料電池スタック12に水素ガスを供給する。
水素ガス供給路52は、インジェクタ54及びエゼクタ56が直列に設けられたメイン供給路(第1流路)58aと、前記インジェクタ54及び前記エゼクタ56を跨いで設けられたバイパス供給路(第2流路)58bとを有する。
インジェクタ54は、メイン供給路58aを流れる燃料ガスの流量を調整可能な電磁弁を有する第1弁装置である。エゼクタ56は、インジェクタ54から導かれた水素ガスを利用して後述する水素循環流路66の水素排ガス(燃料排ガス)を吸い込み、前記水素ガスに混合して下流側に吐出するものである。
バイパス供給路58bは、メイン供給路58aにおけるエゼクタ56よりも下流に接続している。バイパス供給路58bには、BP(バイパス)インジェクタ60が設けられる。すなわち、インジェクタ54及びBPインジェクタ60は、並列に設けられている。BPインジェクタ60は、バイパス供給路58bを流れる燃料ガスの流量を調整可能な電磁弁を有する第2弁装置である。BPインジェクタ60は、燃料電池スタック12の始動時や高負荷発電が要求された際等に、高濃度な水素を供給するために使用されるサブインジェクタである一方、インジェクタ54は、通常の発電時に主として使用されるメインインジェクタである。
燃料電池スタック12の水素ガス出口44bには、水素ガス排出路(オフガス配管)62が連通する。水素ガス排出路62は、アノード電極34で少なくとも一部が使用された水素ガスである水素排ガスを、燃料電池スタック12から導出する。水素ガス排出路62には、気液分離器64が接続されるとともに、前記気液分離器64の下流から分岐する水素循環流路(循環流路)66を介してエゼクタ56が接続される。水素循環流路66には、水素ポンプ(循環ポンプ)68が設けられる。水素ポンプ68は、特に始動時に、水素ガス排出路62に排出された水素排ガスを、水素循環流路66を通って水素ガス供給路52に循環させる。
水素ガス排出路62の下流には、パージ流路70の一端が連通するとともに、前記パージ流路70の途上には、パージ弁72が設けられる。気液分離器64の底部には、主に液体成分を含む流体を排出する排水流路74の一端が接続される。排水流路74の途上には、ドレイン弁76が配設される。燃料ガス供給装置14は、アノード流路の水素ガス圧力を検出するために、例えば、水素ガス供給路52に水素ガス入口44aの近傍に位置して圧力センサ78を備え、前記圧力センサ78の検出信号が制御部22に送られる。
酸化剤ガス供給装置16は、燃料電池スタック12の空気入口46aに連通する空気供給路(酸化剤ガス供給路)80と、燃料電池スタック12の空気出口46bに連通する空気排出路82とを備える。空気供給路80の途上には、大気からの空気を圧縮して供給するエアポンプ84が配設される。空気供給路80は、燃料電池スタック12に空気を導入し、空気排出路82は、カソード電極36で少なくとも一部が使用された空気である排出空気を、燃料電池スタック12から排出する。
冷却媒体供給装置18は、燃料電池スタック12の冷却媒体入口48aに接続される冷却媒体供給路86を備え、前記冷却媒体供給路86の途上には、水ポンプ88が配置される。冷却媒体供給路86は、ラジエータ90に接続されるとともに、前記ラジエータ90には、冷却媒体出口48bに連通する冷却媒体排出路92が接続される。
制御部22は、負荷が必要とする電力に基づいて燃料電池スタック12の発電量を制御する。負荷としては、例えば、図示しない走行用モータ及び水素ポンプ68等が挙げられる。なお、負荷は、エアポンプ84及び水ポンプ88等を含んでいてもよい。制御部22には、燃料電池スタック12の出力電流を検出する図示しない電流センサの検出信号が送られる。
制御部22は、操作量設定部96、水素ガス供給制御部(燃料ガス供給制御部)98、故障検知部100、暫定操作量算出部102及び故障判定部104を有する。
操作量設定部96は、インジェクタ54の操作量及びBPインジェクタ60の操作量を設定する。ここで、インジェクタ54の操作量は、インジェクタ54の開度及び開弁時間の両方を含む。ただし、インジェクタ54の操作量は、インジェクタ54の開度及び開弁時間のいずれか一方であってもよい。BPインジェクタ60の操作量は、BPインジェクタ60の開度及び開弁時間の両方を含む。ただし、BPインジェクタ60の操作量は、BPインジェクタ60の開度及び開弁時間のいずれか一方であってもよい。
操作量設定部96は、燃料電池スタック12に目標供給量の水素ガスが供給されるようなインジェクタ54の操作量とBPインジェクタ60の操作量とを設定する。目標供給量とは、燃料電池スタック12の目標とする発電量を得るために必要な燃料電池スタック12に対する水素ガスの供給量である。
水素ガス供給制御部98は、操作量設定部96によって設定された操作量に基づいてインジェクタ54及びBPインジェクタ60を制御する。また、水素ガス供給制御部98は、水素ポンプ68を制御する。
故障検知部100は、圧力センサ78の検出信号に基づいてインジェクタ54又はBPインジェクタ60の故障を検知する。この故障検知部100は、インジェクタ54及びBPインジェクタ60のいずれか一方が故障していることを検知するものであり、インジェクタ54及びBPインジェクタ60のいずれが故障しているかまでは特定しない。
具体的には、故障検知部100は、圧力センサ78によって検出された水素ガスの圧力(検出水素圧力)と目標水素圧力との圧力差が所定値以上である場合にインジェクタ54又はBPインジェクタ60が故障していると判定する。すなわち、例えば、検出水素圧力が目標水素圧力よりも所定値以上低い場合には、インジェクタ54又はBPインジェクタ60が閉故障していることがわかる。なお、ここで、閉故障とは、水素ガス供給制御部98からの開弁信号を受けても開弁しない故障をいう。
暫定操作量算出部102は、故障検知部100にてインジェクタ54又はBPインジェクタ60の故障が検知された場合に、暫定操作量を算出する。暫定操作量は、BPインジェクタ60を閉弁した(インジェクタ54のみを開弁する)場合における水素ガスの目標供給量に対応したインジェクタ54の操作量である。ただし、暫定操作量は、インジェクタ54を閉弁した(BPインジェクタ60のみを開弁する)場合における水素ガスの目標供給量に対応したBPインジェクタ60の操作量であってもよい。
故障判定部104は、水素ポンプ68の消費電力(負荷)に基づいてインジェクタ54及びBPインジェクタ60のいずれが故障しているのかを判定する。例えば、BPインジェクタ60が閉故障しインジェクタ54が正常である場合にはインジェクタ54からエゼクタ56に導かれた水素ガスの作用によって水素排ガスが循環されるため、水素ポンプ68の消費電力は比較的小さくなる。そのため、この場合には、故障判定部104は、BPインジェクタ60が閉故障していると判定する。
一方、BPインジェクタ60が正常でありインジェクタ54が閉故障している場合にはインジェクタ54からエゼクタ56に水素ガスが導かれずエゼクタ56によって水素排ガスは循環されないため、水素ポンプ68の負荷は比較的大きくなる。そのため、この場合には、故障判定部104は、インジェクタ54が閉故障していると判定する。ただし、故障判定部104は、水素ポンプ68の消費電力に関連する物理量(例えば、水素ポンプ68の回転数や水素ガス供給制御部98から水素ポンプ68に送られる電流値等)に基づいてインジェクタ54及びBPインジェクタ60のいずれが故障しているのかを判定してもよい。
このように構成される燃料電池システム10の動作について、以下に説明する。
燃料ガス供給装置14では、水素タンク50から水素ガス供給路52に水素ガスが供給される。このとき、水素ガス供給制御部98は、操作量設定部96によって設定された操作量に基づいてインジェクタ54及びBPインジェクタ60の少なくとも一方を操作(開弁制御)する。例えば、インジェクタ54及びBPインジェクタ60のそれぞれが開弁制御された場合には、水素ガスは、メイン供給路58aとバイパス供給路58bに分岐する。
そして、メイン供給路58aに導かれた水素ガスは、インジェクタ54及びエゼクタ56を通って燃料電池スタック12の水素ガス入口44aに供給される。一方、バイパス供給路58bに導かれた水素ガスは、BPインジェクタ60を通ってメイン供給路58aにおけるエゼクタ56の下流側に合流して燃料電池スタック12の水素ガス入口44aに供給される。水素ガス入口44aに供給された水素ガスは、水素ガス流路38に導入され、水素ガス流路38に沿って移動することにより電解質膜・電極構造体26のアノード電極34に供給される。
酸化剤ガス供給装置16では、エアポンプ84の回転作用下に、空気供給路80に空気が送られる。この空気は、燃料電池スタック12の空気入口46aに供給される。空気は、空気入口46aから空気流路40に導入され、空気流路40に沿って移動することにより電解質膜・電極構造体26のカソード電極36に供給される。
従って、各電解質膜・電極構造体26では、アノード電極34に供給される水素ガスと、カソード電極36に供給される空気中の酸素とが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
また、冷却媒体供給装置18では、水ポンプ88の作用下に、冷却媒体供給路86から燃料電池スタック12の冷却媒体入口48aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。冷却媒体は、冷却媒体流路42に沿って流動し、発電セル24を冷却した後、冷却媒体出口48bから冷却媒体排出路92に排出される。
次いで、アノード電極34に供給されて一部が消費された水素ガスは、水素排ガスとして水素ガス出口44bから水素ガス排出路62に排出される。水素排ガスは、水素ガス排出路62から水素循環流路66に導入され、エゼクタ56の吸引作用下に水素ガス供給路52に循環される。水素ガス排出路62に排出された水素排ガスは、必要に応じて、パージ弁72の開放作用下に外部に排出(パージ)される。同様に、カソード電極36に供給されて一部が消費された空気は、空気出口46bから空気排出路82に排出される。
次に、インジェクタ54又はBPインジェクタ60が故障した場合の燃料電池システム10の運転方法について図2のフローチャートに沿って、以下に説明する。
図2のステップS1において、故障検知部100は、圧力センサ78の検出信号に基づいてインジェクタ54又はBPインジェクタ60の故障を検知する(故障検知工程)。すなわち、故障検知部100は、圧力センサ78により取得された検出水素圧力と目標水素圧力とを比較し、その圧力差が所定値以上である場合にインジェクタ54又はBPインジェクタ60が故障していると判定する。なお、このステップS1において、故障検知部100は、インジェクタ54及びBPインジェクタ60のいずれが故障しているかの特定は行わない。
続いて、ステップS2において、暫定操作量算出部102は、水素ガスの目標供給量に基づいて暫定操作量を算出する。具体的には、暫定操作量算出部102は、例えば、BPインジェクタ60を閉弁した(インジェクタ54のみを開弁する)場合における水素ガスの目標供給量に対応したインジェクタ54の操作量を暫定操作量として算出する。
そして、ステップS3において、水素ガス供給制御部98は、インジェクタ54の操作量とBPインジェクタ60の操作量とのそれぞれが暫定操作量になるようにインジェクタ54及びBPインジェクタ60を制御する(弁制御工程)。すなわち、インジェクタ54の操作量とBPインジェクタ60の操作量とは、互いに等しい操作量(暫定操作量)となる。
これにより、インジェクタ54及びBPインジェクタ60のいずれが故障しているのか特定することなく、燃料電池スタック12に目標供給量の水素ガスを供給することができる。つまり、インジェクタ54又はBPインジェクタ60が故障した場合であっても、簡易な制御により迅速に燃料電池スタック12への水素ガスの供給を継続できる。従って、水素ガスの供給不足による燃料電池システム10の運転停止を抑えることができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
次いで、ステップS4において、水素ガス供給制御部98は、水素ポンプ68を駆動する(ポンプ駆動工程)。そうすると、水素ポンプ68の作用によって、燃料電池スタック12から排出された水素排ガスが水素循環流路66を介してメイン供給路58aに強制的に循環される。
これにより、水素ポンプ68の作用によって燃料電池スタック12の生成水のうち水素ガス流路38に導かれた水(アノード側の水)を水素ガス排出路62に効率的に排出することができる。よって、燃料電池スタック12の水素ガス流路38(アノード側)に水が溜まることを抑制できるので、発電を良好に継続できる。
また、このステップS4では、水素ガス供給制御部98は、燃料電池スタック12の出力電流(燃料電池スタック12の発電量)が大きいほど水素ポンプ68の回転数(出力)を大きくする。
これにより、燃料電池スタック12の出力電流が比較的大きくなり水素ガス流路38の水量が多くなると予想される場合であっても水素ポンプ68の出力を大きくするため、水素ガス流路38に水が溜まることを効率的に抑えることができる。
また、ステップS5において、制御部22は、燃料電池スタック12の発電量の上限値を設定することにより、燃料電池スタック12の発電量を制限する(発電量制限工程)。具体的には、制御部22は、インジェクタ54が閉弁(全閉)しBPインジェクタ60が全開(最大開度で開弁)している状態での燃料電池スタック12の最大発電量が上限値となるように燃料電池スタック12の発電量を制限する。
これにより、アノードストイキ不足(水素ガス不足)になることを抑制できるので、燃料電池スタック12の劣化を抑えることができる。ただし、制御部22は、BPインジェクタ60が閉弁(全閉)しインジェクタ54が全開している状態での燃料電池スタック12の最大発電量が上限値となるように燃料電池スタック12の発電量を制限してもよい。
ステップS5の処理の後、本実施形態に係るフローチャートは終了する。上記のフローチャートでは、ステップS5をステップS4よりも先に行ってもよい。
インジェクタ54又はBPインジェクタ60が故障した際の燃料電池システム10の運転方法は、上述した形態に限定されない。例えば、図3に示すフローチャートに沿って運転を行ってもよい。なお、図3のステップS1〜ステップS5は、上述した図2のステップS1〜ステップS5と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
図3のステップS6では、故障判定部104は、水素ポンプ68の消費電力に基づいてインジェクタ54及びBPインジェクタ60のいずれが故障しているのかを判定する(故障判定工程)。
具体的には、故障判定部104は、例えば、燃料電池スタック12への水素ガスの供給量に対する水素ポンプ68の消費電力が比較的小さい(基準値よりも小さい)場合は、BPインジェクタ60が故障(閉故障)していると判定する。一方、故障判定部104は、例えば、燃料電池スタック12への水素ガスの供給量に対する水素ポンプ68の消費電力が比較的大きい(基準値よりも大きい)場合に、インジェクタ54が故障(閉故障)していると判定する。これにより、インジェクタ54及びBPインジェクタ60のそれぞれに故障検知機能を設ける必要なく、インジェクタ54及びBPインジェクタ60のいずれが故障しているのかを容易に判定することができる。
故障判定部104によりBPインジェクタ60が故障していると判定された場合には、ステップS7において、水素ガス供給制御部98は、インジェクタ54の操作量を変更する。具体的には、操作量設定部96は、燃料電池スタック12に目標供給量の水素ガスが供給されるように、インジェクタ54の操作量を設定する。そして、水素ガス供給制御部98は、操作量設定部96によって設定された操作量に基づいてインジェクタ54を制御する。
また、ステップS8において、水素ガス供給制御部98は、水素ポンプ68の駆動を停止する(ポンプ停止工程)。この場合、インジェクタ54は正常であるため、エゼクタ56によって水素排ガスを循環させることができるからである。これにより、水素ポンプ68の駆動に要する消費電力を削減(燃料電池スタック12の負荷を低減)することができる。
さらに、ステップS9において、制御部22は、燃料電池スタック12の発電量の上限値を変更する。具体的には、上述したステップS5において、インジェクタ54が閉弁しBPインジェクタ60が全開している状態での最大発電量を燃料電池スタック12の発電量の上限値としている場合には、BPインジェクタ60が閉弁しインジェクタ54が全開している状態での最大発電量を燃料電池スタック12の発電量の上限値として変更する。なお、ステップS5において、BPインジェクタ60が閉弁しインジェクタ54が全開している状態での最大発電量を燃料電池スタック12の発電量の上限値としている場合には、ステップS9の処理を省略してもよい。ステップS9の処理の後、図3のフローチャートは終了する。
ステップS6において、故障判定部104によりインジェクタ54が故障していると判定された場合には、ステップS10において、水素ガス供給制御部98は、BPインジェクタ60の操作量を変更する。具体的には、操作量設定部96は、燃料電池スタック12に目標供給量の水素ガスが供給されるように、BPインジェクタ60の操作量を設定する。そして、水素ガス供給制御部98は、操作量設定部96によって設定された操作量に基づいてBPインジェクタ60を制御する。
また、ステップS11において、水素ガス供給制御部98は、水素ポンプ68の駆動を継続する。この場合、インジェクタ54が故障しているため、エゼクタ56によって水素排ガスを循環させることができないからである。このように、水素ポンプ68の駆動を継続することにより、燃料排ガスを確実に循環させることができる。
さらに、ステップS12において、制御部22は、燃料電池スタック12の発電量の上限値を変更する。具体的には、上述したステップS5において、BPインジェクタ60が閉弁しインジェクタ54が全開している状態での最大発電量を燃料電池スタック12の発電量の上限値としている場合には、BPインジェクタ60が全開しインジェクタ54が閉弁している状態での最大発電量を燃料電池スタック12の発電量の上限値として変更する。なお、ステップS5において、インジェクタ54が閉弁しBPインジェクタ60が全開している状態での最大発電量を燃料電池スタック12の発電量の上限値としている場合には、ステップS12の処理を省略してもよい。ステップS12の処理の後、図3のフローチャートは終了する。
図3に示すフローチャートにおいて、ステップS7〜ステップS9を行う順序は任意に変更可能であり、ステップS10〜ステップS12を行う順序は任意に変更可能である。
燃料電池システム10では、水素ガス供給路52に3つ以上のインジェクタが並列に設けられていてもよい。
本発明に係る燃料電池システム及びその運転方法は、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…燃料電池システム 12…燃料電池スタック(燃料電池)
22…制御部 50…水素タンク
52…水素ガス供給路(燃料ガス流路)
54…インジェクタ(第1弁装置) 56…エゼクタ
58a…メイン供給路(第1流路) 58b…バイパス供給路(第2流路)
60…BPインジェクタ(第2弁装置)
66…水素循環流路(循環流路) 68…水素ポンプ(循環ポンプ)
78…圧力センサ 96…操作量設定部
98…水素ガス供給制御部 100…故障検知部
102…暫定操作量算出部 104…故障判定部

Claims (13)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池と、
    前記燃料電池に前記燃料ガスを導く燃料ガス供給路と、
    前記燃料電池に前記酸化剤ガスを導く酸化剤ガス供給路と、
    前記燃料ガス供給路に並列に設けられ、前記燃料電池に導かれる前記燃料ガスの流量を調整可能な複数の弁装置と、
    各前記弁装置を制御する燃料ガス供給制御部と、
    前記弁装置の故障を検知する故障検知部と、を備え、
    前記燃料ガス供給制御部は、前記弁装置の故障が前記故障検知部によって検知された場合に各前記弁装置を互いに等しい操作量で開弁制御する、
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の燃料電池システムにおいて、
    前記燃料電池から排出された使用後の前記燃料ガスである燃料排ガスを前記燃料ガス供給路に導く循環流路と、
    前記燃料排ガスを前記燃料ガス供給路に送り込む循環ポンプと、を備え、
    前記燃料ガス供給制御部は、前記弁装置の故障が前記故障検知部によって検知された場合に前記循環ポンプを駆動させる、
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項2記載の燃料電池システムにおいて、
    前記燃料ガス供給制御部は、前記弁装置の故障が前記故障検知部によって検知された場合に前記燃料電池の出力電流が大きいほど前記循環ポンプの出力を大きくする、
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  4. 請求項2又は3に記載の燃料電池システムにおいて、
    複数の前記弁装置は、第1弁装置及び第2弁装置を有し、
    前記燃料ガス供給路は、
    前記第1弁装置が設けられた第1流路と、
    前記第2弁装置が設けられ、前記第1流路における前記第1弁装置の下流側に接続する第2流路と、を有し、
    前記第1弁装置の下流側における前記第1流路及び前記第2流路の接続部と前記第1弁装置との間には、前記燃料排ガスを前記第1流路に混合させるエゼクタが設けられ、
    前記循環ポンプの消費電力に関連する物理量に基づいて前記第1弁装置及び前記第2弁装置のいずれが故障しているのかを判定する故障判定部をさらに備える、
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  5. 請求項4記載の燃料電池システムにおいて、
    前記燃料ガス供給制御部は、前記第2弁装置が故障していると前記故障判定部にて判定された場合に前記循環ポンプの駆動を停止する、
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、
    負荷が必要とする電力に基づいて前記燃料電池の発電量を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記弁装置の故障が前記故障検知部によって検知された場合に前記燃料電池の発電量を制限する、
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、
    前記弁装置は、インジェクタである、
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  8. 燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池と、
    前記燃料電池に前記燃料ガスを導く燃料ガス供給路と、
    前記燃料電池に前記酸化剤ガスを導く酸化剤ガス供給路と、
    前記燃料ガス供給路に並列に設けられ、前記燃料電池に導かれる前記燃料ガスの流量を調整可能な複数の弁装置と、を備える燃料電池システムの運転方法であって、
    前記弁装置の故障を検知する故障検知工程と、
    前記故障検知工程によって前記弁装置の故障が検知された場合に各前記弁装置を互いに等しい操作量で開弁制御する弁制御工程と、を行う、
    ことを特徴とする燃料電池システムの運転方法。
  9. 請求項8記載の燃料電池システムの運転方法において、
    前記故障検知工程によって前記弁装置の故障が検知された場合に、循環ポンプを駆動することにより前記燃料電池から排出された使用後の前記燃料ガスである燃料排ガスを前記燃料ガス供給路に送り込むポンプ駆動工程を行う、
    ことを特徴とする燃料電池システムの運転方法。
  10. 請求項9記載の燃料電池システムの運転方法において、
    前記ポンプ駆動工程では、前記燃料電池の出力電流が大きいほど前記循環ポンプの出力を大きくする、
    ことを特徴とする燃料電池システムの運転方法。
  11. 請求項9又は10に記載の燃料電池システムの運転方法において、
    複数の前記弁装置は、第1弁装置及び第2弁装置を有し、
    前記燃料ガス供給路は、
    前記第1弁装置が設けられた第1流路と、
    前記第2弁装置が設けられ、前記第1流路における前記第1弁装置の下流側に接続する第2流路と、を有し、
    前記第1弁装置の下流側における前記第1流路及び前記第2流路の接続部と前記第1弁装置との間には、前記燃料排ガスを前記第1流路に混合させるエゼクタが設けられ、
    前記ポンプ駆動工程の後で、前記循環ポンプの消費電力に関連する物理量に基づいて前記第1弁装置及び前記第2弁装置のいずれが故障しているのかを判定する故障判定工程を行う、
    ことを特徴とする燃料電池システムの運転方法。
  12. 請求項11記載の燃料電池システムの運転方法において、
    前記故障判定工程によって前記第2弁装置が故障していると判定された場合に前記循環ポンプの駆動を停止するポンプ停止工程を行う、
    ことを特徴とする燃料電池システムの運転方法。
  13. 請求項8〜12のいずれか1項に記載の燃料電池システムの運転方法において、
    前記故障検知工程によって前記弁装置の故障が検知された場合に、前記燃料電池の発電量を制限する発電量制限工程を行う、
    ことを特徴とする燃料電池システムの運転方法。
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