JP2017152156A - プロテクタ付きコネクタ、及び、プロテクタ付きコネクタの固定方法 - Google Patents

プロテクタ付きコネクタ、及び、プロテクタ付きコネクタの固定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】相手側コネクタ及び相手側コネクタが設けられた筐体へ取り付ける際の作業性を出来る限り向上可能なプロテクタ付きコネクタ、及び、プロテクタ付きコネクタの固定方法、の提供。
【解決手段】プロテクタ付きコネクタ(100)は、端子収容室(13)を有するコネクタ(10)と、端子収容室に収容される端子(T)から延びる電線(W)を案内するためのプロテクタ(20)と、を備える。コネクタが有する第1連結部(17)と、プロテクタが有する第2連結部(24)と、が連結することにより、コネクタ及びプロテクタが一体化されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロテクタ付きコネクタ、並びに、プロテクタ付きコネクタを相手側コネクタ及びその筐体に固定するためのプロテクタ付きコネクタの固定方法、に関する。
従来から、コネクタから延びる電線の保持および案内などを目的とし、各種のプロテクタが提案されている。例えば、従来のプロテクタの一つ(以下「従来プロテクタ」という。)は、コネクタから延びる電線を保持等するにあたり、締結具(バンド等)を用いて電線をプロテクタに固定するようになっている。これにより、従来プロテクタと電線との位置ずれが防がれることになる(例えば、特許文献1を参照。)
特開2010−27242号公報
ところで、コネクタの接続対象および接続位置などによっては、コネクタを相手側コネクタに嵌合することに加え、プロテクタを相手側コネクタが設けられた筐体に固定すること(筐体へのアセンブリ)が求められる場合がある。この場合、プロテクタに対するコネクタの相対位置(以下「コネクタ位置」という。)にばらつきが生じると、この嵌合および固定の作業の効率を高め難く、場合によっては嵌合および固定そのものを行えない可能性がある。よって、筐体へのアセンブリを行う場合、コネクタ位置が出来る限り一意に定まることが望ましい。
従来プロテクタでは、コネクタから延びる電線を従来プロテクタに固定(バンド等を用いて締結)すると、結果的にコネクタ位置が定まることになる。しかし、従来プロテクタでは、電線の締結位置が厳密には定められていないため、コネクタ位置にばらつきが生じ得る。更に、仮に電線の締結位置が厳密に定められていたとしても、コネクタと従来プロテクタとの間を繋ぐ電線は一般に柔軟に変形するため、コネクタ位置が変化し得る。
このように、従来プロテクタのコネクタ位置は一意に定まり難いため、従来プロテクタは、筐体へのアセンブリには適用し難い。なお、従来プロテクタを筐体へのアセンブリに適用した場合、嵌合および固定そのものは可能であるが、コネクタと従来プロテクタとの間の電線を撓ませる(コネクタ位置のばらつきを電線の撓みによって吸収する)等の対策が必要となり、作業性を向上させ難いと考えられる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コネクタ及びプロテクタを相手側コネクタ及びその筐体へ取り付ける(アセンブリする)際の作業性を出来る限り向上可能なプロテクタ付きコネクタ、及び、プロテクタ付きコネクタの固定方法、を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る「プロテクタ付きコネクタ」は、下記(1)及び(2)を特徴としている。
(1)
端子収容室を有するコネクタと、前記端子収容室に収容される端子から延びる電線を案内するためのプロテクタと、を備えたプロテクタ付きコネクタであって、
前記コネクタが有する第1連結部と、前記プロテクタが有する第2連結部と、が連結することにより、前記コネクタ及び前記プロテクタが一体化されている、
プロテクタ付きコネクタであること。
(2)
上記(1)に記載のプロテクタ付きコネクタであって、
前記第1連結部及び前記第2連結部の一方が、前記コネクタを相手側コネクタに嵌合するときの嵌合方向に直交する方向に延びる回動軸であると共に、前記第1連結部及び前記第2連結部の他方が、前記回動軸を回動可能に支持する軸受けであり、
前記プロテクタが、前記相手側コネクタが設けられた筐体に該プロテクタを連結するための第3連結部を有する、
プロテクタ付きコネクタであること。
上記(1)の構成のプロテクタ付きコネクタによれば、コネクタの一部分(第1連結部)とプロテクタの一部分(第2連結部)とが互いに連結することにより、コネクタ及びプロテクタが直接的に繋がる(一体化する)ことになる。そのため、従来プロテクタのような間接的な連結(電線の固定の結果としてコネクタとプロテクタとが連結)に比べ、より厳密にコネクタ位置(プロテクタに対するコネクタの相対位置)が定まることになる。換言すると、従来プロテクタに比べ、コネクタ位置の自由度を低減でき、コネクタ位置のばらつきを小さくすることができる。
したがって、本構成のプロテクタ付きコネクタは、コネクタ及びプロテクタを相手側コネクタ及びその筐体へ取り付ける(アセンブリする)際の作業性を出来る限り向上可能である。
上記(2)の構成のプロテクタ付きコネクタによれば、回動軸と軸受けとの連結により、コネクタ及びプロテクタが、嵌合方向に直交する回動軸周りに相対回転可能となる。そのため、筐体へのアセンブリの際、例えば、“プロテクタが筐体から離れる向きに回動された状態にてコネクタのみを相手側コネクタに嵌合させ、その後、プロテクタを筐体に近付ける向きに回動してプロテクタを筐体に固定する手法”(二段階の取り付け手法)を用いることができる。本手法は、従来プロテクタを用いる場合に比べ、プロテクタを回動軸周りに回動させるだけで筐体への固定が可能であるため、作業性に優れる。また、コネクタの嵌合とプロテクタの固定とを同時に行う手法(一段階の取り付け手法)に比べ、各段階での取り付け対象の数が少ない(第一段階ではコネクタと相手側コネクタの嵌合のみ、第二段階ではプロテクタと筐体との固定のみである)ため、作業性に優れる。よって、本構成のプロテクタ付きコネクタは、コネクタ及びプロテクタを相手側コネクタ及びその筐体へ取り付ける(アセンブリする)際の作業性を更に向上可能である。
更に、前述した目的を達成するために、本発明に係る「プロテクタ付きコネクタの固定方法」は、下記(3)を特徴としている。
(3)
端子収容室を有するコネクタと、前記端子収容室に収容された端子から延びる電線を案内するプロテクタと、を備えたプロテクタ付きコネクタを、相手側コネクタが設けられた筐体に固定する、固定方法であって、
前記プロテクタ付きコネクタは、前記コネクタが有する第1連結部と前記プロテクタが有する第2連結部との連結によって前記コネクタ及び前記プロテクタが一体化された集合部品であり、
前記第1連結部及び前記第2連結部の一方は、前記コネクタを前記相手側コネクタに嵌合するときの嵌合方向に直交する方向に延びる回動軸であると共に、前記第1連結部及び前記第2連結部の他方は、前記回動軸を回動可能に支持する軸受けであり、
前記プロテクタは、前記筐体に該プロテクタを連結するための第3連結部を有し、
前記筐体は、前記第3連結部と連結可能な第4連結部を有し、
該固定方法は、
前記プロテクタが前記回動軸周りに前記筐体から離れる向きに回動された状態にて、前記コネクタを前記相手側コネクタに嵌合する第1工程と、
前記第1工程の後、前記プロテクタを前記回動軸周りに前記筐体に近づく向きに回動し、前記第3連結部と前記第4連結部とを連結する第2工程と、を含む、
プロテクタ付きコネクタの固定方法であること。
上記(3)の構成のプロテクタ付きコネクタの固定方法によれば、プロテクタ付きコネクタは、上記(1)及び(2)と同様、コネクタの一部分(第1連結部)とプロテクタの一部分(第2連結部)とが互いに連結することにより、コネクタ及びプロテクタが直接的に繋がった(一体化した)構成を有することになる。そのため、従来プロテクタのような間接的な連結(電線の固定の結果としてコネクタとプロテクタとが連結)に比べ、より厳密にコネクタ位置(プロテクタに対するコネクタの相対位置)が定まることになる。換言すると、従来プロテクタに比べ、コネクタ位置の自由度を低減でき、コネクタ位置のばらつきを小さくすることができる。更に、回動軸と軸受けとの連結により、コネクタ及びプロテクタが、嵌合方向に直交する回動軸周りに相対回転可能となる。
このようなプロテクタ付きコネクタを用いることにより、上述した第1工程および第2工程(二段階の取り付け手法)を経て、筐体へのアセンブリを行うことができる。本固定方法は、従来プロテクタを用いる場合に比べ、プロテクタを回動軸周りに回動させるだけで筐体への固定が可能であるため、作業性に優れる。また、コネクタの嵌合とプロテクタの固定とを同時に行う手法(一段階の取り付け手法)に比べ、各段階での取り付け対象の数が少ない(第一段階ではコネクタと相手側コネクタの嵌合のみ、第二段階ではプロテクタと筐体との固定のみである)ため、作業性に優れる。
したがって、本構成のプロテクタ付きコネクタの固定方法は、コネクタ及びプロテクタを相手側コネクタ及びその筐体へ取り付ける(アセンブリする)際の作業性を出来る限り向上可能である。
本発明によれば、コネクタ及びプロテクタを相手側コネクタ及びその筐体へ取り付ける(アセンブリする)際の作業性を出来る限り向上可能なプロテクタ付きコネクタ、及び、プロテクタ付きコネクタの固定方法、を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係るプロテクタ付きコネクタの分解斜視図である。 図2は、図1に示したコネクタ及びプロテクタの連結部分の連結前の状態を示す拡大図である。 図3は、図1に示したコネクタ及びプロテクタの連結部分の連結後の状態を示す拡大図である。 図4は、図1に示したコネクタ及びプロテクタを連結部分を中心に回動させた様子を示す拡大図である。 図5は、図1に示したプロテクタ付きコネクタを相手側コネクタ及び筐体に固定する様子を示す模式図である。 図6は、図1に示したコネクタを相手側コネクタに嵌合する際における、コネクタとプロテクタとの位置関係を示す図であり、図6(a)はコネクタを相手側コネクタに嵌合する際の位置関係を示し、図6(b)はコネクタの嵌合後にプロテクタを筐体に固定する際の位置関係を示す。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るプロテクタ付きコネクタ、及び、プロテクタ付きコネクタの固定方法について説明する。
<実施形態>
図1に示すように、本発明の実施形態に係るプロテクタ付きコネクタ100は、コネクタ10と、プロテクタ20と、を備えている。プロテクタ付きコネクタ100は、端子Tをコネクタ10の端子収容室に収容した後にカバー30をコネクタ10に取り付け、端子Tから延びる電線Wをプロテクタ20によって案内した状態にて、用いられる(例えば、後述する図5を参照。)。
プロテクタ付きコネクタ100の構成についてより詳細に説明すると、コネクタ10は、コネクタ本体部11と、軸受部12と、を備える樹脂製の部材である。コネクタ本体部11は、略直方体状の形状を有し、その内部に複数(本例では4つ)の端子収容室13が一列に並ぶように形成されている。コネクタ本体部11の先端部(図中の手前側の部分)には、先端部から後端部に向けて(後述する嵌合方向の前方側から後方側に向けて)片持ち梁状に延びるロックアーム14が設けられている。ロックアーム14の長さ方向の中央部近傍には、ロックアーム14の撓みが回復する向き(図中の上向き)に向けて突出する突起14aが形成されている。ロックアーム14の先端部には、操作部14bが形成されている。
軸受部12は、コネクタ本体部11の後端側から下方(後述する嵌合方向と直交する方向)に向けて延びている。軸受部12には、互いに平行な対向する立壁15,16がコネクタ本体部11と同様の向き(後述する嵌合方向の前方側)に向けて突出するように設けられている。立壁15,16の間には、後述するプロテクタ20の回動軸24を収容する回動溝17(軸受け。図2を参照。)が形成されている。軸受部12の両側面には、一対の係止突起18が形成されている。
再び図1を参照すると、プロテクタ20は、コネクタ10と連結される樹脂製の部材であり、大略的には平板状の形状を有している。プロテクタ20の平板形状は、複数の電線Wの配索形状を考慮して定められるようになっている。本例では、一列に並んで一体に配置される4つのL字型の端子Tの各々から延びる4本の電線Wのうち、内側の2本が直線的に延び、且つ、外側の2本が直線的に延びた後に外側に向けて屈曲する配策形状に対応するように、プロテクタ20の平板形状が定められている。そのため、プロテクタ20は、長手方向(図中の上下方向)に延びる直方体状の基本部21と、基本部21における長手方向の端部(後述する回動軸24が形成される端部とは逆側の端部)の両側面から外側に向けて延びる一対の張出部22と、を有するようになっている。
プロテクタ20の基本部21の長手方向における上方の端部には、長手方向に沿って(図中の上方に)突出する一対の柱部23が設けられ、一対の柱部23の先端部には、プロテクタ20の平面方向に沿って長手方向に直交する方向(図中の左右方向)に延びる回動軸24が設けられている。柱部23と回動軸24とは一体的に繋がっている。一方、一対の張出部22の先端部には、張出部22の平面方向と直交する方向に突出する一対の係止片25が設けられている。
カバー30は、コネクタ10に取り付けられる樹脂製の部材である。カバー30の両側面には互いに対向する一対の側壁31が設けられている。一対の側壁31には、コネクタ10の一対の係止突起18に対応する一対の係止孔32が形成されている。カバー30の先端側には、枠体部33が設けられている。
上述した構成を有するコネクタ10、プロテクタ20、カバー30、及び、端子Tが組み付けられた電線Wは、以下のように組み付けられる。
先ず、電線Wの端末に接続された端子Tをコネクタ10の端子収容室13に収容する。次いで、コネクタ10にカバー30を取り付ける。このとき、コネクタ10の一対の係止突起18がカバー30の一対の係止孔32に係止され、カバー30がコネクタ10から脱落することが防がれる。更に、端子Tの全体がカバー30で覆われ、端子Tの脱落が防がれると共に端子Tが外部から保護される。なお、コネクタ10にカバー30を取り付けたとき、カバー30の枠体部33がロックアーム14の操作部14bの周囲を囲むように配置される。この結果、ロックアーム14への意図しない接触等が防がれる。
次いで、図2に示すように、プロテクタ20の回動軸24を図中の矢印の向きにコネクタ10の回動溝17(軸受け)に嵌め込むことにより、コネクタ10とプロテクタ20とを連結する。立壁15の先端部には立壁16に向けて突出する凸部15aが形成されており、立壁16の先端部には立壁15に向けて突出する凸部16aが形成されている。そして、図3に示すように、凸部15a及び凸部16aによって回動軸24が保持され、連結後に回動軸24が回動溝17から意図せず脱落することが防がれる。但し、必要に応じ、回動軸24を回動溝17から分離することも可能である。即ち、回動軸24は、回動溝17に着脱自在に保持されている。回動軸24は、回動溝17に保持されているとき、コネクタ10のコネクタ本体部11の長手方向(後述する嵌合方向)に直交する方向に延びるようになっている。
なお、説明の便宜上、図2において電線Wの図示を省略している。図3及び図4においても同様である。
図4に示すように、回動軸24と回動溝17との連結により、プロテクタ20は、コネクタ10に対し、(嵌合方向に直交する方向に延びる)回動軸24周りに限って回動可能となっている。但し、プロテクタ20は、コネクタ10に対し、図3に示す嵌合方向に沿って僅かな距離(回動溝17の深さ分)だけ相対的に平行移動可能となっていてもよい。
次いで、コネクタ10から延びる4本の電線Wをプロテクタ20に保持する。具体的には、図5に示すように、4本の電線Wのうち、直線的に延びる内側の2本が特に保持されない一方、途中から屈曲する外側の2本における屈曲後の所定箇所が張出部22に対してテープZを利用して保持される。その結果、図5に示すように各電線Wが案内されることになる。なお、図5に示すように、コネクタ10とプロテクタ20とが連結された状態において、一対の係止片25は嵌合方向の前方に向けて(後述する筐体Kに向けて)突出するようになっている。
以下、プロテクタ付きコネクタ100を相手側コネクタC及び筐体Kに取り付ける固定方法について、説明する。以下、便宜上、コネクタ10を相手側コネクタCに嵌合する方向(図5における矢印方向)を「嵌合方向」と称呼する。
図5に示すように、プロテクタ付きコネクタ100は、筐体K(例えば、自動車に搭載された各種機器など)に取り付けられる。筐体Kは、コネクタ取付面K1及びプロテクタ取付面K2を備えている。コネクタ取付面K1とプロテクタ取付面K2とは、互いに平行である。コネクタ取付面K1に形成された窓部Dには、プリント回路基板Bが露出するように固定されている。プリント回路基板Bには、コネクタ10の相手側コネクタCがコネクタ取付面K1から突出するように設けられている。相手側コネクタCには、コネクタ10のロックアーム14と係合するロック部C1が設けられている。プロテクタ取付面K2には、プロテクタ付きコネクタ100の係止片25と係合する係止孔K3が形成されている。
プロテクタ付きコネクタ100は、コネクタ10を相手側コネクタCに嵌合し、且つ、プロテクタ20の係止片25を係止孔K3に係合させることにより、筐体Kに固定(アセンブリ)される。この固定(アセンブリ)により、複数の電線Wが所定の配索形状にて筐体Kに配索されると共に、電線Wとプリント回路基板Bとが電気的に接続されることになる。
より詳細には、まず、図6(a)に示すように、プロテクタ20が筐体Kから離れる向き(図中の矢印の向き)に回動された状態を維持しながら、コネクタ10を相手側コネクタCに嵌合する。コネクタ10が相手側コネクタCに嵌合されたとき、プロテクタ20の回動軸24(図4を参照。)と筐体Kのコネクタ取付面K1(及びプロテクタ取付面K2)とが平行となっている。
なお、コネクタ10が相手側コネクタCに嵌合されると、ロックアーム14の突起14aがロック部C1の内部に設けられた係止孔(図示省略)に係止される。これにより、コネクタ10の相手側コネクタCからの脱落が防がれる。コネクタ10を相手側コネクタCから分離する際には、ロックアーム14の操作部14bをコネクタ本体部11側に弾性変形させれば、突起14aの係止が解除される。
コネクタ10が相手側コネクタCに嵌合された後、図6(b)に示すように、プロテクタ20を、回動軸24周りに筐体Kに近づく向き(図中の矢印方向)に回動させる。このようにプロテクタ20を回動軸24周りに回動することにより、プロテクタ20の係止片25が筐体Kの係止孔K3に挿入され、プロテクタ20が筐体Kに固定されることになる。なお、実際には、図6(b)の状態では、コネクタ10が相手側コネクタCに嵌合されている。しかし、便宜上、相手側コネクタCの図示を省略している。
以上の工程を経て、プロテクタ20全体が、筐体Kのプロテクタ取付面K2と平行な状態にて筐体Kに固定される。換言すると、プロテクタ付きコネクタ100の筐体Kに対する固定(アセンブリ)が完了する。
以上に説明したように、プロテクタ付きコネクタ100によれば、コネクタ10の一部分(第1連結部)とプロテクタ20の一部分(第2連結部)とが互いに連結することにより、コネクタ10及びプロテクタ20が直接的に繋がる(一体化する)ことになる。そのため、従来プロテクタのような間接的な連結(電線の固定の結果としてコネクタとプロテクタとが連結)に比べ、より厳密にコネクタ位置(プロテクタ20に対するコネクタ10の相対位置)が定まることになる。換言すると、従来プロテクタに比べ、コネクタ位置の自由度を低減でき、コネクタ位置のばらつきを小さくすることができる。
更に、回動軸24と回動溝17の連結により、コネクタ10及びプロテクタ20が、嵌合方向に直交する回動軸周りに相対回転可能となる。そのため、筐体Kへのアセンブリの際、プロテクタ20が筐体Kから離れる向きに回動された状態にてコネクタ10のみを相手側コネクタCに嵌合させ、その後、プロテクタ20を筐体Kに近付ける向きに回動してプロテクタ20を筐体Kに固定する手法(二段階の取り付け手法)を用いることができる。本手法は、従来プロテクタを用いる場合に比べ、プロテクタ20を回動軸周りに回動させるだけで筐体Kへの固定が可能であるため、作業性に優れる。また、コネクタ10の嵌合とプロテクタ20の固定とを同時に行う手法(一段階の取り付け手法)に比べ、各段階での取り付け対象の数が少ない(第一段階ではコネクタ10と相手側コネクタCの嵌合のみ、第二段階ではプロテクタ20と筐体Kとの固定のみである)ため、作業性に優れる。
したがって、プロテクタ付きコネクタ100、及び、プロテクタ付きコネクタ100を用いた固定方法は、コネクタ10及びプロテクタ20を相手側コネクタC及びその筐体Kへ取り付ける(アセンブリする)際の作業性を出来る限り向上可能である。
<他の態様>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、コネクタ10に回動溝17(軸受け)が形成され、プロテクタ20に回動軸24が形成されている。しかし、これとは逆に、コネクタに回動軸24が形成され、プロテクタ20に回動溝17(軸受け)が形成されてもよい。
更に、上記実施形態では、コネクタ10の回動溝17とプロテクタ20の回動軸24とが着脱自在に連結されている。しかし、コネクタ10の回動溝17とプロテクタ20の回動軸24とは、連結後に分離不能に連結されてもよい。
更に、上記実施形態では、コネクタ10とプロテクタ20との双方が、連結部分(回動溝17,回動軸24)を介して相対回転可能に連結されている。しかし、コネクタ10とプロテクタ20との双方が連結部分を介して直接保持する状態が維持される限り、回動溝17の内部にて回動軸24が移動可能であるように連結されていてもよい。加えて、コネクタ10とプロテクタ20とが相対回転不能に連結(固定)されていてもよい。
ここで、上述した本発明に係るプロテクタ付き電線、及び、プロテクタ付き電線の固定方法の実施形態の特徴をそれぞれ以下(1)〜(3)に簡潔に纏めて列記する。
(1)
端子収容室(13)を有するコネクタ(10)と、前記端子収容室に収容される端子(T)から延びる電線(W)を案内するためのプロテクタ(20)と、を備えたプロテクタ付きコネクタ(100)であって、
前記コネクタが有する第1連結部(17)と、前記プロテクタが有する第2連結部(24)と、が連結することにより、前記コネクタ及び前記プロテクタが一体化されている、
プロテクタ付きコネクタ。
(2)
上記(1)に記載のプロテクタ付きコネクタであって、
前記第1連結部及び前記第2連結部の一方が、前記コネクタ(10)を相手側コネクタ(C)に嵌合するときの嵌合方向に直交する方向に延びる回動軸(24)であると共に、前記第1連結部及び前記第2連結部の他方が、前記回動軸を回動可能に支持する軸受け(17)であり、
前記プロテクタ(20)が、前記相手側コネクタが設けられた筐体(K)に該プロテクタを連結するための第3連結部(25)を有する、
プロテクタ付きコネクタ。
(3)
端子収容室を有するコネクタ(10)と、前記端子収容室に収容された端子から延びる電線を案内するプロテクタ(20)と、を備えたプロテクタ付きコネクタ(100)を、相手側コネクタ(C)が設けられた筐体(K)に固定する、固定方法であって、
前記プロテクタ付きコネクタ(100)は、前記コネクタが有する第1連結部(17)と前記プロテクタが有する第2連結部(24)との連結によって前記コネクタ及び前記プロテクタが一体化された集合部品であり、
前記第1連結部及び前記第2連結部の一方は、前記コネクタを前記相手側コネクタに嵌合するときの嵌合方向に直交する方向に延びる回動軸(24)であると共に、前記第1連結部及び前記第2連結部の他方は、前記回動軸を回動可能に支持する軸受け(17)であり、
前記プロテクタ(20)は、前記筐体(K)に該プロテクタを連結するための第3連結部(25)を有し、
前記筐体(K)は、前記第3連結部と連結可能な第4連結部(K3)を有し、
該固定方法は、
前記プロテクタ(20)が前記回動軸周りに前記筐体(K)から離れる向きに回動された状態にて、前記コネクタ(10)を前記相手側コネクタ(C)に嵌合する第1工程(図6a)と、
前記第1工程の後、前記プロテクタを前記回動軸周りに前記筐体に近づく向きに回動し、前記第3連結部(25)と前記第4連結部(K3)とを連結する第2工程(図6b)と、を含む、
プロテクタ付きコネクタの固定方法。
10 コネクタ
13 端子収容室
17 回動溝(軸受け,第1連結部)
20 プロテクタ
24 回動軸(第2連結部)
25 係止片(第3連結部)
100 プロテクタ付きコネクタ
C 相手側コネクタ
K 筐体
K3 係止孔(第4連結部)
T 端子
W 電線

Claims (3)

  1. 端子収容室を有するコネクタと、前記端子収容室に収容される端子から延びる電線を案内するためのプロテクタと、を備えたプロテクタ付きコネクタであって、
    前記コネクタが有する第1連結部と、前記プロテクタが有する第2連結部と、が連結することにより、前記コネクタ及び前記プロテクタが一体化されている、
    プロテクタ付きコネクタ。
  2. 請求項1に記載のプロテクタ付きコネクタであって、
    前記第1連結部及び前記第2連結部の一方が、前記コネクタを相手側コネクタに嵌合するときの嵌合方向に直交する方向に延びる回動軸であると共に、前記第1連結部及び前記第2連結部の他方が、前記回動軸を回動可能に支持する軸受けであり、
    前記プロテクタが、前記相手側コネクタが設けられた筐体に該プロテクタを連結するための第3連結部を有する、
    プロテクタ付きコネクタ。
  3. 端子収容室を有するコネクタと、前記端子収容室に収容された端子から延びる電線を案内するプロテクタと、を備えたプロテクタ付きコネクタを、相手側コネクタが設けられた筐体に固定する、固定方法であって、
    前記プロテクタ付きコネクタは、前記コネクタが有する第1連結部と前記プロテクタが有する第2連結部との連結によって前記コネクタ及び前記プロテクタが一体化された集合部品であり、
    前記第1連結部及び前記第2連結部の一方は、前記コネクタを前記相手側コネクタに嵌合するときの嵌合方向に直交する方向に延びる回動軸であると共に、前記第1連結部及び前記第2連結部の他方は、前記回動軸を回動可能に支持する軸受けであり、
    前記プロテクタは、前記筐体に該プロテクタを連結するための第3連結部を有し、
    前記筐体は、前記第3連結部と連結可能な第4連結部を有し、
    該固定方法は、
    前記プロテクタが前記回動軸周りに前記筐体から離れる向きに回動された状態にて、前記コネクタを前記相手側コネクタに嵌合する第1工程と、
    前記第1工程の後、前記プロテクタを前記回動軸周りに前記筐体に近づく向きに回動し、前記第3連結部と前記第4連結部とを連結する第2工程と、を含む、
    プロテクタ付きコネクタの固定方法。
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