JP2017151848A - 自動取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】稼働率の低下を抑え、且つ顧客の満足度を高めることが可能な自動取引装置を提供する。
【解決手段】自動取引装置100は、ホストコンピュータとの間で通信異常が生じていない場合には、金融取引の種別に夫々が対応した複数の取引を受け付け対象とする一方、通信異常が生じている場合には、複数の取引のうちで金銭を口座へ入金又は送金する取引を受け付け対象とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、金融取引を受け付ける自動取引装置に関する。
金融機関の現金自動預け払い機(ATM:Automated Teller Machine)及び現金自動支払い機(CD:Cash Dispenser)に代表される自動取引装置は、銀行等の金融機関の支店やコンビニエンスストア等の店舗に設置されている。顧客は、自動取引装置に表示される表示画面において各種操作を行うことにより、入金、出金および残高照会などの金融取引を行う。
自動取引装置は、顧客の操作に従った入金、出金及び残高照会などの各種取引を受け付け、その受け付けた取引の内容を表す情報を金融機関等のホストコンピュータに送信することにより、当該ホストコンピュータにて取引処理を実施させるようにしている。よって、ホストコンピュータ及び自動取引装置間の通信に異常が生じた場合には、取引が成立しなくなる。
そこで、自動取引装置及びホストコンピュータ間の通信に異常が生じた場合には、取引を代行する他店舗の場所を示す地図を自動取引装置の操作画面に表示して、顧客を他店舗へ誘導するようにした現金自動取引装置が提案されている(例えは、特許文献1参照)。
再表02/095694号公報
しかしながら、顧客が自動取引装置の操作中、特に現金の入金、或いは振り込み処理中に通信障害が生じた場合には、自動取引装置において現金の取り込みを中止、或いは取り込んでしまった現金の返却が生じ、当該自動取引装置による取引の受け付けが停止してしまう。よって、自動取引装置の稼働率の低下、及び顧客満足度の低下を招くという問題が生じた。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、稼働率の低下を抑え且つ顧客の満足度を高めることが可能な自動取引装置を提供することを目的とする。
本発明に係る自動取引装置は、金融取引の依頼を受け付け、受け付けた前記金融取引の内容を示す情報をホストコンピュータに送信する自動取引装置であって、前記自動取引装置及び前記ホストコンピュータ間の通信に異常が検出された場合に通信異常検出信号を生成する通信異常検出部と、前記通信異常検出信号が生成されていない場合には前記金融取引の種別に夫々が対応した複数の取引を受け付け対象とする一方、前記通信異常検出信号が生成されている場合には前記複数の取引のうちで金銭を口座へ入金又は送金する取引を受け付け対象とする制御部と、を有する。
本発明においては、自動取引装置の操作中に、ホストコンピュータとの間で通信異常が生じても、金銭を口座へ入金又は送金する取引についてはこれを受け付けるようにしたので、自動取引装置の稼働率を高めることが可能となる。更に、この際、利用者は、ホストコンピュータとの通信が正常に為されている自動取引装置の設置場所まで移動する必要がなくなるので、顧客の満足度を高めることが可能となる。
本発明に係る自動取引装置としてのATM100を含む取引システム200を示すシステム構成図である。 ATM100の内部構成を示すブロック図である。 ATM100の外観を示す斜視図である。 取引受付制御ルーチンを示すフローチャートである。 取引受付制御ルーチンを示すフローチャートである。 取引受付制御ルーチンを示すフローチャートである。 操作表示部14に表示される第1の取引項目選択画像の一例を示す図である。 操作表示部14に表示される振込方法選択画像の一例を示す図である。 操作表示部14に表示される取引実行・非実効選択画像の一例を示す図である。 通信異常時に操作表示部14に表示される第2の取引項目選択画像の一例を示す図である。 精査制御ルーチンを示すフローチャートである。 精査結果リストの一例を示す図である。
図1は、ATM(Automated Teller Machine)100、ホストコンピュータ110、及びネットワーク130を含む取引システム200を示すシステム構成図である。ホストコンピュータ110は金融機関によって運用されており、当該金融機関の顧客の口座情報を格納している。ホストコンピュータ110は、ネットワーク130を介してATM100と接続されており、当該ATM100から送信された金融取引(以降、単に”取引”と称する)の内容に従った取引処理を行う。
自動取引装置としてのATM100は、金融機関の支店、或いは当該金融機関と提携している店舗に設置されている。ATM100は、利用者からの各種の取引、例えば指定した銀行口座への金銭の振り込み、自身の銀行口座からの金銭の引き出し、自身の銀行口座への金銭の預け入れ、或いは、自身の銀行口座から他の銀行口座への金銭の振替の依頼を受け付ける。ATM100は、受け付けた金融取引の内容を示す情報をネットワーク130を介してホストコンピュータ110に供給する。
図2は、ATM100の内部構成を示すブロック図であり、図3は、ATM100の外観を示す斜視図である。
操作表示部14は、図3に示すようにATM100の前面に設けられている。操作表示部14は、表示部14aと、当該表示部14aの表示面を覆うタッチパネル14bとを含む。表示部14aは、主制御部11から供給された操作誘導表示信号に基づき、利用者の操作を誘導する為の各種の取引項目又はメッセージ等を含む取引画面を表示する。タッチパネル14bは、表示部14aに表示された取引項目に対応した領域が利用者によって押圧されると、当該取引項目に対応した操作信号を主制御部11に供給する。
現金入出機構15は、主制御部11から供給された開閉制御信号に応じて、図3に示すようにATM100の前面に設けられている現金入出口16のシャッタの開閉を行う。また、現金入出機構15は、主制御部11から供給された現金引出信号に応じて、紙幣又は硬貨が格納されている現金収納庫15Aから、当該現金引出信号にて示される金額に対応した紙幣又は硬貨を取り出して、現金入出口16に排出する。更に、現金入出機構15は、利用者が現金入出口16に投入した紙幣又は硬貨を取り込み、現金収納庫15Aに格納する。
通帳記帳機17は、図3に示すようにATM100の前面に設けられている通帳挿入排出口18に顧客の預金通帳が挿入されると、これを取り込む。この際、通帳記帳機17は、主制御部11から供給された取引結果信号にて示される取引内容、及び取引の実行日時を、顧客の預金通帳に書き込む。当該書き込みが終了すると、通帳記帳機17は、顧客の預金通帳を通帳挿入排出口18から排出する。
カード取込排出機構19は、図3に示すようにATM100の前面に設けられているカード挿入排出口20に顧客の取引カードが挿入されると、当該取引カードを取り込んでカードリーダプリンタ21に供給する。尚、取引カードには、銀行名、顧客の氏名、口座番号、認証番号等を示す顧客情報が記憶されている。また、カード取込排出機構19は、主制御部11から排出信号が供給された場合には、上記のように取り込んだ取引カードをカード挿入排出口20から排出させる。
カードリーダプリンタ21は、カード取込排出機構19から取引カードが供給されると、当該取引カードから顧客情報を読み取り、この読み取られた顧客情報を主制御部11に供給する。また、カードリーダプリンタ21は、主制御部11から供給された各種のプリント信号に応じて、当該プリント信号にて表される内容を所定の用紙にプリントし、その用紙をカード挿入排出口20から排出させる。
通信部30は、主制御部11から供給された取引内容を示す取引情報、取引カードの暗証番号、又は顧客情報等を、ネットワーク130を介してホストコンピュータ110等の外部機器に送信する。通信部30の通信異常検出部30Aは、ATM100とホストコンピュータ110との間で通信異常が生じているか否かを検出し、当該通信異常が生じていることを検出した場合には通信異常検出信号ERRを生成してこれを主制御部11に供給する。
収納カウンタ31は、計数動作を有効にすることを表すイネーブル信号が主制御部11から供給されている場合には有効状態に設定される。また、収納カウンタ31は、計数動作を無効にすることを表すディスエイブル信号が主制御部11から供給されている場合には、無効状態に設定される。
収納カウンタ31は、有効状態に設定されている場合にだけ、1つの取引の受付が為される度に、その取引で現金収納庫15Aに収納された現金(紙幣、又は硬貨)に対して、金種(1万円札、5千円札、千円札、500円硬貨、100円硬貨、10円硬貨など)毎に枚数のカウントを行う。そして、収納カウンタ31は、各取引に対応付けして、その取引で現金収納庫15Aに収納された現金の金種毎の枚数を示す現金枚数情報と、その取引での取引金額、送金先の銀行口座、及び取引日時(取引依頼があった日時)を示す取引情報と、顧客情報とを対応付けして記憶する。
取込カウンタ32は、計数操作を有効にすることを表すイネーブル信号が主制御部11から供給されている場合に有効状態に設定される。また、取込カウンタ32は、計数動作を無効にすることを表すディスエイブル信号が主制御部11から供給されている場合には、無効状態に設定される。
取込カウンタ32は、有効状態に設定されている場合にだけ、1つの取引が為される度に、その取引で現金収納庫15Aに収納された現金に対して、金種毎に枚数のカウントを行う。そして、取込カウンタ32は、各取引に対応付けして、その取引で現金収納庫15Aに収納された現金の金種毎の枚数を示す現金枚数情報と、その取引での取引金額、送金先の銀行口座、及び取引日時(取引依頼があった日時)を示す取引情報と、顧客情報とを対応付けして記憶する。
主制御部11は、現在時刻及び日時を計数する時刻計時タイマを内蔵している。主制御部11は、図4〜図6に示す取引受付制御ルーチンに従ってATM100による取引受付処理を制御する。
主制御部11は、先ず、利用者に対して取引カードをカード挿入排出口20に挿入させるように促すカード挿入誘導画像を、操作表示部14に表示させる(ステップS1)。この間、主制御部11は、カード挿入排出口20に顧客の取引カードが挿入されたか否かの判定を、当該取引カードが挿入されたと判定されるまで行う(ステップS2)。ステップS2において取引カードが挿入されたと判定されると、主制御部11は、当該取引カードに記憶されている顧客情報をカードリーダプリンタ21で読み取らせ、この顧客情報を自身の内蔵レジスタ(図示せぬ)に記憶する(ステップS3)。
次に、主制御部11は、利用者に対して暗証番号の入力を促す為の暗証番号入力画像を操作表示部14に表示させる(ステップS4)。次に、主制御部11は、利用者が暗証番号の入力を完了したか否かを判定する(ステップS5)。この間、利用者は、操作表示部14のタッチパネル14bを押圧することにより、暗証番号を入力する。
ステップS5において暗証番号の入力が完了したと判定されると、主制御部11は、ホストコンピュータ110との間で通信異常が生じていることを示す通信異常検出信号ERRが供給されたか否かを判定する(ステップS6)。ステップS6において、通信異常検出信号ERRが供給されていないと判定された場合、主制御部11は、内蔵レジスタに記憶されている顧客情報と共に、利用者によって入力された暗証番号を、通信部30にてホストコンピュータ110に送信させる(ステップS7)。引き続き、主制御部11は、イネーブル信号を収納カウンタ31に供給すると共にディスエイブル信号を取込カウンタ32に供給することにより、収納カウンタ31及び取込カウンタ32のうちの収納カウンタ31だけを有効状態に設定する(ステップS8)。
ステップS8の実行後、主制御部11は、利用者に取引項目を選択させる為の例えば図7に示すような第1の取引項目選択画像を、操作表示部14に表示させる(ステップS11)。つまり、主制御部11は、自身の銀行口座からの金銭の引出又は預入、他の銀行口座への振込又は振替、又は通帳記帳等を金融取引の受け付け対象とする。そして、主制御部11は、受け付け対象となった取引のうちから1つを選択させる為の取引項目[お引出]、[お振込]、[お預入]、[お振替]、[通帳記帳]が表示された図7に示すような第1の取引項目選択画像を、操作表示部14に表示させるのである。
ここで、利用者は、図7に示す取引項目選択画像中の取引項目のうちから、希望する取引を選択、つまり希望する取引項目をタッチパネル14bを介して押圧する。
主制御部11は、利用者によって取引項目の選択が為されたか否かを判定し(ステップS12)、選択が為されたと判定された場合に、この選択された取引項目に対応した取引受付処理を実行する(ステップS13)。
以下に、利用者が図7に示す[お振込]を押圧した場合に、ステップS13にて主制御部11が実行する取引受付処理について説明する。
主制御部11は、先ず、利用者に対して振込方法を選択させる、図8に示すような振込方法選択画像を操作表示部14に表示させる。
ここで、図8に示す振込方法選択画像中から[カード]が選択された場合には、主制御部11は、利用者に対して振込先及び振込金額を入力させる為の振込情報入力画像を操作表示部14に表示させる。ここで、利用者が振込先(送金先の銀行口座)、及び振込金額をタッチパネル14bの押圧操作によって入力すると、主制御部11は、振込先(送金先)、振込金額(取引金額)及び振込依頼のあった日時(取引日時)を示す取引情報、及び取引カードから読み取った顧客情報を通信部30に供給する。そして、主制御部11は、次のステップS14の実行に移行する。尚、通信部30は、かかる取引情報及び顧客情報をネットワーク130を介してホストコンピュータ110に送信する。ホストコンピュータ110は、当該取引情報及び顧客情報を受信すると、顧客情報にて示される銀行口座から、この取引情報によって示される振込金額を振込先の銀行口座に振り込む振込処理を行う。
また、図8に示す振込方法選択画像中から[現金]が選択された場合には、主制御部11は、利用者に対して、振込金額を入力させる為の振込情報入力画像を操作表示部14に表示させる。ここで、利用者が振込金額をタッチパネル14bの押圧操作によって入力すると、主制御部11は、振込先(送金先)、振込金額(取引金額)及び振込依頼のあった日時(取引日時)を示す取引情報、及び取引カードから読み取った顧客情報を通信部30及び収納カウンタ31に供給する。更に、主制御部11は、利用者に対して振込金額分の紙幣又は硬貨を現金入出口16に投入するように促す画像を操作表示部14に表示させる。ここで、振込金額分の紙幣又は硬貨が現金入出口16に投入されると、現金入出機構15は、投入された紙幣又は硬貨を取り込んで現金収納庫15Aに格納する。この際、収納カウンタ31は、現金収納庫15Aに収納された現金に対して、金種毎に枚数のカウントを行う。
すなわち、通信異常が生じていることを示す通信異常検出信号ERRが供給されていない場合、つまり通信が正常に為されている場合には、収納カウンタ31及び取込カウンタ32のうちの収納カウンタ31が、現金収納庫15Aに収納された現金の金種毎の枚数をカウントする。そして、収納カウンタ31は、現金収納庫15Aに収納された現金の金種毎の枚数を表す現金枚数情報を、主制御部11から供給された振込先(送金先)、振込金額(取引金額)及び振込依頼のあった日時(取引日時)を示す取引情報、及び顧客情報と対応付けして記憶する。主制御部11は、振込金額分の紙幣又は硬貨が現金収納庫15Aに格納されると、入力された振込先及び振込金額を示す情報と共に、ステップS3にて取引カードから読み取った顧客情報を通信部30に供給する。そして、主制御部11は、次のステップS14の実行に移行する。尚、通信部30は、かかる取引情報及び顧客情報をネットワーク130を介してホストコンピュータ110に送信する。ホストコンピュータ110は、当該取引情報及び顧客情報を受信すると、顧客情報にて示される銀行口座から、この取引情報によって示される振込金額を振込先の銀行口座に振り込む振込処理を行う。
また、利用者が図7に示す取引項目選択画像に表示されている取引項目のうちから、[お預入]を押圧した場合には、主制御部11は、ステップS13において以下の処理を行う。
すなわち、先ず、主制御部11は、利用者に対して自身の口座に預ける金額を入力させる為の預入金額入力画像を操作表示部14に表示させる。利用者が預入金額をタッチパネル14bの押圧操作によって入力すると、主制御部11は、顧客情報と共に、取引金額としての預入金額、及び預入の依頼を受けた日時を示す取引情報を取込カウンタ32に供給する。更に、主制御部11は、入力された預入金額分の紙幣又は硬貨を現金入出口16に投入するように促す画像を操作表示部14に表示させる。そして、主制御部11は、次のステップS14の実行に移行する。尚、預入金額分の紙幣又は硬貨が現金入出口16に投入されると、現金入出機構15は、投入された紙幣又は硬貨を取り込んで現金収納庫15Aに格納する。この際、取込カウンタ32は、現金収納庫15Aに収納された紙幣又は硬貨に対して、金種毎に枚数のカウントを行う。
つまり、通信異常が生じていることを示す通信異常検出信号ERRが供給されていない場合には、収納カウンタ31及び取込カウンタ32のうちの収納カウンタ31が、現金収納庫15Aに収納された現金の金種毎の枚数をカウントする。そして、収納カウンタ31は、現金収納庫15Aに収納された現金の金種毎の枚数を表す現金枚数情報を、主制御部11から供給された預入金額(取引金額)、顧客情報によって示される銀行口座(入金先)、及び預入依頼があった日時(取引日時)を示す情報と対応付けして記憶する。
上記したステップS13の実行後、主制御部11は、利用者に対して待機を要望する、例えば”少々お待ち下さい”等の待機メッセージを操作表示部14に表示させる(ステップS14)。この間、ホストコンピュータ110は、前述した取引処理を行い、その取引処理が完了したら、その旨を示す取引処理完了信号をネットワーク130を介してATM100に送信する。ATM100の通信部30は、当該取引処理完了信号を受信すると、取引完了信号を主制御部11に供給する。
主制御部11は、ステップS14の実行後、通信部30から取引完了信号が供給されたか否かを判定する(ステップS15)。ここで、取引完了信号が供給されたと判定された場合、主制御部11は、カード取込排出機構19にて、取引カードをカード挿入排出口20から排出させる(ステップS16)。次に、主制御部11は、利用者に対して取引終了を知らせる取引終了メッセージを操作表示部14に表示させる(ステップS17)。
ステップS17の実行後、主制御部11は、ステップS1の実行に戻る。
ここで、上記したステップS6において通信異常検出信号ERRが供給されたと判定された場合、主制御部11は、イネーブル信号を取込カウンタ32に供給すると共にディスエイブル信号を収納カウンタ31に供給することにより、収納カウンタ31及び取込カウンタ32のうちの取込カウンタ32だけを有効状態に設定する(ステップS20)。
ステップS20の実行後、主制御部11は、通信異常が生じているが故に利用可能な取引が例えば振込、預入、振替に制限され、且つ取引の完了日が本日以降になることを利用者に知らせると共に、取引(振込、預入、振替)を行うか否かを利用者に選択させる為の図9に示す取引実行・非実効選択画像を、操作表示部14に表示させる(ステップS21)。この際、取引を行う場合には、利用者は図9に示す[はい]の領域をタッチパネル14bを介して押圧することにより[はい]を選択する。一方、取引(振込、預入及び振替)を行わない場合には、利用者は、図9に示す[いいえ]の領域をタッチパネル14bを介して押圧することにより[いいえ]を選択する。
主制御部11は、図9に示す[はい]が選択されたか否かを判定する(ステップS22)。ステップS22において、[はい]が選択されていない、つまり[いいえ]が選択されたと判定された場合、主制御部11は、図4に示すステップS16の実行に移る。すなわち、主制御部11は、取引カードをカード挿入排出口20から排出させ(S16)、引き続き、利用者に対して取引終了を知らせる取引終了メッセージを操作表示部14に表示させる(S17)。
一方、ステップS22において、[はい]が選択されたと判定された場合、主制御部11は、利用者に取引項目を選択させる為の例えば図10に示すような第2の取引項目選択画像を、操作表示部14に表示させる(ステップS23)。すなわち、ステップS23において、主制御部11は、自身の銀行口座への金銭の預け入れ(入金)、及び他の銀行口座への金銭の送金(振込又は振替)を選択させる為の取引項目[お振込]、[お預入]、[お振替]が表示された画像を、操作表示部14に表示させる。つまり、通信異常検出信号ERRが供給されている場合には、主制御部11は、図7に示す各取引(引出、振込、預入、振替、通帳記帳)のうちで、金銭を口座へ入金する第1の取引(預入)又は金銭を口座へ送金する第2の取引(振込、振替)のみを受け付け対象とする。そして、主制御部11は、これら受け付け対象となった取引のうちから1つを選択させる為の取引項目[お振込]、[お預入]、[お振替]が表示された図10に示すような第2の取引項目選択画像を、操作表示部14に表示させるのである。
ここで、利用者は、図10に示す取引項目選択画像に表示されている取引項目のうちから、希望する取引を選択、つまり希望する取引項目をタッチパネル14bを介して押圧する。
主制御部11は、利用者によって取引項目の選択が為されたか否かを判定し(ステップS24)、選択が為されたと判定された場合に、この選択された取引項目に対応した取引受付処理を実行する(ステップS25)。
以下に、利用者が図10に示す[お振込]を押圧した場合に、ステップS25において主制御部11が実行する取引受付処理について説明する。
すなわち、主制御部11は、先ず、利用者に対して振込方法を選択させる、図8に示すような振込方法選択画像を操作表示部14にて表示させる。
ここで、図8に示す振込方法選択画像中から[カード]が選択された場合には、主制御部11は、利用者に対して振込先及び振込金額を入力させる為の振込情報入力画像を操作表示部14に表示させる。ここで、利用者が振込先(例えば銀行口座)、及び振込金額をタッチパネル14bの押圧操作によって入力すると、主制御部11は、振込先(送金先)、振込金額(取引金額)及び振込依頼のあった日時(取引日時)を示す取引情報、及び取引カードから読み取った顧客情報を通信部30に供給する。そして、主制御部11は、次のステップS26の実行に移行する。尚、通信部30は、このような取引情報及び顧客情報を受けると、所定期間毎に、ホストコンピュータ110との通信が正常な状態に回復したか否かを判定する。そして、ホストコンピュータ110との通信が正常な状態に回復したら、通信部30は、これら取引情報及び顧客情報をネットワーク130を介してホストコンピュータ110に送信する。尚、かかる通信を行うにあたり、通信部30は、取引情報にて示される取引日時を、ホストコンピュータ110との通信が回復した時点の日時に書き換えておく。ホストコンピュータ110は、当該取引情報及び顧客情報を受信すると、顧客情報にて示される銀行口座から、この取引情報によって示される振込金額を振込先の銀行口座に振り込む振込処理を行う。
また、図8に示す振込方法選択画像中から[現金]が選択された場合には、主制御部11は、利用者に対して、振込先及び振込金額を入力させる為の振込情報入力画像を操作表示部14に表示させる。ここで、利用者が振込先(送金先の銀行口座)、及び振込金額をタッチパネル14bの押圧操作によって入力すると、主制御部11は、振込先(送金先)、振込金額(取引金額)及び振込依頼のあった日時(取引日時)を示す取引情報、及び取引カードから読み取った顧客情報を取込カウンタ32に供給する。更に、主制御部11は、利用者に対して、入力された振込金額分の紙幣又は硬貨を現金入出口16に投入するように促す画像を操作表示部14に表示させる。そして、主制御部11は、次のステップS26の実行に移行する。尚、振込金額分の紙幣又は硬貨が現金入出口16に投入されると、現金入出機構15は、投入された紙幣又は硬貨を取り込んで現金収納庫15Aに格納する。この際、取込カウンタ32は、現金収納庫15Aに収納された紙幣又は硬貨に対して、金種毎に枚数のカウントを行う。そして、取込カウンタ32は、現金収納庫15Aに収納された現金の金種毎の枚数を表す現金枚数情報を、主制御部11から供給された振込先(送金先)、振込金額(取引金額)及び振込依頼のあった日時(取引日時)を示す取引情報、及び顧客情報と対応付けして記憶する。
また、利用者が図10に示す取引項目選択画像に表示されている取引項目のうちから、[お預入]を押圧した場合には、主制御部11は、ステップS25において以下の処理を行う。
すなわち、先ず、主制御部11は、利用者に対して自身の口座に預ける金額を入力させる為の預入金額入力画像を操作表示部14に表示させる。利用者が預入金額をタッチパネル14bの押圧操作によって入力すると、主制御部11は、顧客情報と共に、取引金額としての預入金額、及び預入の依頼を受けた日時を示す取引情報を取込カウンタ32に供給する。更に、主制御部11は、入力された預入金額分の紙幣又は硬貨を現金入出口16に投入するように促す画像を操作表示部14に表示させる。そして、主制御部11は、次のステップS26の実行に移行する。ここで、預入金額分の紙幣又は硬貨が現金入出口16に投入されると、現金入出機構15は、投入された紙幣又は硬貨を取り込んで現金収納庫15Aに格納する。この際、取込カウンタ32は、現金収納庫15Aに収納された紙幣又は硬貨に対して、金種毎に枚数のカウントを行う。取込カウンタ32は、現金収納庫15Aに収納された現金の金種毎の枚数を表す現金枚数情報を、主制御部11から供給された預入金額(取引金額)、顧客情報によって示される銀行口座(入金先)、及び預入依頼があった日時(取引日時)を示す情報と対応付けして記憶する。
上記したステップS25の実行後、主制御部11は、取引カードをカード挿入排出口20から排出させ(ステップS16)、引き続き、利用者に対して取引終了を知らせる取引終了メッセージを操作表示部14に表示させる(ステップS17)。
以上のように、ATM100では、ホストコンピュータ110との間で通信異常が生じていても、実際の取引完了日がATM100の操作当日以降になるという条件付きで、現金による振込又は預入の依頼を受け付けるようにしている。よって、ATM100によれば、自動取引装置しての稼働率を高めることが可能となる。
更に、ATM100によれば、通信異常が生じていても現金による振込又は預入を受け付けるので、利用者は、ホストコンピュータ110との通信が正常に為されているATMの設置場所まで移動し、ATMの操作をやり直すという手間が省かれる。よって、ATM100によれば、顧客の満足度を高めることが可能となる。
尚、上記実施例では、ATM100は、通信異常検出信号ERRが生成されていない場合に受け付け対象とする金融取引を、例えば図7に示すような5系統の取引、つまり、金銭の振込、引出、預入、振替、又は通帳記帳としている。しかしながら、通信異常が生じていない場合にATM100で受け付け対象とする金融取引の種別は、上記した5つに限定されない。また、上記実施例では、ATM100は、通信異常検出信号ERRが生成された場合に受け付け対象とする金融取引を、例えば図10に示すように、金銭の振込、預入又は振替としている。しかしながら、通信異常が生じている場合にATM100で受け付け対象とする金融取引としては、金銭の振込、預入又は振替に限定されない。つまり、この際、ATM100は、金銭を口座へ入金又は送金することになる取引を受け付け対象とすれば良いのである。
要するに、自動取引装置としてのATM100としては、以下の通信異常検出部と、制御部とを含むものであれば良いのである。つまり、通信異常検出部(30A)は、自動取引装置(100)及びホストコンピュータ(110)間の通信に異常が検出された場合に通信異常検出信号(ERR)を生成する。制御部(11)は、通信異常検出信号が生成されていない場合には金融取引の種別に夫々が対応した複数の取引(振込、引出、預入、振替、又は通帳記帳)を受け付け対象とする一方、通信異常検出信号が生成されている場合には複数の取引のうちで金銭を口座へ入金(預入)又は送金(振込)する取引を受け付け対象とする。
ところで、通信異常が生じている場合に実施される処理(ステップS20〜S25)によると、ATM100において現金の受け取りが為されるものの、ホストコンピュータ110では、当該現金による実際の入金(預入)又は送金(振込)処理が未完となる。
そこで、通信異常が生じた場合には、管理者(例えば銀行員)が、先ず、現金収納庫15Aに収納されている現金のうちで、入金(預入)又は送金(振込)処理が未完となっている金額を精査する。そして、その精査結果に基づき、管理者が、ホストコンピュータ110と通信可能な他の端末(図示せぬ)により、未完となっている入金(預入)又は送金(振込)処理を完了させるのである。
以下に、ATM100において為される精査処理について説明する。
尚、管理者は、精査処理を実行する為の精査カードを所有しており、精査を行う場合にはこの精査カードをATM100のカード挿入排出口20に挿入する。
当該精査カードがカード挿入排出口20に挿入されると、主制御部11は、図4〜図6に示す取引受付制御ルーチンを抜けて、図11に示す精査制御ルーチンの実行に移る。
図11において、主制御部11は、先ず、収納カウンタ31及び取込カウンタ32の各々から、各取引に対応付けして記憶されている現金枚数情報、取引情報、及び顧客情報を読み出す(ステップS51)。尚、現金枚数情報とは、前述したように、1つの取引毎に、その取引で現金収納庫15Aに収納された現金の金種毎の枚数を示す情報である。また、取引情報とは、その取引での取引金額(振込金額、預入金額)、及びその取引の依頼があった日時を示す情報である。
ステップS51の実行後、主制御部11は、現金枚数情報、取引情報、及び顧客情報を各取引に対応付けして表す、図12に示すような精査結果リストをプリントさせるプリント信号をカードリーダプリンタ21に供給する(ステップS52)。当該プリント信号に応じてカードリーダプリンタ21は、収納カウンタ31から読み出された現金枚数情報、取引情報、及び顧客情報に基づく第1の精査結果リストと、取込カウンタ32から読み出された現金枚数情報、取引情報、及び顧客情報に基づく第2の精査結果リストと、を夫々個別に所定の用紙にプリントする。その後、カードリーダプリンタ21は、これら第1及び第2の精査結果リストがプリントされた用紙をカード挿入排出口20から排出させる。
ステップS52の実行後、主制御部11は、図4〜図6に示す取引受付制御ルーチンの実行に戻る。
この際、第1の精査結果リストに表される各取引は、ホストコンピュータ110側において既に完了済みである。しかしながら、第2の精査結果リストに表される各取引(振込、預入)については、通信異常に伴い、ホストコンピュータ110側において未完な状態にある。そこで、管理者は、プリントされた第2の精査結果リストに基づき、ホストコンピュータ110と通信が可能な他の端末により、未完となっている振込又は預入処理を完了させるのである。
このように、ATM100では、通信異常が発生している際に現金収納庫15Aに収納された現金の金種毎の枚数をカウントする取込カウンタ32を、通常の収納カウンタ31とは別に設けている。これにより、通信状態が正常である際に現金収納を行う現金収納庫とは別に、通信状態が異常である際に現金収納を行う専用の現金収納庫を設けておかなくとも、通信異常が発生した際に現金収納庫(15A)に収納した分の現金の金種毎の枚数を確認することが可能となる。更に、現金収納庫が1つだけなので、現金の再利用も可能になる。
11 主制御部
14 操作表示部
30 通信部
31 収納カウンタ
32 取込カウンタ
100 ATM
110 ホストコンピュータ
200 取引システム

Claims (7)

  1. 金融取引の依頼を受け付け、受け付けた前記金融取引の内容を示す情報をホストコンピュータに送信する自動取引装置であって、
    前記自動取引装置及び前記ホストコンピュータ間の通信に異常が検出された場合に通信異常検出信号を生成する通信異常検出部と、
    前記通信異常検出信号が生成されていない場合には前記金融取引の種別に夫々が対応した複数の取引を受け付け対象とする一方、前記通信異常検出信号が生成されている場合には前記複数の取引のうちで金銭を口座へ入金する第1の取引又は金銭を口座へ送金する第2の取引を受け付け対象とする制御部と、を有することを特徴とする自動取引装置。
  2. 表示部を含み、
    前記制御部は、前記複数の取引のうちから1つを選択させる為の第1の取引選択画像を前記表示部に表示させる一方、前記通信異常検出信号が生成されている場合には前記第1の取引及び前記第2の取引のうちから1つを選択させる為の第2の取引選択画像を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
  3. 前記制御部は、前記通信異常検出信号が生成されている場合には前記第1の取引又は前記第2の取引を行うか否かを選択させる為の画像を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項2に記載の自動取引装置。
  4. 前記金銭は現金であることを特徴とする請求項2又は3に記載の自動取引装置。
  5. 現金入出口を有し、前記現金入出口に投入された現金を収納する現金収納部と、
    前記通信異常検出信号が生成されていない場合に前記現金収納部に収納された現金に対して金種毎の枚数をカウントし、金種毎の枚数を表す第1の現金枚数情報を生成する第1のカウンタと、
    前記通信異常検出信号が生成されている場合に前記現金収納部に収納された現金に対して金種毎の枚数をカウントし、金種毎の枚数を表す第2の現金枚数情報を生成する第2のカウンタと、を有することを特徴とする請求項4に記載の自動取引装置。
  6. 前記第1及び第2の現金枚数情報を用紙にプリントするプリンタを更に有することを特徴とする請求項5に記載の自動取引装置。
  7. 前記第2のカウンタは、前記取引での入金先又は送金先の前記口座の番号及び取引金額を示す取引情報と、前記取引の依頼者の顧客情報と、前記第2の現金枚数情報とを、各取引に対応付けして記憶し、
    前記プリンタは、前記第2のカウンタに記憶されている前記取引情報、前記顧客情報及び前記現金枚数情報を各取引に対応付けして表すリストを前記用紙にプリントすることを特徴とする請求項6に記載の自動取引装置。
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