JP2017151709A - 情報処理システム、情報処理装置、認証方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
以下、図1〜13を参照しながら、第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。図1を参照しながら、本実施形態に係る情報処理システム100の構成について説明する。
図3は、第1の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図3を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101のハードウェア構成について説明する。
図3に示すように、本体310は、CPU(Central Processing Unit)311と、ROM(Read Only Memory)312と、RAM(Random Access Memory)313と、ストレージ314と、通信I/F(Interface)315と、接続I/F316と、エンジン部317と、移動体センサ318と、システムバス319と、を有する。
図3に示すように、操作部330は、CPU331と、ROM332と、RAM333と、フラッシュメモリ334と、通信I/F335と、操作パネル336と、接続I/F337と、外部接続I/F338と、近距離無線通信機339と、カメラ340(撮像装置)と、システムバス341と、を有する。
図4は、第1の実施形態に係る画像形成装置のソフトウェア構成の一例を示す図である。図4を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101のソフトウェア構成について説明する。
図5は、第1の実施形態に係る画像形成装置の機能構成の一例を示す図である。図5を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101の機能構成について説明する。
図5に示すように、画像形成装置101の本体310は、移動体検知部501(検知部)と、電力状態制御部502と、画像形成部503と、記憶部504(第2の記憶部)と、通信部505と、を有する。
図5に示すように、画像形成装置101の操作部330は、無線通信部511と、無線認証部512(第1の認証部)と、撮像部513と、特徴情報抽出部514と、画像認証部515(第2の認証部)と、認証部516(装置認証部)と、利用者情報管理部517と、記憶部518(第1の記憶部)と、通信部519と、を有する。
図6は、第1の実施形態に係る利用者情報の一例を示す図である。図7は、第1の実施形態に係る利用者情報の別の一例を示す図である。図6および7を参照しながら、操作部330の記憶部518に記憶された利用者情報a520のデータ構成について説明する。
図8は、第1の実施形態に係る画像形成装置の無線認証処理の概要を示すフローチャートである。図8を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101の無線認証処理の流れの概要について説明する。
まず、無線通信部511は、所定の範囲(例えば、図2に示す無線検知範囲202)内の無線タグ(RFIDタグ105)から識別情報(無線タグID)を受信する。無線通信部511が識別情報を受信した場合(ステップS101:Yes)、ステップS102へ移行し、受信できなかった場合(ステップS101:No)、再度受信を行う。
無線認証部512は、無線通信部511が受信した識別情報と、予め登録された利用者情報(利用者情報a520または利用者情報A506)とに基づいて、特定の情報(無線タグID)を送信した無線タグ(RFIDタグ105)を認証する。具体的には、無線認証部512は、無線通信部511が受信したRFIDタグ105の無線タグIDと、予め登録された利用者情報a520または利用者情報A506に基づいて、RFIDタグ105を認証(無線認証)する。無線認証部512は、無線通信部511が受信したRFIDタグ105の無線タグIDが利用者情報a520または利用者情報A506に含まれる場合、RFIDタグ105の認証を許可する。このとき、無線認証部512は、まず、操作部330の記憶部518に記憶された利用者情報a520を参照し、利用者情報a520にRFIDタグ105の無線タグIDを含むレコードがない場合、本体310の記憶部504に記憶された利用者情報A506を参照する。そして、無線認証部512は、認証を許可した(認証結果が「OK」となった)RFIDタグ105の無線タグIDが含まれるレコード情報を保持する。
無線認証部512による無線認証の結果、RFIDタグ105の認証を許可する場合(認証結果が「OK」である場合)(ステップS103:Yes)、ステップS104へ移行する。一方、RFIDタグ105の認証を許可しない場合(認証結果が「OK」でない場合)(ステップS103:No)、ステップS101へ戻り、同様の処理を繰り返す。
無線認証部512は、保持していた、認証を許可したRFIDタグ105の無線タグIDが含まれるレコード情報を、画像認証部515に出力する。このとき、無線認証部512は、認証を許可したRFIDタグ105の無線タグIDが含まれるレコード情報と共に、認証が許可されたこと(認証結果が「OK」であること)を示す情報を、画像認証部515に出力するものであってもよい。また、上述のステップS103において、無線認証部512は、認証を許可しない場合、認証が許可されないこと(認証結果が「NG」であること)を示す情報を、画像認証部515に出力するものであってもよい。
図9は、第1の実施形態に係る画像形成装置の画像認証処理の概要を示すフローチャートである。図10は、第1の実施形態に係る画像認証について説明するための図である。図9および10を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101の画像認証処理の流れの概要について説明する。
撮像部513は、カメラ340を用いて前方の撮像範囲(例えば、図2に示す画像認証範囲203)に向かって画像を撮像し、撮像画像を取得する。このとき、取得される撮像画像の例を図10(a)に示す。図10(a)に示す撮像画像1001には、画像形成装置101の前方にいる利用者1002が含まれている。このように、カメラ340は、画像形成装置101の前方にいる利用者が、撮像画像1001に含まれるように設置されている。そして、ステップS202へ移行する。
特徴情報抽出部514は、撮像部513により取得された撮像画像から顔部分の画像(顔画像)を検出する。このとき、検出される顔画像の例を図10(b)に示す。特徴情報抽出部514は、例えば、カメラ340で撮像された撮像画像1001から、利用者の顔の輪郭1004、目1005、および鼻1006等のパーツを抽出し、例えば、公知のパターンマッチング技術等を用いて利用者の顔画像1003を検出する。そして、ステップS203へ移行する。
特徴情報抽出部514によって撮像画像1001から顔画像1003が検出された場合(ステップS203:Yes)、ステップS204へ移行する。一方、特徴情報抽出部514によって撮像画像1001から顔画像1003が検出されなかった場合(ステップS203:No)、ステップS201へ戻り、同様の処理を繰り返す。
画像認証部515は、検出された顔画像を用いて認証(画像認証)を行う。なお、画像認証の処理は、公知の様々な顔認証技術(例えば、上述の特開2015−035178号公報参照)を適用することができる。ここでは、一例について概要のみ説明する。
画像認証部515による画像認証の結果、利用者の認証を許可する場合(認証結果が「OK」である場合)(ステップS205:Yes)、ステップS206へ移行する。一方、利用者の認証を許可しない場合(認証結果が「OK」でない場合)(ステップS205:No)、ステップS201へ戻り、同様の処理を繰り返す。
画像認証部515は、画像認証の結果を、認証部516に出力する。
図11は、第1の実施形態に係る画像形成装置の認証処理の概要を示すフローチャートである。図11を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101の認証処理の流れの概要について説明する。なお、図11に示す認証処理の開始時点において、画像形成装置101は、電力状態制御部502によって、上述した省電力状態に制御されているものとする。
本体310の移動体検知部501により、画像形成装置101の周辺の検知範囲(例えば、図2に示すセンサ検知範囲201)内で人(利用者)が検知された場合(ステップS401:Yes)、ステップS402へ移行する。移動体検知部501は、人(利用者)を検知した場合、その検知情報を、電力状態制御部502に通知する。人が検知されない場合(ステップS401:No)、移動体検知部501は、引き続き、人の検知動作を継続する。
本体310の電力状態制御部502は、本体310および操作部330の省電力状態を解除する。例えば、電力状態制御部502は、操作部330については、通信路350を介して、操作部330に復帰命令を通知することにより、操作部330を、省電力状態から通常状態へ復帰させる。これによって、図8に示す無線認証部512の無線認証処理、および図9に示す画像認証部515による画像認証処理が実行可能となる。そして、ステップS403へ移行する。
操作部330の無線通信部511および無線認証部512は、例えば、図8に示すような無線認証処理を実行する。ここで、RFIDタグ105を有する利用者106が、図2に示すセンサ検知範囲201に入って、移動体検知部501により検知された後、さらに、無線検知範囲202に入ると、無線通信部511により放射される電波により、無線通信部511とRFIDタグ105との無線通信が可能となる。
無線認証部512により無線認証が許可(「OK」)された場合(ステップS404:Yes)、ステップS405へ移行し、無線認証が許可されない場合(ステップS404:No)、ステップS409へ移行する。
操作部330の撮像部513、特徴情報抽出部514および画像認証部515は、例えば、図9に示すような画像認証処理を実行する。ここで、画像認証部515は、画像認証の結果を、認証部516に出力する。そして、ステップS406へ移行する。
認証部516は、画像認証部515から受け取った画像認証の結果から、画像認証が「OK」(許可)であるか否かを判定する。画像認証が許可された場合(ステップS406:Yes)、ステップS407へ移行し、画像認証が許可されない場合(ステップS406:No)、ステップS409へ移行する。
認証部516は、無線認証処理が「OK」(許可)になったRFIDタグ105の利用者と、画像認証処理が「OK」(許可)になった利用者が、同じ利用者であるか否かを判断する。具体的には、認証部516は、画像認証部515から受け取った画像認証の結果が、許可を示す場合、無線認証および画像認証が許可となった利用者が同じ利用者であると判断する。無線認証および画像認証が許可となった利用者が同じ利用者である場合(ステップS407:Yes)、ステップS408へ移行し、同じ利用者でない場合(ステップS407:No)、ステップS409へ移行する。
認証部516は、無線認証および無線認証が許可となった利用者が同じ利用者であると判断した場合、その利用者の画像形成装置101へのログイン認証(装置認証)を許可する。これによって、利用者は、画像形成装置101を使用することができるようになる。
電力状態制御部502は、ステップS402で本体310および操作部330の省電力状態を解除させてから(すなわち、移動体検知部501により人の検知がされてから)、所定時間(例えば、5分)が経過したか否かを判定する。所定時間が経過した場合(ステップS409:Yes)、ステップS410へ移行する。一方、所定時間が経過していない場合(ステップS409:No)、ステップS403へ戻り、同様の処理を繰り返す。
電力状態制御部502は、本体310および操作部330を省電力状態へ移行させる。例えば、電力状態制御部502は、操作部330については、通信路350を介して、操作部330に移行命令を通知することにより、操作部330を、通常状態から省電力状態へ移行させる。
図12は、第1の実施形態に係る画像形成装置の無線認証処理の詳細を示すシーケンス図である。図13は、第1の実施形態に係る画像形成装置の無線認証処理に続く画像認証処理の詳細を示すシーケンス図である。図12および13を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101の無線認証処理、およびそれに続く画像認証処理に基づく認証処理の詳細について説明する。
無線通信部511は、所定の範囲(例えば、図2に示す無線検知範囲202)内の無線タグ(RFIDタグ105)から識別情報(無線タグID)を受信する。
無線通信部511は、受信した識別情報(無線タグID)を、無線認証部512に送る。
無線認証部512は、RFIDタグ105に対する無線認証処理を行うため、利用者情報a520を記憶している記憶部518に対し、利用者情報a520の1レコード分の情報(レコード情報)を受信するためのレコード情報要求を送信する。
無線認証部512は、記憶部518から利用者情報a520の1レコード分の情報(レコード情報)を受信する。
無線認証部512は、無線通信部511が受信したRFIDタグ105の無線タグIDと、受信したレコード情報に含まれる無線タグIDとが一致するか否かを判定する。一致する場合、ステップS506へ移行し、一致しない場合、ステップS503へ戻り、無線認証部512は、記憶部518から新たなレコード情報(前回受信したレコード情報の次のレコード情報)を受けとり、同様の処理を行う。
無線認証部512は、無線通信部511が受信したRFIDタグ105の無線タグIDと、受信したレコード情報に含まれる無線タグIDとが一致する場合、すなわち、RFIDタグ105の無線タグIDが利用者情報a520に含まれる場合、RFIDタグ105の認証を許可する。また、無線認証部512は、RFIDタグ105の無線タグIDを含むレコード情報を保持する。そして、無線認証部512による無線認証処理は、終了する。
無線認証部512は、RFIDタグ105に対する無線認証処理を行うため、利用者情報A506を記憶している本体310の記憶部504から利用者情報A506の1レコード分の情報(レコード情報)を受信するためのレコード情報要求を通信部519に送る。
通信部519は、本体310との通信が確立しているか否かを確認し、確立していない場合、通信路350を介して、本体310の通信部505に対して通信確立要求を送信して通信を確立する。
通信部519は、無線認証部512から受け取ったレコード情報要求を、通信路350を介して、本体310の通信部505に送信する。
通信部505は、操作部330の通信部519から受信したレコード情報要求を、利用者情報A506を記憶している記憶部504に送信する。
通信部505は、記憶部504から利用者情報A506の1レコード分の情報(レコード情報)を受信する。
通信部505は、受信したレコード情報を、通信路350を介して、操作部330の通信部519に送信する。
通信部519は、受信したレコード情報を無線認証部512に送る。
無線認証部512は、無線通信部511が受信したRFIDタグ105の無線タグIDと、受信したレコード情報に含まれる無線タグIDとが一致するか否かを判定する。一致する場合、ステップS515へ移行し、一致しない場合、ステップS507へ戻り、無線認証部512は、本体310の記憶部504から新たなレコード情報(前回受信したレコード情報の次のレコード情報)を受けとり、同様の処理を行う。
無線認証部512は、無線通信部511が受信したRFIDタグ105の無線タグIDと、受信したレコード情報に含まれる無線タグIDとが一致する場合、すなわち、RFIDタグ105の無線タグIDが利用者情報A506に含まれる場合、RFIDタグ105の認証を許可する。また、無線認証部512は、RFIDタグ105の無線タグIDを含むレコード情報を保持する。そして、無線認証部512による無線認証処理は、終了する。
無線認証部512は、無線通信部511が受信したRFIDタグ105の無線タグIDと、受信した利用者情報A506のすべてのレコード情報についての無線タグIDとが一致しない場合、すなわち、RFIDタグ105の無線タグIDが利用者情報A506に含まれない場合、RFIDタグ105の認証を許可しない。
撮像部513は、カメラ340を用いて前方の撮像範囲(例えば、図2に示す画像認証範囲203)に向かって画像を撮像し、撮像画像を取得する。
撮像部513は、取得した撮像画像を特徴情報抽出部514に送る。
特徴情報抽出部514は、撮像部513により取得された撮像画像から顔部分の画像(顔画像)を検出する。特徴情報抽出部514は、撮像画像から顔画像を検出した場合、顔画像から利用者の特徴情報を抽出する。
特徴情報抽出部514は、抽出した利用者の特徴情報を、画像認証部515に送る。
画像認証部515は、無線認証部512により保持され、無線認証が許可されたRFIDタグ105の無線タグIDを含むレコード情報の要求を、無線認証部512に送る。
無線認証部512は、レコード情報の要求を受け取ると、保持しているレコード情報を画像認証部515に送る。
画像認証部515は、特徴情報抽出部514によって抽出された利用者の特徴情報を、取得したレコード情報に含まれる利用者の特徴情報と比較し、撮像画像に含まれる利用者が、利用者情報a520または利用者情報A506に登録済の利用者であるか否かを判断するための類似度を求める。類似度が所定の閾値以上の場合、ステップS528へ移行し、類似度が所定の類似度未満である場合、ステップS529へ移行する。
画像認証部515は、求めた類似度が所定の閾値以上の場合、撮像画像に含まれる利用者が、利用者情報a520または利用者情報A506に登録済の利用者であると判断し、撮像画像に含まれる利用者の画像認証を許可する。
画像認証部515は、求めた類似度が所定の閾値未満の場合、撮像画像に含まれる利用者が、利用者情報a520または利用者情報A506に登録済の利用者でないと判断し、撮像画像に含まれる利用者の認証を許可しない。
画像認証部515は、無線認証部512からレコード情報を取得できなかった場合、撮像画像に含まれる利用者の認証を許可しない。
画像認証部515は、画像認証の結果を、認証部516に出力する。
認証部516は、画像認証部515から受け取った画像認証の結果が、画像認証の許可を示す場合、無線認証および無線認証が許可となった利用者が同じ利用者であると判断して、その利用者の画像形成装置101へのログイン認証(装置認証)を許可する。これによって、利用者は、画像形成装置101を使用することができるようになる。
以下、図14および15等を参照しながら、第2の実施形態に係る画像形成装置について、第1の実施形態に係る画像形成装置101と相違する点を中心に説明する。第1の実施形態では、無線認証処理の後に画像認証処理を実行する動作について説明した。本実施形態では、無線認証処理および画像認証処理を並列に実行する動作について説明する。なお、本実施形態に係る情報処理システムの構成、画像形成装置のハードウェア構成、ソフトウェア構成、および機能ブロック構成は、第1の実施形態で説明した情報処理システム100の構成、画像形成装置101のハードウェア構成、ソフトウェア構成、および機能ブロック構成それぞれと同様である。また、本実施形態に係る画像形成装置を「画像形成装置101a」と称し、本実施形態の画像形成装置101aの本体を「本体310a」と称し、そして、操作部を「操作部330a」と称する。
図14は、第2の実施形態に係る画像形成装置の認証処理の概要を示すフローチャートである。図14を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101aの認証処理の流れの概要について説明する。なお、図14に示す認証処理の開始時点において、画像形成装置101aは、電力状態制御部502によって、上述した省電力状態に制御されているものとする。
ステップS601、S602の処理は、図11に示す第1の実施形態のステップS401、S402の処理それぞれと同様である。ステップS602の処理終了後、ステップS603およびS604へ移行する。
操作部330aの無線通信部511および無線認証部512は、例えば、図8に示すような無線認証処理を実行する。ここで、RFIDタグ105を有する利用者106が、図2に示すセンサ検知範囲201に入って、移動体検知部501により検知された後、さらに、無線検知範囲202に入ると、無線通信部511により放射される電波により、無線通信部511とRFIDタグ105との無線通信が可能となる。
操作部330aの撮像部513、特徴情報抽出部514および画像認証部515は、画像認証処理を実行する。本実施形態における画像認証処理の詳細は、図15で後述する。画像認証部515は、画像認証処理により画像認証を許可した利用者の特徴情報を含むレコード情報の利用者番号(利用者の識別情報の一例)を、認証部516に出力する。一方、画像認証部515は、画像認証処理において利用者の認証を許可しない場合、その旨を示す情報を認証部516に出力する。そして、ステップS605へ移行する。
認証部516は、無線認証部512および画像認証部515から出力される情報に基づいて、無線認証処理の結果が「OK」(許可)であり、かつ、画像認証処理の結果が「OK」(許可)であるか否かを判断する。無線認証処理の結果および画像認証処理の結果が、いずれも「OK」(許可)である場合(ステップS605:Yes)、ステップS606へ移行する。一方、無線認証処理の結果または画像認証処理の結果のいずれかが「OK」(許可)でない場合(ステップS605:No)、ステップS608へ移行する。
認証部516は、無線認証処理が「OK」(許可)になったRFIDタグ105の利用者と、画像認証処理が「OK」(許可)になった利用者が、同じ利用者であるか否かを判断する。具体的には、認証部516は、無線認証部512から受け取った利用者番号が、画像認証部515から受け取った利用者番号と一致する場合、無線認証および画像認証が許可となった利用者が同じ利用者であると判断する。無線認証および画像認証が許可となった利用者が同じ利用者である場合(ステップS606:Yes)、ステップS607へ移行し、同じ利用者でない場合(ステップS606:No)、ステップS608へ移行する。
認証部516は、無線認証および画像認証が許可となった利用者が同じ利用者であると判断した場合、その利用者の画像形成装置101aへのログイン認証(装置認証)を許可する。これによって、利用者は、画像形成装置101aを使用することができるようになる。
電力状態制御部502は、ステップS602で本体310aおよび操作部330aの省電力状態を解除させてから(すなわち、移動体検知部501により人の検知がされてから)、所定時間(例えば、5分)が経過したか否かを判定する。所定時間が経過した場合(ステップS608:Yes)、ステップS609へ移行する。一方、所定時間が経過していない場合(ステップS608:No)、ステップS603およびS604へ戻り、同様の処理を繰り返す。
電力状態制御部502は、本体310aおよび操作部330aを省電力状態へ移行させる。例えば、電力状態制御部502は、操作部330aについては、通信路350を介して、操作部330aに移行命令を通知することにより、操作部330aを、通常状態から省電力状態へ移行させる。
図15は、第2の実施形態に係る画像形成装置の認証処理の詳細を示すシーケンス図である。図15を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101aの無線認証処理および画像認証処理の並列処理による認証処理の詳細について説明する。
操作部330aの無線通信部511および無線認証部512は、図12に示す無線認証処理を実行する。
撮像部513は、カメラ340を用いて前方の撮像範囲(例えば、図2に示す画像認証範囲203)に向かって画像を撮像し、撮像画像を取得する。
撮像部513は、取得した撮像画像を特徴情報抽出部514に送る。
特徴情報抽出部514は、撮像部513により取得された撮像画像から顔部分の画像(顔画像)を検出する。特徴情報抽出部514は、撮像画像から顔画像を検出した場合、顔画像から利用者の特徴情報を抽出する。
特徴情報抽出部514は、抽出した利用者の特徴情報を、画像認証部515に送る。
画像認証部515は、撮像画像に含まれる利用者の画像認証処理を行うため、利用者情報a520を記憶している記憶部518に対し、利用者情報a520の1レコード分の情報(レコード情報)を受信するためのレコード情報要求を送信する。
画像認証部515は、記憶部518から利用者情報a520の1レコード分の情報(レコード情報)を受信する。
画像認証部515は、特徴情報抽出部514によって抽出された利用者の特徴情報を、取得したレコード情報に含まれる利用者の特徴情報と比較し、撮像画像に含まれる利用者が、利用者情報a520に登録済の利用者であるか否かを判断するための類似度を求める。類似度が所定の閾値以上の場合、ステップS709へ移行し、類似度が所定の閾値未満である場合、ステップS706へ戻り、画像認証部515は、記憶部518から新たなレコード(前回受信したレコード情報の次のレコード情報)を受け取り、同様の処理を行う。
画像認証部515は、求めた類似度が所定の閾値以上の場合、すなわち、特徴情報抽出部514により抽出された利用者の特徴情報が利用者情報a520に含まれる場合、撮像画像に含まれる利用者の認証を許可する。また、画像認証部515は、特徴情報抽出部514により抽出された利用者の特徴情報を含むレコード情報を保持する。そして、画像認証部515による画像認証処理は終了し、ステップS720へ移行する。
画像認証部515は、撮像画像に含まれる利用者の画像認証処理を行うため、利用者情報A506を記憶している本体310aの記憶部504に対し、利用者情報A506の1レコード分の情報(レコード情報)を受信するためのレコード情報要求を通信部519に送る。
通信部519は、本体310aとの通信が確立しているか否かを確認し、確立していない場合、通信路350を介して、本体310aの通信部505に対して通信確立要求を送信して通信を確立する。
通信部519は、画像認証部515から受け取ったレコード情報要求を、通信路350を介して、本体310aの通信部505に送信する。
通信部505は、操作部330aの通信部519から受信したレコード情報要求を、利用者情報A506を記憶している記憶部504に送信する。
通信部505は、記憶部504から利用者情報A506の1レコード分の情報(レコード情報)を受信する。
通信部505は、受信したレコード情報を、通信路350を介して、操作部330aの通信部519に送信する。
通信部519は、受信したレコード情報を画像認証部515に送る。
画像認証部515は、特徴情報抽出部514によって抽出された利用者の特徴情報を、取得したレコード情報に含まれる利用者の特徴情報と比較し、撮像画像に含まれる利用者が、利用者情報A506に登録済の利用者であるか否かを判断するための類似度を求める。類似度が所定の閾値以上の場合、ステップS718へ移行し、類似度が所定の閾値未満である場合、ステップS710へ戻り、画像認証部515は、本体310aの記憶部504から新たなレコード情報(前回受信したレコード情報の次のレコード情報)を受けとり、同様の処理を行う。
画像認証部515は、求めた類似度が所定の閾値以上の場合、すなわち、特徴情報抽出部514により抽出された利用者の特徴情報が利用者情報A506に含まれる場合、撮像画像に含まれる利用者の認証を許可する。また、画像認証部515は、特徴情報抽出部514により抽出された利用者の特徴情報を含むレコード情報を保持する。そして、画像認証部515による画像認証処理は終了し、ステップS720へ移行する。
画像認証部515は、特徴情報抽出部514により抽出された利用者の特徴情報と、受信した利用者情報A506のすべてのレコード情報についての利用者の特徴情報との類似度が所定の閾値未満である場合、すなわち、特徴情報抽出部514により抽出された利用者の特徴情報が利用者情報A506に含まれない場合、撮像画像に含まれる利用者の認証を許可しない。そして、ステップS725へ移行する。
認証部516は、画像認証部515により保持され、画像認証が許可された特徴情報抽出部514により抽出された利用者の特徴情報を含むレコード情報の利用者番号(利用者の識別情報の一例、識別情報の一例)を、画像認証部515から受け取る。
認証部516は、無線認証部512により保持され、無線認証が許可されたRFIDタグ105の無線タグIDを含むレコード情報の利用者番号(利用者の識別情報の一例、識別情報の一例)を、無線認証部512から受け取る。
認証部516は、無線認証部512から受け取った利用者番号と、画像認証部515から受け取った利用者番号とを比較する。利用者番号が一致する場合、ステップS723へ移行し、一致しない場合、ステップS724へ移行する。
認証部516は、無線認証部512から受け取った利用者番号と、画像認証部515から受け取った利用者番号とが一致する場合、無線認証および画像認証が許可となった利用者が同じ利用者であると判断し、その利用者の画像形成装置101aへのログイン認証(装置認証)を許可する。
認証部516は、無線認証部512から受け取った利用者番号と、画像認証部515から受け取った利用者番号とが一致しない場合、無線認証および画像認証が許可となった利用者が同じ利用者でないと判断し、その利用者の画像形成装置101aへのログイン認証(装置認証)を許可しない。
認証部516は、無線認証部512による無線認証、および画像認証部515による画像認証のうち、いずれかの認証が許可されない場合、利用者の画像形成装置101aへのログイン認証(装置認証)を許可しない。
上述の各実施形態で説明した画像形成装置101(101a)の機能構成は一例であり、各機能部は、本体310(310a)に搭載されてもよいし、操作部330(330a)に搭載されてもよい。
101、101a 画像形成装置
102 カメラ
103 RFIDタグリーダ
104 移動体センサ
105 RFIDタグ
106 利用者
201 センサ検知範囲
202 無線検知範囲
203 画像認証範囲
310、310a 本体
311 CPU
312 ROM
313 RAM
314 ストレージ
315 通信I/F
316 接続I/F
317 エンジン部
318 移動体センサ
319 システムバス
330、330a 操作部
331 CPU
332 ROM
333 RAM
334 フラッシュメモリ
335 通信I/F
336 操作パネル
337 接続I/F
338 外部接続I/F
339 近距離無線通信機
340 カメラ
341 システムバス
350 通信路
360 ネットワーク
411 アプリ層
412 サービス層
413 OS層
431 アプリ層
432 サービス層
433 OS層
501 移動体検知部
502 電力状態制御部
503 画像形成部
504 記憶部
505 通信部
506 利用者情報A
511 無線通信部
512 無線認証部
513 撮像部
514 特徴情報抽出部
515 画像認証部
516 認証部
517 利用者情報管理部
518 記憶部
519 通信部
520 利用者情報a
801、802 利用者情報
1001 撮像画像
1002 利用者
1003 顔画像
1004 輪郭
1005 目
1006 鼻
Claims (10)
- 情報処理システムであって、
1または複数の利用者に関する第1の関連情報を記憶する第1の記憶部と、
1または複数の利用者に関する第2の関連情報を記憶する第2の記憶部と、
無線タグから特定の情報を取得する無線通信部と、
前記第1の関連情報を参照して前記特定の情報を含むか否かを判定し、該特定の情報を含まない場合、前記第2の関連情報を参照して該特定の情報を含むか否かを判定し、該特定の情報が該第1の関連情報または該第2の関連情報のうち少なくともいずれか一方に含まれる場合、前記無線タグに対する第1の認証を許可する第1の認証部と、
撮像装置に利用者を撮像させて、該利用者を含む画像を取得する撮像部と、
前記撮像部により取得された前記画像の特徴情報に基づいて、該画像に含まれる利用者に対する第2の認証を行う第2の認証部と、
前記第1の認証で許可された前記無線タグの利用者と、前記第2の認証で許可された利用者とが同じ利用者である場合、該利用者に対して情報処理装置の使用を許可する装置認証部と、
を備えた情報処理システム。 - 前記第2の認証部は、前記第1の関連情報または前記第2の関連情報によって、前記第1の認証が許可された前記無線タグの前記特定の情報に対応付けられた利用者の特徴情報と、前記撮像部により取得された前記画像の特徴情報とが一致する場合、該画像に含まれる利用者に対して前記第2の認証を許可する請求項1に記載の情報処理システム。
- 前記第2の認証部は、前記第1の関連情報を参照して前記撮像部により取得された前記画像の特徴情報を含むか否かを判定し、該画像の特徴情報を含まない場合、前記第2の関連情報を参照して該画像の特徴情報を含むか否かを判定し、該画像の特徴情報が該第1の関連情報または該第2の関連情報のうち少なくともいずれか一方に含まれる場合、該画像に含まれる利用者に対して前記第2の認証を許可する請求項1に記載の情報処理システム。
- 前記装置認証部は、前記第1の認証部により前記第1の認証が許可された利用者の前記第1の関連情報または前記第2の関連情報における識別情報と、前記第2の認証部により前記第2の認証が許可された利用者の該第1の関連情報または該第2の関連情報における識別情報とが、同じ利用者の識別情報である場合、該利用者の前記情報処理装置の使用を許可する請求項3に記載の情報処理システム。
- 前記第1の記憶部は、RAM(Random Access Memory)であり、
前記第2の記憶部は、HDD(Hard Disk Drive)である請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理システム。 - 所定の範囲内の移動体を検知する検知部と、
少なくとも前記検知部により前記移動体が検知されてから所定時間が経過した場合、前記情報処理装置を省電力状態に移行させる電力状態制御部を、さらに備えた請求項5に記載の情報処理システム。 - 第1の装置と、該第1の装置と通信を行う第2の装置とを備えた情報処理装置であって、
前記第1の装置は、1または複数の利用者に関する第1の関連情報を記憶する第1の記憶部を備え、
前記第2の装置は、1または複数の利用者に関する第2の関連情報を記憶する第2の記憶部を備え、
無線タグから特定の情報を取得する無線通信部と、
前記第1の関連情報を参照して前記特定の情報を含むか否かを判定し、該特定の情報を含まない場合、前記第2の関連情報を参照して該特定の情報を含むか否かを判定し、該特定の情報が該第1の関連情報または該第2の関連情報のうち少なくともいずれか一方に含まれる場合、前記無線タグに対する第1の認証を許可する第1の認証部と、
撮像装置に利用者を撮像させて、該利用者を含む画像を取得する撮像部と、
前記撮像部により取得された前記画像の特徴情報に基づいて、該画像に含まれる利用者に対する第2の認証を行う第2の認証部と、
前記第1の認証で許可された前記無線タグの利用者と、前記第2の認証で許可された利用者とが同じ利用者である場合、該利用者に対して情報処理装置の使用を許可する装置認証部と、
を備えた情報処理装置。 - 情報処理システムにおいて情報処理装置に対する利用者の認証を行う認証方法であって、
無線タグから特定の情報を取得する無線通信ステップと、
第1の記憶部に記憶された1または複数の利用者に関する第1の関連情報を参照して前記特定の情報を含むか否かを判定し、該特定の情報を含まない場合、第2の記憶部に記憶された1または複数の利用者に関する第2の関連情報を参照して該特定の情報を含むか否かを判定し、該特定の情報が該第1の関連情報または該第2の関連情報のうち少なくともいずれか一方に含まれる場合、前記無線タグに対する第1の認証を許可する第1の認証ステップと、
撮像装置に利用者を撮像させて、該利用者を含む画像を取得する撮像ステップと、
取得した前記画像の特徴情報に基づいて、該画像に含まれる利用者に対する第2の認証を行う第2の認証ステップと、
前記第1の認証で許可された前記無線タグの利用者と、前記第2の認証で許可された利用者とが同じ利用者である場合、該利用者に対して情報処理装置の使用を許可する装置認証ステップと、
を有する認証方法。 - 第1の装置と、該第1の装置と通信を行う第2の装置とを備えた情報処理装置に対する利用者の認証を行う認証方法であって、
無線タグから特定の情報を取得する無線通信ステップと、
前記第1の装置が備える第1の記憶部に記憶された1または複数の利用者に関する第1の関連情報を参照して前記特定の情報を含むか否かを判定し、該特定の情報を含まない場合、前記第2の装置が備える第2の記憶部に記憶された1または複数の利用者に関する第2の関連情報を参照して該特定の情報を含むか否かを判定し、該特定の情報が該第1の関連情報または該第2の関連情報のうち少なくともいずれか一方に含まれる場合、前記無線タグに対する第1の認証を許可する第1の認証ステップと、
撮像装置に利用者を撮像させて、該利用者を含む画像を取得する撮像ステップと、
取得した前記画像の特徴情報に基づいて、該画像に含まれる利用者に対する第2の認証を行う第2の認証ステップと、
前記第1の認証で許可された前記無線タグの利用者と、前記第2の認証で許可された利用者とが同じ利用者である場合、該利用者に対して情報処理装置の使用を許可する装置認証ステップと、
を有する認証方法。 - 無線タグから特定の情報を取得する無線通信ステップと、
第1の記憶部に記憶された1または複数の利用者に関する第1の関連情報を参照して前記特定の情報を含むか否かを判定し、該特定の情報を含まない場合、第2の記憶部に記憶された1または複数の利用者に関する第2の関連情報を参照して該特定の情報を含むか否かを判定し、該特定の情報が該第1の関連情報または該第2の関連情報のうち少なくともいずれか一方に含まれる場合、前記無線タグに対する第1の認証を許可する第1の認証ステップと、
撮像装置に利用者を撮像させて、該利用者を含む画像を取得する撮像ステップと、
取得した前記画像の特徴情報に基づいて、該画像に含まれる利用者に対する第2の認証を行う第2の認証ステップと、
前記第1の認証で許可された前記無線タグの利用者と、前記第2の認証で許可された利用者とが同じ利用者である場合、該利用者に対して情報処理装置の使用を許可する装置認証部と、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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