JP6880620B2 - 情報処理装置、情報処理システム、認証方法およびプログラム - Google Patents
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Description
以下、図1〜12を参照しながら、第1の実施形態について説明する。
図1は、一実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。図1を参照しながら、本実施形態に係る情報処理システム100の構成について説明する。
図3は、第1の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図3を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101のハードウェア構成について説明する。
図3に示すように、本体310は、CPU(Central Processing Unit)311と、ROM(Read Only Memory)312と、RAM(Random Access Memory)313と、ストレージ314と、通信I/F(Interface)315と、接続I/F316と、エンジン部317と、移動体センサ318と、システムバス319と、を有する。
図3に示すように、操作部330は、CPU331と、ROM332と、RAM333と、フラッシュメモリ334と、通信I/F335と、操作パネル336と、接続I/F337と、外部接続I/F338と、近距離無線通信機339と、カメラ340(撮像装置)と、システムバス341と、を有する。
図4は、第1の実施形態に係る画像形成装置のソフトウェア構成の一例を示す図である。図4を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101のソフトウェア構成について説明する。
図5は、第1の実施形態に係る画像形成装置の機能構成の一例を示す図である。図5および6を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101の機能構成について説明する。
図5に示すように、画像形成装置101の本体310は、移動体検知部501と、電力状態制御部502と、画像形成部503と、記憶部504と、通信部505と、を有する。
図5に示すように、画像形成装置101の操作部330は、無線通信部511(無線通信手段)と、無線認証部512(無線認証手段)と、撮像部513(撮像手段)と、特徴情報抽出部514と、画像認証部515(画像認証手段)と、認証部516(装置認証手段)と、利用者情報管理部517(取得手段)と、記憶部518と、通信部519と、認証情報管理部521と、更新部522と、を有する。
(α、β:それぞれ認証成功回数、ジョブ投入順の重み付けをする定数)
図7は、第1の実施形態に係る利用者情報の一例を示す図である。図8は、第1の実施形態に係る利用者情報の別の一例を示す図である。図7および8を参照しながら、操作部330の記憶部518に記憶された利用者情報a520のデータ構成について説明する。
図9は、第1の実施形態に係る画像形成装置の無線認証処理の一例を示すフローチャートである。図9を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101の無線認証処理の流れについて説明する。
まず、無線通信部511は、所定の範囲(例えば、図2に示す検知範囲201)内の1以上の無線タグ(RFIDタグ104)から識別情報(無線タグID)を受信する。無線通信部511が識別情報を受信した場合(ステップS101:Yes)、ステップS102へ移行し、受信できなかった場合(ステップS101:No)、再度受信を行う。
無線認証部512は、無線通信部511が受信した1以上の特定の情報(第1の特定情報)と、予め登録された利用者情報とに基づいて、それぞれ特定の情報を送信した無線タグ(RFIDタグ104)を認証する。具体的には、無線認証部512は、無線通信部511が受信した1以上のRFIDタグ104の無線タグIDと、予め登録された利用者情報a520または利用者情報A506に基づいて、RFIDタグ104を認証(無線認証)する。無線認証部512は、無線通信部511が受信したRFIDタグ104の無線タグIDが利用者情報a520または利用者情報A506に含まれる場合、RFIDタグ104の認証を許可する。また、無線認証部512は、無線通信部511が受信した無線タグIDが利用者情報a520または利用者情報A506に含まれない場合、RFIDタグ104の認証を許可しない。そして、ステップS103へ移行する。
無線認証部512による無線認証の結果、認証を許可するRFIDタグ104がある場合(認証結果が「OK」である場合)(ステップS103:Yes)、ステップS104へ移行する。一方、いずれのRFIDタグ104の認証を許可しない場合(認証結果が「OK」でない場合)(ステップS103:No)、ステップS101へ戻り、同様の処理を繰り返す。
無線認証部512は、認証を許可した(認証結果が「OK」となった)RFIDタグ104の利用者に関する情報(例えば、「利用者番号」または「利用者ID」等の利用者の識別情報)を、認証部516に出力する。このとき、無線認証部512は、認証を許可したRFIDタグ104の利用者の識別情報と共に、認証が許可されたこと(認証結果が「OK」であること)を示す情報を、認証部516に出力するものであってもよい。また、上述のステップS103において、無線認証部512は、認証を許可しない場合、認証が許可されないこと(認証結果が「NG」であること)を示す情報を、認証部516に出力するものであってもよい。
図10は、第1の実施形態に係る画像形成装置の画像認証処理の一例を示すフローチャートである。図11は、第1の実施形態に係る画像認証の一例について説明するための図である。図10および11を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101の画像認証処理の流れについて説明する。
まず、撮像部513は、カメラ340により撮像された撮像画像を取得する。このとき、取得される撮像画像の例を図11(a)に示す。図11(a)に示す撮像画像1001には、画像形成装置101の前方にいる利用者1002が含まれている。このように、カメラ340は、画像形成装置101の前方にいる利用者が、撮像画像1001に含まれるように設置されている。そして、ステップS202へ移行する。
特徴情報抽出部514は、撮像部513により取得された撮像画像から顔部分の画像(顔画像)を検出する。このとき、検出される顔画像の例を図11(b)に示す。特徴情報抽出部514は、例えば、カメラ340で撮像された撮像画像1001から、利用者1002の顔の輪郭1004、目1005、および鼻1006等のパーツを抽出し、例えば、公知のパターンマッチング技術等を用いて利用者1002の顔画像1003を検出する。そして、ステップS203へ移行する。
特徴情報抽出部514によって撮像画像1001から顔画像1003が検出された場合(ステップS203:Yes)、ステップS204へ移行する。一方、特徴情報抽出部514によって撮像画像1001から顔画像1003が検出されなかった場合(ステップS203:No)、ステップS201へ戻り、同様の処理を繰り返す。
認証情報管理部521の出力部521bは、優先度算出部521aにより算出された最終的な優先度(上述の図9のステップS104参照)の順に、利用者番号および利用者の特徴情報を、画像認証部515に出力しているものとする(後述の図12のステップS408参照)。
画像認証部515による画像認証の結果、利用者の認証を許可する場合(認証結果が「OK」である場合)(ステップS205:Yes)、ステップS206へ移行する。一方、利用者の認証を許可しない場合(認証結果が「OK」でない場合)(ステップS205:No)、ステップS201へ戻り、同様の処理を繰り返す。
画像認証部515は、認証を許可した(認証が「OK」となった)利用者に関する情報(例えば、「利用者番号」、「利用者ID」等の利用者の識別情報)を、認証部516に出力する。このとき、画像認証部515は、認証を許可した利用者の識別情報と共に、認証が許可されたこと(認証結果が「OK」であること)を示す情報を、認証部516に出力するものであってもよい。また、上述のステップS205において、画像認証部515は、認証を許可しない場合、認証が許可されないこと(認証結果が「NG」であること)を示す情報を、認証部516に出力するものであってもよい。
図12は、第1の実施形態に係る画像形成装置の認証処理の一例を示すフローチャートである。図12を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101の認証処理の流れについて説明する。なお、図12に示す認証処理の開始時点において、画像形成装置101は、電力状態制御部502によって、上述した省電力状態に制御されているものとする。
本体310の移動体検知部501により、画像形成装置101の周辺の移動体(例えば、人物)が検知された場合(ステップS401:Yes)、ステップS402へ移行する。移動体が検知されない場合(ステップS401:No)、移動体検知部501は、引き続き、移動体の検知動作を継続する。
本体310の電力状態制御部502は、操作部330の省電力状態を解除する。例えば、電力状態制御部502は、通信路350を介して、操作部330に復帰命令を通知することにより、操作部330を、省電力状態から通常状態へ復帰させる。これによって、図9に示す無線認証部512の無線認証処理、および図10に示す画像認証部515による画像認証処理が実行可能となる。そして、ステップS403へ移行する。
操作部330の無線通信部511および無線認証部512は、例えば、図9に示すような無線認証処理を実行する。ここで、無線認証部512は、無線認証処理により1以上のRFIDタグ104の認証を許可すると、無線認証処理の処理結果が「OK」であることを示す情報と、認証が許可された1以上のRFIDタグ104の利用者の識別情報(例えば、図7の「利用者番号」)とを、認証部516に出力するものとする。一方、無線認証部512は、無線認証処理によりいずれのRFIDタグ104の認証を許可しない場合、無線認証処理の処理結果が「NG」であることを示す情報を、認証部516に出力するものとする。そして、ステップS404へ移行する。
無線認証部512により、検知範囲201内の1以上のRFIDタグ104に対する無線認証処理が全て完了した場合(ステップS404:Yes)、ステップS405へ移行する。一方、完了していない場合(ステップS404:No)、ステップS403へ戻り、無線認証部512は、無線認証処理を継続する。
無線認証部512による無線認証処理の結果、無線認証が許可された1以上のRFIDタグ104の利用者を示す情報が、利用者情報(例えば、利用者情報a520または利用者情報A506等)に存在する場合(ステップS405:Yes)、ステップS406へ移行する。一方、無線認証部512による無線認証処理の結果、無線認証が許可されたRFIDタグ104がない場合(ステップS405:No)、ステップS414へ移行する。
無線認証部512は、認証を許可した1以上のRFIDタグ104の無線タグIDを、利用者情報管理部517に出力する。利用者情報管理部517は、無線認証部512から受け取った1以上の無線タグIDに対応する利用者の特徴情報等を利用者情報a520から取得し、認証情報管理部521に出力する。具体的には、利用者情報管理部517は、1以上の無線タグIDに対応する利用者番号、利用者の特徴情報、ジョブ投入順、登録時の優先度、および認証成功回数を取得して、認証情報管理部521に出力する。そして、ステップS407へ移行する。
認証情報管理部521の優先度算出部521aは、利用者情報管理部517から受け取った1以上の無線タグIDに対応するジョブ投入順、登録時の優先度、および認証成功回数に基づいて、最終的な優先度を決定する。優先度算出部521aは、例えば、上述の式(1)を用いて、最終的な優先度を算出することによって、最終的な優先度を決定する。そして、ステップS408へ移行する。
認証情報管理部521の出力部521bは、優先度算出部521aにより算出された最終的な優先度順に、利用者番号および利用者の特徴情報を、画像認証部515に出力する。そして、ステップS409へ移行する。
操作部330の撮像部513、特徴情報抽出部514および画像認証部515は、例えば、図10に示すような画像認証処理を実行する。ここで、画像認証部515は、画像認証処理により撮像画像に含まれる利用者の認証を許可すると、画像認証処理の処理結果が「OK」であることを示す情報と、認証が許可された利用者の識別情報(例えば、図7の「利用者番号」)とを、認証部516に出力するものとする。一方、画像認証部515は、画像認証処理により撮像画像に含まれる利用者の認証を許可しない場合、画像認証処理の処理結果が「NG」であることを示す情報を、認証部516に出力するものとする。そして、ステップS410へ移行する。
認証部516は、画像認証部515から出力される情報に基づいて、画像認証処理の結果が「OK」(許可)であるか否か判断する。画像認証処理の結果が「OK」(許可)である場合(ステップS410:Yes)、ステップS411へ移行する。一方、画像認証処理の結果が「OK」(許可)でない場合(ステップS410:No)、ステップS413へ移行する。
認証部516は、ステップS403で無線認証処理が「OK」になったRFIDタグ104の利用者と、ステップS409で画像認証処理が「OK」になった利用者が、同じ利用者であるか否かを判断する。例えば、認証部516は、無線認証部512から出力された利用者の識別情報と、画像認証部515から出力された利用者の識別情報が一致するか否かを判断する。無線認証部512から出力された利用者の識別情報と、画像認証部515から出力された利用者の識別情報が一致する場合(ステップS411:Yes)、ステップS412へ移行する。一方、無線認証部512から出力された利用者の識別情報と、画像認証部515から出力された利用者の識別情報が一致しない場合(ステップS411:No)、ステップS413へ移行する。
認証部516は、無線認証部512から出力された利用者の識別情報と、画像認証部515から出力された利用者の識別情報が一致すると判断した場合、その利用者の画像形成装置101へのログイン認証(装置認証)を許可する。これによって、利用者は、画像形成装置101を使用することができるようになる。また、更新部522は、認証部516によって装置認証が許可(画像形成装置101の使用が許可)された利用者の識別情報に対応する利用者情報a520の認証成功回数をインクリメント(+1)することによって更新する。また、認証情報管理部521の出力部521bは、利用者情報管理部517から受け取った利用者番号および利用者の特徴情報を画像認証部515に出力するのを停止する。これによって、新たな画像認証部515による画像認証が停止されることになり、上述の認証部516の装置認証で許可された利用者が、画像形成装置101を使用できる利用者として確定される。
ステップS405において、無線認証部512による無線認証処理により無線認証が許可された1以上のRFIDタグ104の利用者に対する、画像認証部515による画像認証処理が全て完了した場合(ステップS413:Yes)、ステップS414へ移行する。一方、画像認証部515による画像認証処理が全て完了していない場合(ステップS413:No)、ステップS408へ戻り、出力部521bは、次に高い最終的な優先度の利用者番号および利用者の特徴情報を、画像認証部515に出力する。
電力状態制御部502は、ステップS402で操作部330の省電力状態を解除させてから、所定の時間(例えば、5分)を経過したか否かを判定する。所定の時間が経過した場合、すなわち、所定の時間内に認証部516による装置認証が成功しない場合(ステップS414:Yes)、ステップS415へ移行する。一方、所定の時間が経過していない場合(ステップS414:No)、ステップS403へ戻り、同様の処理を繰り返す。
電力状態制御部502は、操作部330を省電力状態へ移行させる。例えば、電力状態制御部502は、通信路350を介して、操作部330に移行命令を通知することにより、操作部330を、通常状態から省電力状態へ移行させる。
以下、図14〜16等を参照しながら、第2の実施形態に係る画像形成装置について、第1の実施形態に係る画像形成装置101と相違する点を中心に説明する。本実施形態では、利用者情報a520が「最終的な優先度」を有する場合の動作について説明する。なお、本実施形態に係る情報処理システムの構成、ならびに画像形成装置のハードウェア構成およびソフトウェア構成は、第1の実施形態で説明した情報処理システム100の構成、ならびに画像形成装置101のハードウェア構成およびソフトウェア構成それぞれと同様である。また、本実施形態に係る画像形成装置の無線認証処理は、第1の実施形態で説明した画像形成装置101の無線認証処理と同様である。
図14は、第2の実施形態に係る画像形成装置の機能構成の一例を示す図である。図14を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101aの機能構成について説明する。
図15は、第2の実施形態に係る利用者情報の一例を示す図である。図15を参照しながら、操作部330aの記憶部518に記憶された利用者情報a520のデータ構成について説明する。
図10を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101aの画像認証処理について、第1の実施形態に係る画像形成装置101の画像認証処理と相違する点を中心に説明する。
図10に示す第1の実施形態に係る画像形成装置101によるステップS201〜S203それぞれの動作と同様である。
認証情報管理部523は、利用者情報管理部517から受け取った最終的な優先度の順に、利用者番号および利用者の特徴情報を、画像認証部515に出力しているものとする(後述の図16のステップS507参照)。
図10に示す第1の実施形態に係る画像形成装置101によるステップS205、206それぞれの動作と同様である。
図16は、第2の実施形態に係る画像形成装置の認証処理の一例を示すフローチャートである。図16を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101aの認証処理の流れについて説明する。
本体310aの移動体検知部501により、画像形成装置101aの周辺の移動体(例えば、人物)が検知された場合(ステップS501:Yes)、ステップS502へ移行する。移動体が検知されない場合(ステップS501:No)、移動体検知部501は、引き続き、移動体の検知動作を継続する。
本体310aの電力状態制御部502は、操作部330aの省電力状態を解除する。例えば、電力状態制御部502は、通信路350を介して、操作部330aに復帰命令を通知することにより、操作部330aを、省電力状態から通常状態へ復帰させる。これによって、無線認証部512の無線認証処理、および画像認証部515による画像認証処理が実行可能となる。そして、ステップS503へ移行する。
操作部330aの無線通信部511および無線認証部512は、例えば、図9に示すような無線認証処理を実行する。ここで、無線認証部512は、無線認証処理により1以上のRFIDタグ104の認証を許可すると、無線認証処理の処理結果が「OK」であることを示す情報と、認証が許可された1以上のRFIDタグ104の利用者の識別情報(例えば、図15の「利用者番号」)とを、認証部516に出力するものとする。一方、無線認証部512は、無線認証処理によりいずれのRFIDタグ104の認証を許可しない場合、無線認証処理の処理結果が「NG」であることを示す情報を、認証部516に出力するものとする。そして、ステップS504へ移行する。
無線認証部512により、検知範囲201内の1以上のRFIDタグ104に対する無線認証処理が全て完了した場合(ステップS504:Yes)、ステップS505へ移行する。一方、完了していない場合(ステップS504:No)、ステップS503へ戻り、無線認証部512は、無線認証処理を継続する。
無線認証部512による無線認証処理の結果、無線認証が許可された1以上のRFIDタグ104の利用者を示す情報が、利用者情報(例えば、利用者情報a520または利用者情報A506等)に存在する場合(ステップS505:Yes)、ステップS506へ移行する。一方、無線認証部512による無線認証処理の結果、無線認証が許可されたRFIDタグ104がない場合(ステップS505:No)、ステップS514へ移行する。
無線認証部512は、認証を許可した1以上のRFIDタグ104の無線タグIDを、利用者情報管理部517に出力する。利用者情報管理部517は、無線認証部512から受け取った1以上の無線タグIDに対応する利用者の特徴情報等を利用者情報a520から取得し、認証情報管理部523に出力する。具体的には、利用者情報管理部517は、1以上の無線タグIDに対応する利用者番号、利用者の特徴情報、および最終的な優先度を取得して、認証情報管理部523に出力する。そして、ステップS507へ移行する。
認証情報管理部523は、利用者情報管理部517から受け取った最終的な優先度の順位、利用者情報および利用者の特徴情報を、画像認証部515に出力する。そして、ステップS508へ移行する。
操作部330aの撮像部513、特徴情報抽出部514および画像認証部515は、例えば、図10を参照して上述した画像認証処理を実行する。ここで、画像認証部515は、画像認証処理により撮像画像に含まれる利用者の認証を許可すると、画像認証処理の処理結果が「OK」であることを示す情報と、認証が許可された利用者の識別情報(例えば、図15の「利用者番号」)とを、認証部516に出力するものとする。一方、画像認証部515は、画像認証処理により撮像画像に含まれる利用者の認証を許可しない場合、画像認証処理の処理結果が「NG」であることを示す情報を、認証部516に出力するものとする。そして、ステップS509へ移行する。
認証部516は、画像認証部515から出力される情報に基づいて、画像認証処理の結果が「OK」(許可)であるか否か判断する。画像認証処理の結果が「OK」(許可)である場合(ステップS509:Yes)、ステップS510へ移行する。一方、画像認証処理の結果が「OK」(許可)でない場合(ステップS509:No)、ステップS513へ移行する。
認証部516は、ステップS503で無線認証処理が「OK」になったRFIDタグ104の利用者と、ステップS508で画像認証処理が「OK」になった利用者が、同じ利用者であるか否かを判断する。例えば、認証部516は、無線認証部512から出力された利用者の識別情報と、画像認証部515から出力された利用者の識別情報が一致するか否かを判断する。無線認証部512から出力された利用者の識別情報と、画像認証部515から出力された利用者の識別情報が一致する場合(ステップS510:Yes)、ステップS511へ移行する。一方、無線認証部512から出力された利用者の識別情報と、画像認証部515から出力された利用者の識別情報が一致しない場合(ステップS510:No)、ステップS513へ移行する。
認証部516は、無線認証部512から出力された利用者の識別情報と、画像認証部515から出力された利用者の識別情報が一致すると判断した場合、その利用者の画像形成装置101aへのログイン認証(装置認証)を許可する。これによって、利用者は、画像形成装置101aを使用することができるようになる。また、認証情報管理部523は、利用者情報管理部517から受け取った利用者番号および利用者の特徴情報を画像認証部515に出力するのを停止する。これによって、新たな画像認証部515による画像認証が停止されることになり、上述の認証部516の装置認証で許可された利用者が、画像形成装置101aを使用できる利用者として確定される。そして、ステップS512へ移行する。
更新部522aは、例えば、認証部516によって装置認証が許可(画像形成装置101aの使用が許可)された利用者を示す情報に対応する利用者情報a520の認証成功回数をインクリメント(+1)することによって更新する。また、更新部522aは、例えば、更新した認証成功回数、ジョブ投入順、および登録時の優先度を用いて、上述の式(1)により、最終的な優先度を算出して更新する。
ステップS505において、無線認証部512による無線認証処理により無線認証が許可された1以上のRFIDタグ104の利用者に対する、画像認証部515による画像認証処理が全て完了した場合(ステップS513:Yes)、ステップS514へ移行する。一方、画像認証部515による画像認証処理が全て完了していない場合(ステップS513:No)、ステップS507へ戻り、認証情報管理部523は、次に高い最終的な優先度の利用者番号および利用者の特徴情報を、画像認証部515に出力する。
電力状態制御部502は、ステップS502で操作部330aの省電力状態を解除させてから、所定の時間(例えば、5分)を経過したか否かを判定する。所定の時間が経過した場合、すなわち、所定の時間内に認証部516による装置認証が成功しない場合(ステップS514:Yes)、ステップS515へ移行する。一方、所定の時間が経過していない場合(ステップS514:No)、ステップS503へ戻り、同様の処理を繰り返す。
電力状態制御部502は、操作部330aを省電力状態へ移行させる。例えば、電力状態制御部502は、通信路350を介して、操作部330aに移行命令を通知することにより、操作部330aを、通常状態から省電力状態へ移行させる。
以下、図17〜22等を参照しながら、第3の実施形態に係る画像形成装置について、第1の実施形態に係る画像形成装置101と相違する点を中心に説明する。本実施形態では、RFIDの電波強度から、利用者の検知範囲からの離脱の有無を判定し、離脱情報を加味して優先度を決定する動作について説明する。なお、本実施形態に係る情報処理システムの構成、ならびに画像形成装置のハードウェア構成およびソフトウェア構成は、第1の実施形態で説明した情報処理システム100の構成、ならびに画像形成装置101のハードウェア構成およびソフトウェア構成それぞれと同様である。また、本実施形態に係る画像形成装置の無線認証処理および画像認証処理は、第1の実施形態で説明した画像形成装置101の無線認証処理および画像認証処理それぞれと同様である。
図17は、第3の実施形態に係る画像形成装置の機能構成の一例を示す図である。図18は、検知範囲内外での行動と電波強度との関係を説明する図である。図17および18を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101bの機能構成について説明する。
(Pt:送信電力、Gt:送信利得、Gr:受信利得、λ:電波波長、d:伝搬距離)
図19は、第3の実施形態に係る利用者情報の一例を示す図である。図19を参照しながら、操作部330bの記憶部518に記憶された利用者情報a520のデータ構成について説明する。
図20は、第3の実施形態に係る画像形成装置の離脱判定処理の一例を示すフローチャートである。図21は、電波強度の推移、および離脱の有無を説明する図である。図20および21を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101bの離脱判定処理の流れについて説明する。
無線通信部511bは、所定時間ごとに、1以上の無線タグ(RFIDタグ104)から近距離無線通信機339が受信する電波の電波強度を検出し、検出した電波強度、および、受信した特定の情報のうち識別情報(無線タグID)を離脱判定部524へ送る。そして、ステップS602へ移行する。
離脱判定部524は、無線通信部511bから受け取った電波強度の過去の所定回数分の電波強度の平均を算出して平均電波強度を求める。したがって、無線通信部511bによって検出された電波強度は、過去の所定回数分だけ蓄積しておく必要がある。例えば、図21(b)に示す例では、過去の3回分の電波強度を平均する動作を示している。ここで、電波強度の平均値を算出しているのは、電波強度は実際には安定した値をとる物理量ではないため、変動の誤差が生じるためである。上述のように、過去の所定回数分の電波強度の平均を算出することによって、ばらつきを抑え、誤差の影響を軽減することができる。そして、ステップS603へ移行する。
離脱判定部524は、算出した平均電波強度のうち、1つ前の平均電波強度と、現在の平均電波強度との差分を算出する。したがって、離脱判定部524によって差分が算出されるまでは、1つ前の平均電波強度を記憶しておく必要がある。例えば、図21(b)に示すように、算出された現在の平均電波強度が、時刻0.4[s]の−69.8[dBm]である場合、1つ前の平均電波強度は、時刻0.3[s]の−71.5[dBm]であり、算出される差分(平均差分)は、1.7[dBm]となる。そして、ステップS604へ移行する。
離脱判定部524は、算出した差分に基づいて、画像形成装置101bに対する無線タグ(無線タグを持った利用者)の離脱状態を判定する。具体的には、離脱判定部524は、画像形成装置101bに対して、離脱しているか否か、および停止しているかを判定する。離脱判定部524は、例えば、差分が所定の閾値より小さい場合、平均電波強度は減少していると判断して、画像形成装置101bに対して離脱していると判定し(ステップS604:離脱)、ステップS607へ移行する。また、離脱判定部524は、例えば、差分が所定の閾値より大きい場合、平均電波強度は増加していると判断して、画像形成装置101bに対して接近している(離脱していない)と判定し(ステップS604:離脱していない)、ステップS605へ移行する。また、離脱判定部524は、例えば、差分が所定の閾値と等しい場合、平均電波強度の増減はないと判断して、画像形成装置101bに対して停止中であると判定し(ステップS604:停止)、ステップS606へ移行する。なお、差分が所定の閾値と等しいとは、完全に等しいことに限定されるものではなく、差分がほぼ所定の閾値と等しい(例えば、所定の閾値を中心とする所定の範囲に含まれる)概念を含むものとする。
現強度−前強度>第1閾値 かつ 現強度<第2閾値 ・・・(4)
前強度−現強度>第1閾値 かつ 現強度>第2閾値 ・・・(5)
前強度−現強度>第1閾値 かつ 現強度<第2閾値 ・・・(6)
|現強度−前強度|<第1閾値 かつ 現強度>第2閾値 ・・・(7)
|現強度−前強度|<第1閾値 かつ 現強度<第2閾値 ・・・(8)
離脱判定部524は、無線タグの離脱状態を、離脱していないと判定し、その旨(図19に示すように、例えば「1」)を離脱情報として利用者情報a520に書き込む。そして、離脱判定処理を終了する。
離脱判定部524は、無線タグの離脱状態を、停止中であると判定し、その旨(図19に示すように、例えば「0」)を離脱情報として利用者情報a520に書き込む。そして、離脱判定処理を終了する。
離脱判定部524は、無線タグの離脱状態を、離脱していると判定し、その旨(図19に示すように、例えば「−1」)を離脱情報として利用者情報a520に書き込む。そして、離脱判定処理を終了する。
図22は、第3の実施形態に係る画像形成装置の優先度の算出処理の一例を示すフローチャートである。図22を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101bの優先度の算出処理について説明する。
認証情報管理部521は、無線認証が許可された無線タグIDに対応する利用者の識別情報等を利用者情報管理部517から受け取っているか確認する。利用者の識別情報等がある場合(ステップS701:Yes)、ステップS702へ移行し、利用者の識別情報等がない場合(ステップS701:No)、優先度の算出処理を終了する。
優先度算出部521aは、利用者情報管理部517から受け取った情報のうち、特定の利用者の識別情報に対応する登録時の優先度を取得する。ここで、登録時の優先度について、例えば、使用頻度が高い利用者については低い値(優先度が高い)を予め登録しておくことによって、使用頻度が高い利用者が優先的に画像認証部515による画像認証が行われることになり、認証効率を向上させることができる。そして、ステップS703へ移行する。
優先度算出部521aは、利用者情報管理部517から受け取った情報のうち、特定の利用者の識別情報に対応する認証成功回数を取得し、認証成功回数に応じて優先度を上げる。例えば、認証成功回数が大きいほど、画像形成装置101bを使用する可能位が高いと判断し、優先度を上げる。認証成功回数が大きいということは、その認証成功回数に対応する利用者による使用頻度が高いということになり、その使用頻度が高い利用者が優先的に画像認証部515による画像認証が行われることになるので、認証効率を向上させることができる。さらに、認証部516による認証が成功する度に認証成功回数が増えて優先度も上がるので、流動的に優先度を変化させることができる。なお、認証成功回数に応じて優先度を上げる動作に限定されるものではなく、認証成功回数が小さいほど、優先度を下げるものとしてもよい。そして、ステップS704へ移行する。
優先度算出部521aは、利用者情報管理部517から受け取った情報のうち、特定の利用者の識別情報に対応するジョブ投入順を取得し、ジョブが投入されているか否かを判定する。ジョブが投入されている場合(ステップS704:Yes)、ステップS705へ移行し、ジョブが投入されていない場合(ステップS704:No)、ステップS706へ移行する。
優先度算出部521aは、ジョブが投入されていると判定したジョブ投入順の値に応じて、優先度を上げる。例えば、ジョブ投入順が、早くジョブを投入したことを示す値であるほど、画像形成装置101bを使用する可能性が高いと判断し、優先度を上げる。ジョブ投入順に従って優先度を上げることによって、早くジョブを投入した利用者が優先的に画像認証部515による画像認証が行われることになるので、認証効率を向上させることができる。なお、ジョブ投入順に応じて優先度を上げる動作に限定されるものではなく、遅くジョブを投入したことを示す値であるほど、優先度を下げるものとしてもよい。そして、ステップS706へ移行する。
優先度算出部521aは、利用者情報管理部517から受け取った情報のうち、特定の利用者の識別情報に対応する離脱情報を取得し、その利用者の無線タグが画像形成装置101bに対して離脱しているか否か、および停止しているかを判定する。無線タグが離脱している場合(ステップS706:Yes)、ステップS707へ移行し、離脱していない場合(ステップS706:No)、ステップS708へ移行する。
優先度算出部521aは、無線タグが離脱していると判定した場合、利用者が画像形成装置101bを使用する可能性が低いと判断し、優先度を下げる。無線タグを有する利用者が画像形成装置101bから離脱している場合、その利用者が画像形成装置101bを使用する可能性が低いことになり、その利用者の優先度を下げることによって、画像形成装置101bに接近している、または、近傍に停止している利用者が優先的に画像認証部515による画像認証が行われることになるので、認証効率を向上させることができる。なお、無線タグを有する利用者が離脱している場合に優先度を下げるものとし、画像認証の対象から除外しないものとしている理由は、電波強度の誤差、または、印刷のし忘れによる再使用等により、一時的に離脱していると判定されて、再度接近した利用者が認証されなくなることを防止するためである。ただし、離脱している場合は、一律に画像認証の対象から除外することを制限するものではない。また、離脱情報に応じて優先度を下げる動作に限定されるものではなく、例えば、離脱情報が離脱していないことを示す場合、優先度を上げるものとしてもよい。そして、ステップS708へ移行する。
優先度算出部521aは、上述のS702〜S707に示すような優先度の増減によって、最終的な優先度を決定する。そして、ステップS709へ移行する。
認証情報管理部521は、利用者情報管理部517から受け取った、無線認証が許可された無線タグIDに対応する利用者の識別情報等に対応する最終的な優先度をすべて決定したか否かを判定する。すべての最終的な優先度が決定された場合(ステップS709:Yes)、優先度の算出処理を終了し、すべての最終的な優先度が決定されていない場合(ステップS709:No)、ステップS701へ戻る。
(α、β、γ:それぞれ認証成功回数、ジョブ投入順、離脱情報の重み付けをする定数)
次に、図12を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101bの認証処理について、第1の実施形態に係る画像形成装置101の認証処理と相違する点を中心に説明する。
以下、図23〜27等を参照しながら、第4の実施形態に係る画像形成装置について、第3の実施形態に係る画像形成装置101bと相違する点を中心に説明する。本実施形態では、無線認証部512から受け取った1以上の無線タグIDに対応する利用者の特徴情報等を利用者情報a520から取得して蓄積する動作について説明する。なお、本実施形態に係る情報処理システムの構成、ならびに画像形成装置のハードウェア構成およびソフトウェア構成は、第1の実施形態で説明した情報処理システム100の構成、ならびに画像形成装置101のハードウェア構成およびソフトウェア構成それぞれと同様である。また、本実施形態に係る画像形成装置の無線認証処理および画像認証処理は、第1の実施形態で説明した画像形成装置101の無線認証処理および画像認証処理それぞれと同様である。
図23は、第4の実施形態に係る画像形成装置の機能構成の一例を示す図である。図24は、利用者情報から無線認証が許可された情報を抽出して蓄積する動作を説明する図である。図25は、画像認証処理の優先度が変更されることを模式的に示した図である。図23〜25を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101cの機能構成について説明する。
図26は、第4の実施形態に係る画像形成装置の認証処理の一例を示すフローチャートである。図26を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置101cの認証処理の流れについて説明する。なお、図26に示す認証処理の開始時点において、画像形成装置101cは、電力状態制御部502によって、上述した省電力状態に制御されているものとする。
本体310cの移動体検知部501により、画像形成装置101cの周辺の移動体(例えば、人物)が検知された場合(ステップS801:Yes)、ステップS802へ移行する。移動体が検知されない場合(ステップS801:No)、移動体検知部501は、引き続き、移動体の検知動作を継続する。
本体310cの電力状態制御部502は、操作部330cの省電力状態を解除する。例えば、電力状態制御部502は、通信路350を介して、操作部330cに復帰命令を通知することにより、操作部330cを、省電力状態から通常状態へ復帰させる。これによって、図9に示す無線認証部512の無線認証処理、および図10に示す画像認証部515による画像認証処理が実行可能となる。そして、ステップS803へ移行する。
操作部330cの無線通信部511cおよび無線認証部512は、例えば、図9に示すような無線認証処理を実行する。また、操作部330cの無線通信部511cおよび離脱判定部524は、図20で上述した離脱判定処理を行う。すなわち、利用者情報a520において、無線通信部511cにより受信された無線タグIDに対応する離脱情報がそれぞれ書き込まれる。ここで、無線認証部512は、無線認証処理により1以上のRFIDタグ104の認証を許可すると、無線認証処理の処理結果が「OK」であることを示す情報と、認証が許可された1以上のRFIDタグ104の利用者の識別情報(例えば、図7の「利用者番号」)とを、認証部516に出力するものとする。一方、無線認証部512は、無線認証処理によりいずれのRFIDタグ104の認証を許可しない場合、無線認証処理の処理結果が「NG」であることを示す情報を、認証部516に出力するものとする。そして、ステップS804へ移行する。
ステップS804、S805の処理は、それぞれ第1の実施形態における図12に示すS404、S405の処理と同様である。そして、ステップS806へ移行する。
無線認証部512は、認証を許可した1以上のRFIDタグ104の無線タグIDを、利用者情報管理部517に出力する。利用者情報管理部517は、無線認証部512から受け取った1以上の無線タグIDに対応する利用者の特徴情報等を利用者情報a520から取得し、認証情報管理部521に出力する。具体的には、利用者情報管理部517は、1以上の無線タグIDに対応する利用者番号、利用者の特徴情報、ジョブ投入順、登録時の優先度、認証成功回数、および離脱情報を取得して、認証情報管理部521に出力する。そして、ステップS807へ移行する。
認証情報管理部521の蓄積部521cは、利用者情報管理部517から受け取った1以上の無線タグIDに対応する利用者番号、利用者の特徴情報、ジョブ投入順、登録時の優先度、認証成功回数、および離脱情報を、記憶部518に蓄積する。そして、ステップS808へ移行する。
認証情報管理部521の優先度算出部521aは、蓄積部521cにより記憶部518に蓄積された利用者の情報(蓄積情報)に基づいて最終的な優先度を算出する。そして、ステップS809へ移行する。
認証情報管理部521の出力部521bは、優先度算出部521aにより算出された最終的な優先度に従って、蓄積情報から利用者番号および利用者の特徴情報を読み出して、画像認証部515に出力する。そして、ステップS810へ移行する。
ステップS810〜S816の処理は、それぞれ第1の実施形態における図12に示すS409〜S415の処理と同様である。
上述の図26で示した認証処理では、蓄積情報に含まれる利用者の特徴情報のすべてについて画像認証が成功しなかった場合、装置認証としては失敗となる動作を示すが、本変形例では、蓄積情報に含まれる利用者の特徴情報のすべてについて画像認証が失敗した場合、その蓄積情報を除外した利用者情報a520(または利用者情報A506)の情報を参照して画像認証を行う動作について説明する。
ステップS901〜S914の処理は、それぞれ第4の実施形態における図26に示すS801〜S814の処理と同様である。そして、ステップS915へ移行する。
出力部521bは、利用者情報a520(または利用者情報A506)全体から蓄積情報を除外した情報から、利用者番号および利用者の特徴情報を読み出して、画像認証部515に出力する。そして、操作部330cの撮像部513、特徴情報抽出部514および画像認証部515は、例えば、図10に示すような画像認証処理を実行する。ここで、画像認証部515は、画像認証処理により撮像画像に含まれる利用者の認証を許可すると、画像認証処理の処理結果が「OK」であることを示す情報と、認証が許可された利用者の識別情報(例えば、図19の「利用者番号」)とを、認証部516に出力するものとする。一方、画像認証部515は、画像認証処理により撮像画像に含まれる利用者の認証を許可しない場合、画像認証処理の処理結果が「NG」であることを示す情報を、認証部516に出力するものとする。そして、ステップS916へ移行する。
ステップS916、S917の処理は、それぞれ第4の実施形態における図26に示すS815、S816の処理と同様である。
上述の各実施形態で説明した画像形成装置101(101a〜101c)の機能構成は一例であり、各機能部は、本体310(310a〜310c)に搭載されてもよいし、操作部330(330a〜330c)に搭載されてもよい。
101、101a〜101c 画像形成装置
102 カメラ
103 RFIDタグリーダ
104 RFIDタグ
105 利用者
201 検知範囲
310、310a〜310c 本体
311 CPU
312 ROM
313 RAM
314 ストレージ
315 通信I/F
316 接続I/F
317 エンジン部
318 移動体センサ
319 システムバス
330、330a〜330c 操作部
331 CPU
332 ROM
333 RAM
334 フラッシュメモリ
335 通信I/F
336 操作パネル
337 接続I/F
338 外部接続I/F
339 近距離無線通信機
340 カメラ
341 システムバス
350 通信路
360 ネットワーク
411 アプリ層
412 サービス層
413 OS層
431 アプリ層
432 サービス層
433 OS層
501 移動体検知部
502 電力状態制御部
503 画像形成部
504 記憶部
505 通信部
506 利用者情報A
511、511b、511c 無線通信部
512 無線認証部
513 撮像部
514 特徴情報抽出部
515 画像認証部
516 認証部
517 利用者情報管理部
518 記憶部
519 通信部
520 利用者情報a
521 認証情報管理部
521a 優先度算出部
521b 出力部
521c 蓄積部
522、522a 更新部
523 認証情報管理部
524 離脱判定部
801、802 利用者情報
1001 撮像画像
1002 利用者
1003 顔画像
1004 輪郭
1005 目
1006 鼻
Claims (16)
- 情報処理装置であって、
1以上の無線タグから前記無線タグを特定する第1の特定情報を取得する無線通信手段と、
前記無線通信手段により取得された1以上の前記第1の特定情報に基づいて、前記1以上の無線タグに対する無線認証を行う無線認証手段と、
前記無線認証手段により前記無線認証が許可された前記1以上の無線タグの前記第1の特定情報それぞれに対応する利用者の特徴を示す特徴情報を取得する取得手段と、
前記第1の特定情報と、第1の利用者情報における第2の特定情報に基づく優先度に従って、前記取得手段により取得された前記利用者の特徴を示す特徴情報を出力する出力手段と、
撮像装置に利用者を撮像させて、該利用者を含む画像を取得する撮像手段と、
前記出力手段により出力された前記利用者の特徴を示す特徴情報と、前記撮像手段により取得された前記画像の特徴情報とに基づいて、前記利用者に対する画像認証を行う画像認証手段と、
前記無線認証で許可された前記1以上の無線タグの前記第1の特定情報それぞれに対応する利用者と、前記画像認証で許可された利用者とが同じ利用者である場合、該利用者に対して前記情報処理装置の使用を許可する装置認証手段と、
前記第1の利用者情報に、前記第1の特定情報と、前記第2の特定情報と、さらに前記利用者の特徴を示す特徴情報とを対応付け、前記第1の利用者情報から、前記第1の特定情報それぞれに対応する前記利用者の特徴を示す特徴情報および前記第2の特定情報を取得し、取得された前記第2の特定情報から第1の優先度を決定する決定手段と、
を備え、
前記決定手段は、前記第2の特定情報に含まれる前記利用者の前記情報処理装置に対する離脱状態を示す離脱情報に基づいて前記第1の優先度を決定し、
前記出力手段は、前記決定手段により決定された前記第1の優先度に基づく順序で、前記利用者の特徴を示す特徴情報を前記画像認証手段に出力し、
前記画像認証手段は、前記優先度に基づく順序で前記出力手段により出力された1以上の前記利用者の特徴を示す特徴情報と、前記撮像手段により取得された前記画像の特徴情報とに基づいて、前記利用者に対する前記画像認証を行うことを特徴とする情報処理装置。 - 前記画像認証手段は、前記無線認証手段により前記無線認証された順に、前記第1の特定情報それぞれに対応する前記利用者の特徴を示す特徴情報と、前記撮像手段により取得された前記画像の特徴情報とに基づいて、前記利用者に対する前記画像認証を行う請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記取得手段は、前記第1の利用者情報から、前記第2の特定情報として、ジョブ投入順、予め登録された第2の優先度、および前記装置認証手段による許可の回数である認証成功回数のうち、少なくともいずれか一部の情報を取得し、
前記決定手段は、前記取得手段により取得された前記一部の情報から前記第1の優先度を決定する請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記無線タグからの電波強度に基づいて、前記離脱状態を判定して前記離脱情報を求める判定部を、さらに備えた請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記装置認証手段により前記情報処理装置の使用が許可された場合に、前記第1の利用者情報において、前記情報処理装置の使用が許可された利用者に対応する前記第2の特定情報に基づいて第1の優先度を決定して更新する更新手段を、さらに備え、
前記取得手段は、前記第1の利用者情報から、前記第1の特定情報それぞれに対応する前記利用者の特徴を示す特徴情報および前記第1の優先度を取得し、
前記出力手段は、前記取得手段により取得された前記第1の優先度に基づく順序で、前記利用者の特徴を示す特徴情報を前記画像認証手段に出力する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記更新手段は、前記第1の利用者情報において、前記情報処理装置の使用が許可された利用者に対応する前記第2の特定情報として、ジョブ投入順、予め登録された第2の優先度、および前記装置認証手段による許可の回数である認証成功回数のうち、少なくともいずれか一部から前記第1の優先度を決定して更新する請求項5に記載の情報処理装置。
- 前記画像認証手段は、前記撮像手段により取得された画像の特徴情報が、前記取得手段により取得された利用者の特徴を示す特徴情報と一致する場合、前記利用者に対して前記画像認証を許可する請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記第1の利用者情報は、利用者の識別情報と、該識別情報に対応する利用者の特徴を示す特徴情報としての画像の特徴情報と、を含み、
前記画像認証手段は、前記撮像手段により取得された画像の特徴情報が、前記取得手段により取得された画像の特徴情報と一致する場合、該画像の特徴情報に対応する前記識別情報で示される利用者に対して、前記画像認証を許可する請求項7に記載の情報処理装置
。 - 前記出力手段は、前記装置認証手段により前記情報処理装置の使用が許可された場合に、前記取得手段により取得された前記利用者の特徴を示す特徴情報の出力を停止する請求項1〜8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記無線認証手段は、利用者の識別情報と、前記第1の特定情報とを対応付ける第2の利用者情報に、前記無線通信手段により取得された第1の特定情報が含まれる場合、該第1の特定情報に対応する前記識別情報で示される利用者に対して、前記無線認証を許可する請求項1〜9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記装置認証手段は、前記無線認証手段により前記無線認証が許可された利用者の前記第2の利用者情報における識別情報と、前記画像認証手段により前記画像認証が許可された利用者の前記第1の利用者情報での識別情報とが、同じ利用者についての識別情報である場合、該利用者に対して前記情報処理装置の使用を許可する請求項10に記載の情報処理装置。
- 前記取得手段により取得された1以上の前記利用者の特徴を示す特徴情報を記憶手段に蓄積する蓄積手段を、さらに備えた請求項1〜11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記画像認証手段は、前記蓄積手段により蓄積された1以上の前記利用者の特徴を示す特徴情報と、前記撮像手段により取得された前記画像の特徴情報とに基づいて、前記利用者に対する画像認証を行う請求項12に記載の情報処理装置。
- 情報処理装置に対する利用者の認証を行う情報処理システムであって、
1以上の無線タグから前記無線タグを特定する第1の特定情報を取得する無線通信手段と、
前記無線通信手段により取得された1以上の前記第1の特定情報に基づいて、前記1以上の無線タグに対する無線認証を行う無線認証手段と、
前記無線認証手段により前記無線認証が許可された前記1以上の無線タグの前記第1の特定情報それぞれに対応する利用者の特徴を示す特徴情報を取得する取得手段と、
前記第1の特定情報と、第1の利用者情報における第2の特定情報に基づく優先度に従って、前記取得手段により取得された前記利用者の特徴を示す特徴情報を出力する出力手段と、
撮像装置に利用者を撮像させて、該利用者を含む画像を取得する撮像手段と、
前記出力手段により出力された前記利用者の特徴を示す特徴情報と、前記撮像手段により取得された前記画像の特徴情報とに基づいて、前記利用者に対する画像認証を行う画像認証手段と、
前記無線認証で許可された前記1以上の無線タグの前記第1の特定情報それぞれに対応する利用者と、前記画像認証で許可された利用者とが同じ利用者である場合、該利用者に対して前記情報処理装置の使用を許可する装置認証手段と、
前記第1の利用者情報に、前記第1の特定情報と、前記第2の特定情報と、さらに前記利用者の特徴を示す特徴情報とを対応付け、前記第1の利用者情報から、前記第1の特定情報それぞれに対応する前記利用者の特徴を示す特徴情報および前記第2の特定情報を取得し、取得された前記第2の特定情報から第1の優先度を決定する決定手段と、
を備え、
前記決定手段は、前記第2の特定情報に含まれる前記利用者の前記情報処理装置に対する離脱状態を示す離脱情報に基づいて前記第1の優先度を決定し、
前記出力手段は、前記決定手段により決定された前記第1の優先度に基づく順序で、前記利用者の特徴を示す特徴情報を前記画像認証手段に出力し、
前記画像認証手段は、前記優先度に基づく順序で前記出力手段により出力された1以上の前記利用者の特徴を示す特徴情報と、前記撮像手段により取得された前記画像の特徴情報とに基づいて、前記利用者に対する前記画像認証を行うことを特徴とする情報処理システム。 - 情報処理装置による認証方法であって、
1以上の無線タグから前記無線タグを特定する第1の特定情報を取得する無線通信ステップと、
取得した1以上の前記第1の特定情報に基づいて、前記1以上の無線タグに対する無線認証を行う無線認証ステップと、
前記無線認証が許可された前記1以上の無線タグの前記第1の特定情報それぞれに対応する利用者の特徴を示す特徴情報を取得する取得ステップと、
前記第1の特定情報と、第1の利用者情報における第2の特定情報に基づく優先度に従って、前記取得ステップにより取得された前記利用者の特徴を示す特徴情報を出力する出力ステップと、
撮像装置に利用者を撮像させて、該利用者を含む画像を取得する撮像ステップと、
出力された前記利用者の特徴を示す特徴情報と、取得した前記画像の特徴情報とに基づいて、前記利用者に対する画像認証を行う画像認証ステップと、
前記無線認証で許可された前記1以上の無線タグの前記第1の特定情報それぞれに対応する利用者と、前記画像認証で許可された利用者とが同じ利用者である場合、該利用者に対して前記情報処理装置の使用を許可する装置認証ステップと、
前記第1の利用者情報に、前記第1の特定情報と、前記第2の特定情報と、さらに前記利用者の特徴を示す特徴情報とを対応付け、前記第1の利用者情報から、前記第1の特定情報それぞれに対応する前記利用者の特徴を示す特徴情報および前記第2の特定情報を取得し、取得された前記第2の特定情報から第1の優先度を決定する決定ステップと、
を備え、
前記決定ステップは、前記第2の特定情報に含まれる前記利用者の前記情報処理装置に対する離脱状態を示す離脱情報に基づいて前記第1の優先度を決定し、
前記出力ステップは、前記決定ステップにより決定された前記第1の優先度に基づく順序で、前記利用者の特徴を示す特徴情報を出力し、
前記画像認証ステップは、前記優先度に基づく順序で出力された1以上の前記利用者の特徴を示す特徴情報と、前記撮像ステップにより取得された前記画像の特徴情報とに基づいて、前記利用者に対する前記画像認証を行う
ことを特徴とする認証方法。 - コンピュータを、
1以上の無線タグから前記無線タグを特定する第1の特定情報を取得する無線通信手段と、
前記無線通信手段により取得された1以上の前記第1の特定情報に基づいて、前記1以上の無線タグに対する無線認証を行う無線認証手段と、
前記無線認証手段により前記無線認証が許可された前記1以上の無線タグの前記第1の特定情報それぞれに対応する利用者の特徴を示す特徴情報を取得する取得手段と、
前記第1の特定情報と、第1の利用者情報における第2の特定情報に基づく優先度に従って、前記取得手段により取得された前記利用者の特徴を示す特徴情報を出力する出力手段と、
撮像装置に利用者を撮像させて、該利用者を含む画像を取得する撮像手段と、
前記出力手段により出力された前記利用者の特徴を示す特徴情報と、前記撮像手段により取得された前記画像の特徴情報とに基づいて、前記利用者に対する画像認証を行う画像認証手段と、
前記無線認証で許可された前記1以上の無線タグの前記第1の特定情報それぞれに対応する利用者と、前記画像認証で許可された利用者とが同じ利用者である場合、該利用者に対して情報処理装置の使用を許可する装置認証手段と、
前記第1の利用者情報に、前記第1の特定情報と、前記第2の特定情報と、さらに前記利用者の特徴を示す特徴情報とを対応付け、前記第1の利用者情報から、前記第1の特定情報それぞれに対応する前記利用者の特徴を示す特徴情報および前記第2の特定情報を取得し、取得された前記第2の特定情報から第1の優先度を決定する決定手段と、
として機能させ、
前記決定手段は、前記第2の特定情報に含まれる前記利用者の前記情報処理装置に対する離脱状態を示す離脱情報に基づいて前記第1の優先度を決定し、
前記出力手段は、前記決定手段により決定された前記第1の優先度に基づく順序で、前記利用者の特徴を示す特徴情報を前記画像認証手段に出力し、
前記画像認証手段は、前記優先度に基づく順序で前記出力手段により出力された1以上の前記利用者の特徴を示す特徴情報と、前記撮像手段により取得された前記画像の特徴情報とに基づいて、前記利用者に対する前記画像認証を行う
ことを特徴とするプログラム。
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