JP7354831B2 - 顔認証システム、顔認証方法及び顔認証プログラム - Google Patents

顔認証システム、顔認証方法及び顔認証プログラム Download PDF

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Description

本出願は、顔認証システム、顔認証方法及び顔認証プログラムに関する。
認証すべき対象人物を認証するシステムのうち、顔認証は、対象人物の顔を撮像した画像と、データベースに保存された顔データとを照合し、類似度が所定の閾値以上の人物を抽出することにより行う。しかしながら、対象人物を認証する際に、顔認証のみの1要素認証では、信頼性が十分でない場合がある。
特許文献1~4には、顔認証における誤認識を防ぐために、個人情報による認証等、他の認証方法を加えた2要素認証が行われている。特許文献1の個人認証装置は、顔認証、個人情報認証及び声紋認証を組み合わせており、個人情報認証において、名前等の個人情報を対象人物に対して質問する形式となっている。特許文献2の人物情報管理システムは、データベースに登録された顔画像に加え、個人情報に基づいて対象人物を照合する。特許文献3の個人認証システムは、顔認証に加え、指紋認証、静脈認証を組み合わせて対象人物を認証する。特許文献4の顔認証装置は、顔認証及びIDカードを組み合わせて対象人物を認証する。
特開2001-331801号公報 特開2004-258764号公報 特開2009-205542号公報 国際公開第2019/138688号
顔認証の特徴である手ぶらで認証可能という利点を備えつつ、認証の信頼性が高く、生体認証等の新たな認証機器を必要としない短時間で容易に認証可能な顔認証システムが所望されている。
本開発の目的は、かかる事情に鑑み、信頼性を向上させつつ認証に要するコストアップを抑制することができる顔認証システム、顔認証方法及び顔認証プログラムの提供にある。
一実施形態に係る顔認証システムは、複数の人物の顔データ及び個人情報が保存されたデータベースと、認証される対象人物を撮像し、撮像した画像を出力する撮像装置と、前記画像に含まれた顔データと、前記データベースに保存された前記顔データと、を照合することにより、類似度が所定の閾値以上の前記人物を人物候補としてリストアップする分析装置と、前記対象人物に対して、前記分析装置が選択した前記個人情報の質問を出力し、前記質問に対する回答を取得する入出力装置と、を備え、前記分析装置は、前記回答に一致する前記個人情報を有する前記人物候補を1人に絞り込んだ場合に、前記対象人物を、1人に絞り込んだ前記人物候補と認証し、前記データベースは、前記人物が前記対象人物を認証する際の前記人物候補として使用された回数を、前記人物の前記個人情報として保存し、前記分析装置は、複数の前記人物候補がリストアップされた場合に、前記回数に応じて、各人物候補に所定の重みを付加し、前記分析装置は、複数の前記人物候補を、第1グループ及び第2グループに分割する際に、前記第1グループの前記重みの合計と、前記第2グループの前記重みの合計と、の差の絶対値を小さくするような前記質問を選択する。
一実施形態に係る顔認証方法は、認証される対象人物を撮像し、撮像した画像に含まれた顔データと、データベースに保存された複数の人物の顔データと、を照合することにより、類似度が所定の閾値以上の前記人物を人物候補としてリストアップするステップと、複数の前記人物候補がリストアップされた場合に、前記対象人物に対して、前記データベースに保存された前記複数の人物における個人情報から選択された前記個人情報の質問を出力し、前記質問に対する回答を取得するステップと、前記回答に一致する前記個人情報を有する前記人物候補を1人に絞り込んだ場合に、前記対象人物を、1人に絞り込んだ前記人物候補と認証するステップと、を備え、前記データベースは、前記人物が前記対象人物を認証する際の前記人物候補として使用された回数を、前記人物の前記個人情報として保存し、前記質問に対する回答を取得するステップにおいて、複数の前記人物候補がリストアップされた場合に、前記回数に応じて、各人物候補に所定の重みを付加し、複数の前記人物候補を、第1グループ及び第2グループに分割する際に、前記第1グループの前記重みの合計と、前記第2グループの前記重みの合計と、の差の絶対値を小さくするような前記質問を選択する。
一実施形態に係る顔認証プログラムは、認証される対象人物を撮像し、撮像した画像に含まれた顔データと、データベースに保存された複数の人物の顔データと、を照合することにより、類似度が所定の閾値以上の前記人物を人物候補としてリストアップさせ、複数の前記人物候補がリストアップされた場合に、前記対象人物に対して、前記データベースに保存された前記複数の人物における個人情報から選択された前記個人情報の質問を出力し、前記質問に対する回答を取得させ、前記回答に一致する前記個人情報を有する前記人物候補を1人に絞り込めた場合に、前記対象人物を、1人に絞り込んだ前記人物候補と認証させる、ことをコンピュータに実行させる顔認証プログラムであって、前記データベースに、前記人物が前記対象人物を認証する際の前記人物候補として使用された回数を、前記人物の前記個人情報として保存させ、前記質問に対する回答を取得させるにあたって、複数の前記人物候補がリストアップされた場合に、前記回数に応じて、各人物候補に所定の重みを付加し、複数の前記人物候補を、第1グループ及び第2グループに分割する際に、前記第1グループの前記重みの合計と、前記第2グループの前記重みの合計と、の差の絶対値を小さくするような前記質問を選択させる。
一実施の形態によれば、信頼性を向上させつつ認証に要するコストアップを抑制することができる顔認証システム、顔認証方法及び顔認証プログラムを提供することができる。
実施形態1に係る顔認証システムの概要を例示したブロック図である。 実施形態1に係る顔認証システムを例示したブロック図である。 実施形態1に係る顔認証方法を例示したフローチャート図である。 実施形態1に係る顔認証方法において、人物候補の絞り込みを例示したフローチャート図である。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図面に付した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、図示の態様に限定することを意図するものではないことは言うまでもない。
(実施形態1)
実施形態1に係る顔認証システムを説明する。まず、顔認証システムの概要を説明する。その後、顔認証システムの各構成を説明する。そして、顔認証システムを用いた顔認証方法を説明する。
<顔認証システムの概要>
図1は、実施形態1に係る顔認証システムの概要を例示したブロック図である。図1に示すように、顔認証システム1は、撮像装置10、分析装置20、制御装置30、入出力装置40、作動装置50を備えている。
撮像装置10は、制御装置30に有線または無線の通信回線で接続されている。撮像装置10は、認証される対象人物を撮像し、撮像した画像を出力する。
分析装置20は、制御装置30に有線または無線の通信回線で接続されている。分析装置20は、複数の人物の顔データ及び個人情報が保存されたデータベース22を有している。なお、データベース22は、分析装置20と分離された単体として構成されてもよい。分析装置20は、撮像装置10から出力された画像に含まれた顔データと、データベース22に保存された顔データと、を照合することにより、類似度が所定の閾値以上の人物を人物候補としてリストアップする。
入出力装置40は、制御装置30に有線または無線の通信回線で接続されている。入出力装置40は、対象人物に対して、分析装置20が選択した個人情報の質問を出力し、質問に対する回答を取得する。
作動装置50は、制御装置30に有線または無線の通信回線で接続されている。作動装置50は、分析装置20が対象人物を認証した場合に作動する。作動装置50は、例えば、セキュリティ区域内に入場するためのドア、ゲート等である。なお、作動装置50は、セキュリティ区域内に入場するためのドア、ゲートに限らず、IDカード、パスワード等で作動する任意の装置に適用可能である。
制御装置30は、撮像装置10、分析装置20、入出力装置40及び作動装置50に有線または無線の通信回線で接続されている。制御装置30は、顔認証システム1における画像データ、個人情報のやり取りを制御する。制御装置30は、撮像装置10から出力された画像データを受信し、分析装置20に出力する。また、制御装置30は、分析装置20が選択した個人情報の質問を分析装置20から受信し、入出力装置40に出力する。制御装置30は、入出力装置40が取得した質問に対する回答を、入出力装置40から受信し、分析装置20へ出力する。制御装置30は、分析装置20が対象人物を認証した場合に、作動装置50を作動させる信号を作動装置50に対して出力する。以下で、顔認証システム1の各構成を詳細に説明する。
<撮像装置>
図2は、実施形態1に係る顔認証システムを例示したブロック図である。図2に示すように、撮像装置10は、撮像部11及び通信部12を有している。撮像部11は、認証される対象の人物を撮像する。認証される対象の人物を対象人物という。撮像部11は、例えば、カメラである。画像は、静止画像でもよいし、映像でもよいし、両方を含んでもよい。また、撮像部11は、対象人物の顔だけでなく、上半身を撮像してもよいし、全身を撮像してもよい。さらに、撮像部11は、対象人物を正面から撮像してもよいし、側方、斜め正面等、撮像する方向を限定しないで撮像してもよい。撮像部11は、撮像した画像を通信部12に出力する。通信部12は、撮像部11から出力された画像を制御装置30に対して出力する。
<分析装置>
分析装置20は、分析部21、データベース22、通信部23を有している。分析装置20は、例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ等の情報処理装置である。なお、分析装置20は、パーソナルコンピュータ、サーバ等が接続されたネットワークのクラウド上の情報処理装置を含んでもよい。また、分析装置20のデータベース22は、分析部21及び通信部23とは分離して単体として設けられてもよい。例えば、分析装置20の分析部21及び通信部23は、パーソナルコンピュータまたはサーバに設けられ、データベース22は、分析部21及び通信部23が接続されたネットワークのクラウド上のサーバに設けられてもよい。
分析部21は、撮像装置10から出力された画像を、制御装置30を介して取得する。分析部21は、当該画像に含まれた顔データを、データベース22に保存された顔データと照合する。そして、分析部21は、照合した結果、類似度が所定の閾値以上の人物を、対象人物の候補としてリストアップする。対象人物の候補を人物候補と呼ぶ。類似度は、画像に含まれた顔データと、データベース22に保存された顔データとの似ている度合いを示す。例えば、類似度は、画像に含まれた顔データを構成する要素と、データベース22に保存された顔データを構成する要素とがどれだけ似ているかを数値化したものである。
分析部21は、1人の人物候補をリストアップしてもよいし、複数の人物候補をリストアップしてもよい。分析部21は、複数の人物候補がリストアップされるように、所定の閾値を設定してもよい。これにより、顔認証だけでなく、個人情報の質問による絞り込みを行うことができ、認証精度を向上させることができる。
下記の表1は、実施形態1に係る顔認証システム1において、複数の人物候補のリストを例示した表である。
Figure 0007354831000001
表1に示すように、例えば、分析部21は、類似度が所定の閾値以上の5人の人物候補A~Eをリストアップする。データベース22は、5人の人物候補A~Eについて、例えば、年齢、性別、身長、血液型、現住所、電話番号を個人情報として保存している。また、データベース22は、各人物が対象人物を認証する際の人物候補として使用された回数を、各人物の個人情報として保存している。対象人物を認証する際の人物候補として使用された回数を認証使用回数と呼ぶ。よって、認証使用回数は、複数の人物候補が1人に絞り込まれた場合の人物候補として使用された回数である。なお、類似度が所定の閾値以上の人物候補が1人の場合には、当該人物候補は、対象人物を認証する際の人物候補として使用されるので、認証使用回数1が加わる。重みについては後述する。
分析部21は、撮像装置10が出力した画像から顔データを取得し、取得した顔データをデータベース22に保存する。また、分析部21は、撮像装置10が出力した画像から顔データ以外の個人情報を取得してもよい。例えば、分析部21は、顔データ以外の個人情報として、画像から対象人物の年齢、性別及び身長のうち、少なくともいずれかを取得する。なお、分析部21は、顔データ以外の個人情報として、対象人物の年齢、性別及び身長に限らず、出身国、職業、体重等の属性を画像から取得してもよい。分析部21は、取得した顔データ以外の個人情報をデータベース22に保存する。
表1に示すように、分析部21は、複数の人物候補A~Eがリストアップされた場合には、人物候補を1人に絞り込むために、対象人物に対して行う個人情報の質問を選択する。個人情報の質問を選択するにあたって、分析部21は、認証使用回数に応じて、各人物候補に所定の重みを付加する。そして、分析部21は、複数の人物候補を、第1グループ及び第2グループに分割する質問を選択する。具体的には、分析部21は、第1グループ及び第2グループに分割する際に、第1グループの重みの合計と、第2グループの重みの合計と、の差の絶対値を小さくするような質問を選択する。
例えば、表1に示すように、人物候補Aの認証使用回数が50回であり、人物候補B~Eの認証使用回数が0回の場合には、人物候補Aの重みを5とし、人物候補B~Eの重みを1とする。そうすると、複数の人物候補A~Eを、第1グループ及び第2グループの2つのグループに分割する組合せとして、例えば、いくつか例をあげると、以下の表2のようになる。表2は、実施形態1に係る顔認証システム1において、複数の人物候補を2つのグループに分割する複数の分割例及び各分割例における重みの合計の差(絶対値)を例示した表である。分割例I~VIまで示したが、それ以外は省略する。
Figure 0007354831000002
例えば、分割例Iは、人物候補Aが第1グループに属し、人物候補B~Eが第2グループに属するように分割する。分割例Iにおける第1グループの重みの合計と、第2グループの重みの合計と、の差の絶対値は、1である。また、分割例IIは、人物候補A及びBが第1グループに属し、人物候補C~Eが第2グループに属するように分割する。分割例IIにおける差の絶対値は、3である。以下、分割例III、分割例IV、分割例V、分割例VIにおける差の絶対値は、それぞれ、5、7、7、5である。
分割例I~VI以外の他の分割例も検討すると、第1グループの重みの合計と、第2グループの重みの合計と、の差の絶対値を小さくする分割方法は、分割例Iに示すように、人物候補Aが第1グループに属し、人物候補B~Eが第2グループに属するように分割する方法、または、人物候補B~Eが第1グループに属し、人物候補Aが第2グループに属するように分割する方法である。
そこで、分析部21は、複数の人物候補A~Eを、第1グループ及び第2グループに分割する際に、第1グループの重みの合計と、第2グループの重みの合計と、の差の絶対値を小さくするような質問を選択する。分析部21は、差の絶対値を最も小さくする質問を選択してもよい。例えば、分析部21は、表1に示すように、データベース22に保存された個人情報の中から、現住所を問う質問を選択する。人物候補Aの現住所は、横浜市であり、人物候補B~Eの現住所は、東京である。よって、分析部21は、「現住所は横浜市か」と問う質問を選択することにより、対象人物が、第1グループに属する人物候補Aなのか、第2グループに属する人物候補B~Eなのか絞り込むことができる。
対象人物から「現住所は横浜市」との回答を取得した場合には、分析部21は、対象人物を、回答に一致する個人情報を有する人物候補Aに絞り込むことができる。このように、分析部21は、回答に一致する個人情報を有する人物候補を1人に絞り込んだ場合に、対象人物を、1人に絞り込んだ人物候補と認証する。
一方、対象人物から「現住所は東京」との回答を取得した場合には、分析部21は、対象人物を、回答に一致する個人情報を有する人物候補B~Eに絞り込むことができる。この場合には、分析部21は、さらに、質問の選択を続ける。そして、分析部21は、複数の人物候補第B~Eを、第1グループ及び第2グループに分割する際に、第1グループの重みの合計と、第2グループの前記重みの合計と、の差の絶対値を小さくするような質問を選択する。差の絶対値を小さくするような分割例または質問が複数ある場合には、例えば、所定の優先順位を設けて選択する。優先順位は、例えば、登録された順、算出された順等である。分析部21は、人物候補を1人に絞り込めるまで続ける。
なお、分析部21は、差の絶対値を最も小さくする質問がない場合には、差の絶対値を次に小さくする質問を選択してもよい。例えば、差の絶対値を最も小さくする分割例I(Aと、B~Eとに分割)となるような質問がない場合には、差の絶対値を次に小さくする分割例II(A及びBと、C~Eとに分割)となるような質問を選択してもよい。例えば、表1において、「年齢が31才以下か」と問う質問を選択することにより、対象人物が、第1グループに属する人物候補AまたはBなのか、第2グループに属する人物候補C~Eなのか絞り込むことができる。このようにして、分析部21は、回答に一致する個人情報を有する人物候補を1人に絞り込むまで続け、対象人物を、1人に絞り込んだ人物候補と認証する。
別の例を示す。下記の表3は、実施形態1に係る顔認証システム1において、別の複数の人物候補のリストを例示した表である。
Figure 0007354831000003
表3に示すように、例えば、分析部21は、類似度が所定の閾値以上の4人の人物候補K~Nをリストアップする。データベース22は、4人の人物候補K~Nについて、年齢、性別、身長、血液型、現住所、電話番号、認証使用回数を個人情報として保存している。分析部21は、認証使用回数に応じて、各人物候補に所定の重みを付加する。
例えば、表3に示すように、人物候補K、L、M及びNの認証使用回数は、それぞれ、60回、50回、40回及び30回である。そこで、人物候補K、L、M及びNの重みを、それぞれ、6、5、4及び3とする。そうすると、第1グループ及び第2グループに分割する組合せとして、例えば、いくつか例をあげると、以下の表4のようになる。表4は、実施形態1に係る顔認証システム1において、複数の人物候補を2つのグループに分割する複数の分割例及び各分割例における重みの合計の差(絶対値)を例示した表である。分割XI~XVIまで示したが、それ以外は省略する。
例えば、分割例XIは、人物候補Kが第1グループに属し、人物候補L~Nが第2グループに属するように分割する。分割例XIにおける第1グループの重みの合計と、第2グループの重みの合計と、の差の絶対値は、6である。また、分割例XIIは、人物候補K及びLが第1グループに属し、人物候補M及びNが第2グループに属するように分割する。分割例XIIにおける差の絶対値は、4である。以下、分割例XIII、分割例XIV、分割例XV、分割例XVIにおける差の絶対値は、それぞれ、2、0、12、10である。
分割例XI~XVI以外の他の分割例も検討すると、第1グループの重みの合計と、第2グループの重みの合計と、の差の絶対値を小さくする分割方法は、分割例XIVに示すように、人物候補K及びNが第1グループに属し、人物候補L及びMが第2グループに属するように分割する方法、または、人物候補L及びMが第1グループに属し、人物候補K及びNが第2グループに属するように分割する方法である。
Figure 0007354831000004
そこで、分析部21は、複数の人物候補K~Nを、第1グループ及び第2グループに分割する際に、第1グループの重みの合計と、第2グループの重みの合計と、の差の絶対値を小さくするような質問を選択する。例えば、分析部21は、表3に示すように、データベース22に保存された個人情報の中から、血液型を問う質問を選択する。人物候補K及びNの血液型は、A型であり、人物候補L及びMの血液型は、A型ではない。よって、分析部21は、「血液型はA型か」と問う質問を行うことにより、対象人物が、第1グループに属する人物候補KまたはNなのか、第2グループに属する人物候補LまたはMなのか絞り込むことができる。
対象人物から「血液型はA型」との回答を取得した場合には、分析部21は、対象人物を、回答に一致する個人情報を有する人物候補K及びNに絞り込むことができる。そして、分析部21は、複数の人物候補第K及びNを、第1グループ及び第2グループに分割する際に、第1グループの重みの合計と、第2グループの前記重みの合計と、の差の絶対値を小さくするような質問を選択する。分析部21は、人物候補を1人に絞り込めるまで続ける。
一方、対象人物から「血液型はA型ではない」との回答を取得した場合には、分析部21は、対象人物を、回答に一致する個人情報を有する人物候補L及びMに絞り込むことができる。そして、分析部21は、同様に、複数の人物候補第L及びMを、第1グループ及び第2グループに分割する際に、第1グループの重みの合計と、第2グループの前記重みの合計と、の差の絶対値を小さくするような質問を選択する。分析部21は、人物候補を1人に絞り込めるまで続ける。
このようにして、分析部21は、回答に一致する個人情報を有する人物候補を1人に絞り込んだ場合に、対象人物を、1人に絞り込んだ人物候補と認証する。
通信部23は、制御装置30を介して取得した画像データを分析部21に出力する。通信部23は、分析部21が選択した質問を制御装置30に出力する。また、通信部23は、制御装置30を介して取得した質問の回答を分析部21に出力する。通信部23は、分析部21が対象人物を人物候補に認証した場合に、認証したことを制御装置30に通知する。
<データベース>
データベース22は、複数の人物の顔データを保存する。また、データベース22は、複数の人物の個人情報を保存する。データベース22が保存する個人情報は、分析部21が画像から取得した顔データ以外の個人情報、及び、あらかじめデータベース22に登録された個人情報を含む。あらかじめデータベース22に登録された個人情報は、各人物からデータベース22に登録されてもよいし、システム管理者からデータベース22に登録されてもよい。
データベース22が保存する個人情報は、機密性を有する第1情報と、第1情報以外の第2情報とを含んでもよい。例えば、機密性を有する第1情報は、あらかじめデータベース22に登録される際に、機密性を有すると指定された個人情報を含む。第1情報は、例えば、現住所及び電話番号である。
データベース22は、さらに、各人物が対象人物を認証する際の人物候補として使用された認証使用回数を、各人物の個人情報として保存する。
<制御装置>
制御装置30は、データ制御部31、通信部32を有している。制御装置30は、例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ等の情報処理装置である。なお、制御装置30は、パーソナルコンピュータ、サーバ等が接続されたネットワーク上のクラウド上の情報処理装置でもよい。
データ制御部31は、撮像装置10から出力された画像を、通信部32を介して取得する。そして、データ制御部31は、取得した画像を、通信部32を介して分析装置20へ出力する。また、データ制御部31は、分析装置20から出力された質問を、通信部32を介して入出力装置40へ出力する。データ制御部31は、入出力装置40から出力された質問の回答を、通信部32を介して分析装置20に出力する。
データ制御部31は、対象人物が人物候補と認証された場合に、通信部32を介して分析装置20から通知される。そうすると、データ制御部31は、作動装置50に作動の信号を送信する。
通信部32は、撮像装置10から出力された画像を受信する。そして、通信部32は、受信した画像を分析装置20へ出力する。通信部32は、分析装置20から出力された質問を、入出力装置40へ出力する。通信部32は、入出力装置40から出力された質問の回答を、分析装置20に出力する。通信部32は、データ制御部31から出力された作動の信号を、作動装置50に対して出力する。
<入出力装置>
入出力装置40は、表示入力部41及び通信部42を有している。入出力装置40は、分析装置20から出力された質問を、対象人物に対して出力する。また、入出力装置40は、対象人物からの質問の回答が入力される。入出力装置40は、対象人物への質問を出力するとともに、対象人物からの質問の回答が入力可能な機能を有していれば、例えば、ディスプレイ及びキーボードでもよいし、タッチパネル、タブレット、音声出入力器等でもよい。
表示入力部41は、分析装置20から出力された質問を、通信部42を介して、受信し、対象人物に対して出力する。また、表示入力部41は、対象人物から入力された質問の回答を、通信部42に出力する。
通信部42は、分析装置20から出力された質問を、制御装置30を介して受信し、表示入力部41に出力する。また、通信部42は、表示入力部41から受信した回答を、制御装置30に出力する。
<作動装置>
作動装置50は、作動部51及び通信部52を有している。作動部51は、例えば、ドアまたはゲートを開閉するモータ、アクチュエータ等の動力源である。作動部51は、制御装置30から出力された作動の信号を、通信部52を介して受信する。これにより、作動部51は作動する。例えば、作動部51は、ドアまたはゲートを開く。通信部52は、制御装置30から出力された作動の信号を受信し、作動部51へ出力する。
<顔認証方法>
次に、本実施形態の顔認証システム1の動作として、顔認証方法を説明する。図3は、実施形態1に係る顔認証方法を例示したフローチャート図である。図4は、実施形態1に係る顔認証方法において、人物候補の絞り込みを例示したフローチャート図である。まず、図3を参照して、顔認証方法の概要を説明する。その後、図4を参照して、顔認証方法における人物候補の絞り込みを説明する。
図3のステップS101に示すように、撮像装置10により撮像した対象人物の画像の顔データで顔認証を開始する。具体的には、分析装置20は、撮像装置10によって認証される対象人物を撮像し、撮像した画像に含まれた顔データと、データベース22に保存された複数の人物の顔データと、を照合することにより、類似度が所定の閾値以上の人物を人物候補としてリストアップする。なお、分析装置20における分析部21の動作を、分析装置20の動作として説明する。
次に、ステップS102に示すように、分析装置20は、類似度が所定の閾値以上の人物候補が複数人存在するか判断する。類似度が所定の閾値以上の人物候補が複数人存在しないNOの場合には、処理を終了する。例えば、リストアップされた人物候補が1人の場合には、対象人物を当該人物候補と認証する。なお、分析装置20は、さらに、当該人物候補に対して個人情報の質問をすることにより、認証を確認してもよい。また、リストアップされた人物候補が0人の場合には、対象人物は、データベース22に登録されていない人物と判断してもよい。
一方、ステップS102において、類似度が所定の閾値以上の人物候補が複数人存在するYESの場合には、ステップS103に示すように、分析装置20は、対象人物に対して質問する個人情報を選択し、人物候補を絞り込む。具体的には、分析装置20は、複数の人物候補がリストアップされた場合に、対象人物に対して、データベース22に保存された複数の人物における個人情報から選択された個人情報の質問を出力し、質問に対する回答を取得する。そして、分析装置20は、回答に一致する個人情報を有する人物候補に絞り込む。
次に、ステップS104に示すように、分析装置20は、人物候補を一人に絞り込めたか判断する。人物候補を一人に絞り込めないNOの場合には、ステップS103に戻り、分析装置20は、対象人物に対して質問する個人情報を選択し、人物候補を絞り込む。
一方、ステップS104において、人物候補を一人に絞り込めたYESの場合には、ステップS105に示すように、分析装置20は、対象人物を、1人に絞り込んだ人物候補と認証する。そして、処理を終了する。
次に、図3のステップS103における複数の人物候補がリストアップされた場合の人物候補の絞り込みを説明する。図4のステップS201に示すように、分析装置20は、複数の人物候補をリストアップする。
次に、ステップS202に示すように、分析装置20は、認証使用回数に応じて、各人物候補に所定の重みを付加する。認証使用回数は、データベース22に各人物の個人情報として保存されている。重みは、例えば、表1及び表3で示したものである。
次に、ステップS203に示すように、複数の人物候補を、2つのグループ(第1グループ及び第2グループ)に分割する質問を選択する。その際に、2つのグループ間の重みの合計の差(絶対値)が小さくするような個人情報の質問を選択する。具体的には、例えば、分析装置20は、現住所、または、血液型等の質問を選択する。そして、分析装置20は、回答に一致する個人情報を有する人物候補に絞り込む。
次に、ステップS204に示すように、分析装置20は、人物候補を一人に絞り込めたか判断する。人物候補を一人に絞り込めないNOの場合には、ステップS203に戻り、分析装置20は、複数の人物候補を、2つのグループに分割する質問を選択する。
一方、ステップS204において、人物候補を一人に絞り込めたYESの場合には、人物候補を一人に絞り込む処理を終了する。そして、図3のステップS105に進み、分析装置20は、対象人物を、1人に絞り込んだ人物候補と認証する。このようにして、対象人物を認証することができる。
次に、本実施形態の効果を説明する。本実施形態の顔認証システム1は、撮像した画像に含まれた顔データと、データベースに保存された複数の人物の顔データと、を照合することにより、顔認証を行う。そして、顔認証システム1は、複数の人物候補がリストアップされた場合に、個人情報に関する質問を選択する。よって、顔認証システム1は、顔認証だけでなく、個人情報の質問による認証も備えた2要素認証とすることができ、信頼性を向上させることができる。また、個人情報の質問による認証には、新たな認証機器を必要としないので、認証に要するコストアップを抑制することができる。
本実施形態の顔認証システム1では、個人情報に関する質問を以下の方法で選択する。すなわち、リストアップされた複数の人物候補を、2つのグループに分割する質問を選択する際に、各人物候補に、認証使用回数に応じた重みを付加する。これは、顔認証システム1における特定の作動装置50を頻繁に使用している人ほど、対象人物となる確率が高いことを利用するものである。これにより、対象人物を1人に絞り込む処理に要する時間を短縮することができる。
2つのグループに分割する質問を選択する際に、各グループの重みの合計の差(絶対値)を小さくするような個人情報の質問を選択する。よって、1回の質問によって、複数の人物候補を、重みに換算して、2分の1程度に絞り込むことができるので、対象人物を1人に絞り込む処理に要する時間を短縮することができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係る顔認証システムを説明する。本実施形態の顔認証システムは、設置される場所によって、機密性を有する個人情報を含む質問を行うか、機密性を有さない個人情報を含む質問を行うか選択可能としている。
本実施形態の顔認証システムの構成は、実施形態1の顔認証システム1の構成と同様である。データベース22は、複数の人物の個人情報として、機密性を有する個人情報及び機密性を有する個人情報以外の個人情報を含む。機密性を有する個人情報は、あらかじめデータベース22に登録される際に、機密性を有すると指定された個人情報を含む。分析装置20は、2つのグループに分割する質問を選択する際に、質問を、機密性を有する個人情報または機密性を有する個人情報以外の情報から選択可能である。
例えば、顔認証システムが、ATM等に設置されている場合には、現住所または電話番号等の機密性を有する個人情報から質問を選択してもよい。よって、データベース22に保存された多くの個人情報を絞り込みに用いることができるので、絞り込みの精度を向上させることができる。
一方、顔認証システムが、コンビニエンスストア等に設置されている場合には、血液型等の機密性が低い個人情報から質問を選択してもよい。この場合には、データベース22に保存された個人情報のうち、絞り込みに使用できる個人情報は限られる。しかしながら、機密性を有する個人情報の外部への漏洩を防ぐことができる。
本実施形態の顔認証システムによれば、設置される場所によって、絞り込みの際の質問を機密性によって選択可能であるので、個人情報の漏洩防止と、絞り込みの精度向上とのバランスをとることができる。これ以外の構成、動作及び効果は、実施形態1の記載に含まれている。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施形態1及び2の各構成を組み合わせた実施形態も、技術的思想の範囲に含まれる。上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限らない。
(付記1)
認証される対象人物を撮像し、撮像した画像に含まれた顔データと、データベースに保存された複数の人物の顔データと、を照合することにより、類似度が所定の閾値以上の前記人物を人物候補としてリストアップするステップと、
複数の前記人物候補がリストアップされた場合に、前記対象人物に対して、前記データベースに保存された前記複数の人物における個人情報から選択された前記個人情報の質問を出力し、前記質問に対する回答を取得するステップと、
前記回答に一致する前記個人情報を有する前記人物候補を1人に絞り込んだ場合に、前記対象人物を、1人に絞り込んだ前記人物候補と認証するステップと、
を備え、
前記データベースは、前記人物が前記対象人物を認証する際の前記人物候補として使用された回数を、前記人物の前記個人情報として保存し、
前記質問に対する回答を取得するステップにおいて、
複数の前記人物候補がリストアップされた場合に、前記回数に応じて、各人物候補に所定の重みを付加し、
複数の前記人物候補を、第1グループ及び第2グループに分割する際に、前記第1グループの前記重みの合計と、前記第2グループの前記重みの合計と、の差の絶対値を小さくするような前記質問を選択する、
顔認証方法。
(付記2)
前記質問に対する回答を取得するステップにおいて、
前記差の絶対値を最も小さくする前記質問を選択する、
付記1に記載の顔認証方法。
(付記3)
前記リストアップするステップにおいて、
複数の前記人物候補がリストアップされるように、前記所定の閾値を設定する、
付記1または2に記載の顔認証方法。
(付記4)
前記画像から前記顔データ及び前記顔データ以外の前記個人情報を取得し、取得した前記顔データ及び前記個人情報を前記データベースに保存するステップをさらに備えた、
付記1~3のいずれか1項に記載の顔認証方法。
(付記5)
前記データベースに保存するステップにおいて、
前記顔データ以外の前記個人情報として、前記対象人物の年齢、性別及び身長のうち、少なくともいずれかを取得する、
付記4に記載の顔認証方法。
(付記6)
前記個人情報は、機密性を有する第1情報及び前記第1情報以外の第2情報を含み、
前記質問に対する回答を取得するステップにおいて、
前記質問を、前記第1情報または前記第2情報から選択可能である、
付記1~5のいずれか1項に記載の顔認証方法。
(付記7)
前記第1情報は、あらかじめ前記データベースに登録される際に、機密性を有すると指定された前記個人情報を含む、
付記6に記載の顔認証方法。
(付記8)
認証される対象人物を撮像し、撮像した画像に含まれた顔データと、データベースに保存された複数の人物の顔データと、を照合することにより、類似度が所定の閾値以上の前記人物を人物候補としてリストアップさせ、
複数の前記人物候補がリストアップされた場合に、前記対象人物に対して、前記データベースに保存された前記複数の人物における個人情報から選択された前記個人情報の質問を出力し、前記質問に対する回答を取得させ、
前記回答に一致する前記個人情報を有する前記人物候補を1人に絞り込めた場合に、前記対象人物を、1人に絞り込んだ前記人物候補と認証させる、
ことをコンピュータに実行させる顔認証プログラムであって、
前記データベースに、前記人物が前記対象人物を認証する際の前記人物候補として使用された回数を、前記人物の前記個人情報として保存させ、
前記質問に対する回答を取得させるにあたって、
複数の前記人物候補がリストアップされた場合に、前記回数に応じて、各人物候補に所定の重みを付加し、
複数の前記人物候補を、第1グループ及び第2グループに分割する際に、前記第1グループの前記重みの合計と、前記第2グループの前記重みの合計と、の差の絶対値を小さくするような前記質問を選択させる、
顔認証プログラム。
(付記9)
前記質問に対する回答を取得させる際に、
前記差の絶対値を最も小さくする前記質問を選択させる、
付記8に記載の顔認証プログラム。
(付記10)
前記リストアップさせる際に、
複数の前記人物候補がリストアップされるように、前記所定の閾値を設定させる、
付記8または9に記載の顔認証プログラム。
(付記11)
前記画像から前記顔データ及び前記顔データ以外の前記個人情報を取得させ、取得した前記顔データ及び前記個人情報を前記データベースに保存させることをさらにコンピュータに実行させる、
付記8~10のいずれか1項に記載の顔認証プログラム。
(付記12)
前記データベースに保存させる際に、
前記顔データ以外の前記個人情報として、前記対象人物の年齢、性別及び身長のうち、少なくともいずれかを取得させる、
付記11に記載の顔認証プログラム。
(付記13)
前記個人情報は、機密性を有する第1情報及び前記第1情報以外の第2情報を含み、
前記質問に対する回答を取得させる際に、
前記質問を、前記第1情報または前記第2情報から選択可能とする、
付記8~12のいずれか1項に記載の顔認証プログラム。
(付記14)
前記第1情報は、あらかじめ前記データベースに登録される際に、機密性を有すると指定された前記個人情報を含む、
付記13に記載の顔認証プログラム。
1 顔認証システム
10 撮像装置
11 撮像部
12 通信部
20 分析装置
21 分析部
22 データベース
23 通信部
30 制御装置
31 データ制御部
32 通信部
40 入出力装置
41 表示入力部
42 通信部
50 作動装置
51 作動部
52 通信部

Claims (10)

  1. 複数の人物の顔データ及び個人情報が保存されたデータベースと、
    認証される対象人物を撮像し、撮像した画像を出力する撮像装置と、
    前記画像に含まれた顔データと、前記データベースに保存された前記顔データと、を照合することにより、類似度が所定の閾値以上の前記人物を人物候補としてリストアップする分析装置と、
    前記対象人物に対して、前記分析装置が選択した前記個人情報の質問を出力し、前記質問に対する回答を取得する入出力装置と、
    を備え、
    前記分析装置は、前記回答に一致する前記個人情報を有する前記人物候補を1人に絞り込んだ場合に、前記対象人物を、1人に絞り込んだ前記人物候補と認証し、
    前記データベースは、前記人物が前記対象人物を認証する際の前記人物候補として使用された回数を、前記人物の前記個人情報として保存し、
    前記分析装置は、複数の前記人物候補がリストアップされた場合に、前記回数に応じて、各人物候補に所定の重みを付加し、
    前記分析装置は、複数の前記人物候補を、第1グループ及び第2グループに分割する際に、前記第1グループの前記重みの合計と、前記第2グループの前記重みの合計と、の差の絶対値を小さくするような前記質問を選択する、
    顔認証システム。
  2. 前記分析装置は、前記差の絶対値を最も小さくする前記質問を選択する、
    請求項1に記載の顔認証システム。
  3. 前記分析装置は、複数の前記人物候補がリストアップされるように、前記所定の閾値を設定する、
    請求項1または2に記載の顔認証システム。
  4. 前記分析装置は、前記画像から前記顔データ及び前記顔データ以外の前記個人情報を取得し、取得した前記顔データ及び前記個人情報を前記データベースに保存する、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の顔認証システム。
  5. 前記分析装置は、前記顔データ以外の前記個人情報として、前記対象人物の年齢、性別及び身長のうち、少なくともいずれかを取得する、
    請求項4に記載の顔認証システム。
  6. 前記個人情報は、機密性を有する第1情報及び前記第1情報以外の第2情報を含み、
    前記分析装置は、前記質問を、前記第1情報または前記第2情報から選択可能である、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の顔認証システム。
  7. 前記第1情報は、あらかじめ前記データベースに登録される際に、機密性を有すると指定された前記個人情報を含む、
    請求項6に記載の顔認証システム。
  8. 複数の人物の顔データ及び個人情報が保存されたデータベースと、
    認証される対象人物を撮像し、撮像した画像を出力する撮像装置と、
    前記画像に含まれた顔データと、前記データベースに保存された前記顔データと、を照合することにより、類似度が所定の閾値以上の前記人物を人物候補としてリストアップする分析装置と、
    前記対象人物に対して、前記分析装置が選択した前記個人情報の質問を出力し、前記質問に対する回答を取得する入出力装置と、
    を備えた顔認証システムを用いた顔認証方法であって、
    前記撮像装置が撮像した前記画像に含まれた前記顔データと、前記データベースに保存された複数の前記人物の前記顔データと、を前記分析装置が照合することにより、前記類似度が所定の前記閾値以上の前記人物を人物候補としてリストアップするステップと、
    複数の前記人物候補がリストアップされた場合に、前記対象人物に対して、前記データベースに保存された前記複数の人物における前記個人情報から選択された前記個人情報の質問を前記入出力装置が出力し、前記質問に対する回答を前記入出力装置が取得するステップと、
    前記分析装置が、前記回答に一致する前記個人情報を有する前記人物候補を1人に絞り込んだ場合に、前記対象人物を、1人に絞り込んだ前記人物候補と認証するステップと、
    を備え、
    前記データベースは、前記人物が前記対象人物を認証する際の前記人物候補として使用された回数を、前記人物の前記個人情報として保存し、
    前記質問に対する回答を取得するステップにおいて、
    前記分析装置は、複数の前記人物候補がリストアップされた場合に、前記回数に応じて、各人物候補に所定の重みを付加し、
    前記分析装置は、複数の前記人物候補を、第1グループ及び第2グループに分割する際に、前記第1グループの前記重みの合計と、前記第2グループの前記重みの合計と、の差の絶対値を小さくするような前記質問を選択する、
    顔認証方法。
  9. 前記質問に対する回答を取得するステップにおいて、
    前記分析装置は、前記差の絶対値を最も小さくする前記質問を選択する、
    請求項8に記載の顔認証方法。
  10. 認証される対象人物を撮像し、撮像した画像に含まれた顔データと、データベースに保存された複数の人物の顔データと、を照合することにより、類似度が所定の閾値以上の前記人物を人物候補としてリストアップさせ、
    複数の前記人物候補がリストアップされた場合に、前記対象人物に対して、前記データベースに保存された前記複数の人物における個人情報から選択された前記個人情報の質問を出力し、前記質問に対する回答を取得させ、
    前記回答に一致する前記個人情報を有する前記人物候補を1人に絞り込めた場合に、前記対象人物を、1人に絞り込んだ前記人物候補と認証させる、
    ことをコンピュータに実行させる顔認証プログラムであって、
    前記データベースに、前記人物が前記対象人物を認証する際の前記人物候補として使用された回数を、前記人物の前記個人情報として保存させ、
    前記質問に対する回答を取得させるにあたって、
    複数の前記人物候補がリストアップされた場合に、前記回数に応じて、各人物候補に所定の重みを付加し、
    複数の前記人物候補を、第1グループ及び第2グループに分割する際に、前記第1グループの前記重みの合計と、前記第2グループの前記重みの合計と、の差の絶対値を小さくするような前記質問を選択させる、
    顔認証プログラム。
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