JP2017151374A - レンズ装置及びそれを有する撮像装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、一軸二操作方式の撮影形態を表したもので、図2は、本実施例の撮影装置のブロック構成図である。撮影者(操作者)104によるレンズ操作について説明する。撮影者104は、レンズ装置103に接続された操作棒100を操作して、撮影を行う。操作棒100は、操作つまみ部101と操作軸102から構成されており、操作つまみ部101を把持して操作する。レンズ装置103には、図示していない可動光学部材である、フォーカスレンズ部、ズームレンズ部を有している。
図3は、操作つまみ部101の操作軸を含む断面での断面図を示す。図4は、操作つまみ部101を操作軸に垂直な断面で撮影者104側から見た断面図を示したものである。操作つまみ部101は、つまみカバー1、切替え手段としての押圧部2a、2b、2c、2d、押圧部止め輪3a、3b、3c、3d、つまみ本体4、復帰手段としてのバネ5a、5b、5c、5d、ベアリング6a、6b、つまみ止め輪7a、7b、伝達手段としての弾性部材8a、8b、8c、8dから構成されている。
フォーカス操作時の操作つまみ部101とレンズ装置103の動作について、図5を用いて説明する。フォーカス操作時は、操作つまみ部101を外周方向から内周方向に向けて押しながら回転操作を行う。操作つまみ部101を外周方向から押すと、つまみカバー1を介して押圧部2a、2b、2c、2dの少なくとも一つが押される。押圧部2a、2b、2c、2dが押されると、弾性部材8a、8b、8c、8dが操作軸102を押圧して摩擦力が発生するため、押引き操作つまみ部101の回転を操作軸102に伝達できる。押圧部2a、2b、2c、2dは、押引き操作つまみ部101の外周部に配置されているため、フォーカスの回転位相によらず操作することができる。フォーカス操作をしたいときのみ、操作つまみ部101を押すことで回転操作を行うことができるので、撮影者の意図に即した操作を実現できる。
ズーム操作時の操作つまみ部101とレンズ装置103の動作について、図4を用いて説明する。ズーム操作時、押圧部2a、2b、2c、2dは一定の弾性力で外周方向に寄せられているため、弾性部材8a、8b、8c、8dと操作軸102は接触することはない。操作軸102はベアリング6a、6bを介し、押引き操作つまみ部101に対して自由に回転する状態であるため、押引き操作つまみ部101の回転操作は操作軸102に伝わらない。したがって、ズーム操作のため、押し引き操作をした際に、誤って回転操作を行っても、フォーカスの誤動作が発生することはない。本実施例によれば、ズーム操作時のフォーカス誤操作をなくすことができるため、回転検出部105やレンズ制御部107に、電気的あるいは機械的な不感帯を設ける必要がなくなる。その結果、フォーカス操作の検出遅れをなくし、フォーカス操作の追従性を向上することもできる。
図6は、本実施例の撮影装置のブロック構成図を示したものである。押引き操作つまみ部201は、切替え検出手段としてのスイッチ12を有している。スイッチ12は、レンズ制御部207と接続しており、スイッチ12が押されている間、レンズ制御部207における切替え制御手段108によりフォーカスレンズ部の駆動を一時的に無効とすることができる。
図7は操作つまみ部201の拡大断面図を示したものである。
押引き操作つまみ部201は、つまみ本体9、切替え手段としての押圧部10、復帰手段としてのバネ11、スイッチ12から構成されている。
つまみ本体9の内部には、押圧部10が抜け止めされた状態で配置されており、バネ11でスラスト方向に寄せられている。なお、バネ11の弾性力は少なくとも押圧部10を寄せることができればよい。さらに、バネ11の弾性力は、押圧部10を意図せず手で触れても、スラスト方向に寄せている状態を維持できる程度の弾性力を有しているほうが好ましい。つまみ本体9内部には、スイッチ12が備えられており、押圧部10に接触しない位置を初期状態として配置されている。
フォーカス操作時の押引き操作つまみ部201とレンズ装置103の動作について、図7を用いて説明する。フォーカス操作時は、つまみ本体9の外周部を握って回転操作を行う。押圧部10が押されない限りは、フォーカスレンズ部の駆動は無効処理されることはない。押引き操作つまみ部201は、フォーカス操作をしたいときのみ、回転操作を行うことができるので、撮影者の意図に即した操作を実現できる。
ズーム操作時の操作つまみ部201とレンズ装置103の動作について、図8を用いて説明する。ズーム操作時、押圧部10を押しながらズーム操作を行う。押圧部10を押すことで、スイッチ12が押され、レンズ制御部207にフォーカスレンズ部の駆動を一時的に無効にする処理が伝達される。したがって、ズーム操作のため、押し引き操作をした際に、誤って回転操作を行ってもフォーカスの誤動作が発生することはない。本実施例によれば、ズーム操作時のフォーカス誤操作をなくすことができるため、回転検出部105やレンズ制御部207に、電気的あるいは機械的な不感帯を設ける必要がなくなる。その結果、フォーカス操作の検出遅れをなくし、フォーカス操作の追従性を向上することもできる。
101、201:操作つまみ部
102、202:操作軸
103:レンズ装置
107:レンズ制御部
108:切替制御手段(切替え手段)
2a、2b、2c、2d:押圧部(切替え手段)
8a、8b、8c、8d:弾性部材(切替え手段)
9:つまみ本体
10:押圧部(切替え手段)
12:スイッチ(切替え手段)
Claims (7)
- 押し引き操作により第1の可動光学部材を駆動し、回転操作により第2の可動光学部材を駆動する一軸二操作方式の操作棒を有するレンズ装置において、
前記操作棒は、前記操作棒の軸周りでの回転操作による前記第2の可動光学部材の駆動の有効と無効を切替える切替え手段を有する、
ことを特徴とするレンズ装置。 - 前記操作棒は、操作者が把持して操作するための操作部と該操作部が接続される操作軸を有し、
前記切替え手段は、前記操作部の回転を前記操作軸の軸周りの回転として伝達するか否かを切替える切替え手段である、ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。 - 前記切替え手段は、操作者が前記操作部を把持する力によって、前記操作部の回転を前記操作軸の軸周りの回転として伝達するか否かを切り替える手段である、ことを特徴とする請求項2に記載のレンズ装置。
- 前記操作棒の回転を検出して、検出した回転量に応じて前記第2の可動光学部材を駆動するための駆動信号を出力する駆動制御手段を有し、
前記切替え手段は、検出された前記操作棒の回転量に応じた前記第2の可動光学部材を駆動するための駆動信号を駆動制御手段が出力するか否かを切り替える切替え手段である、ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。 - 前記切替え手段は、前記操作部に備えられることを特徴とする請求項4に記載のレンズ装置。
- 前記第1の可動光学部材はズームレンズであり、前記第2の可動光学部材はフォーカスレンズであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のレンズ装置。
- 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のレンズ装置と、該レンズ装置によって形成された光学像を受光する撮像素子とを有する撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016035898A JP2017151374A (ja) | 2016-02-26 | 2016-02-26 | レンズ装置及びそれを有する撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016035898A JP2017151374A (ja) | 2016-02-26 | 2016-02-26 | レンズ装置及びそれを有する撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017151374A true JP2017151374A (ja) | 2017-08-31 |
Family
ID=59740729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016035898A Pending JP2017151374A (ja) | 2016-02-26 | 2016-02-26 | レンズ装置及びそれを有する撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017151374A (ja) |
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2016
- 2016-02-26 JP JP2016035898A patent/JP2017151374A/ja active Pending
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