JP2017150684A - 給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】足し湯動作のときに浴槽から湯が溢れることを確実に防止できる給湯装置を提供する。【解決手段】給湯装置1は、浴槽60内の水位を検知する水位センサ15と、浴槽60内の空間を水平面で切断した断面積である浴槽断面積の値を取得する手段と、水位が低下したときに浴槽60内へ湯を補給する足し湯動作を制御する手段と、を備える。水位の低下量と浴槽断面積とから計算される第一補給量が、浴槽断面積が小さいほど少なくなるように定められた第二補給量を超える場合には、第二補給量に応じた量の湯が足し湯動作のときに補給される。そうでない場合には、第一補給量に応じた量の湯が足し湯動作のときに補給される。【選択図】図1

Description

本発明は、給湯装置に関する。
下記特許文献1に開示された風呂給湯装置は、以下のようになっている。浴槽内の現在水位と維持目標水位とを比較し、現在水位が維持目標水位より低い場合に維持目標水位を保つように補水湯張りを行う。補水湯張り時に湯張り流量センサで補水量を累積してカウントする。この累積補水量が、浴槽容量または設定湯張り量と、予め定められた1以上の係数βとの積で算出される累積上限補水量に達すると、湯張り制御弁を閉じて補水湯張りを停止する。また、1回の補水湯張りの上限補水量は、設定湯張り量と、予め定められた0以上1以下の係数αとの積で算出される。
特開2003−42534号公報
風呂給湯装置の水位センサは、浴槽につながる給湯管路の圧力に基づいて浴槽内の水位を検知するものが多い。給湯管路内に空気だまりが発生していたりしたような場合、水位センサが検知する水位が、実際の浴槽の水位に対して、誤差を生じる可能性がある。そのような場合には、水位センサで検知した水位に基づいて補水湯張りすなわち足し湯動作を行った際に、浴槽から湯が溢れることを確実に防止することが困難である。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、足し湯動作のときに浴槽から湯が溢れることを確実に防止できる給湯装置を提供することを目的とする。
本発明に係る給湯装置は、浴槽内の水位を検知する手段と、浴槽内の空間を水平面で切断した断面積である浴槽断面積の値を取得する手段と、水位が低下したときに浴槽内へ湯を補給する足し湯動作を制御する手段と、を備え、水位の低下量と浴槽断面積とから計算される第一補給量が、浴槽断面積が小さいほど少なくなるように定められた第二補給量を超える場合には、第二補給量に応じた量の湯が足し湯動作のときに補給され、そうでない場合には、第一補給量に応じた量の湯が足し湯動作のときに補給されるものである。
本発明の給湯装置によれば、足し湯動作のときに浴槽から湯が溢れることを確実に防止することが可能となる。
実施の形態1の給湯装置を示す図である。 実施の形態1の給湯装置のブロック図である。 足し湯最大量と、浴槽断面積との関係を示す図である。 実施の形態1の給湯装置が自動的に行う湯張り動作及び足し湯動作のときの制御ルーチンを示すフローチャートである。 実施の形態1の給湯装置が自動的に行う湯張り動作及び足し湯動作のときの制御ルーチンを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。本開示は、以下の各実施の形態で説明する構成のうち、組合わせ可能な構成のあらゆる組合わせを含み得る。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の給湯装置を示す図である。図1に示す本実施の形態の給湯装置1は、貯湯式の給湯装置である。給湯装置1は、熱源機2及びタンクユニット3を備える。熱源機2は、水を加熱する加熱手段の例である。熱源機2は、ヒートポンプ式の加熱装置でもよい。タンクユニット3には、貯湯タンク10、湯水混合弁11、制御装置30等が搭載されている。
往き管12は、貯湯タンク10の下部と、熱源機2の入口との間をつなぐ。往き管12の途中に循環ポンプ14が接続されている。戻り管16は、熱源機2の出口と、貯湯タンク10の上部との間をつなぐ。貯湯タンク10に湯を蓄積する運転のときには、以下のようになる。熱源機2及び循環ポンプ14が運転される。貯湯タンク10の下部から取り出された低温水が往き管12を通って熱源機2へ送られる。熱源機2で加熱された湯すなわち高温水が、戻り管16を通ってタンクユニット3へ送られ、貯湯タンク10の上部に流入する。貯湯タンク10内で上から下へ向かって湯が蓄積されていく。
給湯管路4は、貯湯タンク10の上部と、湯水混合弁11の湯入口との間をつなぐ。給水管路7は、水道等の水源に接続されている。水源から供給される水が給水管路7を通ってタンクユニット3に入る。給水管路7の下流部は、タンクユニット3内で分岐し、貯湯タンク10の下部と、湯水混合弁11の水入口とにそれぞれ接続されている。湯水混合弁11の出口には、給湯管路5の一端が接続されている。
タンクユニット3と、浴室にある浴槽60との間は、第一管路6及び第二管路8を介して接続されている。第一管路6の一端及び第二管路8の一端は、浴槽60に接続されている。タンクユニット3内で、第一管路6の他端と、第二管路8の他端と、給湯管路5の他端とが、互いに連通している。
給湯管路5の途中には、流量調節弁13及び流量センサ17が備えられている。流量調節弁13は、給湯管路5を通る湯の流量を調節する。流量センサ17は、給湯管路5を通る湯の流量を検知する。タンクユニット3内にある部分の第一管路6には、水位センサ15が備えられている。水位センサ15は、第一管路6内の水圧に基づいて、浴槽60の水位を検知できる。水位センサ15は、浴槽60の底を基準にして水位を検知するものではない。水位センサ15は、自身の取付け位置を基準にして浴槽60の水位を検知する。第一管路6、第二管路8、及び給湯管路5が合流する位置には、湯の温度を検知する温度センサ19が備えられている。
制御装置30は、熱源機2、湯水混合弁11、及び流量調節弁13の動作を制御する。制御装置30は、タンクユニット3の外部にあるリモコン装置35に対し、有線通信または無線通信により、双方向にデータ通信可能に接続されている。リモコン装置35は、ユーザーインターフェースの例である。リモコン装置35は、浴槽60のある浴室に設置されてもよい。
浴槽60へ湯を供給するときには、以下のようになる。流量調節弁13が開かれる。貯湯タンク10の上部から給湯管路4により供給される高温の湯と、給水管路7により供給される低温水とが、湯水混合弁11にて混合される。その混合された湯が、給湯管路5を通過し、第一管路6と第二管路8とに分かれて流れ、浴槽60内へ注入される。
第一管路6及び第二管路8により、浴槽60内の浴水を循環させる循環回路が形成されてもよい。第一管路6または第二管路8の途中に、浴水を循環させるポンプ(図示省略)が備えられてもよい。第一管路6または第二管路8の途中に、浴水を加熱する熱交換器のような加熱手段が備えられてもよい。当該加熱手段で浴水を加熱しながら第一管路6及び第二管路8に浴水を循環させることで、浴槽60内の浴水を追焚きしてもよい。
図2は、実施の形態1の給湯装置1のブロック図である。図2に示すように、制御装置30は、熱源機駆動部20、混合弁駆動部21、流量調節弁駆動部22、第1AD(アナログ−ディジタル)変換部23、パルス検知部24、第2AD変換部25、制御部26、記憶部27、及び通信回路部28を備える。リモコン装置35は、ユーザー操作を受け付けるボタン等の操作部31と、液晶ディスプレイ等からなる表示部33とを備える。リモコン装置35は、音声案内を出力可能な音声出力部などをさらに備えてもよい。ユーザーは、給湯装置1の各種の運転または動作の設定、予約、実行指令、停止指令等をリモコン装置35へ入力できる。
制御装置30は、ユーザーがリモコン装置35へ入力した指令及び情報、水位センサ15、流量センサ17、及び温度センサ19で検知された情報に基づいて、熱源機2、湯水混合弁11、及び流量調節弁13の動作を制御する。
熱源機駆動部20は、制御部26による制御の下に熱源機2の動作を制御する。混合弁駆動部21は、制御部26による制御の下に湯水混合弁11の動作を制御する。流量調節弁駆動部22は、制御部26による制御の下に流量調節弁13の動作を制御する。第1AD変換部23は、水位センサ15から送られているアナログの検知信号をディジタル信号に変換して制御部26に送る。パルス検知部24は、流量センサ17から送られてくるパルス信号を検出して検出結果を制御部26に送る。第2AD変換部25は、温度センサ19から送られているアナログの検知信号をディジタル信号に変換して制御部26に送る。
制御部26は、沸き上げ制御部26a、湯張り制御部26b、及び足し湯制御部26cを備える。沸き上げ制御部26aは、貯湯タンク10内に必要量の湯が貯湯されるように、熱源機駆動部20の動作を制御する。湯張り制御部26bは、第2AD変換部25から送られてくる信号を基に温度センサ19の検知温度を求め、該検知温度とリモコン装置35からユーザーが指定または入力した湯の設定温度とを基に混合弁駆動部21の動作を制御して、浴槽60に湯張りする際の湯温を制御する。湯張り制御部26bは、パルス検知部24から送られてくる信号を基に流量センサ17の検出湯量を求め、該検出湯量とリモコン装置35からユーザーが指定または入力した湯の設定湯量とを基に流量調節弁駆動部22の動作を制御して、浴槽60に湯張りする際の湯張り湯量を制御する。足し湯制御部26cは、浴槽60に湯を補給する足し湯動作のときに、補給される湯の温度及び量を制御する。
記憶部27には、制御部26の制御プログラムが予め記憶されている。また、記憶部27には、足し湯動作を開始するトリガーとなる水位低下量の情報と、後述する足し湯最大量に関する情報とが予め記憶されている。足し湯動作を開始するトリガーとなる水位低下量は、例えば、4cm以上でもよい。また、記憶部27には、ユーザーがリモコン装置35から指定した湯張り湯量(以下、「湯張り設定湯量」という)に関する情報、及び、湯張り完了時の浴槽60内の水位(以下、「湯張り完了水位」という)に関する情報が記憶される。
通信回路部28は、制御部26による制御の下に、リモコン装置35との間の通信、すなわち情報の送受信を制御する。
以下の説明では、浴槽60内の空間を水平面で切断した断面積を「浴槽断面積」という。図3は、足し湯最大量と、浴槽断面積との関係を示す図である。図3に示す関係が記憶部27に記憶されている。足し湯最大量は、一回の足し湯動作で浴槽60へ補給される湯量の上限値として定められた値である。浴槽断面積が小さいほど足し湯最大量が少なくなるように定められている。本実施の形態では、浴槽断面積に正比例して足し湯最大量が増えるように定められている。本実施の形態における足し湯最大量は、「第二補給量」の例である。
図4は、実施の形態1の給湯装置1が自動的に行う湯張り動作及び足し湯動作のときの制御ルーチンを示すフローチャートである。なお、本ルーチンが実行されるとき、貯湯タンク10内には既に十分な量の湯が蓄積されているものとする。
図4のステップS1で、湯張り開始を指示するユーザー操作がリモコン装置35へ入力された場合には、リモコン装置35は、湯張り開始指令を、ユーザーが設定した給湯温度及び湯張り設定湯量の情報とともに、制御装置30へ送信する。ステップS1からステップS2へ移行する。
ステップS2で、湯張り制御部26bは、混合弁駆動部21及び流量調節弁駆動部22のそれぞれの動作を制御する。これにより、湯水混合弁11及び流量調節弁13のそれぞれの開度が制御され、ユーザーにより設定された温度の湯が、浴槽60へ供給され始める。
さらに、ステップS2で、湯張り制御部26bは、浴槽断面積を算出する。その算出結果が記憶部27に記憶される。浴槽断面積の算出方法は、例えば、以下のようにしてもよい。浴槽60への給湯を、複数回、既定量Qs(例えば20L毎)に分けて行う。その各回の給湯時に、水位データ変化量Hsを水位センサ15で検知し、各回の給湯量とそのときの水位とから、下式(i)により浴槽断面積Aを算出する。
A=Qs÷Hs ・・・(i)
上記の場合に、各回で算出した浴槽断面積Aの値と、そのときに水位センサ15で検知された水位とを関連付けて記憶部27に記憶してもよい。そのようにすることで、水位に応じて浴槽断面積が変化する形状の浴槽60に対しても、より高い精度で制御できる。また、上記のようにして浴槽断面積を算出する動作は、給湯装置1の設置後の初回の湯張りのときだけ行うようにしてもよい。ステップS2からステップS3へ移行する。
ステップS3で、湯張り制御部26bは、パルス検知部24から送られてくる信号を基に、浴槽60への給湯量が湯張り設定湯量以上になったか否かを判断する。浴槽60への給湯量がまだ湯張り設定湯量に達していない場合には、ステップS3を繰り返す。浴槽60への給湯量が湯張り設定湯量以上になった場合には、ステップS3からステップS4へ移行する。ステップS4で、湯張り制御部26bは、流量調節弁駆動部22の動作を制御し、流量調節弁13を閉にして給湯を停止させる。ステップS4からステップS5へ移行する。
ステップS5で、湯張り制御部26bは、水位センサ15から第1AD変換部23を介して送られてくる信号を基に、湯張り完了水位を算出する。算出された湯張り完了水位の値が記憶部27に記憶される。ステップS5からステップS6へ移行する。ステップS6で、湯張り制御部26bは、湯張り終了を示す所定の信号を、足し湯制御部26cへ送信する。ステップS6からステップS7へ移行する。
足し湯制御部26cは、上記の信号を受けて、動作を開始する。ステップS7で、足し湯制御部26cは、以下のようにする。足し湯動作を開始するトリガーとなる水位低下量の値、及び湯張り完了水位の値を記憶部27から読み出す。第1AD変換部23から送られてくる信号を基に、現在の浴槽60の水位を算出する。湯張り完了水位と現在の水位との水位差が、上記の水位低下量以上であるか否かを判断する。本実施の形態では、浴槽60の現在の水位が、湯張り完了水位から4cm以上低下したか否かを判断する。このステップS7で、水位差が4cm未満であると判断されたときには、当該ステップS7を繰り返す。水位差が4cm以上であると判断されたときには、ステップS7からステップS8へ移行する。
ステップS8で、足し湯制御部26cは、以下のようにして、足し湯湯量V0を算出する。上記ステップS2で得た浴槽断面積Aの値と、ステップS5で得た湯張り完了水位Hcの値と、ステップS7で得た現在の浴槽60の水位、すなわち現在水位H0の値とを用いて、下式(ii)により、足し湯湯量V0が算出される。
V0=A×(Hc−H0) ・・・(ii)
例として、浴槽断面積Aが0.66m、湯張り完了水位Hcが0.45m、現在水位H0が0.41mだった場合には、以下のように足し湯湯量V0が算出される。
V0=0.66m×(0.45m−0.41m)=0.0264m
(Hc−H0)は、浴槽60の水位の低下量に相当する。本実施の形態における足し湯湯量V0は、水位低下量(Hc−H0)と浴槽断面積Aとから計算される「第一補給量」の例である。
水位センサ15が配置された第一管路6内に空気だまりが発生していたりした場合には、水位センサ15が検知する水位が、浴槽60内の実際の水位から、ずれる可能性がある。そのような場合には、水位低下量(Hc−H0)を、実際の水位低下量に比べて、過大に検知する可能性がある。水位低下量(Hc−H0)の値が大きいほど、上記ステップS8で算出した足し湯湯量V0の値は大きくなる。実際の水位低下量に比べて、水位低下量(Hc−H0)を過大に検知していた場合には、足し湯湯量V0の値が、実際に必要な量に比べて、過大になる。そのような場合に、足し湯湯量V0に相当する量の湯を浴槽60に補給すると、浴槽60から湯が溢れてしまう可能性がある。
上記のような場合に浴槽60から湯が溢れてしまうことを確実に防止するために、本実施の形態では、足し湯動作において浴槽60に補給する湯の上限を、足し湯最大量によって制限する。前述したように、浴槽断面積が小さいほど足し湯最大量が少なくなるように定められている。等量の湯を補給したときの水位の上昇は、浴槽断面積が小さいほど、大きい。例えば、50Lの湯を補給したとき、浴槽断面積が1.0mであれば0.05mの水位上昇となるのに対して、浴槽断面積が0.5mであれば0.1mの水位上昇となる。このため、等量の湯を補給したとき、浴槽断面積が小さいほど、浴槽60から湯が溢れる可能性が高い。本実施の形態であれば、浴槽断面積が小さい場合には、浴槽断面積が大きい場合に比べて、足し湯最大量が少なくされる。このため、浴槽断面積が小さい場合でも、浴槽60から湯が溢れることを確実に防止できる。
図3に示すように、本実施の形態では、以下のようになる。例えば、浴槽断面積が0.5mだった場合には、足し湯最大量は25Lとなる。この場合、足し湯最大量25Lを浴槽断面積0.5mの浴槽60に補給したときの水位上昇は、0.05mとなる。また、浴槽断面積が1.0mだった場合には、足し湯最大量は50Lとなる。この場合、足し湯最大量50Lを浴槽断面積1.0mの浴槽60に補給したときの水位上昇は、0.05mとなる。このように、本実施の形態であれば、浴槽断面積の値にかかわらず、足し湯最大量の湯を浴槽60に補給したときの水位上昇を均等にすることが可能となる。また、足し湯最大量の湯を浴槽60に補給したときの水位上昇0.05m(=5cm)は、足し湯動作を開始するトリガーとなる水位低下量(本実施の形態では4cm)よりも大きい。
ステップS8からステップS9へ移行する。ステップS9で、ステップS8で算出された足し湯湯量V0の値と、足し湯最大量Vmの値とが比較される。足し湯最大量Vmは、記憶部27に記憶されている図3の関係に上記ステップS2で得た浴槽断面積Aの値を当てはめることで算出される。なお、水位に応じて浴槽断面積が変化する形状の浴槽60が使用されている場合において、浴槽60の水位と浴槽断面積Aとを関連付けて記憶部27に記憶している場合には、以下のようにしてもよい。湯張り完了水位Hcまたは現在水位H0における浴槽断面積Aの値を算出する。その浴槽断面積Aの値を図3の関係に当てはめることで、足し湯最大量Vmを算出する。
足し湯湯量V0が足し湯最大量Vmを超える場合には、ステップS9からステップS10へ移行する。ステップS10では、足し湯動作で補給する足し湯湯量Vaを決定する。この場合、足し湯湯量Vaは、足し湯最大量Vmに等しい値とされる。ステップS10からステップS12へ移行する。
足し湯湯量V0が足し湯最大量Vmを超えない場合には、ステップS9からステップS11へ移行する。ステップS11では、足し湯動作で補給する足し湯湯量Vaを決定する。この場合、足し湯湯量Vaは、足し湯湯量V0に等しい値とされる。ステップS11からステップS13へ移行する。
ステップS12及びステップS13では、足し湯制御部26cは、足し湯動作を開始する。すなわち、足し湯制御部26cは、混合弁駆動部21及び流量調節弁駆動部22のそれぞれの動作を制御する。これにより、湯水混合弁11及び流量調節弁13のそれぞれの開度が制御され、ユーザーにより設定された温度の湯が、浴槽60へ補給され始める。ステップS12からはステップS14へ移行する。ステップS13からはステップS15へ移行する。
ステップS14及びステップS15では、足し湯制御部26cは、パルス検知部24から送られてくる信号を基に、浴槽60への湯の補給量が上記の足し湯湯量Va以上になったか否かを判断する。ステップS14またはステップS15で、湯の補給量がまだ足し湯湯量Vaに達していない場合には、ステップS14またはステップS15を繰り返す。湯の補給量が足し湯湯量Vaに達した場合には、ステップS14またはステップS15からステップS16へ移行する。ステップS16で、足し湯制御部26cは、流量調節弁駆動部22の動作を制御し、流量調節弁13を閉にして給湯を停止させる。ステップS16からステップS7へ移行する。これにより、ステップS7で、現在の水位が、湯張り完了水位より4cm低い水位に達していない場合、すなわち足し湯動作後の水位が目標水位未満の場合には、ステップS8以降の処理により、足し湯動作が再び実施される。このため、目標水位を確実に達成できる。
このように、本実施の形態では、以下のようになる。水位低下量(Hc−H0)と浴槽断面積Aとから計算された足し湯湯量V0が足し湯最大量Vmを超える場合には、足し湯最大量Vmに応じた量の湯が足し湯動作のときに浴槽60に補給される。これに対し、足し湯湯量V0が足し湯最大量Vmを超えない場合には、足し湯湯量V0に応じた量の湯が足し湯動作のときに浴槽60に補給される。このようにすることで、以下の効果が得られる。実際の水位低下量に比べて、水位低下量(Hc−H0)を過大に検知していた場合でも、浴槽60から湯が溢れることを確実に防止できる。特に、小さい浴槽断面積の浴槽60が使用されている場合でも、浴槽60から湯が溢れることを確実に防止できる。
なお、浴槽60のサイズが大型であるような場合において、足し湯最大量が湯張り設定湯量を超える場合には、足し湯動作のときの湯の補給量の上限を湯張り設定湯量で制限してもよい。例えば、図3の例において、浴槽断面積が2.5mの場合には、足し湯最大量は125Lになる。この場合に、湯張り設定湯量が100Lであった場合には、足し湯動作のときの湯の補給量の上限を、湯張り設定湯量に等しい100Lに制限してもよい。
実施の形態2.
次に、図5を参照して、実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。本実施の形態2の給湯装置1の機器構成は、図1に示すものと同じであるので、説明を省略する。
図5は、実施の形態2の給湯装置1が自動的に行う湯張り動作及び足し湯動作のときの制御ルーチンを示すフローチャートである。本実施の形態2では、足し湯動作を連続して実施する回数、すなわち足し湯動作の繰り返し回数が制限される。また、本実施の形態2では、足し湯動作を連続して実施する場合、すなわち足し湯動作を繰り返す場合には、湯の補給量を、前回の足し湯動作のときの補給量に比べて少なくする。
図5のステップS1からステップS5までは、実施の形態1と同じである。ステップS6では、湯張り制御部26bは、湯張り終了を示す所定の信号を、足し湯制御部26cへ送信する。この際、n=0とする。このnは、足し湯動作を連続して実施した場合の繰り返した回数(1回目を除く回数)を意味する。以下、「繰り返し回数n」という。
図5のステップS7からステップS9までは、実施の形態1と同じである。ステップS10及びステップS11では、足し湯動作で補給する足し湯湯量Vaを決定する。
ステップS10の場合には、足し湯湯量Vaは、足し湯最大量Vmに補正係数αを乗じた値に等しい値とされる。すなわち、下式(iii)により、足し湯湯量Vaが算出される。
Va=Vm×α ・・・(iii)
ステップS11の場合には、足し湯湯量Vaは、足し湯湯量V0に補正係数αを乗じた値に等しい値とされる。すなわち、下式(iv)により、足し湯湯量Vaが算出される。
Va=V0×α ・・・(iv)
補正係数αの初期値は、1にされている。したがって、湯張り完了後に最初の足し湯動作を行うときには、足し湯湯量Vaは、実施の形態1の場合と同じ値に決定される。
図5のステップS12からステップS16までは、実施の形態1と同じである。ステップS16からステップS17へ移行する。ステップS17では、繰り返し回数nと、所定の制限回数Kとを比較する。制限回数Kは、例えば、2回でもよい。繰り返し回数nが制限回数Kを超えている場合には、ステップS17からステップS21へ移行する。ステップS21に移行した場合には、本ルーチンの処理を終了し、これ以降は足し湯動作を実施しない。
繰り返し回数nが制限回数Kを超えていない場合には、ステップS17からステップS18へ移行する。ステップS18では、水位センサ15にて現在の水位を検知する。その検知された現在の水位が、足し湯動作を実施する前の検知水位(以下、「前回水位」という)に等しいか否かが判断される。現在の水位が前回水位に等しい場合には、ステップS18からステップS19へ移行する。ステップS19では、繰り返し回数nに1を加算する。すなわち、n=n+1とする。また、下式(v)により、補正係数αが算出される。ステップS19からステップS7へ移行する。
α=0.8 ・・・(v)
補正係数αが上記のように算出されることで、以下のようになる。足し湯動作を連続して実施する場合、すなわち足し湯動作を繰り返す場合には、ステップS10またはステップS11で決定される足し湯湯量Vaが、前回の足し湯動作のときの0.8倍になる。なお、式(v)における「0.8」は、一例の数値であり、0より大きく1より小さい他の数値に置換可能である。
ステップS18で、現在の水位が前回水位とは異なる場合には、ステップS20へ移行する。ステップS20では、繰り返し回数n=0とし、補正係数α=1とする。ステップS20からステップS7へ移行する。
足し湯動作で湯が補給されたにもかかわらず、水位センサ15の誤検知により、水位センサ15の検知水位が、足し湯動作を実施する前の検知水位に等しくなる場合がある。そのような場合には、ステップS7に戻ったとき、水位が回復していないと誤って判断されるので、足し湯動作が連続して実施されることになる。本実施の形態であれば、そのようにして足し湯動作が連続して実施される場合の繰り返し回数が制限される。このため、水位センサ15の誤検知に起因して足し湯動作が連続して実施された場合でも、浴槽60から湯が溢れることを確実に抑制できる。さらに、足し湯動作が連続して実施される場合の湯の補給量を、前回の足し湯動作のときの補給量に比べて少なくする。このため、浴槽60から湯が溢れることをより確実に抑制できる。
上述した制限回数Kは、2回に限らず、1回でもよいし、3回、またはそれ以上でもよい。制御装置30は、浴槽断面積に応じて制限回数Kの値を変えてもよい。例えば、浴槽断面積が小さい場合には、浴槽断面積が大きい場合に比べて、制限回数Kを大きい値にしてもよい。ユーザーが浴槽60から等量の湯をくみ出したとき、浴槽断面積が小さいほど、水位の低下量が大きい。このため、ユーザーが浴槽60から湯をくみ出して消費した場合、浴槽断面積が小さいほど、必要な足し湯動作の回数が多くなる。浴槽断面積が小さい場合に制限回数Kの値が小さすぎると、必要な回数の足し湯動作が実施できない可能性がある。これに対し、浴槽断面積が小さい場合には、浴槽断面積が大きい場合に比べて、制限回数Kを大きい値にすることで、必要な回数の足し湯動作を確実に実施できる。
あるいは、浴槽断面積が小さい場合には、浴槽断面積が大きい場合に比べて、制限回数Kを小さい値にしてもよい。浴槽60に等量の湯が補給されたとき、浴槽断面積が小さいほど、水位の上昇量が大きい。このため、水位センサ15の誤検知に起因して、不必要な足し湯動作が連続して実施された場合、浴槽断面積が小さいほど、浴槽60から湯が溢れる可能性が高い。このため、浴槽断面積が小さい場合に制限回数Kの値が大きすぎると、不必要な足し湯動作が連続して実施された場合に、浴槽60から湯が溢れる可能性がある。これに対し、浴槽断面積が小さい場合には、浴槽断面積が大きい場合に比べて、制限回数Kを小さい値にすることで、浴槽60から湯が溢れることを確実に抑制できる。
なお、制御装置30は、足し湯動作を複数回実施した場合に、その複数回の足し湯動作によって補給された湯の総量が、当初の浴槽60内の湯量、すなわち湯張り設定湯量を超えた場合に、それ以降の足し湯動作を禁止してもよい。そのようにすることで、浴槽60から湯が溢れることを確実に抑制でき、また、湯の消費量が過大になることを防止できる。
以上、各実施の形態について説明したが、これらの実施の形態に限定されるものではない。例えば、湯張り制御部に代わって足し湯制御部が浴槽断面積の値を算出してもよい。また、浴槽断面積の値をユーザーまたは施工業者などがリモコン装置35に入力可能にしてもよい。また、熱源機として何を用いるかは適宜選択可能である。例えば、ヒータを熱源機として用いる場合には、ヒータは貯湯タンクの内部に配置されてもよい。また、貯湯式の給湯装置に限らず、瞬間式給湯器を備える給湯装置にも適用可能である。
また、制御装置30は、例えば、以下のように構成されてもよい。制御装置30は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサ及びメモリを含む処理回路を備えてもよい。制御装置30は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサによって実行することにより、前述した各機能を実現してもよい。また、制御装置30が有する各機能の一部又は全部をハードウェアによって実現してもよい。
1 給湯装置、 2 熱源機、 3 タンクユニット、 4,5 給湯管路、 6 第一管路、 7 給水管路、 8 第二管路、 10 貯湯タンク、 11 湯水混合弁、 12 往き管、 13 流量調節弁、 14 循環ポンプ、 15 水位センサ、 15 水位センサ、 16 戻り管、 17 流量センサ、 19 温度センサ、 20 熱源機駆動部、 21 混合弁駆動部、 22 流量調節弁駆動部、 23 第1AD変換部、 24 パルス検知部、 25 第2AD変換部、 26 制御部、 26a 沸き上げ制御部、 26b 湯張り制御部、 26c 足し湯制御部、 27 記憶部、 28 通信回路部、 30 制御装置、 31 操作部、 33 表示部、 35 リモコン装置、 60 浴槽

Claims (7)

  1. 浴槽内の水位を検知する手段と、
    前記浴槽内の空間を水平面で切断した断面積である浴槽断面積の値を取得する手段と、
    前記水位が低下したときに前記浴槽内へ湯を補給する足し湯動作を制御する手段と、
    を備え、
    前記水位の低下量と前記浴槽断面積とから計算される第一補給量が、前記浴槽断面積が小さいほど少なくなるように定められた第二補給量を超える場合には、前記第二補給量に応じた量の湯が前記足し湯動作のときに補給され、そうでない場合には、前記第一補給量に応じた量の湯が前記足し湯動作のときに補給される給湯装置。
  2. 前記足し湯動作の後の前記水位が目標水位未満の場合に、前記足し湯動作が再び実施される請求項1に記載の給湯装置。
  3. 前記足し湯動作を連続して実施する回数が制限される請求項1または請求項2に記載の給湯装置。
  4. 前記足し湯動作を連続して実施する場合の湯の補給量が、前回の前記足し湯動作のとき補給量に比べて少なくされる請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の給湯装置。
  5. 前記浴槽断面積が小さい場合には、前記浴槽断面積が大きい場合に比べて、前記足し湯動作を連続して実施する回数を制限する制限回数が大きくされる請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の給湯装置。
  6. 前記浴槽断面積が小さい場合には、前記浴槽断面積が大きい場合に比べて、前記足し湯動作を連続して実施する回数を制限する制限回数が小さくされる請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の給湯装置。
  7. 複数回の前記足し湯動作によって補給された湯の総量が、当初の前記浴槽内の湯量を超えた場合に、前記足し湯動作が禁止される請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の給湯装置。
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