JP2017150276A - 擁壁用コンクリートブロック施工方法 - Google Patents
擁壁用コンクリートブロック施工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017150276A JP2017150276A JP2016035663A JP2016035663A JP2017150276A JP 2017150276 A JP2017150276 A JP 2017150276A JP 2016035663 A JP2016035663 A JP 2016035663A JP 2016035663 A JP2016035663 A JP 2016035663A JP 2017150276 A JP2017150276 A JP 2017150276A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- retaining wall
- concrete block
- concrete
- retaining
- foundation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Retaining Walls (AREA)
Abstract
Description
そこで本発明は、複数の擁壁用コンクリートブロックを設置する際に、隣合う擁壁用コンクリートブロック同士の据付けをより強固なものとするための擁壁用コンクリートブロック施工方法の提供を目的とする。
略台形状に形成された擁壁用コンクリートブロックを、それぞれの壁部の側縁が当接した状態となるように配列することで、複数の擁壁用コンクリートブロックが全体としてアーチ構造を形成する。
基礎の上に擁壁用コンクリートブロックを載置することで地盤が悪い土地であっても、安定して擁壁用コンクリートブロックを載置することができる。
各擁壁用コンクリートブロックのテーパー孔に連結部材を連通させることで、擁壁用コンクリートブロック同士の連結が強固なものとなる。
隣り合う擁壁用コンクリートブロックの嵌合凹部と嵌合凸部を嵌合させて複数の擁壁用コンクリートブロックを設置することで、擁壁用コンクリートブロック同士の連結がより強固なものとなる。
基礎に載置した擁壁用コンクリートブロックの傾斜底板部の下方に形成された空間にコンクリートを打設することにより、傾斜底板部と基礎との間に形成される空間にコンクリートが十分に充填される。
傾斜底板部と基礎との間に形成される空間にコンクリートを打設することにより、基礎の表面に形成された補強部とコンクリートが結合する。
まず、本実施の形態で製造される擁壁用コンクリートブロックの構成について添付図面を参照して説明する。
本発明擁壁用コンクリートブロックは、主に宅地造成工事等の土留め工事において擁壁を構築するために用いられるものである。
壁部2の上縁の一辺の長さをL1と、下縁の一辺の長さをL2とすると、壁部2はL1がL2よりも長くなるように形成され、例えばL1が100cm、L2が90〜98cmに形成されている。なお、L1はL2よりも長ければ、上記長さに限られることはない。
次に、上記のような擁壁用コンクリートブロック1の製造に用いるコンクリートブロック製造型枠10(擁壁用コンクリートブロック製造型枠)の構造について添付図面を参照して説明する。
コンクリートブロック製造型枠10は、図3に示すように、成形基板20と、傾斜底板成形板30と、載置架台40とを有する。
天端部22は、壁部2の上面(図2Aの設置状態で上端となる面)を成形する面とされる。天端部22の左右方向の幅をWL1、壁基部成形面部32の左右方向の幅をWL2とすると、WL1はWL2よりも長くなるように形成されている。WL1がWL2よりも長くなるように形成されているコンクリートブロック製造型枠10にコンクリート200を打設し凝固させることで、図1Aに示すような壁部2が略台形状のコンクリートブロック1を成形することができる。
傾斜底板成形基部23の周囲三方には、傾斜底板成形枠部24が形成されており、これにより傾斜底板3の両側面及び端面が成形される。傾斜底板成形枠部24は、後述する傾斜底板成形面部31が嵌合するように略台形状に形成されている。
補強リブ型枠部25は、上述の擁壁用コンクリートブロック1における補強リブ4を成形する空間を形成している。補強リブ型枠部25内には、テーパーピン26a、26bが取り付けられている。テーパーピン26a、26bによって補強リブ4に図1Bのようなテーパー孔4a、4bが形成される。
接合フック27は、傾斜底板成形基部23の両側面の傾斜底板成形枠部24にそれぞれ形成されている。接合フック27の詳細については後述する。
側壁部42、43のそれぞれは、載置架台40の骨組みを形成している断面L字状の渡し部材44、44に対して、蝶番45で取り付けられており、図3のように側壁を形成する状態と、図4のように水平に開いた状態とで開閉可能とされている。このように開閉可能とすることで、嵌合凹部2a及び嵌合凸部2bを有する擁壁用コンクリートブロック1をコンクリートブロック製造型枠10から取り出すことができるようにしたものである。
天端止め部46から一段下がった位置に、成形基板20を載置するための基板載置部47が形成されている。
傾斜底板成形板30は、図4に示すように、傾斜底板成形面部31と、擁壁用コンクリートブロック1の底面部を成形する壁基部成形面部32と、ピン33とを有する。
次に、上記のようなコンクリートブロック製造型枠10(擁壁用コンクリートブロック製造型枠)を用いて成形された擁壁用コンクリートブロック1を設置するための施工方法について添付図面を参照して説明する。
擁壁用コンクリートブロック1の施工にあたっては、図6Aに示すように、基礎80を形成する(基礎形成工程)。基礎形成工程において、基礎80は、例えば地面100に溝を設け、当該溝に砕石を敷き詰めた後コンクリート200を打設することで形成される。基礎80は形成面が、図7Aに示すように、上方に凸となる円弧状になるように形成される。後述する設置工程において複数のコンクリートブロックの配列状態が上方に凸となる円弧状となるようにするためである。
なお、図7Aにおいては、説明の都合上、基礎80を極端な曲線で表現したが、実際の施工においては、基礎80は略直線と視認できるような穏やかな曲線を描くように形成されている。また基礎80には、凹部80a又は凸部80bを設けることも考えられる。例えば、図6Dで示すような壁部2の底面が嵌合する凹部80aや、図6Eで示すような壁部2の背面に接するような凸部80bを設けることで、擁壁用コンクリートブロック1を設置する際、容易に位置決めをすることが可能となる。
複数の擁壁用コンクリートブロック1が全体としてアーチ配列を形成することにより、隣り合う擁壁用コンクリートブロック1同士に圧縮力が働くため、盛り土101による上からの荷重に対して強固な構造となる。即ち、複数の擁壁用コンクリートブロック1の全体としての結合が強固になるため、地震等の災害によって、地面の強度が弱まった場合も擁壁用コンクリートブロック1が沈降等することを防止することができる。
また、擁壁用コンクリートブロック1を設置する際に、地盤が悪いときは、図8Bに示すように、基礎80を形成する前に地盤を補強するため杭60を地面100に打ち込むことになるが、擁壁用コンクリートブロック1の配列がアーチ構造を有することにより、配列した擁壁用コンクリートブロック1全体の構造が安定したものとなるため、本来必要な打ち込む杭60の本数よりも少ない本数で基礎80を形成することができる。例えば、各コンクリートブロックに対応して杭を打ち込む必要はなくなる。即ち、施工工程の効率化を図ることが可能となる。
なお、図7B、図8においては、説明の都合上、複数の擁壁用コンクリートブロック1が形成するアーチ配列を極端な曲線で表現したが、実際の施工においては、当該アーチ配列は略直線と視認できるような穏やかな曲線を描くように形成されている。
従って、施工時の擁壁用コンクリートブロック1の滑動や傾倒等による事故を未然に防止し安全な施工作業が可能となる。また、施工後も災害が起きたときに生じかねない二次災害や、老朽化による思わぬ事故等を防止することも可能となる。
なお、連結部材90は複数の擁壁用コンクリートブロック1の連結を一層強固にするために用いられるものであり、複数の擁壁用コンクリートブロック1の連結が確保することができる場合は、必ずしも必要なものではない。
次に、図9乃至図13で擁壁用コンクリートブロックの施工方法の第2の実施の形態について説明する。図9乃至図13において図1乃至図8と同様の構成については、同一符号を付し、説明を省略する。
上記した構成に加えて傾斜底板部3は、図9に示すように、傾斜底板部3の前端部に、上下方向に貫通する注入孔3a、3bを有する。注入孔3a、3bは、補強リブ4を挟んで対称に設けられており、図7Bに示すように擁壁用コンクリートブロック1を設置する際に、コンクリートを注入する孔である。補強リブ4を挟んで左右両方に注入孔3a、3bを設けることにより、コンクリート200の注入の際、空間300にコンクリート200が均等に行き渡る。
なお、本実施の形態においては、注入孔3a、3bは、補強リブ4を挟んで対称に位置しているが、必ずしも注入孔3a、3bの位置は補強リブ4を挟んで対称である必要はなく、コンクリートを注入できる位置に設けられていれば何れの位置でもよい。また、本実施の形態において注入孔は2つ設けられているが、注入孔の数は1つでもよいし、3つ以上であってもよい。
上記した構成に加えて傾斜底板成形板30の傾斜底板成形面部31には、図10に示すように、上部の左右両端に、補強リブ型枠部25を跨ぐように注入孔形成凸部31a、31bが形成されている。注入孔3a、3bを形成するために、傾斜底板成形面部31には、注入孔形成凸部31a、31bが形成されている。
なお、注入孔形成凸部31a、31bは、注入孔3a、3bの位置に応じて形成されている。また、本実施の形態においては、注入孔形成凸部31a、31bが傾斜底板成形面部31と一体となって形成されているが、注入孔形成凸部31a、31bは、傾斜底板成形面部31と別の取付け部材として形成されていてもよい。
次に、上記のようなコンクリートブロック製造型枠10(擁壁用コンクリートブロック製造型枠)を用いて成形された擁壁用コンクリートブロック1を設置するための施工方法について添付図面を参照して説明する。
また、連結補強部70として、図12に示すような鉄筋を例に挙げたが、鉄筋はメッシュ状(金網状)に形成されていてもよい。鉄筋メッシュ(溶接金網)を用いることで鉄筋をそれぞれ設置する手間が省かれ、施工工程を削減し、効率化することができる。また、鉄筋メッシュを用いることで配筋の乱れをなくすことができ、加工精度の向上を図ることができる。
基礎80に設けられた補強部70(鉄筋)が注入されるコンクリート200と一体化することでコンクリートの引っ張り強度を補うことができる。即ち、強度の高いコンクリート200が空間300に設けられたことで、擁壁用コンクリートブロック1の前後方向への滑動や傾倒等を防止することができる。なお、引っ張り強度とは、コンクリート等が一定方向に引っ張られたときに、断裂せずに耐える限界の強度をいう。
また、空間300に傾斜底板部3の側面からコンクリート200を打設することで、少なくとも傾斜底板部3の両側面を隙間なくコンクリート200で充填することができる。即ち、擁壁用コンクリートブロック1の左右方向の両端がコンクリート200により補強されることになり、擁壁用コンクリートブロック1の安定性が強固なものとなる。また側面からコンクリート200を打設することにより、視認しながらコンクリート200を打設することができる。即ち、コンクリート200が十分に打設されたかを容易に視認することができる。
また擁壁用コンクリートブロック1が基礎80と一体とならずに別々に振動したとしても、擁壁用コンクリートブロック1は上述したようなハイヒール形状(図2A参照)を有するため、地震の上下振動により擁壁用コンクリートブロック1が浮いてしまった場合も、擁壁用コンクリートブロック1の三角形状の底面にコンクリートブロック200が嵌合することで、元の位置に戻すことができる。従って、ハイヒール形状を有する擁壁用コンクリートブロック1の底面にコンクリート200が固着しないように設置することで、擁壁の耐震性を向上させることができる。
<5.変形例>
続いて、擁壁用コンクリートブロック1の変形例について説明する。図14乃至図17において図1乃至図13と同様の構成については、同一符号を付し、説明を省略する。
擁壁用コンクリートブロック1を施工する際に、第一打設工程において、切込部3cを介してコンクリート200を空間300に打設する。切込部3cの切口が球面上に形成されていることで、コンクリート打設用ホースを容易に空間300に挿入することが可能となり、より確実に空間300にコンクリート200を充填させることができる。
なお、本実施の形態において、切込部3cは傾斜底板部3の両側面に設けられているが、切込部はコンクリート200が空間300に注入できればどのような態様に設けられていてもよく、切込部3cは片方の側面のみに設けられてもよいし、両側面に2つ以上設けられていてもよい。また、切込部3cの形状についても、コンクリート200が空間300に注入できれば、図15A及び図15Bに示すような傾斜底板部3を上下方向に貫通するように切り込んだ円弧状の切口であってもよいし、矩形状や三角形状の切口であってもよい。
これにより、傾斜底板部3の凹部が形成された部分にもコンクリートの一定の厚さが保たれる。即ち、傾斜底板部3自体の強度を維持しつつ、凹凸部3dと土とのかみ合わせを強固にすることで、擁壁用コンクリートブロック1の強度の一層の向上を図ることができる。
傾斜底板3の先端部は、擁壁用コンクリートブロック1を設置する際に壁部2の底面よりも下部に位置するように形成されている。これにより、土留めの際に傾斜底板部3の上面と盛り土の接触面積を増加させ、土と凹凸部のかみ合わせがより一層強固になる。
なお、凹凸部3aにおける所定のピッチは、均等なピッチで凹凸が形成されているが、凹凸が確認できれば凹凸の幅は均等であるものに限られず、不規則であってもよい。
以上の実施の形態では、次のような効果が得られる。実施の形態の擁壁用コンクリートブロック施工方法は、図1乃至図17に示したような構成を採る。
略台形状に形成された擁壁用コンクリートブロック1を、それぞれの壁部2の側縁が当接した状態となるように配列することで、複数の擁壁用コンクリートブロック1が全体としてアーチ構造を形成する。
従って、本発明によれば、複数の擁壁用コンクリートブロック1が全体としてアーチ構造を形成することにより、隣り合う擁壁用コンクリートブロック1同士に圧縮力が働くため、盛り土101による上からの荷重に対して強固な構造となる。即ち、複数の擁壁用コンクリートブロック1の全体としての結合が強固になるため、地震等の災害によって、地面の強度が弱まった場合も擁壁用コンクリートブロック1が沈降等することを防止することができる。
また、擁壁用コンクリートブロック1する際に、地盤が悪いときは、基礎80を形成する前に地盤を補強するため杭60を地面100に打ち込むことになるが、擁壁用コンクリートブロック1の配列がアーチ構造を有することにより、配列した擁壁用コンクリートブロック1全体の構造が安定したものとなるため、本来必要な打ち込む杭60の本数よりも少ない本数で基礎80を形成することができる。即ち、施工工程の効率化を図ることが可能となる
基礎80上に擁壁用コンクリートブロック1を載置することで地盤が悪い土地であっても、安定して擁壁用コンクリートブロック1を載置することができる。
各擁壁用コンクリートブロック1のテーパー孔4a、4bに連結部材90を連通させることで、擁壁用コンクリートブロック1同士の連結が強固なものとなる。
従って、施工時の擁壁用コンクリートブロック1の滑動や傾倒等による事故を未然に防止し安全な施工作業が可能となる。また、施工後も災害が起きたときに生じかねない二次災害や、老朽化による思わぬ事故等を防止することも可能となる。
隣り合う擁壁用コンクリートブロック1の嵌合凹部2aと嵌合凸部2bを嵌合させて複数の擁壁用コンクリートブロック1を設置することで、擁壁用コンクリートブロック1同士の連結がより強固なものとなる。
従って、並べられた複数の擁壁用コンクリートブロック1間の連結が強固なものとなり、設置された擁壁用コンクリートブロック全体としての安定性を向上させることができる。また、嵌合凹部2aと嵌合凸部2bが嵌合するように擁壁用コンクリートブロック1を設置することで、隣り合う擁壁用コンクリートブロック1同士の位置決めが容易となり、前後方向からの力による傾倒、滑動等を防止することができる。
基礎2に載置した擁壁用コンクリートブロック1の傾斜底板部3の下方に形成された空間300にコンクリート200を打設することにより、傾斜底板部3と基礎80との間に形成される空間300にコンクリート200が十分に充填される。
従って、傾斜底板部3の側面からコンクリート200を打設することで、少なくとも傾斜底板部3の両側面側の下方は確実にコンクリート200で充填することができる。即ち、擁壁用コンクリートブロック1の左右方向の両端がコンクリート200により補強されることになり、擁壁用コンクリートブロック1の安定性が強固なものとなる。また側面からコンクリート200を打設することにより、視認しながらコンクリート200を打設することができる。即ち、コンクリート200が十分に打設されたかを容易に視認することができ、より確実に擁壁用コンクリートブロック1の両端にコンクリート200を打設することができる。
また、擁壁用コンクリートブロック1の側面からだけでなく、注入孔3a、3bからもコンクリート200を打設することで、側面から打設しきれなかった空間300にもコンクリート200を確実に打設することができる。基礎80が補強部70である鉄筋を有する場合、当該鉄筋にコンクリートのかぶせが不十分であると、鉄筋が酸化してしまい、コンクリート200の強度が著しく低下することになる。よって、上述のようにより確実にコンクリート200を打設することで、鉄筋について十分なかぶり厚をとることができ、鉄筋を酸化から守ることができる。これは、特に海が近い地域での鉄筋の塩害(塩による構造物への被害)を防止することができる点で実益がある。なお、かぶり厚とは、鉄筋からコンクリート200の表面までの最短距離のことを指す。
傾斜底板部3と基礎80との間に形成される空間300にコンクリート200を打設することにより、基礎80の表面に形成された補強部70とコンクリート200が結合する。
従って、突出する補強部70を有することで、基礎80とコンクリート200の接触面積が増加するためコンクリート200と基礎80をより強固に一体化することができる。即ち、擁壁用コンクリートブロック1の底面がコンクリート200に勘合することで、前後方向への滑動や傾倒等を未然に防止することができる。
また、コンクリート200に補強部70を設けることで、コンクリート200の引っ張り強度を補い、より強固な結合を図ることができる。
さらに、コンクリート200が乾燥や、収縮で割れるのを防止することができるため、擁壁用コンクリートブロック1を基礎80にコンクリート200を介してより強固に固定することができる。
略台形状に形成された擁壁用コンクリートブロックを、それぞれの壁部の側縁が当接した状態となるように配列することで、複数の擁壁用コンクリートブロックが全体としてアーチ構造を形成する。
基礎に載置した擁壁用コンクリートブロックの傾斜底板部の下方に形成された空間にコンクリートを打設することにより、傾斜底板部と基礎との間に形成される空間にコンクリートが十分に充填される。
傾斜底板部と基礎との間に形成される空間にコンクリートを打設することにより、基礎の表面に形成された補強部とコンクリートが結合する。
Claims (6)
- 壁部と前記壁部の下部に連続する傾斜底板部を備え、前記壁部は、下縁の幅が上縁の幅よりも短い略台形状に形成された擁壁用コンクリートブロックを、複数、並べて配列するとともに、
隣接する前記擁壁用コンクリートブロック同士では、それぞれの前記壁部の側縁が当接した状態とすることで、複数の前記擁壁用コンクリートブロックの配列状態が上方に凸となる円弧状となるようにした
擁壁用コンクリートブロック施工方法。 - 予め基礎を設ける基礎形成工程を有し、
前記擁壁用コンクリートブロックは、前記基礎形成工程で設けられた前記基礎に前記壁部が載置された状態で配列される
請求項1に記載の擁壁用コンクリートブロック施工方法。 - 前記擁壁用コンクリートブロックは前記壁部から前記傾斜底板部にかけてテーパー孔が形成された補強リブを備え、
前記テーパー孔に連結部材を連通することで複数の前記擁壁用コンクリートブロックを連結する工程を更に有する
請求項1又は請求項2に記載の擁壁用コンクリートブロック施工方法。 - 前記壁部の両側面に嵌合凹部と嵌合凸部が形成され、
隣り合う前記擁壁用コンクリートブロックの前記嵌合凹部と前記嵌合凸部が嵌合するように複数の前記擁壁用コンクリートブロックを配列する
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の擁壁用コンクリートブロック施工方法。 - 前記基礎形成工程において、前記基礎に載置した前記擁壁用コンクリートブロックの前記傾斜底板部の下方に形成された空間にコンクリートを打設する工程を更に有する
請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の擁壁用コンクリートブロック施工方法。 - 前記基礎形成工程において、前記基礎の上面から突出する補強部を設ける
請求項5に記載の擁壁用コンクリートブロック施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016035663A JP6255430B2 (ja) | 2016-02-26 | 2016-02-26 | 擁壁用コンクリートブロック施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016035663A JP6255430B2 (ja) | 2016-02-26 | 2016-02-26 | 擁壁用コンクリートブロック施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017150276A true JP2017150276A (ja) | 2017-08-31 |
JP6255430B2 JP6255430B2 (ja) | 2017-12-27 |
Family
ID=59739497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016035663A Active JP6255430B2 (ja) | 2016-02-26 | 2016-02-26 | 擁壁用コンクリートブロック施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6255430B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022246941A1 (zh) * | 2021-05-26 | 2022-12-01 | 上海斋喜工程技术有限公司 | 一种土建屏蔽工程墙体构件 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3015646U (ja) * | 1995-03-09 | 1995-09-05 | 重信 齋喜 | 土留め用コンクリートブロック |
JPH1181277A (ja) * | 1997-08-30 | 1999-03-26 | Kaiee Techno:Kk | 曲線施工用勾配自在擁壁兼水路ブロック |
JPH11172698A (ja) * | 1997-12-08 | 1999-06-29 | Chiba Tokushu Concrete Kogyo Kk | ブロック壁面構造 |
JP2001131993A (ja) * | 1999-11-02 | 2001-05-15 | Fujibayashi Concrete Kogyo Kk | 大型コンクリートブロック製品の設置法 |
JP2007170153A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Shigenobu Saiki | 擁壁用l型コンクリートブロックを利用する擁壁構築の基礎施工法及び擁壁の基礎構造 |
JP2013014102A (ja) * | 2011-07-06 | 2013-01-24 | Kouki Corp | コンクリートブロック製造型枠、擁壁用l字型コンクリートブロック製造方法 |
-
2016
- 2016-02-26 JP JP2016035663A patent/JP6255430B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3015646U (ja) * | 1995-03-09 | 1995-09-05 | 重信 齋喜 | 土留め用コンクリートブロック |
JPH1181277A (ja) * | 1997-08-30 | 1999-03-26 | Kaiee Techno:Kk | 曲線施工用勾配自在擁壁兼水路ブロック |
JPH11172698A (ja) * | 1997-12-08 | 1999-06-29 | Chiba Tokushu Concrete Kogyo Kk | ブロック壁面構造 |
JP2001131993A (ja) * | 1999-11-02 | 2001-05-15 | Fujibayashi Concrete Kogyo Kk | 大型コンクリートブロック製品の設置法 |
JP2007170153A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Shigenobu Saiki | 擁壁用l型コンクリートブロックを利用する擁壁構築の基礎施工法及び擁壁の基礎構造 |
JP2013014102A (ja) * | 2011-07-06 | 2013-01-24 | Kouki Corp | コンクリートブロック製造型枠、擁壁用l字型コンクリートブロック製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022246941A1 (zh) * | 2021-05-26 | 2022-12-01 | 上海斋喜工程技术有限公司 | 一种土建屏蔽工程墙体构件 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6255430B2 (ja) | 2017-12-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102010470B1 (ko) | 상광하협 맞춤형의 옹벽 블록 제조를 위한 거푸집 및 이를 이용한 옹벽 블록의 제조방법과 일체형 옹벽의 시공방법 | |
KR101652163B1 (ko) | 옹벽용 콘크리트 패널 및 이를 이용한 옹벽 시공방법 | |
KR101201610B1 (ko) | ┳형 결착구에 의한 옹벽블럭의 장식판재 장착구조 | |
KR101397432B1 (ko) | 보강토 옹벽 패널 | |
JP4347846B2 (ja) | 橋脚補強方法 | |
JP6255430B2 (ja) | 擁壁用コンクリートブロック施工方法 | |
CN103603452B (zh) | 组装式齿形叠合楼板 | |
JP2011089361A (ja) | 法面補強工法 | |
KR100970303B1 (ko) | 옹벽블럭 | |
JP2009228206A (ja) | 基礎構造 | |
JP2017150275A (ja) | 擁壁用コンクリートブロック施工方法 | |
KR101148228B1 (ko) | 강성그리드가 구비된 옹벽블럭의 장착구조 | |
JPH0517961A (ja) | 石積み擁壁構造 | |
KR101527703B1 (ko) | 옹벽블록 및 상기 옹벽블록을 포함하는 옹벽블록조립체 그리고 상기 옹벽블록조립체의 시공방법 | |
JPH11315526A (ja) | コンクリートブロックの連結方法 | |
JP2007247388A (ja) | コンクリート製品およびその製造方法 | |
JP2002030674A (ja) | ポリスチレン系樹脂発泡板組立体、軽量地盤構築方法、基礎構築方法、及び軽量盛土施工方法 | |
JP2002194754A (ja) | 段付き打継ぎ目形成ブロック | |
JP6138887B2 (ja) | 土留板 | |
JP6418523B2 (ja) | 断熱型枠を用いた基礎構造及び耐圧版式土間基礎の形成方法 | |
KR100872999B1 (ko) | 결속 수단을 구비한 보강토 블록 | |
JP4920762B2 (ja) | 擁壁の施工方法 | |
JP2004263490A (ja) | 地下合成壁 | |
JP6908932B2 (ja) | 小口止めブロックユニット及び小口止め壁構造 | |
JP2021063426A (ja) | 擁壁ブロック、擁壁部材及び擁壁ブロックの施工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170529 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171003 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20171102 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171204 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6255430 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |