JP2017150038A - シャドーマスク及び表示装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板へのダメージを抑制しつつ、表面に堆積された成膜材料が剥がれにくいシャドーマスクにおいて、十分な強度を確保するとともに、当該シャドーマスクを用いて製造された表示装置を提供する。
【解決手段】成膜材料を蒸着又はスパッタリングによって堆積させることによる成膜プロセスでパターニングに使用されるシャドーマスクであって、成膜対象物に対向するように配置される第1面と、前記成膜材料に晒されるように配置される第2面と、を有し、前記第1面及び前記第2面は、それぞれ、凹凸を有し、前記第2面は、前記第1面よりも、粗面化されていることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、シャドーマスク及び、シャドーマスクを用いての表示装置の製造方法に関する。
近年、有機EL(Electro-luminescent)素子を用いた有機EL表示装置が実用化されており、有機EL素子の有機層やカソード電極を形成する際に、蒸着法が採られる場合があり、前述の有機層やカソード電極を所望の形状に形成するために、多数の微細なスリットを配列して構成されたシャドーマスクが使用されている。表示装置の高精細化、高画質化が進むに従って、当該シャドーマスクの開発も進められている。シャドーマスクは、蒸着マスク、メタルマスクとも呼ばれている。
例えば、特許文献1は、基板上に有機EL層を形成する有機EL用メタルマスクにおいて、当該有機EL用メタルマスクに樹脂の突起部を設けることによって、メタルマスクと基板の接触を防ぎ異物や傷による基板表面の損傷を防止する点を開示している。
また、特許文献2は、メタルマスクの基板接触面側を粗面化処理を行うことで、基板との接触面積を減らし、基板へのダメージを抑制するとともに、蒸着源側も粗面化処理を行うことで、蒸着材料の剥離を防止する点を開示している。
特開2007−95411号公報 特開2003−253434号公報
上記特許文献1のように、メタルマスクの蒸着源側が平坦である場合、メタルマスク表面に堆積された膜が剥がれるおそれがある。メタルマスク表面に堆積された膜が剥がれた場合、剥がれた膜によって蒸着源が汚染され、汚染された蒸着源によって形成された膜には不純物が混入してしまう。
また、上記特許文献2のように、メタルマスク両面に凹凸を設ける構成において、メタルマスクの厚みが薄く、両面に形成された凹凸が大きい場合には、メタルマスクの強度が低下し、メタルマスクのねじれが生じるおそれがある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、基板へのダメージを抑制しつつ、表面に堆積された成膜材料が剥がれにくいシャドーマスクにおいて、十分な強度を確保するとともに、当該シャドーマスクを用いて製造された表示装置を提供することにある。
本発明の一態様は、成膜材料を蒸着又はスパッタリングによって堆積させることによる成膜プロセスでパターニングに使用されるシャドーマスクであって、成膜対象物に対向するように配置される第1面と、前記成膜材料に晒されるように配置される第2面と、を有し、前記第1面及び前記第2面は、それぞれ、凹凸を有し、前記第2面は、前記第1面よりも、粗面化されていることを特徴とする。
また、本発明の他の一態様は、発光素子層を含む表示装置の製造方法であって、第1面及び第2面を有するシャドーマスクを用意する工程と、前記シャドーマスクを、前記第1面を基板に向け、前記第2面を成膜材料に晒すように配置して、蒸着によって前記発光素子層をパターニングしながら形成する工程と、を含み、前記第1面及び前記第2面は、それぞれ、凹凸を有し、前記第2面は、前記第1面よりも、粗面化されていることを特徴とする。
本発明の実施形態に係るシャドーマスクを概略的に示す図である。 シャドーマスクの一部を拡大した図である。 図2におけるIII−III断面を示す断面図である。 シャドーマスクに形成された凹凸の形状を示す図である。 表示装置の製造方法について説明するための図である。 シャドーマスクを用いて成膜する工程について説明するための図である。
以下に、本発明の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に評される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して詳細な説明を適宜省略することがある。
図1は、本発明の実施形態に係るシャドーマスクの概略を示す図である。図1はシャドーマスクを成膜対象物と対向する側から見た図を表す。
シャドーマスク104は、成膜パターンに応じた開口部200(図2参照)を有する薄い板状の部材である。具体的には、例えば、成膜対象物が1枚のガラス基板上に形成される複数の表示パネルである場合、シャドーマスク104は、複数の表示パネルに対応する位置106のそれぞれにおいて、成膜パターンに応じた開口部200を有する。なお、シャドーマスク104は、例えば、インバー材(36Ni−Fe)や、Niメッキ膜によって形成される。また、シャドーマスク104は、溶接によってフレーム102に固定される。
フレーム102は、シャドーマスク104の周縁部を保持するように設けられる枠状の部材であって、成膜対象物の側に配置される第1フレーム面と、成膜材料に晒されるように配置される第2フレーム面と、を有する。具体的には、フレーム102は、図1の図面上、上側に配置される第1フレーム面と、下側に配置される第2フレーム面を有する。また、フレーム102は、上側にシャドーマスク104が溶接されることで、シャドーマスク104を固定する。
上記シャドーマスク104は、成膜材料を堆積させることによる成膜プロセスにおいてパターニングに使用される。具体的には、例えば、シャドーマスク104は、成膜材料を堆積させる際に、フレーム102が溶接された側に蒸着源602(図6参照)等が配置され、反対側に成膜対象物が配置された状態で使用されるが、詳細については後述する。
なお、溶接されたシャドーマスク104は、フレーム102から剥離することが出来る。従って、成膜パターンの形状を変更する場合に、シャドーマスク104のみを交換すればよく、フレーム102を流用することが出来る為、コストを低減させることができる。
続いて、シャドーマスク104の詳細について説明する。図2は、図1に示したシャドーマスク104における、複数の表示パネルそれぞれ対応する位置106のうち、1つの表示パネルに対応する領域の一部201を拡大した図である。図2に示すように、シャドーマスク104は、作製する膜の形状に対応した開口部200を有する。具体的には、シャドーマスク104は、表示パネルに対して作製する膜の形状に対応した矩形状の開口部200を有する。当該開口部200の形状によって、成膜対象に形成される膜の形状が定められる。なお、図2においては、表示パネルの1つの副画素に設けられる有機発光素子に対応する、矩形状の開口部200が設けられる膜の形状を例示しているが、膜の形状はこれに限られない。
さらに、図3は、図2におけるIII−III断面を示す図である。図3に示すように、シャドーマスク104は、成膜対象物に対向するように配置される第1面300と、成膜材料に晒されるように配置される第2面302と、を有する。また、第1面300及び第2面302は、それぞれ、凹凸を有し、第2面302は、第1面300よりも、粗面化される。
例えば、第2面302は、第1面300よりも、凹凸の、基準面からの高さ及び深さの平均値が大きくなるように第1面300及び第2面302は粗面化される。具体的には、第2面302の凹凸における、第2面の基準面306からの高さ312及び深さ314の平均値が、第1面300の凹凸における、第1面の基準面304からの高さ308及び深さ310の平均値より大きくなるように第1面300及び第2面302は粗面化される。
より具体的には、第1面300に形成される凹凸の、第1面の基準面304からの高さ308及び深さ310の合計値は、3マイクロメートル程度となるように形成することが望ましい。すなわち、成膜対象物に付着する不純物は、3マイクロメートル程度であることが一般的であるため、第1面300に3マイクロメートル程度の凹凸を形成することで、成膜対象物に傷が生じる事態を防止することが出来る。
また、第2面302に形成される凹凸の、第2面の基準面306からの高さ312及び深さ314の合計値は、シャドーマスク104の厚みの半分程度となるように形成することが望ましい。すなわち、凹凸の大きさを、シャドーマスク104の厚みの半分程度にすることによって、シャドーマスク104にねじれが生じる事態を防止することができる。具体的には、例えば、第2面302に形成される凹凸の、第2面の基準面306からの高さ312及び深さ314の合計値は、10乃至100マイクロメートル程度となるように形成することが望ましい。ここで、シャドーマスク104は、両面が粗面化されているため、厳密には位置によって厚みは異なる。従って、シャドーマスク104の厚みの定義としては、第1面の基準面304と第2面の基準面306との間の厚みとする。
第2面302に凹凸を形成することによって、シャドーマスク104に堆積した成膜材料が剥離するおそれを低減することができる。すなわち、第2面302に形成された凹部に堆積した成膜材料は、平らな面に堆積された成膜材料よりも剥離しにくくなるため、堆積された蒸着材料が剥離し、第2面302側に配置された蒸着源602やスパッタ装置の内部等を汚染することが防止される。さらに、シャドーマスク104の交換頻度を低減することによって、シャドーマスク104の洗浄に要するコストを低減することができる。
また、第2面302は、第1面300よりも、凹凸の間隔の平均値が大きくなるように、第1面300及び第2面302は粗面化される。具体的には、第2面302に設けられた凸部と、当該凸部と隣接する凸部の間隔318が、第1面300に設けられた凸部と、当該凸部と隣接する凸部の間隔316よりも大きくなるように、第1面300及び第2面302は粗面化される。
さらに、図3においては、第1面300及び第2面302の凹凸は、ともに不均一に形成されているが、第1面300の凹凸が不均一であり、第2面302の前記凹凸は、均一にパターニングされるようにしてもよい。例えば、第2面302の凹凸は、凹部の周囲を凸部が切れ目なく囲む形状となるように形成してもよい。
具体的には、図4(a)に示すように、第2面302Aの凹凸の形状は、平面視において、格子状に形成するようにしてもよい。なお、図4(a)においては、第2面302Aの凹凸は、縦方向にストライプ状に形成された凸部と、横方向にストライプ状に形成された凸部と、が重ねられた形状に形成されている。
また、図4(b)に示すように、第2面302Bの凹凸の形状は、平面視において、ストライプ状に形成してもよい。さらに、図4(c)に示すように、第2面302Cの凹凸の形状は、平面視において円形であって、立体的には円柱状に形成してもよい。なお、当該構成において、円柱状の凸部を形成する構成としてもよいし、円柱状の凹部を形成する構成としてもよい。
上記のように、第1面300と第2面302において、シャドーマスク104の面内方向における凹凸の大きさ及び密度に差異を設ける構成や、第2面302に形成する凹凸の形状を規則的にすることによって、より、シャドーマスク104のねじれの発生を防止することができる。
なお、シャドーマスク104の第2面302を粗面化するだけでなく、フレーム102を粗面化する構成としてもよい。具体的には、例えば、フレーム102の第1フレーム面102a及び第2フレーム面102bが、それぞれ、凹凸を有するように形成し、第2フレーム面102bは、第1フレーム面102aよりも、粗面化されるようにしてもよい。当該構成によれば、フレーム102の第2フレーム面102bに堆積された蒸着材料が剥離し、第2フレーム面側に配置された蒸着源602(図6)やスパッタ装置の内部等を汚染することが防止される。
続いて、本実施形態におけるシャドーマスク104と、本実施形態におけるシャドーマスク104を用いて形成される発光素子層を含む表示装置の製造方法の製造工程について説明する。図5は、本発明の実施形態における、表示装置の製造方法を表すフロー図である。まず、薄いインバー材の板に対してプレス処理を行うことによって、シャドーマスク104の開口部200を形成する(S501)。なお、シャドーマスク104に開口部200を設ける方法は従来技術を用いればよいため、当該方法に限られない。
続いて、シャドーマスク104の第1面300を粗面化する(S502)。具体的には、例えば、シャドーマスク104の第1面300に対して、エッチングや、梨地加工等の化学処理を行うことによって、第1面300を不規則に粗面化する。さらに、シャドーマスク104の第2面302を粗面化する(S503)。ここで、シャドーマスク104の第2面302を粗面化する方法は第1面300を粗面化する場合と同様に化学処理であるが、上記のように、第2面302は、粗面化処理によって得られる凹凸の形状や、大きさ等は、第1面300に形成される凹凸とは異なるように粗面化が行われる。なお、第1面300の粗面化処理と、第2面302の粗面化処理は順不同である。そして、粗面化処理されたシャドーマスク104は、溶接されることでフレーム102に固定される(S504)。S504のステップによって、第1面300及び第2面302を有するシャドーマスク104が完成する。
次に、シャドーマスク104を、第1面300を基板600に向け、第2面302を成膜材料に晒すように配置して、蒸着によって発光素子層をパターニングしながら形成する(S505)。具体的には、図6に示すように、まず、蒸着装置等の成膜装置の中で、シャドーマスク104が、第1面300が基板600に向かい合うように固定される。次に、第2面302側に配置された蒸着源602から、シャドーマスク104が固定された基板600に向かって、成膜材料の分子が放出される。放出された分子は、シャドーマスク104の第2面302表面、及び、シャドーマスク104に設けられた開口部200から露出する基板600の表面に堆積する。
そして、固定されたシャドーマスク104が基板600から除かれると、基板600には、シャドーマスク104に形成された開口部200に対応した形状の膜が残される。形成された膜は、例えば図2に示すような、表示パネルの1つの副画素ごとに対応する、発光材料からなる発光素子膜や、該発光素子膜に電流を流すための電極が含まれる。S505のステップによって、発光素子層を含む表示パネルが完成する。なお、表示装置の製造方法には、上記開口部200に対応した形状以外の形状の膜を形成する工程や、表示パネルを筐体に組み込むことによって表示装置を完成させる工程等が含まれるが、ここでは説明を省略する。また、成膜材料の分子を堆積する方法は、蒸着法に限られず、スパッタ等の方法であってもよい。
上記製造方法によれば、表示パネル表面だけでなく、シャドーマスク104の第2面302にも成膜材料が堆積する。しかしながら、本実施形態によれば、第2面302は粗面化されていることから、粗面化されていない場合と比較して、第2面302に堆積した成膜材料が剥離しにくい。そのため、剥離した成膜材料によって蒸着源602が汚染され、表示パネルに不純物が混入するおそれを軽減することができる。さらに、フレーム102の第2フレーム面を粗面化することで、より表示パネルに不純物が混入するおそれを軽減することができる。
本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。例えば、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
102 フレーム、102a 第1フレーム面、102b 第2フレーム面、104 シャドーマスク、106 表示パネルに対応する位置、200 開口部、201 表示パネルに対応する位置の一部、300 第1面、302 第2面、304 第1面の基準面、306 第2面の基準面、308 第1面の基準面からの高さ、310 第1面の基準面からの深さ、312 第2面の基準面からの高さ、314 第2面の基準面からの深さ、316 第1面の凹凸の間隔、318 第2面の凹凸の間隔、600 基板、602 蒸着源。

Claims (10)

  1. 成膜材料を蒸着又はスパッタリングによって堆積させることによる成膜プロセスでパターニングに使用されるシャドーマスクであって、
    成膜対象物に対向するように配置される第1面と、
    前記成膜材料に晒されるように配置される第2面と、
    を有し、
    前記第1面及び前記第2面は、それぞれ、凹凸を有し、
    前記第2面は、前記第1面よりも、粗面化されていることを特徴とするシャドーマスク。
  2. 請求項1に記載されたシャドーマスクにおいて、
    前記第1面の前記凹凸は、不均一であり、
    前記第2面の前記凹凸は、均一にパターニングされていることを特徴とするシャドーマスク。
  3. 請求項1又は2に記載されたシャドーマスクにおいて、
    前記第2面は、前記第1面よりも、前記凹凸の、基準面からの高さ及び深さの平均値が大きいことを特徴とするシャドーマスク。
  4. 請求項3に記載されたシャドーマスクにおいて、
    前記第2面は、前記第1面よりも、前記凹凸の間隔の平均値が大きいことを特徴とするシャドーマスク。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載されたシャドーマスクにおいて、
    前記第2面の前記凹凸は、凹部の周囲を凸部が切れ目なく囲む形状になっていることを特徴とするシャドーマスク。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載されたシャドーマスクにおいて、
    前記凹凸の形状は、平面視において、格子状に形成されていることを特徴とするシャドーマスク。
  7. 請求項1から5のいずれか1項に記載されたシャドーマスクにおいて、
    前記凹凸の形状は、平面視において、ストライプ状に形成されていることを特徴とするシャドーマスク。
  8. 請求項1から5のいずれか1項に記載されたシャドーマスクにおいて、
    前記凹凸の形状は、平面視において、円形に形成されていることを特徴とするシャドーマスク。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載されたシャドーマスクにおいて、
    前記マスクの周縁部を保持するようにフレームが設けられ、
    前記フレームは、前記成膜対象物の側に配置される第1フレーム面と、前記成膜材料に晒されるように配置される第2フレーム面と、を有し、
    前記第1フレーム面及び前記第2フレーム面は、それぞれ、凹凸を有し、
    前記第2フレーム面は、前記第1フレーム面よりも、粗面化されていることを特徴とするシャドーマスク。
  10. 発光素子層を含む表示装置の製造方法であって、
    第1面及び第2面を有するシャドーマスクを用意する工程と、
    前記シャドーマスクを、前記第1面を基板に向け、前記第2面を成膜材料に晒すように配置して、蒸着によって前記発光素子層をパターニングしながら形成する工程と、
    を含み、
    前記第1面及び前記第2面は、それぞれ、凹凸を有し、
    前記第2面は、前記第1面よりも、粗面化されていることを特徴とする表示装置の製造方法。

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