JP2017148964A - 印刷装置、印刷物の製造方法および印刷物 - Google Patents

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Abstract

【課題】インキと基材との密着性を良好に保ち、乾燥、固着によるブランケットへのインキ残りを発生させることがない印刷装置印刷物の製造方法および印刷物を提供する。【解決手段】印刷装置は、インキが充填される凹部を有した印刷版と、印刷版からインキを取出すブランケットと、印刷版から取出したインキがブランケット上に保持された状態で、ブランケットに、インキを覆うように樹脂を塗布する手段と、インキを樹脂とともに被印刷体へ印刷する手段とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、インキを基材(被印刷体)上に形成してなる印刷物を製造する印刷装置、印刷物の製造方法および印刷物に関するものである。
ドクターブレードによって凹部にインキが充填された印刷版から、ブランケットにインキを転移させ、このインキを基材上に転写するグラビアオフセット印刷法が周知である。例えば特許文献1には、配線構造を有するタッチパネル用導電性部材の製造方法において、パターン化された配線構造を印刷する方法として、グラビアオフセット印刷法を用いることが開示されている。
特開2013−33955号公報
しかしながら配線の集積化や微細な意匠のために微細な線幅の印刷を行うと、インキと基材との密着性が悪くなりインキの剥がれや浮きが生じる。またインキの表面積が小さくなり、インキが乾燥し易くなるためブランケット上で乾燥、固着してしまい印刷不良が起こるといった課題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、印刷に用いるインキと基材との密着性を良好に保ち、乾燥、固着によるブランケットへのインキ残りを発生させることがない印刷装置、印刷物の製造方法および印刷物を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、インキが充填される凹部を有した印刷版と、印刷版からインキを取出すブランケットと、印刷版から取出したインキがブランケット上に保持された状態で、ブランケットに、インキを覆うように樹脂を塗布する手段と、インキを樹脂とともに被印刷体へ印刷する手段とを含む、印刷装置である。
ブランケットとしてシリコーンゴムを用いてもよい。また、樹脂を塗布する手段は、ダイコート法、ロールコート法、グラビア印刷法、オフセット印刷法、グラビアオフセット印刷法、リバースグラビア法、スクリーン印刷法、インキジェット法のいずれかを用いてもよい。
本発明の別の一態様は、印刷版にインキを充填する工程と、印刷版上でブランケットを回転移動させ、インキをブランケットに転写する工程と、ブランケットに転写されたインキを覆うように樹脂を塗布する工程と、被印刷体上でブランケットを回転移動させることにより、インキを樹脂とともに被印刷体に転写する工程とを備える、印刷物の製造方法である。
本発明の別の一態様は、被印刷体と、被印刷体上に形成され、所定のパターンで形成された樹脂層と、樹脂層の凹部に充填されたインキと、を備える、印刷物である。
本発明によれば、インキと基材との密着性を良好に保ち、ブランケットへのインキ残りを発生させることがない印刷装置、印刷物の製造方法および印刷物を提供することが可能である。
本発明の一実施形態に係る印刷装置の機械的構成を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る印刷装置の動作状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る印刷装置の動作状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る印刷装置の動作状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る印刷装置の動作状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る印刷装置により被印刷体へインキと樹脂層とが印刷された状態を示す側面図である。
(実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1には、本発明の実施形態に係る印刷装置100の機械的構成を示す側面図を示す。図1において、印刷装置100は、ブランケット105と、印刷版102とを備えている。ブランケット105は、回転可能なブランケット胴104の表面に固定されており、基材である被印刷体108にインキ109を転写可能に配置されている。印刷版102は、印刷版固定用定盤101の上面に固定され、ブランケット105の印刷面にインキ109を転写可能な位置に配置されている。ブランケット胴104は回転、上下移動が可能なように図示しない台車に支持されており、台車にはダイコート106が設置されている。台車は印刷版固定用定盤101と基材固定用定盤107とに対して相対的に移動可能に支持されている。被印刷体108は、基材固定用定盤107の上面に固定されている。
ブランケット105は、その表面でパターン上のインキの授受を行うことにより転写印刷を行う。ブランケット105の表面すなわち印刷面はゴム層からなる。このゴム層に用いられるゴム材料としては、例えばシリコーンゴムである。本実施形態において、ブランケットに用いられるゴム材料は、公知の各種の材料を用いることができる。これらのゴム材料は、インキ及びインキに用いられる溶剤の種類に対応して選択され、溶剤吸収性のあるものが好適である。
ゴム層単独でブランケット105とすることも可能であるが、ゴム層はベース基材の上に設けてもよい。なお、ゴム材料からなるゴム層は、ベース基材上でゴム材料を硬化させることも、フィルム上のゴム材料をベース基材と貼りあわせることも可能である。ベース基材としては、印刷時にブランケット胴104に取り付けられることから可撓性のあるフィルム又は金属薄板であれば種類は問わないが、コスト及び寸法安定性からポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステル系フィルム、あるいはポリイミドフィルムが好適である。また、ベース基材とゴム層との間には、必要に応じてプライマー層や接着層が設けられる。また、ベース基材の下には必要に応じてクッション層が設けられる。クッション層にはスポンジ状の材料を用いることができる。ブランケット105は、その幅方向の両端部を不図示の取付器具によって巻き締めることによって、略円筒形のブランケット胴104に固定される。
印刷版102は、印刷パターンに対応する凹部を銅板、ニッケル版などの金属版、あるいはガラス版に形成し、その表面にクロムめっきやカーボンめっきによる耐擦性皮膜を形成してなる。この印刷版102の凹部に対して、ドクターブレード103によって一定の速度でインキを充填する。
インキ109は、例えば、熱硬化性かつ光焼成型の導電性インキを用いることができる。導電性インキは、例えばAu、Pt、Ag、Cu、Ni、Cr、Rh、Pd、Zn、Co、Mo、Ru、W、Os、Ir、Fe、Mn、Ge、Sn、Ga、In等の金属微粒子、ITO(酸化インジウムスズ)、ZnO(酸化亜鉛)、SnO(酸化スズ)などの導電性金属酸化物微粒子、あるいは金属ナノワイヤを含むものが好適である。本実施形態では、これらをインキ109のフィラーとして用いることが可能である。金属微粒子を含む導電性インキとしては、例えば銀ナノ粒子を有機溶媒に分散させてなる導電性銀ナノインクを用いることができる。
作成するパターンが透明電極層である場合には、ドーピング等で導電率を向上させた導電性ポリマー、例えば導電性ポリアニリン、導電性ポリプロピロール、導電性ポリチオフェン(ポリエチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルホン酸の錯体など)を含むインキを用いることができる。
上記導電性銀ナノインクでは、インキ中の溶剤はドデカン、テトラデカンである。インキ中の溶剤は任意のものを用いることができる。例えば、速乾性インクでは常温で乾燥する沸点の低い溶剤(MEK、エタノール、アセトンなど)、水性インクでは水(精製水)、オイル系インクでは常温で蒸発しないオイル(脂肪族炭化水素、グリコールエーテル、高級アルコールなど)を用いることが可能である。溶剤の種類に応じて、吸収性を有するブランケット105の材料を選択することができる。
他にもインキ109として用いる樹脂材料は、透明樹脂や、色付きの樹脂、あるいは、不透明な樹脂を用いても良い。すなわち、例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系アクリル樹脂、シリコン系アクリル樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリロニトリルスチレン樹脂、シクロオレフィンポリマー、メチルスチレン樹脂、フルオレン樹脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリプロピレン、フェノール樹脂、メラミン樹脂、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PI(ポリイミド)等の熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂等の等の汎用プラスチックを用いることが可能である。
ここで、熱可塑性樹脂としては、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)、PS(ポリスチレン)、COC(環状オレフィン・コポリマー)、PMMA(ポリメタクリル酸メチル(ポリメチルメタクリレート、アクリル樹脂))、COP(シクロオレフィンポリマー)、MS(メタクリル酸スチレン共重合体)、AS(アクリロニトリルスチレン共重合体)、PMMA(ポリメタクリル酸メチル(ポリメチルメタクリレート、アクリル樹脂))、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PI(ポリイミド)等を用いることが可能である。
また、熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂等の当該分野でよく知られている熱硬化性樹脂を用いることが可能である。
ブランケット105から所定の距離を設けた位置には、ブランケット105上に樹脂を塗布することができるダイコート106が設置してある。尚、本実施形態ではブランケット105上に樹脂を塗布する方法としてダイコート法を選択したが、ロールコート法、グラビア印刷法、オフセット印刷法、グラビアオフセット印刷法、リバースグラビア法、スクリーン印刷法、インキジェット法の中から何れかを選択する事もできる。それぞれ塗布する方法に準じた機構がブランケット105から所定の距離設けて設置されている。
ブランケット105上に塗布する樹脂材料は、インキ109と同じく透明樹脂や、色付きの樹脂、あるいは、不透明な樹脂を用いても良い。すなわち、例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系アクリル樹脂、シリコン系アクリル樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリロニトリルスチレン樹脂、シクロオレフィンポリマー、メチルスチレン樹脂、フルオレン樹脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリプロピレン、フェノール樹脂、メラミン樹脂、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PI(ポリイミド)等の熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂等の等の汎用プラスチックを用いることが可能である。
ここで、熱可塑性樹脂としては、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)、PS(ポリスチレン)、COC(環状オレフィン・コポリマー)、PMMA(ポリメタクリル酸メチル(ポリメチルメタクリレート、アクリル樹脂))、COP(シクロオレフィンポリマー)、MS(メタクリル酸スチレン共重合体)、AS(アクリロニトリルスチレン共重合体)、PMMA(ポリメタクリル酸メチル(ポリメチルメタクリレート、アクリル樹脂))、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PI(ポリイミド)等を用いることが可能である。
また、熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂等の当該分野でよく知られている熱硬化性樹脂を用いることが可能である。
本実施形態における被印刷体108は、基材固定用定盤107の上面に固定されている。被印刷体108は、例えば、ソーダ石灰ガラス、低アルカリ硼珪酸ガラス、無アルカリアルミノ硼珪酸ガラスなどのガラス板、あるいはポリエチレンテレフタレート(PET)、トリアセチルセルロース(TAC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネート(PC)などからなるプラスチック板、プラスチックフィルムが用いられる。被印刷体108は、例えば、厚さ125μmのPET製のフィルムとすることができる。なお被印刷体108としては他の材料、例えば電子基板に使われているガラス繊維とエポキシ系樹脂とからなるシート(プリプレグ)を用いることができ、また他の樹脂材料、紙、不織布を用いても良い。被印刷体108はシート状の材料に限られず、中空又は中実のいずれでも良く、また任意の平面又は曲面を印刷面とすることができる。
また、印刷装置100は、印刷装置100の各部を制御するために、図示しない制御部を備える。ブランケット胴104、ブランケット胴104が支持された台車、印刷版固定用定盤101、基材固定用定盤107のための送り機構は、制御部に電気的に接続されている。制御部は周知のコンピュータであって、データバスによって相互接続されたCPU、ROM、RAM、入出力ポート、記憶装置、表示装置及び入出力装置等を含むものである。制御部はオペレータの操作入力、各種センサ類からの入力、及びROMに格納された制御プログラムに従って、ドクターブレード103を用いた印刷版102へのインキ充填、ブランケット胴104の送り回転及び移動、ブランケット胴104が支持された台車の移動、印刷版固定用定盤101、基材固定用定盤107のための送り機構の動作、並びに被印刷体108上のインキに対する熱硬化、光焼成などの動作及びブランケット105に対する乾燥の動作を連繋して制御することが可能に構成されている。
(印刷方法)
次に、以上のとおり構成された印刷装置100を用いた印刷方法について説明する。図2〜図5には、印刷装置100の動作状態を示す側面図を示す。
図2に示すように、印刷版102の凹部に、ドクターブレード103を用いてインキ109を導く。さらに印刷版102の凹部から溢れ出た余分なインキを掻きとることで、インキを充填する。ドクターブレード103によりインキ109を掻きとる速度は、例えば、毎秒150mmである。
次に、図3に示すように、ブランケット105を図中矢印A方向に回転させながら印刷版102上を移動する。ブランケット105は、印刷版102に充填されたインキ109に連続的に接触する。これにより、インキ109がブランケット105の印刷面に転写される。ブランケット105への転写速度は、例えば、毎秒50mmで行うことができる。インキ109が溶剤を含む場合、ブランケット105の印刷面が、インキ109内の溶剤を吸収可能な吸収性を有するため、ブランケット105の印刷面に形成されたインキ109の濡れ広がりが抑制される。
その後、図4に示すようにインキ109が塗布されたブランケット105表面をダイコート106によって吐出された樹脂110で全面覆った。
次に図5に示すように、ブランケット105を図中矢印A方向に回転させながら被印刷体108上を移動する。ブランケット105の表面に形成されたインキ109と樹脂層110は、被印刷体108の印刷面に転写され、印刷物111が作製される。図6には、被印刷体108上にインキ109と樹脂層110とが転写された印刷物111を示す。被印刷体108への転写速度は、例えば、毎秒200mmで行うことができる。転写されずにブランケット104の印刷面に残ったインキ109及び樹脂層110は、例えば、不図示のクリーニングローラーで除去される。なお、本実施形態では転写の際にブランケット105を移動させた。しかし、ブランケット105と印刷版固定用定盤101との相対位置、ブランケット105と基材固定用定盤107との相対位置の変化を実現できる限り、印刷版固定用定盤101、基材固定用定盤107を移動させても良い。ブランケット105、印刷版固定用定盤101、および基材固定用定盤107の3つをそれぞれ移動させても良い。
その後、被印刷体108上に転写されたインキ109及び樹脂層110を硬化させる。この硬化は、例えば、焼成、加熱、自然乾燥、紫外線硬化、冷却(熱可塑性材料を含む導電性インキを用いる場合)など、使用する導電性インキの種類及び成分に応じた各種の手段によって実行することができる。加熱による場合には、例えば、赤外線ヒータを用いることができる。このようにして、印刷物が得られる。尚、ブランケット105の膨潤量が所定の基準値に達すると、印刷待機時にブランケット105に吸収された溶剤が乾燥させられる機能を印刷装置に備えても良い。
ブランケット105の印刷面の材質、使用するインキ109の種類及びインキ109内の溶剤の種類、樹脂110をブランケット105上に塗布する方法、樹脂110の種類は、上記印刷装置100におけるもの以外の各種のものを選択することができる。
ブランケット105は、円筒形のブランケット胴104に固定して使用したが、ブランケット105の形状は、円筒形以外の曲面や平面であっても良い。被印刷体108はシート状のほか樹脂成形品などのように、印刷面が曲面であるものであっても良い。
以上説明したように、本発明によれば、インキ109は樹脂層110に埋め込まれている為、ブランケット105に残ることなく、密着性のよい印刷物111を提供できる。
(本発明による効果)
本発明の実施形態に係る印刷装置により作成した印刷物(実施例)と、樹脂層110を用いてインキ109を覆わなかった印刷物(比較例)を比較した。印刷版の溝を変化させて多種の印刷物を作成した。その結果、樹脂層110にてインキ109を覆わなかった比較例に係る印刷物ではパターンの幅が10μm以下になるとブランケットへの印刷物残りや被印刷基材からのインキの剥がれが発生した。実施例に係る印刷物ではパターンの幅が10μm以下であってもブランケットへの印刷物残りや被印刷基材からのインキの剥がれが発生せず良好な印刷特性を示した。また印刷物に100μm以上の幅を持つ線と10μm以下の幅を持つ線が混在するパターンでは特に効果が大きかった。本実施形態では特に10μm以下の細い幅を持つ印刷物においてかすれや断線がない印刷物を提供できる。
(その他)
本発明は実施形態に示された態様のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本発明に含まれる。従って本発明は、限定的に解釈されるべきではなく、本発明の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
例えば、上記実施形態では、平板の印刷版を用いて転写を行っていたが、これに限られず、シリンダー形状の印刷版を用いて転写を行ってもよい。
上記実施形態では、インキの印刷パターンが被印刷体の上に形成されていることとしたが、当該印刷パターンが被印刷体の上に形成された後に、被印刷体が除去されて、印刷パターンのみによりその形状を保持する態様としてもよい。
本発明は、各種電子デバイスの電子回路配線パターン及び電極パターン等といった微細パターンを、高精度で印刷することが可能なオフセット印刷装置に好適に利用できる。
100 印刷装置
101 印刷版固定用定盤
102 印刷版
103 ドクターブレード
104 ブランケット胴
105 ブランケット
106 ダイコート
107 基材固定用定盤
108 被印刷体
109 インキ
110 樹脂(層)
111 印刷物

Claims (5)

  1. インキが充填される凹部を有した印刷版と、
    前記印刷版から前記インキを取出すブランケットと、
    前記印刷版から取出した前記インキが前記ブランケット上に保持された状態で、前記ブランケットに、前記インキを覆うように樹脂を塗布する手段と、
    前記インキを前記樹脂とともに被印刷体へ印刷する手段とを含む、印刷装置。
  2. 前記ブランケットはシリコーンゴムを含む、請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記樹脂を塗布する手段は、ダイコート法、ロールコート法、グラビア印刷法、オフセット印刷法、グラビアオフセット印刷法、リバースグラビア法、スクリーン印刷法、インキジェット法のいずれかを用いる、請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 印刷版にインキを充填する工程と、
    前記印刷版上でブランケットを回転移動させ、前記インキを前記ブランケットに転写する工程と、
    前記ブランケットに転写された前記インキを覆うように樹脂を塗布する工程と、
    被印刷体上で前記ブランケットを回転移動させることにより、前記インキを前記樹脂とともに前記被印刷体に転写する工程とを備える、印刷物の製造方法。
  5. 被印刷体と、
    前記被印刷体上に形成され、所定のパターンで形成された凹部を有する樹脂層と、
    前記樹脂層の凹部に充填されたインキと、を備える、印刷物。
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