JP2017147877A - モータ及びモータの製造方法 - Google Patents

モータ及びモータの製造方法 Download PDF

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祥子 川崎
Sachiko Kawasaki
祥子 川崎
孝教 小松
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孝教 小松
山本 幸弘
Yukihiro Yamamoto
幸弘 山本
智 中田
Satoshi Nakata
智 中田
諭 山代
Satoshi Yamashiro
諭 山代
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裕治 中原
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Abstract

【課題】全長が短く、高精度に回転位置を検出できるモータ及びモータの製造方法を提供する。【解決手段】ロータコア22は、円柱状のロータコア円柱部22aと、ロータコア円柱部22aの外周部から軸方向の一方に突出する中空の円筒状の突出部22bとを備え、ロータ20は、ロータコア円柱部から突出部に渡って軸方向に埋設され、周方向に配置された複数の第一永久磁石5と、第一永久磁石25の径方向内側に、ロータコア円柱部22aから突出部22bに渡って軸方向に設けられた複数の孔23とを備え、突出部22bと、シャフト26との間に、ロータの回転位置を検出する回転位置検出器の磁束発生部と磁束検出部とを備える。【選択図】図1

Description

この発明は、モータ及びモータの製造方法に関するものである。
従来、ロータの両側に設けられた軸受の一方側のさらに外側に回転位置検出器が取り付けられたモータが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、別の従来のモータとして、ロータの両側に設けられた軸受の一方側と、ロータとの間に回転位置検出器が取り付けられたモータが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第5125434号公報 図2 特許第4894331号公報 図1
特許文献1に記載のモータでは、軸受の外側に回転位置検出器を取り付けるため、モータ全体が軸方向に大きくなってしまうという課題があった。また、モータの使用環境(温度・湿度・塵埃の有無)を考慮すれば、電気部品である回転位置検出器が雰囲気中にむき出しになるのを防止するため、回転位置検出器のさらに外側(負荷側)に、回転位置検出器を覆うためのカバーを設ける必要があり、モータの部品点数が増大するという課題があった。
一方、特許文献2に記載のモータでは、軸受とロータコアとの間に回転位置検出器(特許文献2の場合はレゾルバ)を設置するため、カバーは不要であるものの、モータの全長は、特許文献1と同様に軸方向に大きくなる。また、回転位置検出器に対するステータやロータマグネットからの磁束を遮断するシールド板を別途設ける必要があり、そのための部品点数が増大するという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、モータの全長を短縮でき、かつ、ステータのコイルの漏れ磁束やロータマグネットの磁束の影響を受けにくく高精度に回転位置を検出できるモータ及びモータの製造方法を提供することを目的とする。
この発明に係るモータは、
ハウジングと、
前記ハウジングに固定された第一ステータコアおよび前記第一ステータコアの磁極ティースに巻回された第一コイルとからなる第一ステータと、
前記第一ステータの内周面に対向して前記ハウジングにシャフトの2ケ所を軸受により軸支されたロータとを備えるモータにおいて、
前記ロータは、前記シャフトと、前記シャフトの周囲に設けられる磁性体からなるロータコアとを備え、
前記ロータコアは、円柱状のロータコア円柱部と、
前記ロータコア円柱部の外周部から軸方向の一方に突出する中空の円筒状の突出部とを備え、
前記ロータは、前記ロータコア円柱部から前記突出部に渡って軸方向に埋設され、周方向に配置された複数の第一永久磁石と、前記第一永久磁石の径方向内側に、前記ロータコア円柱部から前記突出部に渡って軸方向に設けられた複数の孔とを備え、
前記突出部と、前記シャフトとの間に、前記ロータの回転位置を検出する回転位置検出器の磁束発生部と磁束検出部とを備えたものである。
また、この発明に係るモータの製造方法は、
上記のモータの製造方法であって、
一方の前記軸受は、前記ハウジングの軸方向の開口を塞ぐブラケットを介して前記ハウジングに固定され、
前記モータは、前記ハウジングに向かって、前記第一ステータ、前記回転位置検出器、前記ロータ、前記ブラケットの順に、一方向に組み立てられるものである。
この発明に係るモータ及びモータの製造方法によれば、回転位置検出器用の第二ステータを、ロータの突出部の内周面に対向するように備えることにより、回転位置検出器が、第一ステータやロータよりも軸方向に飛び出すことなく構成できるので、モータの軸方向の全長を短くできる。
また、孔やカシメ部により、ロータの内周側に流れようとするロータの界磁磁束を遮断することができ、第二ステータが拾う磁束にノイズが載ることを抑制し、精度よくロータの回転位置を検出することができる。
また、この発明に係るモータでは、ロータが、モータを回転させるためのロータと、回転位置検出器用とを兼ねるので、回転位置検出器とモータとの軸心を精度よく合わせることができると共に、部品点数の少ないモータを提供できる。
この発明の実施の形態1に係るモータを回転子の軸心を通る平面で切断した断面図である。 図1のA−A線における断面図である。 この発明の実施の形態1に係るモータの他の例を示す図であり、モータの回転子の軸心を通る平面で切断した断面図である。 図3に係るモータの組立順を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るモータを回転子の軸心を通る平面で切断した断面図である。 図5のB−B線における断面図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について図を用いて説明する。
本明細書で、特に断り無く「軸方向」、「周方向」、「径方向」、「内周側」、「外周側」、「内周面」、「外周面」、というときは、それぞれ、第一ステータの「軸方向」、「周方向」、「径方向」、「内周側」、「外周側」、「内周面」、「外周面」をいうものとする。
図1は、この発明の実施の形態1に係るモータ100を、ロータ20の軸心を通る平面で切断した断面図である。
モータ100は、第一ステータ40と、第一ステータ40の内側で、第一ステータ40の内周面に外周面が対向して回転するロータ20と、これらを収納するハウジング50とからなる。また、モータ100は、ロータ20の回転位置を検出する回転位置検出器30を備えるがこれについては後述する。
ハウジング50は、中心にベアリング固定穴50hが開いたフライホイル形状をしている。ハウジング50の円盤状の部分をハウジング円盤部53、ハウジング円盤部53の外周部から軸方向に張り出した円筒状の部分をステータ固定部51、ハウジング円盤部53の内周部から軸方向に、ステータ固定部51と同方向に張り出した円筒状の部分を回転位置検出器用ステータ固定部52という。
第一ステータ40は、第一ステータコア41と、第一ステータコア41の磁極ティースに絶縁部材42を介して巻回された第一コイル43とからなる。第一ステータコア41は、ハウジング50のステータ固定部51の内周面に嵌合されている。また、ハウジング50は、ベアリング7a(軸受)を介してロータ20のシャフト26の一端側を回転可能に軸支し、ブラケット60及びベアリング7bを介してシャフト26の他端側を回転可能に軸支する。
ロータ20は、シャフト26の外周面に、内周面が固定されたフライホイル形状のロータコア22と、ロータコア22の外周部に周方向に並べて埋設された第一永久磁石25とからなる。ロータコア22の円柱状の部分が、ロータコア円柱部22aであり、ロータコア円柱部22aの外周部から軸方向に、ハウジング円盤部53側に張り出した中空の略円筒状の部分が突出部22bである。
したがって、突出部22bの内周面22b1とシャフト26との間は空間となっている。なお、ロータコア22の外周面は、円筒状である。突出部22bの内周面22b1の形状については後述する。
突出部22bとシャフト26との間の空間には、回転位置検出器30用の第二ステータ35が設けられる。第二ステータ35は、ハウジング50の回転位置検出器用ステータ固定部52にシャフト26と同心に固定され、突出部22bの内周面22b1と、第二ステータ35の外周面36が対向するように配置される。第二ステータ35とロータ20の突出部22bとで回転位置検出器30を構成する。
次に、突出部22bの内周面22b1の形状、及びロータ20の回転位置を検出する、第二ステータ35の構成について、図1、図2を用いて説明する。
図2は、図1のA−A線における断面図である。
突出部22bの内周面22b1は、図に示すよう凹凸が連続する環形状である。第二ステータ35は、第二ステータコア35aと第二コイル35bとから構成される。第二コイル35bは、図示しないが、励磁コイル(磁束発生部)と、磁束を検出するためのさぐりコイル(磁束検出部)とからなる。
第二ステータ35が作る起磁力に対し、突出部22bの凸凹の内周面22b1による磁気抵抗が変化するため、ロータ20の回転位置によって回転中の磁束が変化する。その変化を、第二コイル35bの中のさぐりコイルによって検出することにより、ロータ20の回転位置がわかる。これは一般的にはレゾルバと呼ばれる回転位置検出器であり、ロータ20の突出部22bが、第二ステータ35の外周側にあることから、アウターロータ型レゾルバである。
このように、この発明は、アウターロータ型レゾルバのロータコアを、モータ100のロータ20のロータコア22の一部である、突出部22bにより構成していることを特徴とする。
なお、凹凸の内周面22b1の形状は、以下の式を満たすように形成する。
R=R0+{a/(1+b×cosNθ)}
R:シャフト26の軸心から内周面22b1までの距離
θ:ロータコア22の一周分の角度(0≦θ≦2π)
R0:第二ステータコア35aの外周半径
a:第二ステータコア35aと内周面22b1とのギャップ最大値
b:第二ステータコア35aと内周面22b1とのギャップ最大値/第二ステータコア35aと内周面22b1とのギャップ最小値−1
なお、ギャップとは、径方向の間隔をいう。
内周面22b1の形状を上記式を満たすように構成することにより、磁気抵抗(∝ギャップ長の逆数)の変化を、N個の正弦波状にすることができ、ロータ20の回転位置検出を精度よく行うことができる。
次に、ロータ20のロータコア22の構成について再度詳しく述べる。図1、図2において、第一永久磁石25は、ロータコア22の外周近傍に、突出部22bの内部も含めてロータコア22の軸方向の全長に渡って埋設されている。また、第一永久磁石25の位置の内側、かつ突出部22bの内周面22b1の最外周部の位置よりも外側となる位置に、周方向に設けられた複数の孔23及びカシメ部24を有する。孔23とカシメ部24は、ロータコア22の中心から概ね同じ距離の位置に設けられている。
これらの複数の孔23とカシメ部24も、第一永久磁石25と同様に、突出部22bの内部も含めて、ロータコア22の軸方向の全長に渡って設けられている。このような位置関係で、第一永久磁石25と、孔23及びカシメ部24を構成することにより、第一永久磁石25が作る界磁磁束が、孔23及びカシメ部24よりもロータコア22の内側に流れることを遮断することができる。
また、カシメ部24は、ロータコア22を構成する薄板の鋼板(後述する)をそれぞれ連結させる役割を果たす。なお、板厚が0.2〜1.0程度の薄板の電磁鋼板を複数積層してロータコア22を形成する場合は、このカシメ部24が必要となるが、ロータコア22を2つのブロック(ロータコア円柱部22aの部分と突出部22bの部分の2種類のコア部材)から形成する場合は、カシメ部24の代わりに孔を設け、2種類のコア部材を連結するためのボルトの通し孔としても良い。ブロック状の材料としてはS45C、SS400などの磁性体を用いる。
これまで、この発明の実施の形態1に係るロータ20について、回転位置を精度良く検出するために最も効果を発揮できるロータコア22の特徴について述べたが、モータ100を構成する他の部材の特徴について以下に説明する。
まず、第一永久磁石25とその周辺部について説明する。
ロータ20に使われる第一永久磁石25の材料としては、希土類焼結磁石(Br1.0〜1.3程度)、希土類ボンド磁石(Br0.6〜0.8程度)、フェライト焼結磁石(Br0.35〜0.45程度)等のいずれを用いても良いが、よりモータ100の軸方向の全長を短くするためには、磁力(Br)ができるだけ高い磁石を使うことが望ましい。
また、モータ100の界磁用の第一永久磁石25の配置は、図2に示すように、1極あたり2個の磁石をV字配置している。2個の第一永久磁石25をV字状に埋め込むために、ロータコア22にV字状に周方向に配列した磁石孔27を設け、さらに、周方向に隣り合う第一永久磁石25の磁束が短絡することを防ぐためのフラックスバリア28を、磁石孔27の周方向両側に設けている。
なお、第一永久磁石25の配置はこれ以外でもよく、たとえば、ロータの最外周に配置するSPM配置、ロータ20の極間の位置に径方向に磁石を配置するスポーク状配置などでも良い。いずれにしても、ロータ20の外周側と内周側の間に設けられた孔23やカシメ部24により、それらの部分より内側に流れる磁束を遮断できるため問題ない。
次に、ロータ20の極数について説明する。
図2においては、16極のロータ20を示しているが、ロータは、これ以外の極数でも良い。一般的に、極数が多いほど、永久磁石から、径方向内側に流れる磁路を短くできるため、ロータの極数は多い方が望ましい。また、突出部22bの内周面22b1に設けた凹凸形状の個数N(凹凸1組を個数1とする)は、ロータの磁極数と同じか、その約数・倍数のいずれかであることが望ましい。
次に、第二ステータコア35aについて説明する。図2では26スロットの第二ステータコア35aを用いたが、これ以外のスロット数でも良い。
次に、第一ステータ40について説明する。
図2に示す第一ステータ40では、18スロットの第一ステータコア41に、第一コイル43を集中巻き(1ティースに集中して巻いている)している。ロータ20の磁極数16と併せて、8:9系列(極数:スロット数)のモータ100である。このモータ100では、磁束がどれだけ効率よく第一ステータ40とロータ20間を鎖交するかを示す指標である巻線係数が0.945と高いため、小型でも大きなトルクを得やすい。その他、巻線係数が高い極数:スロット数の組合せとして10:12系(0.933)、14:15系(0.951)などがありそのいずれかでも良い。
また、分布巻きのコイルを用いてもよく、この場合は8:48系、4:36系などがあるが、極数に対してスロット数が多い傾向にあるため、ステータ面積を確保できる十分大きなモータに適用するのが好ましい。
次に、ハウジング50について説明する。
図1において、ハウジング50は、第一ステータ40と第一コイル43用の結線板8とを一体に成形する、モールド樹脂製のハウジング50を想定している。モールド樹脂で形成することにより、第一コイル43の隅々まで樹脂が行きわたることになる。樹脂は空気よりも熱伝導性に優れるため放熱性が良い。また、第一コイル43の振動を防ぐ効果も奏する。
第二ステータ35は、回転位置検出器用ステータ固定部52の外周面に内周面を嵌合する構成としているが、この第二ステータ35も第一ステータ40と併せてモールドしても良い。その場合は、第一ステータ40の配線と第二ステータ35の配線とをそれぞれ事前に済ませておくことが望ましい。
図1における、ハウジング50の軸方向反対側の開口を塞ぐブラケット60は、例えば、板金を絞り加工によって形成したものを用いる。アルミなどをダイカストしても良い。いずれにせよ、負荷に取り付ける側の支持部となる側(ハウジングの場合もあるしブラケットの場合もある)は、金属部材でサポートすることが望ましい。
図3は、実施の形態1に係るモータ100bの断面を示す図である。
モータ100とはハウジング50b及びブラケット60bの構成が異なる。ハウジング50b、ブラケット60bともに金属部材を想定している。これは、例えばアルミダイカストでも良いし、大きなモータであれば、鉄の鋳物などを用いても良い。モールド樹脂以外のハウジング構成としてこのような構成としても良い。
図4は、図3のモータ100bの組立方法を示す図である。図4に示すように、ハウジング50bに対して、軸方向に第一ステータ40、第二ステータ35、ロータ20、ブラケット60bの順に一方向から組み立てていけば良い。一方向から組み立てることにより、第一ステータ40、ロータ20、及び回転位置検出器30の組立精度を良くすることができる。
この発明の実施の形態1に係るモータ及びモータの製造方法によれば、回転位置検出器30用の第二ステータ35を、ロータ20の突出部22bの内周面22b1に対向するように備えることにより、回転位置検出器30が、第一ステータ40やロータ20よりも軸方向に飛び出すことなく構成できるので、モータ100の軸方向の全長を短くできる。
また、孔23やカシメ部24により、ロータ20の内周側に流れようとするロータ20の界磁磁束を遮断することができ、第二ステータ35が拾う磁束にノイズが載ることを抑制し、精度よくロータ20の回転位置を検出することができる。
また、この発明に係るモータ100では、ロータ20が、モータ100を回転させるためのロータと、回転位置検出器30用のロータとを兼ねるので、回転位置検出器30とモータ100との軸心を精度よく合わせることができると共に、部品点数の少ないモータ100を提供できる。
次に、このようにして得られるモータ100の使用例について説明する。モータ100は、軸方向の全長を短く、かつ回転精度の良いモータなので、以下のような用途に向いている。
(1)エレベータのドア開閉機構
乗り場とかごとの間にモータ100を用いた開閉機構を設けることができ、かごの形状の自由度が上がる。また、モータ100は、回転精度が良いので、滑らかにドアを開閉することができる。
(2)電車のホームなどの待合場における柵の開閉機構
限られた幅しかないホームなどにおいて、全長が短いモータ100を転落防止柵の開閉機構に使用することにより、ホームの乗客待機エリアを増やし、限られたスペースを有効利用することができる。
(3)その他
その他、自動ドアやホイスト等の狭小部で用いるアクチュエータ用にモータ100を利用することができる。
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2に係るモータ100を、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
図5は、この発明の実施の形態2に係るモータ200を、ロータ220の軸心を通る平面で切断した断面図である。
図6は、図5のB−B線における断面図である。
実施の形態1に係るモータ100と本実施の形態に係るモータ200とでは、回転位置検出器230の構成が異なる。
回転位置検出器230は、ロータコア222の、突出部222bの内周面222b1に周方向に設けた複数の第二永久磁石33(磁束発生部)と、第二永久磁石33とシャフト26との間の空間に設けられた回転位置検出用の素子32(磁束検出部)とからなる。素子32は、ハウジング50に固定され、第二永久磁石33の内周面と対向するように配置されている。
この第二永久磁石33の回転による磁束の変化を、素子32により検出することによって、ロータ220の回転位置を検出することができる。素子32は、ホール素子、磁気抵抗効果素子(MR素子)など、いずれでも良い。また、第二永久磁石33は、複数の磁極を有するリング状永久磁石でも良いし、ロータの界磁磁石の構成のように、複数の磁石用孔を設け、その中に第二永久磁石33を埋め込んでも良い。
この発明の実施の形態2に係るモータ及びモータの製造方法によれば、実施の形態1と同様に、全長が短く、かつ回転位置検出精度が高いモータ200を提供することができる。
尚、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
100,100b,200 モータ、20,220 ロータ、
22,222 ロータコア、22a ロータコア円柱部、22b,222b 突出部、
22b1,222b1 内周面、23 孔、24 カシメ部、25 第一永久磁石、
26 シャフト、27 磁石孔、28 フラックスバリア、
30,230 回転位置検出器、32 素子、33 第二永久磁石、
35 第二ステータ、35a 第二ステータコア、35b 第二コイル、36 外周面、40 第一ステータ、41 第一ステータコア、42 絶縁部材、43 第一コイル、
50,50b ハウジング、50h ベアリング固定穴、51 ステータ固定部、
52 回転位置検出器用ステータ固定部、53 ハウジング円盤部、
60,60b ブラケット、7a,7b ベアリング、8 結線板。

Claims (10)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングに固定された第一ステータコアおよび前記第一ステータコアの磁極ティースに巻回された第一コイルとからなる第一ステータと、
    前記第一ステータの内周面に対向して前記ハウジングにシャフトの2ケ所を軸受により軸支されたロータとを備えるモータにおいて、
    前記ロータは、前記シャフトと、前記シャフトの周囲に設けられる磁性体からなるロータコアとを備え、
    前記ロータコアは、円柱状のロータコア円柱部と、
    前記ロータコア円柱部の外周部から軸方向の一方に突出する中空の円筒状の突出部とを備え、
    前記ロータは、前記ロータコア円柱部から前記突出部に渡って軸方向に埋設され、周方向に配置された複数の第一永久磁石と、前記第一永久磁石の径方向内側に、前記ロータコア円柱部から前記突出部に渡って軸方向に設けられた複数の孔とを備え、
    前記突出部と、前記シャフトとの間に、前記ロータの回転位置を検出する回転位置検出器の磁束発生部と磁束検出部とを備えたモータ。
  2. 前記突出部の内周面は周方向に連続する凸凹形状を有し、
    前記回転位置検出器は、前記突出部と、磁性体の第二ステータコアおよび前記第二ステータコアに巻回された第二コイルとを有する第二ステータとからなる請求項1に記載のモータ。
  3. 前記第二ステータは、前記ハウジングに固定されている請求項2に記載のモータ。
  4. Rを前記シャフトの軸心から前記突出部の内周面までの距離とし、
    θを前記ロータコアの一周分の範囲(0≦θ≦2π)とし、
    R0を前記第二ステータコアの外周半径とし、
    aを前記第二ステータコアと前記突出部の内周面とのギャップ最大値とし
    bを前記第二ステータコアと前記突出部の内周面とのギャップ最大値/前記第二ステータコアと前記突出部の内周面とのギャップ最小値−1とするとき、
    R=R0+{a/(1+b×cosNθ)}となる請求項2又は請求項3に記載のモータ。
  5. 前記回転位置検出器は、
    前記突出部の内周面に配設された、複数の磁極を有する第二永久磁石と、
    前記第二永久磁石の内周面に対向するように固定された回転位置検出器用素子とからなる請求項1に記載のモータ。
  6. 前記第二永久磁石は、リング状磁石である請求項5に記載のモータ。
  7. 前記ロータコアは、複数の薄板の電磁鋼板を積層して構成され、
    前記電磁鋼板には、前記ロータコアの中心から、前記孔と同じ距離となる位置に複数のカシメ部が設けられ、各前記電磁鋼板は、前記カシメ部によって連結されている請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のモータ。
  8. 一方の前記軸受を保持する前記ハウジングは、金属製である請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のモータ。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のモータの製造方法であって、
    一方の前記軸受を保持する前記ハウジングを樹脂でモールドするモータの製造方法。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のモータの製造方法であって、
    一方の前記軸受は、前記ハウジングの軸方向の開口を塞ぐブラケットを介して前記ハウジングに固定され、
    前記モータは、前記ハウジングに向かって、前記第一ステータ、前記回転位置検出器、前記ロータ、前記ブラケットの順に、一方向に組み立てられるモータの製造方法。
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