JP2006311797A - 電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスクロータとして構成された電気機器において、コンパクトな寸法と短い形状とを実現する、冒頭に述べた形式の電気機器を提供すること。
【解決手段】前記課題は本発明では、少なくとも1つの磁界センサが、磁気ディスクの半径方向に外側に存在する領域に、ステータに対して定置に配置される構成によって解決される。
【選択図】図1

Description

本発明は、次の形式の電気機器に関する。すなわち、1次側に対して相対的に、回転軸を中心として回動可能に支承された2次側を有するディスクロータとして構成されており、該2次側は磁気ディスクを有し、該磁気ディスクの軸方向の端面に磁極が円周方向に延在しており、該磁極は、交番的に相互に逆方向に磁化された永久磁石であり、該磁極は、1次側と2次側との間に配置された少なくとも1つのエアギャップを介して、該1次側に設けられた巻線と磁気的に共働し、該ディスクロータは、1次側に対する2次側の相対的位置を検出するための測位装置を有し、該測位装置は、1次側に配置された少なくとも1つの磁界センサを有し、該磁界センサによって磁極が検出されるように構成された形式の電気機器に関する。ここでは回転軸とは、1次側および2次側が相互に相対的に回動する際に中心となる機械的な軸または仮想的な直線を指す。
この形式の電気機器は、実用上周知になっている。この機器では磁極は、軸に配置された磁気ディスクによって形成されており、該磁気ディスクは中間ロータとして、両ステータ半部間に配置されている。磁気ディスクとステータ半部との間では、磁気ディスクの両側にそれぞれ、軸方向に磁束が侵入するエアギャップが1つずつ配置されている。ステータは、スロットを有する軟磁性のコアを有し、該スロットには巻線コイルが捲回されている。スロット内には、1次側に対する2次側の相対的位置を検出するために設けられた測位装置のための磁界センサが配置されている。該測位装置によって検出された測位信号に依存して、巻線は出力段を介して電子的に整流される。このような電気機器の欠点は、磁界センサに必要な取り付け空間を設けるために、スロットが比較的広幅であることだ。したがって、このような電気機器の寸法は比較的大きくなってしまう。
実用的には、ディスクロータとして構成された、上位概念と異なる電気機器がすでに知られている。この電気機器は、測位装置としてタコジェネレータを有し、該タコジェネレータは軸方向に、1次側および2次側から構成されたシステムと並んで設けられている。該電気機器の軸方向の長さは、比較的長い。
したがって本発明の課題は、コンパクトな寸法と短い形状とを実現する、冒頭に述べた形式の電気機器を提供することである。
前記課題は本発明では、少なくとも1つの磁界センサが、磁気ディスクの半径方向に外側に存在する領域に、ステータに対して定置に配置される構成によって解決される。
このような構成によって有利には、1次側のスロットを比較的狭幅に形成し、電気機器の寸法をコンパクトにすることができる。該少なくとも1つの磁界センサは磁気ディスクの半径方向に外側に設けられるので、電気機器の形状を短くすることもできる。磁界センサは半径方向に、外側に長距離で位置検出するので、磁界センサの取り付け公差による測定誤差は比較的小さい。
本発明の有利な実施形態では、2次側は磁気ディスクの両側で、該磁気ディスクの軸方向の端面に透磁性のカバー板を有し、該磁気ディスクは、半径方向に該磁気ディスクの外周を超えて突出された歯を有し、該歯は、それぞれ1つの磁極に割り当てられており、2次側が1次側に対して相対的に回動すると、該歯は軸方向に両側で、該少なくとも1つの磁界センサの側を通過する。このような磁気ディスクによって、該少なくとも1つの磁界センサは、1次側の巻線の通電時に発生する妨害磁界からある程度遮蔽され、磁気ディスクの磁極によって生成された磁束の一部が歯を介して、所期のように磁界センサへ案内される。歯が磁界センサの側を通過する際には、センサによって検出され測位のために評価される磁束密度が格段に変化する。この薄いカバー板は有利には、軟磁性かつ高透磁性の材料から成る。
それぞれ2つずつ対として相互に対応付けられた、異なるカバー板の歯を、軸方向に相互に連続して配置すると有利である。このような構成により、歯が磁界センサの側を通過するのを、測位信号に基づいてさらに無妨害で検出することができる。歯の正接の幅は変動的とすることができるが、その際には有利には、歯の正接の幅は極ピッチ−小さいスロット幅に相応するか、または極ピッチの一部に相応する。
本発明の目的に適った構成では、少なくとも1つのカバー板が、少なくとも歯の領域で、平面からずれたプロフィールを有する。このプロフィールは、対として相互に対応付けられた歯の間の内法幅が、磁気ディスクの領域におけるカバー板の間隔より小さくなるように選択される。該少なくとも1つの磁気センサはこの場合、磁気ディスクより小さい厚さを有する。
本発明の有利な実施形態ではカバー板は、磁気ディスクの相互に隣接する不均等な2つの磁極間の過渡領域において、厚さの少なくとも1つの中断部および/または低減部を有する。その際にはこのカバー板は、相互に隣接して接している磁極間の過渡領域において、磁極の中間部より高い磁気抵抗を有する。このような構成により、磁気ディスクによって生成され、カバー板を介して1つの磁極から、該磁極に隣接し逆の極性を有する磁極まで直接流れる漏れ磁束の割合が低減される。このカバー板は有利には、可撓性打抜部分として形成される。
本発明の有利な実施形態では(複数の)前記中断部および/または(複数の)低減部は、カバー板をセグメントに下位分割するように配置される。このようにするとカバー板では、磁極間に発生する漏れ磁束がさらに低減される。
有利なのは、前記中断部を半径方向に延在するスリットとして形成し、および/または半径方向に延在する穿孔部として形成することである。このような構成により、カバー板を介して流れる漏れ磁束がさらに低減される。このような穿孔部および/またはスリットによってカバー板は、相互に一体結合されそれぞれ1つの磁極に配属されたセグメントに下位分割される。これらの相互に結合されたセグメントは、電気機器の製造時に簡単に磁気ディスクに取り付けることができる。もちろん、このカバー板を複数の部分から構成することもでき、該カバー板は、円周方向にスペースによって相互に離隔された複数のセグメントを有することができる。
本発明の有利な実施形態では、少なくとも1つの歯はカバー板の円周方向に、該カバー板に所属するセグメントの幅全体にわたって延在する。このような歯が磁界センサの側を通過すると、歯面の領域に磁界の急傾斜のエッジの変化が、大きな信号ストロークで発生する。磁界センサを通過する歯は、このようにして簡単かつ確実に検出することができる。
本発明の別の有利な構成では、少なくとも1つの歯がカバー板の円周方向に、該カバー板に所属するセグメントより大きな幅を有する。この歯は円周方向に、有利には該セグメントの中央に配置される。このような構成により、カバー板に発生する漏れ磁束はさらに低減される。
本発明の有利な実施形態では、カバー板は軟磁性の合金から成り、この合金の飽和磁束密度は、磁気ディスクの動作磁束密度を10%〜30%上回る。このような構成により、中断部の領域においてカバー板の材料は、比較的早期に飽和状態に移行し、これに相応して漏れ損失は低くなる。
本発明の目的に適った構成では、磁気ディスクは永久磁石を含む。この永久磁石は充填材に埋め込まれており、該少なくとも1つの中断部に少なくとも部分的に、充填材が充填される。このようにして永久磁石およびカバー板は、硬化された充填材によって相互に固定的に結合され、機械的に安定したユニットを形成する。この充填材は、有利には注型用樹脂である。この充填材はカバー板とともに、永久磁石に対する腐食保護部を形成する。この腐食保護部は、エアギャップに存在する可能性のある粒子に対しても耐性を有する。
有利には、磁気ディスクは環状ディスクとして形成される。この環状ディスクは、有利には軸またはハブボディとして形成された支持部分の周りに配置されており、カバー板のうち少なくとも1つは磁気ディスクおよび該支持部分に回動不能に結合されている。このようにすると、磁気ディスクの加速時および制動時には、該磁気ディスクに発生する加速力の一部が、該少なくとも1つのカバー板を介して支持部分へ伝達され、充填材における剪断力は、とりわけ前記軸またはハブボディに接する充填材の縁部領域において、相応に低減される。したがって磁気ディスクと支持部分との間では、カバー板を有さない相応の構成と比較して大きなトルクが、長時間にわたって安定的に伝達される。カバー板は支持部分と、溶接および/またははんだ付けおよび/またはフラットに接着することができる。この支持部分は有利には、非磁性の材料から成り、たとえば特殊鋼、アルミニウム、真鍮または繊維複合材料から成る。
本発明の有利な実施形態では、カバー板のうち少なくとも1つは環状ディスクとして形成されており、該環状ディスクの内縁部には歯列が設けられており、支持部分には、該歯列と回動不能に結合されて共働するプロフィールが設けられている。このような構成により、トルクが磁気ディスクから支持部分へ伝達されるのが、さらに良好になる。さらにこの歯列によって、電気機器の製造時に、磁気ディスクに精確な位置で位置決めすることができる。この磁気ディスクは、前記プロフィールと共働する相応の歯列を有する。
有利には、磁気ディスクの両側に配置されるカバー板は、同構造で形成される。このようなカバー板によって、特に簡単な取り付けと低コストの量産とが可能になる。
有利には、カバー板の厚さは0.2mm以下であり、とりわけ0.15mm以下である。有利には、この厚さは0.1mm以下である。このことによって、磁極が磁界センサの側を通過する際に、該磁界センサにおいて測定に十分な磁束が得られ、しかも、磁石層とステータとの間で磁束が通る領域において発生する磁気損失がごく僅かになる。さらに、このような比較的薄いカバー板によって、2次側の質量慣性が僅かになる。
以下で本発明の実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
ディスクロータとして構成された電気機器が、全体的に1によって示されている。該電気機器は1次側および2次側を有し、これらはスライドベアリングまたはローリングベアリング2によって、仮想的な回転軸3を中心として相互に相対回動可能に支承されている。1次側は定置のステータとして構成され、2次側は回転子またはロータとして構成されている。
図1に特に良好に示されているように、1次側は2つの1次側半部を有する。これらは2次側の両側に配置されており、2次側は両1次側半部間に挟み込まれる。2次側は中間ロータとして構成されている。1次側半部はそれぞれ、回転軸3を中心として配置された軟磁性のステータコア4を1つずつ有し、該ステータコア4は、回転軸3に対して半径方向に延在するスロットを有する。このスロット内に、巻線5の巻線コイルが配置されており、この巻線コイルは捲回ヘッドによって、スロットの半径方向に内側の端部および外側の端部から突出されている。
ステータコア4および巻線5は、ケーシングの内部空洞内に配置されている。このケーシングは、環状ディスク状の2つの第1のケーシング部分6を有し、これらのケーシング部分6は、該電気機器1の軸方向の端面に配置されている。第1のケーシング部分6はそれぞれ外縁部で、第2のケーシング部分7の縁部領域に固定的に結合されている。この第2のケーシング部分7はほぼシリンダ形であり、第1のケーシング部分6の相互間に配置されている。第1のケーシング部分6の内側には、回転軸3に対して同心で延在するウェブ8が一体成形されており、このウェブ8は、スライドベアリングまたはローリングベアリング2の外側のベアリングリングに対して支持されている。スライドベアリングまたはローリングベアリング2の内側のベアリングリングは、1次側および2次側を貫通する軸9に配置されている。個々の第1のケーシング部分6,7それぞれ配属され内側および外側のベアリングリングから構成されたベアリング間には、ハブボディ10が配置されており、このハブボディ10は環状の磁気ディスク11を支持する。磁気ディスク11は、回転軸3に対して垂直に延在する平面内に広がっている。図1に示されている、回転軸を含む平面を通って切断された半径方向の断面図には、磁気ディスク11が半径方向に、真っ直ぐに延長してハブボディ10に続いているのが示されている。
磁気ディスク6は、該磁気ディスク6の円周方向に均一に分布された複数の永久磁石12を有する。これらの永久磁石12は、回転軸3に対して平行に磁化されており、磁気ディスク6の相互に向き合う軸方向の端面に、複数の磁極を形成する。ここで円周方向に相互に隣接する磁極は、相互に逆の方向に磁化されている。すなわち、円周方向にN極とS極とが交互に交代する。これらの磁極はそれ自体に公知のように、軸方向に磁気ディスク6とステータコア4との間にそれぞれ配置されたエアギャップ13を介して、巻線5と磁気的に共働する。
1次側に対する2次側の相対的位置を検出するために、電気機器1は測位装置を有する。この測位装置は複数の磁界センサ14を有し、これらの磁界センサ14はそれぞれ、永久磁石12によって生成された磁界を検出するために、磁気ディスク6の外側に半径方向に真っ直ぐに延長された位置に配置されている。図1に、磁界センサ14が磁気ディスク6の外側の被覆部の面に対向して配置され、狭幅のギャップによって該外側の被覆部の面から半径方向に離隔されているのが明確に示されている。さらにここでは、磁界センサ14が第2のケーシング部分7の内側に位置付けられているのが示されている。すなわち、ステータに対して定置されている。磁界センサ14は、第2のケーシング部分7に配置されたセラミックプレートに取り付けられている。このセラミックプレートは、磁界センサ14と第2のケーシング部分7とを良好な熱伝導度で結合する。巻線の半径方向に外側の捲回ヘッドでは、該捲回ヘッドに発生した損失熱が、半径方向に内側の捲回ヘッドより大きな面積で分布される。このことと、ケーシングへの良好な排熱とによって、磁界センサ14の熱負荷は低くなる。
図1〜3および図7〜9に示された実施例では、2次側は磁気ディスク6の両側で、該磁気ディスク6の端面にそれぞれ、環状ディスクの形状の透磁性のカバー板15を1つずつ有する。このカバー板15は、磁気ディスク6表面に直接配置されている。図2に、このカバー板15が半径方向に、磁気ディスク6の外周を超えて突出し各磁極に1つずつ配属された歯16を有するのが示されている。これらの歯16は円周方向に、それぞれ該当する磁極に対してほぼ中間に配置されている。歯の突起は数mmだけであり、有利には1mmに満たない。
異なるカバー板15のそれぞれ2つずつ対として相互に対応付けられた歯が、軸方向に連続して配置されている。対として相互に対応付けられた歯16は、それぞれ異なる極性を有するので、両歯16間に形成されたスペースには、回転軸3に対してほぼ平行に、隣接する永久磁石12によって生成された磁束の一部が流れる。2次側が1次側に対して相対的に回転すると、対として相互に対応付けられた歯16は、磁界センサ14の側を軸方向に両側で通過する。
図1には、歯16がそれぞれ、自由端部から出発して半径方向に回転軸に向かって、段状のプロフィールを有するのが示されている。ここでは、それぞれ相互に対応付けられ軸方向に相互に対向する歯16の相互間の内法幅は、磁気ディスク6の領域におけるカバー板15の軸方向の間隔より小さい。
図3および4には、カバー板が、磁極の数に相応する数の穿孔部17を有するのが示されている。これらの穿孔部17は、回転軸3に対して半径方向に延在し、円周方向に、未穿孔領域によって相互に離隔されている。穿孔部17はそれぞれ、半径方向に連続して配置された複数のスリットを有し、これらのスリットは長手方向で、ほぼ半径方向に延在する。穿孔部17はそれぞれ、円周方向に相互に隣接する永久磁石12間に設けられている。このような穿孔部17によってカバー板15は、相互に一体結合されたセグメント20に下位分割される。穿孔部17はそれぞれ、ほぼ環状ディスクの形状のカバー板15の内縁部に対して間隔をおいた場所を終端とする。このようにして、セグメント間の機械的な結合が良好になる。漏れ損失はカバー板15の外縁部から出発して、穿孔部に沿って真っ直ぐに延長して該カバー板15の内縁部に向かって、この真っ直ぐな延長部分で欠けている穿孔部によってある程度上昇していく。一定のスロット幅を有するスロットの場合、ステータコアの半径方向に内側の領域で過剰な磁束が発生し、レバーが比較的小さいトルクを形成するので、このような漏れ磁束の上昇は承知の上で受け入れられる。
図3および7に示された実施例では、個々の歯16はカバー板15の円周方向にそれぞれ、歯16が配置されたセグメント20より小さい幅を有する。ここでは個々の歯16は、カバー板15の円周方向にそれぞれ、セグメント20に対してほぼ中間に配置される。図8に示されているように、1次側と2次側との間で相対運動が行われ、磁極が磁界センサ14の側を通過すると、歯16によって磁界センサ14において、磁束の変化が比較的迅速になる。
図5に示された実施例では、2次側は磁気ディスクを有さない。図6と図8とを比較すると、この実施例において磁束密度のエッジ勾配は、歯付の磁気ディスクを有する2次側より小さいことが理解できる。
図4および9に示された実施例では、個々の歯16はカバー板15の円周方向にそれぞれ、該歯16が配置されているセグメント20の幅全体にわたって延在する。このような構成により、磁界センサ14において、磁束密度のエッジ勾配はさらに大きくなる。図8と図10とを比較すると、センサの幅が大きくなることにより、磁極の移行領域において発生する磁束密度の信号ストロークは大きくなる。磁界センサ14はこのようにして、実施例3,5および7に示された実施例より大きなスイッチング閾値を有することができる。ここで、図9の実施例において磁界センサ14は、歯16間に噛み合う領域において、歯16の半径方向に外側に存在する領域より小さい厚さを有することも述べておかねばならない。比較的小さい厚さを有する領域と、大きな厚さを有する領域との間において、磁界センサ14のケーシングは両側で、段または切換部を有する。
両カバー板15は同構造で形成されており、軟磁性の合金から成る。この軟磁性の合金の飽和磁束密度は、永久磁石12の動作磁束密度より10%〜30%高い。カバー板15はニッケル鉄合金から成り、この飽和磁束密度は約1.1Tである。焼結されたネオジム‐鉄‐ホウ素合金から成る永久磁石12の残留磁束密度は約1.3Tであり、このような永久磁石12の動作点は約0.95Tである。したがって、穿孔部17のスリット間に設けられた狭幅のウェブは、1.1Tですでに飽和状態になるので、漏れ損失は低い。動作磁束密度の領域においてカバー板15の透磁性が高いことにより、主磁界の磁気抵抗は低く抑えられ、エアギャップの磁束密度は高く維持され、ディスクロータの出力密度は高くなる。
可撓性打抜部分として形成されたカバー板15の厚さは、約0.1mmである。場合によっては、歯16の根元領域にそれぞれ、図面には詳細に示されていない小さなスリットを少なくとも1つずつ設けることができる。これによって、巻線5によって歯16に誘導される渦電流を減衰することができる。
永久磁石はカバー板15の間で、硬化された充填材に埋め込まれ、この充填材は、穿孔部17に形状接続的に嵌合される。
図3に示された実施例ではカバー板15は、半径方向に内側に位置する縁部において歯列19を有する。この歯列19は、ハブボディ10の外周に設けられたプロフィールと共働する。このプロフィールは、この図面では詳細に示されていない。このようなプロフィールおよび歯列19によって、磁気ディスク11およびカバー板15から形成されたロータは、ハブボディ10に回動不能に結合される。
ディスクロータとして構成された電気機器を半径方向に切断した断面図である。 電気機器の横断面図である。 第1の実施例のカバー板の平面図である。 第2の実施例のカバー板の平面図である。 カバー板を有さない磁気ディスクを有するディスクロータの断面の一部を示している。 図5に示されたディスクロータの磁界センサに生成される磁束の経過を図解する図である。ここでは、横軸に1次側に対する2次側の相対的な回転位置がプロットされており、縦軸に磁束がプロットされている。この図の下方には、2次側の円周の相応の位置を上から見た様子が図解されている。 カバー板が狭幅の歯を有するディスクロータの断面の一部を示している。 図7に示されたディスクロータを図6と同様に示した図である。 カバー板が広幅の歯を有するディスクロータの断面の一部を示している。 図9に示されたディスクロータを図6と同様に示した図である。
符号の説明
1 電気機器
2 スライドベアリングまたはローリングベアリング
3 回転軸
4 ステータコア
5 巻線
6 第1のケーシング部分
7 第2のケーシング部分
8 ウェブ
9 軸
10 ハブボディ
11 磁気ディスク
12 永久磁石
13 エアギャップ
14 磁界センサ
15 カバー板
16 歯
17 穿孔部
18 充填材
19 歯列
20 セグメント

Claims (16)

  1. 電気機器(1)であって、
    回転軸(3)を中心として1次側に対して相対回動可能に支承された2次側と、該1次側に対する2次側の相対的位置を検出するための測位装置と有するディスクロータとして構成されており、
    該2次側は磁気ディスク(11)を有し、
    該磁気ディスク(11)は軸方向の端面に、円周方向に延在する連続した永久磁石の磁極を有し、
    該磁極は交番的に、相互に逆の方向に磁化されており、
    該磁極は、軸方向に1次側と2次側との間に配置された少なくとも1つのエアギャップ(13)を介して、該1次側に設けられた巻線(5)と磁気的に共働し、
    該測位装置は、前記磁極を検出するために、1次側に配置された少なくとも1つの磁界センサ(14)を有する形式のものにおいて、
    該少なくとも1つの磁界センサ(14)は、磁気ディスク(11)の半径方向に外側に存在する領域で、ステータに対して定置されていることを特徴とする電気機器。
  2. 2次側は磁気ディスク(11)の両側において、該磁気ディスク(11)の端面に、透磁性のカバー板(15)を有し、
    該カバー板(15)は、半径方向に該磁気ディスク(11)の外周を超えて突出されている、請求項1記載の電気機器。
  3. 透磁性のカバー板(15)が、半径方向に磁気ディスク(11)の外周を超えて突出しそれぞれ1つの磁極に配属された歯(16)を形成し、
    2次側が1次側に対して相対的に回動すると、該歯(16)は、軸方向に該少なくとも1つの磁界センサ(14)の両側を通過し、
    それぞれ2つずつ対として相互に対応付けられた、異なるカバー板(15)の歯(16)は、軸方向に連続して配置されている、請求項1または2記載の電気機器。
  4. 少なくとも1つのカバー板(15)が、少なくとも歯(16)の領域で、平面からずれたプロフィールを有し、
    前記プロフィールは、対として相互に対応付けられた歯(16)間の内法幅が磁気ディスク(11)におけるカバー板(15)の間隔より小さくなるように選択される、請求項1から3までのいずれか1項記載の電気機器。
  5. カバー板(15)は、磁気ディスク(11)の相互に隣接する2つの不均等な磁極間の過渡領域において、厚さの少なくとも1つの中断部および/または低減部を有する、請求項2から4までのいずれか1項記載の電気機器。
  6. 前記中断部および/または低減部は、カバー板(15)がセグメント(20)に下位分割されるように配置される、請求項2から5までのいずれか1項記載の電気機器。
  7. 前記中断部は、半径方向に延在するスリットおよび/または半径方向に延在する穿孔部(17)として形成されている、請求項2から6までのいずれか1項記載の電気機器。
  8. 少なくとも1つの歯(16)は、カバー板(15)の円周方向に、該歯(16)に所属するセグメント(20)の幅全体にわたって延在する、請求項2から7までのいずれか1項記載の電気機器。
  9. 少なくとも1つの歯(16)は、カバー板(15)の円周方向に、該歯(16)に所属するセグメント(20)より小さい幅を有し、
    該歯(16)は円周方向に、有利には該セグメント(20)に中間に配置されている、請求項2から7までのいずれか1項記載の電気機器。
  10. カバー板(15)は軟磁性の合金から成り、
    該合金の飽和磁束密度は、磁気ディスク(11)の動作磁束密度を10%〜30%上回る、請求項5から9までのいずれか1項記載の電気機器。
  11. 磁気ディスク(11)は永久磁石(12)を有し、
    該永久磁石(12)は充填材(18)に埋め込まれており、
    前記少なくとも1つの中断部に、少なくとも部分的に充填材(18)が充填されている、請求項2から10までのいずれか1項記載の電気機器。
  12. 磁気ディスク(11)は環状ディスクとして形成されており、
    該環状ディスクは支持部分の周りに配置されており、
    カバー板(15)のうち少なくとも1つが、該磁気ディスク(11)および支持部分に回動不能に結合されており、
    該支持部分は、有利には軸(9)またはハブボディ(10)として形成されている、請求項2から11までのいずれか1項記載の電気機器。
  13. カバー板(15)のうち少なくとも1つは、環状ディスクとして形成されており、
    該環状ディスクの内縁部に、歯列(19)が設けられており、
    前記歯列と回動不能に結合されて共働するプロフィールが前記支持部分に設けられている、請求項2から12までのいずれか1項記載の電気機器。
  14. 磁気ディスク(11)の両側に配置されたカバー板(15)は、同構造で形成されている、請求項2から13までのいずれか1項記載の電気機器。
  15. カバー板(15)の厚さは0.2mm以下であり、とりわけ0.15mm以下であり、有利には0.1mm以下である、請求項2から14までのいずれか1項記載の電気機器。
  16. 磁界センサ(14)は、回転軸(3)に対して平行な方向の磁界成分を測定する、請求項1から15までのいずれか1項記載の電気機器。
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