JP2017147790A - 駆動機器制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より少ない制御コマンドに応じて可動体を往復動作させることができる駆動機器制御装置を提供する。
【解決手段】駆動機器制御装置1は、通信部11と、制御部13とを有し、上位制御装置から制御コマンドを受信して、可動体を駆動する駆動機器2を制御する。通信部11は、可動体を往復動作させる往復指示を含む制御コマンドを受信する。制御部13は、制御コマンドが往復指示を含むときに、可動体が所定の往復動作をするように駆動機器2を制御する。
【選択図】図5

Description

本発明は、可動体を駆動する駆動機器を制御する駆動機器制御装置に関する。
回胴遊技機及び弾球遊技機等の遊技機には、遊技者の興趣を高めるために、遊技者の視覚、聴覚又は感覚に訴える演出を行うための工夫が凝らされている。特に、遊技者の視覚に訴える演出を行うために、遊技機には、移動する可動体、例えば、可動役物が設けられることがある。このような可動体は、例えば、ステッピングモータといった駆動機器によって駆動される。上位の制御装置の一例である演出用のプロセッサユニット(以下、単に演出用CPUと呼ぶ)が、遊技の状態に応じて、指定された位置へ可動体が移動するように、ステッピングモータを所定の方向に回転させる命令をステッピングモータの制御回路へ送信する。制御回路は、受信した命令に応じた制御信号を、ステッピングモータを駆動する駆動回路へ出力する(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1に記載される駆動機器制御装置は、演出用CPUといった上位の制御装置から受信した、可動体の移動先位置と可動体の現在位置との差に基づいて、可動体の移動方向を決定し、その移動先位置に達するまで可動体を駆動する。特許文献1に記載される可動体駆動装置は、上位の制御装置が可動体の現在位置を把握していなくても、可動体を所望の移動先位置まで移動させることを可能として、上位の制御装置の負荷を軽減することができる。
また近年、遊技者の興趣を高めるために、遊技機に搭載される可動体の数が増加する傾向にある。遊技機に搭載される可動体の数が増えれば、各可動体を駆動するモータの数も増加する。しかし、遊技機の背面のスペースは限られているので、モータの数が増えるほど、それらモータを遊技機に配置することが困難となるおそれがある。特に、ステッピングモータは、複数相の励磁制御を行う必要があるので、構造が複雑であり、それだけステッピングモータは大型化する。更に、ステッピングモータは、比較的高価である。そのため、ステッピングモータの台数が増えることは好ましくない。
また、遊技者の興趣を高めるために、大型の可動役物が遊技機に搭載されることもある。このような可動役物を駆動するためには、高いトルクを持つモータが必要とされる。しかし、ステッピングモータのトルクを高くするためには、ステッピングモータ自体をより大型化せざるを得ず、その結果として、配置スペースの確保がより困難となるおそれがあった。
一方、一般的に入手可能なモータの一種として直流モータがある。直流モータは、ステッピングモータよりも安価で、同じトルクを発揮するのにステッピングモータよりも小型で済む。そこで、直流モータと共に、直流モータが所定の回転角だけ回転する度に検知信号を出力する回転角センサを利用して、可動体を所望の移動先位置へ移動させる技術が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2013−51794号公報 特開2014−73024号公報
遊技機では、遊技者の興趣を高めるために、可動役物等の可動体が複数回に亘って往復動作するように可動体をモータで駆動することで、振動状態を遊技者に体感させることがある。例えば、特許文献1に記載されるように可動体の移動先位置を示す情報を含む制御コマンドを受信することで、可動体を往復動作させると、往路の移動先位置、及び復路の移動先位置をそれぞれ含む2つの制御コマンドを往復動作毎に受信する必要がある。特許文献1に記載される駆動機器制御装置では、可動体を複数回に亘って往復動作させるためには、往復回数の2倍の数の制御コマンドが必要となり、制御コマンドを生成及び送信する上位の制御装置の負荷が増加するおそれがある。
そこで、本発明は、より少ない制御コマンドで可動体を往復動作させることができる駆動機器制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一つの形態として、駆動機器制御装置は、通信部と、制御部とを有し、上位制御装置から制御コマンドを受信して、可動体を駆動する駆動機器を制御する。通信部は、可動体を往復動作させる往復指示を含む制御コマンドを受信する。制御部は、制御コマンドが往復指示を含むときに、可動体が所定の往復動作をするように駆動機器を制御する。
この駆動機器制御装置は、可動体の現在位置を記憶する記憶部を更に有し、制御部は、可動体が現在位置と移動先位置との間の往復動作をするように駆動機器を制御することが好ましい。
この駆動機器制御装置において、制御コマンドは、移動先位置を更に含むことが好ましい。
この駆動機器制御装置において、制御コマンドは、駆動機器の目標回転速度を更に含み、制御部は、可動体が往復動作するときに、目標回転速度で回転するように駆動機器を制御することが好ましい。
この駆動機器制御装置において、制御コマンドは、複数回の往復動作を指示する繰り返し指示を更に含み、制御部は、制御コマンドが繰り返し指示を含むときに、可動体が往復動作を繰り返すように駆動機器を制御することが好ましい。
本発明に係る駆動機器制御装置は、より少ない制御コマンドで可動体を往復動作させることができるという効果を奏する。
本発明の一つの実施形態に係るモータ制御装置の概略構成図である。 直流モータを駆動するモータ駆動回路の回路図である。 モータ駆動回路の各スイッチに印加される駆動信号と直流モータの回転方向との関係を示すテーブルの一例を示す図である。 (a)は動作コマンドのフォーマットの一例を示す図であり、(b)は設定コマンドのフォーマットの一例を示す図であり、(c)は応答信号のフォーマットの一例を示す図である。 図1に示すモータ制御装置により実行される直流モータ制御処理を示すフローチャートである。 図5に示すS108で実行される片道処理の詳細なフローチャートである。 (a)は図5に示すS109で実行される片道処理の詳細なフローチャートであり、(b)は(a)に示すS301及びS303で実行される処理の詳細なフローチャートである。 図5に示すS110で実行される片道処理の詳細なフローチャートである。 実施形態又は変形例による直流モータ制御装置を備えた弾球遊技機の概略斜視図である。 図9に示す弾球遊技機の概略背面図である。 図9に示す演出用開閉扉の構成を示す図である。 (a)は図11に示す右扉及び左扉の双方が現在位置に位置する状態を示す弾球遊技機の正面図であり、(b)は図11に示す右扉及び左扉の双方が移動先位置に位置する状態を示す弾球遊技機の正面図である。 実施形態又は変形例による直流モータ制御装置を備えた回胴遊技機の概略斜視図である。 図13に示す回胴遊技機内に収容された制御ボックスのブロック図である。 (a)は図13に示す発光ドラムの1つが現在位置に位置する状態を示す回胴遊技機の正面図であり、(b)は図13に示す発光ドラムの1つが移動先位置に位置する状態を回胴遊技機の正面図である。
以下、本発明の一つの実施形態による駆動機器制御装置であるモータ制御装置を、図を参照しつつ説明する。上記のように、モータ制御装置は、可動体の現在位置と移動先位置との間で、可動体を往復動作させる往復指示を含む制御コマンドを受信したときに、可動体を現在位置と移動先位置との間を往復動作させるようにモータを制御する。往復指示を含む制御コマンドを受信したときに、可動体を往復動作させるようにモータを制御することで、より少ない制御コマンドで、可動体の往復動作が実現される。
図1は、本発明の一つの実施形態に係るモータ制御装置の概略構成図である。図1に示されるように、直流モータ制御装置1は、通信回路11と、レジスタ12と、制御回路13と、駆動信号生成回路14と、センサインターフェース回路15とを有する。直流モータ制御装置1が有するこれらの各部は、それぞれ、別個の回路として回路基板(図示せず)上に実装されてもよく、あるいは、これらの各部が集積された集積回路として回路基板上に実装されてもよい。
直流モータ制御装置1は、上位の制御装置(以下、上位制御装置とも称する)から受信した制御コマンドに従って、直流モータ2を制御する。具体的には、直流モータ制御装置1は、制御コマンドで指定された目標回転速度で直流モータ2を回転させて、制御コマンドで指定された移動先位置に対応する位置に可動物を移動させる。本実施形態では、直流モータ制御装置1は、パルス幅変調(PWM)方式により生成され、直流モータ2に対する電流の供給のオン/オフを切り替える駆動信号を、直流モータ2へ電流供給するモータ駆動回路3へ出力することで、直流モータ2の回転速度を制御する。直流モータ制御装置1は、ロータリーエンコーダ4から、直流モータ2の回転軸(図示せず)が所定の角度回転する度に、所定の角度回転したことを示す検知信号を受信して、回転開始からの総回転量を算出する。直流モータ制御装置1は、制御コマンドで指定された移動先位置と現在の位置である現在位置とから算出される目標回転量から総回転量との差に応じて直流モータ2を適宜減速することで、直流モータ2が目標回転量だけ回転したところで直流モータ2を静止させる。
図2は、モータ駆動回路3の回路図である。モータ駆動回路3は、4個のスイッチTR1〜TR4を有する。なお、各スイッチは、例えば、バイポーラトランジスタ又は電界効果トランジスタとすることができる。このうち、2つのスイッチTR1及びTR3が、電源とグラウンドとの間に直列に接続される。同様に、2つのスイッチTR2及びTR4が、電源とグラウンドとの間に直列に接続される。直流モータ2の正極側端子は、スイッチTR1とTR3との間に接続され、一方、直流モータ2の負極側端子は、スイッチTR2とTR4との間に接続される。スイッチTR1〜TR4のスイッチ端子(例えば、スイッチTR1〜TR4がバイポーラトランジスタであればベース端子に相当し、スイッチTR1〜TR4が電界効果トランジスタであればゲート端子に相当)のそれぞれは、駆動信号生成回路14に接続される。駆動信号生成回路14からの駆動信号は、各スイッチTR1〜TR4のスイッチ端子に入力される。
図3は、各スイッチに印加される駆動信号と直流モータ2の回転方向との関係を示すテーブルの一例を示す図である。テーブル300に示されるように、直流モータ2を正転させる場合、スイッチTR1のスイッチ端子とスイッチTR4のスイッチ端子とに駆動信号が印加される。駆動信号は、PWM方式に従って設定された、直流モータ2の回転速度に応じたパルス幅を持つ周期的なパルスを含む。一方、スイッチTR2のスイッチ端子及びスイッチTR3のスイッチ端子には駆動信号が印加されない。これにより、直流モータ2には、スイッチTR1とスイッチTR4とにパルスが印加されている間のみ、正極側端子に電源電圧が印加されるので、直流モータ2は、そのパルス幅に応じた速度で正転する。なお、直流モータ2を正転させる場合、スイッチTR1とTR4のうちの何れか一方に駆動信号を印加し、他方を常時オンとしてもよい。
一方、直流モータ2を逆転させる場合、スイッチTR2のスイッチ端子とスイッチTR3のスイッチ端子とに、PWM方式に従って設定された、直流モータ2の回転速度に応じた周期的なパルスを持つ駆動信号が印加される。一方、スイッチTR1のスイッチ端子及びスイッチTR4のスイッチ端子には駆動信号が印加されない。これにより、直流モータ2には、スイッチTR2とスイッチTR3とにパルスが印加されている間のみ、負極側端子に電源電圧が印加されるので、直流モータ2は、そのパルス幅に応じた速度で逆転する。なお、直流モータ2を逆転させる場合、スイッチTR2とTR3のうちの何れか一方に駆動信号を印加し、他方を常時オンとしてもよい。
また、直流モータ2にブレーキをかける場合、スイッチTR3のスイッチ端子とスイッチTR4のスイッチ端子とがオンにされ、スイッチTR1のスイッチ端子とスイッチTR2のスイッチ端子とがオフにされる。
直流モータ2を駆動しない場合には、各スイッチのスイッチ端子はオフにされる。
ロータリーエンコーダ4は、回転角センサの一例であり、例えば、光学式のロータリーエンコーダとすることができる。ロータリーエンコーダ4は、例えば、直流モータ2の回転軸に取り付けられた、その回転軸を中心とする円周方向に沿って複数のスリットを有する円盤と、その円盤を挟んで対向するように配置された光源と受光素子とを有する。光源と受光素子との間に何れかのスリットが位置する度に、光源からの光が受光素子に達することで、ロータリーエンコーダ4は、パルス状の検知信号を出力する。これにより、ロータリーエンコーダ4は、直流モータ2が所定角度回転する度に検知信号を出力する。例えば、直流モータ2の回転軸を中心とする円周方向に沿って、円盤に50個のスリットが設けられることで、ロータリーエンコーダ4は、直流モータ2の回転軸が1回転する間に50個の検知信号を出力する。なお、回転角センサとして、回転子が有する磁石により生じる磁界の変化を検知するホールICが用いられてもよい。
以下、直流モータ制御装置1の各部について説明する。
通信回路11は、例えば、直流モータ制御装置1を上位制御装置と接続する。上位制御装置は、例えば、直流モータ制御装置1が実装された遊技機の演出用CPUである。通信回路11は、上位制御装置から、シリアル伝送される複数のビットを持つ制御コマンドを受信する。また、通信回路11は、制御コマンドを解析するために、制御コマンドに含まれる複数のビットのそれぞれと同期を取るためのクロック信号も、上位制御装置から受信する。
制御コマンドは、動作コマンドと、設定コマンドと、レジスタ12に書き込まれた設定を読み出す設定読出コマンドを含む。動作コマンドは、直流モータ2が駆動する可動体の移動速度に相当する直流モータ2の目標回転速度、片道動作、繰り返し動作又は往復動作であるか否か、及び可動体の移動先の座標を示す移動先位置といった、直流モータ2の動作を特定するための動作情報を含む。設定コマンドは、可動体が往復動作を複数回に亘って繰り返すときの往復回数等を含む。クロック信号は、例えば、制御コマンド中の所定数のビットごとに、矩形状のパルスを持つ信号とすることができる。
図4(a)は、動作コマンドのフォーマットの一例を示す図である。図4(a)に示されるように、動作コマンド400は、先頭から順に、STARTフラグ401と、デバイスアドレス402と、命令モードフラグ403と、制御データ404と、ENDフラグ405とを含む。更に、動作コマンド400は、隣接するフラグ、アドレス及びデータ間に、例えば'0'の値を持つ1ビットのスペーサを含んでもよい。
STARTフラグ401は、動作コマンド400の先頭であることを示すビット列であり、本実施形態では、'1'の値を持つ9個のビットが連続したビット列である。なお、STARTフラグ401は、動作コマンド400内の任意の他の何れのビット列とも一致しないビット列であればよい。
デバイスアドレス402は、動作コマンド400が制御対象とする駆動機器制御装置を特定するための識別情報であり、本実施形態では、7ビット長のビット列で示される。動作コマンド400は、デバイスの種類を示すデバイスIDと、同一種類のデバイス間の通し番号であるデバイスアドレスとを含む。本実施形態では、デバイスIDは4ビット長のビット列で示され、デバイスアドレスは3ビット長のビット列で示される。デバイスアドレス402は、通信回路11により、上位制御装置から別途受信する識別アドレスと一致するか否か判定され、一致する場合、直流モータ制御装置1が動作コマンド400の制御対象であると判定される。
命令モードフラグ403は、制御コマンドが動作コマンドであるか、設定コマンドであるか、又は設定読出コマンドであるかを示す2ビットのフラグである。本実施形態では、命令モードフラグ403が'00'であるとき、制御コマンドが動作コマンドであることを示し、命令モードフラグ403が'01'であるとき、制御コマンドが設定コマンドであることを示す。また、命令モードフラグ403が'10'であるとき、制御コマンドが設定読出コマンドであることを示す。図4(a)に示す制御コマンドは、動作コマンドであるので、命令モードフラグ403は、'00'である。
制御データ404は、直流モータ制御装置1が制御する直流モータ2の動作情報を含む。具体的には、制御データ404は、速度データ441と、往復制御モードフラグ442と、移動先位置データ443とを含む。
速度データ441は、直流モータ2の目標回転速度を示す。本実施形態では、速度データ441は4ビット長のビット列であり、'0'〜'15'の何れかの値となる。速度データ441が'0'であれば直流モータ2にブレーキをかける、すなわち、モータ駆動回路3のスイッチTR3及びTR4をオンにするブレーキ信号を出力することを示す。速度データ441が'1'〜'15'であれば、その速度データ441の値に対応する目標回転速度で直流モータ2を回転させることを示す。なお、この例では、速度データ441の値が大きいほど、目標回転速度も速くなる。
往復制御モードフラグ442は、現在位置から移動先位置までの片道動作の指示か、現在位置から移動先位置までの単一の往復動作の指示か、又複数回に亘る繰り返しの往復動作、すなわち繰り返し動作の指示かを示す2ビットの制御指示フラグである。本実施形態では、往復制御モードフラグ442が'00'でのとき、現在位置から移動先位置までの片道動作の指示を示す。また、往復制御モードフラグ442が'01'のとき、現在位置から移動先位置までの単一の往復動作の指示を示し、往復制御モードフラグ442が'10'のとき、繰り返し動作の指示を示す。往復制御モードフラグ442の上位ビットは繰り返し動作の指示を示す繰り返しフラグであり、往復制御モードフラグ442の下位ビットは現在位置から移動先位置までの往復動作の指示を示す往復フラグである。
移動先位置データ443は、所定の原点から移動先位置までの可動体の移動量に対応する直流モータ2の回転量を示す。本実施形態では、移動先位置データ443は、13ビット長のビット列である。所定の原点は、一例では、可動物が遮蔽物により遮蔽されて遊技者から視認されない位置にできるが、可動体が移動可能な何れの位置でもよい。移動先位置データ443は、移動先位置を、ロータリーエンコーダ4から受信する検知信号の数で示す。すなわち、可動物の実際の移動先位置は、移動先位置データ443に示された値に、ロータリーエンコーダ4の隣接スリット間の中心角、及び直流モータ2と可動物との間のギヤ比を乗じた値になる。
ENDフラグ405は、動作コマンド400の終端であることを示すビット列である。ENDフラグ405は、制御コマンドに含まれる、STARTフラグ及び他のビット列と一致しないビット列であればよい。
図4(b)は、設定コマンドのフォーマットの一例を示す図である。図4(b)に示されるように、設定コマンド410は、先頭から順に、STARTフラグ411と、デバイスアドレス412と、命令モードフラグ413と、制御データ414と、ENDフラグ415とを含む。更に、動作コマンド400は、隣接するフラグ、アドレス及びデータ間に、例えば'0'の値を持つ1ビットのスペーサを含んでもよい。STARTフラグ411、デバイスアドレス412、及びENDフラグ415のそれぞれは、動作コマンド400のSTARTフラグ401、デバイスアドレス402、及びENDフラグ405と同様な構成を有する。設定コマンド410は、動作コマンド400と比較して、命令モードフラグ413の値が'01'であること、及び制御データ414が設定用アドレスフラグ446と、往復回数データを447と含む点で異なる。そこで以下では、設定用アドレスフラグ446と、往復回数データを447について説明する。
設定用アドレスフラグ446は、4ビット長で示され、往復回数データを設定するアドレスを設定する。データを設定するデータ設定領域には、16の設定領域が設けられており、16個の設定領域のそれぞれに種々のデータが設定される。本実施形態では、往復回数データを設定するアドレスは、'0110'である。
往復回数データ447は、可動体が複数回に亘って繰り返し往復動作するときの往復回数Nを示す。本実施形態では、速度データ441は7ビット長のビット列であり、往復回数Nは、1〜255回の何れかの値に規定される。
図4(c)は、応答信号のフォーマットの一例を示す図である。図4(c)に示されるように、応答信号420は、先頭から順に、バッファフラグ421と、現在位置データ422とを含む。更に、動作コマンド400は、隣接するフラグ、アドレス及びデータ間に、例えばそれぞれが'1'の値を持つ18ビットのブランクを含んでもよい。
バッファフラグ421は、レジスタ12の実行バッファ18及び待機バッファ19の双方にデータが書き込まれているか否かを示す2ビットのフラグである。バッファフラグ421が'00'であるとき、実行バッファ18及び待機バッファ19の双方にデータが書き込まれていないことを示す。バッファフラグ421が'01'であるとき、実行バッファ18にデータが書き込まれ、且つ待機バッファ19にデータが書き込まれていないことを示す。バッファフラグ421が'11'であるとき、実行バッファ18及び待機バッファ19の双方にデータが書き込まれていることを示す。
現在位置データ422は、可動体が所定の原点から現在位置までの移動量に対応する直流モータ2の回転量を示す。本実施形態では、現在位置データ422は、13ビット長のビット列である。現在位置データ422は、移動先位置データ443と同様に、現在位置を、ロータリーエンコーダ4から受信する検知信号の数で示す。
更に、通信回路11は、上位制御装置から、制御コマンドが制御対象とする直流モータ制御装置を特定するための識別アドレスを受信する。通信回路11は、識別アドレスと、制御コマンド中に含まれるデバイスアドレスとが一致する場合、その制御コマンドに含まれる動作情報又は設定情報をレジスタ12に書き込む。一方、通信回路11は、識別アドレスとデバイスアドレスとが一致しない場合、受信した制御コマンドを廃棄する。
通信回路11は、識別アドレスと制御コマンドを受信するタイミングが異なっていても、識別アドレスとデバイスアドレスとが一致するか否かを判定できるようにするために、識別アドレスを記憶するメモリ回路を有していてもよい。
レジスタ12は、実行バッファ18及び待機バッファ19を含む、いわゆる先入れ先出し(FIFO)方式のメモリ回路を有する。レジスタ12が有するメモリ回路は、例えば、揮発性の読み書き可能な半導体メモリ回路により構成される。実行バッファ18及び待機バッファ19のそれぞれは、通信回路11が受信した動作コマンド400の制御データ404に含まれる速度データ441、往復制御モードフラグ442及び移動先位置データ443を交互に記憶する。実行バッファ18及び待機バッファ19のそれぞれは、記憶された速度データ441、往復制御モードフラグ442及び移動先位置データ443が制御回路13により読み出されると、読み出された速度データ441、往復制御モードフラグ442及び移動先位置データ443を消去する。
レジスタ12は、復路レジスタ16と、回数レジスタ17とを更に有する。復路レジスタ16は、動作コマンドを通信回路11が受信したときの可動体の現在位置を示す現在位置データ161を記憶する。回数レジスタ17は、予め送信された設定コマンドにより規定された往復回数データ447から取得した往復回数データ171を記憶する。レジスタ12は、記憶された現在位置データ161及び往復回数データ171が制御回路13により読み出されると、読み出された現在位置データ161及び往復回数データ171を消去する。
制御回路13は、例えば、プロセッサ及び不揮発性のメモリ回路を有する。制御回路13は、通信回路11を介して取得した移動先位置データ443、及びレジスタ12から読み出した現在位置データ161を参照して、直流モータ2の目標回転量及び回転方向を決定する。また、制御回路13は、通信回路11を介して取得した速度データ441及びロータリーエンコーダ4からの検知信号に基づいて、駆動信号のデューティ比を決定する。制御回路13は、決定した目標回転量、回転方向及びデューティ比を駆動信号生成回路14へ通知する。
制御回路13は、可動体を往復させるときに、往路では、レジスタ12に記憶された現在位置データ161に対応する現在位置から、移動先位置データ443に対応する移動先位置までの回転量である目的回転量に一致するように直流モータ2を制御する。また、制御回路13は、往路では、回転方向を反転し、移動先位置データ443に対応する移動先位置から、レジスタ12に記憶された現在位置データ161に対応する現在位置までの目的回転量に一致するように直流モータ2を制御する。
駆動信号生成回路14は、例えば、出力するパルスの幅を変更可能な可変パルス生成回路と、可変パルス生成回路により生成された、駆動信号である周期的なパルス信号を、モータ駆動回路3の何れのスイッチへ出力するかを切り替えるスイッチ回路とを有する。駆動信号生成回路14は、制御回路13から通知されたデューティ比に従って、直流モータ2を駆動するための駆動信号をPWM方式に従って生成し、その駆動信号をモータ駆動回路3の何れかのスイッチへ出力する。なお、駆動信号の1周期の長さは、例えば、50μ秒である。例えば、制御回路13から通知された回転方向が正転である場合、駆動信号生成回路14は、モータ駆動回路3のスイッチTR1とTR4へ周期的なパルス信号を出力する。一方、制御回路13から通知された回転方向が逆転である場合、駆動信号生成回路14は、モータ駆動回路3のスイッチTR2とTR3へ周期的なパルス信号を出力する。
センサインターフェース回路15は、ロータリーエンコーダ4からの検知信号を受信するインターフェース回路を有する。センサインターフェース回路15は、検知信号を受信する度に、その検知信号を制御回路13へ出力する。
図5は、直流モータ制御装置1により実行される直流モータ制御処理を示すフローチャートである。
まず、制御回路13は、通信回路11を介して取得した動作コマンド400から速度データ441、往復制御モードフラグ442、及び移動先位置データ443のそれぞれに対応する目標回転速度、制御指示フラグ、及び移動先位置を取得する(S101)。次いで、制御回路13は、レジスタ12の復路レジスタ16に記憶される現在位置データ161に対応する現在位置と、回数レジスタ17に記憶される往復回数データ171に対応する往復回数Nとを取得する(S102)。次いで、制御回路13は、現在位置から移動先位置までの直流モータ2の回転量を示す目標回転量を、移動先位置と現在位置との差から算出すると共に、直流モータ2の回転方向を、移動先位置と現在位置との間の位置関係から算出する(S103)。次いで、制御回路13は、S103で算出した回転方向を駆動信号生成回路14に通知する(S104)。
次いで、制御回路13は、速度データ441に対応する目標回転速度からデューティ比を決定し、決定したデューティ比を駆動信号生成回路14に通知する(S105)。制御回路13は、S101で取得した目標回転速度と駆動信号のデューティ比との関係を示す不図示の速度テーブルを参照して、デューティ比を決定する。駆動信号生成回路14は、S104及びS105で通知された回転方向及びデューティ比に応じたパルス幅を持つ駆動信号を生成し、その駆動信号をモータ駆動回路3へ出力する。
次いで、制御回路13は、S101で取得した制御指示フラグに含まれる繰り返しフラグが'0'又は'1'の何れかであるかを判定する(S106)。制御回路13は、繰り返しフラグが'0'であると判定する(S106−Yes)と、S101で取得した制御指示フラグに含まれる往復フラグが'0'又は'1'の何れかであるかを判定する(S107)。制御回路13は、往復フラグが'0'であると判定する(S107−Yes)と、可動体を現在位置から目標位置に移動する片道処理を実行する(S108)。制御回路13は、往復フラグが'1'であると判定する(S107−No)と、可動体を現在位置から目標位置に移動した後に、可動体を目標位置から現在位置に戻す単一の往復処理を実行する(S109)。また、S106において、制御回路13は、繰り返しフラグが'1'であると判定する(S106−No)と、複数回に亘って往復処理を実行する繰り返し処理を実行する(S110)。
図6は、S108で実行される片道処理の詳細なフローチャートである。
まず、制御回路13は、ロータリーエンコーダ4からの検知信号を、センサインターフェース回路15を介して受信したか否か判定する(S201)。検知信号を受信していなければ、制御回路13は、検知信号を受信するまでステップS201の処理を繰り返す。制御回路13は、検知信号を受信すると、すなわち、直流モータ2が1ステップ分の回転角だけ回転すると、実行中のコマンドセットについての直流モータ2の回転開始からの総回転量に1ステップ分の回転角を加算することで、総回転量を更新する(S202)。制御回路13は、コマンドセットに指定された目標回転量から総回転量を減じることで残回転量を算出する(S203)。
残回転量が算出されると、制御回路13は、残回転量が0以下であるか否か判定する(S204)。残回転量が0よりも多ければ、すなわち、直流モータ2の総回転量が目標回転量に達していなければ(S204−No)、制御回路13は、駆動信号のデューティ比を目標回転速度に相当するデューティ比に設定し(S205)、設定したデューティ比を駆動信号生成回路14に通知する。駆動信号生成回路14は、通知されたデューティ比に応じたパルス幅を持つ駆動信号を生成し、生成した駆動信号をモータ駆動回路3へ出力する。制御回路13は、残回転量が0以下になる(S204−Yes)まで、ステップS201〜S205の処理を繰り返す。
残回転量が0以下になる、すなわち、直流モータ2の総回転量が目標回転量に達する(S204−Yes)と、制御回路13は、駆動信号のデューティ比を0に設定し、0に設定されたデューティ比を駆動信号生成回路14に通知する(S206)。駆動信号生成回路14は、デューティ比が0であることが通知されると、ブレーキ信号をモータ駆動回路3に出力する。次いで、制御回路13は、レジスタ12に記憶される現在位置を示す現在位置データ161を、S101で取得した移動先位置データ443に書き換えることで更新する(S207)。そして、制御回路13は、応答信号420を、通信回路11を介して上位制御装置へ送信することにより、片道処理の完了を報告する(S208)。その後、制御回路13は、片道処理を終了する。
図7(a)はS109で実行される往復処理の詳細なフローチャートであり、図7(b)は図7(a)に示すS301及びS303で実行される処理の詳細なフローチャートである。
まず、制御回路13は、図7(b)に示す処理を実行することで、往路の片道処理を実行する(S301)。次いで、制御回路13は、直流モータ2の回転方向を反転した(S302)後に、図7(b)に示す処理を実行することで、復路の片道処理を実行する(S303)。そして、制御回路13は、応答信号420を、通信回路11を介して上位制御装置へ送信することにより、往復処理の完了を報告する(S304)。その後、制御回路13は、往復処理を終了する。図7(b)に示すS401〜S406の処理は、図6を参照して説明したS201〜S206の処理と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。
図8はS110で実行される繰り返し処理の詳細なフローチャートである。
まず、制御回路13は、図7(b)に示す処理を実行することで、往路の片道処理を実行する(S501)。次いで、制御回路13は、直流モータ2の回転方向を反転した(S502)後に、図7(b)に示す処理を実行することで、復路の片道処理を実行する(S503)。次いで、制御回路13は、往復回数Nを1だけデクリメントして、回数レジスタ17に記憶される往復回数データ171を、デクリメントされた往復回数Nを示すデータに書き換える(S504)。次いで、制御回路13は、デクリメントされた往復回数Nは0であるか否かを判定する(S505)。制御回路13がデクリメントされた往復回数Nは0でないと判定する(S106−No)と、処理はS501に戻る。制御回路13は、デクリメントされた往復回数Nは0であると判定する(S106−Yes)まで、S501〜S505の処理を繰り返す。
そして、制御回路13は、デクリメントされた往復回数Nは0であると判定する(S106−Yes)と、応答信号420を、通信回路11を介して上位制御装置へ送信することにより、繰り返し処理の完了を報告する(S506)。その後、制御回路13は、繰り返し処理を終了する。図7(b)に示すS401〜S406の処理は、図6を参照して説明したS201〜S206の処理と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。
実施形態による駆動機器制御装置は、可動体を往復動作させることを示すビットを含む制御コマンドを受信したときに、可動体を往復動作させるように駆動機器を制御することで、より少ない制御コマンドで、可動体の往復動作を実現する。また、実施形態による駆動機器制御装置は、繰り返し動作を指示することを示すビットを更に含むので、より少ない制御コマンドで、可動体の繰り返し動作を実現できる。
また、実施形態による駆動機器制御装置は、可動体の移動先位置を示すビットを更に含むので、可動体を所望の振幅で往復動作させることができる。また、制御コマンドは、可動体の目標回転速度を示すビットを更に含むので、可動体を所望の速度で往復動作させることができる。実施形態による駆動機器制御装置は、可動体を所望の振幅及び速度で往復動作させることができるので、遊技者の興趣を高めるためのより高度な演出が可能になる。
直流モータ制御装置1は、直流モータ2を制御するように構成されるが、実施形態による駆動機器制御装置は、ステッピングモータ等の他の駆動機器を制御するように構成されてもよい。
また、直流モータ制御装置1は、単一の直流モータ2を制御するように構成されるが、実施形態による駆動機器制御装置は、複数の直流モータを制御するように構成されてもよい。また、実施形態による駆動機器制御装置は、直流モータ及びステッピングモータ等の多種の駆動機器を制御するように構成されてもよい。また、可動物の往復動作は、直線上に配置された現在位置と移動先位置との間の往復動作でもあってもよく、円弧上に配置された現在位置と移動先位置との間の往復動作であってもよい。
また、直流モータ制御装置1は、現在位置と移動先位置との間で可動物が往復動作するように構成されるが、実施形態による駆動機器制御装置は、往復指示を含む制御コマンドを受信したときに、所定の区間で可動物が往復動作するように構成されてもよい。また、実施形態による駆動機器制御装置では、可動物が往復動作する区間は、レジスタに予め記憶されてもよく、制御コマンドで設定されてもよい。
また、直流モータ制御装置1は、目標回転速度を示す速度データ441、移動先位置を示す移動先位置データ443を、往復制御モードフラグ442と共に動作コマンド400により受信する。しかしながら、実施形態による駆動機器制御装置は、目標回転速度を示す速度データ、移動先位置を示す移動先位置データを、往復制御モードフラグ442を含む動作コマンドとは相違する他の制御コマンドにより受信してもよい。また、直流モータ制御装置1は、往復回数Nを示す往復回数データ447を設定コマンド410により受信するが、実施形態による駆動機器制御装置は、往復回数を示す往復回数データを、往復制御モードフラグ442と同一の制御コマンドにより受信してもよい。
また、直流モータ制御装置1は、移動先位置を示す移動先位置データ443及び可動体の現在位置を示す現在位置データ161から直流モータ2の目的回転量及び回転方向を算出する。しかしながら、実施形態による駆動機器制御装置は、直流モータ2の目的回転量及び回転方向を示すデータを含む制御コマンドを上位制御装置から受信してもよい。
上記の実施形態又は変形例による直流モータ制御装置は、弾球遊技機又は回胴遊技機といった遊技機に搭載されてもよい。
図9は上記の実施形態又は変形例による直流モータ制御装置を備えた弾球遊技機100の概略斜視図であり、図10は弾球遊技機100の概略背面図である。図9に示すように、弾球遊技機100は、上部から中央部の大部分の領域に設けられ、遊技機本体である遊技盤101と、遊技盤101の下方に配設された球受け部102と、ハンドルを備えた操作部103と、遊技盤101の略中央に設けられた表示装置104とを有する。
また弾球遊技機100は、遊技の演出のために、遊技盤101の前面において遊技盤101の下方に配置された固定役物部105と、表示装置104と固定役物部105との間に配置された可動役物部である演出用開閉扉106とを有する。また遊技盤101の側方にはレール(図示せず)が配設されている。また遊技盤101上には多数の障害釘(図示せず)及び少なくとも一つの入賞装置107が設けられている。
操作部103は、遊技者の操作によるハンドルの回動量に応じて図示しない発射装置より所定の力で遊技球を発射する。発射された遊技球は、レールに沿って上方へ移動し、多数の障害釘の間を落下する。遊技球が何れかの入賞装置107に入ったことを、図示しないセンサにより検知すると、遊技盤101の背面に設けられた主制御回路110は、遊技球が入った入賞装置107に応じた所定個の遊技球を玉払い出し装置(図示せず)を介して球受け部102へ払い出す。更に主制御回路110は、遊技盤101の背面に設けられた演出用CPU111を介して表示装置104に様々な映像を表示させる。
演出用開閉扉106は、遊技の状態に応じて移動する可動体の一例であり、遊技盤101の背面に設けられた、本発明の実施形態又はその変形例による直流モータ制御装置112により制御される直流モータ(不図示)によって駆動される。
図11は、演出用開閉扉106の構成を示す図である。演出用開閉扉106は、左扉120と、右扉121と、第1モータ軸122と、第2モータ軸123と、第1ラック124と、第2ラック125と、第1ピニオン126と、第2ピニオン127とを有する。また、演出用開閉扉106は、第1センサ128と、第2センサ129とを更に有する。第1モータ軸122及び第2モータ軸123のそれぞれは、直流モータ制御装置112により制御される直流モータ(図示せず)が駆動することにより回動される。
第1ラック124は、第1モータ軸122に嵌合され、直流モータ(図示せず)により回動される第1モータ軸122の回動に応じて回動する。第1ピニオン126は、左扉120が接合され且つ第1ピニオン126に嵌合され、第1ピニオン126の回動に応じて左扉120を水平方向に移動する。第2ラック125は、第2モータ軸123に嵌合され、直流モータ(図示せず)により第2モータ軸123の回動に応じて回動する。第2ピニオン127は、右扉121が接合され且つ第2ピニオン127に嵌合され、第2ピニオン127の回動に応じて右扉121を水平方向に移動する。
第1センサ128は左扉120の現在位置を検出し、検出した現在位置を演出用CPU111に出力し、第2センサ129は右扉121の現在位置を検出し、検出した現在位置を演出用CPU111に出力する。
図12(a)は左扉120及び右扉121の双方が現在位置に位置する状態を示す弾球遊技機100の正面図であり、図12(b)は左扉120及び右扉121の双方が移動先位置に位置する状態を示す弾球遊技機100の正面図である。
弾球遊技機100では、直流モータ制御装置112によって直流モータが繰り返し動作することにより、左扉120及び右扉121の双方が図12(a)に示す現在位置と、図12(b)に示す移動先位置との間を複数回に亘って往復動作する。弾球遊技機100では、左扉120及び右扉121の双方が現在位置と移動先位置との間を複数回に亘って往復動作することで、遊技者の興趣を高めるためのより高度な演出を実現する。
図13は上記の実施形態又は変形例による直流モータ制御装置を備えた回胴遊技機200の概略斜視図であり、図14は回胴遊技機200内に収容された制御ボックスのブロック図である。回胴遊技機200は、遊技機本体である本体筺体201と、発光ドラム202a〜202cと、スタートレバー203と、ストップボタン204a〜204cと、表示装置205とを有する。また、回胴遊技機200は、本体筺体201に収容された制御ボックス内に、例えば、主制御回路220と、サブ制御回路221と、直流モータ制御装置222等が収容されている。主制御回路220は回胴遊技機200全体を制御し、サブ制御回路221は表示装置205及びスピーカ(図示せず)といった遊技の演出に関連する各部を制御する。直流モータ制御装置222は、発光ドラム202a〜202cを回転するモータ(図示せず)を制御する。更に、回胴遊技機200は、本体筺体201内に、主制御回路220からの制御信号に応じてメダルを一時貯留し、かつメダルを排出するためのメダル貯留及び排出機構を有する。
回胴遊技機200は、本体筺体201の前面の中央上部には開口211が形成されており、その開口211を通じて、発光ドラム202a〜202cが視認可能になっている。また開口211の下側の枠212の上面には、メダルを投入するためのメダル投入口213が形成されている。発光ドラム202a〜202cは、実施形態又は変形例による直流モータ制御装置222からの制御信号に応じて、本体筺体201の前面に対して略平行かつ略水平な回転軸(図示せず)を回転中心として、それぞれ、別個に回転可能となっている。各発光ドラム202a〜202cの表面は、それぞれ、回転方向に沿って複数の略同一幅を持つ領域に区切られ、領域ごとに様々な図柄が描かれている。スタートレバー203は、本体筺体201の枠212の前面に向かって左側に設けられている。また、枠212の前面略中央には、ストップボタン204a〜204cが設けられている。ストップボタン204a〜204cのそれぞれは、発光ドラム202a〜202cに対応する。
本体筺体201の前面の下部には、下パネルとして、表示装置205が設けられている。更に、表示装置205の下方において、本体筺体201には、メダルを排出するためのメダル排出口214が形成されている。メダル排出口214の下方には、排出されたメダルが落下することを防止するためのメダル受け皿215が取り付けられている。
メダルがメダル投入口213に投入された後に、スタートレバー203が操作されると、スタートレバー203が操作されたことを示す信号が主制御回路220へ伝達される。主制御回路220は、発光ドラム202a〜202cの回転を開始させる。その後、本体筺体201の枠212の前面略中央に設けられたストップボタン204a〜204cの何れかが押下されると、主制御回路220は、その押下されたスイッチから押下されたことを示す信号を受信し、その押下されたスイッチに対応する発光ドラムの回転を停止させる。あるいは、主制御回路220は、発光ドラム202a〜202cのうち、回転を開始してから所定期間が経過するまでに、対応するストップスイッチが押下されなかった発光ドラムを、その所定期間経過後に停止させる。そして、全ての発光ドラムが停止した時点で、同一の図柄が全ての発光ドラムにわたって一列に並んでいると、主制御回路220は、その図柄に応じた所定枚数のメダルをメダル排出口214を通じて排出する。
図15(a)は発光ドラム202aが現在位置に位置する状態を示す弾球遊技機の正面図であり、図15(b)は発光ドラム202aが移動先位置に位置する状態を示す弾球遊技機の正面図である。
回胴遊技機200では、直流モータ制御装置222によって直流モータが繰り返し動作することにより、発光ドラム202aが図15(a)に示す現在位置と、図15(b)に示す移動先位置との間を複数回に亘って往復動作する。回胴遊技機200では、発光ドラム202aが現在位置と移動先位置との間を複数回に亘って往復動作することで、遊技者の興趣を高めるためのより高度な演出を実現する。
また、実施形態に係る直流モータ制御装置は、遊技機以外の各種の電子機器に搭載されてもよい。例えば、実施形態に係る直流モータ制御装置は、腕部等を複数回に亘って往復動作及び回動動作させる産業用ロボット用のモータを制御するために使用されてもよい。
このように、当業者は、本発明の範囲内で、実施される形態に合わせて様々な変更を行うことができる。
1 直流モータ制御装置(駆動機器制御装置)
2 直流モータ(駆動機器)
3 モータ駆動回路
4 ロータリーエンコーダ
11 通信回路(通信部)
12 レジスタ(記憶部)
13 制御回路(制御部)
14 駆動信号生成回路
15 センサインターフェース回路
100 弾球遊技機
101 遊技盤
102 球受け部
103 操作部
104 表示装置
105 固定役物部
106 演出用開閉扉(可動物)
107 入賞装置
110 主制御回路
111 演出用CPU
112 直流モータ制御装置
200 回胴遊技機
201 本体筺体
202a〜202c 発光ドラム(可動物)
203 スタートレバー
204a〜204c ストップボタン
220 主制御回路
221 サブ制御回路
222 直流モータ制御装置

Claims (5)

  1. 上位制御装置から制御コマンドを受信して、可動体を駆動する駆動機器を制御する駆動機器制御装置であって、
    前記可動体を往復動作させる往復指示を含む制御コマンドを受信する通信部と、
    前記制御コマンドが前記往復指示を含むときに、前記可動体が所定の往復動作をするように前記駆動機器を制御する制御部と、
    を有する駆動機器制御装置。
  2. 前記可動体の現在位置を記憶する記憶部を更に有し、
    前記制御部は、前記可動体が前記現在位置と移動先位置との間の往復動作をするように前記駆動機器を制御する、請求項1に記載の駆動機器制御装置。
  3. 前記制御コマンドは、前記移動先位置を更に含む、請求項2に記載の駆動機器制御装置。
  4. 前記制御コマンドは、前記駆動機器の目標回転速度を更に含み、
    前記制御部は、前記可動体が往復動作するときに、前記目標回転速度で回転するように前記駆動機器を制御する、請求項1〜3の何れか一項に記載の駆動機器制御装置。
  5. 前記制御コマンドは、複数回の往復動作を指示する繰り返し指示を更に含み、
    前記制御部は、前記制御コマンドが前記繰り返し指示を含むときに、前記可動体が前記往復動作を所定の回数繰り返すように前記駆動機器を制御する、請求項1〜4の何れか一項に記載の駆動機器制御装置。
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