JP2017146274A - クロマトグラフィカラム及びその可動栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】液や吸着剤の漏れや、偏流発生をなくすことができる可動栓と、それを用いたクロマトグラフィカラムを提供する。【解決手段】可動栓コア10の溝17に弾力性リング20を装着し、凹所14に被さるようにフィルタ30を装着し、フィルタ固定治具40で固定する。フィルタ固定治具40の脚片部42の爪部43が周回溝18に係合し、環部41がフィルタ30の縁部を押えつける。脚片部42をスクレーパ50の円筒部52が取り囲む。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、医薬品やファインケミカルや機能性成分などの分離・精製工程で用いられるクロマトグラフィ用のカラムに用いられる可動栓と、この可動栓を用いたクロマトグラフィカラムに関する。
液体クロマトグラフィは、複数の物質を含む混合液から各成分を分離し、精製するプロセスで汎用されており、特に、天然物や発酵生産物、遺伝子組み換え菌等による培養生産物、合成反応物を含む溶液中から目的成分を高純度で分取する用途に汎用されている。
汎用される工業生産規模の液体クロマトグラフィカラムは、主に、液導入部(入口)を備えた可動栓、円筒形のカラム、液の出口を備えたフランジ等を有する。このクロマトグラフィカラムは、カラム軸心方向を上下方向としている。可動栓の入口からカラムへ導入された試料は、カラムに充填された微粒子状吸着剤の充填層を流れ、吸着剤に対する試料中の各成分の吸着特性の違いによって、移動速度が異なることから、カラム垂直方向の異なる位置で吸脱着され、互いに分離され、カラム出口から成分毎に回収される。
可動栓は、液のみ通し、微粒子状吸着剤(平均粒径、数μmから百μm程度)が漏れないフィルタ(多孔質板などよりなる。)を有する。フィルタは、良好なクロマトグラフィ性能を奏する為に重要な部品であり、吸着剤をカラム内部に安定保持および支持する他、試料液体をカラム横断面方向に均一分散させ、試料液がカラム内を一端側から他端側へ逆流せず、ピストンフローで流れるようにする役割がある。
フィルタは、吸着剤層を支持するため、微粒子状吸着剤層に接している。そのため、フィルタは、微粒子状の吸着剤や、吸着剤の破砕物、あるいは、試料溶液成分の析出物により、徐々に目詰まりを生じる。目詰まりを生じたフィルタは、可動栓から取り外して洗浄される。洗浄により目詰まりが解消されると、再度、可動栓に装着して用いられる。洗浄により目詰まりが解消されなければ、新品と交換される。フィルタ目詰まりの頻度は、用いる吸着剤や試料溶液の液質や通液条件によって異なる。また、用いる吸着剤を粒径の異なるものに変更する場合、吸着剤の粒径に合った目開きのフィルタに変更する事が望ましい。なお、上記の用途に用いられるクロマトグラフィカラムは、直径が数百mmから二千mm程度と大口径であり、可動栓のフィルタもほぼ同等の大きな径を有しているので、フィルタの装脱着操作は容易でない。
クロマトグラフィ可動栓へのフィルタ固定技術として、特表2006−512569(特許文献1)や特開2011−191256(特許文献2)などが挙げられる。
特許文献1では、可動栓と断面L字状部材とを組み合わせ、L字状部材でフィルタの周縁部を押えている。この特許文献1の構造では、L字状部材が、可動栓との間にあるOリングで位置決めされているため、固定力には弾力性があり、L字状部材とフィルタとの接触面や、フィルタと可動栓との接触面のシール性にも弾力性がある。そのため、L字状部材のズレによるシール性の変化により、液漏れや、液漏れによる偏流発生、吸着剤の漏れ、などが生じる可能性は皆無ではない。なお、フィルタの周囲のみ固定しており、フィルタ径が大きくなると、フィルタ中心領域で撓みや変形が生じやすい。
特許文献2には、可動栓本体に対し多孔質板を押えて固定するための部材は記載されていない。
特表2006−512569 特開2011−191256
本発明は、液や吸着剤の漏れや、偏流発生をなくすことができる可動栓と、それを用いたクロマトグラフィカラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、その一態様において、径の大きなフィルタであっても、撓みや変形を抑え、かつ、フィルタの装脱着を容易に行うことができる可動栓と、それを用いたクロマトグラフィカラムを提供することを目的とする。
本発明の可動栓は、液体クロマトグラフィのカラム内に配置される可動栓であって、先端部が充填剤層に対面し、可動栓の軸心部をカラムの軸心線方向に延在する可動栓コアと、該可動栓コアの先端側の外周に外嵌した環状のスクレーパと、該可動栓コアの先端面の凹所に装着されたフィルタと、該フィルタの少なくとも外周縁を押えるフィルタ固定治具とを有する可動栓において、該フィルタ固定治具は、フィルタの外周縁に重なる環部と、該可動栓から立設され、前記可動栓コアの外周面に沿って延在する複数の脚片部と、該脚片部を該可動栓コアに係止させる係止手段とを有することを特徴とするものである。
本発明のクロマトグラフィカラムは、本発明の可動栓を備えたものである。
本発明の一態様では、前記可動栓は、さらに、前記可動栓コアの後端側が内嵌した凹部を有するベースと、前記スクレーパと該ベースとの間において該可動栓コアの外周を取り巻いているパッキンと、該可動栓コアをベースの該凹所に押し込む方向に引き付けるための引付手段とを有する。
本発明の一態様では、前記可動栓コアは、前記先端側が大径部であり、後端側が小径部であり、該大径部と小径部との間が該小径部側ほど小径の第1のテーパ面となっており、前記スクレーパの内周面には、該第1のテーパ面と係合する第2のテーパ面が設けられている。
本発明の一態様では、前記スクレーパは、可動栓コアの前記大径部を取り囲む円筒部を有しており、該円筒部と前記可動栓コアの大径部の外周面との間に前記脚片部が挟まれている。
本発明の一態様では、前記係止手段は、前記脚片部に設けられた爪部と、前記可動栓コアの外周面に設けられた、該爪部が係合する溝とを有する。
本発明の一態様では、前記係止手段は、前記脚片部に設けられた孔と、前記可動栓の外周面から突設された、該孔に係入される突起とを有する。
本発明の一態様では、前記フィルタ固定治具は、前記環部を横断する梁部を有する。
本発明の可動栓にあっては、フィルタの外周縁がフィルタ固定治具の環部で押えられ、該環部から延出した脚片部が可動栓コアに係止されている。そして、この脚片部をスクレーパが取り巻いているため、フィルタの取り付けが強固である。また、本発明では、フィルタの外周縁と可動栓コアの凹所との間に弾力性リングが介在されており、液密性に優れる。
従って、本発明によると、液や吸着剤の漏れや偏流、および、部品の緩みや脱離などが無く、容易にフィルタの装脱着ができる事により、クロマトグラフィによる分離精製操作の安全性と効率が向上する。
なお、フィルタ固定治具が梁部を有する場合、フィルタの撓みや変形が防止される。
実施の形態に係る可動栓の分解斜視図である。 図1の可動栓の組立手順を示す断面図である。 図1の可動栓の組立手順を示す断面図である。 実施の形態に係る可動栓を備えたクロマトグラフィカラムの断面図である。 別の実施の形態に係る可動栓の分解斜視図である。 図5の可動栓の組立手順を示す断面図である。 図5の可動栓の組立手順を示す断面図である。 さらに別の実施の形態に係る可動栓の分解斜視図である。 図8の可動栓の組立手順を示す断面図である。 フィルタ固定治具の別例を示す斜視図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。図1〜4は第1の実施の形態に係る可動栓を構成する可動栓1を示している。なお、以下の説明で上下は図示の状態における上下を表わす。
この可動栓1は、可動栓コア10と、該可動栓コア10に装着された弾力性リング(この実施の形態ではOリング)20及び円板状の多孔質板よりなるフィルタ30と、該フィルタ30を押えつけて可動栓コア10に固定するためのフィルタ固定治具40等を備えている。
可動栓コア10は、小径円柱状の小径部11と、該小径部11の上側(先端側)に連なり、該小径部11よりも大径であり、該小径部11と同軸状となっている略円盤形の大径部12とを有する。小径部11と大径部12との間の外周面は、小径部11側ほど小径となるテーパ面13となっている。
大径部12の上面は、大径部12と同軸状の円形の凹所14となっている。液の供給又は排出用の連通孔15が可動栓コア10の軸心方向に貫通しており、該連通孔15が凹所14の中央に開口している。
凹所14の周囲に沿って周回するように環状壁16が立設されている。環状壁16の上端は、大径部12の上面よりもフィルタ30の厚み分だけ低位となっている。環状壁16は可動栓コア10の軸心に対し等半径位を周回している。環状壁16と凹所14の周壁面(大径部12の内周面)との間が、弾力性リング20の装着用の溝17となっている。大径部12の外周面には、フィルタ固定治具40の爪部43が係合する係止溝18が周設されている。
可動栓コア10の底面には、後述のボルト64が螺合する雌螺子穴19が可動栓コア10の軸心線と平行方向に設けられている。
弾力性リング装着溝17に弾力性リング20が嵌挿され、フィルタ30が大径部12の上方から凹所14に内嵌される。フィルタ30は、弾力性リング20を押圧しつつ環状壁16の上面に当接され、このフィルタ30を押え付けるようにフィルタ固定治具40が装着される。フィルタ30と凹所14の底面と環状壁16とによって囲まれることにより、液流通用のスペースSが形成される。
なお、図示しないが、凹所14の底面には、連通孔15から放射線状、樹枝状、または格子状等に底面と平行方向に延在するように複数のフィルタ支持部材が設けられており、環状壁と略同じ高さに設計されている。これにより、フィルタ30を安定して支持するとともに、スペースSにおける液の整流の役割を果たす。図2〜4は連通孔15を通り、フィルタ支持部材を通らない断面図を示している。
フィルタ固定治具40は、平たい円環形の環部41と、該環部41の外周縁から下方に立設された脚片部42と、該脚片部42の下端からフィルタ固定治具40の中心側へ突設された爪部43とを有する。この実施の形態では、脚片部42は環部41の周方向に等間隔に6片設けられているが、これに限定されない。
なお、脚片部42は、フィルタ固定治具40の円周にあわせて曲率を持たせることにより、脚片部42の幅を大きくとることができる。ただし、カラム径が大きい(例えば2m)のときは脚片部42の幅を15cm以下(例えば0.5〜5cm)程度とすることができるが、カラム径が小さい(例えば5cm)のときは曲率の関係で10mm以下(例えば2〜5mm)程度が好適である。
フィルタ固定治具40の素材としては、医薬製造プロセス用であるため溶出物が少ないこと、機械的強度と弾性を備えること、接液部が塩類に対して耐食性を備えることが好適条件であることから、例えば、ステンレスSUS316を好適に用いることができるがこれに限定されるものではない。
このフィルタ固定治具40は、各脚片部42を大径部12の外周面に沿わせて下方移動させるようにして可動栓コア10に装着される。環部41が大径部12の上面に当接するまでフィルタ固定治具40を押し下げると、爪部43が係止溝18に係合し、フィルタ固定治具40が可動栓コア10に装着される。このフィルタ固定治具40の環部41がフィルタ30の周縁部を上方から押えつけ、フィルタ30を可動栓コア10に固定する。なお、爪部43を係止溝18から離脱させることにより、フィルタ固定治具40を取り外し、フィルタ30を可動栓コア10から取り出すことが可能である。
フィルタ固定治具40で上方から押えつけられたフィルタ30の下面外周縁は、弾力性リング20に密着すると共に、弾力性リング20を弾力性リング装着溝17の底面に水密的に押し付ける。
このように、弾力性リング20、フィルタ30及びフィルタ固定治具40が装着された可動栓コア10に対し、図1,3の通りスクレーパ50を外嵌させる。スクレーパ50は、短い円筒状であり、下部は中心側へ向って突出する厚肉の主環部51であり、上部は薄肉の円筒部52である。主環部51の上面は、下方ほど小径となるテーパ面53となっている。このテーパ面53のテーパ角は、前記可動栓コア10のテーパ面13のテーパ角と同一である。スクレーパ50の外周面は円筒面である。
主環部51の内孔54の直径は、可動栓コア10の小径部11の直径よりもごく僅かに大きいものとなっている。小径部11を該内孔54に挿通させ、円筒部52を大径部12の外周に位置させるようにしてスクレーパ50が可動栓コア10に外嵌される。フィルタ固定治具40の脚片部42は、大径部12の外周面と円筒部52の内周面との間に挟まれる。これにより、爪部43が周回溝18から抜け出ることが防止され、フィルタ30がフィルタ固定治具40によって強固に固定される。
スクレーパ50が外嵌された可動栓コア10の小径部11に対しVパッキン70及びパッキンアダプタ71,72が外嵌される。この小径部11がベース60の凹部61に内挿される。
ベース60は、略円柱形状のものであるが、上面中央には可動栓コア10の小径部11が内嵌する凹部61が設けられている。この凹部61の底面からベース60の底面にまで環通する液流通孔62が設けられている。この実施の形態では、ベース60にボルト64の挿通孔63が設けられている。
Vパッキン70は、スクレーパ50とベース60との間において可動栓コア10の小径部11を周回するように設けられている。なお、複数枚のVパッキン70が積層状に配置されている。Vパッキン70の積層体とスクレーパ50との間、及び該積層体とベース60との間にそれぞれパッキンアダプタ71,72が介在されている。
ボルト64は、挿通孔63を通って雌螺子穴19にねじ込まれ、可動栓コア10とベース60とが一体化され、可動栓1が構成される。
ボルト64の頭部がベース60の底面に当接した後、さらにボルト64を回転させることにより、可動栓コア10がベース60側に引き付けられ、Vパッキン70がスクレーパ50とベース60との間で挟圧されて拡径方向に膨出する。このVパッキン70がクロマトグラフィ用カラム80の内周面に当接することにより、可動栓1とカラム80の内周面とのシールが行われる。なお、ここではVパッキンを用いた場合を説明したが、他にもLパッキンなどリップパッキンを好適に用いることができる。
また、可動栓コア10がベース60へ引き付けられると、テーパ面13,53の作用によりスクレーパ50が拡径方向に押圧されてカラム80の内周面に押し付けられ、可動栓1がカラム80に対し固定される。
この可動栓1を備えたクロマトグラフィカラムにあっては、充填剤層は可動栓1の上側に形成される。液は孔62,15、スペースS及びフィルタ30を通ってカラム80内に導入される。なお、可動栓1側から溶離液を流出させる使用形態とされてもよい。
図4では、可動栓1はフィルタ30が上方を向くようにカラム80に内挿され、充填剤層がその上側に形成されるものとなっているが、図4とは上下逆に配置され、下向きとされたフィルタ30の下側に充填剤層が位置する使用形態とされてもよい。
この可動栓1を備えたクロマトグラフィカラムにあっては、フィルタ固定治具40がフィルタ30の外周縁部を押えつけ、このフィルタ30の外周縁部が弾力性リング20を押えつけて弾力性リング20を弾力性リング装着溝17の底面に押し付けているので、フィルタ30と可動栓コア10との間の液シール性が良好であり、液漏れが防止され、液漏れに起因した偏流も防止される。
また、脚片部42が大径部12と円筒部52との間で挟まれており、爪部43が周回溝18から離脱しないので、フィルタ30がフィルタ固定治具40によって強固に固定される。
上記実施の形態では、脚片部42の爪部43を係止溝18に係合させることにより、フィルタ固定治具40を可動栓コア10に装着しているが、図5〜7の可動栓コア10A及びフィルタ固定治具40Aのように、爪部43を省略し、大径部12の外周面に小突起81を設け、脚片部42に小孔82を設け、該小孔82を小突起81に係合させてフィルタ固定治具40Aを可動栓コア10Aに装着してもよい。
図5〜7のその他の構成は前記実施の形態と同一であり、同一符号は同一部分を示している。
上記の各実施の形態では、凹所14の周囲に環状壁16を立設してスペースSを形成しているが、図8,9の可動栓コア10Bのように、環状壁16を省略し、図示しないフィルタ支持部材のみによりフィルタ30を支持してスペースSを形成するようにしてもよい。
この可動栓コア10Bにあっても、弾力性リング装着溝17に弾力性リング20が装着される。フィルタ30が凹所14に内挿され、フィルタ30の外周縁部で弾力性リング20を圧迫する。この状態でフィルタ固定治具40が可動栓コア10Bに装着される。
この可動栓コア10Bのその他の構成は図1〜4の実施の形態と同一であり、同一符号は同一部分を示している。
なお、図8では、フィルタ固定治具として図1〜4のものを用いているが、図5〜7のものを用いてもよいことは明らかである。
本発明では、フィルタ30の直径が大きいときには、図10のフィルタ固定治具40Bのように環部41を横断する梁部100を設けてもよい。このように梁部100を設けることにより、フィルタ30の撓みや変形を防止することができる。なお、図10では、梁部100は環部41の直径方向に十字状に設けられているが、梁部は弦方向に延在してもよく、直径方向の梁部と弦方向の梁部との双方を設けてもよい。また、直径方向の梁部と同心円状の梁部との双方を設けてもよく、井桁状の梁部を設けてもよい。
フィルタ固定治具40Bの脚片部は、図1〜4の爪部43付きの脚片部42となっているが、図5〜7の小孔82付きの脚片部42であってもよい。
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は図示以外の形態とされてもよい。
1 可動栓
10,10A,10B 可動栓コア
16 環状壁
20 弾力性リング
30 フィルタ
40,40A,40B フィルタ固定治具
50 スクレーパ
60 ベース
70 Vパッキン
80 カラム

Claims (8)

  1. 液体クロマトグラフィのカラム内に配置される可動栓であって、
    先端部が充填剤層に対面し、可動栓の軸心部をカラムの軸心線方向に延在する可動栓コアと、
    該可動栓コアの先端側の外周に外嵌した環状のスクレーパと、
    該可動栓コアの先端面の凹所に装着されたフィルタと、
    該フィルタの少なくとも外周縁を押えるフィルタ固定治具と
    を有する可動栓において、
    該フィルタ固定治具は、
    フィルタの外周縁に重なる環部と、
    該可動栓から立設され、前記可動栓コアの外周面に沿って延在する複数の脚片部と、
    該脚片部を該可動栓コアに係止させる係止手段と
    を有することを特徴とする可動栓。
  2. 請求項1において、前記可動栓は、さらに、前記可動栓コアの後端側が内嵌した凹部を有するベースと、
    前記スクレーパと該ベースとの間において該可動栓コアの外周を取り巻いているパッキンと、
    該可動栓コアをベースの該凹所に押し込む方向に引き付けるための引付手段と
    を有することを特徴とする可動栓。
  3. 請求項2において、前記可動栓コアは、前記先端側が大径部であり、後端側が小径部であり、該大径部と小径部との間が該小径部側ほど小径の第1のテーパ面となっており、
    前記スクレーパの内周面には、該第1のテーパ面と係合する第2のテーパ面が設けられていることを特徴とする可動栓。
  4. 請求項3において、前記スクレーパは、可動栓コアの前記大径部を取り囲む円筒部を有しており、
    該円筒部と前記可動栓コアの大径部の外周面との間に前記脚片部が挟まれていることを特徴とする可動栓。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記係止手段は、前記脚片部に設けられた爪部と、前記可動栓コアの外周面に設けられた、該爪部が係合する溝とを有することを特徴とする可動栓。
  6. 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記係止手段は、前記脚片部に設けられた孔と、前記可動栓の外周面から突設された、該孔に係入される突起とを有することを特徴とする可動栓。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、前記フィルタ固定治具は、前記環部を横断する梁部を有することを特徴とする可動栓。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の可動栓が内部に配置された液体クロマトグラフィカラム。
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