JP2017146218A - 撮像装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】蛍光板と被検体とが直接接触することによる蛍光板の汚染を防止することができる撮像装置および方法を提供する。
【解決手段】被検体を支持する被検体支持部21と、被検体支持部21に対して、サンプル22が支持された側とは反対側から入射される光を出射する光源部50と、光源部50から出射され、被検体支持部21およびサンプル22を通過した光の照射を受けて蛍光Lを発する蛍光板29と、蛍光板29から発せられ、被検体支持部21およびサンプル22を通過した蛍光Lを検出するフォトマルチプライア71と、蛍光板29を支持する板支持部80とを備え、板支持部80が、蛍光板29を被検体支持部21に対して近づく方向および離れる方向に移動させることによって、被検体支持部21と蛍光板29との間隔を変更可能に構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、被検体を透過した光を検出することによって被検体の透過画像を撮像する撮像装置および方法に関するものである。
従来、ガラスなどからなる被検体支持部上に設置された被検体の透過画像を撮像する撮像装置が提案されている(特許文献1および特許文献2参照)。
たとえば特許文献1に記載の撮像装置では、被検体支持部に設置された被検体の上に蛍光板が重ね合わされる。そして、被検体支持部に対して、被検体が設置された側とは反対側から励起光が照射され、被検体支持部および被検体を透過した励起光が蛍光板に照射される。このとき、被検体に記録された画像によって励起光の一部が吸収されるため、その画像の濃度に反比例した光量の励起光が蛍光板に照射される。
蛍光板への励起光の照射によって蛍光板から発された蛍光は、被検体および被検体支持部を透過した後、フォトマルチプライアなどの検出器によって光電的に検出される。このとき、被検体に記録された画像によって蛍光の一部が吸収されるため、その画像の濃度に反比例した光量の蛍光が検出器によって検出される。そして、被検体を励起光によって2次元状に走査し、上述したように被検体を透過した蛍光を順次検出することによって被検体の透過画像の撮像が行われる。このようにして撮像された透過画像は、被検体に記録された画像の濃度階調の約2倍の濃度階調を有する。
特開2002−156714号公報 特開2015−177250号公報
ここで、上述したような透過画像の撮像対象である被検体として、たとえば電気泳動後にCBB(Coomassie Brilliant Blue)染色または銀染色されたタンパク質を含むゲル支持体などがある。
しかしながら、このような染色されたゲルに対して直接蛍光板を重ね合わせた場合、CBBなどの染料が蛍光板を染色してしまう。このように染色された蛍光板を用いて別の被検体の透過画像を撮像すると、その染色の影響が画像に現れてしまう問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑み、上述したような蛍光板の汚染を防止することができる撮像装置および方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の撮像装置は、被検体を支持する被検体支持部と、被検体支持部に対して、被検体が支持された側とは反対側から入射される光を出射する光源部と、光源部から出射され、被検体支持部および被検体を通過した光の照射を受けて蛍光を発するまたは反射光を反射する板部材と、板部材から発せられて被検体支持部および被検体を通過した蛍光、または板部材から反射されて被検体支持部および被検体を通過した反射光を検出する検出器と、板部材を支持する板支持部とを備え、板支持部が、板部材を被検体支持部に対して近づく方向および離れる方向に移動させることによって、被検体支持部と板部材との間隔を変更可能に構成されている。
また、上記本発明の第1の撮像装置においては、予め取得された情報に基づいて板支持部を制御することによって、被検体支持部と板部材との間隔を変更する駆動制御部を備えることができる。
また、上記本発明の第1の撮像装置において、駆動制御部は、被検体の情報に基づいて板支持部を制御することによって、被検体支持部と板部材との間隔を変更することができる。
また、上記本発明の第1の撮像装置においては、検出器によって検出された信号に基づいて、被検体の画像信号を生成する画像計測モードと、検出器によって検出された信号に基づいて、被検体の光学的な濃度値を算出する濃度計測モードとを切り替え可能に制御する測定モード制御部をさらに備え、駆動制御部は、濃度計測モードの場合、板支持部を制御することによって、画像計測モードの場合よりも被検体支持部と板部材との間隔を狭くすることができる。
本発明の第2の撮像装置は、被検体を支持する被検体支持部と、被検体支持部に対して、被検体が支持された側とは反対側から入射される光を出射する光源部と、光源部から出射され、被検体支持部および被検体を通過した光の照射を受けて蛍光を発するまたは反射光を反射する板部材と、板部材から発せられて被検体支持部および被検体を通過した蛍光、または板部材から反射されて被検体支持部および被検体を通過した反射光を検出する検出器と、板部材を支持する板支持部とを備え、板支持部が、板支持部の設置状態を変更可能に構成され、かつ設置状態を変更することによって被検体支持部と板部材との間隔を変更可能な形状である。
また、上記本発明の第2の撮像装置においては、予め取得された情報に基づいて、設置すべき板支持部の設置状態を報知する報知部を備えることができる。
また、上記本発明の第2の撮像装置において、報知部は、被検体の情報に基づいて、設置すべき板支持部の設置状態を報知することができる。
また、上記本発明の第2の撮像装置においては、検出器によって検出された信号に基づいて、被検体の画像信号を生成する画像計測モードと、検出器によって検出された信号に基づいて、被検体の光学的な濃度値を算出する濃度計測モードとを切り替え可能に制御する測定モード制御部をさらに備え、報知部は、濃度計測モードの場合、画像計測モードの場合よりも被検体支持部と板部材との間隔が狭くなる板支持部の設置状態を報知することができる。
本発明の第3の撮像装置は、被検体を支持する被検体支持部と、被検体支持部に対して、被検体が支持された側とは反対側から入射される光を出射する光源部と、光源部から出射され、被検体支持部および被検体を通過した光の照射を受けて蛍光を発するまたは反射光を反射する板部材と、板部材から発せられて被検体支持部および被検体を通過した蛍光、または板部材から反射されて被検体支持部および被検体を通過した反射光を検出する検出器と、板部材を支持する板支持部とを備え、板支持部が交換可能に構成され、かつ板支持部を交換することによって、被検体支持部と板部材との間隔を変更可能に構成されている。
また、上記本発明の第3の撮像装置においては、予め取得された情報に基づいて、設置すべき板支持部の種類を報知する報知部を備えることができる。
また、上記本発明の第3の撮像装置において、報知部は、被検体の情報に基づいて、設置すべき板支持部の種類を報知することができる。
また、上記本発明の第3の撮像装置においては、検出器によって検出された信号に基づいて、被検体の画像信号を生成する画像計測モードと、検出器によって検出された信号に基づいて、被検体の光学的な濃度値を算出する濃度計測モードとを切り替え可能に制御する測定モード制御部をさらに備え、報知部は、濃度計測モードの場合、画像計測モードの場合よりも被検体支持部と板部材との間隔が狭くなる板支持部の種類を報知することができる。
また、上記本発明の第1〜第3の撮像装置においては、被検体支持部と板部材との間隔に応じて撮像条件を変更する撮像制御部を備えることができる。
また、上記本発明の第1〜第3の撮像装置においては、検出器によって検出された信号に基づいて生成された被検体の画像信号に対して補正処理を施す補正部をさらに備え、補正部は、被検体支持部と板部材との間隔に応じた補正データを有することができる。
また、上記本発明の第1〜第3の撮像装置において、補正部は、被検体の画像信号に対してシェーディング補正を施すことができる。
また、上記本発明の第1〜第3の撮像装置においては、検出器によって検出された信号に基づいて、被検体の光学的な濃度値を算出する濃度計測部を備えることができる。
また、上記本発明の第1〜第3の撮像装置においては、板部材の上記光の照射面とは反対側の面にその面方向に延びる骨部材を設けることができる。
本発明の第1の撮像方法は、被検体支持部上に支持された被検体に対して、被検体支持部側から光を照射し、被検体支持部および被検体を通過した光を板部材に照射し、板部材への光の照射によって板部材から発せられて被検体支持部および被検体を通過した蛍光または板部材への光の照射によって板部材から反射された反射光を検出する撮像方法において、板部材を支持する板支持部を設け、かつ被検体支持部と板部材との間隔を変更可能にする。
本発明の第1の撮像装置によれば、被検体を通過した光の照射によって蛍光を発するまたは反射光を反射する板部材を支持する板支持部を設けるようにしたので、被検体と板部材とを間隔を空けて配置することができる。これにより被検体と板部材とが直接接触することによる板部材の汚染を防止することができる。さらに、板部材を被検体支持部に対して近づく方向および離れる方向に移動させることによって、被検体支持部と板部材との間隔を変更可能に構成するようにしたので、たとえば計測モード(画像計測モードと濃度計測モード)または被検体の厚さなどに応じて、被検体と板部材との間隔を適切に調整することができる。なお、計測モードについては、後で詳述する。
本発明の第2の撮像装置によれば、被検体を通過した光の照射によって蛍光を発するまたは反射光を反射する板部材を支持する板支持部を設けるようにしたので、被検体と板部材とを間隔を空けて配置することができる。これにより被検体と板部材とが直接接触することによる板部材の汚染を防止することができる。さらに、板支持部の設置状態を変更可能に構成し、かつ板支持部を、その設置状態を変更することによって被検体支持部と板部材との間隔を変更可能な形状としたので、たとえば計測モードまたは被検体の厚さなどに応じて、板支持部の設置状態を変更することによって、被検体と板部材との間隔を適切に調整することができる。
本発明の第3の撮像装置によれば、被検体を通過した光の照射によって蛍光を発するまたは反射光を反射する板部材を支持する板支持部を設けるようにしたので、被検体と板部材とを間隔を空けて配置することができる。これにより被検体と板部材とが直接接触することによる板部材の汚染を防止することができる。さらに、板支持部を交換可能に構成し、かつ板支持部を交換することによって、被検体支持部と板部材との間隔を変更可能に構成するようにしたので、たとえば計測モードまたは被検体の厚さなどに応じて、板支持部を交換することによって、被検体と板部材との間隔を適切に調整することができる。
本発明の撮像方法については、本発明の第1〜第3の撮像装置と同様の効果を得ることができる。
本発明の撮像装置の第1の実施形態の概略構成を示すブロック図 撮像装置本体の概略構成を示す図 移動部材および蛍光板の移動を模式的に示した図 計測モードと蛍光板の高さ等とを対応づけたテーブルの一例を示す図 本発明の撮像装置の第1の実施形態の作用を説明するためのフローチャート サンプル情報と蛍光板の高さ等とを対応づけたテーブルの一例を示す図 本発明の撮像装置の第1の実施形態のその他の作用を説明するためのフローチャート 本発明の撮像装置の第2の実施形態における板支持部の一例を示す図 本発明の撮像装置の第2の実施形態における板支持部の設置状態の変更を説明するための図 本発明の撮像装置の第2および第3の実施形態の概略構成を示すブロック図 本発明の撮像装置の第3の実施形態における板支持部の一例を示す図 骨部材が設けられた蛍光板の一例を示す図
以下、本発明の撮像装置の第1の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態の撮像装置1の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態の撮像装置1は、図1に示すように、撮像制御装置10と、撮像装置本体20と、表示装置30と、入力装置40とを備えている。
撮像制御装置10は、CPU(Central Processing Unit)、メモリおよびハードディスクなどを備えたコンピュータからなるものであり、これらによって図1に示す制御部11、画像生成部15、補正部16および濃度計測部17が構成されている。これらの各部については、後で詳述する。
撮像制御装置10には、撮像装置本体20、表示装置30および入力装置40が接続されている。表示装置30は、液晶ディスプレイなどの表示デバイスから構成されるものである。入力装置40は、キーボードやマウスなどの入力デバイスから構成されるものである。表示装置30および入力装置40は、タッチパネルを用いることによって兼用するようにしてもよい。
図2は、撮像装置本体20の概略構成を示す図である。撮像装置本体20は、図2に示すように、被検体支持部21、光源部50、蛍光板29、板支持部80、検出部70、光学系61、および回路部90を備えている。
被検体支持部21は、被検体に相当するサンプル22が設置され、これを支持するものである。被検体支持部21は、板状部材から構成されるものであり、光源部50から発せられる励起光Eおよび蛍光板29から発せられる蛍光Lの波長に対して透明な材料から形成されるものである。具体的には、たとえば透明な樹脂またはガラスなどから構成されるものである。なお、本実施形態においては、蛍光板29が、本発明における板部材に相当するものである。
サンプル22は、たとえばCBB染色または銀染色されたタンパク質を含むゲル支持体である。サンプル22には、染色されたタンパク質が電気泳動することによって得られたバンドパターンが形成されており、このバンドパターンが撮像装置本体20によって光学的に読み取られる。なお、サンプル22としては、これに限らず、蛍光板29から発せられた蛍光の一部が吸収されることによって、上述したバンドパターンのような画像パターンを形成するものであれば如何なるものでもよい。
また、本発明は、上述したようなサンプル22の透過画像を撮像する際の撮像方法に特徴を有するものであるが、本実施形態の撮像装置1は、透過画像の他に、たとえば蛍光標識され、かつ電気泳動によって分離されたDNA(deoxyribonucleic acid)断片を含むゲル支持体の蛍光画像、および放射線画像が記録された蓄積性蛍光体シートから発せられた蛍光に基づく蛍光画像の撮像も可能に構成されている。なお、上述した蛍光標識されたゲル支持体および蓄積性蛍光体シートの蛍光画像を撮像する際には、蛍光板29は設置されない。ここでは、サンプル22の透過画像の撮像を中心に説明する。
被検体支持部21のサンプル22の設置面上には、蛍光板29を支持する板支持部80が設けられている。板支持部80は、被検体支持部21の四隅に設けられた支柱27と、各支柱27に対して、各支柱27の長さ方向(Z方向)に移動可能に取り付けられた移動部材28とを備えている。図2に示すように、各支柱27の各移動部材28上に蛍光板29の四隅が載置され、これによりサンプル22と蛍光板29とが間隔を空けて配置される。
そして、4つの移動部材28がZ方向について同期して移動することによって、蛍光板29がZ方向に移動する。図3は、移動部材28および蛍光板29の移動を模式的に示した図である。4つの移動部材28がZ方向に移動することによって、蛍光板29が、被検体支持部21に対して近づく方向(図3の右図)および離れる方向(図3の左図)に移動する。すなわち、被検体支持部21上に設置されたサンプル22に対して近づく方向および離れる方向に移動する。このように蛍光板29がZ方向に移動することによって、蛍光板29とサンプル22との間隔が調整される。なお、蛍光板29とサンプル22との間隔の調整方法については、後で詳述する。
光源部50は、中心波長が473nmの励起光Eを発する第1の励起光源51と、中心波長が532nmの励起光Eを発する第2の励起光源52と、中心波長が640nmの励起光Eを発する第3の励起光源53と、本実施形態においては、第1の励起光源51、第2の励起光源52および第3の励起光源53は、いずれもレーザ光源から構成されるものであるが、レーザ光源に限らず、たとえばLED(light emitting diode)光源を用いるようにしてもよい。
また、光源部50は、第1〜第3の励起光源51〜53から発せられた励起光Eを平行な光とするためのコリメータレンズ54、55、56と、励起光Eを光学系61へ導くためのミラー57、60および第1および第2のダイクロイックミラー58、59を備えている。
第1のダイクロイックミラー58は、640nmの励起光Eを透過し、532nmの波長の光を反射するものである。また、第2のダイクロイックミラー59は、532nm以上の波長の光を透過し、473nmの波長の光を反射するものである。
第1の励起光源51から発せられた励起光Eは、コリメータレンズ54によって、平行な光とされた後、第2のダイクロイックミラー59によって反射されて、その向きが90度変えられ、ミラー60に入射する。
また、第2の励起光源52から発せられた励起光Eは、コリメータレンズ55によって、平行な光とされた後、第1のダイクロイックミラー58によって反射されて、その向きが90度変えられ、第2のダイクロイックミラー59を透過して、ミラー60に入射する。
第3の励起光源53から発せられた励起光Eは、コリメータレンズ56によって、平行な光とされた後、ミラー57によって反射され、第1のダイクロイックミラー58および第2のダイクロイックミラー59を透過し、ミラー60に入射する。
第1〜第3の励起光源51〜53は、サンプル22の透過画像の撮像と、蛍光標識されたゲル支持体の蛍光画像の撮像と、蓄積性蛍光体シートの蛍光画像を撮像とでそれぞれ切り換えられて用いられる。
ミラー60に入射した励起光Eは、ミラー60によって反射され、光学系61のミラー26に入射する。
光学系61は、上述したミラー26、穴開きミラー25、および凹面ミラー24を備えている。穴開きミラー25は、励起光Eと蛍光板29から発せられた蛍光Lとを分岐させるものであり、中央部に穴25aを有する凹面ミラーからなるものである。
光源部50のミラー60で反射されて、光学系61のミラー26に入射された励起光Eは、光学系61のミラー26によって反射され、穴開きミラー25の穴25aを通過して、凹面ミラー24に入射し、凹面ミラー24によって反射されて、光学ヘッド23に入射する。
光学ヘッド23は、不図示の凹面ミラーと非球面レンズを備えている。そして、光学ヘッド23に入射した励起光Eは、凹面ミラーによって被検体支持部21およびサンプル22に向けて反射され、非球面レンズによって被検体支持部21上に設置されたサンプル22に集光される。
光学ヘッド23は、光学ヘッド支持基板41に対して、光学ヘッド支持基板41の長さ方向(X方向)に移動可能に取り付けられている。また、光学ヘッド支持基板41は、図示省略した移動機構によって、その長さ方向に直交する方向(Y方向)に移動可能に設けられている。
光学ヘッド支持基板41がY方向に移動し、かつ光学ヘッド支持基板41のY方向の各位置において、光学ヘッド23がX方向に移動することによって、サンプル22の全面が励起光Eによって走査される。
サンプル22に照射された励起光Eは、サンプル22を通過して蛍光板29に照射される。蛍光板29は、励起光Eの照射によって蛍光Lを発するものである。蛍光板29としては、たとえば蛍光色素を含有したアクリル変性塩化ビニル樹脂から構成されたものを用いることができるが、これに限らず、その他の公知の蛍光板を用いることができる。
蛍光板29上における励起光照射位置から発せられた蛍光Lは、サンプル22および被検体支持部21を通過し、光学ヘッド23に入射される。
光学ヘッド23に入射された蛍光Lは、光学ヘッド23内の非球面レンズによって集光されて、光学ヘッド23内の凹面ミラーに入射され、凹面ミラーによって励起光Eの光路と同じ側に反射され、平行光とされて光学系61の凹面ミラー24に入射される。
凹面ミラー24に入射した蛍光は、凹面ミラー24によって反射されて、穴開きミラー25に入射する。穴開きミラー25に入射した蛍光Lは、穴開きミラー25によって、検出部70に向かって反射される。
検出部70は、検出器に相当するフォトマルチプライア71と、フィルタユニット72と、ND(Neutral Density)フィルタ73とを備えている。穴開きミラー25によって反射された蛍光Lは、フィルタユニット72に入射し、不要な波長の光がカットされて、フォトマルチプライア71に入射され、光電的に検出される。
フィルタユニット72は、第1のフィルタ部材72a、第2のフィルタ部材72b、第3のフィルタ部材72c、および第4のフィルタ部材72dを備えている。フィルタユニット72は、図示省略したモータなどによって、図2の矢印A方向に移動可能に構成されている。
第1のフィルタ部材72aは、第1の励起光源51を用いて、上述した透過画像または蛍光標識されたゲル支持体の蛍光画像を撮像する場合に用いられ、473nmの波長の励起光Eをカットし、473nmよりも波長の長い光を透過する。
第2のフィルタ部材72bは、第2の励起光源52を用いて、蛍光標識されたゲル支持体の蛍光画像を撮像する場合に用いられ、532nmの波長の光をカットし、532nmよりも波長の長い光を透過する。
第3のフィルタ部材72cは、第3の励起光源53を用いて、蛍光標識されたゲル支持体の蛍光画像を撮像する場合に用いられ、640nmの波長の光をカットし、640nmよりも波長の長い光を透過する。
第4のフィルタ部材72dは、第3の励起光源53を用いて、蓄積性蛍光体シートの蛍光画像を撮像する場合に用いられ、蓄積性蛍光体シートの輝尽性蛍光体から発せられる輝尽発光光の波長域の光のみを透過し、640nmの波長の光をカットする。
第1〜第4のフィルタ部材72a〜72dは、撮像対象に応じて選択的にフォトマルチプライア71の前面に配置され、フォトマルチプライア71は、検出すべき光のみを光電的に検出する。
NDフィルタ73は、図示省略したモータなどによって、図2の矢印B方向に移動可能に構成されている。NDフィルタ73は、矢印B方向への移動によって、穴開きミラー25とフィルタユニット72との間の光路上に配置されたり、光路上から退避したりするものである。
回路部90は、増幅器91と、A/D変換器92と、記憶部93とを備えている。増幅器91は、フォトマルチプライア71によって光電的に検出された画像信号を増幅するものである。増幅器91は、ゲインを変更可能に構成されたものであり、増幅器91のゲインは、サンプル22と蛍光板29との間隔、すなわち蛍光板29の高さに応じて変更される。
A/D変換器92は、フォトマルチプライア71から出力され、増幅器91によって増幅されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換するものである。そして、記憶部93は、半導体メモリなどから構成されるものであり、A/D変換器92から出力されたデジタル画像信号を記憶するものである。記憶部93に記憶されたデジタル画像信号は、撮像制御装置10に出力される。
図1に戻り、撮像制御装置10は、上述したとおり制御部11、画像生成部15、補正部16および濃度計測部17を備えている。
制御部11は、撮像装置1全体を制御するものであるが、特に、板支持部80の移動部材28を駆動制御する駆動制御部12と、後述する画像計測モードと濃度計測モードとの切り替えを制御する測定モード制御部13と、撮像制御部14とを備えている。
駆動制御部12は、4つの移動部材28を移動させることによって、サンプル22と蛍光板29との間隔を変更するものである。すなわち、サンプル22と蛍光板29との間隔を変更するものである。具体的には、駆動制御部12は、測定モード制御部13によって制御される計測モード(画像計測モードまたは濃度計測モード)またはサンプル22の種類を表すサンプル情報に応じて、被検体支持部21と蛍光板29との間隔を変更するものである。
測定モード制御部13は、画像計測モードと濃度計測モードとを切り替えるものであるが、画像計測モードの場合には、画像生成部15を制御することによって、撮像装置本体20から出力されたデジタル画像信号に基づいて、サンプル22上のバンドパターンを表す1枚の全体画像信号を生成する。一方、濃度計測モードの場合には、濃度計測部17を制御することによって、撮像装置本体20から出力されたデジタル画像信号に基づいて、サンプル22の光学的な濃度値を算出する。
ここで、サンプル22と蛍光板29との間隔の変更について詳細に説明する。上述したように、駆動制御部12は、計測モードまたはサンプル情報に基づいて、蛍光板29の高さを決定し、蛍光板29がその高さとなるように各移動部材28を駆動制御するものである。まず、計測モードに応じて蛍光板29の高さを変更する場合について説明する。
具体的には、駆動制御部12には、図4に示すような、計測モードと蛍光板29の高さとを対応付けたテーブルが予め設定されている。計測モードは、ユーザによって入力装置40を用いて設定入力され、駆動制御部12は、その入力された計測モードに基づいて、図4に示すテーブルを参照して蛍光板29の高さを決定する。
たとえば、ユーザによって画像計測モードが設定入力された場合には、駆動制御部12は、蛍光板29の高さをH1に決定し、板支持部80の各移動部材28を駆動制御することによって蛍光板29の高さを調整してH1に設定する。また、たとえば、ユーザによって濃度計測モードが設定入力された場合には、駆動制御部12は、蛍光板29の高さをH2に決定し、板支持部80の各移動部材28を駆動制御することによって蛍光板29の高さを調整してH2に設定する。
また、上述したように計測モードに基づいて蛍光板29の高さを調整するのは、サンプル22の濃度値を算出する濃度計測モードの場合には、より正確な濃度値が必要とされる場合が多いため、高精度な撮像が必要だからであり、蛍光板29の高さはより低い方が好ましい。一方、サンプル22の画像を表示装置30に表示させる画像計測モードの場合には、厚さの大きいサンプル22の撮像を優先するため蛍光板29の高さを高くすることが好ましい。具体的には、画像計測モードでサンプル22を撮像する場合の蛍光板29の高さH1と、濃度計測モードでサンプル22を撮像する場合の蛍光板29の高さH2との関係は、H1>H2となる。
さらに、制御部11の撮像制御部14は、蛍光板29の高さの変更に応じて、撮像条件を変更するものであり、具体的には、増幅器91のゲインおよびフォトマルチプライア71に印加される電圧値を変更する。
より具体的には、蛍光板29の高さが高くなると相対的に蛍光板29からフォトマルチプライア71までの光路の長さが長くなるため、フォトマルチプライア71によって検出される画像信号が小さくなる。したがって、撮像制御部14は、蛍光板29の高さが高いほど増幅器91のゲインおよびフォトマルチプライア71に印加される電圧値を大きく設定する。撮像制御部14は、たとえば蛍光板29の高さが5mmである場合には、増幅器91のゲインを1倍、フォトマルチプライア71に印加される電圧値を500Vに設定し、蛍光板29の高さが15mmである場合には、増幅器91のゲインを10倍、フォトマルチプライア71に印加される電圧値を800Vに設定する。これにより、所望の大きさの画像信号を取得することができる。
また、撮像制御部14は、計測モードに応じて、撮像条件の1つとして、NDフィルタ73の使用の有無を制御する。具体的には、撮像制御部14は、画像計測モードの場合には、穴開きミラー25とフィルタユニット72との間の光路上からNDフィルタ73を退避させ、濃度計測モードの場合には、上記光路上にNDフィルタを配置するように制御する。濃度計測モードの場合にNDフィルタを用いるのは、フォトマルチプライア71に強い蛍光が入射した場合に、その蛍光によって発生した電荷が残存し、正確な濃度が計測できなくなることを防止するためである。
次に、画像生成部15は、入力されたデジタル画像信号に対して信号処理を施すことによって、表示装置30に出力されて表示される表示用の全体画像信号を生成するものである。
補正部16は、画像生成部15によって生成された表示用の全体画像信号および濃度計測部17によって生成された濃度計測用の全体画像信号に対してシェーディング補正を施すものである。補正部16には、サンプル22と蛍光板29との間隔に応じた複数のシェーディング補正用の補正データが予め設定されている。具体的には、補正部16には、図4に示すような計測モードに応じた、すなわち蛍光板29の高さに応じた補正データ1および補正データ2が予め設定されている。このように蛍光板29の高さに応じた補正データを用いるのは、蛍光板29の高さが変わると撮像される画像のムラの発生状態も変わるからである。
そして、補正部16は、計測モードに基づいて決定された蛍光板29の高さに応じた補正データを決定し、その補正データを用いて全体画像信号に対してシェーディング補正を施すものである。
シェーディング補正の施された表示用の全体画像信号は、制御部11によって表示装置30に出力され、その表示用の全体画像信号に基づいて、サンプル22のバンドパターンを表す画像が表示装置30に表示される。
濃度計測部17は、入力されたデジタル画像信号に対して信号処理を施すことによって濃度計測用の全体画像信号を生成するものである。そして、濃度計測部17は、濃度計測モードに応じた補正データ2を用いてシェーディング補正の施された全体画像信号に対して、予め設定された変換処理を施すことによって濃度値を算出するものである。濃度計測部17には、デジタル画像信号と濃度値とを対応づけたルックアップテーブルまたはこれらの関係を表す関数が予め設定されており、濃度計測部17は、上記ルックアップテーブルまたは関数を用いて濃度値を算出する。
濃度計測部17によって計測された濃度値は、制御部11によって表示装置30に出力され、テキスト表示またはグラフ表示などされる。
次に、本実施形態の撮像装置の作用について、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。ここでは、計測モードに応じて蛍光板29の高さを変更する場合について説明する。
まず、被検体支持部21上にサンプル22が設置され、板支持部80の各移動部材28上に蛍光板29が設置される(S10)。
次に、ユーザによって入力装置40を用いて計測モードが設定入力され、その計測モードが駆動制御部12によって受け付けられる(S12)。
設定入力された計測モードが画像計測モードである場合には(S14)、その画像計測モードの情報に基づいて蛍光板29の高さが決定され、板支持部80の移動部材28が駆動制御されて蛍光板29の高さが設定される(S16)。また、上記のように決定された蛍光板29の高さに応じた撮像条件が設定される(S18)。具体的には、蛍光板29の高さに応じた増幅器91のゲインおよびフォトマルチプライア71の電圧値が設定され、また、NDフィルタ73は、穴開きミラー25とフォトマルチプライア71との間の光路上から退避される。
そして、制御部11によって撮像装置本体20が制御されて画像計測が行われる(S20)。具体的には、第1の励起光源51から励起光Eが出射され、光学ヘッド23がX方向に移動し、光学ヘッド支持基板41がY方向に移動することによって、励起光Eによりサンプル22および蛍光板29が2次元状に走査される。そして、励起光Eの照射によって蛍光板29から発せられ、サンプル22を透過した蛍光Lが光学ヘッド23に順次入射される。光学ヘッド23に入射した蛍光Lは、穴開きミラー25によって反射され、フィルタユニット72の第1のフィルタ部材72aを透過してフォトマルチプライア71によって検出される。
フォトマルチプライア71によって検出された画像信号は、増幅器91によって増幅され、A/D変換器92によってデジタル画像信号に変換された後、記憶部93に記憶される。
記憶部93に記憶されたデジタル画像信号は画像生成部15に出力され、画像生成部15は、入力されデジタル画像信号に信号処理を施して表示用の全体画像信号を生成する。画像生成部15によって生成された表示用の全体画像信号は補正部16に出力され、補正部16において、蛍光板29の高さに応じた補正データを用いてシェーディング補正が施される。
そして、制御部11は、シェーディング補正の施された表示用の全体画像信号に基づいて、サンプル22の画像を表示装置30に表示させる(S22)。
一方、設定入力された計測モードが濃度計測モードである場合には(S14)、その濃度計測モードの情報に基づいて蛍光板29の高さが決定され、板支持部80の移動部材28が駆動制御されて蛍光板29の高さが設定される(S24)。また、上記のように決定された蛍光板29の高さに応じた撮像条件が設定される(S26)。具体的には、蛍光板29の高さに応じた増幅器91のゲインおよびフォトマルチプライア71の電圧値が設定され、また、NDフィルタ73は、穴開きミラー25とフォトマルチプライア71との間の光路上に設置される。
そして、制御部11によって撮像装置本体20が制御されて濃度計測が行われる(S28)。具体的には、第1の励起光源51から励起光Eが出射され、光学ヘッド23がX方向に移動し、光学ヘッド支持基板41がY方向に移動することによって、励起光Eによりサンプル22および蛍光板29が2次元状に走査される。そして、励起光Eの照射によって蛍光板29から発せられ、サンプル22を透過した蛍光Lが光学ヘッド23に順次入射される。光学ヘッド23に入射した蛍光Lは、穴開きミラー25によって反射され、NDフィルタ73およびフィルタユニット72の第1のフィルタ部材72aを透過してフォトマルチプライア71によって検出される。
フォトマルチプライア71によって検出された画像信号は、増幅器91によって増幅され、A/D変換器92によってデジタル画像信号に変換された後、記憶部93に記憶される。
記憶部93に記憶されたデジタル画像信号は濃度計測部17に出力され、濃度計測部17は、入力されデジタル画像信号に信号処理を施して濃度計測用の全体画像信号を生成する。濃度計測部17によって生成された濃度計測用の全体画像信号は補正部16に出力され、補正部16において、蛍光板29の高さに応じた補正データを用いてシェーディング補正が施される。
濃度計測部17は、補正部16においてシェーディング補正の施された濃度計測用の全体画像信号に基づいて濃度値を算出する。
そして、制御部11は、濃度計測部17によって算出された濃度値を表示装置30にテキスト表示またはグラフ表示させる(S30)。
上記第1の実施形態の撮像装置1によれば、蛍光板29を支持し、かつサンプル22と蛍光板29とを間隔を空けて配置させる板支持部80を設けるようにしたので、被検体と蛍光板とが直接接触することによる蛍光板29の汚染を防止することができる。さらに、蛍光板29をサンプル22に対して近づく方向および離れる方向に移動させることによって、サンプル22と蛍光板29との間隔を変更可能に構成するようにしたので、計測モードに応じて、サンプル22と蛍光板29との間隔を適切に調整することができる。
また、サンプル22と蛍光板29との間隔を自動的に変更できるようにしたので、ユーザが変更する手間を省くことができる。
なお、上記実施形態の撮像装置1においては、計測モードに基づいて蛍光板29の高さを決定するようにしたが、上述したようにサンプル情報に基づいて蛍光板29の高さを決定するようにしてもよい。以下、サンプル情報に基づいて蛍光板29の高さを変更する場合について説明する。
この場合には、駆動制御部12には、図6に示すような、サンプル情報と蛍光板29の高さとを対応付けたテーブルが予め設定されている。サンプル情報は、ユーザによって入力装置40を用いて設定入力され、駆動制御部12は、その入力されたサンプル情報に基づいて、図6に示すテーブルを参照して蛍光板29の高さを決定する。
たとえば、ユーザによってサンプルAの情報が設定入力された場合には、駆動制御部12は、蛍光板29の高さをH3に決定し、板支持部80の各移動部材28を駆動制御することによって蛍光板29の高さを調整してH3に設定する。また、たとえば、ユーザによってサンプルBの情報が設定入力された場合には、駆動制御部12は、蛍光板29の高さをH4に決定し、板支持部80の各移動部材28を駆動制御することによって蛍光板29の高さを調整してH4に設定する。サンプルCの情報が設定入力された場合も同様に、駆動制御部12は、蛍光板29の高さをH5に設定する。
このようにサンプル情報に基づいて蛍光板29の高さを調整するのは、サンプル22の種類によって厚み(被検体支持部21のサンプル設置面からの高さ)が異なり、サンプル22の厚みに応じて蛍光板29をサンプル22により近づけた方が、フォトマルチプライア71によって検出される信号強度を大きくすることができ、これにより高画質な画像を撮像することができるからである。したがって、サンプル22の厚さが大きいほど蛍光板29の高さを高くし、サンプル22の厚さが小さいほど蛍光板29の高さを低くする。
次に、サンプル情報に基づいて蛍光板29の高さを変更する場合の作用について、図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、ここでは画像計測が行われる場合について説明する。
まず、被検体支持部21上にサンプル22が設置され、板支持部80の各移動部材28上に蛍光板29が設置される(S40)。
次に、ユーザによって入力装置40を用いてサンプル情報が設定入力され、そのサンプル情報が駆動制御部12によって受け付けられる(S42)。
そして、設定入力されたサンプル情報に基づいて蛍光板29の高さが決定され、板支持部80の移動部材28が駆動制御されて蛍光板29の高さが設定される(S44)。また、上記のように決定された蛍光板29の高さに応じた撮像条件が設定される(S46)。具体的には、蛍光板29の高さに応じた増幅器91のゲインおよびフォトマルチプライア71の電圧値が設定され、また、NDフィルタ73の位置が制御される。なお、NDフィルタ73については、蛍光板29から発せられ、サンプル22を透過する蛍光Lの強度に応じてその使用の有無が決定され、蛍光Lの強度が大きい場合には、画像信号が飽和しないようにNDフィルタ73が用いられる。
そして、制御部11によって撮像装置本体20が制御されて画像計測が行われ(S48)、シェーディング補正の施された表示用の全体画像信号に基づいて、サンプル22の画像が表示装置30に表示される(S50)。
なお、上記説明では、画像計測を行うようにしたが、濃度計測の場合にも、サンプル情報に基づいて蛍光板29の高さおよび撮像条件を変更するようにしてもよい。
また、上記実施形態の撮像装置1においては、ユーザがサンプル情報または計測モードを設定入力し、その情報に基づいて蛍光板29の高さを変更するようにしたが、たとえばユーザがこれらの情報を誤って入力し、蛍光板29がサンプル22に接触してしまう可能性がある。そこで、たとえば蛍光板29がサンプル22に近づき過ぎていることを光学的なセンサなどによって検出し、蛍光板29がサンプル22に近づき過ぎた場合には、制御部11が、蛍光板29がサンプル22に接触する前に、表示装置30にエラーメッセージを表示したり、ランプを点灯させたり、または警告音を鳴らしたりしてユーザに対して警告を行うようにしてもよい。上述した光学的なセンサとしては、たとえば対角線上に対向する移動部材28に対して、それぞれレーザ光を発する発光部とそのレーザ光を受光する受光部とを設け、受光部によってレーザ光が受光されなくなったことを検出することによって、蛍光板29がサンプル22に近づき過ぎていることを検出するようにしてもよい。
また、サンプル情報の設定入力を受け付けるのではなく、被検体支持部21上に設置されたサンプル22の厚さをレーザ計測などを用いて直接計測し、その計測した厚さに基づいて、蛍光板29の高さを制御するようにしてもよい。
次に、本発明の撮像装置の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態の撮像装置1においては、蛍光板29の高さを板支持部80によって自動的に調整するようにしたが、第2の実施形態の撮像装置2は、サンプル22の種類または計測モードに応じて、ユーザが手動で蛍光板29の高さを設定するようにしたものである。
具体的には、第2の実施形態の撮像装置2は、図8に示すような、直方体からなる板支持部100を1組備える。板支持部100は、被検体支持部21上の側端部に設置されるものであり、板支持部100上に蛍光板29の側端部が載置される。そして、図8および図9に示すように、板支持部100の設置状態がユーザによって手動で変更され、これにより被検体支持部21と蛍光板29との間隔(蛍光板29の高さ)が変更される。すなわち、サンプル22と蛍光板29との間隔が変更される。図9の左図は、板支持部100が、図8の実線で示す設置状態である場合を示しており、図9の右図は、板支持部100が、図8の破線で示す設置状態である場合を示している。図8および図9に示すように、直方体からなる板支持部100の被検体支持部21との設置面を変更することによって設置状態が変更され、これにより蛍光板29の高さが変更される。
また、第2の実施形態の撮像装置2は、上述した板支持部100の設置状態をユーザに報知するものである。具体的には、第2の実施形態の撮像装置2は、図10に示すように、制御部18が、報知部19を備えている。なお、図10に示すその他の構成については、第1の実施形態の撮像装置1と同様である。
報知部19は、具体的には、ユーザによって設定入力されたサンプル情報または計測モードの情報に基づいて、板支持部100の設置状態を決定し、表示装置30に、その決定した板支持部100の設置状態をアイコン表示させる。アイコンとしては、たとえば図9に示す左右のいずれかの図がアイコンとして表示される。報知部19は、たとえば、ユーザによって設定入力されたサンプル情報が、相対的に厚いサンプルの情報である場合には、図9に示す左図をアイコン表示し、相対的に薄いサンプルの情報である場合には、図9に示す右図をアイコン表示する。または、報知部19は、ユーザによって設定入力された計測モードが画像計測モードである場合には、図9に示す左図をアイコン表示し、計測モードが濃度計測モードである場合には、図9に示す右図をアイコン表示し、濃度計測モードの方が蛍光板29とサンプル22との間隔が狭くなる設置状態を示すアイコンを表示する。
上記第2の実施形態の撮像装置2によれば、蛍光板29を支持し、かつサンプル22と蛍光板29とを間隔を空けて配置させる板支持部100を設けるようにしたので、サンプル22と蛍光板29とが直接接触することによる蛍光板29の汚染を防止することができる。さらに、板支持部100の設置状態を変更可能に構成し、かつ板支持部100を、その設置状態を変更することによって被検体と蛍光板との間隔を変更可能な形状としたので、サンプル22の厚さなどに応じて、板支持部100の設置状態を変更することによって、サンプル22と蛍光板29との間隔を適切に調整することができる。
また、板支持部100の設置状態を変更するだけでサンプル22と蛍光板29との間隔を変更することができるので、第1の実施形態の撮像装置1のような自動制御よりも簡易な構成とすることができ、コストの削減を図ることができる。
なお、第2の実施形態の撮像装置2においても、第1の実施形態の撮像装置1と同様に、ユーザがサンプル情報または計測モードの情報を誤って入力した場合を考慮して、蛍光板29がサンプル22に近づき過ぎていることを光学的なセンサなどによって検出し、蛍光板29がサンプル22に近づき過ぎた場合には、ユーザに対して警告をするようにしてもよい。
また、第2の実施形態の撮像装置2においても、第1の実施形態の撮像装置1と同様に、サンプル情報の設定入力を受け付けるのではなく、被検体支持部21上に設置されたサンプル22の厚さをレーザ計測などを用いて直接計測し、その計測した厚さに応じたアイコンを表示するようにしてもよい。
次に、本発明の撮像装置の第3の実施形態について説明する。第2の実施形態の撮像装置2においては、板支持部100の設置状態を変更することによって蛍光板29の高さを変更するようにしたが、第3の実施形態の撮像装置3は、被検体支持部21に設置した場合に、被検体支持部21の設置面からの高さが異なる複数の板支持部を交換可能に構成したものである。
具体的には、第3の実施形態の撮像装置3は、図11に示すような、直方体からなる板支持部200の組と、正四角柱からなる板支持部201の組とを備える。板支持部200と板支持部201は、被検体支持部21に設置した場合に、被検体支持部21の設置面からの高さが異なる部材である。
板支持部200,201は、第2の実施形態と同様に、被検体支持部21上の側端部に設置されるものであり、板支持部200,201上に蛍光板29の側端部が載置される。そして、板支持部200と板支持部201とがユーザによって交換され、これにより被検体支持部21と蛍光板29との間隔(蛍光板29の高さ)が変更される。すなわち、サンプル22と蛍光板29との間隔が変更される。なお、本実施形態では、2種類の板支持部200,201を交換可能としたが、2種類に限らず、3種類以上の板支持部を備えるようにしてもよい。この場合、蛍光板29の高さを3段階以上に変更することができる。
また、第3の実施形態の撮像装置3は、設置すべき板支持部の種類をユーザに報知するものである。具体的な構成は第2の実施形態の撮像装置2と同様に、第3の実施形態の撮像装置3も、制御部18が、報知部19を備えている。
第3の実施形態の撮像装置3における報知部19は、具体的には、ユーザによって設定入力されたサンプル情報または計測モードの情報に基づいて、設置すべき板支持部の種類を決定し、表示装置30に、その決定した板支持部の種類をアイコン表示させる。アイコンとしては、第2の実施形態の撮像装置2と同様に、設置すべき板支持部上に蛍光板29が設置された状態を表すアイコンが表示される。報知部19は、たとえば、ユーザによって設定入力されたサンプル情報が、相対的に厚いサンプルの情報である場合には、図11に示す板支持部200上に蛍光板29が設置された状態を表すアイコンを表示する。また、相対的に薄いサンプルの情報である場合には、図11に示す板支持部201上に蛍光板29が設置された状態を表すアイコンを表示する。または、報知部19は、ユーザによって設定入力された計測モードが画像計測モードである場合には、図11に示す板支持部200上に蛍光板29が設置された状態を表すアイコンを表示し、計測モードが濃度計測モードである場合には、図11に示す板支持部201上に蛍光板29が設置された状態を表すアイコンを表示すし、濃度計測モードの方が蛍光板29とサンプル22との間隔が狭くなる板支持部201を示すアイコンを表示する。
上記第3の実施形態の撮像装置によれば、蛍光板29を支持し、かつサンプル22と蛍光板29とを間隔を空けて配置させる板支持部200,201を設けるようにしたので、サンプル22と蛍光板29とが直接接触することによる蛍光板29の汚染を防止することができる。さらに、板支持部200と板支持部201とを交換可能に構成し、かつこれらの板支持部200,201を交換することによって、サンプル22と蛍光板29との間隔を変更可能に構成するようにしたので、サンプル22の厚さなどに応じて、板支持部200と板支持部201とを交換することによって、サンプル22と蛍光板29との間隔を適切に調整することができる。
また、板支持部200と板支持部201とを交換するだけでサンプル22と蛍光板29との間隔を変更することができるので、第1の実施形態の撮像装置1のような自動制御よりも簡易な構成とすることができ、コストの削減を図ることができる。
なお、第3の実施形態の撮像装置3においても、第1の実施形態の撮像装置1と同様に、ユーザがサンプル情報または計測モードの情報を誤って入力した場合を考慮して、蛍光板29がサンプル22に近づき過ぎていることを光学的なセンサなどによって検出し、蛍光板29がサンプル22に近づき過ぎた場合には、ユーザに対して警告をするようにしてもよい。
また、第3の実施形態の撮像装置3においても、第1の実施形態の撮像装置1と同様に、サンプル情報の設定入力を受け付けるのではなく、被検体支持部21上に設置されたサンプル22の厚さをレーザ計測などを用いて直接計測し、その計測した厚さに応じたアイコンを表示するようにしてもよい。
なお、第1〜第3の実施形態の撮像装置1〜3においては、板支持部上に蛍光板29を設置することによって、サンプル22と蛍光板29との間隔を空けるようにしたが、板支持部上に蛍光板29の端部を設置した場合、蛍光板29の硬さによっては、板支持部によって支持されていない蛍光板29の中央部分が自重によって撓み、フォトマルチプライア71によって検出される画像信号の大きさに影響を及ぼす可能性がある。そこで、図12に示すように、蛍光板29の励起光Eの照射面とは反対側の面に、その面方向に延びる骨部材29aを設けるようにしてもよい。骨部材29aによって蛍光板29が補強され、上述したような撓みを防止することができる。なお、図12に示すように、十字型の骨部材29aを設けることが好ましいが、骨部材の形状はこれに限らず、その他の形状を採用するようにしてもよい。
また、上記第1〜第3の実施形態の撮像装置1〜3においては、励起光Eの照射によって蛍光板29から発せられ、サンプル22を透過した蛍光Lをフォトマルチプライア71によって検出することによってサンプル22の透過画像を撮像するようにしたが、蛍光板29の代わりに、励起光Eを反射する反射板を用い、反射板によって反射され、サンプル22を透過した反射光をフォトマルチプライア71によって検出することによってサンプル22の透過画像を撮像するようにしてもよい。反射板は、蛍光板29のように蛍光を発する必要はなく、励起光Eを反射できるものであればよい。また、反射板を用いる場合も、蛍光板29と同様に、反射板の励起光Eの照射面とは反対側の面に、その面方向に延びる骨部材を設けることが望ましい。
また、上記第1〜第3の実施形態の撮像装置1〜3においては、検出器としてフォトマルチプライア71を用いるようにしたが、これに限らず、光を光電変換するものであればその他の素子でもよく、たとえばフォトダイオード、アバランシェフォトダイオード、CCD(Charge-Coupled Device)センサまたはCMOS(complementary metal oxide semiconductor)センサなどを用いるようにしてもよい。
また、上記第1〜第3の実施形態の撮像装置1〜3は、上述したように第1〜第3の励起光源51〜53と第1〜第4のフィルタ部材72a〜72dを備え、これらの組み合わせによって蛍光標識されたゲル支持体の蛍光画像や蓄積性蛍光体シートの蛍光画像を撮像可能に構成されているが、蓄積性蛍光体シートの蛍光画像を撮像する場合に用いる励起光のレーザ光量は、上述した蛍光板29から発せられた蛍光に基づく透過画像および蛍光標識されたゲル支持体の蛍光画像を撮像する場合に用いる励起光のレーザ光量よりも小さくすることが望ましい。これは、通常、蛍光板29や蛍光標識は励起光のレーザ光量が多いほど強い蛍光が励起されるため画質が向上して好ましい。一方、蓄積性蛍光体シートは破壊読み出しであるため、最適なレーザ光量が存在するからである。
具体的には、たとえば上記実施形態の撮像装置1〜3では、第3の励起光源53は、蓄積性蛍光体シートの蛍光画像を撮像する場合と蛍光標識されたゲル支持体の蛍光画像を撮像する場合との両方で用いられるが、蓄積性蛍光体シートの蛍光画像を撮像する場合のレーザ光量の方が蛍光標識されたゲル支持体の蛍光画像を撮像する場合のレーザ光量よりも小さくなるように制御される。具体的には、たとえば蓄積性蛍光体シートの蛍光画像を撮像する場合には、蛍光標識されたゲル支持体の蛍光画像を撮像する場合の1/10のレーザ光量に制御される。
1-3 撮像装置
10 撮像制御装置
11 制御部
12 駆動制御部
13 測定モード制御部
14 撮像制御部
15 画像生成部
16 補正部
17 濃度計測部
18 制御部
19 報知部
20 撮像装置本体
21 被検体支持部
22 サンプル
23 光学ヘッド
24 凹面ミラー
25 ミラー
25a 穴
26 ミラー
27 支柱
28 移動部材
29 蛍光板
29a 骨部材
30 表示装置
40 入力装置
41 光学ヘッド支持基板
50 光源部
51-53 第1〜第3の励起光源
54-56 コリメータレンズ
57 ミラー
58 第1のダイクロイックミラー
59 第2のダイクロイックミラー
60 ミラー
61 光学系
70 検出部
71 フォトマルチプライア
72 フィルタユニット
72a-72d 第1〜第4のフィルタ部材
73 NDフィルタ
80 板支持部
90 回路部
91 増幅器
92 A/D変換器
93 記憶部
100 板支持部
200 板支持部
201 板支持部
E 励起光
L 蛍光

Claims (18)

  1. 被検体を支持する被検体支持部と、
    該被検体支持部に対して、前記被検体が支持された側とは反対側から入射される光を出射する光源部と、
    該光源部から出射され、前記被検体支持部および前記被検体を通過した光の照射を受けて蛍光を発するまたは反射光を反射する板部材と、
    該板部材から発せられて前記被検体支持部および前記被検体を通過した蛍光、または前記板部材から反射されて前記被検体支持部および前記被検体を通過した反射光を検出する検出器と、
    前記板部材を支持する板支持部とを備え、
    前記板支持部が、前記板部材を前記被検体支持部に対して近づく方向および離れる方向に移動させることによって、前記被検体支持部と前記板部材との間隔を変更可能に構成されていること特徴とする撮像装置。
  2. 予め取得された情報に基づいて前記板支持部を制御することによって、前記被検体支持部と前記板部材との間隔を変更する駆動制御部を備えた請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記駆動制御部が、前記被検体の情報に基づいて前記板支持部を制御することによって、前記被検体支持部と前記板部材との間隔を変更する請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記検出器によって検出された信号に基づいて、前記被検体の画像信号を生成する画像計測モードと、前記検出器によって検出された信号に基づいて、前記被検体の光学的な濃度値を算出する濃度計測モードとを切り替え可能に制御する測定モード制御部を備え、
    前記駆動制御部が、前記濃度計測モードの場合、前記板支持部を制御することによって、前記画像計測モードの場合よりも前記被検体支持部と前記板部材との間隔を狭くする請求項2または3記載の撮像装置。
  5. 被検体を支持する被検体支持部と、
    該被検体支持部に対して、前記被検体が支持された側とは反対側から入射される光を出射する光源部と、
    該光源部から出射され、前記被検体支持部および前記被検体を通過した光の照射を受けて蛍光を発するまたは反射光を反射する板部材と、
    該板部材から発せられて前記被検体支持部および前記被検体を通過した蛍光、または前記板部材から反射されて前記被検体支持部および前記被検体を通過した反射光を検出する検出器と、
    前記板部材を支持する板支持部とを備え、
    前記板支持部が、該板支持部の設置状態を変更可能に構成され、かつ該設置状態を変更することによって前記被検体支持部と前記板部材との間隔を変更可能な形状であることを特徴とする撮像装置。
  6. 予め取得された情報に基づいて、設置すべき前記板支持部の設置状態を報知する報知部を備えた請求項5記載の撮像装置。
  7. 前記報知部が、前記被検体の情報に基づいて、設置すべき前記板支持部の設置状態を報知する請求項6記載の撮像装置。
  8. 前記検出器によって検出された信号に基づいて、前記被検体の画像信号を生成する画像計測モードと、前記検出器によって検出された信号に基づいて、前記被検体の光学的な濃度値を算出する濃度計測モードとを切り替え可能に制御する測定モード制御部を備え、
    前記報知部が、前記濃度計測モードの場合、前記画像計測モードの場合よりも前記被検体支持部と前記板部材との間隔が狭くなる前記板支持部の設置状態を報知する請求項6または7記載の撮像装置。
  9. 被検体を支持する被検体支持部と、
    該被検体支持部に対して、前記被検体が支持された側とは反対側から入射される光を出射する光源部と、
    該光源部から出射され、前記被検体支持部および前記被検体を通過した光の照射を受けて蛍光を発するまたは反射光を反射する板部材と、
    該板部材から発せられて前記被検体支持部および前記被検体を通過した蛍光、または前記板部材から反射されて前記被検体支持部および前記被検体を通過した反射光を検出する検出器と、
    前記板部材を支持する板支持部とを備え、
    前記板支持部が交換可能に構成され、かつ前記板支持部を交換することによって、前記被検体支持部と前記板部材との間隔を変更可能に構成されていること特徴とする撮像装置。
  10. 予め取得された情報に基づいて、設置すべき前記板支持部の種類を報知する報知部を備えた請求項9記載の撮像装置。
  11. 前記報知部が、前記被検体の情報に基づいて、設置すべき前記板支持部の種類を報知する請求項10記載の撮像装置。
  12. 前記検出器によって検出された信号に基づいて、前記被検体の画像信号を生成する画像計測モードと、前記検出器によって検出された信号に基づいて、前記被検体の光学的な濃度値を算出する濃度計測モードとを切り替え可能に制御する測定モード制御部を備え、
    前記報知部が、前記濃度計測モードの場合、前記画像計測モードの場合よりも前記被検体支持部と前記板部材との間隔が狭くなる前記板支持部の種類を報知する請求項10または11記載の撮像装置。
  13. 前記被検体支持部と前記板部材との間隔に応じて撮像条件を変更する撮像制御部を備えた請求項1から12いずれか1項記載の撮像装置。
  14. 前記検出器によって検出された信号に基づいて生成された前記被検体の画像信号に対して補正処理を施す補正部を備え、
    該補正部が、前記被検体支持部と前記板部材との間隔に応じた補正データを有する請求項1から13いずれか1項記載の撮像装置。
  15. 前記補正部が、前記被検体の画像信号に対してシェーディング補正を施す請求項14記載の撮像装置。
  16. 前記検出器によって検出された信号に基づいて、前記被検体の光学的な濃度値を算出する濃度計測部を備えた請求項1から15いずれか1項記載の撮像装置。
  17. 前記板部材の前記光の照射面とは反対側の面に該面方向に延びる骨部材が設けられている請求項1から16いずれか1項記載の撮像装置。
  18. 被検体支持部上に支持された被検体に対して、前記被検体支持部側から光を照射し、
    前記被検体支持部および前記被検体を通過した光を板部材に照射し、
    該板部材への光の照射によって該板部材から発せられて前記被検体支持部および前記被検体を通過した蛍光または前記板部材への光の照射によって該板部材から反射されて前記被検体支持部および前記被検体を通過した反射光を検出する撮像方法において、
    前記板部材を支持する板支持部を設け、かつ前記被検体支持部と前記板部材との間隔を変更可能にすることを特徴とする撮像方法。
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