JP2017146063A - 更新用天吊り部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】アングル部材同士を連結する部材の紛失を防止することができると共に、アングル部材の破損を防止することができる更新用天吊り部材を提供する。【解決手段】更新用天吊り部材1は、下側アングル部材10と、下側アングル部材10の上面11に配置される上側アングル部材20と、上側アングル部材20の上面21から先端部31Aが突出するように、下側アングル部材10の上面11から上側アングル部材20側へ延びる連結ボルト30と、先端部31Aに取り付けられ、連結ボルト30と共に上側及び下側アングル部材20,10を重なり方向に締め付けるナット40と、を備える。下側アングル部材10には、先端部31Aが上側アングル部材20の上面21から突出した状態が維持されるように連結ボルト30の落下を防止する第2上面11B(落下防止部)が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、更新用天吊り部材に関する。
従来、天井に吊り下げられた既設の空調装置の室内機を撤去し、新たな室内機に交換する更新工事に使用される天吊り部材が知られている。この天吊り部材は、4本のアングル部材が四角形状の枠体に組み付けられた構造を有し、平行な2本のアングル部材に天井の吊ボルトがそれぞれ固定され、残りの2本のアングル部材に室内機が固定されるものである。このような天吊り部材の例が下記特許文献1及び2に開示されている。
下記特許文献1には、4本の長方形状のアングル部材が固定金具によって井の字状の枠体に組み付けられ、各アングル部材においてアングル部材間のピッチ調整のための孔が形成された天吊り部材が開示されている。また下記特許文献2には、同様に4本のアングル部材が枠体に組み付けられた天吊り部材が開示されており、室内機が固定される2本のアングル部材が吊ボルトに固定される2本のアングル部材の上に配置されている。
特開平5−180462号公報 特開2004−301187号公報
上記特許文献1に開示された天吊り部材では、まず、天井裏において2本のアングル部材が天井の吊ボルトに固定され、その後、残りの2本のアングル部材がネジなどの連結部材によって先に吊ボルトに固定された2本のアングル部材に対して固定される。そのため、作業者は、アングル部材が天吊りされた状態において、連結部材を調整してアングル部材の固定作業を行う必要がある。このような天井裏での高所作業は、作業性が悪いため、誤って連結部材がアングル部材から外れて落下し、紛失してしまうことの懸念が大きい。また上記特許文献2に開示された天吊り部材では、室内機が固定されるアングル部材が吊ボルトに固定されるアングル部材の上に配置されているため、下側のアングル部材に掛かる荷重が大きくなり、部材の破損が起こり易いという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、アングル部材同士を連結する部材の紛失を防止することができると共に、アングル部材の破損を防止することができる更新用天吊り部材を提供することである。
本発明の一局面に係る更新用天吊り部材(1)は、天井の吊ボルト(3)に固定される第1アングル部材(10)と、前記第1アングル部材(10)の上面(11)に配置され、室内機(4)が固定される第2アングル部材(20)と、前記第2アングル部材(20)の上面(21)から先端部(31A)が突出するように、前記第1アングル部材(10)の上面(11)から前記第2アングル部材(20)側へ延びる連結部材(30)と、前記先端部(31A)に取り付けられ、前記連結部材(30)と共に前記第1及び第2アングル部材(10,20)を重なり方向に締め付ける締付部材(40)と、を備える。前記第1アングル部材(10)には、前記先端部(31A)が前記第2アングル部材(20)の上面(21)から突出した状態が維持されるように前記連結部材(30)の落下を防止する落下防止部(11B)が設けられている。
上記更新用天吊り部材(1)では、第2アングル部材(20)の上面(21)から先端部(31A)が突出するように連結部材(30)が配置され、当該先端部(31A)に締付部材(40)を取り付けることにより、第1及び第2アングル部材(10,20)が互いに連結されている。そして、第1アングル部材(10)には、連結部材(30)の先端部(31A)が第2アングル部材(20)の上面(21)から突出した状態を維持するための落下防止部(11B)が設けられている。そのため、作業中に誤って締結部材(40)が連結部材(30)から外れてしまった場合でも、落下防止部(11B)によって連結部材(30)の先端部(31A)は第2アングル部材(20)の上面(21)から突き出た状態となり、また締付部材(40)は当該上面(21)に載った状態となる。よって、作業中に連結部材(30)及び締付部材(40)を紛失するのを防止することができる。
また上記更新用天吊り部材(1)では、室内機(4)が固定される第2アングル部材(20)が第1アングル部材(10)の上面(11)に配置されているため、当該第1アングル部材(10)に掛かる荷重が大きくなる。これに対して、上記更新用天吊り部材(1)では、連結部材(30)が第1アングル部材(10)の下面(12)から上面(11)まで貫通せずに、第1アングル部材(10)の上面(11)から第2アングル部材(20)側へ延びているため、第1アングル部材(10)の剛性をより高めることができる。そのため、第1アングル部材(10)の破損を防止することができる。
ここで、「更新用天吊り部材」とは、天井に吊り下げられた既設の空調装置の室内機を撤去して新しい室内機に交換する更新工事に使用されるものであり、また室内機が設置されていない天井に新しく室内機を設置する工事にも使用することができる。
上記更新用天吊り部材(1)において、前記第1アングル部材(10)の上面(11)には、下面(12)側に凹むレール溝(15)が設けられていてもよい。前記落下防止部(11B)は、前記レール溝(15)の両端(15A,15B)を接続する面により構成されていてもよい。ここで、「レール溝(15)の両端を接続する面」は、孔や切れ目が形成されていない連続した面である。
これにより、孔や切れ目が形成された面によって落下防止部(11B)が構成される場合に比べて、第1アングル部材(10)の剛性をより高めることができ、第1アングル部材(10)の破損をより確実に防止することができる。
上記更新用天吊り部材(1)において、前記第1アングル部材(10)は、一方向に延びる形状を有していてもよい。前記レール溝(15)は、前記第2アングル部材(20)をスライドさせるように長手方向に沿って設けられていてもよい。
これにより、第2アングル部材(20)をレール溝(15)に沿ってスライドさせることで、長手方向における第2アングル部材(20)の位置を容易に調整することができる。
上記更新用天吊り部材(1)において、前記第2アングル部材(20)は、一方向に延びる形状を有していてもよい。前記第2アングル部材(20)には、前記連結部材(30)が挿入される孔(21A,22A)が長手方向に沿って設けられていてもよい。
これにより、第2アングル部材(20)の孔(21A,22A)に連結部材(30)が挿入された状態で、第1アングル部材(10)を孔(21A,22A)に沿ってスライドさせることができ、第1アングル部材(10)の位置を容易に調整することができる。
上記更新用天吊り部材(1)において、前記第2アングル部材(20)には、前記孔(21A,22A)が形成された上面(21)及び下面(22)と、前記上面(21)と前記下面(22)とを繋ぐ側面(23)と、により囲まれた中空部が設けられていてもよい。前記中空部において前記孔(21A,22A)よりも外側には、前記上面(21)と前記下面(22)とを接続するように壁部(24)が設けられていてもよい。
これにより、第2アングル部材(20)の上下方向の強度をより高めることができる。また壁部(24)を孔(21A,22A)よりも外側に設けることで、孔(21A,22A)に挿入された連結部材(30)と壁部(24)との干渉を防ぐことができる。
上記更新用天吊り部材(1)において、前記連結部材(30)は、前記第2アングル部材(20)の下面(22)に形成された前記孔(22A)に挿入され、前記孔(22A)の端面に対して平行な一対の面を含む多角形状の根元部(32)を有していてもよい。
これにより、第1及び第2アングル部材(10,20)の回動を防止するように連結し、第1及び第2アングル部材(10,20)の連結角を容易に固定することができる。
上記更新用天吊り部材(1)において、前記第1アングル部材(10)と前記第2アングル部材(20)とは、前記根元部(32)を前記第2アングル部材(20)の下面(22)に形成された前記孔(22A)に挿入することにより互いに垂直に固定されてもよい。
これにより、室内機(4)の外形に合うように第1及び第2アングル部材(10,20)を長方形状や正方形状の枠体に容易に組み付けることができる。
上記更新用天吊り部材(1)において、前記第2アングル部材(20)は、前記孔(21A,22A)が形成された一対の連結部材挿入部(20A)と、前記一対の連結部材挿入部(20A)を隔てるように位置し、閉じた外周壁により構成された箱体部(20B)と、を含んでいてもよい。
これにより、第2アングル部材(20)全体において上下面(21,22)に孔(21A,22A)が形成される場合に比べて、第2アングル部材(20)の強度をより高めることができる。
本発明によれば、アングル部材を連結する部材の紛失を防止することができると共に、アングル部材の破損を防止することができる更新用天吊り部材を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る更新用天吊り部材の構造を示す図である。 図1中の領域IIにおける拡大図である。 上記更新用天吊り部材を構成する下側アングル部材を長手方向から見た図である。 図1中の領域IVにおける拡大図である。 上記更新用天吊り部材を構成する上側アングル部材を長手方向から見た図である。 上記更新用天吊り部材を構成する連結ボルトの構造を示す図である。 上記更新用天吊り部材における連結ボルトの落下防止機構を説明するための図である。 上記更新用天吊り部材が折畳まれた状態を示す図である。 上記更新用天吊り部材の半開き状態を示す図である。 上記更新用天吊り部材が開かれた状態を示す図である。 上記更新用天吊り部材が天井の吊ボルトに固定された状態を示す図である。 上記更新用天吊り部材に室内機が固定された状態を示す図である。 本発明の実施形態2に係る更新用天吊り部材の構造を示す図である。 図13中の領域XIV,XVにおける上記更新用天吊り部材の固定前の状態を示す図である。 図13中の領域XIV,XVにおける上記更新用天吊り部材の固定後の状態を示す図である。 下側アングル部材を長手方向から見た図である。 上側アングル部材を長手方向から見た図である。 上記更新用天吊り部材における連結ボルトの落下防止機構を示す図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態につき詳細に説明する。
<実施形態1>
(更新用天吊り部材の構造)
まず、本発明の実施形態1に係る更新用天吊り部材1の構造について説明する。
図1に示すように、更新用天吊り部材1は、天井に吊り下げられた既設の空調装置の室内機を撤去して新しい室内機に交換する更新工事に使用されるものであって、4本の棒状のアングル部材10,20が四角形(長方形)の枠体状に連結されたものである。更新用天吊り部材1は、天井の吊ボルトに固定される2本の平行な下側アングル部材10(第1アングル部材)と、室内機が固定される2本の平行な上側アングル部材20(第2アングル部材)と、上側アングル部材20と下側アングル部材10とを連結する4本の連結ボルト30(連結部材)及びナット40(締付部材)と、4つの吊り具50と、を有する。
上側及び下側アングル部材20,10は、上側アングル部材20に向かって延びる連結ボルト30とその先端部に取り付けられるナット40とによって、上下に重なった状態で拘束されている。また吊り具50は、下側アングル部材10の両端部にそれぞれ取り付けられ、下側アングル部材10の外周を取り囲む四角形状を有するアングル固定部51と、アングル固定部51に付設され、天井の吊ボルトが固定されるボルト固定部52と、を有する。
[下側アングル部材]
図2は、図1中の領域IIにおける拡大図である。図3は、下側アングル部材10を長手方向から見たときの様子を示している。下側アングル部材10は、アルミニウムの押し出し成形によって形成され、一方向に延びる筒形状を有する。下側アングル部材10は、長手方向から見て横長の矩形状からなるアングル本体部17と、アングル本体部17の四隅から水平方向に延設されたアングル補強部16と、を有する。
アングル本体部17は、上面11を有する。上面11は、水平に延びる一対の第1上面11Aと、当該第1上面11Aに接続されかつ下面12側に凹むコの字状の第2上面11Bと、を有する。第2上面11Bは、第1上面11Aの端部に接続されかつ下面12側に延びる一対の垂直面11Cと、当該一対の垂直面11Cの端部同士を接続する水平面11Dと、を有する。第1上面11Aにおいて垂直面11Cとの接続部よりも内側には、延設面11AAが設けられている。延設面11AAの間には隙間が形成されており、当該隙間には連結ボルト30が挿入される。
図3に示すように、延設面11AAは、第1上面11Aよりも上方に突出することにより、アングル固定部51の内面に当接している。また第1上面11Aにおいて延設面11AAと反対側の端部には上側リブ11ABが設けられており、上側リブ11ABは第1上面11Aよりも上方に突出することにより当該内面に当接している。これにより、図3に示すように、第1上面11Aとアングル固定部51の内面との間に隙間が形成され、吊り具50を下側アングル部材10の長手方向に沿ってスライドさせる時の摩擦を低減させることができる。
上面11には、下面12側に凹むレール溝15が設けられている。レール溝15は、両端15A,15Bが第2上面11B(垂直面11C及び水平面11D)により接続されており、当該第2上面11Bにより中空部14に対して仕切られている。図3に示すように、レール溝15の開口は、延設面11AAによって部分的に塞がれている。また図1に示すように、レール溝15は、下側アングル部材10の一端から他端に至るように長手方向に沿って全体に設けられている。このレール溝15によって、上面11上に配置される連結ボルト30(上側アングル部材20)を長手方向に沿ってスライドさせることができる。
図3に示すように、水平面11Dは、連結ボルト30の頭部33に対して上下方向に対向するように、当該連結ボルト30の頭部33よりも下側に設けられている。このため、連結ボルト30が落下すると頭部33が水平面11Dに当接し、連結ボルト30の落下を防止できる。つまり、本実施形態では、水平面11Dを含む第2上面11Bは、連結ボルト30の落下を防止する落下防止部として機能する。また第2上面11B(垂直面11C及び水平面11D)は、下側アングル部材10の剛性を高くする観点から、孔や切れ目が形成されていない連続した面となっている。
アングル本体部17は、下面12を有する。下面12は、水平に延びる一対の第1下面12Aと、当該第1下面12Aに接続されかつ上面11側に凹むコの字状の第2下面12Bと、を有する。第2下面12Bは、第1下面12Aに接続されかつ上面11側に延びる一対の垂直面12Cと、当該一対の垂直面12Cの端部同士を接続する水平面12Dと、を有する。第1下面12Aにおいて垂直面12Cとの接続部よりも内側には、延設面12AAが設けられている。延設面12AAの間には隙間が形成されており、当該隙間には下側アングル部材10と吊り具50とを互いに固定するための固定ボルト60のネジ部が挿入される。
図3に示すように、延設面12AAは、第1下面12Aよりも下方に突出することにより、アングル固定部51の内面に当接している。また第1下面12Aにおいて延設面12AAと反対側の端部には下側リブ12ABが設けられており、下側リブ12ABは第1下面12Aよりも下方に突出することにより当該内面に当接している。これにより、図3に示すように、第1下面12Aとアングル固定部51の内面との間に隙間が形成され、吊り具50を下側アングル部材10の長手方向に沿ってスライドさせる時の摩擦を低減させることができる。
アングル本体部17は、上下面11,12の両端を接続する一対の側面13を有し、上面11、下面12及び側面13により取り囲まれる中空部14が形成された略四角柱状の部材である。アングル本体部17の外周面(第1及び第2上面11A,11B、第1及び第2下面12A,12B、側面13)は、その全体が孔や切れ目などが形成されていない連続した面となっている。
アングル補強部16は、下側アングル部材10の強度を向上させるため、アングル本体部17の外面から外側に向かって延設された部位であり、アングル本体部17と一体形成されている。アングル補強部16は、下側アングル部材10において長手方向の一端部から他端部に亘って形成されている。図3に示すように、アングル補強部16は、アングル本体部17の四隅に設けられた第1〜第4アングル補強部61〜64を有する。
第1アングル補強部61は、上面11と一方の側面13との接続部から水平に延設されている。また図2に示すように、第1アングル補強部61の長手方向の端部は切断されて下向きに折り曲げられており、この折り曲げられた部位が下側アングル部材10から吊り具50が抜けるのを防止するための第1ストッパー部61Aとなっている。より具体的には、アングル固定部51の内面に設けられた被係止部91Aが第1ストッパー部61Aと当接することにより、吊り具50の抜けを防止できる。
また第2〜第4アングル補強部62〜64も、以下に説明するように第1アングル補強部61と同様の構造を有する。第2アングル補強部62は、上面11と他方の側面13との接続部から水平に延設されており、長手方向の両端部が切断されて下向きに折り曲げられることにより第1ストッパー部62Aを構成している。また第3アングル補強部63は、第1アングル補強部61に対して平行になるように、下面12と一方の側面13との接続部から水平に延設されている。そして、第3アングル補強部63の長手方向の両端部が切断されて上向きに折り曲げられることにより第1ストッパー部63Aが構成されている。また第4アングル補強部64は、第2アングル補強部62に対して平行になるように、下面12と他方の側面13との接続部から水平に延設されている。そして、第4アングル補強部64の長手方向の両端部が切断されて上向きに折り曲げられることにより第1ストッパー部64Aが構成されている。また第1ストッパー部62A〜64Aも、アングル固定部51の内面に設けられた被係止部92A〜94Aに当接させることにより、吊り具50の抜け防止機構として機能する。
[上側アングル部材]
図4は、図1中の領域IVにおける拡大図である。図5は、上側アングル部材20を長手方向から見たときの様子を示している。上側アングル部材20は、下側アングル部材10と同様にアルミニウムの押し出し成形により形成され、一方向に延びる筒形状からなる。上側アングル部材20は、下側アングル部材10よりも短くなっている。上側アングル部材20は、長手方向から見て横長の矩形状からなるアングル本体部27と、アングル本体部27の四隅から水平方向に延設されたアングル補強部25と、を有する。
アングル本体部27は、上面21と、下面22と、これらを接続する一対の側面23と、を有する。アングル本体部27は、上面21、下面22及び側面23により取り囲まれた中空部を有する略四角柱状の部材であり、下面22において下側アングル部材10の上面11に配置される。
図1に示すように、上側アングル部材20は、上面21及び下面に連結ボルト30が挿入される孔21Aが形成された一対の連結部材挿入部20Aと、当該一対の連結部材挿入部20Aを隔てるように位置する箱体部20Bと、を有し、これらが連続に繋がるように構成されている。連結部材挿入部20Aは、長手方向の両端側にそれぞれ位置し、箱体部20Bは長手方向の略中央に位置している。箱体部20Bは、連結部材挿入部20Aと異なり、上面21及び下面に孔21Aが形成されておらず、周方向に連続する閉じた外周壁によって構成されているため、連結部材挿入部20Aよりも剛性がより高くなっている。図1に示すように、孔21Aは、上側アングル部材20の長手方向に沿った長方形状を有し、幅方向の略中央に形成されている。なお、図1では下面に形成された孔22Aが示されていないが、当該孔22Aは上面21に形成された孔21Aと略同じ大きさでかつ当該孔21Aの真下の位置に形成されている。
アングル本体部27は、中空部において上面21及び下面22に対して垂直な方向に延び、上面21と下面22とを接続する一対の壁部24を有する。壁部24は、平板によって構成されており、図5に示すように孔21A,22Aよりも外側に設けられている。この壁部24によって、上側アングル部材20の上下方向の強度が高められると共に、連結ボルト30が挿入される挿入空間28とその両側に位置する中空空間29とが仕切られている。また壁部24は、上側アングル部材20の一端から他端まで長手方向の全体に亘って設けられている。
アングル補強部25は、下側アングル部材10の場合と同様に、上側アングル部材20の強度を向上させるための部位であって、アングル本体部27の四隅から水平方向に延設されている。アングル補強部25は、アングル本体部27と一体形成され、且つ長手方向の一端部から他端部に亘って形成されている。アングル補強部25は、アングル本体部27の四隅に設けられた第1〜第4アングル補強部71〜74を有する。
第1アングル補強部71は、上面21と一方の側面23との接続部から水平に延設されている。第2アングル補強部72は、上面21と他方の側面23との接続部から水平に(第1アングル補強部71と逆方向に)延設されている。第3アングル補強部73は、第1アングル補強部71に対して平行になるように下面22と一方の側面23との接続部から水平に延設され、下側アングル部材10の上面11に配置されている。第4アングル補強部74は、第2アングル補強部72に対して平行になるように下面22と他方の側面23との接続部から水平に(第3アングル補強部73と逆方向に)延設され、下側アングル部材10の上面11に配置されている。
[連結ボルト]
連結ボルト30は、ナット40と共に上側及び下側アングル部材20,10を上下方向に締め付けて連結する。連結ボルト30は、先端部31Aを含む円柱状の本体部31と、本体部31に接続された四角形状の根元部32と、根元部32に接続されかつ先端部31Aと反対側に設けられた頭部33と、を有する。
本体部31は、上側アングル部材20の上下面21,22に形成された孔21A,22Aよりも小さい径を有し、図5に示すように当該上側アングル部材20を上下方向に貫通する。本体部31の外周面には、ナット40と嵌合する雄ネジ部が形成されている。根元部32は、孔22Aの端面に対して平行な一対の面を含む多角形状からなる。より具体的には、図6に示すように連結ボルト30を軸方向から見たときの根元部32の外形が四角形であり、上側アングル部材20の下面22に形成された孔22Aよりも小さい径を有する。頭部33は、本体部31及び根元部32よりも大きい径を有する。なお、根元部32は四角形状に限定されず、孔22Aの端面に対して平行な面を含む六角形状や八角形状などのその他の多角形状であってもよい。
連結ボルト30は、上側アングル部材20の上面21から先端部31Aが突出するように、下側アングル部材10の上面11から上側アングル部材20側へ延びるよう配置されている。より具体的には、頭部33が下側アングル部材10の延設面11AAに当接し(図3)、根元部32が上側アングル部材20の下面22に形成された孔22Aに挿入され(図5)、本体部31が上側アングル部材20の上下面21,22を貫通してその先端部31Aが上面21から上方へ突出している(図3,5)。そして、上面21から突出した先端部31Aにナット40が取り付けられている。本実施形態では、室内機が固定される重量が大きい上側アングル部材20が下側アングル部材10上に配置される構成となっているため、当該下側アングル部材10に掛かる荷重が大きい。このため、本実施形態では下側アングル部材10の上下面11,12を貫通しないように連結ボルト30を配置することで、下側アングル部材10の剛性をより高くすることができる。
図3に示すように、連結ボルト30の長さL1(頭部33から先端部31Aまでの距離)は、上側アングル部材20の上面21と下側アングル部材10の水平面11Dとの間の高さ距離H1よりも大きくなっている。このため、本実施形態では、図7に示すように、連結ボルト30の頭部33が水平面11Dに当接した状態でも、先端部31Aが上面21よりも上方へ突き出た状態が維持される。このとき、根元部32は、孔22Aから抜け出てレール溝15内に位置する。すなわち、本実施形態では、水平面11Dを含む第2上面11Bは、先端部31Aが上側アングル部材20の上面21から上方に突出した状態が維持されるように連結ボルト30の落下を防止する落下防止部として機能する。そのため、作業中にナット40が連結ボルト30から外れてしまった場合でも、水平面11Dが受け面となって連結ボルト30を落下しないように支持することができ、作業者は先端部31Aの位置を容易に確認することができる。
また図5に示すように、根元部32を孔22Aに挿入することで、上側アングル部材20と下側アングル部材10との回動を防止することができる。より具体的には、根元部32が孔22Aに嵌まった状態で上側アングル部材20と下側アングル部材10とを互いに回動させようとすると、根元部32において孔22Aの端面に対して平行な面が当該端面に当接することにより回動が防止される。これにより、連結ボルト30を用いて上側アングル部材20と下側アングル部材10との連結角を固定することができる。本実施形態では、根元部32を孔22Aに挿入することにより上側アングル部材20と下側アングル部材10とが互いに垂直に固定され、図1に示す長方形の枠体状の更新用天吊り部材1が構成される。
[ナット]
ナット40は、上側アングル部材20の上面21から突出した連結ボルト30の先端部31Aに取り付けられ、当該上面21に接触している。ナット40は、例えば皿バネナットであり、内周面において連結ボルト30と嵌合する雌ネジ部が形成されている。ナット40は、連結ボルト30と共に上側及び下側アングル部材20,10を重なり方向に締め付ける。
本実施形態では、ナット40は、下側アングル部材10側ではなく上側アングル部材20の上面21上に配置されている。このため、作業中にナット40が連結ボルト30から外れてしまった場合でも、ナット40は上面21上に載った状態になるため、紛失を防止できる。
[吊り具]
吊り具50は、下側アングル部材10を天井の吊ボルトに固定するための部材である。図2に示すように、吊り具50は、下側アングル部材10の外周を取り囲むアングル固定部51と、吊ボルトが挿入される挿入孔52Aが形成されたボルト固定部52と、を有する。図1に示すように、吊り具50は、下側アングル部材10において上側アングル部材20との連結部1Aよりも外側に1つずつ取り付けられており、長手方向にスライド可能となっている。また図3に示すように、吊り具50において下側アングル部材10の下面12を覆う部位には貫通孔51Aが形成されており、当該貫通孔51Aに固定ボルト60のネジ部が挿入されている。吊り具50は、固定ボルト60の先端に固定ナット65を締め付けることにより、下側アングル部材10に対して位置固定される。
(更新用天吊り部材の据付方法)
次に、上記更新用天吊り部材1の天井への据付方法について、図8〜図12を主に参照して説明する。
はじめに、折畳まれた状態の更新用天吊り部材1を準備するステップが実施される。このステップでは、図8に示すように、折畳まれた状態の更新用天吊り部材1が梱包された箱2が準備され、当該箱2から更新用天吊り部材1が取り出される。そして、更新用天吊り部材1が折畳まれた状態のままで天井の開口を通して天井裏の据付場所に運ばれる。
図8に示すように、折畳み状態では、上側アングル部材20と下側アングル部材10とは互いに略平行であり、連結ボルト30及びナット40により仮止めされている。この仮止め状態では、図7に示すように連結ボルト30が下方に落ち込んだ状態である。そのため、上側アングル部材20と下側アングル部材10とを連結部1Aを中心として互いに回動させることにより、連結角度を調整することができる。
次に、更新用天吊り部材1を開くステップが実施される。このステップでは、上側アングル部材20と下側アングル部材10とを連結部1Aを中心として互いに回動させる。これにより、図9に示すように半開き状態となった後、図10に示すように連結角度が0°から略90°にまで変更され、上側アングル部材20と下側アングル部材10とが互いに垂直な状態となる。そして、ナット40を掴んで連結ボルト30を上方に引き上げることにより、図5に示すように連結ボルト30の根元部32が上側アングル部材20の下面22に形成された孔22Aに挿入された状態となる。この状態でナット40が一定量締め付けられる。これにより、上側アングル部材20と下側アングル部材10との連結角度が固定される。なお、この状態ではナット40は完全に締め付けられておらず、上側アングル部材20はレール溝15に沿ってスライド可能となっている。
次に、更新用天吊り部材1を天井の吊ボルト3に固定するステップが実施される。このステップでは、まず吊り具50を下側アングル部材10に沿ってスライドさせ、吊ボルト3のピッチと合うように位置調整する。そして、図3に示すように、固定ナット65を固定ボルト60に対して締め付けることにより、下側アングル部材10に対して吊り具50の位置が固定される。次に、吊ボルト3が挿入孔52A(図2)に挿入され、当該吊ボルト3に取り付けられたナット及びワッシャーによりボルト固定部52が上下方向に締め付けられる。これにより、図11に示すように、更新用天吊り部材1が吊ボルト3に固定される。
その後、上側アングル部材20をレール溝15に沿ってスライドさせ、室内機のピッチと合うように上側アングル部材20の位置を調整する。そして、ナット40を連結ボルト30に対してさらに締め付けることにより、上側アングル部材20が下側アングル部材10に対して完全に固定される。このように、天吊りされた状態でナット40の締付作業を行う場合、作業性の悪さに起因してナット40が誤って連結ボルト30から外れてしまう場合がある。このような場合でも、上述のように連結ボルト30の先端部31Aは上側アングル部材20の上面21から突き出た状態となり、またナット40は当該上面21に載った状態となるため、作業者が部材を紛失するおそれがない。
次に、室内機を固定するステップが実施される。このステップでは、図12に示すように、室内機4の四隅に取り付けられたボルト5が上側アングル部材20の上下面に形成された孔に挿入される。そして、ボルト5に取り付けられた2つのナットにより上側アングル部材20が上下方向に締め付けられる。これにより、図12に示すように、室内機4が上側アングル部材20に固定される。以上のようなステップにより、上記更新用天吊り部材が天井に据え付けられ、室内機4が設置される。
(作用効果)
次に、上記更新用天吊り部材1の特徴的な構成及びその作用効果について説明する。
上記更新用天吊り部材1は、下側アングル部材10と、下側アングル部材10の上面11に配置される上側アングル部材20と、上側アングル部材20の上面21から先端部31Aが突出するように、下側アングル部材10の上面11から上側アングル部材20側へ延びる連結ボルト30と、先端部31Aに取り付けられるナット40と、を備える。下側アングル部材10には、先端部31Aが上側アングル部材20の上面21から突出した状態が維持されるように連結ボルト30の落下を防止する落下防止部としての第2上面11Bが設けられている。
上記更新用天吊り部材1によれば、作業中に誤ってナット40が連結ボルト30から外れてしまった場合でも、落下防止部として機能する第2上面11Bによって連結ボルト30の先端部31Aは上側アングル部材20の上面21から突き出た状態となり、またナット40は当該上面21に載った状態となる。従って、作業中に連結ボルト30及びナット40を紛失するのを防止することができる。また、連結ボルト30が下側アングル部材10の下面12から上面11まで貫通せずに、当該上面11から上側アングル部材20側へ延びているため、下側アングル部材10の剛性を高めることができ、部材の破損を防止することができる。
下側アングル部材10の上面11には、下面12側に凹むレール溝15が設けられており、当該レール溝15の両端15A,15Bは第2上面11Bにより接続されている。そして、第2上面11Bは、孔や切れ目が形成されていない連続した面となっている。これにより、下側アングル部材10の剛性をより高めることができ、部材の破損をより確実に防止することができる。
下側アングル部材10は一方向に延びる形状を有し、レール溝15はその長手方向に沿って設けられている。これにより、上側アングル部材20をレール溝15に沿ってスライドさせることで、容易に位置調整することができる。
上側アングル部材20は一方向に延びる形状を有し、当該上側アングル部材20には連結ボルト30が挿入される孔21A,22Aがその長手方向に沿って設けられている。これにより、孔21A,22Aに連結ボルト30が挿入された状態で下側アングル部材10を当該孔21A,22Aに沿ってスライドさせることができ、容易に位置調整することができる。
上側アングル部材20には、孔21A,22Aが形成された上面21及び下面22と、側面23と、により囲まれた中空部が設けられている。そして、当該中空部において孔21A,22Aよりも外側には、上面21と下面22とを接続する壁部24が設けられている。これにより、上側アングル部材20の上下方向の強度をより高めることができ、また孔21A,22Aに挿入された連結ボルト30と壁部24との干渉を防ぐことができる。
連結ボルト30は、上側アングル部材20の孔22Aに挿入され、孔22Aの端面に対して平行な一対の面を含む四角形状からなり、上側アングル部材20と下側アングル部材10との回動を防止する根元部32を有する。これにより、上側及び下側アングル部材20,10の回動を防止するように連結し、連結角度を容易に固定することができる。
上側アングル部材20と下側アングル部材10とは、根元部32を上側アングル部材20の下面22に形成された孔22Aに挿入することにより、互いに垂直に固定される。これにより、室内機4の形状に合うように上側及び下側アングル部材20,10を長方形状の枠体に容易に組み付けることができる。
上側アングル部材20は、上下面21,22に孔21A,22Aが形成された一対の連結部材挿入部20Aと、当該一対の連結部材挿入部20Aを隔てるように位置し、閉じた外周壁により構成された箱体部20Bと、を含む。これにより、上側アングル部材20全体において上下面21,22に孔21A,22Aが形成される場合に比べて、上側アングル部材20の強度をより高めることができる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2に係る更新用天吊り部材1Aについて、図13〜図18を参照して説明する。図13は、更新用天吊り部材1Aの全体構造を示している。図14及び図15は、図13中の領域XIV,XVにおける拡大図である。図16は、下側アングル部材10を長手方向から見た様子を示している。図17は、上側アングル部材20を長手方向から見た様子を示している。図18は、連結ボルト30が下方に落ち込んだ状態を示している。なお、実施形態2では上記実施形態1と異なる部分についてのみ説明する。
図14及び図15に示すように、ボルト固定部52は、アングル固定部51の上部から水平に延設された第1延設部52Cと、アングル固定部51の下部から水平に延設された第2延設部52Dと、を有する。また第1延設部52Cと第2延設部52Dとは、壁部52Eによって互いに接続されている。
図16に示すように、下側アングル部材10は、長手方向から見て正方形状からなり、その四隅にアングル補強部が設けられていない。また延設面11AAは第1上面11Aに対して水平に延設されており、また第1上面11Aには上側リブが設けられていない。このため、第1上面11A及び延設面11AAがアングル固定部51の内面に当接している。また同様に延設面12AAは第2上面12Aに対して水平に延設され、第2上面12Aには下側リブが設けられていない。また図17に示すように、上側アングル部材20は、長手方向から見て正方形状からなり、その四隅にアングル補強部が設けられていない。
上記構成を有する更新用天吊り部材1Aにおいても、図18に示すように連結ボルト30の頭部33が落下防止部である第2上面11Bにより支持されることで先端部31Aが上面21から突出した状態が維持され、またナット40が上側アングル部材20の上面21に載ることにより、作業中において連結ボルト30及びナット40の紛失を防止することができる。
(その他実施形態)
最後に、本発明に係る更新用天吊り部材のその他実施形態について説明する。
上記更新用天吊り部材1は、既設の室内機を取り外して新しい室内機に交換する際に用いられる場合に限定されず、室内機が設置されていない天井に新しく室内機を設置する場合にも用いることができる。また、4本のアングル部材10,20を組み付けたものに限定されず、3本のアングル部材からなるものでもよいし、5本以上のアングル部材からなるものでもよい。
下側アングル部材10において、第2上面11Bは、孔や切れ目が形成されていない連続面であることが好ましいがこれに限定されず、孔や切れ目が形成された面であってもよい。またレール溝15は長手方向の全体に形成される場合に限定されず、一部分にのみ形成されてもよい。
上側アングル部材20において、壁部24が省略されてもよい。また箱体部20Bが省略され、長手方向の中央においても上下面21,22に孔21A,22Aが形成されてもよい。連結ボルト30において、根元部32が省略されてもよい。
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと解されるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 更新用天吊り部材
10 下側アングル部材(第1アングル部材)
11 上面
12 下面
15 レール溝
15A,15B 両端
20 上側アングル部材(第2アングル部材)
20A 連結部材挿入部
20B 箱体部
21 上面
21A 孔
22 下面
22A 孔
24 壁部
30 連結ボルト(連結部材)
31A 先端部
32 根元部
33 頭部
40 ナット(締付部材)

Claims (8)

  1. 天井の吊ボルト(3)に固定される第1アングル部材(10)と、
    前記第1アングル部材(10)の上面(11)に配置され、室内機(4)が固定される第2アングル部材(20)と、
    前記第2アングル部材(20)の上面(21)から先端部(31A)が突出するように、前記第1アングル部材(10)の上面(11)から前記第2アングル部材(20)側へ延びる連結部材(30)と、
    前記先端部(31A)に取り付けられ、前記連結部材(30)と共に前記第1及び第2アングル部材(10,20)を重なり方向に締め付ける締付部材(40)と、を備え、
    前記第1アングル部材(10)には、前記先端部(31A)が前記第2アングル部材(20)の上面(21)から突出した状態が維持されるように前記連結部材(30)の落下を防止する落下防止部(11B)が設けられている、更新用天吊り部材(1)。
  2. 前記第1アングル部材(10)の上面(11)には、下面(12)側に凹むレール溝(15)が設けられており、
    前記落下防止部(11B)は、前記レール溝(15)の両端(15A,15B)を接続する面により構成されている、請求項1に記載の更新用天吊り部材(1)。
  3. 前記第1アングル部材(10)は、一方向に延びる形状を有し、
    前記レール溝(15)は、前記第2アングル部材(20)をスライドさせるように長手方向に沿って設けられている、請求項2に記載の更新用天吊り部材(1)。
  4. 前記第2アングル部材(20)は、一方向に延びる形状を有し、
    前記第2アングル部材(20)には、前記連結部材(30)が挿入される孔(21A,22A)が長手方向に沿って設けられている、請求項1〜3の何れか1項に記載の更新用天吊り部材(1)。
  5. 前記第2アングル部材(20)には、前記孔(21A,22A)が形成された上面(21)及び下面(22)と、前記上面(21)と前記下面(22)とを繋ぐ側面(23)と、により囲まれた中空部が設けられ、
    前記中空部において前記孔(21A,22A)よりも外側には、前記上面(21)と前記下面(22)とを接続するように壁部(24)が設けられている、請求項4に記載の更新用天吊り部材(1)。
  6. 前記連結部材(30)は、前記第2アングル部材(20)の下面(22)に形成された前記孔(22A)に挿入され、前記孔(22A)の端面に対して平行な一対の面を含む多角形状の根元部(32)を有する、請求項4又は5に記載の更新用天吊り部材(1)。
  7. 前記第1アングル部材(10)と前記第2アングル部材(20)とは、前記根元部(32)を前記第2アングル部材(20)の下面(22)に形成された前記孔(22A)に挿入することにより互いに垂直に固定される、請求項6に記載の更新用天吊り部材(1)。
  8. 前記第2アングル部材(20)は、
    前記孔(21A,22A)が形成された一対の連結部材挿入部(20A)と、
    前記一対の連結部材挿入部(20A)を隔てるように位置し、閉じた外周壁により構成された箱体部(20B)と、を含む、請求項4〜7の何れか1項に記載の更新用天吊り部材(1)。
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