JP2017145684A - 横型ブラインド - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ラダーコード2a,2c,2eの各段の横糸を複数本ずつの横糸16a,16bで形成し、スラット3の両端部を支持するラダーコード2a,2eに、昇降コード11を上下方向に相対移動可能に保持するとともにスラットを支持する第一の保持手段A1を設け、スラット3には昇降コード11若しくはラダーコード2a,2c,2eに係合する切欠き18を設け、スラット3の中間部を支持するラダーコード2cには、昇降コードを上下方向に相対移動可能に保持するとともに昇降コード11をラダーコードの横糸16a,16bの複数段おきに保持する第二の保持手段A1を設けた。
【選択図】図4
Description
しかし、各スラットに昇降コードが挿通されていないと、ラダーコードに対しスラットが長手方向にずれる横ずれが発生したり、スラットの引き上げ操作時にボトムレール上に積層されるスラットが横型ブラインドの前後方向に蛇行しやすくなる。そこで、昇降コードをラダーコードの縦糸に沿って保持することが必要となっている。
請求項3では、前記第二の保持手段は、前記昇降コードを前記ラダーコードの縦糸に設けた案内環に、前記横糸の複数段おきに挿通した。
請求項5では、前記第一の保持手段は、前記横糸に交差部を形成し、前記交差部と前記ラダーコードの一方の縦糸との間に前記スラットを挿通し、前記交差部と他方の縦糸との間で前記横糸間に前記昇降コードを挿通した。
請求項7では、前記第一の保持手段は、前記ラダーコードの平行な横糸を上下にひっくり返して一対の交差部を形成し、一方の交差部と前記ラダーコードの縦糸との間に前記昇降コードを挿通した。
請求項9では、前記第一の保持手段は、前記縦糸に形成した案内環に前記昇降コードを挿通し、前記横糸に交差部を形成し、前記交差部と前記ラダーコードの一方の縦糸との間に前記スラットを挿通した。
請求項11では、全段の前記スラットの両端部に、さらに前記切欠きを設ける。
請求項12では、ヘッドボックスから吊下支持される複数本のラダーコードに多数段のスラットを支持し、前記ヘッドボックスから前記ラダーコードの近傍にそれぞれ垂下される複数本の昇降コードを前記スラットの前方及び後方の少なくともいずれかに垂下し、スラット駆動装置の動作により前記ラダーコードを介してスラットを回動操作可能とするとともに、前記昇降コードを昇降して前記スラットを昇降操作可能とした横型ブラインドにおいて、前記多数段のスラットは、上段のスラット群と、下段のスラット群とから構成され、前記ラダーコードの各段の横糸を複数本ずつの横糸で形成し、前記スラットの両端部を支持するラダーコードに、前記昇降コードを上下方向に相対移動可能に保持するとともに前記スラットを支持する第一の保持手段を設け、前記上段のスラット群の中間部には、前記昇降コード若しくは前記ラダーコードの縦糸に係合する切欠きを設け、前記下段のスラット群には、前記切欠きを設けず、前記スラットの中間部を支持するラダーコードには、前記昇降コードを上下方向に相対移動可能に保持可能な第二の保持手段を前記ラダーコードの全段の横糸に対応して設け、前記第二の保持手段は、複数段おきに前記昇降コードを保持する。
以下、この発明を具体化した第一の実施形態を図面に従って説明する。図1及び図2に示す横型ブラインドは、ヘッドボックス1から複数本(この実施形態では図4に示すように5本のラダーコード)のラダーコード2a〜2eが等間隔を隔てて垂下され、そのラダーコード2a〜2eに多数段のスラット3が支持されている。
前記ラダーコード2a〜2eのうち、ヘッドボックス1の長手方向両側部及び中間部に吊下げされたラダーコード2a,2c,2eの吊下げ位置近傍において、前記ヘッドボックス1から3本の昇降コード11が垂下されている。3本の昇降コード11は、ヘッドボックス1の両側部から垂下される昇降コード11が、スラット3の室外側で前記ラダーコード2a,2eの縦糸に沿って垂下され、ヘッドボックス1の中間部から垂下される昇降コード11が、スラット3の室内側で前記ラダーコード2cの縦糸に沿って垂下される。
図1及び図2に示すように、前記最上段のスラット3aには前記昇降コード11が垂下される位置にスラット押さえ20が取着され、ラダーコード2a,2c,2eの縦糸15a,15b及び昇降コード11に係合して、スラット3aの横ずれを防止するようになっている。なお、図4以降では、説明の都合上スラット押さえ20を図示していない。
コードイコライザー14を掴んで下方へ引くと、ヘッドボックス1内から操作装置7及び操作棒10を経て昇降コード11が引き出される。すると、ボトムレール12が引き上げられ、下段のスラット3から順次ボトムレール12上に積層された状態で引き上げられる。
(1)全段のスラット3,3aの両側を支持するラダーコード2a,2eにおいて、横糸16a,16bの交差部17がスラット3,3aの切欠き18に係合しているので、スラット3,3aの横ずれを阻止することができる。特に、切欠き18がスラット3の上縁となるように回動した場合にも、交差部17は切欠き18に係合し易いので、位置ずれが生じない。
(2)ラダーコード2a,2eで、ボトムレール12の両端部を吊下支持する昇降コード11を6段目より下方のスラット3を支持する横糸16a,16bの昇降コード挿通空間A1に挿通したので、ボトムレール12の重量で緊張される昇降コード11が縦糸15aの近傍に保持される。従って、スラット3の引き上げ操作時にボトムレール12上に積層されるスラット3の前後方向の蛇行を防止することができる。
(3)ボトムレール12の両端部を吊下支持する昇降コード11をラダーコード2a,2eの6段目より下方の横糸16a,16bの昇降コード挿通空間A1に挿通したので、スラット3,3aの回動操作時に、上部6段のスラット3,3aに対する昇降コード11の干渉を抑制することができる。従って、上部6段のスラット3,3aをほぼ垂直方向まで回動させて遮光性を確保することができる。
(4)スラット3,3a及びボトムレール12の長手方向中央部を支持するラダーコード2cの上から7段目より下方では、昇降コード11が3段につき1段の横糸16a,16bの昇降コード挿通空間A1に挿通されている。従って、昇降コード11と横糸16a,16bとの摩擦を軽減することができるので、スラット3,3aの引上げ操作に要する操作力を軽減することができるとともに、スラット3の引き上げ操作時にボトムレール12上に積層されるスラット3の前後方向の蛇行を防止することができる。
(5)昇降コード11とラダーコード2cの横糸16a,16bとの摩擦を軽減することができるので、ボトムレール12及びスラット3の引き上げ操作及び下降操作を円滑に行うことができる。
(6)ラダーコード2cでの昇降コード11の横糸16a,16b間への挿通箇所を少なくすることができるので、ラダーコード2cに昇降コード11を挿通するための工数を削減することができる。従って、ラダーコード2cに対する昇降コード11の組み立て作業を簡略化することができる。
(第二の実施形態)
図7〜図13は、第二の実施形態を示す。この実施形態は、前記第一の実施形態のラダーコード2a,2c,2eと、そのラダーコード2a,2c,2eに挿通する昇降コード11の構成を変更したものである。
図7に示すように、ラダーコード2a,2eでは昇降コード11が全段の横糸16a,16bの近傍で各案内環21に挿通されるとともに、全段の横糸16a,16b間にスラット3が挿通されている。
(第三の実施形態)
図14〜図17は、第三の実施形態を示す。この実施形態は、第二の実施形態に対し、中央部のラダーコード2cに挿通する昇降コード11の構成を変更したものである。ラダーコード2a,2eに挿通する昇降コード11の構成は、第二の実施形態と同様である。
(第四の実施形態)
図18〜図21は、第四の実施形態を示す。この実施形態は、第一の実施形態に対し、ラダーコード2cに挿通する昇降コード11の構成を変更したものであり、それ以外の構成は、第一の実施形態と同様である。
(第五の実施形態)
図22は、第五の実施形態を示す。この実施形態は、ラダーコード2a,2eの横糸16a,16b間への昇降コード11の挿通方向が第一の実施形態と異なるものである。その他の構成は第一の実施形態と同様である。
(第六の実施形態)
図23は、第六の実施形態を示す。この実施形態では、スラット3の両端部を支持するラダーコード2a,2eの各段の横糸31a,31bを平行な横糸として形成し、各横糸31a,31bを上下方向にひっくり返して交差部32a,32bを形成し、その交差部32a,32b間で横糸31a,31b間にスラット3が挿通されている。そして、一方の交差部32aがスラット3の切欠き18に係合して、スラット3の横ずれが防止される。
(第七の実施形態)
図24及び図25は、第七の実施形態を示す。この実施形態は、ラダーコード2a,2eの上から6段目より下方の横糸に支持されるスラットの構成を示す。
このような構成により、図24に示すようにスラット3を水平方向としたとき及び図25に示すようにスラット3を全閉状態としたとき、ラダーコード2a,2eの横糸16a,16bが切欠き18に係合するので、スラット3の横ずれを防止することができる。
(第八の実施形態)
図11〜図13に示すように、各段の横糸16a,16bの近傍の縦糸15aに案内環21を形成したラダーコードをスラット両端部を支持するラダーコード2a,2eとして使用する。そして、ラダーコード2a,2eの上から6段目より下方では、スラット挿通空間A2にスラット3を挿通し、縦糸15aの近傍で交差部17にスラット3の切欠き18を係合させる。そして、案内環21に昇降コード11を挿通する。
(第九の実施形態)
図26〜図34は、第九の実施形態を示す。この実施形態は、各段に平行な横糸を備えたラダーコードを使用しながら、スラットの両端部を支持するラダーコードによりスラットの横ずれを防止するようにしたものである。
ラダーコード2cの4段目以降では、図29及び図33に示すように、まず1段の第三の範囲R3で、昇降コード11が案内環21に挿通されるとともに、スラット3が平行な横糸31a,31b上に載せられている。
Claims (12)
- ヘッドボックスから吊下支持される複数本のラダーコードに多数段のスラットを支持し、前記ヘッドボックスから前記ラダーコードの近傍にそれぞれ垂下される複数本の昇降コードを前記スラットの前方及び後方の少なくともいずれかに垂下し、スラット駆動装置の動作により前記ラダーコードを介してスラットを回動操作可能とするとともに、前記昇降コードを昇降して前記スラットを昇降操作可能とした横型ブラインドにおいて、
前記多数段のスラットは、上段のスラット群と、下段のスラット群とから構成され、
前記ラダーコードの各段の横糸を複数本ずつの横糸で形成し、前記スラットの両端部を支持するラダーコードに、前記昇降コードを上下方向に相対移動可能に保持するとともに前記スラットを支持する第一の保持手段を設け、
前記上段のスラット群の中間部には、前記昇降コード若しくは前記ラダーコードの縦糸に係合する切欠きを設け、前記下段のスラット群には、前記切欠きを設けず、
前記スラットの中間部を支持するラダーコードには、前記昇降コードを上下方向に相対移動可能に保持するとともに前記昇降コードを前記ラダーコードの横糸の複数段おきに保持する第二の保持手段を設けたことを特徴とする横型ブラインド。 - 前記第二の保持手段は、前記昇降コードを前記ラダーコードの複数段おきの横糸間に挿通したことを特徴とする請求項1記載の横型ブラインド。
- 前記第二の保持手段は、前記昇降コードを前記ラダーコードの縦糸に設けた案内環に、前記横糸の複数段おきに挿通したことを特徴とする請求項1記載の横型ブラインド。
- 前記第二の保持手段は、前記昇降コードを前記ラダーコードの横糸の側方を複数段おきに交互に挿通したことを特徴とする請求項1記載の横型ブラインド。
- 前記第一の保持手段は、前記横糸に交差部を形成し、前記交差部と前記ラダーコードの一方の縦糸との間に前記スラットを挿通し、前記交差部と他方の縦糸との間で前記横糸間に前記昇降コードを挿通したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の横型ブラインド。
- 前記横糸には、前記昇降コードの通り抜けを許容する方向に交差する交差部を備えたことを特徴とする請求項5記載の横型ブラインド。
- 前記第一の保持手段は、前記ラダーコードの平行な横糸を上下にひっくり返して一対の交差部を形成し、一方の交差部と前記ラダーコードの縦糸との間に前記昇降コードを挿通したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の横型ブラインド。
- 前記第一の保持手段は、前記横糸に交差部を形成し、該横糸上にスラットを支持し、前記交差部と前記縦糸との間で前記横糸間に前記昇降コードを挿通したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の横型ブラインド。
- 前記第一の保持手段は、前記縦糸に形成した案内環に前記昇降コードを挿通し、前記横糸に交差部を形成し、前記交差部と前記ラダーコードの一方の縦糸との間に前記スラットを挿通したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の横型ブラインド。
- 前記第一の保持手段は、前記ラダーコードの平行な横糸を上下にひっくり返して一対の交差部を形成し、前記一対の交差部間に前記スラットを挿通し、前記横糸間に前記昇降コードを挿通し、前記交差部は昇降コードの通り抜けを許容する方向に交差することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の横型ブラインド。
- 全段の前記スラットの両端部に、さらに前記切欠きを設けることを特徴とする請求項1記載の横型ブラインド。
- ヘッドボックスから吊下支持される複数本のラダーコードに多数段のスラットを支持し、前記ヘッドボックスから前記ラダーコードの近傍にそれぞれ垂下される複数本の昇降コードを前記スラットの前方及び後方の少なくともいずれかに垂下し、スラット駆動装置の動作により前記ラダーコードを介してスラットを回動操作可能とするとともに、前記昇降コードを昇降して前記スラットを昇降操作可能とした横型ブラインドにおいて、
前記多数段のスラットは、上段のスラット群と、下段のスラット群とから構成され、
前記ラダーコードの各段の横糸を複数本ずつの横糸で形成し、前記スラットの両端部を支持するラダーコードに、前記昇降コードを上下方向に相対移動可能に保持するとともに前記スラットを支持する第一の保持手段を設け、
前記上段のスラット群の中間部には、前記昇降コード若しくは前記ラダーコードの縦糸に係合する切欠きを設け、前記下段のスラット群には、前記切欠きを設けず、
前記スラットの中間部を支持するラダーコードには、前記昇降コードを上下方向に相対移動可能に保持可能な第二の保持手段を前記ラダーコードの全段の横糸に対応して設け、
前記第二の保持手段は、複数段おきに前記昇降コードを保持する
ことを特徴とする横型ブラインド。
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