JP2017145594A - 窓枠 - Google Patents

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幸登志 橋本
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Abstract

【課題】収容可能な窓ガラスの面積の低減或いは外観の劣化等の別個の問題を発生することなく、比較的薄い窓ガラスに適用される窓枠を比較的厚い窓ガラスにも適用することを許容する窓枠を提供する。
【解決手段】窓枠は合成樹脂製枠本体と調整部材36を含む。枠本体は底壁と底壁の片側端から延出する片側壁とから規定された窓ガラス縁部受入空間を備え、底壁の他側部には押縁基部装着開口が形成されている。調整部材36は枠本体に装着され、その一部は押縁基部装着開口の幅方向内側部分内に位置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、合成樹脂製枠本体と、厚い窓ガラス縁部の収容を許容するために枠本体に装着される調整部材とを含む窓枠に関する。
当業者には周知の如く、特に寒冷地方においては、断熱効果が優れた合成樹脂製窓枠が広く使用されると共に、2枚又は3枚のガラス板が間隔をおいて平行に配列された複数ガラス板から構成された窓ガラスが広く使用されている。一般に、2枚のガラス板が間隔をおいて平行に配列された窓ガラスはペアガラスと称され、3枚のガラス板が間隔をおいて平行に配列された窓ガラスはトリプルガラスと称されている。ペアガラスよりもトリプルガラスの方が一般に断熱効果が高く、トリプルガラスにおいてはガラス間の間隔が大きい程、従って全体の厚さが大きい程断熱効果が高い。それ故、断熱効果、製造コスト或いは窓ガラスが配設される建造物の状況等に鑑みて、ペアガラス、全体の厚さが比較的小さいトリプルガラス、又は全体の厚さが比較的大きいトリプルガラスを選択的に使用することが望ましい。然るに、選択される窓ガラスに応じて夫々専用の窓枠を製作する場合には、必然的に窓枠の製作コストが過大になる。
下記特許文献1には、窓枠の製造コストを抑制するために、1枚のガラス板から構成された比較的薄い窓ガラスのために設計された窓枠を、比較的厚い窓ガラスにも適用することができるようになすために、窓枠の内側に比較的厚い窓ガラスを収容するのに適した付加窓枠を連結することが開示されている。比較的薄い窓ガラスの場合には窓枠をそのまま使用し、比較的厚い窓ガラスの場合には窓枠の内側に付加窓枠を装着して使用する。
特開2008−285819公報
而して、上記特許文献1に開示されている解決様式には、(1)付加窓枠の装着によって収容可能な窓ガラスの面積(縦及び横寸法)が低減されてしまう、(2)収容される窓ガラスが、窓枠の幅方向外側縁を超えてはみ出し、外観が劣化されてしまう、という問題がある。
本発明は、上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、上述したとおりの他の問題を発生させることなく、比較的薄い窓ガラスに適用される窓枠を比較的厚い窓ガラスにも適用することを許容する、新規且つ改良された窓枠を提供することである。
本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する窓枠として、底壁と該底壁の片側端から延出する片側壁とから規定された窓ガラス縁部受入空間を備え、該底壁の他側部には押縁基部装着開口が形成されている合成樹脂製枠本体と、該枠本体に装着され、その一部は該押縁基部装着開口の幅方向内側部分内に位置する調整部材とを含む窓枠が提供される。
好ましくは、該底壁は真直に延在し、該片側壁は該底壁に対して垂直に延出する。該調整部材は該底壁の表面に沿って、該表面における該押縁基部装着開口よりも幅方向内側から該押縁装着開口の幅方向内側縁を超えて幅方向外方に延びる第一の部分と、該第一の部分の幅方向外側部から該押縁装着開口内に進入する第二の部分と、該第二の部分に続いて該底壁の裏面に沿って幅方向内側に延びる第三の部分とを有するのが好適であり、この場合該調整部材の該第一の部分が該底壁に固定されるのが好都合である。該枠本体は該押縁基部装着開口の内側を該底壁と平行に延在する受壁を有し、該調整部材は該受壁の表面に沿って延びる第一の部分と、該第一の部分の幅方向内側部から該押縁基部装着開口に向かって延びる第二の部分と、該押縁基部装着開口の幅方向内側縁から幅方向外方に延びる第三の部分とを有するのも好適であり、この場合該調整部材は該第一の部分の幅方向外側部から該底壁に向かって延び、上端は該押縁基部装着開口よりも幅方向外側において該底壁の裏面に対向する第四の部分を有し、該第二の部分の幅方向内側面には該押縁基部装着開口よりも幅方向内側において該底板の裏面に対向する突条が形成されているのが好都合である。好ましくは、該調整部材は合成樹脂製である。
本発明の窓枠によれば、枠本体の押縁基部装着開口に調整部材を装着することによって押縁基部装着開口の幅方向内側部が閉塞され、従って比較的薄い押縁の基部を押縁基部装着開口の閉塞されていない幅方向外側部に装着して枠本体の片側壁と押縁との間隔を比較的大きくすることができ、比較的厚い窓ガラスの縁部を窓ガラス縁部受入空間内に収容することが許容される。調整部材を枠本体の押縁基部装着開口に装着することによって収容可能な窓ガラスの面積(縦及び横寸法)が小さくなることはなく、また窓ガラスが枠本体から幅方向外側或いは内側にはみ出すこともない。
本発明に従って構成された窓枠の好適実施形態を示す横断面図。 図1に図示する窓枠における窓枠本体の横断面図。 図1に図示する窓枠における調整部材の横断面図。 図1に図示する窓枠の使用様式を説明するための横断面図。 本発明に従って構成された窓枠の他の好適実施形態を示す横断面図。 図5に図示する窓枠における調整部材を示す横断面図。 図5に図示する窓枠の使用様式を説明するための横断面図。 本発明に従って構成された窓枠(框)の更に他の好適実施形態を示す横断面図。 図8に図示する窓枠(框)における枠本体(框本体)の横断面図。 図8に図示する窓枠(框)の使用様式を説明するための横断面図。
以下、本発明に従って構成された窓枠の好適実施形態を図示している添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
図1及び図2を参照して説明すると、全体を番号2で示す、本発明に従って構成された窓枠は枠本体4を含んでいる。硬質塩化ビニルの如き適宜の合成樹脂から形成することができる枠本体4は、周知の如く、所要横断面形状を有する長尺部材を押出成形し、かかる部材を適宜の長さに切断して上枠部材、下枠部材、片側部材及び他側部材を形成し、上枠部材の両端を片側部材及び他側部材の上端に溶着すると共に下枠部材の両端を片側部材及び他側部材の下端に溶着することによって形成することができる。上枠部材、下枠部材、片側部材及び他側部材の溶着される端部は所定方向に45度の傾斜角度で傾斜しているのが好都合である。
それ自体は周知の形態でよい図示の枠本体4は、窓ガラス内外方向(図1及び図2において左右方向)に実質上真直に延びる底壁6とこの底壁6の片側端(内側端)から底壁6に対して実質上垂直に延出する片側壁8とを備えており、かかる底壁6と片側壁8とによって窓ガラス縁部収容空間10が規定されている。底壁6の他側部(外側部)には所定幅W1で長手方向に延在する押縁基部装着開口12が形成されている。一方、片側壁8の上端には幅方向外側に突出する横断面形状がL字状の突条14及び横断面形状が逆L字状の突条16によって規定されたシール片装着手段が配設されている。
枠本体4は、更に、上記底壁6よりも下方に離隔して窓ガラス内外方向に実質上真直に延びる基壁18を有し、この基壁18の内側端(図1及び図2において右側端)には横断面形状が逆L字形状である付加基壁20が接続されている。付加基壁20には図1及び図2において上記片側壁8と実質上平行にその幅方向内側を真直に延在する内壁22が接続されており、この内壁22の上端は上記突条16に接続されている。上記底壁6には、その幅方向外端(図1及び図2において左端)から底壁6に対して実質上垂直に下方に延びる外壁24、上記押縁基部装着開口12よりも幾分幅方向内側において底壁6に対して実質上垂直に下方に延びる補強壁26が接続されている。外壁24と補強壁26との上端部間には、上記押縁基部装着開口12の内側(図1及び図2において下方)を底壁6と平行に延びる受壁28が接続されている。枠本体4は、更に、片側壁8の下端部と内壁22との間を接続する補強壁30、外壁24と補強壁26との間を接続する補強壁32、及び基壁18の幅方向外側端と外壁24の下端部間を接続する補強壁34を有する。かような枠本体4は、建造物の躯体における窓開口規定部位に固定され、従って嵌め殺し窓の窓枠として使用される。
図1及び図3を参照して説明を続けると、本発明に従って構成された窓枠2は、上記枠本体4に加えて、枠本体4に装着される調整部材36を含んでいることが重要である。硬質塩化ビニルの如き適宜の合成樹脂から押出成形することができる図示の調整部材36は、図1に図示する如く枠本体4に所要とおりに装着された時に、枠本体4の底壁6の表面(図1において上面)に沿って押縁基部装着開口12よりも幅方向内側から押縁基部装着開口12の幅方向内側縁を超えて幅方向外方に実質上真直に延びる第一の部分38と、この第一の部分38の幅方向外側部から押縁基部装着開口12内に進入する第二の部分40と、この第二の部分40の下端部から底壁6の裏面(図1において下面)に沿って幅方向内方に延びる第三の部分42と、更に第三の部分42の幅方向中央部から下方に突出する第四の部分44とを有する。かような調整部材36が枠本体4の所要部位に装着されると、図1に図示する如く、枠本体4の押縁基部装着開口12の幅方向内側部が調整部材36によって塞がれ、押縁基部装着開口12の開口幅がW2に低減される。後に言及する如く、枠本体4の窓ガラス縁部受入空間10に窓ガラスの縁部が収容されると、調整部材36が枠本体4の所要部位から変位することが阻止される故に、調整部材36を枠本体4に所要部位に固定することは必ずしも必要ではないが、例えば調整部材36の第一の部分38を止めねじ、接着剤或いは両面接着テープの如き適宜の固着手段(図示していない)によって枠本体4の底壁6に固定するのが好都合である。上述したとおりの調整部材36は枠本体4の長手方向に連続的に延在する形態であるのが好適であるが、所望ならば長手方向延在長さが比較的短い複数個の調整部材36を長手方向に間隔を置いて枠本体4に装着することもできる。
次に、上述したとおりの枠本体4と共に調整部材36を含む窓枠2の使用様式について例示する。図4−Aに図示するとおり、窓ガラスが薄いペアガラスA(このペアガラスAは平行に配設された2枚のガラス板46aとこれらのガラス板46aの周縁部間に介在されたスペーサ48aとから構成されている)の場合には、調整部材36を枠本体4に装着することなく枠本体4を単独で使用する。そして、枠本体4の片側壁8の上端に形成されているシール片装着手段にそれ自体は周知の形態でよいシール片50aを装着し、そしてまた枠本体4の底壁6の表面上に長手方向に適宜の間隔をおいて複数個のセッティングブロック52aを配設した後に、ペアガラスAの縁部を窓ガラス縁部受入空間10内に収容する。しかる後、枠本体4の押縁基部装着開口12に、それ自体は周知の形態でよい比較的厚い押縁54aの基部を装着してペアガラスAの縁部を固定する。
図4−Bに図示するとおり、窓ガラスが比較的薄いトリプルガラスB(このトリプルガラスBは平行に配列された3枚のガラス板46bとこれらのガラス板46bの周縁部に介在された2個のスペーサ48bとから構成されている)の場合にも、調整部材36を枠本体4に装着することなく枠本体4を単独で使用する。そして、枠本体4の片側壁8の上端に形成されているシール片装着手段の表面にシート状のシール片50bを貼着し、そしてまた枠本体4の底壁6の表面上に長手方向に適宜の間隔を置いて複数個のセッティングブロック52bを配設した後に、まだペアガラスAの縁部を窓ガラス縁部受入空間10内に収容する。しかる後、枠本体4の押縁基部装着開口12に、それ自体は周知の形態でよい中程度の厚さの押縁54bの基部を装着してペアガラスBの縁部を固定する。
一方、図4−Cに図示するとおり、窓ガラスが比較的厚いトリプルガラスC(このトリプルガラスCは平行に配列された3枚のガラス板46cとこれらのガラス板46cの周縁部に介在された2個のスペーサ48cとから構成されている)の場合には、枠本体4の所要部位に調整部材36を装着する。そして、枠本体4の片側壁8の上端に形成されているシール片装着手段の表面にシート状のシール片50cを装着し、そしてまた枠本体4の底壁6の表面上に長手方向に適宜の間隔をおいて複数個のセッティングブロック52cを配設した後に、トリプルガラスCの縁部を窓ガラス縁部受入空間10内に収容する。しかる後、枠本体4の押縁基部装着開口12に、それ自体は周知の形態でよい比較的薄い押縁54cの基部を装着してトリプルガラスCの縁部を固定する。枠本体4の所要部位に調整部材36を装着することによって押縁基部装着開口12の幅方向内側部が塞がれている故に、比較的薄い押縁54cを特殊な形態に変更する必要なく所要とおりに装着することができる。セッティングブロック50cの厚さは上記セッティングブロック50a及び50bに比べて調整部材36の第一の部分38の厚さ分だけ薄く、それ故に上記ペアガラスA及びトリプルガラスBと実質上同一の面積(縦及び横寸法)を有するトリプルガラスCを使用することが許容されるのが好適である。
図5及び図6は、本発明に従って構成された窓枠の他の好適実施形態を図示している。全体を番号102で示す窓枠も、枠本体104と共に調整部材136とを含んでいる。枠本体104は図1及び図2に図示する枠本体4と同一である。一方、図5及び図6に図示する調整部材136は、枠本体104に所要とおりに装着された時に枠本体104の受壁128の表面に沿って延びる第一の部分138、この第一の部分138の幅方向内側部から押縁基部装着開口112に向かって延びる第二の部分140と、押縁基部装着開口112の幅方向内側縁から幅方向外方に延びる第三の部分142と、そして更に第一の部分148の幅方向外側部から枠本体104の底壁106に向かって延び、上端は押縁基部装着開口112よりも幅方向外側において底壁106の裏面に対向する第四の部分144とを有する。第二の部分140の幅方向内側面には押縁基部装着開口112よりも幅方向内側において底壁106の裏面に対向する突条145が形成されている。かような調整部材136は、枠本体104に対して図5に二点鎖線136Aで示す位置及び二点鎖線136Bで示す位置を介して移動して幾分弾性変形させることによって図5に実線で示す所要部位に装着することができる。調整部材136が枠本体104の所要部位に装着されると、第三の部分142が押縁基部装着開口112の幅方向内側部を塞ぎ、押縁基部装着開口112の開口幅がW2に低減される。そして、第四の部分144の上端が底壁106の裏面に対向すると共に突条145が底壁106の裏面に対向することによって所要部位から変位することが防止される。調整部材136も硬質塩化ビニルの如き適宜の合成樹脂から押出成形によって成形することができる。また、図1及び図3に図示する調整部材36の場合と同様に、調整部材136も枠本体4の長手方向に連続的延在する形態であるのが好適であるが、所望ならば長手方向延在長さが比較的短い複数個の調整部材36を長手方向に間隔を置いて枠本体4に装着することもできる。
図5及び図6に図示する窓枠102の場合にも、図4−A及び図4−Bに図示する如く、窓ガラスが薄いペアガラスA或いは比較的薄いトリプルガラスBである場合には、調整部材136が枠本体104に装着されることはなく、枠本体104が単独で使用される。一方、図7に図示する如く、窓ガラスが比較的厚いトリプルガラスCである場合には、枠本体104の所要部位に調整部材136が装着される。そして、枠本体104の片側壁108の上端に形成されているシール片装着手段の表面にシート状のシール片150cを装着し、そしてまた枠本体104の底壁106の表面上に長手方向に適宜の間隔をおいて複数個のセッティングブロック152cを配設した後に、トリプスガラスCの縁部を窓ガラス縁部受入空間110内に収容する。しかる後、枠本体104の押縁基部装着開口112に、それ自体は周知の形態でよい比較的薄い押縁154cの基部を装着してペアガラスCの縁部を固定する。この場合も、枠本体104の所要部位に調整部材136を装着することによって押縁基部装着開口112の幅方向内側部が塞がれている故に、比較的薄い押縁154cを特殊な形態に変更する必要なく所要とおりに装着することができる。セッティングブロック150cは図4−A及び図4−Bに示すセッティングブロック50a及び50bと同様の厚さを有するものでよい。
図8及び図9には、可動窓の窓枠(可動窓の窓枠は通常「框」と称されているが、本明細書においては語句「窓枠」を使用し、従って本明細書における語句「窓枠」は嵌め殺し窓の窓枠のみならず可動窓の窓枠即ち框も含有する)として使用される、本発明に従って構成された窓枠(即ち框)の好適実施形態が図示されている。全体を番号202で示す窓枠も枠本体(即ち框本体)204と調整部材236とを含んでいる。それ自体は周知の形態でよい図示の枠本体204は、図2に図示する上記枠本体4における底壁6及び片側壁8と実質上同一の底壁206及び片側壁208を有し、底壁206と片側壁208は窓ガラス縁部収容空間210を規定している。底壁206の他側部(外側部)には所定幅W1で長手方向に延在する押縁基部装着開口212が形成されている。一方、片側壁208の上端には幅方向外側に突出する横断面形状がL字状の突条214及び横断面形状が逆L字状の突条216によって規定されたシール片装着手段が配設されている。枠本体204は、更に、底壁206の他端部(外側端部)から図8及び図9において下方に垂下する外壁224、及び片側壁208の内側を片側壁208と実質上平行に延びる内壁222を有する。内壁222の片端(図8及び図9において上端)は片側壁208に接続されており、他端には図8及び図9において底壁206の下方を底壁206と実質上平行に延びる基壁218が接続されている。基壁218の他端(図8及び図9において左端)には逆チャンネル状の補強壁227が接続されており、この補強壁227と底壁206とは補強壁229によって接続されている。枠本体204は、更に、底壁204の下方を底壁206と実質上平行に延びる受壁228(この受壁228は図1及び図2に図示する枠本体4における受壁28に対応する)、受壁228と底壁206とを接続する接続壁231、上記補強壁227と外壁224との間を延在する補強壁233、及び補強壁233から図8及び図9において下方に延びる付加壁235を有する。外壁224と付加壁235とは底壁206と実質上平行に延びる壁部によって接続されている。付加壁235の下端には、幅方向外側に突出する横断面形状が逆L字状の突条237及び横断面形状がL字状の突条239によって規定されたシール片装着手段が配設されている。一方、調整部材236は図1及び図3に図示する調整部材36と実質上同一であり、枠本体204の底壁206と調整部材236との関係は図1に図示する窓ガラス枠2における枠本体4の底壁6と調整部材36との関係と実質上同一である。
図8及び図9に図示する窓枠202の場合にも、図4−A及び図4−Bに図示する場合と同様に、窓ガラスが薄いペアガラスA或いは比較的薄いトリプルガラスBである場合には、調整部材236が枠本体204に装着されることはなく、枠本体204が単独で使用される。一方、図10に図示する如く、窓ガラスが比較的厚いトリプルガラスCの場合には、図4−Cに図示する場合と同様に、枠本体204の所要部位に調整部材236を装着する。そして、枠本体204の片側壁208の上端に形成されているシール片装着手段の表面にシート状のシール片250cを装着し、そしてまた枠本体204の底壁206の表面上に長手方向に適宜の間隔をおいて複数個のセッティングブロック252cを配設した後に、トリプルガラスCの縁部を窓ガラス縁部受入空間210内に収容する。しかる後、枠本体204の押縁基部装着開口212に、それ自体は周知の形態でよい比較的薄い押縁254cの基部を装着してトリプルガラスCの縁部を固定する。図9に図示する枠本体204に調整部材236を装着することに代えて、図6に図示する調整部材136と実質上同一の調整部材を装着することもできることは多言するまでもない。
トリプルガラスCが固定された窓枠202は、建造物の躯体における窓開口規定部位に固定された固定窓枠302に、周知の連結機構を介して例えば実質上水平に延びる旋回軸線を中心として旋回自在に装着される。図10に二点鎖線で示す固定窓枠302は図2に図示する窓枠2と実質上同一である。固定窓枠302に窓枠202を装着する際には、図10に二点鎖線で示す如く、窓枠202のシール片装着手段に適宜のシール片241が装着されると共に固定窓枠302のシール片装着手段にも適宜のシール片303が装着される。
2:窓枠
4:枠本体
6:底壁
8:片側壁
10:窓ガラス縁部収容空間
12:押縁基部装着開口
36:調整部材
38:調整部材の第一の部分
40:調整部材の第二の部分
42:調整部材の第三の部分
44:調整部材の第四の部分
102:窓枠
104:枠本体
106:底壁
108:片側壁
110:窓ガラス縁部収容空間
112:押縁基部装着開口
136:調整部材
138:調整部材の第一の部分
140:調整部材の第二の部分
142:調整部材の第三の部分
144:調整部材の第四の部分
202:窓枠(框)
204:枠本体(框本体)
206:底壁
208:片側壁
210:窓ガラス縁部収容空間
212:押縁基部装着開口
236:調整部材
A:ペアガラス
B:比較的薄いトリプルガラス
C:比較的厚いトリプルガラス

Claims (7)

  1. 底壁と該底壁の片側端から延出する片側壁とから規定された窓ガラス縁部受入空間を備え、該底壁の他側部には押縁基部装着開口が形成されている合成樹脂製枠本体と、該枠本体に装着され、その一部は該押縁基部装着開口の幅方向内側部分内に位置する調整部材とを含む窓枠。
  2. 該底壁は真直に延在し、該片側壁は該底壁に対して垂直に延出する、請求項1記載の窓枠。
  3. 該調整部材は該底壁の表面に沿って、該表面における該押縁基部装着開口よりも幅方向内側から該押縁装着開口の幅方向内側縁を超えて幅方向外方に延びる第一の部分と、該第一の部分の幅方向外側部から該押縁装着開口内に進入する第二の部分と、該第二の部分に続いて該底壁の裏面に沿って幅方向内側に延びる第三の部分とを有する、請求項1又は2記載の窓枠。
  4. 該調整部材の該第一の部分が該底壁に固定される、請求項3記載の窓枠。
  5. 該枠本体は該押縁基部装着開口の内側を該底壁と平行に延在する受壁を有し、該調整部材は該受壁の表面に沿って延びる第一の部分と、該第一の部分の幅方向内側部から該押縁基部装着開口に向かって延びる第二の部分と、該押縁基部装着開口の幅方向内側縁から幅方向外方に延びる第三の部分とを有する、請求項1又は2記載の窓枠。
  6. 該調整部材は該第一の部分の幅方向外側部から該底壁に向かって延び、上端は該押縁基部装着開口よりも幅方向外側において該底壁の裏面に対向する第四の部分を有し、該第二の部分の幅方向内側面には該押縁基部装着開口よりも幅方向内側において該底板の裏面に対向する突条が形成されている、請求項5記載の窓枠。
  7. 該調整部材は合成樹脂製である、請求項1から6までのいずれかに記載の窓枠。
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JP2020148048A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 エイチ・アール・ディー・シンガポール プライベート リミテッド 窓用建具及びこの窓用建具を備えた住宅

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