JP2017144033A - 自動炊飯装置 - Google Patents

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弓達 武志
Takeshi Yumitatsu
武志 弓達
山本 和彦
Kazuhiko Yamamoto
山本  和彦
輝 吉居
Hikaru Yoshii
輝 吉居
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Abstract

【課題】本発明は、自動炊飯機の貯米庫に補充用の米を送る米貯蔵搬送装置を設けた自動炊飯装置で、米貯蔵搬送装置から貯米庫への米搬送で米が損傷することを少なくして、自動炊飯機で炊飯した米の食味を良くすることを課題とする。【解決手段】米貯蔵搬送装置1の貯米タンク3から自動炊飯機10の貯米庫11に米を搬送して補充する自動炊飯装置において、米貯蔵搬送装置1の貯米タンク3から自動炊飯機10の貯米庫11まで中空の搬送パイプ17を連通し、この搬送パイプ17に圧風を噴出するコンプレッサノズル5aの噴気が搬送パイプ17内で搬送方向に向けて流れるようにしたコンプレッサー連結部39aを設け、コンプレッサー5で貯米タンク3の米を吸引して貯米庫11に搬送することを特徴とする自動炊飯装置とする。【選択図】図2

Description

本発明は、炊飯器に米を洗って供給する自動炊飯機を備えた自動炊飯装置に関する。
自動炊飯機は、特開2003−219961号公報に記載の如く、洗米器と貯米庫を備え、貯米庫から炊飯に必要な所定量の米を計量して洗米器に供給して洗米し、洗米後の米と水を炊飯器に供給して炊飯するようにしているが、貯米庫の容量は小さいために、別に設置する米貯蔵搬送装置から自動或いは手動で適時に貯米庫に米を補充して溜めるようにしている(特許文献1参照)。
そして、米の搬送供給は、自動炊飯機の貯米庫に設ける米検出センサが米不足を検出すると米貯蔵搬送装置の貯米タンクから貯米庫に通じるホースを通してブロワの送風で米を空気搬送するようにしている。
特開2003−219961号公報
前記の従来技術では、米貯蔵搬送装置の貯米タンクから自動炊飯機の貯米庫への米搬送が、ブロワによる空気搬送で行われていて、貯米タンクの繰出装置から繰出された米がブロワに吸引されて起風翼の回転で風と共にホース内を貯米庫に向けて送られているために、米がブロワの起風翼で損傷して自動炊飯機による炊飯米の食味を悪くしたり米に含まれる粉塵が起風翼に堆積してブロワが故障したりすることがあった。
本発明は、従来装置の上記課題に鑑みて、自動炊飯機の貯米庫に補充用の米を送る米貯蔵搬送装置を設けた自動炊飯装置で、米貯蔵搬送装置から貯米庫への米搬送で米が損傷することを少なくして、自動炊飯機で炊飯した米の食味を良くすることを目的とする。
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、米貯蔵搬送装置1の貯米タンク3から自動炊飯機10の貯米庫11に米を搬送して補充する自動炊飯装置において、米貯蔵搬送装置1の貯米タンク3から自動炊飯機10の貯米庫11まで中空の搬送パイプ17を連通し、この搬送パイプ17に圧風を噴出するコンプレッサノズル5aの噴気が搬送パイプ17内で搬送方向に向けて流れるようにしたコンプレッサー連結部39aを設け、コンプレッサー5で貯米タンク3の米を吸引して貯米庫11に搬送することを特徴とする自動炊飯装置とする。
請求項2に記載の発明は、貯米タンク3内の最下部に搬送パイプ17と連結する収集ケース38を設け、該収集ケース38から搬送パイプ17を貯米タンク3の内壁に沿って立ち上げて配設したことを特徴とする請求項1に記載の自動炊飯装置とする。
請求項3に記載の発明は、搬送パイプ17に連結するコンプレッサー連結部39aにコンプレッサー5から圧風を送る送風管39を貯米タンク3の外壁に沿って配設したことを特徴とする請求項2に記載の自動炊飯装置とする。
請求項1に記載の発明で、米貯蔵搬送装置1の貯米タンク3から繰出される米は、搬送パイプ17内のコンプレッサー連結部39aでコンプレッサー5から送られてコンプレッサノズル5aから噴出される圧風の流れに伴って吸引されて自動炊飯機10の貯米庫11に空気搬送されるので、従来のブロワによる空気搬送のように米が起風翼で損傷されること無く貯米庫11に補給され、自動炊飯機10で食味を良く炊飯される。
請求項2に記載の発明で、請求項1の効果に加えて、搬送パイプ17が貯米タンク3内で立ち上げて設けられるので、搬送パイプ17がケース外に出ることなく、米貯蔵搬送装置1を出来るだけ小型化しながら貯米タンク3も米収容量を最大化することが出来る。
請求項3に記載の発明で、請求項2の効果に加えて、コンプレッサー連結部39aにコンプレッサー5から圧風を送る送風管39の取付交換等のメンテナンスが、貯米タンク3に米を溜めたたままで楽に行える。
米貯蔵搬送装置と自動炊飯機を接続した自動炊飯装置の正面図 米貯蔵搬送装置の斜視図 貯米タンク内の収集ケースの斜視図 コンプレッサー連結部の断面図 米貯蔵搬送装置の右側面図 第一別実施例の米貯蔵搬送装置の側断面図 操作パネルの斜視図 繰出ケース内の斜視図 第二別実施例の米貯蔵搬送装置の側断面図 第三別実施例の米貯蔵搬送装置の側断面図
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
自動炊飯装置は、図1に示す如く、自動炊飯機10と米貯蔵搬送装置1を搬送パイプ17で連結した構成である。
米貯蔵搬送装置1は、図2に示す如く、フレーム1aに前後パネル1b,1c、左右パネル1d,1dを締結具(図示省略)により着脱可能に固定した箱体2で、上部に内奥底部に設ける収集ケース38の底部に向けて内面をシュート状に形成した貯米タンク3を形成し、収集ケース38から搬送パイプ17を貯米タンク3の内壁に沿って立ち上げている。
収集ケース38は、図3に示す如く、天板を前後に下り傾斜させて米が滑り落ちるように屋根状に形成したケースで貯米タンク3の四隅から集まる底板の下端位置に設け、側壁の前後左右に進入口38aを形成し、貯米タンク3に投入した米が底板を滑って進入口38aから収集ケース38内に集まるようにしている。搬送パイプ17の挿入端部は、進入口38aの上縁より少し低くして米が搬送パイプ17に少しずつ入り込むようにしている。
搬送パイプ17は、中空の柔軟性パイプで、入口側が収集ケース38の屋根部を貫通して内部に通じ、出口側が自動炊飯機10の貯米庫11に通じている。
収集ケース38上部で搬送パイプ17にコンプレッサー連結部39aを連結している。コンプレッサー連結部39aは、図4に示す如く、コンプレッサー連結部39aの内部にはコンプレッサノズル5aを上側に傾けて設け、コンプレッサノズル5aから噴出する圧縮空気で搬送パイプ17内に搬送方向に向かう空気の流れを作って収集ケース38内の米を吸引して搬送するようにしている。
コンプレッサー5は、箱体2の内部で貯米タンク3のシュート状底板下部でフレーム1aに搭載し、圧縮風の送風管39を箱体2の後パネル1cを貫通して外側に沿わせ、再度内部に入ってコンプレッサー連結部39aのコンプレッサノズル5aに連結している。
また、図5に示すようにコンプレッサー5と貯米タンク3のシュート状底板を硬質ゴム材の連結具40で連結し、コンプレッサー5の駆動時振動が貯米タンク3のシュート状底板に伝わって米が収集ケース38に滑り落ち易くしている。図5の実施例においては、送風管39を箱体2の後パネル1cの内側に沿わせる構成としている。この構成においては、箱体2を狭い空間に配置する場合に適している。
箱体2の前パネル1bには着脱・開閉自在で、前記コンプレッサー5の吸気用の窓6aを形成した前カバー6が設けられ、フレーム1a下部にはフレーム1a下部に設けた桟22に沿って米貯蔵搬送装置1の底を開閉する底蓋7が設けられている。桟22の前側左右は高さ調整用のアジャストボルト23で、後側左右は移動用のキャスター24で接地している。
貯米タンク3内のシュート状底板上には、残量が30kg程度になると検出する米減少検出センサ26を設け、米の残量が減少したことを検出し、自動補給の場合には自動を搬送を停止して手動搬送に切換える。
また、自動炊飯機10の貯米庫11の米残量が少なくなると、米貯蔵搬送装置1のコンプレッサー5を駆動して貯米タンク3から貯米庫11に米を搬送するが、その際にコンプレッサー5を最大で駆動を開始しその後徐々に満杯まで送風を弱めることで、貯米庫11での米の飛散を少なくする。
自動炊飯機10はフレームに順次上方から貯米庫11、計量器50、洗米器51、炊飯器52を配置した構成であって、貯米庫11を覆うケース53には操作装置20が取り付けられている。
また、貯米庫11の上蓋18上面には前記米貯蔵搬送装置1の搬送パイプ17の送出口19が連結されており、上蓋18上面にはコンプレッサー5により送られた搬送空気を排出するフィルタ18aが設けられている。
搬送パイプ17はゴムまたは樹脂からなる柔軟性と弾力性を有すホースであって、好ましくは導電性の静電気防止樹脂材料からなり、電気用ケーブル16が搬送パイプ17に並設して配索されている。
図6から図8は、第一別実施例で、米貯蔵搬送装置1の箱体2内部に設ける貯米タンク3の底部近くにフィルタ網28を設け、最下部に繰出ケース35を設けている。繰出ケース35の上側にはシャッタモータ29で回動するシャッタ軸30を設け、このシャッタ軸30に複数のブリッジ防止棒31を放射状に起立固着し、二個のブリッジ防止棒31の外周に円弧状のシャッタ32を設けている。また、シャッタ32が閉じ位置にあることを検出するシャッタセンサ33を設け、繰出停止時にシャッタ32が閉じ位置になるようにシャッタモータ29の回転を制御する。ブリッジ防止棒31はシャッタ軸30が回転して落下中の米を掻き混ぜてブリッジ状に閉塞することを防ぐ。
繰出ケース35の下部はコンプレッサー5の吐出口と搬送パイプ17の取込み口を連結して、コンプレッサー5からの圧風で米を搬送パイプ17内に吹き込むようにしている。
箱体2の前面上部には操作パネル34を設け、この操作パネル34に自動スイッチ36と手動スイッチ37とコンプレッサースイッチ41と電源スイッチ42を設けている。そして、自動スイッチ36とコンプレッサースイッチ41をオンすると、シャッタモータ29が回転してシャッタ32を横位置にして米を落下し、コンプレッサー5からの圧風で米が搬送パイプ17内に送り出され、自動炊飯機10の貯米タンク3に設ける満杯センサが満杯を検出するとシャッタ32を上位置に回動して米の繰出しを停止し、やがてコンプレッサー5の駆動も停止する。自動スイッチ36を押すとシャッタモータ29が一回転して停止し、コンプレッサー5を所定時間駆動して停止する。
図9は、貯米タンク3の底部に側方から搬送パイプ17Aを連結する米貯蔵搬送装置の第二別実施例で、貯米タンク3下部のシュート状部に米を通さない網目を形成した網シャッタ43を設け、その底部に繰出パイプ45を直接繋ぎ、その出口に連結具46で搬送パイプ17Aを連結している。網シャッタ43の閉じ動作はシャッタセンサ44で検出する。
この実施例では、網シャッタ43を閉じると米が落下せずに搬送パイプ17A内の米が残らず排出されて掃除などのメンテナンスが不要となる。
図10は、貯米タンク3から吸引パイプ55で米を吸い出す米貯蔵搬送装置の第三別実施例で、吸引パイプ55と搬送パイプ17Bを、第一連結具48と第一繋ぎパイプ56と第二連結具49と第二繋ぎパイプ57と第三連結具54で連結し、蓋58を開け、第二連結具49を第二繋ぎパイプ57から外して、コンプレッサー5を駆動すると、搬送パイプ17内の米が残らず排出されて掃除が必要なくなる。
1 米貯蔵搬送装置
3 貯米タンク
5 コンプレッサー
5a コンプレッサノズル
10 自動炊飯機
11 貯米庫
17 搬送パイプ
38 収集ケース
39 送風管
39a コンプレッサー連結部

Claims (3)

  1. 米貯蔵搬送装置(1)の貯米タンク(3)から自動炊飯機(10)の貯米庫(11)に米を搬送して補充する自動炊飯装置において、
    前記米貯蔵搬送装置(1)の前記貯米タンク(3)から前記自動炊飯機(10)の前記貯米庫(11)まで中空の搬送パイプ(17)を連通し、この搬送パイプ(17)に圧風を噴出するコンプレッサノズル(5a)の噴気が前記搬送パイプ(17)内で搬送方向に向けて流れるようにしたコンプレッサー連結部(39a)を設け、コンプレッサー(5)で前記貯米タンク(3)の米を吸引して前記貯米庫(11)に搬送することを特徴とする自動炊飯装置。
  2. 前記貯米タンク(3)内の最下部に前記搬送パイプ(17)と連結する収集ケース(38)を設け、該収集ケース(38)から前記搬送パイプ(17)を前記貯米タンク(3)の内壁に沿って立ち上げて配設したことを特徴とする請求項1に記載の自動炊飯装置。
  3. 前記搬送パイプ(17)に連結するコンプレッサー連結部(39a)に前記コンプレッサー(5)から圧風を送る送風管(39)を前記貯米タンク(3)の外壁に沿って配設したことを特徴とする請求項2に記載の自動炊飯装置。
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