JP2017143792A - 植物病害の防御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】緑肥を用いたリゾクトニア・ソラニの病害発生を防御する方法を提供する。【解決手段】作物の植え付け前に、オーチャードグラス(Dactylis glomerata)を栽培したのちこれを緑肥として鋤き込み、引き続いてアベナ・ストリゴーサ(Avena strigosa)を栽培した後さらに鋤き込み行うことを特徴とするリゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)を原因菌とする植物病害の防御方法。【選択図】図1

Description

本発明は、植物病害の防御方法に関する。
農業分野において、農耕地の土壌を健全に維持することは健全な農産物を得るためにも、生産コスト低減のためにも重要である。健全な土壌を維持するためには、連作を避け輪作を徹底する、被覆作物を混作する、有機物を投入する、耕起を最小限にとどめるなどといった方法が主流である。
一方、近年では緑肥を栽培し、鋤き込む技術が発達してきている(非特許文献1、2)。従来、緑肥は休耕期間の圃場に任意の作物を栽培し、鋤き込みを行うことによって圃場中に有機態窒素を含む有機物を補給することが目的とされた。しかしながら、近年では様々な作物の病虫害対策としても使用されてきている。特に、特定の緑肥を栽培し、鋤き込みを行うと、対象となる土壌病害の発生を軽減・抑制できることが明らかにされてきている。例えば、スーダングラスやソバを緑肥として鋤き込んだ後に、ジャガイモを栽培するとバーティシリウム病の発生が軽減され、増収することが示されている(非特許文献3、4)。
しかしながら、土壌病害のうち、リゾクトニア属菌、特にリゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)の病害発生を抑制できる緑肥は少ない。リゾクトニア属菌は、野菜類だけでなく普通作物、花き、牧草、材木なども侵す有害菌として認識されている。また、病原菌自身にも多くの系統があり、そのために被害を受ける作物の種類や病徴は複雑である。一般的にはリゾクトニア属菌の防御のためには合成抗菌剤(農薬)が使用される。しかし、化学合成農薬の安全性については十分検討されてはいるものの、消費者の間には未だに疑念をもつ風潮も強く、有機農産物や減農薬栽培農産物がもてはやされている。この点を鑑みると、化学合成農薬を用いない植物病害軽減方法が望まれている。
特許文献1にはバチルス属に属する微生物を用いたリゾクトニア・ソラニの防御方法が記載されている。特許文献2にはリゾクトニア・ソラニに対する拮抗性を有するムコール・ラセモサスを用いて防御する方法が提案されている。特許文献3にはヒメツブヒトヨタケGM−21株(NITE BP−37)をコンポスト中で培養して得られた堆肥にリゾクトニア・ソラニの防御効果があることが記載されている。このような微生物農薬と呼ばれる技術の提案は多いが、いまだに実用化に到達していない。
前述した緑肥を応用した技術も検討が進められているが、利用可能なものは少ない。この理由の一つとして、リゾクトニア・ソラニは多犯性で、緑肥として栽培した作物に感染することによりかえって増殖してしまう場合があることが挙げられる。
リゾクトニア属の中でもリゾクトニア・ソラニは菌糸融合群と培養型でさらに分類されているが、その中でもAG2−2IIIB、AG2−2IVといった分類群は根ぐされや立ち枯れなどによって根菜類やイモ類に甚大な被害を及ぼす。一方で、農薬によって防除する場合は多大なコストが強いられるという問題点があり、緑肥栽培による病害軽減方法が望まれていた。またナガイモ、ヤマノイモなど商品価値の高い作物にあっては根ぐされなどの被害が発生しなくとも、表面に斑点や瘤などの変形をきたし、著しく商品価値が低下するという被害が発生していた。
このような背景の中、東北地方のナガイモ栽培生産者の一部ではクローバが優占するような配合率でクローバとイネ科牧草を混播し、1年栽培後、鋤き込むという栽培方法がとられ、リゾクトニア・ソラニに対する一定の病害抑制効果を得ていた。また、北海道虻田郡のナガイモ栽培生産者の一部ではベッチを主体として緑肥栽培を行い、一定の抑制効果を得ていた。しかしながら、これらのマメ科主体の緑肥ではその効果は不十分で、より確実な効果が得られる方法が望まれていた。
特開2004−215567号公報 特開平10−150978号公報 国際公開第2008/149846号
Larkin 2015. Soil health paradigms and implications for disease management. Annu. Rev. Phytopathol. 53: 199-221. 橋爪 健2014.緑肥作物とことん活用読本.農山漁村文化協会. Davis et al. 1996. Effects of green manures on Verticillium wilt of potato. Phytopathol. 86: 444-453. Wiggins and Kinkel 2004. Green manures and crop sequences influence potato diseases and pathogen inhibitory activity of indigenous Streptomycetes. Phytopathol. 95: 178-185.
本発明は、緑肥を用いたリゾクトニア・ソラニの病害発生を防御する方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、オーチャードグラス(カモガヤ、Dactylis glomerata)を緑肥作物として栽培して鋤き込み、さらにこれに引き続いて、アベナ・ストリゴーサ(Avena strigosa)を栽培して、これをさらに緑肥として鋤き込んだ後、目的の作物を栽培するとリゾクトニア・ソラニ属に由来する病害発生を顕著に防御できることを発見し、本発明をなした。
本発明は以下の構成からなる。
(1)作物の植え付け前に、オーチャードグラス(Dactylis glomerata)を栽培したのちこれを緑肥として鋤き込み、引き続いてアベナ・ストリゴーサ(Avena strigosa)を栽培した後さらに鋤き込み行うことを特徴とするリゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)を原因菌とする植物病害の防御方法。
(2)オーチャードグラスの栽培に当たり、播種時にオーチャードグラス種子1重量部あたりトリフォリウム属(Trifolium)に属する植物の種子を0.25重量部以下で混播することを特徴とする(1)に記載の植物病害の防御方法。
(3)オーチャードグラスとトリフォリウム属の植物の栽培が、オーチャードグラスが優占種として生育するようにする(2)に記載の植物病害の防御方法。
(4)トリフォリウム属に属する植物が、アカクローバ(Trifolium pratense)である(2)又は(3)に記載の植物病害の防御方法。
(5)作物がナガイモ、ヤマノイモ、ニンジン、ゴボウ、テンサイ、サトイモ、ジャガイモ、イネ、ダイズ、レッドトップ、ベントグラス、アスター、イグサ、イリス、インパチエンス、エンドウ、カラー、キキョウ、キキョウラン、キク、サンダーソニア、シバザクラ、チューリップ、バラ、ピンピネラ、ブロッコリー、ベニバナ、ミツバ、レザーファン、トウモロコシ、ナス、ホウレンソウ、トウガラシ、ピーマンから選択されるいずれかである(1)〜(4)のいずれかに記載の植物病害の防御方法。
(6)植物病害がナガイモ又はヤマノイモ根腐病、ニンジン根腐病、ゴボウ黒あざ病、テンサイ根腐病、サトイモ茎腐病、ジャガイモ腰折症状、イネ褐色紋枯病、ダイズリゾクトニア根腐病、レッドトップ葉腐病、ベントグラス葉腐病、アスターリゾクトニア立枯病、イグサ紋枯病、イリス類紋枯病、インパチエンス類立枯病、エンドウ茎腐病、カラー株腐病、キキョウ茎腐病、キキョウラン紋枯病、キク立枯病、サンダーソニア立枯病、シバザクラ株腐病、チューリップ皮腐病、バラ類苗立枯病、ピンピネラ茎腐病、ブロッコリー苗立枯病、ベニバナ立枯病、ミツバ立枯病、レザーファン葉腐病、トウモロコシ根朽病、ナス苗立枯病、ホウレンソウ株腐病、トウガラシ苗立枯病、ピーマン苗立枯病のいずれかである(1)〜(5)のいずれかに記載の植物病害の防御方法。
(7)リゾクトニア・ソラニがリゾクトニア・ソラニAG2−2IIIB及び/又はAG2−2IVである(1)〜(6)のいずれかに記載植物病害の防御方法。
本発明の実施によりリゾクトニア・ソラニに由来する作物の各種の病害を防御できる。また本発明の方法は、農薬を使用しないため、作物に影響がなく安全である。さらに低コストであるため、農業収益が増大する。また緑肥の効果により土壌が改良され、作物の生長が促進される。
ナガイモ根腐病の被害評価基準を示す図面である。 O区における越冬後の植物の生育状況を示す画像である。 C区における越冬後の植物の生育状況を示す画像である。 R区における越冬後の植物の生育状況を示す画像である。 M区における越冬後の植物の生育状況を示す画像である。
本発明の方法及びこれに用いる緑肥用植物について説明する。
<オーチャードグラスの栽培と緑肥の鋤き込み>
オーチャードグラス(英名: Orchard grass、学名: Dactylis glomerata)はイネ科カモガヤ属の多年草であり、英名のオーチャードグラスでも流通している。オーチャードグラス品種としてはバッカス(雪印種苗(株))、はるねみどり((国研)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター)、ハルジマン((国研)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター)、トヨミドリ((国研)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター)、パイカル(ホクレン)などを例示することができる。また、環境適応性を高めるために、複数品種を混合して使用してもよい。
リゾクトニア・ソラニ属に汚染されている圃場にオーチャードグラスをまず栽培する。栽培の際に播種する種の重量は、10a当たり2〜6kg、好ましくは3〜4kgとする。
播種時期は、通常晩夏から秋であるが、目的とする作物によって播種時期を変更することができる。播種に当たって、トリフォリウム属(Trifolium)に属する植物を混植することができる。トリフォリウム属の植物は、通常「クローバ」と呼ばれる一群の植物で、和名は「シャジクソウ属」とされている。トリフォリウム属の植物を少量混播する目的はその直根の生育により耕盤破壊することにより透水性を改善したり、空気中窒素固定を行わせることにより減肥するためである。トリフォリウム属の植物を混植する場合は、あくまでオーチャードグラスが圃場における優占種として生育するような比率で栽培する。このためオーチャードグラスとトリフォリウム属の植物の種子は、オーチャードグラス種子1重量部当たりトリフォリウム属の種子0.25重量部以下の比率になるように配合したものを播種する。トリフォリウム属の種子としては、アカ(レッド)クローバ(Trifolium pratense、ムラサキツメクサ)、シロクローバ(Trifolium repens、シロツメクサ)、クリムソンクローバ(Trifolium incarnatum)、アルサイククローバ(Trifolium hybridum)などが挙げられるが、越冬性、オーチャードグラスの生育を妨げない点からアカクローバが特に好ましい。アカクローバ品種としては、はるかぜ(雪印種苗(株))、アレス(雪印種苗(株))、マキミドリ(雪印種苗(株))、ナツユウ((国研)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター)、リョクユウ((国研)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター)、メルビィ(ホクレン)などが挙げられる。
シロクローバ品種としては、リベンデル(雪印種苗(株))、ルメナイ(雪印種苗(株))、フィア(雪印種苗(株))、リースリング(ホクレン)、マキバシロ(ホクレン)、ソーニャ(ホクレン)、タホラ(ホクレン)などが挙げられる。
クリムソンクローバ品種としてはくれない(雪印種苗(株))、普通種(タキイ種苗(株))などが挙げられる。
アルサイククローバ品種としては、普通種(ホクレン)などが挙げられる。
これらクローバについても環境適応性を高めるために、複数種・複数品種を混合して使用してもよい。
また、越冬前にバイオマスを確保するために、さらにエンバク種子を混播してもよい。エンバクの品種に特に制限はないが、オーチャードグラスの生育を妨げない点からは直立性のエンバクが好ましい。直立性のエンバクとしては、品種とちゆたか(雪印種苗(株))、スワン(ホクレン)、スタンドオーツ(カネコ種苗(株))などが挙げられる。
また、オーチャードグラス栽培時には、越冬後のオーチャードグラスの優占を妨げない範囲において上記以外の植物も混播することができることはいうまでもない。
エンバクの播種量は0.1〜5kg、好ましくは0.5〜3kgとする。特に積雪地帯では雪腐病の原因になる場合があるので、3kg以上の混播は好ましくない。
播種時には必要に応じて元肥を施用する。施肥量としては窒素・リン酸・カリウムの成分として10a当たりそれぞれ0〜10kg、0〜25kg、0〜15kgが好ましく、さらに好ましくはそれぞれ4〜6kg、4〜15kg、4〜9kgとする。
播種時期は越冬前の生育量が確保できるのであれば特に制限はないが、降雪地帯にあってはその地域の降雪予想日の3ヶ月以上前に播種することが望ましい。具体的には4〜9月が好ましく、さらには5〜6月または8〜9月が好ましい。
本方法の栽培によれば、通常であれば越冬後はオーチャードグラスが優占するが、何らかの要因によってクローバなどの混播した植物の生育がオーチャードグラスよりも旺盛になってしまった場合は、イネ科牧草用の除草剤を適宜処理することによってオーチャードグラスを優占させることができる。除草剤の具体例としては、MDBA(dicamba)剤、チフェンスルフロンメチル剤などが挙げられる。
播種したオーチャードグラスは生育後、土壌への鋤き込みを行う。その際、オーチャードグラスの生育が良好な場合にはその一部を刈り出して牧草として利用することもできる。
鋤き込み方法に特に制限はないが、地上部の腐熟を促進するために、鋤き込み前に地上部を細断しておくことが望ましい。その際、チョッパー、フレールモアといった農機を用いることができるのはいうまでもない。地上部細断後の土壌混和方法も特に制限はないが、土壌中の根系などの有機物を過剰に撹乱しないために耕耘深度は20cm以下とすることが望ましい。この作業のための農機としてはロータリー、パワーハロー、ディスクハローなどを使用することが好ましい。
鋤き込み時期についてもオーチャードグラスの生育量が確保でき、さらにその後に栽培するアベナ・ストリゴーサの標準的な生育量を確保できれば特に制限はない。越冬させた場合、6〜9月が好ましく、さらに7〜8月が好ましい。
<アベナ・ストリゴーサの栽培と緑肥の鋤き込み>
オーチャードグラス鋤き込み後、表土中の有機物が分解されてからアベナ・ストリゴーサを播種する。オーチャードグラス鋤き込み後からアベナ・ストリゴーサを播種するまでの期間も特に制限はないが、2週間以上おくことが望ましい。
アベナ・ストリゴーサ(英名: Lopsided Oat、学名: Avena strigosa)はイネ科カラスムギ属の植物であり、牧草として栽培される。
アベナ・ストリゴーサの品種としては、キタネグサレセンチュウ防除効果が高いものが好ましい。具体的な例としてはヘイオーツ(雪印種苗(株))、プラテックス(ホクレン)、サイアー(ホクレン)などが挙げられるが、キタネグサレセンチュウ防除効果とバイオマス生産量からはヘイオーツが好ましい。播種量はキタネグサレセンチュウ防除効果を高めるため10a当たり8〜20kg、好ましくは10〜15kgとする。留意点として、雑草が混在すると、キタネグサレセンチュウがその根で増殖し、アベナ・ストリゴーサの本発明の効果や、病害の防除効果が低下してしまうため、雑草が多い圃場においては、播種量を10a当たり15〜20kgと多めにすることが望ましい。
施肥量はアベナ・ストリゴーサの標準的な生育が確保できるのであれば特に制限はない。窒素成分量で10a当たり0〜7kg、好ましくは4〜5kgとする。
播種に際しては直前に耕耘深度が20cm以下になるように表層土を砕土し、播種後は鎮圧する方が好ましい。播種方法は散播で十分であるが、畦間を20cm以下に設定できるのであれば、ドリルシーダを用いることもできる。
アベナ・ストリゴーサ播種後、60日以上栽培すると十分なキタネグサレセンチュウ抑制効果が得られるので、その後、鋤き込みを行う。鋤き込み方法はオーチャードグラスの鋤き込みと同様である。
なお、上記の緑肥栽培時・鋤き込み時には土壌中の物理的・微生物的環境をさらに改善するために、有機質肥料や有機物を施用することもできる。具体的には、ダイズ粕、コムギふすま、菜種粕、おからなどを挙げることができる。
また、目的の作物を栽培する際に、植物病害抑制作用をさらに高めるために農薬を使用することもできる。使用する農薬としては、カーバムナトリウム塩剤、クロルピクリン剤、ダゾメット剤、チウラム剤、ベノミル剤、ペンシクロン剤、トルクロホスメチル剤、アゾキシストロビン剤、フラメトピル剤、フルトラニル剤、メプロニル剤などが挙げられる。
<作物の栽培>
アベナ・ストリゴーサ鋤き込み後、表土中の有機物が分解されてから営利栽培用の作物の播種又は幼苗・栄養繁殖体(種イモなど)の植え付けを行うことができる。作物の栽培は、それぞれの作物の標準的な方法に従えばよい。播種又は植え付けはアベナ・ストリゴーサ鋤き込み後2週間以上おくことが望ましい。
本発明の方法はリゾクトニア・ソラニAG2−2IIIB及び/又はAG2−2IVの被害が発生している圃場や過去に発生した経歴のある圃場、発生が予想される圃場で適用することができる。病害の具体例としては、ナガイモ又はヤマノイモ根腐病、ニンジン根腐病、ゴボウ黒あざ病、テンサイ根腐病、サトイモ茎腐病、ジャガイモ腰折症状、イネ褐色紋枯病、ダイズリゾクトニア根腐病、レッドトップ葉腐病、ベントグラス葉腐病、アスターリゾクトニア立枯病、イグサ紋枯病、イリス類紋枯病、インパチエンス類立枯病、エンドウ茎腐病、カラー株腐病、キキョウ茎腐病、キキョウラン紋枯病、キク立枯病、サンダーソニア立枯病、シバザクラ株腐病、チューリップ皮腐病、バラ類苗立枯病、ピンピネラ茎腐病、ブロッコリー苗立枯病、ベニバナ立枯病、ミツバ立枯病、レザーファン葉腐病、トウモロコシ根朽病、ナス苗立枯病、ホウレンソウ株腐病、トウガラシ苗立枯病、ピーマン苗立枯病などが挙げられる。
本発明の方法の対象となる作物としては、リゾクトニア・ソラニAG2−2IIIB及び/又はAG2−2IVの宿主となるものであればどのような植物や品種であっても適用可能である。ナガイモ、ヤマノイモ、ニンジン、ゴボウ、テンサイ、サトイモ、ジャガイモ、イネ、ダイズ、レッドトップ、ベントグラス、アスター、イグサ、イリス、インパチエンス、エンドウ、カラー、キキョウ、キキョウラン、キク、サンダーソニア、シバザクラ、チューリップ、バラ、ピンピネラ、ブロッコリー、ベニバナ、ミツバ、レザーファン、トウモロコシ、ナス、ホウレンソウ、トウガラシ、ピーマンなどには特に有効である。
さらに、本発明の方法を実施して上記植物病を防御するに適した緑肥用の種子を組み合わせたキットを上記植物病害の防御用種子のキットとして提供することができる。
以下に試験例、実施例を示し本発明の効果をさらに具体的に説明する。
試験例1.<ポット試験によるナガイモ根腐病抑制効果確認>
(1)試験方法
北海道帯広市のナガイモ根腐病発生圃場から土壌を採取し、1/5000aワグナーポットに充填した。
A.第1回の緑肥栽培
9月にオーチャードグラス品種バッカス(雪印種苗(株))、アカクローバ品種はるかぜ(雪印種苗(株))、シロクローバ品種リベンデル(雪印種苗(株))、クリムソンクローバ品種くれない(雪印種苗(株))をそれぞれ1g播種した。
無処理区としては同様に土壌充填したポットを設置した。栽培は最低温度3℃に設定した温室内で行い、潅水、施肥は適宜行った。翌年の6月に栽培していた植物の地上部を刈り取り、ハサミで長さ3cm以下になるように細断し、ポット中から取り出した土壌とよく混合した。混合した土壌は別途バケツに入れて温室内に静置することによって緑肥の腐熟をすすめた。
B.第2回緑肥栽培
その後、土壌は1/5000aワグナーポットに再充填し、7月にアベナ・ストリゴーサ品種ヘイオーツを3g播種し、上記と同様に栽培した。9月に上記と同様に地上部の刈り取り、土壌混和を行った。混和した土壌はポリエチレン袋に入れて常温保管した。
C.作物の栽培と評価
翌年の4月に各土壌を1/5000aワグナーポットに再充填し、ナガイモのムカゴをポット当たり3粒植え付けた。その際、無処理土壌の一部を121℃、15分のオートクレーブ滅菌を行い、滅菌土壌区とした。その後、上記と同様に温室内で90日間栽培し、担根体の重量と病害程度を『平成7年度 東北農業研究成果情報 ナガイモ根腐病の発生予測』で公表されているナガイモ根腐病の被害調査基準(図1)によって評価した。
(2)結果
使用した緑肥植物及び評価結果を下記の表1に示す。
滅菌土壌では病害の発生は認められなかった。一方、無処理区では指数3程度の病害発生が認められた。また、第1回目の処理がオーチャードグラス区において大幅な発病程度の軽減が認められた。一方、アカクローバ区、シロクローバ区、クリムソンクローバ区においては発病程度の軽減は認められず、無処理区と同等程度の結果となった。
オーチャードグラスとアベナ・ストリゴーサの組み合わせは、リゾクトニア・ソラニによるナガイモ根腐病を防御できた。
試験例2.<ポット試験によるゴボウ黒あざ病抑制効果確認>
(1)試験方法
A.第1回、第2回緑肥栽培
北海道帯広市のゴボウ黒あざ病発生圃場から土壌を採取し、1/5000aワグナーポットに充填し、9月にオーチャードグラス品種バッカス(雪印種苗(株))を1g播種した。その他は試験例1と同様に栽培、地上部細断、土壌混和、アベナ・ストリゴーサ栽培、地上部細断、土壌混和を行った。
B.作物の栽培と評価
翌年の4月にゴボウ品種柳川理想(タキイ種苗(株))をポット当たり3粒播種した。その際、無処理土壌の一部を121℃、15分のオートクレーブ滅菌を行い、滅菌土壌区とした。その後、上記と同様に温室内で2ヶ月間栽培し、根を掘り起し、洗浄後に根部の根腐症状について下記の指数別に調査し平均発病指数を算出した。
指数
0:根の黒変症状が認められない
1:根の10%未満が黒変
2:根の10%以上〜50%未満が黒変
3:根の50%以上が黒変
(2)結果
評価結果を表2に示す。
滅菌土壌では病害の発生は認められなかったが,無処理区では根の50%以上に黒変症状が認められた。一方、本発明のオーチャードグラスとアベナ・ストリゴーサを栽培した区では、根部の根腐症状が10%以上〜50%未満となり、黒変症状の軽減が認められた。
試験例3.<ポット試験によるニンジン根腐病抑制効果確認>
(1)試験方法
A.第1回、第2回緑肥栽培
北海道虻田郡洞爺湖町のニンジン根腐病発生圃場から土壌を採取し、1/5000aワグナーポットに充填し、9月にオーチャードグラス品種バッカス(雪印種苗(株))を1g播種した。その他は試験例1と同様に栽培、地上部細断、土壌混和、アベナ・ストリゴーサ栽培、地上部細断、土壌混和を行った。
B.作物の栽培と評価
翌年の4月にニンジン品種フレッシー(雪印種苗)をポット当たり3粒播種した。その際、無処理土壌の一部を121℃、15分のオートクレーブ滅菌を行い、滅菌土壌区とした。その後、上記の試験2と同様に温室内で2ヶ月間栽培し、根を掘り起し、洗浄後に根部の根腐症状について下記の指数別に調査し平均発病指数を算出した。
指数
0:根の黒変症状が認められない
1:根の10%未満が黒変
2:根の10%以上〜50%未満が黒変
3:根の50%以上が黒変
(2)結果
評価結果を表3に示す。
滅菌土壌では病害の発生は認められなかったが、無処理区では根の50%以上に黒変症状が認められた。一方、本発明のオーチャードグラスとアベナ・ストリゴーサを栽培した区では10%以上〜50%未満と黒変症状の軽減が認められた。
<圃場栽培による実施例・比較例>
試験例1〜3で良好な結果が得られたため圃場における栽培を行い、本発明の方法と比較例を対比して試験した。
(1)栽培例
A.緑肥の第1回圃場栽培
北海道帯広市のナガイモ根腐病発生圃場に元肥として成分量でN:P:K=5kg:5kg:5kg施肥し、O、M、R、C、無処理の5区画に区分し、8月14日に下記表4に示す比率で混合した緑肥種子を混播した。
M区は東北地方のナガイモ生産者が実施している栽培法に基づく緑肥の配合比率である。また、各緑肥植物の品種名は、エンバク品種とちゆたか(雪印種苗(株))、オーチャードグラス品種バッカス(雪印種苗(株))、アカクローバ品種はるかぜ(雪印種苗(株))、クリムソンクローバ品種くれない(雪印種苗(株))、ライムギ品種R−007(雪印種苗(株))を用いた。
緑肥栽培中、緑肥種子を播種した区では栽培植物が優占したが、無処理区では雑草が発生したため適宜除草した。
エンバクは越冬できないため、冬期間に枯死し、翌春にはO(オーチャードグラス)区ではオーチャードグラスが優占し、M(ミックス)区ではアカクローバが優占する中、少量のオーチャードグラスとクリムソンクローバが共存し、R(ライムギ)区ではライムギが圧倒的に優占し、C(クローバ)区ではアカクローバが優占した。その状態を図2〜図5に示す。
その後、R区ではライムギの子実が肥大してきたため、6月26日に地上部をチョッパーで細断し、深度15cmとしてロータリーで耕耘することによって鋤き込みを行った。O区、M区、C区は8月10日に地上部をチョッパーで細断し、同様に耕耘・鋤き込みした。
次いで、各処理区の半分の面積にアベナ・ストリゴーサ品種ヘイオーツを15kg/10a播種した。なお、東北地方のナガイモ生産者が実施している栽培法ではアベナ・ストリゴーサのリレー栽培は行っていない。アベナ・ストリゴーサ播種区では同植物が優占したが、無播種区では雑草が発生したため、深度5cm前後としてロータリーで表層撹拌することによって除草した。アベナ・ストリゴーサ播種区は10月12日に地上部をチョッパーで細断し、深度15cmとしてロータリーで耕耘することによって鋤き込みを行った。
これらの試験区には翌年の5月20日に常法の通りナガイモを植え付け、栽培を行った。
10月26日に担根体の掘り取り調査を行った(2反復)。
各試験区内全ての担根体重量を測定し、200g以上を規格内として規格内本数割合を算出した。その結果、緑肥栽培を行わなかった無処理区と比較して緑肥栽培を行ったO、M、C区のいずれもアベナ・ストリゴーサ栽培有りで規格内本数割合が増加した。
各試験区から平均的生育を示す担根体を連続19本選出し、水道水で担根体表面の土壌を洗い落とし、図1に示す根腐病評価基準に基づいて被害の程度を評価した。結果を下記の表5に示す。
その結果、実施例1、2、3において発病株率が無処理と比較して減少した。特に、実施例3においては発病株率が顕著に低下し、しかも規格内本数割合は顕著に増加した。アベナ・ストリゴーサを栽培した実施例1(R区)、2(M区)、3(O区)はそれぞれのアベナ・ストリゴーサを栽培していない比較例4、3、2と比較して根腐病の発病株率が明らかに低かった。
一方、C区である比較例5では規格内本数割合が低く、比較例6では発病株率が高くなった。これは第1回目の緑肥栽培にオーチャードグラスが栽培されていないためであることが推測された。実施例3は、第1回目の緑肥栽培において、アカクローバが生育していたものの越冬後にはオーチャードグラスが優占していたことによる効果であることが考えられた。

Claims (7)

  1. 作物の植え付け前に、オーチャードグラス(Dactylis glomerata)を栽培したのちこれを緑肥として鋤き込み、引き続いてアベナ・ストリゴーサ(Avena strigosa)を栽培した後さらに鋤き込み行うことを特徴とするリゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)を原因菌とする植物病害の防御方法。
  2. オーチャードグラスの栽培に当たり、播種時にオーチャードグラス種子1重量部あたりトリフォリウム属(Trifolium)に属する植物の種子を0.25重量部以下で混播することを特徴とする請求項1に記載の植物病害の防御方法。
  3. オーチャードグラスとトリフォリウム属の植物の栽培が、オーチャードグラスが優占種として生育するようにする請求項2に記載の植物病害の防御方法。
  4. トリフォリウム属に属する植物が、アカクローバ(Trifolium pratense)である請求項2又は3に記載の植物病害の防御方法。
  5. 作物がナガイモ、ヤマノイモ、ニンジン、ゴボウ、テンサイ、サトイモ、ジャガイモ、イネ、ダイズ、レッドトップ、ベントグラス、アスター、イグサ、イリス、インパチエンス、エンドウ、カラー、キキョウ、キキョウラン、キク、サンダーソニア、シバザクラ、チューリップ、バラ、ピンピネラ、ブロッコリー、ベニバナ、ミツバ、レザーファン、トウモロコシ、ナス、ホウレンソウ、トウガラシ、ピーマンから選択されるいずれかである請求項1〜4のいずれかに記載の植物病害の防御方法。
  6. 植物病害がナガイモ又はヤマノイモ根腐病、ニンジン根腐病、ゴボウ黒あざ病、テンサイ根腐病、サトイモ茎腐病、ジャガイモ腰折症状、イネ褐色紋枯病、ダイズリゾクトニア根腐病、レッドトップ葉腐病、ベントグラス葉腐病、アスターリゾクトニア立枯病、イグサ紋枯病、イリス類紋枯病、インパチエンス類立枯病、エンドウ茎腐病、カラー株腐病、キキョウ茎腐病、キキョウラン紋枯病、キク立枯病、サンダーソニア立枯病、シバザクラ株腐病、チューリップ皮腐病、バラ類苗立枯病、ピンピネラ茎腐病、ブロッコリー苗立枯病、ベニバナ立枯病、ミツバ立枯病、レザーファン葉腐病、トウモロコシ根朽病、ナス苗立枯病、ホウレンソウ株腐病、トウガラシ苗立枯病、ピーマン苗立枯病のいずれかである請求項1〜5のいずれかに記載の植物病害の防御方法。
  7. リゾクトニア・ソラニがリゾクトニア・ソラニAG2−2IIIB及び/又はAG2−2IVである請求項1〜6のいずれかに記載植物病害の防御方法。
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