JP2017141635A - トンネル坑内の環境を制御する環境制御システム - Google Patents

トンネル坑内の環境を制御する環境制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】トンネル内において作業されている作業工程を判断するトンネル坑内における環境制御システムを提供する。
【解決手段】トンネル坑内の環境を制御する制御部を有するシステムにおいて、前記制御部は、前記トンネル坑内における入坑者及び工事車両の位置情報と前記トンネル坑内における複数の作業機械における電流値の少なくとも一方に基づいて前記トンネル坑内の現在の作業工程を判断する。さらに、トンネル坑内の換気を行う換気装置を備え、前記制御部は、前記判断した作業工程が粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程である場合、前記粉塵及びガスの少なくとも一方の濃度が上昇する前に、又は前記制御部が現在の作業工程を判断するための工程判断期間経過後に、前記粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程に対し設定された風量を前記換気装置に送風させる。
【選択図】図12

Description

本発明は、トンネル坑内における環境の制御、特にトンネル坑内の換気に関するものである。
一般にトンネル工事では、トンネル坑内での作業により粉塵やガスが発生することがある。そして、トンネル坑内で発生した粉塵やガスの濃度が上昇すると、トンネル坑内の空気が汚染され、工事に従事する作業者の健康に多大な影響を与える。
そこで、トンネル坑内に換気装置を設けて、当該換気装置によりトンネル坑外の新鮮な空気をトンネル坑内に送風により供給し、あるいは、換気装置によりトンネル坑内の汚染された空気をトンネル坑外に排気することが行われている。
また、換気装置による送風や排気には、多くの電力を使用することから、省エネルギーの観点から粉塵やガスの濃度を検出するセンサーを設け、当該センサーが検出した情報に基づいて、換気装置を制御して、トンネル坑内に供給する風量を調整する方法が用いられており、一例として、トンネル坑内に粉塵やガスの濃度を検出するセンサーを設け、当該センサーが検出した情報に基づいて、換気装置を制御して、トンネル坑内に供給する風量を調整する換気システムがある(特許文献1)。
特許第5491360号公報
この換気システムでは、作業重機の稼働状況に基づいて作業モードを確認し、確認された作業モードに基づいて換気装置の風量を算出している。そして、センサーの検出情報に基づいて算出された風量を調整している。そして、換気装置は調整された風量に基づいてトンネル坑内に新鮮な空気を供給している。
しかしながら、トンネル坑内においてセンサー等の濃度測定に応じて換気装置を自動制御するのでは、トンネル坑内において粉塵やガス等の濃度が上昇してから換気を行うことになり時間差が生じてしまう。望ましくは、粉塵やガス等の濃度が上昇する作業を行う際、粉塵等が生じる前に換気装置の風量を増大させることにより濃度上昇を低減させることが効果的である。
一方で、トンネル抗内における作業は、定常作業においては、地質状態や、掘削土の発生量、支保工の種類等に応じて施工時間が異なることや、測量作業、地山の崩落、機械整備等の非定常的作業が行われる場合もあり、現在行われている作業工程が複数の作業工程のいずれかであるかを判断することが困難であった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、トンネル内において作業されている作業工程を判断するトンネル坑内における環境制御システムを提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の環境制御システムは、トンネル坑内の環境を制御する制御部を有するシステムであって、前記制御部は、前記トンネル坑内における入坑者及び工事車両の位置情報と前記トンネル坑内における複数の作業機械における電流値の少なくとも一方に基づいて前記トンネル坑内の現在の作業工程を判断することを特徴とする。
本態様において、前記トンネル坑内における入坑者及び工事車両の位置情報とは、入坑者及び工事車両の種別の情報に加えて、前記トンネル坑内において入坑者及び工事車両の少なくとも一方が前記トンネル坑内に入坑していない情報も含んでいる。
本態様によれば、前記制御部は前記トンネル坑内における入坑者及び工事車両の位置情報と前記トンネル坑内における複数の作業機械における電流値の少なくとも一方に基づいて前記トンネル坑内の現在の作業工程を判断するので、トンネル坑内における環境制御を適切に行うことができる。
本発明の第2の態様の環境制御システムは、第1の態様において、トンネル坑内の換気を行う換気装置を備え、前記制御部は、前記判断した作業工程が粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程である場合、前記粉塵及びガスの少なくとも一方の濃度が上昇する前に、又は前記制御部が現在の作業工程を判断するための工程判断期間経過後に、前記粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程に対し設定された風量を前記換気装置に送風させることを特徴とする。
本態様における「濃度が上昇する前」とは、粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程において、実際にトンネル坑内において粉塵やガスを発生させる作業を開始するまでのことを意味している。また、トンネル抗内の作業において作業が切り換わる際、次の作業の準備のため、トンネル坑内で入坑者や工事車両が頻繁に往来し、短時間で位置情報が変化することがある。このため、「工程判断期間」とは、制御部が位置情報及び電流値に基づいて現在の作業工程を判断する期間、すなわち、ある作業工程に対して設定された位置情報及び電流値がある期間維持した場合、制御部がある作業工程となったと判断する期間のことを意味している。ここで、「工程判断期間」には、実際にトンネル坑内において粉塵やガスを発生させる作業を開始した後も含まれている。
本態様によれば、前記制御部は、前記判断した作業工程が粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程である場合、前記粉塵及びガスの少なくとも一方の濃度が上昇する前に、前記粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程に対し設定された風量を前記換気装置に送風させるので、粉塵及びガスの少なくとも一方の濃度の上昇を抑制でき、トンネル坑内における作業環境を適切に維持できる。
本発明の第3の態様の環境制御システムは、第2の態様において、前記トンネル坑内において前記粉塵を集塵する集塵装置を備え、前記制御部は、前記判断した作業工程が粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程である場合、前記粉塵及びガスの少なくとも一方の濃度が上昇する前に、又は前記制御部が現在の作業工程を判断するための工程判断期間経過後に、前記粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程に対し設定された気体吸入量で前記集塵装置に吸入させることを特徴とする。
本態様によれば、前記制御部は、前記判断した作業工程が粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程である場合、前記粉塵及びガスの少なくとも一方の濃度が上昇する前に、前記粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程に対し設定された気体吸入量で前記集塵装置に吸入させるので、粉塵及びガスの少なくとも一方の濃度をより効果的に低下させることができ、トンネル坑内における作業環境をより適切に維持できる。
本発明の第4の態様の環境制御システムは、第3の態様において、前記制御部は、前記粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程において設定された気体吸入量で前記集塵装置に吸入させることに加え、所定期間経過後、もしくは同時にトンネル坑内の環境測定を行い、検出された粉塵及びガスの少なくとも一方の濃度に応じて、前記集塵装置に吸入させる気体吸入量を調整することを特徴とする。
本態様によれば、前記制御部は、前記粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程において設定された気体吸入量を前記集塵装置に吸入させることに加え、所定期間経過後、もしくは同時にトンネル坑内の環境測定を行い、検出された粉塵及びガスの少なくとも一方の濃度に応じて、前記集塵装置に吸入させる気体吸入量を調整するので、トンネル坑内における粉塵及びガスの少なくとも一方の濃度を確実に低下させることができ、トンネル坑内における作業環境をより適切に維持できる。
本発明の第5の態様の環境制御システムは、第2から第4のいずれか一の態様において、前記制御部は、前記粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程において設定された風量を前記換気装置に送風させることに加え、所定期間経過後、もしくは同時にトンネル坑内の環境測定を行い、検出された粉塵及びガスの少なくとも一方の濃度に応じて、前記換気装置に送風させる風量を調整することを特徴とする。
本態様によれば、前記制御部は、前記粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程において設定された風量を前記換気装置に送風させることに加え、所定期間経過後、もしくは同時にトンネル坑内の環境測定を行い、検出された粉塵及びガスの少なくとも一方の濃度に応じて、前記換気装置に送風させる風量を調整するので、トンネル坑内における粉塵及びガスの少なくとも一方の濃度を確実に低下させることができ、トンネル坑内における作業環境をより適切に維持できる。
本発明の第6の態様の環境制御システムは、第1から第5のいずれか一の態様において、前記入坑者及び前記工事車両はそれぞれ通信端末を有し、各通信端末は、前記トンネル坑内における前記入坑者又は前記工事車両の位置を位置情報として前記制御部に送信することを特徴とする。
本態様によれば、各通信端末は、前記トンネル坑内における前記入坑者又は前記工事車両の位置を位置情報として前記制御部に送信するので、前記制御部は、前記トンネル坑内における前記入坑者及び前記工事車両のそれぞれの位置を特定できる。その結果、現在の作業工程を判断する際の位置情報の精度が増すので、現在の作業工程をより適切に判断できる。
本発明の第7の態様の環境制御システムは、第1から第6のいずれか一の態様において、前記複数の作業機械は、前記トンネル坑内またはトンネル坑外に設けられた電源装置にそれぞれ有線接続されて電力を供給され、前記制御部は、前記電源装置に設けられた電流計を介して各作業機械の電流値を計測することを特徴とする。
本態様によれば、前記制御部は前記電源装置に設けられた電流計を介して各作業機械の電流値を計測するので、前記作業機械の稼働状況を把握でき、現在の作業工程をより適切に判断できる。
本発明の第8の態様の環境制御システムは、第7の態様において、前記複数の作業機械は、粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する作業を行う作業機械を含み、前記制御部は、前記粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する作業を行う作業機械の電流値が設定されているしきい値を越えている場合、前記現在の作業工程が粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程であると判断することを特徴とする。
本態様によれば、前記制御部は前記粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する作業を行う作業機械の電流値が設定されているしきい値を越えている場合、前記現在の作業工程が粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程であると判断するので、前記作業機械の稼働状態により現在行われている作業工程をより確実に判断できる。
本発明の第9の態様の環境制御システムは、第2から第5のいずれか一の態様において、前記トンネル坑内における作業が一時中断された後、前記作業が再開される場合、前記制御部は、前記中断前の作業工程において設定された風量で前記換気装置に送風させる、
ことを特徴とする。
本態様によれば、前記トンネル坑内における作業が一時中断された後、前記作業が再開される場合、前記位置情報及び前記電流値の情報に基づいて前記制御部が新たに作業工程を判断するまで、現在の作業工程が不明であるので、中断前の作業工程に基づいて前記換気装置を制御することにより、トンネル坑内における作業環境を適切に維持できる。
本発明の第10の態様の環境制御システムは、第1から第9のいずれか一の態様において、前記制御部は、前記判断した作業工程に基づいて、トンネル坑内に複数設けられた照明の点灯状態と消灯状態とを切換え、あるいは照明の光量を調整することを特徴とする。
本態様によれば、前記制御部は、前記判断した作業工程に基づいて、トンネル坑内に複数設けられた照明を点灯状態と消灯状態とを切換え、あるいは照明の光量を調整するので、トンネル坑内における作業環境を適切に維持し、省エネルギー化を図ることができる。
本発明に係るトンネル坑内の概要図。 定常作業における換気装置の換気レベルの制御パターンを示す図。 穿孔及び装薬作業におけるトンネル坑内の作業状態を示す概要図。 発破作業におけるトンネル坑内の作業状態を示す概要図。 ずり出し作業におけるトンネル坑内の作業状態を示す概要図。 こそく作業におけるトンネル坑内の作業状態を示す概要図。 一次吹付作業におけるトンネル坑内の作業状態を示す概要図。 支保工組立作業におけるトンネル坑内の作業状態を示す概要図。 二次吹付作業におけるトンネル坑内の作業状態を示す概要図。 ロックボルト作業におけるトンネル坑内の作業状態を示す概要図。 作業中断時のトンネル坑内の状態を示す概要図。 本発明に係るトンネル坑内の環境制御システムのフローチャート図。 換気装置における換気レベルの制御を示すフローチャート図。 非定常作業における換気装置の換気レベルの制御パターンを示す図。 本発明に係る集塵装置における他の実施例を示す概要図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
<<<実施例>>>
<<<トンネル坑内における環境制御システムの概要>>>
図1を参照して、トンネル10内における環境制御システム12について説明する。本実施例における環境制御システム12は、制御部14と、記憶部16と、濃度検出器18と、複数の電源装置20と、複数の受信ユニット22と、換気装置24と、集塵装置26とを備えている。
本実施例において、制御部14は、一例としてトンネル抗外近傍に設けられた建設作業事務所等に設置されている。本実施例において、制御部14は、複数の電子部品や回路から構成されるコンピューターとして構成されている。
また、記憶部16は、制御部14と電気的に接続されており、制御部14における制御データーやトンネル10の坑内における環境のデーターを記憶する。具体的には、記憶部16は、トンネル10の抗内における定常作業及び非定常作業における後述する制御パラメーターの組み合わせ、各作業工程における換気装置24及び集塵装置26の換気レベルの設定、トンネル10における作業工程の履歴等を記憶している。そして、記憶部16は、制御部14からの命令に応じて必要なデーターを制御部14に送信する。
ついで、本実施例においてトンネル10は、その先端の掘削部分(以下、「切羽」という。)、すなわち切羽からトンネル10の坑口Y1まで複数の区間に分けられている。本実施例では、切羽の区間に符号10aを付し、切羽以外の区間(その他の区間)には符号10bを付している。本実施例において、一例として切羽区間10aに濃度検出器18が設けられている。尚、濃度検出器18は、切羽区間10aの先端により近い場所に設置することが望ましい。
濃度検出器18は、切羽区間10aにおける掘削作業やコンクリート吹付作業に伴って発生する粉塵や、発破の際に発生するガス、トンネル10の坑内における工事車両38や作業機械48が発生させる排出ガスの濃度を検出可能である。そして、検出された粉塵及びガスの濃度を制御部14に送信する。尚、本実施例では、濃度検出器18を切羽区間10aに設ける構成としたが、その他の区間10bにおいて適宜間隔をおいて設けてもよい。
電源装置20は、トンネル10の坑内において切羽区間10aに設けられている。また、電源装置20はトンネル10の坑外、またはトンネル10の坑口Y1から切羽区間10aに向けて適宜間隔をおいて設けてもよい。尚、各図面において電源装置20は切羽区間10aに設置されたもののみを図示し、その他の区間10b及びトンネル10の坑外に設けられた電源装置20の図示は省略している。
本実施例において電源装置20には、トンネル抗外に設けられた不図示の外部電源に電気的に接続されている。そして、電源装置20は、後述するドリルジャンボ28、コンクリート吹付機30等の作業機械48と電源ケーブルにより有線で接続可能に構成されている。そして、電源装置20に電源ケーブルで接続された作業機械48に電力を供給する。
また、電源装置20内には、電流計32が設けられている。電流計32は制御部14に電気的に接続されている。本実施例において、電流計32は、電源装置20に接続された作業機械48の電流値を計測している。電流計32は、計測した電流値を制御部14に送信する。
次いで、複数の受信ユニット22は、トンネル10の坑内において切羽区間10a及びその他の区間10bに適宜間隔をおいて設けられている。本実施例において受信ユニット22は、制御部14にそれぞれ電気的に接続されている。
また、トンネル10の坑内に入坑する入坑者34は通信端末36を有している。本実施例における入坑者34とは、トンネル10の坑内においてトンネル10の掘削作業に従事する作業員だけでなく、一時的に入坑する者も含まれている。
また、トンネル10の坑内に入坑する工事車両38も通信端末36を備えている。本実施例において、工事車両38とはダンプトラック40、トラックミキサ42、火薬運搬車、モルタル運搬車等を含んでいる。
そして、通信端末36は、トンネル10内において、入坑者34あるいは工事車両38が切羽区間10a及びその他の区間10bのどの区間に位置するかの位置情報を最寄りの受信ユニット22に送信する。そして、受信ユニット22は、受信した位置情報を制御部14に送信する。本実施例では、一例として通信端末36を備える入坑者34と工事車両38のうち、受信ユニット22は、入坑者34のうちトンネル10の掘削作業に従事する作業員と、工事車両38のうちダンプトラック40及びトラックミキサ42の通信端末36の位置情報のみを収集し、受信した位置情報を制御部14に送信する。例えば、入坑者34と工事車両38の備える通信端末36の個別の識別IDにより、入坑者34と工事車両38の種類を判断して収集する。
次に、本実施例において換気装置24は、トンネル10内の換気を行う様に設定されている。換気装置24は、一例としてトンネル10の坑外に設けられたファン44と、ファン44から吸い込まれた気体を切羽区間10aに導き、切羽区間10aに前記気体を吹き出させるダクト46とを備えている。尚、本実施例において換気装置24は切羽区間10aにトンネル10の坑外の大気を送気するように構成したが、切羽区間10aの気体をダクト46に吸引し、トンネル10の坑外に排気するように構成してもよい。すなわち、本実施例において換気装置24を使用する換気方法には、希釈方式のみならず、強制換気方式における換気方法が含まれる。
本実施例において、換気装置24は制御部14に制御されている。より具体的には、制御部14はファン44の回転数を調整することにより、トンネル10の坑内に送られる気体の量、すなわち換気装置24の風量を調整している。本実施例において制御部14は、一例としてファン44の回転数を4段階に設定可能である。
具体的には、制御部14は、換気装置24の換気レベルを低速レベル、中速レベル、高速レベル、最大レベルで設定可能である。尚、本実施例において、換気装置24の換気量(m/min)は、一例として低速レベルにおいて1000(m/min)、中速レベルにおいて1600(m/min)、高速レベルにおいて2000(m/min)、最大レベルにおいて2400(m/min)に設定されている。
また、集塵装置26は、トンネル10の坑内、特に切羽区間10aに配置されている。そして、本実施例では、集塵装置26は切羽区間10aにおける粉塵が含まれた気体を吸入し、集塵装置26の内部で除塵し、粉塵が取り除かれた気体を集塵装置26から排出する。尚、本実施例における集塵装置26には、粉塵だけでなく、発破により生じたガスや排出ガス等のガスも処理可能な装置も含むものとする。
本実施例において、集塵装置26も制御部14に電気的に接続されている。そして、制御部14は、集塵装置26における粉塵等を含んだ気体の吸入量を調整可能である。本実施例において、集塵装置26は、換気装置24と同様に4段階に気体の吸入量を調整可能に設定されている。すなわち、制御部14は、集塵装置26において、その吸入量、すなわち集塵装置26の換気レベルを低速レベル、中速レベル、高速レベル、最大レベルで設定可能である。本実施例において、集塵装置26を使用する換気方法である希釈封じ込め方式のみならず、吸引伸縮風管を用いる吸引捕集方式における換気方式も含まれる。
<<<トンネルの坑内における定常作業と環境制御システムの概要>>>
次いで、図2ないし図11を参照してトンネル10の坑内における定常作業について説明する。図2を参照するに、本実施例における制御部14は、入坑者34及び工事車両38の少なくとも一方の位置情報と、作業機械48の電流値とに基づいて換気装置24及び集塵装置26の換気レベルを制御する。
尚、本実施例では、一例として通信端末36を備える入坑者34と工事車両38のうち、受信ユニット22は、入坑者34はトンネル10の掘削作業に従事する作業員と、工事車両38はダンプトラック40及びトラックミキサ42の通信端末36の位置情報のみを収集し、受信した位置情報を制御部14に送信して、換気装置24及び集塵装置26の制御に利用している。例えば、入坑者34と工事車両38の備える通信端末36の個別の識別IDにより、入坑者34と工事車両38の種類を判断して収集し、受信した位置情報を制御部14に送信して、換気装置24及び集塵装置26の制御に利用している。
また、本実施例において、作業機械48の電流値とは、より具体的には、電気を動力として用いて稼働する作業機械、排出ガスを発生させるドリルジャンボ28と、粉塵が多く発生する作業に使用するコンクリート吹付機30の電流値を意味している。ここで、ドリルジャンボ28及びコンクリート吹付機30の電流値には、それぞれしきい値が設定されている。
ドリルジャンボ28の場合、一例としてしきい値は30kWに設定されている。そして、制御部14は、電流計32で計測されたドリルジャンボ28の電流値がしきい値30kW以下である場合、未稼働状態と判断し、しきい値30kW以上である場合は稼働状態であると判断する。
コンクリート吹付機30の場合、一例としてしきい値は100kWに設定されている。そして、制御部14は、電流計32で計測されたコンクリート吹付機30の電流値がしきい値100kW以下である場合、未稼働状態と判断し、しきい値100kW以上である場合は稼働状態であると判断する。
本実施例において、環境制御システム12は、図2に示すように、入坑者34、ダンプトラック40、トラックミキサ42のトンネル10の坑内における位置情報、ドリルジャンボ28及びコンクリート吹付機30の電流値を制御パラメーターとしている。そして、これらの制御パラメーターのいくつかが満たされると、制御部14は、現在トンネル10の坑内で作業されている工程が制御パラメーターの組み合わせに応じた作業工程であると判断する。
そして、制御部14は、各作業工程に応じて設定されている換気レベルに応じて換気装置24及び集塵装置26を運転する。以下、図3ないし図11に沿って、各作業工程と当該作業工程における制御部14の制御パラメーターの条件を説明する。尚、本実施例では換気装置24及び集塵装置26は同一の換気運転レベルとしているが、集塵装置26の換気運転レベルを、換気装置24と異なる運転レベルに変更することも可能である。
<<<定常作業について>>>
図3は、トンネル10の坑内において定常作業の一つである穿孔及び装薬作業の状態を示している。以下、トンネル10の坑内における定常作業の順に沿って説明する。図2に示すように穿孔及び装薬作業に対する換気レベルは低速に設定されている。
図3において入坑者34が切羽区間10a及びその他の区間10bに位置するとともにドリルジャンボ28が電源装置20に接続され、稼働状態となると、制御部14は制御パラメーターの組み合わせ(図2参照)の中から対応する作業工程を選び出し、この場合では穿孔及び装薬作業が行われていると判断する。そして、制御部14は、換気装置24及び集塵装置26を低速レベルで運転する。
尚、本実施例において、ドリルジャンボ28が制御部14に稼働状態と判断された時点からドリルジャンボ28が切羽区間10aの先端の穿孔を開始するまでの間にタイムラグが生じる。すなわち、本実施例では、ドリルジャンボ28が停止状態から電流を通電させて起動した状態を稼働状態としており、実際に切羽区間10aの先端の穿孔を開始するにはドリルジャンボ28の停止位置、例えばトンネル10の坑内における駐車位置から切羽区間10aの先端までの移動時間及び穿孔準備のための時間が必要であるからである。したがって、ドリルジャンボ28による切羽区間10aの先端の穿孔開始前に、切羽区間10aは穿孔及び装薬作業における換気レベル(低速レベル)で換気されている。
次いで、図4を参照するに、切羽区間10aの先端においてドリルジャンボ28が発破用の爆薬を装薬するための穴の穿孔(穿孔作業)が完了すると、工事車両38の一つである火薬運搬車(不図示)がトンネル10坑内に入坑し、切羽区間10aまで移動する。そして、入坑者34が火薬運搬車によって運ばれた爆薬を、ドリルジャンボ28により穿孔された穴の中にセットする(装薬作業)。
そして、ドリルジャンボ28を切羽区間10aから退避させて、停止位置、すなわちトンネル10の坑内における駐車位置においてドリルジャンボ28を停止させる。その結果、切羽区間10a及びその他の区間10bに入坑者34が位置する状態となる。すなわち、発破工程における制御パラメーターが満たされた状態となる。これにより、制御部14は、作業工程が穿孔・装薬作業から発破作業に移行したと判断する。
ここで、発破作業に対する換気装置24及び集塵装置26の換気レベルは中速レベルに設定されている。したがって、制御部14は、換気装置24及び集塵装置26の換気レベルを低速レベルから中速レベルへと切換えて、換気装置24及び集塵装置26の運転を行う。
そして、入坑者34は安全確認後、切羽区間10aの先端に仕掛けられた爆薬を爆発させる(発破作業)。この際、爆薬の爆発によりガスが発生する。本実施例では、爆薬の爆発前に換気装置24及び集塵装置26の換気レベルを低速レベルから中速レベルへと切換えているので、換気装置24による換気量及び集塵装置26における気体吸入量が増大している。したがって、切羽区間10aにおいて爆薬の爆発によるガスが発生しても、ガスの濃度が上昇する前に換気装置24及び集塵装置26により切羽区間10aが換気され、ガスの濃度上昇が抑制される。
また、発破作業での爆薬の爆発時には、換気装置24の運転を一時的に停止(中断)する場合がある。この場合も、本実施例では、爆薬の爆発後に、換気装置24を前記中断時の作業工程(発破作業)において設定された中速レベルで運転するため、ガスの濃度の上昇が抑制される。
次いで、図5を参照するに、トンネル10の抗内にダンプトラック40が入坑し、切羽区間10aまで移動する。すると、制御部14は切羽区間10aにおけるダンプトラック40の位置情報を受信する。その結果、切羽区間10aにダンプトラック40が位置するとともに、切羽区間10a及びその他の区間10bに入坑者34が位置する状態となる。つまり、ずり出し作業における制御パラメーターを満たした状態となる。
そして、制御部14は、発破作業からずり出し作業に移行したと判断する。ここで、ずり出し作業に対する換気装置24及び集塵装置26の換気レベルは中速レベルに設定されている。したがって、制御部14は、換気装置24及び集塵装置26を中速レベルのまま、運転を継続する。
また、切羽区間10aにダンプトラック40が位置するとバックホウ50により、発破により崩された岩や土砂の積み込みが始まる。この作業により、切羽区間10aには、ダンプトラック40及びバックホウ50のエンジンから排出される排出ガスや、岩や土砂等による粉塵が発生する。
しかしながら、すでに換気装置24及び集塵装置26を中速レベルのまま運転しているので、切羽区間10aにおいて充分な換気量が確保されており、排出ガスや粉塵の濃度上昇を抑制できる。
次いで図6を参照するに、切羽区間10aから岩や土砂を積み込んだダンプトラック40がトンネル10の坑外に向けて移動すると、制御部14は切羽区間10a及びその他の区間10bに入坑者34が位置する状態を認識する。すなわち、こそく作業における制御パラメーターが満たされた状態となる。尚、ここで、こそく作業と発破作業のパラメーターは同じであるが、一例として制御部14は記憶部16に記憶されている定常作業の順番、及び直前の工程でダンプトラック40の位置情報を得ていることから現在の作業がこそく作業であると判断する。
そして、こそく作業に対する換気装置24及び集塵装置26の換気レベルは中速レベルに設定されている。したがって、制御部14は、換気装置24及び集塵装置26を中速レベルのまま、運転を継続する。こそく作業では、大型ブレーカー52により切羽区間10aの先端や側面の地肌の整形が成される。この際、掘削岩の破砕微紛が発生するが、切羽区間10aにおいて充分な換気量が確保されており、破砕微紛の濃度上昇を抑制できる。
次いで図7を参照するに、大型ブレーカー52が切羽区間10aから退避し、その後、切羽区間10aにトラックミキサ42が位置し、コンクリート吹付機30が稼働状態となると、制御部14は、こそく作業から一次吹付作業に移行したと判断する。ここで、一次吹付作業に対する換気装置24及び集塵装置26の換気レベルは高速レベルに設定されている。したがって、制御部14は、換気装置24及び集塵装置26の換気レベルを中速レベルから高速レベルへと切換えて、換気装置24及び集塵装置26の運転を行う。
ここで、コンクリート吹付機30において、制御部14に稼働状態と判断された時点からコンクリート吹付機30が切羽区間10aにおいてコンクリート吹付作業を開始するまでの間に切羽区間10aでの移動や作業準備によりタイムラグが生じる。
したがって、本実施例では、コンクリート吹付機30が切羽区間10aにおいてコンクリート吹付作業を行う前に換気装置24及び集塵装置26の換気レベルを中速レベルから高速レベルへと切換えているので、換気装置24による換気量及び集塵装置26における気体吸入量が増大している。したがって、コンクリート吹付作業により粉塵が発生しても、粉塵の濃度が上昇する前に換気装置24及び集塵装置26により切羽区間10aが換気され、粉塵の濃度上昇が抑制される。
次いで図8を参照するに、コンクリート吹付機30が切羽区間10aから退避し、停止状態となった後、入坑者34が切羽区間10a及びその他の区間10bに位置するとともにドリルジャンボ28が電源装置20に接続され、稼働状態となると、制御部14は、一次吹付作業から支保工組立作業に移行したと判断する。
ここで、支保工組立作業に対する換気装置24及び集塵装置26の換気レベルは低速レベルに設定されている。したがって、制御部14は、換気装置24及び集塵装置26の換気レベルを高速レベルから低速レベルへと切換えて、換気装置24及び集塵装置26の運転を行う。その後、切羽区間10aの先端においてドリルジャンボ28により鋼製の支保工54の組立作業がなされる。
次いで図9を参照するに、ドリルジャンボ28が切羽区間10aから退避し、停止状態となった後、切羽区間10aにトラックミキサ42が位置し、コンクリート吹付機30が稼働状態となると、制御部14は、支保工作業から二次吹付作業に移行したと判断する。ここで、二次吹付作業に対する換気装置24及び集塵装置26の換気レベルは高速レベルに設定されている。したがって、制御部14は、換気装置24及び集塵装置26の換気レベルを低速レベルから高速レベルへと切換えて、換気装置24及び集塵装置26の運転を行う。
本実施例では、コンクリート吹付機30が切羽区間10aにおいてコンクリート吹付作業を行う前に換気装置24及び集塵装置26の換気レベルを低速レベルから高速レベルへと切換えているので、換気装置24による換気量及び集塵装置26における気体吸入量が増大している。したがって、コンクリート吹付作業により粉塵が発生しても、粉塵の濃度が上昇する前に換気装置24及び集塵装置26により切羽区間10aが換気され、粉塵の濃度上昇が抑制される。
次いで図10を参照するに、コンクリート吹付機30が切羽区間10aから退避し、停止状態となった後、入坑者34が切羽区間10a及びその他の区間10bに位置するとともにドリルジャンボ28が電源装置20に接続され、稼働状態となると、制御部14は、二次吹付作業からロックボルト作業に移行したと判断する。尚、ここで、支保工組立作業とロックボルト作業の制御パラメーターの条件は同じであるが、一例として制御部14は、コンクリート吹付機30の稼働回数に基づいて、現在の作業がどちらの作業であるかを判断する。
ここで、ロックボルト作業に対する換気装置24及び集塵装置26の換気レベルは低速レベルに設定されている。したがって、制御部14は、換気装置24及び集塵装置26の換気レベルを高速レベルから低速レベルへと切換えて、換気装置24及び集塵装置26の運転を行う。その後、切羽区間10aの先端においてドリルジャンボ28によりトンネル10の壁面から外周方向に向かって土中にロックボルト56を打設する。
ここで、ロックボルト作業が終了すると、そのまま、穿孔及び装薬作業(図3参照)に移行する。ここで、穿孔及び装薬作業において、換気装置24及び集塵装置26の換気レベルは低速レベルに設定されている。したがって、制御部14は、換気装置24及び集塵装置26を低速レベルのまま、運転を継続する。
尚、本実施例において、火薬運搬車(不図示)に通信端末36を備えてもよい。これにより、火薬運搬車がトンネル10坑内に入坑し、切羽区間10aに位置することで作業工程が少なくともロックボルト作業から穿孔及び装薬作業に切り換わったことを制御部14が判断可能となる。
上述したように、本実施例において制御部14は、記憶部16の記憶情報、電流計32が検出した電流値及び複数の受信ユニット22の位置情報に基づいて、トンネル10坑内における現在の作業工程を判断し、掘削作業やコンクリート吹付けを行って粉塵やガスを生じさせる前、すなわちトンネル10坑内におけるガスや粉塵の濃度が上昇する前に、換気装置24及び集塵装置26の換気レベルを制御するように構成されている。
その結果、トンネル10坑内においてガスや粉塵が発生しても、予め適切なレベルでの換気が行われており、ガスや粉塵の濃度の上昇を抑制できる。
また、図11を参照するに、トンネル10の作業が昼夜作業の交代時間や、一時的な作業休止等により休止状態となる場合がある。この場合、トンネル10の坑内の切羽区間10a及びその他の区間10bに入坑者34及び工事車両38が位置しておらず、作業機械48が未稼働状態である場合、制御部14は作業が休止状態であると判断し、換気装置24及び集塵装置26の換気レベルを設定されている低速レベルに切換える。
本実施例において、休止状態のトンネル10の坑内において入坑者34及び工事車両38の少なくとも一つを検出した場合、制御部14は、トンネル10の作業が再開されると判断する。そして、制御部14は、記憶部16に記憶されている作業工程の履歴から休止直前に行っていた作業工程を確認し、当該作業工程に対応する換気レベルに換気装置24及び集塵装置26の換気レベルを切換えて運転を行う。
<<<制御部における作業工程の判断の流れ>>>
次いで、図12を参照して、制御部14における現在の作業工程の判断の流れの一例を説明する。制御部14は、ステップS1として切羽区間10aおよびその他の区間10bの少なくとも一方に入坑者34が存在するか否かを判断する。その他の区間10bに入坑者34が存在しない場合、ステップS2として制御部14は、作業中断、すなわち休止状態と判断し、換気装置24及び集塵装置26の換気レベルを低速レベルに切換えて運転する。
尚、本実施例では、一例として、ステップS1、S3、S5、S7及びS9において制御部14は、制御パラメーターが満たされてから設定された期間経過後、すなわち工程判断期間経過後に次のステップへと移行する。工程判断期間は、各ステップに設定してもよく、あるいは共通の期間に設定してもよい。また、工程判断期間は、各作業工程における制御パラメーターが満たされた状態を設定された期間維持した状態を意味している。
制御部14は、切羽区間10aに入坑者34が存在する場合、ステップS3として切羽区間10aにダンプトラック40が存在するか否かを判断する。切羽区間10aにダンプトラック40が存在する場合、ステップS4として制御部14は、現在の作業工程がずり出し作業であると判断し、換気装置24及び集塵装置26の換気レベルを中速レベルに切換えて運転する。
切羽区間10aにダンプトラック40が存在しない場合、ステップS5として制御部14は、切羽区間10aにトラックミキサ42が存在するか否かを判断する。切羽区間10aにトラックミキサ42が存在しない場合、ステップS6として制御部14は現在の作業工程がこそく作業であると判断し、換気装置24及び集塵装置26の換気レベルを中速レベルに切換えて運転する。
切羽区間10aにトラックミキサ42が存在する場合、ステップS7として制御部14は、コンクリート吹付機30が稼働状態か否かを判断する。制御部14はコンクリート吹付機30が稼働状態であると判断した場合、ステップS8として制御部14は、現在の作業工程が吹付作業であると判断し、換気装置24及び集塵装置26の換気レベルを高速レベルに切換えて運転する。
ステップS7において制御部14はコンクリート吹付機30が稼働状態でないと判断した場合、ステップS9として制御部14は、ドリルジャンボ28が稼働状態か否かを判断する。制御部14はドリルジャンボ28が稼働状態であると判断した場合、ステップS10として制御部14は、現在の作業工程が穿孔・装薬、支保工組立及びロックボルト作業のいずれかの作業であると判断し、換気装置24及び集塵装置26の換気レベルを低速レベルに切換えて運転する。
ステップS9において制御部14はドリルジャンボ28が稼働状態でないと判断した場合、ステップS6として制御部14は現在の作業工程がこそく作業であると判断し、換気装置24及び集塵装置26の換気レベルを中速レベルに切換えて運転する。
<<<換気装置の制御について>>>
次いで、図13を参照して、濃度検出器18の濃度検出情報に基づく、換気装置24及び集塵装置26の換気レベルの制御の一例について説明する。本実施例において、制御部14は、トンネル10の坑内の作業工程を判断すると、その判断した作業工程に設定された換気装置24及び集塵装置26の換気レベルで換気装置24及び集塵装置26の運転を行う。
ここで、本実施例において制御部14は、判断した作業工程に設定された換気装置24及び集塵装置26の換気レベルでの換気装置24及び集塵装置26の運転を開始すると同時に、あるいは所定期間経過後に濃度検出器18により切羽区間10aにおける粉塵及びガスの濃度測定、すなわち環境測定を行う。そして、濃度検出器18による切羽区間10aにおける粉塵及びガスの濃度に応じて、換気装置24及び集塵装置26の換気レベルの調整を行う。具体的に、図13に示すフローチャート図を参照して説明する。
制御部14は、ステップS11として図12に示すフローチャートに基づいて現在の作業工程を判断する。そして、制御部14は、ステップS12として換気装置24及び集塵装置26の換気レベルが高速レベルか否かを判断する。そして、換気装置24及び集塵装置26の換気レベルが高速レベルである場合、ステップS13として濃度検出器18によりトンネル10の坑内、本実施例において切羽区間10aの粉塵濃度及びガス濃度を検出する。次いで、ステップS14として濃度検出器18により検出された粉塵濃度及びガス濃度が、高速レベルにおいて設定されている設定の濃度の範囲内か否かを判断する。
検出された粉塵濃度及びガス濃度が、高速レベルにおいて設定されている設定の濃度の範囲内である場合、ステップS15として制御部14は換気装置24及び集塵装置26を高速レベルで引き続き運転する。検出された粉塵濃度及びガス濃度が、高速レベルにおいて設定されている設定の濃度以上である場合、ステップS16として、制御部14は換気装置24及び集塵装置26の換気レベルを高速レベルから一段階上の最大レベルに引き上げて運転を開始する。そして、所定期間経過後に再度ステップS11を行う。
次いで、ステップS12において換気装置24及び集塵装置26の換気レベルが高速レベルでない場合、ステップS17として換気装置24及び集塵装置26の換気レベルが中速レベルか否かを判断する。そして、換気装置24及び集塵装置26の換気レベルが中速レベルである場合、ステップS18として濃度検出器18によりトンネル10の坑内、本実施例において切羽区間10aの粉塵濃度及びガス濃度を検出する。次いで、ステップS19として濃度検出器18により検出された粉塵濃度及びガス濃度が、中速レベルにおいて設定されている設定の濃度の範囲内か否かを判断する。
検出された粉塵濃度及びガス濃度が、中速レベルにおいて設定されている設定の濃度の範囲内である場合、ステップS20として制御部14は換気装置24及び集塵装置26を中速レベルで引き続き運転する。検出された粉塵濃度及びガス濃度が、中速レベルにおいて設定されている設定の濃度以上である場合、ステップS21として、制御部14は換気装置24及び集塵装置26の換気レベルを中速レベルから一段階上の高速レベルに引き上げて運転を開始する。そして、所定期間経過後に再度ステップS11を実施する。
次いで、ステップS17において換気装置24及び集塵装置26の換気レベルが中速レベルでない場合、ステップS22として換気装置24及び集塵装置26の換気レベルが低速レベルか否かを判断する。そして、換気装置24及び集塵装置26の換気レベルが低速レベルである場合、ステップS23として濃度検出器18によりトンネル10の坑内、本実施例において切羽区間10aの粉塵濃度及びガス濃度を検出する。次いで、ステップS24として濃度検出器18により検出された粉塵濃度及びガス濃度が、低速レベルにおいて設定されている設定の濃度の範囲内か否かを判断する。
検出された粉塵濃度及びガス濃度が、低速レベルにおいて設定されている設定の濃度の範囲内である場合、ステップS25として制御部14は換気装置24及び集塵装置26を低速レベルで引き続き運転する。検出された粉塵濃度及びガス濃度が、低速レベルにおいて設定されている設定の濃度以上である場合、ステップS26として、制御部14は換気装置24及び集塵装置26の換気レベルを低速レベルから一段階上の中速レベルに引き上げて運転を開始する。そして、所定期間経過後に再度ステップS11を実施する。
<<<実施例の変更例>>>
(1)本実施例では、トンネル10の坑内における定常作業のみを制御部14に判断させる構成としたが、この構成に加えて、さらに記憶部16に図14に示すトンネル10の坑内における非定常作業における換気装置24及び集塵装置26の換気レベル制御のパラメーターを記憶させ、制御部14において定常作業だけでなく非定常作業の判断もさせてもよい。
(2)本実施例において、集塵装置26は吸引伸縮風管の無い構成としたが、この構成に代えて、図15に示すように集塵装置26に対して伸縮自在の吸引伸縮風管26aを設け、当該吸引伸縮風管26aを作業工程に応じて、例えば、換気レベルが中速レベル、高速レベル、最大レベルの少なくともいずれかの場合、吸引伸縮風管26aが切羽区間10a側に伸びて、換気装置24のダクト46より前方の粉塵の発生場所に近い位置で粉塵を吸入するようにしてもよい。また、伸縮自在の吸引伸縮風管26aの先端に濃度検出器18を設けてもよい。
(3)本実施例において、環境制御システム12は換気装置24及び集塵装置26を制御して、トンネル10の抗内の環境、主に換気について制御する構成としたが、この構成に加えて、さらにトンネル10の坑内において切羽区間10a及びその他の区間10bに適宜間隔をおいて設けられている複数の照明58(図15参照)を制御する構成としてもよい。具体的には、制御部14は、現在の作業工程に基づいて切羽区間10a及びその他の区間10bに設けられた各照明58をそれぞれ、点灯させ、又は消灯させ、あるいは照明58の光量を調整してもよい。
(4)本実施例では、トンネル10に集塵装置26を設ける構成としたが、この構成に代えて、換気装置24のみでトンネル10の坑内の換気を行う構成としてもよい。
(5)本実施例では、濃度検出器18により粉塵の濃度及びガスの濃度を計測して、その濃度に基づいて制御部14が換気装置24及び集塵装置26を制御する構成としたが、この構成に代えて、粉塵の濃度またはガスの濃度を濃度検出器18で測定し、測定された粉塵の濃度またはガスの濃度に基づいて制御部14が換気装置24及び集塵装置26を制御する構成としてもよい。
(6)本実施例においてトンネル10の坑内に設置した集塵装置26には、ガスも処理可能な装置を含む構成としたが、この構成に代えて、集塵装置26は粉塵のみを処理する構成とし、別途トンネル10の坑内において発生したガスを処理するガス処理装置をトンネル10の坑内に設置してもよい。
上記説明をまとめると、本実施例におけるトンネル10の坑内の環境を制御する制御部14を有する環境制御システム12において、制御部14は、トンネル10の坑内における入坑者34及び工事車両38の位置情報並びにトンネル10の坑内における複数の作業機械48における電流値の少なくとも一方に基づいてトンネル10の坑内の現在の作業工程を判断する。
環境制御システム12はトンネル10の坑内の換気を行う換気装置24を備えている。そして、制御部14は、判断した作業工程が粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程である場合、粉塵及びガスの少なくとも一方の濃度が上昇する前に、又は制御部14が現在の作業工程を判断するための工程判断期間経過後に、粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程において設定された風量、すなわち設定された換気レベルにおける風量を換気装置24に送風させる。
さらに、環境制御システム12は、トンネル10の坑内において粉塵を集塵する集塵装置26を備えている。そして、制御部14は、判断した作業工程が粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程である場合、粉塵及びガスの少なくとも一方の濃度が上昇する前に、又は制御部14が現在の作業工程を判断するための工程判断期間経過後に、粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程において設定された気体吸入量、すなわち設定された換気レベルにおける気体吸入量で集塵装置26に吸入させる。
さらに、環境制御システム12において、制御部14は、粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程において設定された気体吸入量で集塵装置26に吸入させることに加え、所定期間経過後、もしくは同時にトンネル10の坑内の環境測定すなわち濃度検出を行い、検出された粉塵及びガスの少なくとも一方の濃度に応じて、集塵装置26に吸入させる気体吸入量、すなわち換気レベルを調整する。
環境制御システム12において、制御部14は、粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程において設定された風量を換気装置24に送風させることに加え、所定期間経過後、もしくは同時にトンネル10の坑内の環境測定、すなわち濃度測定を行い、検出された粉塵及びガスの少なくとも一方の濃度に応じて、換気装置24に送風させる風量、すなわち換気レベルを調整する。
環境制御システム12において、入坑者34及び工事車両38はそれぞれ通信端末36を有している。そして、各通信端末36は、トンネル10の坑内における入坑者34又は工事車両38の位置を位置情報として制御部14に送信する。
環境制御システム12において、複数の作業機械48は、トンネル10の坑内またはトンネル10の坑外に設けられた電源装置20にそれぞれ有線接続されて電力を供給される。そして、制御部14は、電源装置20に設けられた電流計32を介して各作業機械48の電流値を計測する。
環境制御システム12において、複数の作業機械48は、粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する作業、例えば排出ガスを発生させるドリルジャンボ28、粉塵を発生させるコンクリート吹付機30を含む。そして、制御部14は、粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する作業、例えば排出ガスを発生させるドリルジャンボ28の電流値及び粉塵を発生させるコンクリート吹付機30の電流値の少なくとも一方が設定されているしきい値を越えている場合、現在の作業工程が粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程であると判断する。
環境制御システム12において、トンネル10の坑内における作業が一時中断された後、作業が再開される場合、制御部14は、中断前の作業工程において設定された風量、すなわち換気レベルで換気装置24に送風させる。
環境制御システム12において、制御部14は、判断した作業工程に基づいて、トンネル10の坑内に複数設けられた照明58の点灯状態と消灯状態とを切換え、あるいは照明の光量を調整する。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10 トンネル、10a 切羽区間、10b その他の区間、12 環境制御システム、14 制御部、16 記憶部、18 濃度検出器、20 電源装置、22 受信ユニット、24 換気装置、26 集塵装置、26a 吸引伸縮風管、28 ドリルジャンボ、
30 コンクリート吹付機、32 電流計、34 入坑者、36 通信端末、
38 工事車両、40 重ダンプトラック、42 トラックミキサ、44 ファン、
46 ダクト、48 作業機械、50 バックホウ、52 大型ブレーカー、
54 支保工、56 ロックボルト、58 照明、
S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8、S9、S10、S11、S12、S13、S14、S15、S16、S17、S18、S19、S20、S21、S22、S23、S24、S25 ステップ、Y1 坑口

Claims (10)

  1. トンネル坑内の環境を制御する制御部を有するシステムであって、
    前記制御部は、前記トンネル坑内における入坑者及び工事車両の位置情報と前記トンネル坑内における複数の作業機械における電流値の少なくとも一方に基づいて前記トンネル坑内の現在の作業工程を判断する、
    ことを特徴とする環境制御システム。
  2. 請求項1に記載の環境制御システムにおいて、トンネル坑内の換気を行う換気装置を備え、
    前記制御部は、前記判断した作業工程が粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程である場合、前記粉塵及びガスの少なくとも一方の濃度が上昇する前に、又は前記制御部が現在の作業工程を判断するための工程判断期間経過後に、前記粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程に対し設定された風量を前記換気装置に送風させる、
    ことを特徴とする環境制御システム。
  3. 請求項2に記載の環境制御システムにおいて、前記トンネル坑内において前記粉塵を集塵する集塵装置を備え、
    前記制御部は、前記判断した作業工程が粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程である場合、前記粉塵及びガスの少なくとも一方の濃度が上昇する前に、又は前記制御部が現在の作業工程を判断するための工程判断期間経過後に、前記粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程に対し設定された気体吸入量で前記集塵装置に吸入させる、
    ことを特徴とする環境制御システム。
  4. 請求項3に記載の環境制御システムにおいて、前記制御部は、前記粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程において設定された気体吸入量で前記集塵装置に吸入させることに加え、所定期間経過後、もしくは同時にトンネル坑内の環境測定を行い、検出された粉塵及びガスの少なくとも一方の濃度に応じて、前記集塵装置に吸入させる気体吸入量を調整する、
    ことを特徴とする環境制御システム。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の環境制御システムにおいて、前記制御部は、前記粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程において設定された風量を前記換気装置に送風させることに加え、所定期間経過後、もしくは同時にトンネル坑内の環境測定を行い、検出された粉塵及びガスの少なくとも一方の濃度に応じて、前記換気装置に送風させる風量を調整する、
    ことを特徴とする環境制御システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の環境制御システムにおいて、前記入坑者及び前記工事車両はそれぞれ通信端末を有し、
    各通信端末は、前記トンネル坑内における前記入坑者又は前記工事車両の位置を位置情報として前記制御部に送信する、
    ことを特徴とする環境制御システム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の環境制御システムにおいて、前記複数の作業機械は、前記トンネル坑内またはトンネル坑外に設けられた電源装置にそれぞれ有線接続されて電力を供給され、
    前記制御部は、前記電源装置に設けられた電流計を介して各作業機械の電流値を計測する、
    ことを特徴とする環境制御システム。
  8. 請求項7に記載の環境制御システムにおいて、前記複数の作業機械は、粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する作業を行う作業機械を含み、
    前記制御部は、前記粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する作業を行う作業機械の電流値が設定されているしきい値を越えている場合、前記現在の作業工程が粉塵及びガスの少なくとも一方が発生する工程であると判断する、
    ことを特徴とする環境制御システム。
  9. 請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の環境制御システムにおいて、前記トンネル坑内における作業が一時中断された後、前記作業が再開される場合、前記制御部は、前記中断前の作業工程において設定された風量で前記換気装置に送風させる、
    ことを特徴とする環境制御システム。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の環境制御システムにおいて、前記制御部は、前記判断した作業工程に基づいて、トンネル坑内に複数設けられた照明の点灯状態と消灯状態とを切換え、あるいは照明の光量を調整する、
    ことを特徴とする環境制御システム。
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